JPS61222602A - 熱間スラブの連続式全長巾圧下プレス装置のキヤンバ−制御方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 熱間スラブのプレスによる連続重圧下技術であって、特
に重圧下プレスを連続的に全長にわ九って行うとき生ず
るキャンバ−の制御方法とその装置に関する。

（従来の技術） 近年熱間スラブをプレスにより連続的に大巾圧下する技
術が開発されており、例えば特開昭５９−１０１２０１
Ｋは圧延用素材としてのスラブを圧延前に長手方向に送
りながら、板巾方向両端縁にプレス面の平坦なプレス工
具で圧縮力を作用させ、そのスラブの板幅を減少させる
プレス式スラブ巾減少方法において、プレス工具として
少なくとも一方がスラブ板巾方向に振動する傾斜状の圧
縮面を有する１対の対向部材を用い、プレス工具の振動
を継続しつ＼スラブを連続的に移動させるスラブ巾減少
方法が開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら熱間スラブを連続的に全長にわたって巾圧
下プレスを行うと、プレス出側でスラブにキャンバ−が
生ずることがある。この原因として、まずプレス側で考
えられることは、ｔ）左右のプレス金型の位置のズレ Ｕ）　　左右のプレス金型の面粗度の違い量）　ピンチ
ロールとスラブ間のスベリなどがあり、スラブ側では ｔｖ）　　スラブ巾方向の温度差、温度分布マ）プレス
前のスラブ形状の影響 などが考えられる。従来、キャンバーの発生を抑制する
比めに、このｌ）〜Ｖ）の要因を排除することや、金型
の形状を変化させスラブの長手方向の拘束を大きくして
キャンバ−の発生を防止する方法が考えられている。し
かしこれらはキャンバ−の発生を抑制する方法であり、
いつ念んキャンバ−が発生し始めると、もはや何の効果
も持たない。

プレス圧延の場合、キャンバ−がいったん発生すると圧
延終了まで増大し続けるものなので、前述の防止法だけ
でなく、キャンバ−の生じ始メタスラブに対する制御手
段が必要である。

しかしながらいったん発生し始めたキャンバーを効果的
に抑制、制御する手段は現在未だ開発されていない。

（問題点を解決するための手段） 本発明は従来の欠点ならびに問題点を除去、改善するこ
とのできる、熱間スラブの連続式全長巾圧下プレス装置
のキャンバ−制御方法および装置を提供することを目的
とするものであり、特許請求の範囲の熱間スラブの連続
式全長巾圧下プレス装置のキャンパー制御方法および装
置を提供することによって前記目的を達成することがで
きる・すなわちこの発明は熱間スラブをプレスにより連
続的に巾圧下するに際し、プレス出側に付設され念キャ
ンバー検出器によりプレス中の熱間スラブのキャンバ−
を測定し、前記測定値に基づき熱間スラブのプレス出側
のピンチロールを回動し、前記ピンチロールの上下ロー
ラー軸芯を水平面内でスラブ送出方向く対し傾斜させ、
プレス施工中に発生する熱間スラブのキャンバーを矯正
する熱間スラブの連続式全長巾圧下プレス装量のキャン
バ−制御方法および熱間スラブを連続巾圧下するプレス
装ｆｌにおいて、プレス出側に付設された熱間スラブの
キャンバーを測定するキャンバ−検出器と、プレス出側
に設置されセンタービンによッテ回動自在なピンチロー
ルと、前記ピンチロールに設けられてある、軸芯が水平
面内でスラブ送出方向に対し傾斜可能な上下ローラーと
、前記キャンバ−検出器からの出力によって前記出側ビ
ンチロールの回動指令が出力されるキャンバ−矯正用制
御手段とが設けられてなる、熱間スラブの連続式全長巾
圧下プレス装置に関する。

以下本発明の熱間スラブの連続式全長巾圧下プレス装置
のキャンバ−制御方法および装置を詳細に説明する。

一般的に連続プレスを行う場合はプレスの連続圧下のサ
イクルに対応して、スラブを間歇的に移動させる必要か
らプレス本体の入側及び出側にピンチロールが設けられ
ている。出側ピンチロールとスラブとの間に働く摩擦力
によってスラブが送り出される。この摩擦力の働く方向
はすべりが無ければピンチロールとスラブが接する直線
と垂直である。したがって通常状態でプレス圧延されて
いるときは、スラブはテーブル・センターに平行に送り
出される。しかし前述の１）〜・マ）などの原因でスラ
ブに対して右あるいは左向きの力が加わると、その向１
！にキャンバーが発生する。

