JPS6122971A

JPS6122971A - 転写型感熱記録装置

Info

Publication number: JPS6122971A
Application number: JP59142434A
Authority: JP
Inventors: Ren Suwai; スワイ　レン; Yoshihiko Takahashi; 高橋　美彦; Hitoshi Funato; 均船戸
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1984-07-11
Filing date: 1984-07-11
Publication date: 1986-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の秤用分野）本発明は、転写型感熱記録装置に関するも力であり、特
に、インクドナーフィルムの搬送速度のむらを無くして
、記録画像の伸縮歪を無くすることのできる転写型感熱
記録装置に関するものである。

ζ従来の技術）第２図に従来の転写型感熱記録装置の概略構成図を示す
。

感熱記録ヘッド１にはバックローラ２が当接され、両者
の間にはインクドナーフィルム３と記録紙４とが重ね合
った状態で搬送される。前記の搬送は、バックローラ２
を駆動することによって行なわれる。

インクドナーフィルム３は、インクドナーフィルム供給
ロール６から繰り出され、インクドナーフィルム巻取ロ
ール７へ巻取られる。

記録時には、周知の手法によって、画信号に応じた付勢
電流を、感熱記録ヘッド１の各発熱素、子に供給し、対
向接触しているインクドナーフィルム３を局部的に加熱
してインクを溶融させ、これを記録紙４に転写する。

このような転写型感熱記録装置においては、インクドナ
ーフィルム３のバックテンションが変化すると、バック
ローラ２によるインクドナーフィルム３　Ｊ３　Ｊ：び
記録紙４の駆動に対する負荷が変化する。

その結果、結局は前記インクドナーフィルム３および記
録紙４の搬送速度が変化し、ひいては記録画像の歪みを
生ずる原因となる。

また、第２図のような感熱記録ヘッド装置を、記録紙の
搬走路にそって複数組配設し、互いに色調の異なるイン
クドナーフィルム３を使用して重畳記録することにより
、カラー画像を得るようにしたカラー記録装置も実用化
されている。

このようなカラー記録装置では、前記のような記録画像
の歪みが、各感熱記録ヘッド装置ごとに相違すると、色
レジストが悪くなり、カラー画質を劣化する原因となる
。

このような記録画像の歪みの発生を防止するためには、
前記インクドナーフィルム３のバックテンションを一定
に保持する必要がある。

このために、従来は、第２図に示したように、摺動抵抗
９の摺動子作動腕１０の一端を、バネ１１によって、イ
ンクドナーフィルム供給ロール６に巻装されたインクド
ナーフィルム３の外周に接触させ、摺動抵抗９の抵抗値
に基づいて、インクドナーフィルム供給ロール６に巻装
されたインキリボン３の巻径（以下、単にインクドナー
フィルム巻径という）を計測している。

そして、前記インクドナーフィルム巻径の大きさに応じ
て、インクドナーフィルム供給ロール６に設けられたブ
レーキ１２を制御（例えば、電磁ブレーキの付勢電流を
制御ｌ）するようにしているーすなわち、記録が進行し
て前記インクドナーフィルム巻径が小さくなるほど、ブ
レーキを強くするよう、に制御している。

（発明が解決しようとする問題点）上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
。

（１）インクドナーフィルム巻径の検出精度が十分でな
く、したがってブレーキ１２またはバックテンションの
制御精度が十分でない。

（２）摺動子作動腕１０がインクドナーフィルム３の表
面に接触するので、インクドナーフィルム３のインク表
面を傷つけ、記録抜けの原因になり易い。

本発明ＣＪ、前述の問題点を解決するためになされたも
のである。

（問題点を解決するための手段および作用）前記の問題
点を解決するために、本発明は、インクドナーフィルム
供給ロールの軸と同期回転する回転円板を設け、前記円
板上に等間隔にスリツトなどの感知マークを形成し、前
記感知マークの検出に応じて発生されるパルス信号に基
づいて、前記インクドナーフィルム供給ロールの回転速
度を検知または演算し、得られた回転速度に基づいてイ
ンクドナーフィルム巻径を演算し、さらにその演算結果
に基づいて、前記インクドナーフィルム供給ロールに加
えるブレーキの強さを制御するように構成した点に特徴
がある。

