JPS6122114Y2 - - Google Patents

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JPS6122114Y2
JPS6122114Y2 JP12043580U JP12043580U JPS6122114Y2 JP S6122114 Y2 JPS6122114 Y2 JP S6122114Y2 JP 12043580 U JP12043580 U JP 12043580U JP 12043580 U JP12043580 U JP 12043580U JP S6122114 Y2 JPS6122114 Y2 JP S6122114Y2
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JP12043580U
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【考案の詳細な説明】 この考案はコンクリート建築物におけるベラン
ダを施工する場合に使用するベランダ側壁型枠組
支持構造の改良に関するものである。
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第6図はこの考案において使用で
きるベランダ側壁型枠組支持具の一例を示すもの
であつて、断面円形の鋼管からなる外管1に断面
円形の鋼管からなる内管2が摺動自在に嵌挿さ
れ、前記外管1には多数の連結軸挿通用透孔11
が管長手方向に一定間隔を保つて一直線上に並ぶ
ように設けられ、かつ前記内管2における外管内
に位置する端部には連結軸挿通用透孔12が設け
られ、さらに外管1における適当位置の透孔11
と内管2の透孔12とにわたつてボルトからなる
連結軸3が着脱自在に挿通されて、長さ調節自在
な支持杆4が構成されている。
梁フランジを挿入する溝形部分を有するクラン
プ本体13にナツト14が溶接により固着され、
そのナツト14には回動工具係合部15を有する
締付螺杆16が螺合され、かつその締付螺杆16
の先端部に締付座金17が回動自在に取付けられ
て梁把持用クランプ5が構成され、そのクランプ
5におけるクランプ本体13は、外管1における
内管2と重合していない端部すなわち自由端部の
外側に嵌合され、クランプ本体13と外管1とに
わたつて管軸に直角なボルトからなる支軸6が挿
通され、その支軸6によりクランプ本体13が外
管1の自由端部に枢着されている。
前記内管2の露出側端部すなわち自由端部に絞
り加工が施されて小径部が形成され、その小径部
に設けられた雌ねじには支持螺杆7が螺合され、
その支持螺杆7の先端部には、両端にストツパー
を押し潰し形成した棒状の回動用ハンドル19の
中間部が摺動自在に挿通されると共に、溝形の保
持部材8における溝底板が回動自在に嵌設され、
かつ横板9Aおよび縦板9Bからなる逆L字状の
型枠係止部を有する型枠組係止具9は、前記保持
部材8における一対の溝側板に対し螺杆長手方向
に直角な割りピンからなる枢軸10により枢着さ
れ、さらに型枠組係止具9における横板9Aの中
間部には下向きに開口する溝形部分20が屈曲形
成され、その溝形部分20には釘挿通用透孔21
が設けられている。
前記内管2の露出端部側には、内管2の連結軸
挿通用透孔12と同位相において位相表示孔22
が設けられ、内管2の透孔12が外管1により覆
われて見えなくても、前記位相表示孔22により
透孔12の位相を知ることができるので、外管1
の透孔11と内管2の透孔12との位相合せを容
易に行なうことができ、したがつてベランダ側壁
型枠支持具23の長さを調節する場合の透孔1
1,12の位置合せ操作を容易に行なうことがで
きる。
第7図および第8図は外管および内管の連結部
の他の例を示すものであつて、基端部に環体24
を取付けた金属管製ピンからなる連結軸3が外管
1および内管2の透孔11,12にわたつて挿通
され、かつ係合部25を有するヘアーピン型の金
属線材製スプリングピン26は、前記連結軸3の
先端部に設けられた係止孔27に挿通され、さら
に前記スプリングピン26と環体24とは鎖28
を介して連結されている。
第9図および第10図は第1図ないし第6図に
示すベランダ側壁型枠支持具を使用したこの考案
の一実施例に係るベランダ側壁型枠組支持構造を
示すものであつて、ベランダ側壁型枠組よりも上
方にある建築物のH形鋼製梁29における下部フ
ランジ30に梁把持用クランプ5におけるクラン
プ本体13の上部腕が載置され、かつ締付螺杆1
6が締付方向に回動されることにより、前記クラ
ンプ5が梁29の下部フランジ30に固定され、
さらに型枠組係止具9における横板9Aおよび縦
