JPS6123010Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6123010Y2
JPS6123010Y2 JP1511282U JP1511282U JPS6123010Y2 JP S6123010 Y2 JPS6123010 Y2 JP S6123010Y2 JP 1511282 U JP1511282 U JP 1511282U JP 1511282 U JP1511282 U JP 1511282U JP S6123010 Y2 JPS6123010 Y2 JP S6123010Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid phase
support base
epitaxial growth
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1511282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58117772U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1511282U priority Critical patent/JPS58117772U/ja
Publication of JPS58117772U publication Critical patent/JPS58117772U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6123010Y2 publication Critical patent/JPS6123010Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の技術分野 本考案は液相エピタキシヤル成長用治具の改良
に関するものである。
b 技術の背景 赤外線検知素子等の光電変換素子には、エネル
ギーギヤツプの狭い水銀Hg、カドミウムCdテル
ルTeの化合物よりなるHg0−xCdxTeの化合物半
導体結晶が材料として用いられている。そしてこ
れらの化合物半導体結晶を素子形成に都合の良い
ように、大面積でかつ薄層の状態で得るために一
般に液相エピタキシヤル成長方法が用いられてい
る。
c 従来技術と問題点 このような液相エピタキシヤル成長方法に用い
る従来のエピタキシヤル成長用治具について第1
図を用いながら説明する。
第1図は従来の液相エピタキシヤル成長用治具
の断面図で例えばテルル化カドミウムCdTeの基
板1を埋設する凹所2を有するカーボン製の直方
体形状の支持台3上にはその上をスライドするカ
ーボン製の直方体形状のスライド部材4が設置し
てある。そして該スライド部材4には直方体形状
の貫通孔よりなる液だめ5が設けられている。こ
こで前記凹所にCdTeの基板を埋設し、一方液だ
め内には該基板上に目的とするHg1−xCdxTeの
結晶層を形成する組成のHg、Cd、Teよりなる材
料6を充填した状態で、支持台とスライド部材で
構成されるエピタキシヤル成長用治具を水素H2
ガス雰囲気内の反応管内に導入したのち該反応管
を加熱炉にて加熱する。そして前記液だめ内の材
料を溶隔した時点でスライド部材4を矢印A方向
に移動させて、基板上に液相を静置させ、加熱炉
の温度を低下させることで液相の温度を低下させ
て、基板上にHg0−xCdxTeの結晶層を形成して
いた。
ところで前述した従来の治具を用いた方法では
基板の周囲と該基板を埋設する凹所との間には隙
間があり、この隙間に液だめ内の液相が入りこん
で、エピタキシヤル成長をしている間に該液相が
凝固し、この凝固物が基板と支持台の凹所とを固
着するようになる。そのためエピタキシヤル成長
作業終了後、該スライド部材を矢印A方向に移動
させ、基板より左側に液だめを移動させたのち、
加熱炉を放冷して、治具より基板を取り出す際に
基板が割れたり、欠けたりする不都合を生じる。
また基板の厚さがエピタキシヤル成長後変動する
ので、基板を凹所に埋設したとき、基板の表面と
支持台3との表面Cが一致せず、基板表面に成長
後の液相が残留して凝固し平滑なエピタキシヤル
結晶の表面が得られない不都合を生じている。
d 考案の目的 本考案は上述した欠点を除去し、エピタキシヤ
ル成長後容易に基板が割れたり、欠けたりしない
状態で支持台より取り出し得るような、また基板
表面にエピタキシヤル成長後液相が残留して凝固
しないような、エピタキシヤル成長用治具の提供
を目的とするものである。
e 考案の構成 かかる目的を達成するための本考案の液相エピ
タキシヤル成長治具は基板を埋設する支持台と、
該支持台上をスライドし、基板上に形成すべき結
晶層の液相を収容する液だめを有するスライド部
材とからなり、前記支持台の基板を埋設する凹所
が、該支持台に脱着自在なブロツクを設置するこ
とで形成され、前記ブロツクが設置される箇所の
支持台に貫通孔を有する開口部を設けたことを特
徴とする。
f 考案の実施例 以下図面を用いて本考案の一実施例につき詳細
に説明する。
第2B図は本考案による液相エピタキシヤル治
具のうちの支持台の平面図で、第2A図はそのX
−X′断面図である。
図示するように本考案の支持台11は第1図に
示す支持台の基板を埋設すべき凹所2を該支持台
11に挿着および取り外しが可能な直方体形状の
ブロツク12にて形成した点にある。そして該ブ
ロツクの表面Bは支持台の表面Cより埋設すべき
基板の厚さとエピタキシヤル成長層の厚さの和に
等しい寸法Dだけくぼみを設けるとよい。また前
記ブロツクの表面Bの面積および形状は、埋設す
べき基板の面積および形状に等しくなるようにし
ておけばよい。また支持台11のブロツクが挿着
される部分の下部にはスリツト状の細い貫通孔を
有する開口部13を形成して、該スリツト状の貫
通孔を有する開口部13の下の方より細い石英棒
等を用いて押し上げるようにすれば容易にブロツ
ク12が取り外すことができ、そのため該ブロツ
ク上に設置してある基板も容易に取り外すことが
できる。また基板の厚さに応じて適当な深さの寸
法の凹所が形成されるように、適宣ブロツクの高
さの寸法Hを変えて用いれば、凹所に埋設された
基板の表面と支持台11の表面Cとが同一平面と
なり、基板の表面にエピタキシヤル成長後の液相
が残留してそれぞれ凝固するような不都合もなく
なり、表面が平滑なエピタキシヤル結晶が得られ
る。
g 考案の効果 以上述べたように本考案の液相エピタキシヤル
成長用治具を用いれば、成長作業終了後基板を取