（実施例）以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の概略構成を示す側面図およ
び回路ブロック図である。

インクドナーフィルム供給ロール６の軸６Ａには、感知
マーク′としてのスリットを円周上に有するスリット付
円板１５、およびブレーキ１２が取付けられる。

スリット付円板１５の両側には、スリットを照射する光
源およびスリットを通過した光を検知する光電変換素子
よりなるフォト・インターラプタ１６が配欝すれる。フ
ォト・インターラプタ１６からは、第３図に示すような
、周期Ｔのパルスが出力される。

明らかなように、前記−期Ｔは、軸６Ａの回転速度に比
例し、また前記回転速度は、インクドナーフィルム３の
搬送速度（繰り出し速度）が一定、ならばインクドナー
フィルム巻径に反比例する。

したがって、前記周期Ｔを求めれば、その時のインクド
ナーフィルム巻径を演算で求めることができる。

あるいは、回転速度をパラメータとして、周期Ｔとイン
クドナーフィルム巻径との関係を記憶したテーブル（Ｒ
ＯＭなど）を用意しておけば、周期Ｔに対応するインク
ドナーフィルム３の巻径を簡単に読取ることができる。

スリット付円板１５の円周上に等間隔に穿設されたスリ
ットの数をｎ個とし、記録速度（すなわち、インクドナ
ーフィルム３および記録紙４の搬送速度をＶ−１／　Ｓ
　ｅ（ｉとし、またインクドナーフィルム巻径をＲとす
ると、相隣るスリット間では第４図に示すような位置関
係が成立する。

これからＲ−２π／ｎ　　二　Ｖ＝Ｔ：１したがってＲ＝　ｎ　Ｖ　Ｔ　／　２　π・（１）の関係式が得ら
れる。

第１図の周期演算部１７は、フォト・インターラプタ１
６から次々に出力されるパルスに基づいて、その周期Ｔ
を演算する。また、巻径演算部１８は、前記周期Ｔに基
づいて、前記（１）式の関係からインクドナーフィルム
巻径Ｒを演算する。

前記演算によって得られたインクドナーフィルム巻径Ｒ
は、ブレーキ制御部１９に供給され、そこでインクドナ
ーフィルム３のバックテンションを一定に保つための、
ブレーキ１２（例えば、電磁ブレーキ）の制御量（例え
ば、供給電流値）に変換される。

インクトノ−フィルム巻径Ｒとブレーキ制御量との関係
は、予め実験的または経験的に求めておくことができる
。

この実施例によれば、スリット付円板１５によって軸６
Ａの回転速度−したがって、インクドナーフィルム巻径
を、従来例よりも格段に高い精′度で検出できる。それ
故に、インクドナーフィルム３の残量が変化し、したが
って、インクドナーフィルム巻ｆＭ　Ｒが変化しても、
インクドナーフィルム３のバックテンションを常に高い
精度で一定に保つことができる。

その結果、インクドナーフィルム３および記録紙４の搬
送速度を所定値に維持することができ、記録画像の伸縮
歪みを事実上無くすることができる。

（変形例）（１）スリット付円板のスリット加工誤差に基づく、検
出パルスの周期のばらつきを吸収するために、複数の周
期の平均値を求め、これに基づいて前記インクドナーフ
ィルム巻径を演算する。

（２）スリット付円板の代りに、円周上に均等配置され
た光反射部、または磁性マークなどを、感知マークとし
て有する円板を用いてもよい。

（ａ軸の回転数Ｎと前記周期Ｔとの間には、Ｎ＝１’／
ｎＴの関係が成立するので、軸の回転数Ｎを検出し、Ｒ
、＝　Ｖ　／　２πＮの関係式にしたがって、インクド
ナーフィルム巻径Ｒを演算してもよい。

（４）以上では、本発明を感熱記録ヘッドによる記録に
適用した例について述べたが、本発明は、インクドナー
フィルムに直接通電してインクを加熱溶融する、通電転
写型の転写型感熱記録装置に適用することもできる。

（５）インクドナーフィルムおよび記録紙の搬送をバ′
ツクＬ１−ラによってではなく、第２図に点線５で示し
たＪ、うに、別に設けた駆動ローラによって行なう型式
の転写型感熱記録装置にも、本発明は適用できる。

