JPS6122342B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は交通機関の座席指定券を自動販売する
装置に関する。

〔従来技術〕

指定券を購入する場合は指定日、枚数、乗車ま
たは乗船などの区間、券種などの情報の他に、列
車であれば列車名とその発車時刻を知つて希望の
列車名を指定しなければならない。従つて、希望
の列車を予じめ調べてから指定券を購入しなけれ
ばならない。しかしながら初めに指定した列車に
ついて満席のため指定券が購入できないこともあ
る。このため第２希望、第３希望などの列車も調
べておく必要がある。こうしたことは購入者にと
つては煩しいことであり、また誤つた列車の指定
券を購入することも起こり得るという問題があ
る。

〔発明の目的〕

本発明の目的は特に時刻表などを調べる必要も
なく、指定券の購入希望者が希望の項目をキー入
力するだけで指定券購入ができるよう操作性を向
上せしめた指定券販売装置の提供にある。

〔発明の概要〕

本発明は前記欠点を除去するために装置の接客
パネル上に路線対応に列車名、列車番号及び発車
時刻を記載すると同時に列車対応にキーを設けた
時刻表機能を持たせたものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例を第１図〜第３図に従つて
具体的に説明する。

第１図は東北、上越新幹線の大宮駅に設置され
た場合の指定券販売機の接客パネル（正面パネ
ル）を示す。１は操作順序を示す操作案内パネル
である。これはパネル表面上に印刷などにより固
定的に記入されている。２は客が入力したデータ
を表示する購入内容表示パネルを示す。枠で囲つ
てある部分２１は液晶表示装置であり、その他は
１と同じく固定的に記入されている。２２はガイ
ダンスが印刷されその移動により可変のガイダン
ス情報が表示できるフイルム方式の表示装置であ
る。３は行先駅名を指定する行先指定パネルを示
し、押しボタンスイツチのキートツプに駅名が記
載されているものが配列されている。４は希望券
種と人数を指定する券種／人数指定パネルを示
す。押しボタンスイツチ４１と券種を示す固定情
報が対となつて配設されている。５は予約日を指
定する日付指定パネルを示す。これも押しボタン
スイツチ５１をもつ。６及び７は上越新幹線と東
北新幹線の時刻表データを指定する時刻表指定パ
ネル（固定または可変表示情報表示が可能である
が、ここでは固定情報とした）を示す。６１及び
７１は各時刻表データごとに有する押しボタンス
イツチであり、このブロツク内では後押し優先機
能となつている。８は投入必要金額を表示する必
要金額表示パネルを示す。９は投入金額を表示す
る投入金額表示パネルを示す。１０は現金を投入
する投入口を示し、１１はキヤツシユレスカード
を挿入する挿入口を示す。１２はキヤツシユレス
カード挿入時の暗証番号の入力に使用するテンキ
ーを示す。１３はきつぷおよびおつりが放出され
るきつぷ／おつり取出口を示す。第２図は指定券
販売システムのシステム構成図を示す。１０１は
指定券販売機を示し、１０２は中央処理装置と指
定券販売機とをオンラインで接続する回線を示
す。１０３は列車の座席を管理し指定券販売機１
０１からの座席要求ごとに残座席数の更新処理を
行なう中央処理コンピユータである。第３図は指
定券販売機の機能ブロツク図を示す。第１図の購
入内容表示パネル２はその可変表示部２１が、そ
して可変ガイダンス２２行先指定パネル３、券
種／人数指定パネル４、日付指定パネル５のキー
イン情報時刻表指定パネル６，７のキーイン情報
がステイタス制御部１０４に接続される。これは
各パネル部で指定された情報を編集し中央処理装
置に送信するための電文フオーマツトに直したり
中央処理装置からの回答情報を解読して操作案内
パネル２，２２に表示したりする。また必要金額
表示パネル８及び投入金額表示パネル９を含む現
金処理部１０７も制御部１０４に接続されており
これらの表示パネルにも表示が行なわれる。指定
券販売機はきつぷ印刷発行機１０６を内蔵し、こ
れはステイタス制御部１０４からの情報に基づき
切符を印刷する。１０５はステイタス制御部１０
４で編集された要求情報を回線に送信したり、中
央処理装置からの回答情報を受信したりする機能
を有する。１０８は現金のかわりにキヤツシユレ
スカードを挿入したときにカードのチエツクを行
ない暗証番号のチエツクを行なう機能を有するも
のである。

