JPS61226166A - 自動半田付け方法及び装置 - Google Patents
自動半田付け方法及び装置Info
- Publication number
- JPS61226166A JPS61226166A JP60067707A JP6770785A JPS61226166A JP S61226166 A JPS61226166 A JP S61226166A JP 60067707 A JP60067707 A JP 60067707A JP 6770785 A JP6770785 A JP 6770785A JP S61226166 A JPS61226166 A JP S61226166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- soldering
- board
- heating
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3457—Solder materials or compositions; Methods of application thereof
- H05K3/3468—Applying molten solder
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3489—Composition of fluxes; Methods of application thereof; Other methods of activating the contact surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Molten Solder (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、自動半田付は方法及び装置に係り、特にフラ
ックスを加熱して被半田付は基板の被半田付は面に接触
させることによりフラックスの塗布と被半田付は基板の
予備加熱とを同時に行うようにして、被半田付は基板の
迅速かつ均等な加熱を可能とし、また従来のプレヒータ
を不要又は小規模化して電力の大幅な節減と装置の小型
化を図った画期的な自動半田付は方法及び装置に関する
。
ックスを加熱して被半田付は基板の被半田付は面に接触
させることによりフラックスの塗布と被半田付は基板の
予備加熱とを同時に行うようにして、被半田付は基板の
迅速かつ均等な加熱を可能とし、また従来のプレヒータ
を不要又は小規模化して電力の大幅な節減と装置の小型
化を図った画期的な自動半田付は方法及び装置に関する
。
従来技術
従来、主としてプリント配線基板(プリント基板)の半
田付はプロセスは、フラックス塗布、予備加熱、半田付
け、冷却の順に行っていた。ここにフラックスとしては
、主に松やに系の樹脂にエチルアミンのような低級アミ
ンの塩酸塩のような活性剤を加え、イソプロピルアルコ
ール(IPA)のような溶剤に溶解した液状のものが用
いられていた。
田付はプロセスは、フラックス塗布、予備加熱、半田付
け、冷却の順に行っていた。ここにフラックスとしては
、主に松やに系の樹脂にエチルアミンのような低級アミ
ンの塩酸塩のような活性剤を加え、イソプロピルアルコ
ール(IPA)のような溶剤に溶解した液状のものが用
いられていた。
フラックスの作用は、主として活性剤によるプリント基
板の金属回路表面及び半田付けされるべき電子部品の金
属表面の酸化物の除去効果と、主として松やに等の樹脂
成分による半田の表面張力低下効果と金属の酸化防止効
果とからなることが知られている。また液状フラックス
に用いられるイソプロピルアルコールは、上記活性剤や
樹脂成分の溶解剤であるばかりではなく、プリント基板
への均一なぬれ性の付与と、フラックスの付着量−をコ
ントロールするための希釈剤としての作用を持っている
。そしてこのフラックスは、通常発泡状態でプリント基
板に接触させて塗布されていたが、常に常温でしか用い
られていなかった。
板の金属回路表面及び半田付けされるべき電子部品の金
属表面の酸化物の除去効果と、主として松やに等の樹脂
成分による半田の表面張力低下効果と金属の酸化防止効
果とからなることが知られている。また液状フラックス
に用いられるイソプロピルアルコールは、上記活性剤や
樹脂成分の溶解剤であるばかりではなく、プリント基板
への均一なぬれ性の付与と、フラックスの付着量−をコ
ントロールするための希釈剤としての作用を持っている
。そしてこのフラックスは、通常発泡状態でプリント基
板に接触させて塗布されていたが、常に常温でしか用い
られていなかった。
次に予備加熱は、上記液状フラックス中の溶剤の除去と
活性剤の活性化、更にプリント基板の予熱とを目的とし
て行われる。即ち、予備加熱によって液体フラックス中
の溶剤を十分に揮発させることにより次工程の半田付は
時に高温の半田と接触して溶剤が爆発的に揮発し、半田
の均一なぬれ性を妨げることを防ぐこと、活性剤の活性
化をその加熱により進行させること、更にプリント基板
それ自体の温度を上昇させ、半田温度との温度差を少な
くすることにより熱ショックを緩和することができるの
で、予備加熱条件は、一般にプリント基板が40〜12
0度Cとなるように設定される。
活性剤の活性化、更にプリント基板の予熱とを目的とし
て行われる。即ち、予備加熱によって液体フラックス中
の溶剤を十分に揮発させることにより次工程の半田付は
時に高温の半田と接触して溶剤が爆発的に揮発し、半田
の均一なぬれ性を妨げることを防ぐこと、活性剤の活性
化をその加熱により進行させること、更にプリント基板
それ自体の温度を上昇させ、半田温度との温度差を少な
くすることにより熱ショックを緩和することができるの
で、予備加熱条件は、一般にプリント基板が40〜12
0度Cとなるように設定される。
即ち、第11図及び第12図に示すように、従来の自動
半田付は装置1においては、被半田付は基板を搬送する
搬送装置2と、フラックス塗布装置3と、溶融半田が収
容される半田槽4に加えて、予備加熱装置5を備えてお
り、またエアカーテン装置6及び冷却装置8が設けられ
ていた。そして予備加熱装置5においては、ニクロム線
ヒータや赤外線ヒータ等のヒータ9により、途中の空気
層を介して被半田付は基板を間接的に加熱していた。半
田槽4における半田付けは、溶融した高温の半田に被半
田付は基板を接触させることによってなされるが、接触
の方法としては、半田噴流によるものと、半田浸漬によ
るものとがある。また冷却は、通常ファンによる冷風の
吹付けにより行われるが、これにより半田を急速に固化
させると同時に、被半田付は基板の熱による障害を極力
少なくするために行われる。
半田付は装置1においては、被半田付は基板を搬送する
搬送装置2と、フラックス塗布装置3と、溶融半田が収
容される半田槽4に加えて、予備加熱装置5を備えてお
り、またエアカーテン装置6及び冷却装置8が設けられ
ていた。そして予備加熱装置5においては、ニクロム線
ヒータや赤外線ヒータ等のヒータ9により、途中の空気
層を介して被半田付は基板を間接的に加熱していた。半
田槽4における半田付けは、溶融した高温の半田に被半
田付は基板を接触させることによってなされるが、接触
の方法としては、半田噴流によるものと、半田浸漬によ
るものとがある。また冷却は、通常ファンによる冷風の
吹付けにより行われるが、これにより半田を急速に固化
させると同時に、被半田付は基板の熱による障害を極力
少なくするために行われる。
しかし、上記のようにフラックス塗布装置3において常
温のフラックスを被半田付は基板に塗布して、別途予備
加熱装置5により該被半田付は基板を加熱するようにし
た従来の自動半田付は装置1においては、以下のような
欠点があった。
温のフラックスを被半田付は基板に塗布して、別途予備
加熱装置5により該被半田付は基板を加熱するようにし
た従来の自動半田付は装置1においては、以下のような
欠点があった。
(1) 引火性の高い有機溶剤を含むフラックスを泡
立てて塗布する工程と、その溶剤を加熱して除去する工
程とが連続して行われることから、引火物と高温部との
接近は避けられず、火災等の危険が高かった。
立てて塗布する工程と、その溶剤を加熱して除去する工
程とが連続して行われることから、引火物と高温部との
接近は避けられず、火災等の危険が高かった。
(2) 有機溶剤の蒸発に多くの熱量を必要とするば
かりでなく、被半田付は基板を加熱するにも多大なエネ