板9Bはベランダ側壁型枠組における内側型枠3
1の上面および外面上部に係合され、型枠組係止
具9の溝形部分20における透孔に挿通されて内
側型枠31に打込まれた釘32により型枠組係止
具9が内側型枠31に固定されている。またベラ
ンダ側壁の内側型枠31と外側型枠33とは、型
枠受片34および締付ナツト35を有する型枠締
付具36と横ばた材37とにより、所定間隔で連
結されて支持されている。なお型枠締付具として
は公知の任意型式のものを使用してもよい。
ベランダ側壁型枠支持具23によりベランダ側
壁型枠組を支持する場合、まずクランプ5により
梁29の下部フランジ30を把持したのち、長さ
調節式支持杆4の傾斜角度調節操作、ハンドル1
9付き支持螺杆7の回動による型枠組係止具9の
横方向位置調節操作あるいはその他の操作を行な
う。またクランプ5により梁29の下部フランジ
30を把持して、ベランダ側壁型枠支持具23を
垂下させた状態で、そのベランダ側壁型枠支持具
23に他端が衝突することがある。このため前記
支持杆4とクランプ5との取付部に、最も大きな
曲げモーメント等の外力が作用する。
しかし、この考案の場合は、大径の外管1にク
ランプ5が支軸6により枢着されているので、ク
ランプ5の取付部の強度を大きくすることができ
る。また前記支持杆4および支持螺杆7からなる
杆体における型枠組側の部分には大きな曲げモー
メントが作用しないので、細い支持螺杆7を型枠
組側に配置して、その支持螺杆7に保持部材8を
介して型枠組係止具9を取付け、外管1にクラン
プ5を取付けるのが強度上合理的である。
この考案を実施する場合、外管1に1個の連結
軸挿通用透孔を設けると共に、内管2に多数の透
孔を管長手方向に間隔をおいて設けてもよく、あ
るいは外管1および内管2の双方にそれぞれ多数
の連結軸挿通用透孔11,12を管長手方向に間
隔をあけて設けてもよい。また内管1の露出端部
に絞り加工を施さないで、内管2の露出端部に雌
ねじ金具を嵌入して溶接により固着し、その雌ね
じ金具に支持螺杆7を螺合してもよい。
また前記連結軸3および枢軸10として基端に
係止頭部を有するピンを使用し、そのピンの先端
部に設けた係止孔に通常の抜け止め用割りピンを
挿通してもよい。さらにまた梁把持用クランプ5
としては図示以外の任意型式のものを使用しても
よい。
この考案によれば、ベランダ側壁型枠支持具2
3における梁把持用クランプ5により建築物の梁
29の下部フランジ30を把持すると共に、型枠
組係止具9における横板9Aおよび縦板9Bをベ
ランダ側壁型枠組における内側型枠31の上面お
よび外面に当接し、前記横板9Aにおける溝形部
分20の釘挿通用透孔21に挿通した釘32をベ
ランダ側壁用内側型枠組における内側型枠31に
打込むという簡単な操作を行なうことにより、建
築物の梁を利用してベランダ側壁型枠組を安定状
態で容易にかつ強固に支持することができ、特に
型枠組係止具9は、支持螺杆7に対し回動自在で
あると共にその支持螺杆7に直角な枢軸10の周
りに回動自在であるので、梁29の下部フランジ
30の長手方向に対し内側型枠31の上面が傾斜
していたり、その内側型枠31の上面が任意のレ
ベルにあつても、型枠組係止具9を内側型枠31
の上面および外面に密着させて安定状態で固定す
ることができ、かつ前記横板9Aにおける釘挿通
通部分をその横板9Aに屈曲形成されれた溝部分
20により補強することができ、さらに前記内管
2の露出端部側には、内管2の連結軸挿通用透孔
12と同位相において位相表示孔22が設けら
れ、内管2の透孔12が外管1により覆われて見
えなくても、前記位相表示孔22により透孔12
の位相を知ることができるので、外管1の透孔1
1と内管2の透孔12との位相合せを容易に行な
うことができ、したがつてベランダ側壁型枠支持
具23の長さを調節する場合の透孔11,12の
位置合せ操作を容易に行なうことができる。また
外管1と内管2とを相対的に摺動して適当な位置
の連結軸挿通用透孔に連結軸3を挿通することに
より支持具23の長さを比較的大巾に調節するこ
とができると共に、ハンドル19により支持螺杆
7を回動することにより支持具の長さを微調節す
ることができるので、梁29とベランダ側壁型枠
との間隔の変化に容易に対応させると共にベラン
ダ側壁型枠の垂直度および通り(水平方向の直線
性)を容易にかつ正確に調整することができ、か
つ梁把持用クランプ5が支持杆4に対し支軸6に
より枢着されると共に型枠組係止具9が保持部材
8に対し枢軸10により枢着されているので、梁
29とベランダ側壁型枠との水平方向間隔および
レベル差が異なる場合すなわち支持杆4が異なる
傾斜で配置される場合でも、クランプ5により梁
29を支障なく把持することができると共に、型
