JPS634984A - 熱転写型感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ２ベーパ 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ、複写機等に使用する熱転写型
感熱記録装置に関する。

従来の技術 従来の熱転写型感熱記録装置では、使用しうるインクフ
ィルムは１種類に限定されており、インクフィルム搬送
時にインクフィルムに加えるテンションは、その１種類
のインクフィルムに対して最良となるように設定されて
いる。

発明が解決しようとする問題点 ところで、最近、種々なインクフィルムが開発されてい
るが、インクフィルムのベース、塗布されたインクの材
質、厚み、或いは・・ツクコーティングの有無の違い等
によりインクフィルムと記録ヘッドとの摩擦係数或いは
インクフィルムと転写紙との剥離力が変化し、従って成
る特定のインクフィルムに対して搬送条件を設定された
記録装置においては、このような摩擦係数や剥離力の異
なるインクフィルムは使用できないという問題があった
。

この問題を解決するには、熱転写型感熱記録装置の搬送
条件を可変としておき、インクフィルムの特性に応じて
搬送条件を変えればよいと考えられる。しかし、その場
合には、インクフィルムを記録装置に装填する都度、そ
のインクフィルムの特性に応じて記録装置の搬送条件を
手動で設定しなければならず、操作が煩わしくなり、ま
た、搬送条件の設定を忘れると、良好な記録ができない
という新たな問題を生じる。

本発明はこのような問題点に鑑みて為されたもので、摩
擦係数や剥離力のごときインクフィルムの搬送条件に関
する特性の異なったインクフィルムを使用しても良好な
記録を行うことの可能な熱転写型感熱記録装置を提供す
ることを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため１本発明は、インクフィルムの
有効記録幅の外側端部にインクフィルムを搬送する際に
インクフィルムに加える最適テンションを示すテンショ
ンマークを予め設けておき、記録装置にはこのインクフ
ィルムの走行路に前記テンションマークを読み取るマー
ク読取手段を設けると共に、このマーク読取手段からの
信号に基づき、搬送時インクフィルムに加えるテンショ
ンを制御する制御手段を設けるという構成を備えたもの
である。

作　　　用 本発明は上記の構成によって、インクフィルムを記録装
置に装填して走行させると、そのインクフィルムのテン
ションマークをマーク読取手段が読み取り、そのインク
フィルムの搬送に最適なテンションに関する情報を制御
手段に入力し、制御手段はこの最適テンションでインク
フィルムを搬送するように記録装置の搬送機構を制御す
ることができ、これにより、異なる特性のインクフィル
ムを装填しても、自動的に量的なテンションでインクフ
ィルムの搬送が可能となる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例による熱転写型感熱記録装置
を示す概略側面図である。同図において、５１＼−ゾ １は記録ヘッド、２はプラテンローラ、３は記録媒体で
ある転写紙、４はインクフィルムである。

このインクフィルム４は供給側フィルムロール６から繰
り出され記録ヘッド１の記録部を転写紙３に重なる状態
で通過して巻取側フィルムロール６に巻き取られるよう
に設けられる。なお、７ａ、７ｂはフィルムガイド、８
は転写紙ガイドである。９ａは供給側フィルムロール６
にブレーキ力を加えるブレーキモータ、９ｂは巻取側フ
ィルムロール６を駆動してインクフィルム４を巻き取る
ための巻取モータである。これらのブレーキモータ９ａ
及び巻取モータ９ｂは後述する制御機構によって制御さ
れ、走行中のインクフィルム４に所定のテンションを付
与する。

第２図はインクフィルム４の一部を示す平面図である。

このインクフィルム４は透明な基材１゜の片面にインク
塗布部１１を設けたもので、基材１０はインク塗布部１
１の幅、即ち有効記録幅よりも広い幅としている。基材
１ｏの有効記録幅の外側端部にはテンションマーク１２
が、インクフィル６ベーノ゛ ムの製造時に印刷、貼付等の手段によりあらかじめ設け
られている。このテンションマーク１２は、インクフィ
ルム４の記録ヘッドに対する摩擦係数、転写紙に対する
剥離力等の特性を考慮して搬送時に加えるべき最適テン
ションを示すものであり。

例えば、・・−コードを利用するとか、或いは幅の異な
るベタ黒のマーク等任意である。テンションマーク１２
はインクフィルム４の長平方向に沿って、記録ヘッド１
によって１通分の記録を行う際にインクフィルム４が搬
送される距離より短い間隔ごとに設けておく。