ルギを必要とするが、ヒータにより途中の空気層を介し
て、加熱する方法では、空気は熱伝導率が小さべ、密度
が非常に小さいため熱容量が小さいので、熱効率が低く
、従ってヒータの出力を上げたり、ヒータの数を増やし
たり、またヒータによる加熱時間を長くしたりする必要
があり、この予備加熱のために大電力を必要とし、第1
1図及び第12図から・も明らかなように、予備加熱装
置5は、設備としてもかなり大規模なものとなり、自動
半田付は装置l全体の長さの約20%を占めていた。
かりでなく、被半田付は基板を加熱するにも多大なエネ
ルギを必要とするが、ヒータにより途中の空気層を介し
て、加熱する方法では、空気は熱伝導率が小さべ、密度
が非常に小さいため熱容量が小さいので、熱効率が低く
、従ってヒータの出力を上げたり、ヒータの数を増やし
たり、またヒータによる加熱時間を長くしたりする必要
があり、この予備加熱のために大電力を必要とし、第1
1図及び第12図から・も明らかなように、予備加熱装
置5は、設備としてもかなり大規模なものとなり、自動
半田付は装置l全体の長さの約20%を占めていた。
(3) 被半田付は基板で、特に熱容量の大きいもの
、例えば多層の大型プリント基板等や、熱伝導性の悪い
もの、例えばセラミックス基板等においては、短時間で
被半田付は基板を均一に加熱することが極めて困難又は
不可能であり、半田付は不良の生ずるおそれが非常に大
きい。
、例えば多層の大型プリント基板等や、熱伝導性の悪い
もの、例えばセラミックス基板等においては、短時間で
被半田付は基板を均一に加熱することが極めて困難又は
不可能であり、半田付は不良の生ずるおそれが非常に大
きい。
目 的
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たものであって、その目的とするところは、フラックス
を従来の有機溶剤を用いたものに代えて、不燃性又は低
引火性で低蒸発性の溶剤に活性化温度が該フラックスの
加熱温度よりも高く、該フラックスの加熱温度では安定
な活性剤と溶剤や活性剤との相溶性のよい添加成分とを
溶解又は混合したものを用い、フラックス塗布装置にフ
ラックス加熱用のヒータを設け、該ヒータによりフラッ
クスを加熱し、該加熱されたフラックスを被半田付は基
板の被半田付は面に接触させ、フラックスの塗布と被半
田付は基板の予備加熱とを同時に行って半田付けするこ
とによって、従来大電力を必要としていた予備加熱装置
を不要化又は小規模化することを可能とし、電力消費の
大幅な低減と自動半田付は装置の長さの短縮化を図るこ
とである。また他の目的は、加熱媒体として空気を用い
ず、空気よりはるかに密度及び熱容量の大きい液体フラ
ックスを加熱媒体として用いることによって、被半田付
は基板を加熱する際の熱効率を大幅に向上させ、少ない
エネルギで短時間にかつ均一に被半田付は基板を所望の
温度に加熱できるようにすることである。更に他の目的
は、フラックスに有機溶剤を用いないことによって、該
有機溶剤を蒸発させる必要性をなくし、気化熱によるエ
ネルギ損失をなくすと共に、公害の発生を防止し、また
火災発生の危険性をなくすことである。
たものであって、その目的とするところは、フラックス
を従来の有機溶剤を用いたものに代えて、不燃性又は低
引火性で低蒸発性の溶剤に活性化温度が該フラックスの
加熱温度よりも高く、該フラックスの加熱温度では安定
な活性剤と溶剤や活性剤との相溶性のよい添加成分とを
溶解又は混合したものを用い、フラックス塗布装置にフ
ラックス加熱用のヒータを設け、該ヒータによりフラッ
クスを加熱し、該加熱されたフラックスを被半田付は基
板の被半田付は面に接触させ、フラックスの塗布と被半
田付は基板の予備加熱とを同時に行って半田付けするこ
とによって、従来大電力を必要としていた予備加熱装置
を不要化又は小規模化することを可能とし、電力消費の
大幅な低減と自動半田付は装置の長さの短縮化を図るこ
とである。また他の目的は、加熱媒体として空気を用い
ず、空気よりはるかに密度及び熱容量の大きい液体フラ
ックスを加熱媒体として用いることによって、被半田付
は基板を加熱する際の熱効率を大幅に向上させ、少ない
エネルギで短時間にかつ均一に被半田付は基板を所望の
温度に加熱できるようにすることである。更に他の目的
は、フラックスに有機溶剤を用いないことによって、該
有機溶剤を蒸発させる必要性をなくし、気化熱によるエ
ネルギ損失をなくすと共に、公害の発生を防止し、また
火災発生の危険性をなくすことである。
また他の目的は、加熱されたフラックスによって効率よ
く被半田付は基板が加熱されるようにすることにより、
熱容量の大きい多層の大型プリント基板や、熱伝導性の
悪いセラミックス基板等もその板厚全体にわたって短時
間にかつ均一に加熱できるようにすることであり、また
これによって半田付は工程における半田のぬれ性を向上
させ、これらの大型基板等の半田付は性能を飛躍的に向
上させることである。
く被半田付は基板が加熱されるようにすることにより、
熱容量の大きい多層の大型プリント基板や、熱伝導性の
悪いセラミックス基板等もその板厚全体にわたって短時
間にかつ均一に加熱できるようにすることであり、また
これによって半田付は工程における半田のぬれ性を向上
させ、これらの大型基板等の半田付は性能を飛躍的に向
上させることである。
更に他の目的は、フラックスによる予備加熱は、被半田
付は基板の進行方向に対し、順次低温のフラックスから
高温のフラックスに被半田付は基板を接触させて行うこ
とによって、被半田付は基板に対する熱的ショックを緩
和し、該基板の加熱による変形等を防止することである
。
付は基板の進行方向に対し、順次低温のフラックスから
高温のフラックスに被半田付は基板を接触させて行うこ
とによって、被半田付は基板に対する熱的ショックを緩
和し、該基板の加熱による変形等を防止することである
。
また他の目的は、被半田付は基板に塗布された余分のフ
ラックスを除去する余剰フラックス除去装置を設けるこ
とによって、高温フラックス故に多量に塗布されるフラ
ックスが回収できるようにしてフラックスの節約を図る
と共に半田付は工程における余剰フラックスの弊害を防
止することである。
ラックスを除去する余剰フラックス除去装置を設けるこ
とによって、高温フラックス故に多量に塗布されるフラ
ックスが回収できるようにしてフラックスの節約を図る
と共に半田付は工程における余剰フラックスの弊害を防
止することである。
また他の目的は、耐熱性の高いフラックスを使用するこ
とによって、溶融半田の表面を該フラックスで覆うこと
ができるようにし、該溶融半田の酸化を防止できるよう
にすることである。
とによって、溶融半田の表面を該フラックスで覆うこと
ができるようにし、該溶融半田の酸化を防止できるよう
にすることである。
更に他の目的は、半田槽において半田付けが完了した被
半田付は基板に冷却用兼フラックス洗浄用流体を接触さ
せる冷却兼洗浄装置を設けることによって、従来のフラ
ックスよりも多少多めに付着したフラックスが完全に除
去されると同時に冷却が完了して次工程における取扱い
に支障がないようにすることである。
半田付は基板に冷却用兼フラックス洗浄用流体を接触さ
せる冷却兼洗浄装置を設けることによって、従来のフラ
ックスよりも多少多めに付着したフラックスが完全に除
去されると同時に冷却が完了して次工程における取扱い
に支障がないようにすることである。
構成
要するに本発明方法は、フラックスを加熱し、該加熱さ
れたフラックスを被半田付は基板の被半田付は面に接触
させ、前記フラックスの塗布と該被半田付は基板の予備
加熱とを同時に行い、しかる後に半田付けを行うことを
特徴とするものである。また本発明装置(第2発明)は
、被半田付は基板を搬送する搬送装置と、フラックス塗
布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えたもの
において、前記フラックス塗布装置は、フラックスを加
熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱された
該フラックスを前記被半田付は基板の被半田付は面に接
触させることによりフラックスの塗布と被半田付は基板
の予備加熱とを同時に行うように構成したものであるこ
とを特徴とするものである。また本発明装置(第3発明
)は、被半田付は基板を搬送する搬送装置と、フラック
