JPS61226215A - 剪断型プレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は剪断型プレス装置に関し、とりわけ断面が略Ｕ
字状又は逆Ｕ字状を呈する長尺な被加工物を剪断するた
めのプレス装置に関する。

従来の技術 従来、第８図に示すようなチャンネル材１を切断する場
合、該チャンネル材１を図示の如く逆Ｕ字状に配置して
、図外のプレス装置の切刃を上方から下降させ、前記チ
ャンネル材１？剪断加工する手段が通常行わ力ている。

しかじ上記手段によると、チャンネル材１の切断面が切
刃の移動方向に伸びているので、切断面の周辺にパリ２
が発生して品質を低下させる′！＃点がある。

上記に対処するため、剪断加工すみ工程ｆ２工程に分け
て行うことによって、前記パリの発生をなくす試みも行
われている。即ち第９図〜第１１図はグランドカムによ
る剪断手段を示しており、第９図に示す如く、予じめチ
ャンネル材１の底面のみ剪断して切欠部３？設けておき
１次に第１０図に示した如くチャンネル材ｉｔ逆Ｕ字状
として、ラインＡ　Ｉｃ　Ｇつて両便１から剪断する。

第１１図は上記剪断時の態様を模式的に示したものであ
って、下型シュー４上を摺動自在なスライダー５，５の
対向する面上に切刃６，６？装着しておき、図外の上型
シューに固定したカムドライバー７．７が下降した際に
、予じめ下刃上にセットしたチャンネル材１０両側から
切刃６．６が接近して、禰１０図のラインＡに沿って剪
断する。８．８はスライダー５．５に均等な反カケ与え
るスプリングである、更に第１２色、嬉１３図によって
フライングカムによる剪断手段を示すと、先ず第１２図
に示す如くチャンネルＩｆＩｆ１の中央に切欠部９′！
−設けておき、ラインＢＫ沿って両側から剪断すゐ。即
ち第１３図に模式的に示したように、下型シュー１０に
固定した下型切刃１１上にチャンネル材１を載置し、下
型切刃１１に隣接してカムドライバー１２　、１２　？
固定する。

一方上型シュー１３に摺動自在なスライダー１４　、１
４ヲ設けて、このスライダー１４　、１４の対向する面
上に切刃１５．１５ｆ装着する。１６はカムスライダー
間に介在させ念スプリング等弾性体である。上記構成に
より、上型シュー１３が下降した際スライダー１４ば、
カムドライバー１２の作用によって矢印ＣからＤに移動
方向を変換して切刃１５によってチャンネル材１を剪断
することができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来のチャンネル材の剪断加工
手段によれば、パリ等の発生がなくなり品質の向上をは
かることができる反面、剪断加工ＶＣ９する工程が２工
程となるので非能率的である上、型製作に要する費用の
増大を招く等の難点を有している。更に例えば第１３図
に示したフライングカムによる剪断手段のみによってチ
ャンネル材１の剪断加工を行なった場合、該チャンネル
材１の略中央部に切り残し部が発生するという問題点が
ある。即ちスライダー１４は、Ｃに示す下降方向と、Ｄ
に示す水平方向とを合成した方向へ移動するので、この
スライダー１４に固定した切刃１５は結局斜め下方へ移
動する。従って第１３図に示したように切刃１５のチャ
ンネル材１に対する軌跡は第１４図に示す１．Ｅで表わ
すことができて、この軌跡Ｅ、Ｅけ相互に斜め下方に向
いている。両切刃１５゜１５が轟接してチャンネル材１
を切断した場合を想定すると、両軌跡Ｅ、Ｅの上方にあ
る領域１７が、チャンネル材１の切り残ｌ一部となって
残存する。

従って前記フライングカム手段は、１工程のみでチャン
ネルＩｔｌの全周切り？行うことが困難であり、よって
第１２図に示した切欠部９の形収工程が追加されるもの
である。

そこで本発明は、上配し六如き従来の断面略Ｕ字状の被
加工物を剪断する際に発生する問題点を解決して、１回
の工程のみによって前記した剪断加工が完全に行うこと
のできるプレス装置の提供を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために本発明は、前記のフライン
グカム？甲いた剪断型プレス装置において、下型シュー
に対して、上下方向の移動が町卵に前記カムドライバー
を配設するとともに、該カムドライバーと下型シュー間
の上下方向に設けた空隙内に、前記スライダー間に介在
した弾性体の弾力よりも大きな弾力を持つ弾性体を介挿
した事を特徴とするものである。