第１図において、インクフィルム４の走行路には透過型
光センサ１３ａ、１３ｂが設けられている。

この透過型光センサ１３ａ、１３ｂはインクフィルム４
０走行中にテンションマーク１２を読み取るマーク読取
手段を構成する。

第３図は上記記録装置の搬送機構を制御する制御装置の
構成を概略的に示すブロック図である。

１５はメインｃ　Ｐ　Ｕ、１６は機構制御ＣＰＵ、１７
はＩｌｏである。機構制御０ＰＵ１６には、透過型光７
　・−。

センサ１３ａ、１３ｂからの最適テンション情報が入力
されるようになっており、また、Ｉｌｏは機構制御０Ｐ
Ｕ１ｅからの信号に基づいて、ブレーキモータ９ａ及び
巻取モータ９ｂを制御するように構成されている。

次に、この実施例の記録装置における動作を説明する。

装置の初期設定時に、インクフィルム４のたるみを取り
、或いはインクフィルム４の先端部のリードフィルム（
図示せず）を通過させるために、インクフィルム４を早
送りさせる。その際、光センサ１３ａ、１３ｂ間をテン
ションマーク１２が通過すると、インクフィルム４のテ
ンション情報を検出し、機構制御ＣＰＵ１６ヘテンシヨ
ン情報を送る。

機構制御ＣＰＵ１６はこのテンション情報に基づきブレ
ーキモータ９ａを制御して、インクフィルム４の搬送に
最適なテンションを加える。かくして、インクフィルム
４は、その特性に応じた最適なテンションで記録ヘッド
１を通って搬送され、良好な画像記録が行われる。

なお、上記実施例ではテンションマーク１２を１通分の
記録を行う際のインクフィルム４の搬送距離より短い間
隔毎に設けているので、初期設定時の早送りの距離を１
通分以下にすることができ、インクフィルム４の無駄を
減少させることができる。また、インクフィルム４を使
用途中で交換したり、保守成いは停電等によりテンショ
ン設定の記憶内容が消失した場合でも、巻き戻したすせ
ずに１回の初期設定動作によりテンション設定が行える
という効果もある。

第４図は本発明の他の実施例による熱転写型感熱記録装
置を示す概略側面図である。同図において、第１図の装
置と同じ部分には同じ符号を付けて示し、説明は省略す
る。本実施例では、使用するインクフィルム４として、
第５図に示すように基材１ｏのインク塗布部１１の外側
端部にテンションマーク１２のみならず、そのインクフ
ィルムの感度を示す感度マーク２０及び残りのインクフ
ィルムで記録しうる記録可能枚数を示す枚数マーク２１
を設けたものを使用するものであり、第４図に９　−・
′ おいて、インクフィルム４の走行路には、これらのマー
ク１２．２ｏ、２１を読み取ることの可能な透過型光セ
ンサ２３ａ、２３ｂが取付けられている。

この光センサ２３ａ、２３ｂからの検出信号は、搬送機
構制御装置２４、記録ヘッド制御装置２５及び枚数表示
装置２６に出力されている。搬送機構制御装置２４は、
第３図にブロック図に示すものと同様なものであり、光
センサ２３ａ、２３ｂで読み取ったインクフィルム４の
テンションマーク１２に応じてインクフィルム４の搬送
時のテンション制御を行うものである。

記録ヘッド制御装置２６は第６図に示すように、温度、
階調、色、黒率、インクフィルム感度等の条件に対する
最適な記録条件、例えば記録ヘッドへの印加パルス長を
示す情報を記憶させたＲＯＭ２８、記録ヘッド１への印
加パルス長を設定するタイマ２９、入力する画情報に応
じて記録ヘッドにパルスを印加し画像記録を行う記録ヘ
ッド駆動装置３０等を有しており、このＲＯＭ２８に光
センサ２３ａ、２３ｂで読み取ったインクフィルム４の
１ｏハ、−２ 感度マーク２０の情報が入力されるように構成されてい
る。また、枚数表示装置２６は、第７図に示すように、
デコーダ３２と数字表示器３３を有しており、このデコ
ーダ３２に光センサ２３ａ、２３ｂで読み取ったインク
フィルム４の枚数マーク２１の情報が入力されるように
構成されている。