ス塗布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えた
ものにおいて、前記フラックス塗布装置は、フラックス
を加熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱さ
れた該フラックスを前記被半田付は基板の被半田付は面
に接触させることによりフラックスの塗布と被半田付は
基板の予備加熱とを同時に行うように構成し、かつ該被
半田付は基板に塗布された余分のフラックスを除去する
余剰フラックス除去装置とを備えたことを特徴とするも
のである。また本発明(第4発明)は、被半田付は基板
を搬送する搬送装置と、フラックス塗布装置と、溶融半
田が収容される半田槽とを備えたものにおいて、前記フ
ラックス塗布装置は、フラックスを加熱するためのヒー
タを備え、該ヒータにより加熱された該フラックスを前
記被半田付は基板の被半田付は面に接触させることによ
りフラックスの塗布と被半田付は基板の予備加熱とを同
時に行うように構成し、かつ前記半田槽において半田付
けが完了した前記被半田付は基板に冷却用兼フラックス
洗浄用流体を接触させる冷却兼洗浄装置を設けたことを
特徴とするものである。
れたフラックスを被半田付は基板の被半田付は面に接触
させ、前記フラックスの塗布と該被半田付は基板の予備
加熱とを同時に行い、しかる後に半田付けを行うことを
特徴とするものである。また本発明装置(第2発明)は
、被半田付は基板を搬送する搬送装置と、フラックス塗
布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えたもの
において、前記フラックス塗布装置は、フラックスを加
熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱された
該フラックスを前記被半田付は基板の被半田付は面に接
触させることによりフラックスの塗布と被半田付は基板
の予備加熱とを同時に行うように構成したものであるこ
とを特徴とするものである。また本発明装置(第3発明
)は、被半田付は基板を搬送する搬送装置と、フラック
ス塗布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えた
ものにおいて、前記フラックス塗布装置は、フラックス
を加熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱さ
れた該フラックスを前記被半田付は基板の被半田付は面
に接触させることによりフラックスの塗布と被半田付は
基板の予備加熱とを同時に行うように構成し、かつ該被
半田付は基板に塗布された余分のフラックスを除去する
余剰フラックス除去装置とを備えたことを特徴とするも
のである。また本発明(第4発明)は、被半田付は基板
を搬送する搬送装置と、フラックス塗布装置と、溶融半
田が収容される半田槽とを備えたものにおいて、前記フ
ラックス塗布装置は、フラックスを加熱するためのヒー
タを備え、該ヒータにより加熱された該フラックスを前
記被半田付は基板の被半田付は面に接触させることによ
りフラックスの塗布と被半田付は基板の予備加熱とを同
時に行うように構成し、かつ前記半田槽において半田付
けが完了した前記被半田付は基板に冷却用兼フラックス
洗浄用流体を接触させる冷却兼洗浄装置を設けたことを
特徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第1
図から第゛8は、本発明装置の第1実施例を示し、本発
明に係る自動半田付は装W11は、搬送装置12と、フ
ラックス塗布装置13と、半田槽14とを備えており、
更にフラックス塗布装置13は、ヒータ29を備えてい
る。
図から第゛8は、本発明装置の第1実施例を示し、本発
明に係る自動半田付は装W11は、搬送装置12と、フ
ラックス塗布装置13と、半田槽14とを備えており、
更にフラックス塗布装置13は、ヒータ29を備えてい
る。
搬送装置12は、被半田付は基板16(以下基板という
。)を搬送するためのもので、従来例と同様に複数のス
プロケット18に巻き掛けられた無端チェーン19と、
該チェーンに連結されて該チェーンと共に走行する複数
のキャリヤ20と、チェーン駆動機構(図示せず)とか
らなり、チェーン19は、この実施例においてはフラッ
クス塗布装置13及び半田槽14では、斜めに下降して
キャリヤ20に搭載された基板16を下降させるように
構成されている。キャリヤ20は、フレーム21と、該
フレームに挿通°された2本のキャリヤバー22と、該
キャリヤバーの両端に回動自在に装着された4個の車輪
23と、基板取付具24とからなり、キャリヤバー22
の一端22aがチェーン19に連結され、車輪23がガ
イドレール25上を転勤するようになっている。基板取
付具24は、複数設けられてフレーム21に上端が取り
付けられ、下端に基板16が吊り下げられるようになっ
ている。
。)を搬送するためのもので、従来例と同様に複数のス
プロケット18に巻き掛けられた無端チェーン19と、
該チェーンに連結されて該チェーンと共に走行する複数
のキャリヤ20と、チェーン駆動機構(図示せず)とか
らなり、チェーン19は、この実施例においてはフラッ
クス塗布装置13及び半田槽14では、斜めに下降して
キャリヤ20に搭載された基板16を下降させるように
構成されている。キャリヤ20は、フレーム21と、該
フレームに挿通°された2本のキャリヤバー22と、該
キャリヤバーの両端に回動自在に装着された4個の車輪
23と、基板取付具24とからなり、キャリヤバー22
の一端22aがチェーン19に連結され、車輪23がガ
イドレール25上を転勤するようになっている。基板取
付具24は、複数設けられてフレーム21に上端が取り
付けられ、下端に基板16が吊り下げられるようになっ
ている。
半田槽14は、フラックス塗布装置13の直後に配設さ
れており、従来の予備加熱装置5(第11図)は除去さ
れている。半田槽14には、溶融半田25が収容され、
下部にはヒータ26が取り付けられている。
れており、従来の予備加熱装置5(第11図)は除去さ
れている。半田槽14には、溶融半田25が収容され、
下部にはヒータ26が取り付けられている。
フラックス塗布装置13は、その底部28にフラックス
加熱用ヒータ29を備えており、該ヒータは、例えば゛
第6図に示すような発熱体30がアルミニウムブロック
31に鋳込まれたアルミ鋳込ヒータ32を複数配列して
なるものである。そして該ヒータ29は、フラクサタン
ク33の底板33aに密着して取り付けられ、該フラク
サタンクの側板33bと外板34との間には、断熱材3
5が充填されている。またフラクサタンク33内には、
オーバフロータンク36が配設されており、該オーバフ
ロータンクは、フラックス圧送部38と、オーバフロ一
部39とがらなり、仕切板40にはフラックス上昇用の
通路40aが、底板41にはフラックス吸引通路41a
が夫々形成されている。そして該通路41aの真上にフ
ラックス圧送用のポンプPのインペラ42が回転軸43
に固着された回動自在に配設されており、該回転軸には
、可変速モータ44の回転軸44aに固着されたブー1
J45に巻き掛けられたベルト46が巻き掛けられたプ
ーリ48が固着されている。
加熱用ヒータ29を備えており、該ヒータは、例えば゛
第6図に示すような発熱体30がアルミニウムブロック
31に鋳込まれたアルミ鋳込ヒータ32を複数配列して
なるものである。そして該ヒータ29は、フラクサタン
ク33の底板33aに密着して取り付けられ、該フラク
サタンクの側板33bと外板34との間には、断熱材3
5が充填されている。またフラクサタンク33内には、
オーバフロータンク36が配設されており、該オーバフ
ロータンクは、フラックス圧送部38と、オーバフロ一
部39とがらなり、仕切板40にはフラックス上昇用の
通路40aが、底板41にはフラックス吸引通路41a
が夫々形成されている。そして該通路41aの真上にフ
ラックス圧送用のポンプPのインペラ42が回転軸43
に固着された回動自在に配設されており、該回転軸には
、可変速モータ44の回転軸44aに固着されたブー1
J45に巻き掛けられたベルト46が巻き掛けられたプ
ーリ48が固着されている。
フラクサタンク33内に収容されたフラックス49は、
ヒータ29により40〜120度Cに加熱され、インペ
ラ42によってフラックス圧送部38内に吸い込まれ、
オーバフロ一部39に入って上端部36aからオーバフ