以下大宮乗車、仙台下車の列車（大宮発やまび
こ11号７時00分発）の指定券と乗車券を購入する
場合の処理手順について記述する。

まず客は指定券販売機の前に立ち第１図１の操
作案内パネル１の文章を読み行先指定パネル３中
の目的の“仙台”ボタンを押下すると２の購入内
容表示パネル上に大宮−仙台と表示される。次に
操作案内パネル１の次の案内文を読み券種／人数
指定パネル４中の目的の“指定券と乗車券”に対
応するボタン４１を押下する。この結果購入内容
表示パネル２上に制御部１０４の制御により指定
券と乗車券と表示される。続いて操作案内パネル
１の次の文章を読み券種／人数指定パネル４中の
目的の大人“１”ボタンを押下する。この結果購
入内容表示パネル２上に大人１枚が表示される。
続いて操作案内パネル１の次の文章を読み東北新
幹線の時刻表指定パネル７上の目的の列車“やま
びこ11号７時00分発”に対応したスイツチ７１を
押下する。この結果押下されたスイツチ７１に内
蔵されている表示素子が点灯する。続いて操作案
内パネル１の次の文章を読み日付指定パネル５中
の目的の“当日”に対応したスイツチ５１を押下
する。この結果、内蔵されている表示素子が点灯
する。以上の情報が設定されると設定された情報
が第３図ステイタス制御部１０４であらかじめ決
められている電文フオーマツトに編集され、回線
接続部１０５を経由して伝送路１０２を通して中
央処理装置１０３に送信される。中央処理装置１
０３では受信した情報を元に要求列車に希望数の
空席があるか座席フアイルをサーチし空席があつ
た場合は座席位置データを編集して回答情報を作
成するとともに料金と運賃を計算して合計金額を
回答情報に含めて伝送路１０２を経由した指定券
販売機１０１に返送する。指定券販売機１０１で
は受信した回答情報をステイタス制御部１０４で
解読して合計金額値を現金処理部１０７の必要金
額表示パネル８上にデジタル表示するとともに、
受信した座席位置データを含めてきつぷに印刷す
るデータをステイタス制御部１０４で作成し必要
枚数分印刷するための準備を行なう。次に客が現
金投入口１０より現金の投入を行ない投入金額表
示パネル９上の金額値と必要金額表示パネル８上
の金額値とが一致すると現金処理部１０７より印
刷開始指示信号がステイタス制御部１０４に対し
送出される。この結果ステイタス制御部１０４よ
りきつぷ印刷発行機１０６に対しきつぷ印刷情報
が１枚分送出され、きつぷ印刷が行なわれ取出口
１３より放出され処理が終了する。現金投入時必
要金額値よりも多くの現金が投入された場合はき
つぷと同時に取出口１３よりおつりも放出され
る。きつぷの購入を現金の代わりにキヤツシユレ
スカードで行なう場合はキヤツシユレスカードの
挿入後暗証番号をテンキー１２より入力すること
により行なえば良い。

以上で説明した時刻表指定パネルは接客パネル
上に上越新幹線と東北新幹線に分けた場合で示し
たが、目的に応じて例えば上り列車と下り列車と
に分けたり、午前の列車と午後の列車に分けて配
列する方法も可能である。

〔発明の効果〕

上記の本発明によれば時刻表機能を備えたパネ
ルがその他の指定券購入に必要な情報を入力する
パネルと一緒に設置された接客パネルとしたため
に操作性がよく誤操作の可能性のない販売装置と
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は指定券販売装置の接客パネルを示す
図、第２図は指定券販売システム構成図、第３図
は指定券販売装置の機能ブロツク図。 １：操作案内パネル、２：購入内容表示パネ
ル、３：行先指定パネル、６，７：時刻表指定パ
ネル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 行先を指定する情報を入力するスイツチ群を
   もつパネル部と、券種を指定する情報を入力する
   スイツチ群をもつパネル群と、枚数を指定する情
   報を入力するスイツチ群をもつパネル群と、列車
   名と発車時刻をもつ時刻表情報が記載されそのそ
   れぞれの列車名に対応するスイツチが配設された
   パネル部とを有する指定券販売装置。