JPS6121617Y2 - - Google Patents
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- JPS6121617Y2 JPS6121617Y2 JP6206480U JP6206480U JPS6121617Y2 JP S6121617 Y2 JPS6121617 Y2 JP S6121617Y2 JP 6206480 U JP6206480 U JP 6206480U JP 6206480 U JP6206480 U JP 6206480U JP S6121617 Y2 JPS6121617 Y2 JP S6121617Y2
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- core
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 40
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
の考案は電磁ブレーキ、特に平板形電磁ブレー
キの手動開放装置の改良に関するものである。
キの手動開放装置の改良に関するものである。
先ず、従来より知られているこの種の装置を第
1図に従つて説明する。図において、1は固定子
(図示せず)を囲繞且つ支持する電動機の枠体、
2はこの枠体1の一端部に螺着結合されたブレー
キ箱、2aはこのブレーキ箱2の一端面に形成さ
れた制動面、2bは上記ブレーキ箱2の一端面の
対称位置に刻設された一対の貫通雌ねじ、3は上
記電動機の回転子軸で、一端部は玉受軸を介して
上記ブレーキ箱2に回転自在に支承されている。
3aは上記回転子軸3の一端部に形成されたセレ
イシヨン軸部、4はボス部4aの内周面に形成さ
れたセレイシヨン孔部4bが上記セレイシヨン軸
部3aに軸線方向に摺動可能に嵌合された制動部
材で、上記ボス部4aに結合されたブレーキ板4
cの一端面が上記制動面2aと対向している。5
は一端部が上記一対の貫通雌ねじ2bに螺着され
た一対の段付両ねじボルト、6は可動鉄心で、周
縁部の対称位置に穿設された一対の貫通孔6aが
上記一対の段付両ねじボルト5の大径部に遊嵌さ
れている。7は上記可動鉄心6に対向して配設さ
れた固定鉄心で、平板部7aの対称位置に穿設さ
れた一対の貫通孔7bを上記一対の段付両ねじボ
ルト5の他端部が貫通している。7cは上記固定
鉄心7の平板部7aに一体成形された膨出部、7
dはこの膨出部7cの内周面に溶接結合されたボ
ス部で、中心部に段付貫通孔7eが設けられてい
る。7fは上記ボス部7dの外周面に設けられた
環状溝、8は上記ボス部7dの外周面に巻装され
たブレーキコイル、9は上記環状溝7fに嵌着さ
れた止め輪で、上記ブレーキコイル8が上記ボス
部7dより離脱するのを防止している。10は一
端部が複数個の小ねじ11によつて上記ブレーキ
箱2の外周面に螺着結合されたカバーで、上記固
定鉄心7の外周面を包囲すると共に、上記固定鉄
心7のボス部7dが貫通する貫通孔10aが形成
されている。12は上記段付貫通孔7eの大径部
に嵌挿された平板状のばね受け、13は上記段付
貫通孔7eの大径部に嵌挿された圧縮コイルばね
よりなる弾性体で、所定の弾圧力を有して両端部
が上記可動鉄心6と上記ばね受け12とに当接し
ている。14はボルトよりなる作動体で、一端部
は上記段付貫通孔7eの小径部を貫通して上記ば
ね受け12に当接し、他端部に上記固定鉄心7の
ボス部7dの外端面より突出している。15は上
記作動体14に螺着されたナツトで、上記作動体
14を上記固定鉄心6に結合するようになされて
いる。16は上記一対の段付両ねじボルト5の他
