JPS61224932A - ガンマリノレン酸成分添加ミルク - Google Patents

ガンマリノレン酸成分添加ミルク

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JPS61224932A
JPS61224932A JP6766885A JP6766885A JPS61224932A JP S61224932 A JPS61224932 A JP S61224932A JP 6766885 A JP6766885 A JP 6766885A JP 6766885 A JP6766885 A JP 6766885A JP S61224932 A JPS61224932 A JP S61224932A
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gamma
linolenic acid
milk
ester
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JP6766885A
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JPS6324650B2 (ja
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Osamu Suzuki
修 鈴木
Toshihiro Yokochi
俊弘 横地
Yasuo Ninomiya
保男 二宮
Toshio Higuchi
俊男 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C9/00Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
    • A23C9/152Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations containing additives
    • A23C9/1528Fatty acids; Mono- or diglycerides; Petroleum jelly; Paraffine; Phospholipids; Derivatives thereof

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステ
ルを添加した粉ミルク及び液体ミルクに関するものであ
る。
〔従来技術〕
母乳中にはガンマリノレン酸が含まれており。
この点で他の動物の乳と異なる。ガンマリノレン酸は乳
児には不可欠の栄養素と考えられる。しかし、近年、母
乳のみによる育児は減少し、粉ミルクや液体ミルクを併
用あるいは粉ミルクや液体ミルクによってのみ育児を行
うケースが増加している。ところが、粉ミルクや液体ミ
ルク中にはガンマリノレン酸成分はほとんど含まれてお
らず、この点で母乳と大きく異なる。
ガンマリノレン酸(cis、cis、cis−6,9,
12−octadecatrienic acid)は
カルボン酸末端から6,9゜12番目の炭素にシス型の
不飽和結合を持つ炭素数18の脂肪酸で、母乳、月見草
種子などにおいてその存在が認められている。生体内に
おいては、必須脂肪酸であるリノール酸から不飽和化酵
素(Δ−6−desaturase)により誘導され、
その後、ビスホモガンマリノレン酸となり、さらに生体
内で多様な生理活性を持つプロスタグランジン及び・ロ
イコトリエンへと変換される。この代紺経路において、
第1の律速因子が不飽和化酵素であり、この酵素の働き
は、糖尿病、過剰のアルコール。
老化等によって更に弱められる。そして、この酵素活性
低下によりプロスタグランジンの生成が抑制され、健康
障害が起こることが知られているが。
ガンマリノレン酸はこれら健康障害に対する治療用栄養
素として有効である。
〔目   的〕
本発明は、従来の粉ミルクや液体ミルクにおいて見られ
る前記ガンマリノレン酸成分欠除の問題による健康障害
発生の問題を解決した粉ミルク及び液体ミルクを提供す
ることを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、ガンマリノレン酸又はガンマリノレン
酸エステルを添加した粉ミルク又は液体ミルクが提供さ
れる。
ガンマリノレン酸は、前記したように母乳中に多く含ま
れるが、他には月見草種子油に含まれていることが知ら
れている。現在、ガンマリノレン酸は月見草種子を原料
としているが、月見草種子の生産性は低く、これに代る
ガンマリノレン酸原料の探索がなされている。糸状菌あ
るいは藻類においても、その脂質中にガンマリノレン酸
を含むものが報告されているが、脂質生産性、ガンマリ
ノレン酸含有量ともに満足するものはなかった。
通商産業省工業技術院化学技術研究所では、動植物に代
る油脂資源の開発を目的として各種糸状菌による油脂生
産について研究が進められ、その中で1モルテイエレラ
(Mortierella)属菌が高い脂質含量を示し
、またその脂質中にガンマリノレン酸を高い割合で含有
することが見出された。
更に、モルテイエレラ属の一部菌株において、高濃度の
グルコース、糖蜜などの炭水化物を炭素源とした培地を
用いることにより、高脂質含有菌体をこれまでにない高
濃度で生産性良く培養することが可能となった。この様
にして生産された菌体油脂は、ガンマリノレン酸を月見
草種子油と同程度含有する。この菌体生産油脂を原料と
して用いることにより、安価にガンマリノレン酸及びガ
ンマリノレン酸エステルを生産することができる。
なお、前記のようにして得られるガンマリノレン酸及び
ガンマリノレン酸エステルの精製は、常法により行なえ
る。例えば、ガンマリノレン酸含有油脂を加水分解し、
メチルエステル化し、脂肪酸メチルエステルとした後、
尿素付加分画法を繰り返し行うことにより、純度90%
以上に精製されたガンマリノレン酸メチルが得られる。
本発明では、前記のようにして得られた精製ガンマリノ
