JPS61224986A - エラスタ−ゼ含有凍結乾燥物 - Google Patents

エラスタ−ゼ含有凍結乾燥物

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Publication number
JPS61224986A
JPS61224986A JP6192885A JP6192885A JPS61224986A JP S61224986 A JPS61224986 A JP S61224986A JP 6192885 A JP6192885 A JP 6192885A JP 6192885 A JP6192885 A JP 6192885A JP S61224986 A JPS61224986 A JP S61224986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastase
gelatin
present
experimental example
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP6192885A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ishii
正昭 石井
Naoki Asakawa
直樹 浅川
Yoshinobu Shinoda
篠田 愛信
Yasuo Miyake
康夫 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP6192885A priority Critical patent/JPS61224986A/ja
Publication of JPS61224986A publication Critical patent/JPS61224986A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエラスターゼ含有凍結乾燥物に関する。
さらに詳しくはエラスターゼを安定化するのに有効な添
加剤が必須成分として配合されるエラスターゼ含有凍結
乾燥物に関する。
エラスターゼは医薬品の分野において高血圧症。
糖尿病、高脂血症に伴なう動脈硬化性疾患および血清脂
質異常の治療に有効な物質として使用されている。
しかしながらエラスターゼは熱、水分、圧力。
酸に不安定であり、これらにより容易書ζ活性の低下を
きたす。圧力および酸に関しては製剤的工夫により安定
性を保つことができるが、熱あるいは湿分薔ζ関しては
経時的安定性を保つことが困難である。
本発明者はエラスターゼを安定化せしめる技術手段につ
いて種々の検討をおこなってきたが、その結果、ゼラチ
ン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン
酸ナトリウム、カゼイン。
カラゲーナンからなる群より選ばれた一以上を添加剤と
して配合し、凍結乾燥することにより、目的が達成され
ることを知り1本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の目的はエラスターゼの安定化であり、
該目的のために本発明は上記添加剤を必須成分とする凍
結乾燥物を提供する。
以下に本発明を説明する。
エラスターゼはブタ、ウシその他の哺乳動物を起源とす
るエラスターゼの外に人為的に製造されたエラスターゼ
等を使用することができる。要はエラスチンに対して活
性を有するエラスターゼを利用することができ9本発明
はエラスターゼの由来によって限定されない。
本発明においてゼラチンとしては例えば可溶性ゼラチン
を使用するのがよいが、特別これに限定されることはな
い。
カゼインは牛乳、豆、堅果等いづれの由来のものでもよ
い。カラゲーナンは通常は紅藻類、スギノリ科、ツノマ
タ属のヤハズツノマタに含有される粘性物質として採取
されるが、これ墨と限定されない。カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム。
アルギン酸ナトリウムは医療用乃至食用に精製されたも
のを使用すればよい。
本発明物を製造するためには、エラスターゼおよび本発
明に係る添加物を水溶液あるいは水性懸濁液として混合
した後、凍結乾燥をおこなう。
本発明に係る添加剤の配合量はエラスターゼ1重量部に
対して0.5〜20重量部でよい。該上限以上は実用的
でない。好ましくは1〜8重量部である。また本発明に
係る添加剤は単独に使用してもよいが、2以上を組合わ
せて使用してもよ(、これも本発明の態様に含まれる。
本発明乾燥物に他の成分9例えば賦形剤、結合剤、滑沢
剤、崩壊剤等を加えて他の適当な固形製剤を製造するこ
とができる。これらは本発明を利用する製造物であり。
本発明乾燥物1ζおけると同一の目的を有する。
本発明の効果はエラスターゼの安定性の増加であり、後
記実験例の図1に示されるとおり加熱保存下において、
また図3に示されるとおり加湿保存下において、それぞ
れエラスターゼ単独に比べていちぢるしい安定化をもた
らす。
実施例1 エラスターゼ6gに精製水を加えて全量200 mLと
した。またカルボキシメチルセルロースナトリウム12
.に精製水を加えて分散懸濁化し全量100−とした。
両者を混合して10分間撹拝復凍結乾燥し9本発明乾燥
物とした。
実施例2 実施例1の乾燥物15gに結晶セルロース40g。
乳tli40y、  )ウモロコシデンプン4.7g、