ローするようになっている。またフラクサタンク33は
、例えば4個のタンクレベルジヤツキ50により、高さ
調節自在に基台51に取り付けられている。
ヒータ29により40〜120度Cに加熱され、インペ
ラ42によってフラックス圧送部38内に吸い込まれ、
オーバフロ一部39に入って上端部36aからオーバフ
ローするようになっている。またフラクサタンク33は
、例えば4個のタンクレベルジヤツキ50により、高さ
調節自在に基台51に取り付けられている。
余剰フラックス除去装置52は、フラクサタンク33の
キャリヤ進行方向前方に傾斜して設けられたフラックス
戻し板53の上端にブラシ54を設けてなるものである
。該ブラシ54には、例えばナイロン製のものを用いる
ことができ、基板16の下面に塗布された余剰のフラッ
クス49を機械的に除去するようにしたものである。な
おこのような機械的なブラシに代えて、フラックス49
を圧縮空気の噴射によって除去するようにしたエアブラ
シ(図示せず)を用いることもできる。
キャリヤ進行方向前方に傾斜して設けられたフラックス
戻し板53の上端にブラシ54を設けてなるものである
。該ブラシ54には、例えばナイロン製のものを用いる
ことができ、基板16の下面に塗布された余剰のフラッ
クス49を機械的に除去するようにしたものである。な
おこのような機械的なブラシに代えて、フラックス49
を圧縮空気の噴射によって除去するようにしたエアブラ
シ(図示せず)を用いることもできる。
冷却兼洗浄装置55は、半田槽14において半田付けが
完了した半田付は基板16に冷却兼洗浄用流体56を接
触させるために一例として噴射するようにしたもので、
流体 56を収容する容器58と、噴射ポンプ59と、
噴射ノズル60と、流体受は具61とを備えている(第
8図参照)。
完了した半田付は基板16に冷却兼洗浄用流体56を接
触させるために一例として噴射するようにしたもので、
流体 56を収容する容器58と、噴射ポンプ59と、
噴射ノズル60と、流体受は具61とを備えている(第
8図参照)。
この流体56は、フラックス49が水溶性のものである
場合には水、湯又は水を主成分とする液体、例えば1%
苛性ソーダ水等を用い、該フラックスが非水溶性のもの
である場合にはフロン系溶剤、塩素系溶剤又はアルコー
ル系溶剤を用いる。
場合には水、湯又は水を主成分とする液体、例えば1%
苛性ソーダ水等を用い、該フラックスが非水溶性のもの
である場合にはフロン系溶剤、塩素系溶剤又はアルコー
ル系溶剤を用いる。
なお第1図において、62はエアカーテン装置であり、
フラックス塗布装置13で加熱された基板16を保温し
て半田槽14に搬送するためのものである。
フラックス塗布装置13で加熱された基板16を保温し
て半田槽14に搬送するためのものである。
次に、第5図に示すものは、第3図及び第4図に示すフ
ラックス塗布装置13の変形に係るフラックス塗布装置
13Aであり、フラクサタンク33Aの底部に、バイブ
ロ3が接続され、該パイプはポンプPを経てオーバフロ
ータンク36Aの底部に接続され、ヒータ29Aの間か
ら、フラクサタンク33Aを通過して、フラックス49
が循環するようになっている。また余剰フラックス塗布
装置52Aは、フラクサタンク33Aの図中左端上部に
設けられており、ブラシ54Aが基板16の下面に接触
するようになっている。
ラックス塗布装置13の変形に係るフラックス塗布装置
13Aであり、フラクサタンク33Aの底部に、バイブ
ロ3が接続され、該パイプはポンプPを経てオーバフロ
ータンク36Aの底部に接続され、ヒータ29Aの間か
ら、フラクサタンク33Aを通過して、フラックス49
が循環するようになっている。また余剰フラックス塗布
装置52Aは、フラクサタンク33Aの図中左端上部に
設けられており、ブラシ54Aが基板16の下面に接触
するようになっている。
次に、第9図及び第10図に示すものは、本発明装置の
第2実施例に係る自動半田付は装置71の要部であり、
フラックス塗布装置73は、第1実施例のフラックス塗
布装置13と略同−であり、異なる点は、フラクサタン
ク33の容量及びヒータ29の容量が小さく設定できる
ことだけであるので、第1実施例と同一の部分には図面
に同一の符号を付して説明を省略する。搬送装置72は
、第1実施例と異なり、キャリヤ20の車輪23が転動
するレール75が上下動可能に構成されており、レール
75にはこれを所定のタイミングで上下動させる連結板
76が固着され、該連結板はレール上下用シリンダ78
のピストンロッド79に連結されている。そして該シリ
ンダ78の作動によってレール75が上下動し、フラッ
クス塗布装置73上において、キャリヤ20が仮想線と
実線で示す位置の間で上下動するように構成されている
。
第2実施例に係る自動半田付は装置71の要部であり、
フラックス塗布装置73は、第1実施例のフラックス塗
布装置13と略同−であり、異なる点は、フラクサタン
ク33の容量及びヒータ29の容量が小さく設定できる
ことだけであるので、第1実施例と同一の部分には図面
に同一の符号を付して説明を省略する。搬送装置72は
、第1実施例と異なり、キャリヤ20の車輪23が転動
するレール75が上下動可能に構成されており、レール
75にはこれを所定のタイミングで上下動させる連結板
76が固着され、該連結板はレール上下用シリンダ78
のピストンロッド79に連結されている。そして該シリ
ンダ78の作動によってレール75が上下動し、フラッ
クス塗布装置73上において、キャリヤ20が仮想線と
実線で示す位置の間で上下動するように構成されている
。
本発明の機械的構成は、以上のようであり、次に本発明
自動半田付は方法及び装置で用いるフラックス49につ
いて説明する。本発明においては、フラックス49自体
を常時40〜120度Cに加熱して用いるため、溶剤の
蒸発や活性剤の劣化が不可避であることから、当然のこ
とながら従来の半田付けに用いられていた液状フラック
スをそのまま本発明に使用することには限界がある。
自動半田付は方法及び装置で用いるフラックス49につ
いて説明する。本発明においては、フラックス49自体
を常時40〜120度Cに加熱して用いるため、溶剤の
蒸発や活性剤の劣化が不可避であることから、当然のこ
とながら従来の半田付けに用いられていた液状フラック
スをそのまま本発明に使用することには限界がある。
本発明に用いる液状フラックス49は、該フラックスの
加熱温度をどの範囲に設定するかによって異なるが、不
燃性又は低引火性で低蒸発性の溶剤に、活性化温度(活
性剤がフラックスとして能力を発揮し始める温度)がフ
ラックスの加熱温度よりも高く、フラックス加熱温度で
は安全な活性剤と、溶剤や活性剤との相溶性のよい添加
物成分とを溶解又は混合したものが好ましい、なお−例
として、本発明では、トリクレジルフォスフェート(耐
熱保護剤、活性助剤、溶解兼増量剤)、リン酸(活性剤
)及び2,3−ジブロムプロパノール(活性剤)を含む
フラックス及びジブチルジグリコールアジペート(耐熱
保護剤、活性助剤、溶解兼増量剤)、リン酸(活性剤)
及び2,3−ジブロムプロパノール(活性剤)を含むフ
ラックスを用い得ることが確認された。
加熱温度をどの範囲に設定するかによって異なるが、不
燃性又は低引火性で低蒸発性の溶剤に、活性化温度(活
性剤がフラックスとして能力を発揮し始める温度)がフ
ラックスの加熱温度よりも高く、フラックス加熱温度で
は安全な活性剤と、溶剤や活性剤との相溶性のよい添加
物成分とを溶解又は混合したものが好ましい、なお−例
として、本発明では、トリクレジルフォスフェート(耐
熱保護剤、活性助剤、溶解兼増量剤)、リン酸(活性剤
)及び2,3−ジブロムプロパノール(活性剤)を含む
フラックス及びジブチルジグリコールアジペート(耐熱
保護剤、活性助剤、溶解兼増量剤)、リン酸(活性剤)
及び2,3−ジブロムプロパノール(活性剤)を含むフ
ラックスを用い得ることが確認された。
なお上記実施例の説明においては、フラックス塗布装置
13.13A及び73内のフラックス49は同一温度に
加熱されるようになっているが、これはフラクサタンク
を複数に分割し、各フラクサタンクのヒータ29の容量
を変え、基板16の進行方向に対し、順次低温のフラッ
クスから高温のフラックスに該基板が接触するように構
成することも可能である。
13.13A及び73内のフラックス49は同一温度に
加熱されるようになっているが、これはフラクサタンク