レン酸又はガンマリノレン酸エステルは、これをそのま
ま粉ミルクやミルク液に添加し、でも良いが、一般には
、均一に安定した状態で混合することは難しい。そこで
、本発明者らは、この難点を克服するために種々研究を
重ねた結果、ガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エ
ステルをシクロデキストリンの包接化合物とした後、粉
ミルク又は液体ミルクに添加することによってその目的
を達成し得ることを見出した。本発明で用いるシクロデ
キストリンは、α、β、γのいずれのタイプでも良いが
、βシクロデキストリンが好ましく用いられる。
本発明者らの研究によれば、ガンマリノレン酸及びガン
マリノレン酸エステルは常法により、シクロデキストリ
ンの包接化合物となし得ることが見出された。即ち、シ
クロデキストリンの飽和もしくは過飽和水溶液中に一定
量のガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステルを
添加し、数十分〜数時間攪拌することにより沈澱物とし
て包接物が得られる。また、シクロデキストリンに水を
加えてスラリー状にした後、必要量のガンマリノレン酸
又はガンマリノレン酸エステルを添加し、混線機等を用
いてよく攪拌混合することによって目的の包接物を得る
ことができる。
本発明において、ミルク中に添加するガンマリノレン酸
又はガンマリノレン酸エステルの添加量は、粉ミルクの
場合、固形分中に0.01〜1重量%であり、液体ミル
クの場合、o、ooi〜0,1重量%程度である。
〔効  果〕
本発明の粉ミルク及び液体ミルクは、従来の粉ミルク及
び液体ミルク成分に加えて、ガンマリノレン酸又はガン
マリノレン酸エステルを加えたことにより、母乳組成と
同様の高品質の製品として用いることができ、この場合
、従来製品に見られるような健康障害の問題を生じない
〔実施例〕
次に2木発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 エタノールの50容量パ一セント水溶液100m Qを
60℃に加温し、攪拌しながらベータシクロデキストリ
ン9Gを加え分散した。これにガンマリノレン酸を1g
加え、4〜5時間攪拌を続けながら、4℃まで徐々に冷
却した。沈澱物を遠心により回収した後、アセトンで洗
浄し、ガンマリノレン酸を約10重量パーセント含有す
るシクロデキストリン粉末を得た。
このガンマリノレン酸を包接したシクロデキストリン粉
末を、粉ミルク中のガンマリノレン酸含量が0.1重量
パーセントになるよう粉ミルクに添加混入した。この場
合、そのガンマリノレン酸を包接したシクロデキストリ
ン粉末の粉ミルクへの添加混入は非常に容易であり、均
質な製品を得ることができた。
実施例2 エタノールの50容量パ一セント水溶液100muを6
0℃に加温し、攪拌しながらベータシクロデキストリン
職を加え分散した。これにガンマリノレン酸メチルを1
.5g加え、4〜5時間攪拌を続けながら。
4℃まで徐々に冷却した。沈澱物を遠心により回収した
後、アセトンで洗浄し、ガンマリノレン酸メチルを約1
0重量パーセント含有するシクロデキストリン粉末を得
た。
このガンマリノレン酸メチルを包接したシフロブキスト
ン粉末を、粉ミルク中のガンマリノレン酸メチル含量が
0.1重量パーセントになるよう粉ミルクに添加混入し
た。この場合、そのガンマリノレン酸メチルを包接した
デキストリン粉末の粉ミルクへの添加混入は非常に容易
であり、均質な製品を得ることができた。
実施例3 エタノールの50容量パ一セント水溶液Loom nを
60℃に加温し、!ft拌しながらベータシクロデキス
トリン9gを加え分散した。これにガンマリノレン酸エ
チルを1.5g加え、4〜5時間攪拌を続けながら。
4℃まで徐々に冷却した。沈澱物を遠心により回収した
後、アセトンで洗浄し、ガンマリノレン酸エチルを10
重量パーセント含有するシクロデキストリン粉末を得た
このガンマリノレン酸エチルを包接したシフロブキスト
ン粉末を、粉ミルク中のガンマリノレン酸エチル含量が
0.1重量パーセントになるよう粉ミルクに添加混入し
、ガンマリノレン酸メチル成分が均質上分散混入した粉
ミルク製品を得た。
実施例4 液体ミルクに対して、前記実施例1で得られたガンマリ
ノレン酸を包接したシクロデキストリン粉末を、液体ミ
ルク中のガンマリノレン酸含量が0.05重量%になる
ように添加し、ガンマリノレン酸成分が均質に分散混入
した製品を得た。
指定代理人 工業技術院化学技術研究所長藤  堂  
尚  之 (ほか1名)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステル
    を添加した粉ミルク又は液体ミルク。
  2. (2)ガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステル
    を固形分中に0.01〜1重量パーセント含有する特許
    請求の範囲第1項記載の粉ミルク。
  3. (3)ガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステル
    を液体中に0.001〜0.1重量パーセント含有する
    特許請求の範囲第1項記載の液体ミルク。
  4. (4)ガンマリノレン酸エステルが、ガンマリノレン酸
    メチル又はガンマリノレン酸エチルである特許請求の範
    囲第1項に記載の粉ミルク又は液体ミルク。
  5. (5)ガンマリノレン酸又はガンマリノレン酸エステル
    が、シクロデキストリンで包接されている特許請求の範
    囲第1項記載の粉ミルク又は液体ミルク。
JP6766885A 1985-03-30 1985-03-30 ガンマリノレン酸成分添加ミルク Granted JPS61224932A (ja)

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