本発明によれば、発生するキャンバーを制御するために
１第４図に示す構成のピンチロールを使用する。第４図
ａはピンチロール２の平面図、第４図すは側面図であっ
て、ピンチロール２Ｖｉスラブを上下から押えるローラ
ー７．７ａと上下のローラー７．７ａに回転力を伝達す
る吊下のユニバーサルジヨイント１６１１６１Ｌ　、ピ
ニオンスタンド１７と、上下ローラー７．７ａを回転駆
動する減速機付電動機１８ト、ピンチロール２のベッド
１１と、ベッド１１を回動自在に支持するセンタービン
１２と、センタービン１２ヲベアリングにより滑動可能
としているセンターブロック１４と、ピンチロール２を
ベッド１１に設けられ念ライナー１３・１３＆’を介し
て・２摺動旋回可能としている旋回レール１５．１５１
１とピンチロール２を回動させる油圧シリンダー１９よ
り構成される。

第３図はピンチロール２を制御する構成の一例を示す説
明図であって、スラブｌとスラブｌを出側において上下
から押えているローラー７．７１と、スラブのキャンバ
−量を検知する検知手段３と、検知されたキャンバ−量
に基きピンチロール２を制御する旋回角度制御器４と、
旋回角度制御器４からの指令によって作動するビンチロ
ール２０位置決め装置５と、スラブｌの巾圧下を行うプ
レス金型６と、スラブｌを入側において上下から押えて
いるローラー８，８ａとが示されている。

次に本発明の操作方法について説明する。

熱間スラブｌはピンチロール２の上下ローラー７　＋　
７ｍ　ｌ　８　＋　ｇａの回転によって移動しプレス６
によって連続巾圧下される。左右のプレス金型の位１の
ズレ、左右のプレス金型の面粗度の違い、ピンチレール
とスラブ間のすべり、スラブ幅方向の温度差、温度分布
、プレス前のスラブ形状等によってキャンハーカ発生し
始めると、キャンバ−量の検知手段３、例えは光膜式の
スラブエツジ位置検出器等により検知される。検知手段
３かもの信号がピンチロール２の旋回角度制御器４に入
力し、旋回角度制御器４によってピンチロール２の位置
決め装置５が作動する。位置決め装置の先端は例えば油
圧シリンダーを有するアクチュエーター１９であって、
油圧シリンダー１９が作動することによってピンチロー
ル２がセンタービン１２　ｔ　中心として指示された旋
回角度に回動する。なお、極めてラフな制御で良い場合
は目視によって行い、検出器３等を省略してもよい。

第１図、第２図は右向きにキャンバ−が発生した状態を
示す平面説明図であって、スラブｌと出側ビンチロール
２と出側ロール７とキャンバ−検出手段３とプレス金型
６と入側ロール８とが示されている。右向きのキャンバ
−が発生し念ときはセンサーによるキャンパー検出手段
３によって検知し、そのキャンバ−量に応じて、出側ピ
ンチロール２のスラブに対する角度を変化させる。その
方向は第２図の如くキャンバ−発生方向と逆であって左
向きとなる。

ピンチロール２が逆向きに回動することにより、ピンチ
ロール２とスラブ１間の摩擦力はキャンバ−とは反対方
向に働き、その力でスラブｌを送り出すことによってキ
ャンバ−の発生を押える。この制御効果が再度キャンバ
−検出手段３によって検出され、ピンチロール２の角度
修正を行うフィードバック・ループが形ＹＲ，され、キ
ャンバ−制御が行われる。

ピンチロールの旋回角度ΔθｔＦｉ例えば比例十積分制
御＋ＰＩ制御）として下記（１）式のように求めること
ができる。なおプレスは間歇的に行われるので、測定さ
れるキャンバ−は離散的となる。

（１＝１．・・・・・・ｎ） Δθ１：ビンチロール角度修正量 ΔＸ１：キャンパー量 ＫＰ：比例ゲイン に工：積分ゲイン なお、制御の周期は例えばプレスの１サイクル毎、ある
いは数サイクル毎等ピンチロール側の応答性を考慮して
決定する。