を複数に分割し、各フラクサタンクのヒータ29の容量
を変え、基板16の進行方向に対し、順次低温のフラッ
クスから高温のフラックスに該基板が接触するように構
成することも可能である。
作用
本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。第1図から第8図において、本発明
に係る自動半田付は装置11のフラックス塗布装置13
のフラクサタンク33には、上記した従来と異なる加熱
可能なフラックス49が収容され、ヒータ29の発熱体
30に通電がなされる。これによってフラクサタンク3
3を介してフラックス49が40〜120度Cに加熱さ
れ、一方半田槽14においては、ヒータ26に通電され
て、半田25は溶融状態となっている。
について説明する。第1図から第8図において、本発明
に係る自動半田付は装置11のフラックス塗布装置13
のフラクサタンク33には、上記した従来と異なる加熱
可能なフラックス49が収容され、ヒータ29の発熱体
30に通電がなされる。これによってフラクサタンク3
3を介してフラックス49が40〜120度Cに加熱さ
れ、一方半田槽14においては、ヒータ26に通電され
て、半田25は溶融状態となっている。
そこで搬送装置12によってキャリヤ20と共に基板1
6が矢印Aの如く進行して来ると、チェーン19が斜め
下方に下降するのでキャリヤ20と共に基板16がフラ
ックス塗布装置13のオーバフロ一部36内のフラック
ス49に接触する。
6が矢印Aの如く進行して来ると、チェーン19が斜め
下方に下降するのでキャリヤ20と共に基板16がフラ
ックス塗布装置13のオーバフロ一部36内のフラック
ス49に接触する。
フラックス49は、モータ44の回転によりブー1J4
5、ベルト46、プーリ48及び回転軸43を介して回
転しているインペラ42によって吸い上げられて圧送部
38からオーバフロ一部39に流れ、該オーバフロ一部
からフラクサタンク33にオーバフローしている。そし
て底板33aを流れる際にヒータ29によって加熱され
て同様に循環する。従って基板16の下面に接触するフ
ラックス49は常に適温に加熱されており、液状フラッ
クス49は、従来の予備加熱装置における熱媒体である
空気に比べて密度及び熱容量が格段に大きいため、基板
16は短時間に、例えば従来の1/4〜1/6の時間で
各部が均一に所望の温度に加熱される。そしてフラック
ス49の塗布と基板16の加熱とが同時に完了する。な
お、このフラックス49の塗布と基板16の加熱工程中
においては数秒間搬送装置12は停止しており、この工
程が完了すると、再び作動して、チェーン19が動いて
、キャリヤ20と基板16は矢印Bの如く斜めに上昇し
、フラックス塗布装置13から離れる。この場合、フラ
ックス49は従来の常温のフラックスよりも多量に基板
16に付着し、このままではその塗布量が過剰となるの
で、余剰フラックス除去装置52のブラシ54が基板1
6の下面に接触して摺動し、余剰のフラックス49は除
去され、基板16に付着したフラックスは適量となる。
5、ベルト46、プーリ48及び回転軸43を介して回
転しているインペラ42によって吸い上げられて圧送部
38からオーバフロ一部39に流れ、該オーバフロ一部
からフラクサタンク33にオーバフローしている。そし
て底板33aを流れる際にヒータ29によって加熱され
て同様に循環する。従って基板16の下面に接触するフ
ラックス49は常に適温に加熱されており、液状フラッ
クス49は、従来の予備加熱装置における熱媒体である
空気に比べて密度及び熱容量が格段に大きいため、基板
16は短時間に、例えば従来の1/4〜1/6の時間で
各部が均一に所望の温度に加熱される。そしてフラック
ス49の塗布と基板16の加熱とが同時に完了する。な
お、このフラックス49の塗布と基板16の加熱工程中
においては数秒間搬送装置12は停止しており、この工
程が完了すると、再び作動して、チェーン19が動いて
、キャリヤ20と基板16は矢印Bの如く斜めに上昇し
、フラックス塗布装置13から離れる。この場合、フラ
ックス49は従来の常温のフラックスよりも多量に基板
16に付着し、このままではその塗布量が過剰となるの
で、余剰フラックス除去装置52のブラシ54が基板1
6の下面に接触して摺動し、余剰のフラックス49は除
去され、基板16に付着したフラックスは適量となる。
フラックス塗布装置13と半田槽14との間の搬送中に
おいては、エアカーテン装置62が作動して、加熱され
た基板16は適温に保たれる状態で半田槽14に到達し
、キャリヤ20と共に溶融半田25の表面まで下降して
該溶融半田25に接触し、半田付けがなされる。この場
合において、従来と異なり、基板16は各部が均一に加
熱されているため、半田25のつきまわりが良好で、ぬ
れ性も非常によく、特に多層の大型プリント基板や熱伝
導性の悪いセラミックス基板であっても良好な半田付け
がなされることは確実である0例えば、第7図に示すよ
うな4層の基板16であると、従来の予備加熱方法では
どうしても下面16aと上面16bとにおける温度勾配
が大きく、上面16bの温度がかなり低いまま半田付け
がなされるため、上面16bまで半田が上昇して来ない
か、たとえ来たとしても電子部品80のリード線80a
や端子等に対する半田のぬれ性が良好でなかったが、本
発明では、このような多層基板16であっても上面16
bの温度が下面16aと大差なく上昇しているので、上
面16bや電子部品80に対する半田のつきまわりが非
常に良好となるものである。
おいては、エアカーテン装置62が作動して、加熱され
た基板16は適温に保たれる状態で半田槽14に到達し
、キャリヤ20と共に溶融半田25の表面まで下降して
該溶融半田25に接触し、半田付けがなされる。この場
合において、従来と異なり、基板16は各部が均一に加
熱されているため、半田25のつきまわりが良好で、ぬ
れ性も非常によく、特に多層の大型プリント基板や熱伝
導性の悪いセラミックス基板であっても良好な半田付け
がなされることは確実である0例えば、第7図に示すよ
うな4層の基板16であると、従来の予備加熱方法では
どうしても下面16aと上面16bとにおける温度勾配
が大きく、上面16bの温度がかなり低いまま半田付け
がなされるため、上面16bまで半田が上昇して来ない
か、たとえ来たとしても電子部品80のリード線80a
や端子等に対する半田のぬれ性が良好でなかったが、本
発明では、このような多層基板16であっても上面16
bの温度が下面16aと大差なく上昇しているので、上
面16bや電子部品80に対する半田のつきまわりが非
常に良好となるものである。
このようにして半田付けが完了すると、搬送装置12が
再び作動して、基板16は冷却兼洗浄装置55に到達し
、該装置においては噴射ポンプ59が作動して洗浄用の
流体56が矢印Cの如くノズル60から噴射され、矢印
りの如く受は具61内に収容されるようにして容器58
内を循環しているので、流体56の速い流速によって第
8図に示すように基板16に付着した不要なフラックス
49や半田25のかす等がきれいに除去され、これと同
時に基板16は適温に冷却されて半田25が急速に固化
すると共に、基板16は取扱い易い温度となり、すべて
の工程が完了する。またこの流体56は静止させておい
て、基板16をこれに接触させることによっても洗浄兼
冷却を行うことができる。
再び作動して、基板16は冷却兼洗浄装置55に到達し
、該装置においては噴射ポンプ59が作動して洗浄用の
流体56が矢印Cの如くノズル60から噴射され、矢印
りの如く受は具61内に収容されるようにして容器58
内を循環しているので、流体56の速い流速によって第
8図に示すように基板16に付着した不要なフラックス
49や半田25のかす等がきれいに除去され、これと同
時に基板16は適温に冷却されて半田25が急速に固化
すると共に、基板16は取扱い易い温度となり、すべて
の工程が完了する。またこの流体56は静止させておい
て、基板16をこれに接触させることによっても洗浄兼
冷却を行うことができる。
なお、この第1実施例によると、フラックス塗布装置1
3のフラクサタンク33及びヒータ29の容量が多少大
きくなるが、機構が簡易で低価格となるほか、必ずしも
フラックス塗布工程及び半田付は工程において搬送装置
を停止させる必要がないので、連続運転が可能となる利
点がある。
3のフラクサタンク33及びヒータ29の容量が多少大
きくなるが、機構が簡易で低価格となるほか、必ずしも