枠組係止具9をベランダ側壁型枠に対し所定の正
しい状態で固定することができ、さらに保持部材
8は支持螺杆7に対し回動自在に取付けられてい
るので、型枠組係止具9をベランダ側壁型枠組に
固定した状態でも、ハンドル19により支持螺杆
7を回動してベランダ側壁型枠支持具23の長さ
を微調整することができる。また特にこの考案の
場合は、ベランダ側壁型枠支持具がベランダ側壁
型枠組の上部とそれよりも上方にある梁29の下
部フランジ30とにわたつて架設されているの
で、床コンクリートを打設施工をを行なう際に、
長さ調節式支持杆4が作業の邪魔になることはな
く、しかも床型枠上に支持杆取付具を固定する必
要がないので、床型枠の置面にわたつて一度に床
コンクリートを打設施工することができる。さら
にまた、クランプ5を細い内管2に対しそれらの
貫通する支軸6により枢着する場合は細い内管2
に支軸を挿通するための孔を穿設する必要がある
ので、クランプ取付部の強度が弱いという問題が
あるが、この考案の場合は、クランプ5が太い外
管1の外側に嵌合されてそれらを貫通する支軸6
により枢着されているので、クランプ取付部の強
度を大きくすることができ、そのためベランダ側
壁型枠支持具における最も大きい外力が作用する
部分である支持杆4とクランプ5との取付部付近
を強化することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案において使用で
きるベランダ側壁型枠支持具の一例を示すもので
あつて、第1図はベランダ側壁型枠支持具の一部
切欠側面図、第2図はその支持具における型枠保
持部側部分を示す一部縦断拡大側面図、第3図は
その一部横断拡大平面図、第4図は第1図のA−
A線拡大断面図、第5図は第1図のB−B線拡大
断面図、第6図は梁把持用クランプの拡大縦断正
面図である。第7図は外管と内管の連結部の他の
例を示す縦断正面図、第8図はその側面図であ
る。第9図は第1図ないし第6図に示すベランダ
側壁型枠支持具を使用したこの考案の一実施例に
係るベランダ側壁型枠組支持構造を示す一部切欠
側面図、第10図はその支持構造における型枠係
止具の取付部を示す拡大縦断側面図である。 図において、1は外管、2は内管、3は連結
軸、4は長さ調節式支持杆、5は梁把持用クラン
プ、6は支軸、7は支持螺杆、8は保持部材、9
は型枠係止具、10は枢軸、11および12は連
結軸挿通用透孔、13はクランプ本体、16は締
付螺杆、17は締付座金、19は回動用ハンド
ル、20は溝形部分、21は釘挿通用透孔、23
はベランダ側壁型枠支持具、26はスプリングピ
ン、31は内側型枠、33は外側型枠、36は型
枠締付具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外管1とこれに摺動自在に嵌挿された内管2と
    にわたつて連結軸3が着脱自在に挿通されると共
    に、外管1および内管2のうちの少なくとも一方
    に複数の連結軸挿通用透孔が設けられて、長さ調
    節式支持杆4が構成され、前記外管1の自由端部
    の外側に梁把持用クランプ5が嵌合されてそれら
    を貫通する支軸6により枢着され、その梁把持用
    クランプ5によりベランダ側壁型枠組よりも上方
    にある梁29の下部フランジ30が把持され、か
    つ前記内管2の自由端部に設けられた雌ねじに螺
    合されたハンドル19付き支持螺杆7の先端部に
    は、保持部材8が回動自在に嵌設され、その保持
    部材8には、ベランダ側壁型枠組における内側型
    枠31の上面に当接される横板9Aとその内側型
    枠31の外面に当接される縦板9Bとを備えてい
    る型枠組係止具9が螺杆長手方向に直角な枢軸1
    0により枢着され、前記横板9Aの中間部には下
    向きに開口する溝形部分20が屈曲形成され、そ
    の溝形部分20に設けられている釘挿通用透孔2
    1に挿通された釘32は前記内側型枠31に打込
    され、前記内管2の露出端部側には、内管2の連
    結軸挿通用透孔12と同位相において位相表示孔
    22が設けられていることを特徴とするベランダ
    側壁型枠組支持構造。
JP12043580U 1980-08-27 1980-08-27 Expired JPS6122114Y2 (ja)

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JPS5744852U JPS5744852U (ja) 1982-03-12
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