JPS61227231A - 磁気記録体の製造方法 - Google Patents

磁気記録体の製造方法

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JPS61227231A
JPS61227231A JP6737885A JP6737885A JPS61227231A JP S61227231 A JPS61227231 A JP S61227231A JP 6737885 A JP6737885 A JP 6737885A JP 6737885 A JP6737885 A JP 6737885A JP S61227231 A JPS61227231 A JP S61227231A
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JP
Japan
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substrate
jar
magnetic recording
vacuum
bell
Prior art date
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Pending
Application number
JP6737885A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Sakashita
坂下 一仁
Yasumitsu Watanabe
渡辺 康光
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気記録体の製造方法に関し、特に垂直磁気
記録方式に適するGo −Cr系垂直磁気記録層を形成
する磁気記録体の製造方法に関する。
(従来の技術) Co −Cr系垂直磁気記録層は、 100 kbpi
以上の高密度記録が可能な垂直磁気記録方式に用いられ
る各種の記録媒体の中でも特に好適なものである。
このことは9例えば日本電子工業振興協会線;新電子材
料に関する調査研究報告書IX 5B−M−198,(
昭和58年3月、 P、59)などでよく知られている
Go −Cr系垂直磁気記録層を形成する方法としては
従来からマグネトロン・スパッタ法が採用されており、
この方法は組成の制御が容易である。膜質の安定性に優
れるなどの特長を有している。しかしながら、その成膜
速度の遅さが欠点として指摘されている。すなわち、前
記報告書の第79頁によれば、真空蒸着では成膜速度が
0.12〜0.9μm/winであるのに対して、スパ
ッタ法では0.05μm/+inである。
この欠点を克服するために、特開昭56−165931
号には直流方式のイオン・ブレーティング法(以下DC
イオン・ブレーティング法と略す。)を用いた成膜法が
提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らの知見によれば、特開昭56−165931
号の方法では成膜速度の向上は見られるものの。
特にポリエステル・フィルムなどの絶縁物を表面とする
基板において、良好な垂直磁気異方性を誘起することは
困難であることが判明した。そしてDCイオン・ブレー
ティング法では絶縁物を表面とする基板を用いると、成
膜中に電荷が蓄積し、成膜速度が遅くなることも一般に
知られている。
したがって9本発明の目的は、絶縁物を表面とする基板
上にCo −Cr系垂直磁気記録層を形成する際に、速
い速度の成膜が可能で、かつ良好な垂直磁気異方性を誘
起しうる方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記のごとき目的を達成すべくGo −
Cr系垂直磁気記録層の形成法について鋭意検討した結
果、高周波イオン・ブレーティング法(以下RFイオン
・ブレーティング法と略す、)を用い、かつ基板の支持
体もしくは基板の裏側にバイアス電極を設けて、 10
0V以上の負の電圧を印加すれば良好な垂直磁気異方性
を誘起することができ。
しかも成膜速度も高いことを見出し1本発明を完成した
すなわち本発明は、絶縁物を表面とする基板上にCo 
−Cr系垂直磁気記録層を形成することにより磁気記録
体を製造するに際し、 RFイオン・ブレーティング法
によりCo −Cr系垂直磁気記録層を形成しつつ、基
板の支持体もしくは基板の裏側に100v以上の負のバ
イアス電圧を印加して、垂直磁気異方性を誘起すること
を特徴とする磁気記録体の製造方法である。
以下1図面により本発明の詳細な説明する。第1図は9
本発明を実施するために用いられる装置の一例の断面構
造を模式的に示したものである。
すなわち、第1図の装置はRFイオン・ブレーティング
を行うための真空装置である。1はペルジャーを示し、
2は図には示されていない真空ポンプ系へと接続する排
気口を示している。3はペルジャー内に気体を導入する
ためのガス導入管を、4は薄膜形成材料となる母材の蒸
発源を、5は蒸発した母材粒子をイオン化したり2周囲
の雰囲気気体を低温プラズマ化するために、高周波電界
を印加するための放電コイルを、6は薄膜が形成される
基板をそれぞれ示す、7は基板を保持するための支持体
を示し1本装置例では加速電圧を印加するための裏面電
極となっている。8は装置の基台を示す。
上記構造の装置において、まず蒸発源4に母材としてC
o −Cr合金を装着する。次いで、真空ポンプ系によ
り排気口2からペルジャー1内を排気し。
真空度が10−’Torr以下の真空とする。このペル
ジャー1にガス導入管3を通して、アルゴン、ヘリウム
などの不活性気体を導入し、ペルジャー1内の真空度を
lXl0−’〜lXl0−’↑orr程度に調整する0
次いで、ペルジャー1内の蒸発源4のCo −Cr合金
を加熱し、蒸発させる。この時、高周波放電コイル5に
好ましくは1〜5KVの高周波電界を印加し、低温プラ