フラックス塗布工程及び半田付は工程において搬送装置
を停止させる必要がないので、連続運転が可能となる利
点がある。
次に、第9図及び第10図に示す第2実施例の自動半田
付は装置71の作用について説明する。
付は装置71の作用について説明する。
この実施例において、搬送装置72が第1実施例と異な
り、チェーン19によりキャリヤ20が矢印Eの如く進
行して、フラックス塗布装置73の真上に到達すると、
シリンダ78が作動して、そのピストンロッド79が一
斉に下降し、連結板76を介してレール75の一部がキ
ャリヤ20を載せたまま仮想線の位置から実線の位置ま
で下降し、基板16の下面は加熱されたフラックス49
に接触して、該フラックスが塗布されると同時に適温に
加熱される。なか、この間チェーン19は一時的に停止
している。
り、チェーン19によりキャリヤ20が矢印Eの如く進
行して、フラックス塗布装置73の真上に到達すると、
シリンダ78が作動して、そのピストンロッド79が一
斉に下降し、連結板76を介してレール75の一部がキ
ャリヤ20を載せたまま仮想線の位置から実線の位置ま
で下降し、基板16の下面は加熱されたフラックス49
に接触して、該フラックスが塗布されると同時に適温に
加熱される。なか、この間チェーン19は一時的に停止
している。
このようにして基板16へのフラックス49の塗布と加
熱とが同時に完了すると、シリンダ78が再び作動して
ピストンロフト79が一斉に上昇し、レール75の下降
していた一部は他の部分と同一高さに復帰し、ここで再
びチェーン19が矢印Eの如く進行を開始し、半田付け
が行われる。
熱とが同時に完了すると、シリンダ78が再び作動して
ピストンロフト79が一斉に上昇し、レール75の下降
していた一部は他の部分と同一高さに復帰し、ここで再
びチェーン19が矢印Eの如く進行を開始し、半田付け
が行われる。
なお、フラックス塗−布装置73における作用は、第1
実施例と全く同一であるので、重複説明は省略する。こ
のように、フラックス塗布装置73上において、キャリ
ヤ20が矢印F、G方向に上下動する搬送装置F72を
用いた場合には、フラックス49の塗布及び加熱工程に
おいて必ず搬送装置72を一度停止させる必要があり、
またレール上下用シリンダ78等が必要となるため、機
構が複雑化して高価となる反面、フラクサタンク33及
びヒータ29の容量を第1実施例に比べて小さくするこ
とができる利点がある。
実施例と全く同一であるので、重複説明は省略する。こ
のように、フラックス塗布装置73上において、キャリ
ヤ20が矢印F、G方向に上下動する搬送装置F72を
用いた場合には、フラックス49の塗布及び加熱工程に
おいて必ず搬送装置72を一度停止させる必要があり、
またレール上下用シリンダ78等が必要となるため、機
構が複雑化して高価となる反面、フラクサタンク33及
びヒータ29の容量を第1実施例に比べて小さくするこ
とができる利点がある。
効果
本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、フラックスを従来の有機溶剤を用いたものに代え
て、不燃性又は低引火性で低蒸発性の溶剤に活性化温度
が該フラックスの加熱温度よりも高り、該フラックスの
加熱温度では安定な活性剤と溶剤や活性剤との相溶性の
よい添加成分とを溶解又は混合したものを用い、フラッ
クス塗布装置にフラックス加熱用のヒータを設け、該ヒ
ータによりフラックスを加熱し、該加熱されたフラック
スを被半田付は基板の被半田付は面に接触させ、フラッ
クスの塗布と被半田付は基板の予備加熱とを同時に行っ
て半田付けするようにしたので、従来大電力を必要とし
ていた予備加熱装置を不要化又は小規模化することが可
能となり、電力消費の大幅な低減と自動半田付は装置の
長さの短縮化を図ることができる効果がある。また加熱
媒体として空気を用いず、空気よりはるかに密度及び熱
容量の大きい液体フラックスを加熱媒体として用いるよ
うにしたので、被半田付は基板を加熱する際の熱効率を
大幅に向上させ、少ないエネルギで短時間にかつ均一に
被半田付は基板を所望の温度に加熱できるという効果が
ある。更にはフラックスに有機溶剤を用いないので、該
有機溶剤を蒸発させる必要性がなくなり、気化熱による
エネルギ損失をなくすことができると共に、公害の発生
を防止でき、また火災発生の危険性をなくすことができ
る効果がある。
から、フラックスを従来の有機溶剤を用いたものに代え
て、不燃性又は低引火性で低蒸発性の溶剤に活性化温度
が該フラックスの加熱温度よりも高り、該フラックスの
加熱温度では安定な活性剤と溶剤や活性剤との相溶性の
よい添加成分とを溶解又は混合したものを用い、フラッ
クス塗布装置にフラックス加熱用のヒータを設け、該ヒ
ータによりフラックスを加熱し、該加熱されたフラック
スを被半田付は基板の被半田付は面に接触させ、フラッ
クスの塗布と被半田付は基板の予備加熱とを同時に行っ
て半田付けするようにしたので、従来大電力を必要とし
ていた予備加熱装置を不要化又は小規模化することが可
能となり、電力消費の大幅な低減と自動半田付は装置の
長さの短縮化を図ることができる効果がある。また加熱
媒体として空気を用いず、空気よりはるかに密度及び熱
容量の大きい液体フラックスを加熱媒体として用いるよ
うにしたので、被半田付は基板を加熱する際の熱効率を
大幅に向上させ、少ないエネルギで短時間にかつ均一に
被半田付は基板を所望の温度に加熱できるという効果が
ある。更にはフラックスに有機溶剤を用いないので、該
有機溶剤を蒸発させる必要性がなくなり、気化熱による
エネルギ損失をなくすことができると共に、公害の発生
を防止でき、また火災発生の危険性をなくすことができ
る効果がある。
また加熱されたフラックスによって効率よく被半田付は
基板が加熱されるようにしたので、熱容量の大きい多層
の大型プリント基板や、熱伝導性の悪いセラミックス基
板等もその板厚全体にわたって短時間にかつ均一に加熱
できる効果があり、半田付は工程における半田のぬれ性
を向上させ、これら大型基板の半田付は性を飛躍的に向
上させることができる効果がある。
基板が加熱されるようにしたので、熱容量の大きい多層
の大型プリント基板や、熱伝導性の悪いセラミックス基
板等もその板厚全体にわたって短時間にかつ均一に加熱
できる効果があり、半田付は工程における半田のぬれ性
を向上させ、これら大型基板の半田付は性を飛躍的に向
上させることができる効果がある。
更にフラックスによる予備加熱は、被半田付は基板の進
行方向に対し、順次低温のフラックスから高温のフラッ
クスに被半田付は基板を接触させて行うことで、被半田
付は基板に対する熱的ショックを緩和でき、該基板の加
熱による変形等を防止できる効果がある。
行方向に対し、順次低温のフラックスから高温のフラッ
クスに被半田付は基板を接触させて行うことで、被半田
付は基板に対する熱的ショックを緩和でき、該基板の加
熱による変形等を防止できる効果がある。
また被半田付は基板に塗布された余分のフラックスを除
去する余剰フラックス除去装置を設けたので、高温フラ
ックス故に多量に塗布されるフラックスが回収でき、フ
ラックスの節約を図ることができると共に半田付は工程
における余剰フラックスの弊害を防止することができる
効果が得られる。
去する余剰フラックス除去装置を設けたので、高温フラ
ックス故に多量に塗布されるフラックスが回収でき、フ
ラックスの節約を図ることができると共に半田付は工程
における余剰フラックスの弊害を防止することができる
効果が得られる。
また耐熱性のフラックスを使用するので、溶融半田の表
面を該フラックスで覆うことができ、該溶融半田の酸化
を防止できるという副次的な効果が得・られる。
面を該フラックスで覆うことができ、該溶融半田の酸化
を防止できるという副次的な効果が得・られる。
更に半田槽において半田付けが完了した半田付は基板に
冷却兼フラックス洗浄用流体を噴射する冷却兼洗浄装置
を設けたので、従来のフラックスよりも多少多めに付着
したフラックスが完全に除去されると同時に冷却が完了
して次工程における取扱いに支障がないようにし得る効
果が得られる。
冷却兼フラックス洗浄用流体を噴射する冷却兼洗浄装置
を設けたので、従来のフラックスよりも多少多めに付着
したフラックスが完全に除去されると同時に冷却が完了
して次工程における取扱いに支障がないようにし得る効
果が得られる。
実施例1
被半田付は基板(プリント回路基fJi)の加熱による