作用 上記の構成としたことによって、断面が逆Ｕ形をした被
加工物の剪断加工を行うに際して上型シューと下型シュ
ーを近接させると、スライダーが上型シューの下面に浴
って先ず略水平方向に摺動移動して、スライダーに装着
した切刃によって被加工物の軸直角方向から剪断加工を
行う。この時カムドライバーと下型シュー間に介挿した
弾性体は、スライダー間に介在した弾性体よりもばね定
数が大きいので、弾性変形せず、スライダー間に介在し
た弾性体のみ弾性変形している。次に被加工物の軸直角
方向からの剪断加工が終了し、更に上型シューが下降す
ると、カムドライバーと下型シュー間に介挿した弾性体
が弾性変形を開始して、スライダー及び切刃全体が下降
動作し、被加工物の切り残し部分を含めて、上下方向か
ら剪断加工を行って、被加工物′ｆ１回の工程で完全に
剪断する作用をもたらすことができる。

実施例 以下図面に基づいて本発明に係る剪断型プレス装着の構
成及び作用の説明を行う。第１図、第２図は本発明の一
実施例を示す剪断型プレス装置の概要を模式的に示して
お９、図中２１は図外のプレス本体に固定して上下動す
る上型シューであって、この上型シュー２１の下面に沿
って水平方向に移動することが可能な一対のスライダー
２２　、２２が設けておる。２３はスライダー２２　、
２２を摺動可能に支持するカムアッパプレートである。

スライダー２２゜２２には側面逆り字状を呈する上型切
刃２４　、２４が対向する部位に固定されておシ、更に
スライダー２２゜おの中間には、両スライダーに均等な
反力を付与するスプリング等の弾性体２５を介挿する。

一方２６Ｉ／ｉ床面上に固定した下型シューであり、こ
の下型シュー２６上に固定したポンチｎ上には断面略逆
Ｕ字状の被加工物を載置する下型切刃２８全設けである
。この下型切刃２８の略中心を境界として、前記上型切
刃２４　、２４が水平方向に分離配置されている。

更に本発明にあっては、下型シュー２６に対して上下方
向の移動が可能にカムドライバー２９　、２９　？配役
し、このカムドライバー２９　、２９と下型シュー２６
の上下方向に設けた空隙３０　、３０内にウレタンゴム
等の弾性体３１．３１′ｆｔ介挿したことが特徴となつ
ている。この弾性体３１　、３１の弾力は、両スライダ
ー２２．２２間に介挿した弾性体２５のばね定数よりも
大きなばね定数？持つように設定する。尚第２図に示す
３２はスライダー２２の摺動移動をガイドするスラスト
受け、３３ハ被加工物を押えるバラ−１３４は１１テー
ナ、３５けパット３３に押圧力を与えるスプリング、３
６は切粉を収納するボックスを示している。更に上型シ
ュー２１の端部にキラー３７　、３７が突設してあって
、カムドライバー器、２９を下方に抑圧する際に前記キ
ラー３７　、３７がカムドライバー２９゜２９に当接す
る！ｆｆとなっている。鵠、３８はカムドライバー２９
　、２９の傾斜面に固定したスライドプレートである。

以下に木兄−に係る剪断型ブレス製電の作事を、！３図
〜第７図を用いて訣明する。尚本発明に係る装置は左右
対称形であるので、便宜上中心線Ｏを境界として、右半
分のみの動作として説明する、先ず第３図に示した様に
、下型切刃２８上に断面略逆Ｕ字状の被加工物４０ヲ載
置する０次に図外の７’Ｌ／ス本体の作動に基づいて、
上型シュー２１の下降を開始し、第４図に示す如くスラ
イダー２２の一端がカムドライバー２９の傾斜面に固定
したスライドプレート３８に当接する。更に上型シュー
２１が下降？継続すると、スライダー２２が上型シュー
２１の下面に沿って、水平方向にも移動を開始するが、
前記した上下方向の移動と、水平方向の移動とが合成し
て、結局矢印Ｅに示す斜め下方へ移動する。

即ち上記の動作において、ウレタンゴム等でなる弾性体
３１のばね定数が大きく、容易に弾性変形しないのに反
して、スプリング等でなる弾性体２５のばね定数が小さ
い念め、容易に弾性変形し、そのためスライダー２２の
移動方向は、上下方向から、第４図のＥに示す方向へ変
換することになる。