  ステアリン酸マグネシウム0.3gを加え、混合し
た後。
常法に従い重量100 u径6咽の錠剤を製し1本発明
を利用する錠剤とした。
実験例をもって本発明の詳細な説明する。
実験例1 エラスターゼ1.0 % (w/w以下同じ)水溶液お
よび可溶性ゼラチン2.0%水溶液を等量混合して10
分間撹拌し、2mLづつバイアル瓶に分注して凍結乾燥
し、密栓して検体とした。
別にエラスターゼ1.0%水溶液を1rnLづつ同様に
分注して凍結乾燥し、密栓して対照を用意した。
検体および対照を5℃および45℃で30日および90
日保存した後高速液体クロマトグラフィーによってエラ
スターゼを測定し、5℃保存の場合を100%として残
存率を求めた。
結果を図1に示す。図1は45℃保存における残存率の
経時変化を示すグラフであり9図中・印線は検体の結果
、○印線は対照の結果を示す。図1より可溶性ゼラチン
がエラスターゼに対し高い対熱安定化作用をもつことが
判明する。
実験例2 実験例1において可溶性ゼラチンをそのまま使用して、
および可溶性ゼラチンの代わりにカルボキシメチルセル
ロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラゲーナ
ン、アラビアゴム、バレイショデンプン、ゼラチン、カ
ゼイン、卵白アルブミンを使用してそれぞれ2.096
水溶液あるいは2、096水性懸濁液とし、−験例1と
同様にして対応する9つの検体力よび対照を用意した。
5°Cおよび45℃で90日保存し、実験例1と同様に
して残存率を求めた。
結果を図2に示す。ただし対照め残存率を100として
これに対する残存指数として示した。
図2よりカルボキシメチルセルロースナトリウム、アル
ギン酸ナトリウム、カラゲーナン、ゼラチン、カゼイン
がエラスターゼに対し対熱安定化作用をもつことが判明
する。
実験例3 実験例1において可溶性ゼラチンの代わりにカルボキシ
メチルセルロースナトリウムまたはゼラチンを使用して
実験例1と同様にして対応する2つの検体および対照を
用意した。5℃および開栓して40℃相対湿度75%で
それぞれ30日保存し、実験例1と同様にして残存率を
求めた。
結果を図3に示す。ただし対照の残存率を100として
これに対する残存指数として求した。
図3よりカルボキシメチルセルロースナトリウムおよび
ゼラチンがエラスターゼに対し対湿安定化作用をもつこ
とが判明する。
実験例4 実験例1に詔いて可溶性ゼラチンの代わりにゼラチンを
使用して、  1.096水溶液、2.096水溶液。
4.096水溶液、8.096水溶液を調製し、実験例
1と同様にして対応する4つの検体および対照を用意し
た。実験例2と同様にして残存率を求めた。
結果を図4に示す。なお4つの検体においてゼラチンは
エラスターゼ1重量部に対してそれぞれ1重量部、2重
量部、4重量部、8重量部となるので、それぞれゼラチ
ン重量部をもって示した。
図4よりエラスターゼ1重量部に対してゼラチン1重量
部以上においてゼラチンはエラスターゼ番こ対し対熱安
定化作用を示すことが判明する。
【図面の簡単な説明】
図1は実験例1の図1であり、加熱保存下におけるエラ
スターゼの経時変化を示すグラフである。 図2は実験例2の図2であり、加熱保存下におけるエラ
スターゼの安定性に対する各種添加剤の効果を示すグラ
フである。 図3は実験例3の図3であり、加湿加熱保存下における
エラスターゼの安定性に対する各種添加剤の効果を示す
グラフである。 図4は実験例4の図4であり、加熱保存下におけるエラ
スターゼの安定性に対するゼラチン配合量(重量部)の
効果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゼラチン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
    ム、アルギン酸ナトリウム、カゼイン、カラゲーナンか
    らなる群より選ばれた一以上の添加剤を必須成分とする
    エラスターゼ含有凍結乾燥物
  2. (2)添加剤の配合量がエラスターゼ1重量部に対して
    0.5〜20重量部である特許請求の範囲第1項記載の
    エラスターゼ含有凍結乾燥物
JP6192885A 1985-03-28 1985-03-28 エラスタ−ゼ含有凍結乾燥物 Pending JPS61224986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0675361A3 (en) * 1987-07-13 1995-10-25 Abbott Laboratories Method for storage of labile protein materials

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247984A (en) * 1975-10-15 1977-04-16 Eisai Co Ltd Stabilization of elastase
JPS5881782A (ja) * 1981-11-12 1983-05-17 Mitsui Toatsu Chem Inc β−ガラクトシダ−ゼ又はその複合体の安定な保存法

Patent Citations (2)

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