該基板表面の温度上昇の状態を、従来の自動半田付は装
置に用いられている赤外線ヒータによる方法と、本発明
による高温に加熱したフラックスに接触させる方法とに
ついて比較検討した。
該基板表面の温度上昇の状態を、従来の自動半田付は装
置に用いられている赤外線ヒータによる方法と、本発明
による高温に加熱したフラックスに接触させる方法とに
ついて比較検討した。
試験片としては、J I S C6480による絶縁
抵抗測定用くし型電極の形成されたガラス基材エポキシ
樹脂銅張積層板(5011x50m)を用い、電極面を
加熱し、その反対面の温度上昇を調べた。
抵抗測定用くし型電極の形成されたガラス基材エポキシ
樹脂銅張積層板(5011x50m)を用い、電極面を
加熱し、その反対面の温度上昇を調べた。
温度上昇は、試験片の表面に不可逆性の温度指示ラベル
(サーモラベル)貼り付け、指示温度に達するまでの時
間を測定した。
(サーモラベル)貼り付け、指示温度に達するまでの時
間を測定した。
赤外線ヒータによる加熱においては、試験片をその電極
面の温度が約120度Cとなる位置に静置することによ
り、また高温フラックスに接触させる方法においては、
以下に示す組成の液体フラックスを120度Cに加熱し
、その表面に試験片の電極を接触させることにより加熱
した。
面の温度が約120度Cとなる位置に静置することによ
り、また高温フラックスに接触させる方法においては、
以下に示す組成の液体フラックスを120度Cに加熱し
、その表面に試験片の電極を接触させることにより加熱
した。
フラックスの組成
トリクレジルフォスフェート 100重1部リン酸
3重量部2.3−ジブロムプロ
パノール 5重量部試験の結果、従来方法においては
、基板表面が43度Cになるまでの時間が28秒、48
度Cまでが45秒、71度Cまでが90秒、76度Cま
でが110秒、82度Cまでが135秒を要した。
3重量部2.3−ジブロムプロ
パノール 5重量部試験の結果、従来方法においては
、基板表面が43度Cになるまでの時間が28秒、48
度Cまでが45秒、71度Cまでが90秒、76度Cま
でが110秒、82度Cまでが135秒を要した。
これに対して、本発明方法においては、43度Cになる
までの時間がわずかに7秒(1/4に短縮)、48度C
までが10秒(1/4.5に短縮)、71度C:j4’
7!+<17秒(115,3ニ短w1)、76度Cまで
が20秒(115,5に短縮)、82度Cまでが23秒
(115,9に短縮)を要したに過ぎない。
までの時間がわずかに7秒(1/4に短縮)、48度C
までが10秒(1/4.5に短縮)、71度C:j4’
7!+<17秒(115,3ニ短w1)、76度Cまで
が20秒(115,5に短縮)、82度Cまでが23秒
(115,9に短縮)を要したに過ぎない。
以上の結果から、本発明方法によれば、従来の方法に比
べて基板の加熱時間を1/4〜1/6程度に短縮するこ
とができることが明らかである。
べて基板の加熱時間を1/4〜1/6程度に短縮するこ
とができることが明らかである。
またデータは開示しないが、大型基板について同様の試
験を行ったところ、本発明方法で予備加熱したものの温
度分布は、従来方法によるものに比べて、より均一であ
った。
験を行ったところ、本発明方法で予備加熱したものの温
度分布は、従来方法によるものに比べて、より均一であ
った。
実施例2
多層(4層)のガラス−エポキシ系プリント基板の半田
付けされるべき面を以下に示す条件で液体フラックスに
接触させ、フラックスの塗布と基板の予備加熱を行った
後半田付けを行った。
付けされるべき面を以下に示す条件で液体フラックスに
接触させ、フラックスの塗布と基板の予備加熱を行った
後半田付けを行った。
フラックスの組成
ジブチルジグリコールアジペート 100重量部リン酸
3重量部2.3−ジブロ
ムプロパノール 2重量部フラックスの温度120
度C 接触時間 30秒 このとき、基板の部品搭載面(フラックスと直接接触し
ない面)の表面温度は約90度Cであった。
゛ この基板を直ちに250度Cの半田浴に接触させたとこ
ろ、スルーホールを通しての半田の上昇は、半田浴に接
触後2秒から始まり、5秒で終了した。
3重量部2.3−ジブロ
ムプロパノール 2重量部フラックスの温度120
度C 接触時間 30秒 このとき、基板の部品搭載面(フラックスと直接接触し
ない面)の表面温度は約90度Cであった。
゛ この基板を直ちに250度Cの半田浴に接触させたとこ
ろ、スルーホールを通しての半田の上昇は、半田浴に接
触後2秒から始まり、5秒で終了した。
これに対して、従来から広く用いられている、変性ロジ
ンを主成分とし、活性剤として各種アミンの塩酸塩、臭
化水素酸塩等を含む市販フラックス(溶剤はイソプロピ
ルアルコール)を、フラックス塗布装置で塗布の後、赤
外線ヒータにより溶剤の除去と予備加熱(表面温度が約
90度Cになるまで約1分間加熱した)して、半田浴に
接触させた従来の半田付は方法においては、スルーホー
ルを通しての半田の上昇は市販フラックスの種類によっ
ても異なるが、比較的半田上昇のよいもので接触後5秒
から始まり、10秒で終了した。
ンを主成分とし、活性剤として各種アミンの塩酸塩、臭
化水素酸塩等を含む市販フラックス(溶剤はイソプロピ
ルアルコール)を、フラックス塗布装置で塗布の後、赤
外線ヒータにより溶剤の除去と予備加熱(表面温度が約
90度Cになるまで約1分間加熱した)して、半田浴に
接触させた従来の半田付は方法においては、スルーホー
ルを通しての半田の上昇は市販フラックスの種類によっ
ても異なるが、比較的半田上昇のよいもので接触後5秒
から始まり、10秒で終了した。
即ち、同一条件で多層(4層)のガラス−エポキシ系プ
リント基板の半田付けを行えば、スルーホールを通して
の半田の上昇は、本発明方法によれば従来の方法に比べ
て約1/2の時間で終了することが判明した。
リント基板の半田付けを行えば、スルーホールを通して
の半田の上昇は、本発明方法によれば従来の方法に比べ
て約1/2の時間で終了することが判明した。
このように、本発明自動半田付は方法及び装−置によれ
ば、半田付は性も従来例より格段に向上することがわか
る。
ば、半田付は性も従来例より格段に向上することがわか
る。
第1図から第8図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は自動半田付は装置の全体概略側面図、第2図は第1図
に示すものの平面図、第3図はフラックス塗布装置の正
面縦断面図、第4図は第3図に示すものの側面縦断面図
、第5図は第3図に示すフラックス塗布装置の変形例を
示す正面概略縦断面図、第6図はフラックス加熱用ヒー
タの斜視図、第7図は多層プリント基板が半田浴に接触
している状態を示す縦断面図、第8図は洗浄兼冷却装置
で基板を洗浄兼冷却している状態を示す概略正面縦断面
図、第9図及び第10図は本発明の第2実施例に係り、
第9図はフラックス塗布装置の正面縦断面図、第10図
は第9図に示すものの側面縦断面図、第11図及び第1
2図は従来例に係り、第11図は自動半田付は装置の全
体概略側面図、第12図は第11図に示すものの平面図
である。 11.71は自動半田付は装置、12.72は搬送装置
、13,13A、73はフラックス塗布装置、14は半
田槽、16は被半田付は基板、25は溶融半田、29.
29Aはフラックスを加熱するためのヒータ、49はフ
ラックス、52は余剰フラックス除去装置、54はブラ
シ、55は洗浄兼冷却装置である。
は自動半田付は装置の全体概略側面図、第2図は第1図
に示すものの平面図、第3図はフラックス塗布装置の正
面縦断面図、第4図は第3図に示すものの側面縦断面図
、第5図は第3図に示すフラックス塗布装置の変形例を
示す正面概略縦断面図、第6図はフラックス加熱用ヒー
タの斜視図、第7図は多層プリント基板が半田浴に接触
している状態を示す縦断面図、第8図は洗浄兼冷却装置
で基板を洗浄兼冷却している状態を示す概略正面縦断面
図、第9図及び第10図は本発明の第2実施例に係り、
第9図はフラックス塗布装置の正面縦断面図、第10図
は第9図に示すものの側面縦断面図、第11図及び第1
2図は従来例に係り、第11図は自動半田付は装置の全
体概略側面図、第12図は第11図に示すものの平面図
である。 11.71は自動半田付は装置、12.72は搬送装置
、13,13A、73はフラックス塗布装置、14は半
田槽、16は被半田付は基板、25は溶融半田、29.