ズマを発生させる。同時に基板支持体7に負のバイアス
電圧を印加する。このとき良好な垂直磁気異方性を誘起
するには、 RFイオン・ブレーティング法においてバ
イアス電極に100v以上の負のバイアス電圧を印加ふ
ることが必要である。このようなバイアス電圧を印加し
ない場合では、基板温度を300℃以上に保たないと垂
直磁気異方性を誘起することができない。しかしながら
、磁気記録体の基板として用いられるポリエステルフィ
ルムなどの多くの高分子フィルムは、耐熱性が100〜
200℃の範囲にしかないので、垂直磁気異方性を誘起
するため、基板を300℃以上に加熱することは、高分
子フィルムの損傷があるため実用的ではない、したがっ
て、バイアス電極に印加される負のバイアス電圧は10
0V以上、好ましくは300V以上であることが必要で
あるが、一方。
実用的には2KV以下、特に5oov以下であることが
好ましい、また、基板の温度によって好ましいバイアス
電圧の値は異なる。基板加熱を行わなくとも、成膜中に
基板温度は上昇するので、一般には基板上部に冷却水を
循環させて冷却し、室温に保つことが行われており、こ
の場合では300〜500V程度の負のバイアス電圧が
好ましい。この結果。
基板6に良好な垂直磁気異方性を有するCo −Cr系
磁気記録層が容易に形成される。しかも、その成膜速度
は0.54 m/+++in以上、好ましくは3μm/
minあるいはそれ以上と、スパッタ法に比べて5〜1
0倍程度あるいはそれ以上大きく、工業生産に向いた実
用的なCo −Cr系磁気記録層の製造方法といえる。
(実施例) 実施例1.比較例1.2 第1図に示す装置を用い、以下のようにして磁気記録体
を作成した。
なお、蒸発源としてはCo −Cr合金を電子銃で加熱
して蒸発させ、形成された組成は原子%比でC。
: Cr=80 : 20であった。また、基板として
はフィルム厚さ50μ謡のポリエステル・フィルムを用
いた。
まず、  5 Xl0−’Torrにペルジャー1内を
排気したのちアルゴン・ガスを導入して、ペルジャー1
内の真空度を3〜5 X 10−’Torrに保った0
次に。
蒸発源4のCo −Cr合金を電子銃により加熱し、蒸
発させた0次いで、高周波電界の放電コイル5に周波1
3.56 MHz、電圧2KVの高周波電界をかけ、放
電コイル5の周囲のガスにプラズマを発生させた。
Co −Cr合金の蒸発源から蒸発した粒子の一部分が
ここでイオン化され、基板に堆積し、磁性薄膜を形成し
た。このとき、基板の支持体であるバイアス電極に負の
直流バイアス電圧を350v印加した。
その結果1表−1に示すごとき良好な垂直磁気異方性を
有するCo −Cr磁性膜を作成できた。
比較のために、特開昭56−165931号公報に示さ
れたDCイオン・ブレーティング法に基づき9表−1に
示す条件でCo −Cr磁性膜を作成し、比較例1とし
た。また、 RFプレーナ・マグネトロン・スパッタ法
により表−1に示す条件でCo −Cr垂直磁性膜を作
成し、比較例2とした。
表−1には実施例1.比較例1,2の実験条件とともに
薄膜組成、保磁力などのデータを示している。
また9表−1に示した各偶についてトルク曲線を測定し
、第2図に示した。第2図(a)は実施例1゜(blは
比較例1.(0)は比較例2のトルク曲線を示す。
実施例1では、理想的な垂直膜の場合に測定されるトル
ク曲線とほぼ同様な正弦波に近いトルク曲線が得られた
。一方、比較例1では垂直方向の残留磁化は2面内方向
の残留磁化よりも大きい例であるが、第2図中)のよう
に測定されたトルク曲線は理想的な垂直磁性膜の描くト
ルク曲線と大きく異なることがわかる。比較例2では、
従来からよく知られているように、実施例7とほとんど
同様の結果が得られた。しかし、比較例2では成膜速度
が実施例1の5分の1しかなく、生産性に欠ける。つま
り1本発明の方法では比較例2に対して5倍の生産性を
有し、実用性に優れる方法であることがわかる。
表−1 * 形成された膜の原子組成(%比)を示す。
(発明の効果) 本発明によれば、絶縁物を表面とする基板上に高速で、
しかも高密度磁気記録用の垂直磁気記録方式に好適なC
o −Cr系垂直磁化膜を容易に作成することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するために用いられる装置
の一例の構造を模式的に示す断面図であり、第2図(a
)は実施例の、 (b)、 (C)は比較例のトルク曲
線をそれぞれ示す。 1:ベルジャー、3:ガス導入管、4:蒸発源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁物を表面とする基板上にCo−Cr系垂直磁
    気記録層を形成することにより磁気記録体を製造するに
    際し、高周波イオンプレーティング法によりCo−Cr
    系垂直磁気記録層を形成しつつ、基板の支持体もしくは
    基板の裏側に100V以上の負のバイアス電圧を印加し
    て垂直磁気異方性を誘起することを特徴とする磁気記録
    体の製造方法。
JP6737885A 1985-03-30 1985-03-30 磁気記録体の製造方法 Pending JPS61227231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154323A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Mitsubishi Kasei Corp 磁気記録媒体の製造方法
JPH03108125A (ja) * 1989-09-21 1991-05-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法

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