次に上記構成の装置の動作を説明する。初期設定時に、
インクフィルム４のたるみを取るため或いは先端部のリ
ードフィルムを通過させるために、インクフィルムを早
送りさせる。この際、光センサ２３ａ、　２３ｂがイン
クフィルム４のテンションマーク１２及び感度マーク２
ｏを読み取る。テンションマーク１２を読み取った信号
は、搬送機構制御装置２４に送られ、第１図の実施例の
場合と同様にインクフィルム４がその最適テンションで
搬送されるように、ブレーキモータ９ａを制御する。−
方、感度マーク２ｏを読み取った信号は記録ヘッド制御
装置２５に送られ、この情報に基づきＲＯＭ２８のテー
ブルを読み、その感度に対して最適な記録条件、即ち本
実施例においては印加パルス長１１　・−ノ 情報を出力し、タイマ２９を設定する。なお、この時、
ＲＯＭ２８には、温度、階調１色、黒率等の情報も手動
で、或いは適当な装置により入力されており、これらの
各条件に応じた最適な印加パルス長情報が出力される。

以下、この記録条件により記録動作が行われる。即ち、
インクフィルム４と転写紙３とが重なる状態で記録ヘッ
ド１の記録部を通過し、その際記録ヘッド１に画情報に
応じたパルスが印加され、インクフィルム４のインクが
転写紙に転写して画像記録が行われる。この際の印加パ
ルス長は、タイマ２８で設定した長さになっているので
、インクフィルム感度に応じた最適な長さになっており
、また、インクフィルム４のテンションは、そのインク
フィルムの特性に対して最適なテンションとなっており
、最適な記録が行われる。インクフィルムの使用中にお
いて、光センサ２３ａ、２３ｂは、インクフィルム４の
枚数マーク２１を読み取り、その信号をデコーダ３２に
出力し、数字表示器３３を駆動して残りの記録可能枚数
を表示する。これにより、操作者は記録装置内に装填さ
れている残りのインクフィルム４による記録可能枚数を
知ることができ、インクフィルムが残り少なくなった時
に、早めに交換することができる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明はインクフィル
ムの有効記録幅の外側端部にインクフィルムを搬送する
際にインクフィルムに加える最適テンションを示すテン
ションマークを予め設けておき、記録装置にはこのイン
クフィルムの走行路に前記テンションマークを読み取る
マーク読取手段を設けると共に、このマーク読取手段か
らの信号に基づき、搬送時インクフィルムに加えるテン
ションを制御する制御手段を設けるという構成により、
異なる特性のインクフィルムを装填しても、操作者の手
を煩わすことなく、自動的に最適なテンションでインク
フィルムの搬送が可能となり、常に良好な記録が可能と
なるという効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

１３　・＼　７ 第１図は本発明の一実施例による熱転写型感熱記録装置
を示す概略側面図、第２図はその記録装置に使用するイ
ンクフィルムの一部の平面図、第３図はその記録装置の
搬送機構を制御する制御装置を示すブロック図、第４図
は本発明の他の実施例による熱転写型感熱記録装置を示
す概略側面図、第６図はその記録装置に使用するインク
フィルムの一部の平面図、第６図は第４図の実施例に用
いる記録ヘッド制御装置を示すブロック図、第７図は第
４図の記録装置に使用する枚数表示装置を示すブロック
図である。 １°゛記録ヘツド、２゛°°プラテンローラ、３・・・
転写紙、４°°°インクフイルム、１ｏ・・・基材、１
１・・・インク塗布部、１２・・・テンションマーク、
１３ａ、１３ｂ・・・透過型光センサ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録ヘッドと、この記録ヘッドの記録部を記録媒
   体に重なる状態で通過するように取付けられるインクフ
   ィルムであつて有効記録幅の外側端部にインクフィルム
   を搬送する際にインクフィルムに加える最適テンション
   を示すテンションマークを有するインクフィルムと、こ
   のインクフィルムの走行路に設けられ前記テンションマ
   ークを読み取るマーク読取手段と、このマーク読取手段
   からの信号に基づき、搬送時にインクフィルムに加える
   テンションを制御する制御手段とを有する熱転写型感熱
   記録装置。
2. （２）インクフィルム上のテンションマークを、記録１
   通分の搬送距離より短い間隔で設けたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の熱転写型感熱記録装置。