29Aはフラックスを加熱するためのヒータ、49はフ
ラックス、52は余剰フラックス除去装置、54はブラ
シ、55は洗浄兼冷却装置である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フラックスを加熱し、該加熱されたフラックスを被
半田付け基板の被半田付け面に接触させ、前記フラック
スの塗布と該被半田付け基板の予備加熱とを同時に行い
、しかる後に半田付けを行うことを特徴とする自動半田
付け方法。 2 前記フラックスは、不燃性又は低引火性で低蒸発性
の溶剤に活性化温度が該フラックスの加熱温度よりも高
く、該フラックスの加熱温度では安定な活性剤と前記溶
剤や活性剤との相溶性のよい添加物成分とを溶解又は混
合したものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の自動半田付け方法。 3 前記フラックスは、トリクレジルフォスフェート、
リン酸及び2、3−ジブロムプロパノールを含むもので
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
に記載の自動半田付け方法。 4 前記フラックスは、ジブチルジグリコールアジペー
ト、リン酸及び2、3−ジブロムプロパノールを含むも
のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
2項に記載の自動半田付け方法。 5 前記フラックスによる予備加熱は、前記被半田付け
基板の進行方向に対し、順次低温のフラックスから高温
のフラックスに該被半田付け基板を接触させて行うこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自動半田付
け方法。 6 被半田付け基板を搬送する搬送装置と、フラックス
塗布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えたも
のにおいて、前記フラックス塗布装置は、フラックスを
加熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱され
た該フラックスを前記被半田付け基板の被半田付け面に
接触させることによりフラックスの塗布と被半田付け基
板の予備加熱とを同時に行うように構成したものである
ことを特徴とする自動半田付け装置。 7 被半田付け基板を搬送する搬送装置と、フラックス
塗布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えたも
のにおいて、前記フラックス塗布装置は、フラックスを
加熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱され
た該フラックスを前記被半田付け基板の被半田付け面に
接触させることによりフラックスの塗布と被半田付け基
板の予備加熱とを同時に行うように構成し、かつ該被半
田付け基板に塗布された余分のフラックスを除去する余
剰フラックス除去装置を備えたことを特徴とする自動半
田付け装置。 8 前記余剰フラックス除去装置は、前記余分のフラッ
クスを機械的に除去するブラシであることを特徴とする
特許請求の範囲第7項に記載の自動半田付け装置。 9 前記余剰フラックス除去装置は、前記余分のフラッ
クスを圧縮空気の噴射によって除去するエアブラシであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の自動
半田付け装置。 10 被半田付け基板を搬送する搬送装置と、フラック
ス塗布装置と、溶融半田が収容される半田槽とを備えた
ものにおいて、前記フラックス塗布装置は、フラックス
を加熱するためのヒータを備え、該ヒータにより加熱さ
れた該フラックスを前記被半田付け基板の被半田付け面
に接触させることによりフラックスの塗布と被半田付け
基板の予備加熱とを同時に行うように構成し、かつ前記
半田槽において半田付けが完了した前記被半田付け基板
に冷却用兼フラックス洗浄用流体を接触させる冷却兼洗
浄装置を設けたことを特徴とする自動半田付け装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60067707A JPS61226166A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 自動半田付け方法及び装置 |
US06/838,825 US4684054A (en) | 1985-03-30 | 1986-03-12 | Automatic soldering apparatus and method of using the flux to heat the circuit board |
FR8604245A FR2579857A1 (fr) | 1985-03-30 | 1986-03-25 | Appareil et procede de soudage automatique |
GB8607657A GB2174326B (en) | 1985-03-30 | 1986-03-27 | Method for automatic soldering. |
KR1019860002280A KR910003702B1 (ko) | 1985-03-30 | 1986-03-27 | 자동 납땜장치 및 방법 |
DE19863610747 DE3610747A1 (de) | 1985-03-30 | 1986-03-29 | Verfahren und vorrichtung zum selbsttaetigen loeten |
DE3645211A DE3645211C2 (de) | 1985-03-30 | 1986-03-29 | Flußmittel für das Löten von Leiterplatten |
NL8600826A NL8600826A (nl) | 1985-03-30 | 1986-04-01 | Werkwijze en inrichting voor het solderen van een plaat met gedrukte bedrading. |
NL9201027A NL9201027A (nl) | 1985-03-30 | 1992-06-10 | Werkwijze en inrichting voor het solderen van een plaat met gedrukte bedrading. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60067707A JPS61226166A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 自動半田付け方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61226166A true JPS61226166A (ja) | 1986-10-08 |
Family
ID=13352697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60067707A Pending JPS61226166A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 自動半田付け方法及び装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61226166A (ja) |
KR (1) | KR910003702B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124332A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Nihon Dennetsu Keiki Co Ltd | はんだ付け方法およびはんだ付けシステムとフラックス塗布システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649680A (en) * | 1979-09-27 | 1981-05-06 | Toshiba Electric Equip Corp | Power source device |
JPS5721473B2 (ja) * | 1974-06-03 | 1982-05-07 | ||
JPS58179562A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-10-20 | アルフア・メタルズ・インコ−ポレイテツド | はんだ付方法とはんだ付用フラツクス組成物 |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP60067707A patent/JPS61226166A/ja active Pending
-
1986
- 1986-03-27 KR KR1019860002280A patent/KR910003702B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721473B2 (ja) * | 1974-06-03 | 1982-05-07 | ||
JPS5649680A (en) * | 1979-09-27 | 1981-05-06 | Toshiba Electric Equip Corp | Power source device |
JPS58179562A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-10-20 | アルフア・メタルズ・インコ−ポレイテツド | はんだ付方法とはんだ付用フラツクス組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124332A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Nihon Dennetsu Keiki Co Ltd | はんだ付け方法およびはんだ付けシステムとフラックス塗布システム |
JP4746520B2 (ja) * | 2006-11-14 | 2011-08-10 | 日本電熱ホールディングス株式会社 | はんだ付け方法およびはんだ付けシステムとフラックス塗布システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR860007859A (ko) | 1986-10-17 |
KR910003702B1 (ko) | 1991-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3132745B2 (ja) | フラックス組成物および対応するはんだ付け方法 | |
US4801069A (en) | Method and apparatus for solder deposition | |
CN104540333B (zh) | 3D Plus封装器件的装配工艺方法 | |
KR101993025B1 (ko) | 리플로우 오븐 및 리플로우 오븐의 표면 처리 방법 | |
US6871776B2 (en) | Manufacture of solid-solder-deposit PCB utilizing electrically heated wire mesh | |
US4909429A (en) | Method and apparatus for solder deposition | |
US4840305A (en) | Method for vapor phase soldering | |
JPH069298B2 (ja) | プリント配線板の半田付け装置と方法 | |
JPH0864949A (ja) | 温度制御された非酸化性雰囲気中で部品を印刷回路板にウエーブはんだ付けするための方法 | |
US4684054A (en) | Automatic soldering apparatus and method of using the flux to heat the circuit board | |
US6915941B2 (en) | Method for local application of solder to preselected areas on a printed circuit board | |
US6572009B2 (en) | Passive and active heat retention device for solder fountain rework | |
JPS61226166A (ja) | 自動半田付け方法及び装置 | |
US3893409A (en) | Apparatus for solder coating printed circuit boards | |
JP3617793B2 (ja) | はんだ付け方法およびはんだ付け装置 | |
JP2002335075A (ja) | 噴流式はんだ付け装置およびはんだ付け方法 | |
JP2003340569A (ja) | リフロー炉 | |
JPH071815Y2 (ja) | 回路配線板の冷却装置 | |
JPS5884673A (ja) | はんだ付け方法 | |
JP4215466B2 (ja) | プリント基板の部分はんだ付け方法 | |
JPS6298692A (ja) | プリント基板の加熱錫メツキ装置とプリント基板の導線パタ−ンと差込み穴に電子部品の端末をハンダ付けする方法 | |
KR20060115145A (ko) | 침지형 냉각부를 구비하는 무연 솔더 리플로우 장치 | |
JPH02281684A (ja) | 部品実装方法 | |
JP3264556B2 (ja) | はんだ付け方法 | |
JP2001217534A (ja) | フレキシブル基板の実装におけるハンダのリフロー加熱方法と加熱装置 |