（６）スリット付円板などを軸に直接取付けず、軸と同
期しで回転する適当な軸に取付けてもよい。

（７）巻径演幹部およびブレーキ制御部を統合し、周期
Ｔと電磁ブレーキに加えるべき電流値（一般的には、ブ
レーキ制御量）との関係を、インクドナーフィルムの搬
送速度■をパラメータとして記憶するテーブルを、予め
準備しておき、前記周期Ｔとインクドナーフィルムの搬
送速度Ｖから、ブレーキ制御部を直接読み取って出力す
る。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つざ
のにうな効果が達成される。

（１）インクドナーフィルム巻径の検出精度が向上。

し、インクドナーフィルムのバックテンション−したが
って、インクドナーフィルムおにび記録紙の搬送速度の
所定値からのずれ（偏差）を小さく抑えることができる
。これにより、記録画像の伸縮歪みを極小に保つことが
できる。

（２）感熱記録ヘッド装置を、記録紙の搬走路にそって
複数組配設し、互いに色調の異なるインクドナーフィル
ムを使用して重畳記録することにより、カラー画像を得
るようにしたカラー記録装置に本発明を適用すれば、各
記録部での記録画像の伸縮歪みを極小にできるので、色
ずれを防ぎ、カラー画像の品質を向上することができる
。

（３）本発明の実施によって、インクドブ−フィルム巻
径Ｒを演算することができるので、これからインクドナ
ーフィルムの残量を容易に演算することができ、残量表
示や無残量警報・表示などを行なうこともできる。

なお、インクドナーフィルムの残量Ｓは、インクドナー
フィルムの厚みをｄ１インクドナーフィルム供給ロール
の巻軸の径をｒとすれば、Ｓ＝π（Ｒ２−ｒ　２　）／
ｄの式で演算することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略側面図および制御部の
プロ・ツク図、第２図は従来の転写型感熱記録装置の概
略構成を示す図、第３図は本発明の詳細な説明するため
の波形図、第４図は本発明における巻径演算の原理を説
明するための図である。１・・・感熱記録ヘッド、２・・・バックローラ、３・
・・インクドナーフィルム、４・・・記録紙、６・・・
インクドナーフィルム供給ロール、７・・・インクドナ
ーフィルム巻取ロール、１２・・・ブレーキ、１５・・
・スリットイ］円板、１６・・・フォト・インターラプ
タ、１７・・・周期演算部、１８・・・巻径演算部、１
９・・・ブレ−キ制御部代理人弁理士　　平木通人　外１名＋１ｒ５７Ｊ牽　２　図十　３　図出＋４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）感熱記録ヘッドと、前記感熱記録ヘッドに対向し
て配置されたバックローラと、前記感熱記録ヘッドおよ
びバックローラの間を搬送されるインクドナーフィルム
と、前記インクドナーフィルムを繰り出すためのインク
ドナーフィルム供給ロールと、前記インクドナーフィル
ムを記録紙と共に所定速度で搬送するインクドナーフィ
ルム駆動手段と、前記インクドナーフィルム供給ロール
の回転を制御して、インクドナーフィルムのバックテン
ションを制御するブレーキ手段とを有する転写型感熱記
録装置において、前記インクドナーフィルム供給ロール
と同期して回転する回転円板と、前記回転円板の円周上
に等間隔に設けられた感知マークと、前記感知マークを
検出してパルスを発生する手段と、前記検出パルスの発
生周期に基づいてインクドナーフィルム巻径を演算する
手段と、前記演算手段によって得られたインクドナーフ
ィルム巻径に基づいて、前記ブレーキ手段のブレーキ力
を制御する手段とを具備したことを特徴とする転写型感
熱記録装置。
（２）前記感知マークはスリットであり、前記パルス発
生手段は回転円板の両側に対向配置された光源と光電変
換装置とよりなることを特徴とする前記特許請求の範囲
第１項記載の転写型感熱記録装置。
（３）インクドナーフィルムのバックテンションが、実
質上一定に保持されることを特徴とする前記特許請求の
範囲第１項または第２項記載記載の転写型感熱記録装置
。