り出す際に基板と治具が固着することがなくな
り、基板が割れたり欠けたりしないで容易に治具
より取り外すことができ、エピタキシヤル結晶成
長の作業歩留が向上する。また基板上にエピタキ
シヤル成長後の液相が残留して凝固することがな
くなり、平滑な基板が得られ、このような基板を
用いて光電変換素子を形成すれば素子形成の歩留
も向上する。
また以上の実施例においてCdTeは基板にHg0
−xCdxTeの結晶層を形成した場合に例を用いて
述べたが、その他テルル化鉛PdTe基板にPbを含
む化合物半導体結晶を形成するような、化合物半
導体の結晶を液相エピタキシヤル成長する場合に
すべて適用できる。
またブロツクの形状は直方体形状に限らず基板
の形状に対応して円柱状でも差し支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液相エピタキシヤル成長用治具
を示し、第2A図、第2B図は本考案による液相
エピタキシヤル成長用治具の一実施例の断面図お
よび平面図を示す。 図において1はCdTe基板、2は凹所、3,1
1は支持台、5は液だめ、6はHg1−xCdxTeの
液相、12はブロツク、13は開口部、Aはスラ
イド方向を示す矢印、Bはブロツクの表面、Cは
支持台の表面、Dは凹所の寸法、Hはブロツクの
高さを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板を埋設する支持台と、該支持台上をスライ
    ドし、基板上に形成すべき結晶層の液相を収容す
    る液だめを有するスライド部材からなり、 前記支持台の基板を埋設する凹所が、該支持台
    に脱着自在なブロツクを設置することで形成さ
    れ、前記ブロツクが設置される箇所の支持台に貫
    通孔を有する開口部を設けたことを特徴とする液
    相エピタキシヤル成長用治具。
JP1511282U 1982-02-04 1982-02-04 液相エピタキシヤル成長用治具 Granted JPS58117772U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1511282U JPS58117772U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 液相エピタキシヤル成長用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1511282U JPS58117772U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 液相エピタキシヤル成長用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58117772U JPS58117772U (ja) 1983-08-11
JPS6123010Y2 true JPS6123010Y2 (ja) 1986-07-10

Family

ID=30027556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1511282U Granted JPS58117772U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 液相エピタキシヤル成長用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58117772U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58117772U (ja) 1983-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6123010Y2 (ja)
US4697543A (en) Liquid phase epitaxy slider/stator assembly having non-wetting growth well liners
JPS5918644A (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS5926998A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPS58190893A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPH0625955Y2 (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS59147440A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPS626684Y2 (ja)
JPS56149399A (en) Liquid phase epitaxial growing method
JPS5821830A (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS58212142A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPS5987823A (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JP2547187Y2 (ja) 基板用ホルダー
JPS5937855B2 (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS6123009Y2 (ja)
JPH0551963U (ja) 液相エピタキシャル成長用基板ホルダ
JPS621258Y2 (ja)
JPS5710922A (en) Sliding type liquid phase epitaxial growth device
JPS58180029A (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS58131737A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPS6120042Y2 (ja)
JPS58213695A (ja) 液相エピタキシヤル成長方法
JPS6120041Y2 (ja)
JPS58107640A (ja) 液相エピタキシヤル成長装置
JPS5368570A (en) Formation method of semiconductor epitaxial film