次に第５図に示した様に、スライダー２２に固定した上
型切刃２４の側端が被加工物４０に接触して剪断を開始
する。この時、第５図に示した如く、被加工物を構成す
る逆Ｕ字状の側壁部から剪断が行われ、土壁部は剪断が
行われていない。第６図に示した位置マで上型切刃２４
が移動して剪断加工が行われると、弾性体２５０弾性変
形が極限に達し、且つ上型切刃２４が相互に接触するの
で、スライダー２２の移動方向は矢印Ｆ方向、即ち上下
方向へ再び変換する。この時上型シュー２１の端部から
突出するキラー３７がカムドライバー２９の上面Ｖｃ尚
接して、上型シュー２１の押圧力をカムドライバー２９
に伝える。その結果、ウレタンゴム等の弾性体３１が弾
性変形を開始し、第７図に示した如く上型切刃２４が下
降して被加工物４０の土壁部、即ち先の剪断工程で切り
残した部位の剪断加工を行う。この時弾性体３Ｉは上型
シュー２１の押圧力を直接受けて、弾性変形している。

第７図は上型シュー２１が下り切った状卯、即ち下死点
に達した状態を示している。上記の如く被加工物の剪断
加工が終了すると上型シュー２１？再び上昇させ、弾性
体３１及び２５の複元力でカムドライバー器及びスライ
ダ−２２？禰３図に示した状態に戻し、剪断された被加
工物４０を取り出すことができる。尚、動作中被加工物
４０の安定をはかるため、スプリング３５の押圧力によ
ってパット３３が上方より被加工物４０の上面を押圧す
る□ 以上詳細に！５ｉ’ＥＡした如く、被加工物の剪断加工
は、２段階の工程を含んでおり、しかも上記２段階の工
程が、上型シュー２１の上下動１往復内で順次連続して
行うことができることが本発明装置の作用上の特徴をな
している。従って結局１工程のみで剪断工程を終了した
のと同様な結果をもたらすものである。

発明の詳細 な説明した本発明によれば以下に記す作事効果をもたら
すものである。即ち断面略Ｕ字状のチャンネル材等被加
工物を軸方向と直角方向に剪断加工するに際して、１回
のプレス往復動作のみによって１．被加工物に切り残し
部？発生させることなく、完全に剪断を行うことができ
る。従って被加工物に予じめ切欠部を設ける等の前加工
処理？施したシ、剪断工程をニエ稈に分けて行う等の煩
瑳な操Ｐ′ｌｌ′を全く必要としないので、作業性が良
くなり、生産性の向上とコストダウンの効果をもたらす
ことができる。又、上型切刃の動きは、基本的に斜め下
方に向かってあ・す、従って被加工物を切断する際に、
切断面のパリ発生を防止し、もしくは著しく少なくして
、切断面の処理作秦を簡略化できるという効果をも有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る剪断型プレス装置の構成を示す模
式的断面図、第２図は第１図の■−■線に渋う断面図、
第３図〜ＪＩＥ７図は本発明装置の動作？説明する要部
断面図、第８図は従来の被加工物の剪断状態を示す斜視
図、第９図、第１０図は従来の剪断方法の一例を説明す
る斜視図、第１１図は従莱の剪断型−ブレス装置の概要
を示す模式的断面図、第１２図は従来の剪断方法の他側
を欺明する斜視図、第１３図は従来の他の剪断型プレス
装置の概要を示す模式的断面図、第１４図は従来装置に
よってもたらされる被加工物の切断状態を示す断面図で
ある。 ２１・・・上型シュー、２２・・・スライダー、２４・
・・上型切５　刃、２５　、３１・・・弾性体、２６・
・・下型シュー、ｎ・・・ポンチ、２８・・・下型切刃
、四・・・カムドライバー、３２・・・スラスト受け、
３３・・・バット、３４・・・リテーナ、３５・・・ス
プリング、３６・・・ボックス、３７・・・キラー、３
８・・・スライドプレート。 第３図 第５図 第６図 第７図 第８図 第１３ｙＡ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）相対的に近接、離反する上型シュー及び下型シュ
   ーと、下型シューに固定され、断面略逆Ｕ字状の被加工
   物を載置する下型切刃と、該下型切刃を境界として水平
   方向に分離され、上型シューの移動に伴って上下方向に
   移動するとともに、上型シューの下面に沿って水平方向
   に移動可能に装着された一対のスライダーと、該スライ
   ダーの対向部位に固定され、前記被加工物の片側断面形
   状に略沿った一対の上型切刃と、前記下型シュー上に装
   着されて、該下型シューと上型シューの近接に伴って前
   記スライダーの移動方向を上下方向から水平方向へ変換
   させるカムドライバーと、前記一対のスライダー間に介
   在されて、両スライダーに均等な反力を付与する弾性体
   を具備した剪断型プレス装置において、前記下型シュー
   に対して、上下方向の移動が可能に前記カムドライバー
   を配設するとともに、該カムドライバーと下型シュー間
   の上下方向に設けた空隙内に、前記弾性体のばね定数よ
   りも大きなばね定数を持つ弾性体を介挿したことを特徴
   とする剪断型プレス装置。