次に本発明を実施例によって説明する。

（実施例） 第５図１および第５図すはキャンバ−制御を行った場合
と、行わなかった場合のキャンバ・−量の比較を示す図
であって、キャンバ−は１０ｍ＆当りの横曲り童謡であ
られし正負の区別は第５図−゛で示す如くオペレーター
（ＯＰ）側曲りのとき正とし、ドライブ（Ｄｒ）側曲り
のとき負とし念。第５図ａ。

ｂで示す如く制御を行わない場合はサイクル数体）１１
８において曲り量の平均値Ｘはオペレーター側Ｋ　Ｏ，
５６８ｍであり、偏差値σが４３．３９７１１１１であ
るのに対し、制御を行ったときＦｉサイクル数（ロ））
９６において曲り量の平均値Ｘはドライブ（Ｄｒ）側に
２．２０８−であり、偏差値σが２７．４２７１１１１
となり、キャンバ−の発生が防止できることが示されて
いる。

（発明の効果） 熱間スラブをプレスによって連続的に重圧下するとき、
左右のプレス金型の位置のズレ、左右のプレス金型の面
粗度の違い、ピンチロールとスラブ間のスベリ、スラブ
巾方向の温度差、湿度分布、プレス前のスラブ形状の影
響等によってスラブに今ヤンバーが発生するが、ピンチ
ロールが回動でき、ピンチロールの上下ローラーの軸芯
が水平面内でスラブ送出方向く対し傾斜できる装置を使
用し、重圧下されているスラブのキャンバ−量を検出し
、キャンパー量に応じピンチロールの旋回角度を制御す
る方法によってキャンバ−の発生を抑制し、キャンバ−
量を極めて僅少に制御でき念。

従って熱間スラブの連続式全長巾圧下を行うとき品質差
に歩出りを向上することができ、その効果は極めて大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はプレスによってキャンバーが生じ穴ときの説明
図、第２図はギャンバーが生じたときのピンチロールの
作動説明図、第３図はピンチローＰｔ−制御する構成の
一例を示す説明図、第４ｖ！ｉａは本発明のピンチロー
ル平面説明図、第４図すは同じくピンチロールの側面説
明図、第５図ａはキャンパー制御を行わないときのキャ
ンバ−量、第５図すはキャンパー制御を行ったときのキ
ャンバ−量、第５図Ｃは第５図ａ、ｂのキャンバ−量の
正負説明図である。 １…スラブ、２・・・ピンチロール、 ３・・・キャンバ−検出器、４・・・旋回角度制御器、
５・・・位置決め装置、６・・・プレス金型、７．７１
・・・出側ローラー、８．８ａ・・・入側ローラー、１
１・・・ベッド、１２・・・センタービン、１３．１３
＆・・・ライナー、１４・・・センターブロック、１５
．１５ａ…旋回レール、１６＠１６ａ・・・ユニバーサ
ル・ジヨイント、１７・・・ピニオンスタンド、１８・
・・減速機付電動機、１９・・・油圧シリンダー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱間スラブをプレスにより連続的に巾圧下するに際
   し： プレス出側に付設されたキャンバー検出器によりプレス
   中の熱間スラブのキャンバーを測定し； 前記測定値に基づき熱間スラブのプレス出側のピンチロ
   ールを回動し、前記ピンチロールの上下ローラー軸芯を
   水平面内でスラブ送出方向に対し傾斜させ； プレス施工中に発生する熱間スラブのキャンバーを矯正
   することを特徴とする熱間スラブの連続式全長巾圧下プ
   レス装置のキャンバー制御方法。 ２、熱間スラブを連続巾圧下するプレス装置であつて： プレス出側に付設された熱間スラブのキャンバーを測定
   するキャンバー検出器と； プレス出側に設置され、センターピンによつて回動自在
   なピンチロールと； 前記ピンチロールに設けられてある、軸芯が水平面内で
   スラブ送出方向に対し傾斜可能な上下ローラーと； 前記キャンバー検出器からの出力によつて前記出側ピン
   チロールの回動指令が出力される、キャンバー矯正用制
   御手段とが設けられてなる熱間スラブの連続式全長巾圧
   下プレス装置。