端部に螺着された一対のナツトで上記固定鉄心7
を上記ブレーキ箱2に結合している。17は上記
一対の段付両ねじボルト5の他端部に螺着された
一対の止めナツトである。
1図に従つて説明する。図において、1は固定子
(図示せず)を囲繞且つ支持する電動機の枠体、
2はこの枠体1の一端部に螺着結合されたブレー
キ箱、2aはこのブレーキ箱2の一端面に形成さ
れた制動面、2bは上記ブレーキ箱2の一端面の
対称位置に刻設された一対の貫通雌ねじ、3は上
記電動機の回転子軸で、一端部は玉受軸を介して
上記ブレーキ箱2に回転自在に支承されている。
3aは上記回転子軸3の一端部に形成されたセレ
イシヨン軸部、4はボス部4aの内周面に形成さ
れたセレイシヨン孔部4bが上記セレイシヨン軸
部3aに軸線方向に摺動可能に嵌合された制動部
材で、上記ボス部4aに結合されたブレーキ板4
cの一端面が上記制動面2aと対向している。5
は一端部が上記一対の貫通雌ねじ2bに螺着され
た一対の段付両ねじボルト、6は可動鉄心で、周
縁部の対称位置に穿設された一対の貫通孔6aが
上記一対の段付両ねじボルト5の大径部に遊嵌さ
れている。7は上記可動鉄心6に対向して配設さ
れた固定鉄心で、平板部7aの対称位置に穿設さ
れた一対の貫通孔7bを上記一対の段付両ねじボ
ルト5の他端部が貫通している。7cは上記固定
鉄心7の平板部7aに一体成形された膨出部、7
dはこの膨出部7cの内周面に溶接結合されたボ
ス部で、中心部に段付貫通孔7eが設けられてい
る。7fは上記ボス部7dの外周面に設けられた
環状溝、8は上記ボス部7dの外周面に巻装され
たブレーキコイル、9は上記環状溝7fに嵌着さ
れた止め輪で、上記ブレーキコイル8が上記ボス
部7dより離脱するのを防止している。10は一
端部が複数個の小ねじ11によつて上記ブレーキ
箱2の外周面に螺着結合されたカバーで、上記固
定鉄心7の外周面を包囲すると共に、上記固定鉄
心7のボス部7dが貫通する貫通孔10aが形成
されている。12は上記段付貫通孔7eの大径部
に嵌挿された平板状のばね受け、13は上記段付
貫通孔7eの大径部に嵌挿された圧縮コイルばね
よりなる弾性体で、所定の弾圧力を有して両端部
が上記可動鉄心6と上記ばね受け12とに当接し
ている。14はボルトよりなる作動体で、一端部
は上記段付貫通孔7eの小径部を貫通して上記ば
ね受け12に当接し、他端部に上記固定鉄心7の
ボス部7dの外端面より突出している。15は上
記作動体14に螺着されたナツトで、上記作動体
14を上記固定鉄心6に結合するようになされて
いる。16は上記一対の段付両ねじボルト5の他
端部に螺着された一対のナツトで上記固定鉄心7
を上記ブレーキ箱2に結合している。17は上記
一対の段付両ねじボルト5の他端部に螺着された
一対の止めナツトである。
次にこのように構成されたものの動作について
説明する。先ず平常の通電状態での動作について
説明する。電動機の操作スイツチを閉成すると電
動機の固定子巻線及びブレーキコイル8が励磁さ
れ固定鉄心7が付勢される。固定鉄心7が付勢さ
れると可動鉄心6は弾性体13の弾圧力に抗して
一対の段付両ねじボルト5に案内されて固定鉄心
7に吸引される。このために制動面2aに対する
制動部材4の押圧力は解かれ、制動部材4と回転
子軸3とによりなる被制動回転体は急速に回転を
開始し、回転子軸3に結合された負荷、あるいは
回転子軸3に連結された減速装置の出力軸に結合
または連結された負荷を駆動することになる。ま
た逆に電動機の操作スイツチを開成すると固定鉄
心7が消勢し、弾性体13の弾圧力によつて制動
部材4は可動鉄心6を介して制動面2aに押圧さ
れ、この時発生する制動トルクによつて制動部材
4と回転子軸3とによる被制動回転体は停止し、
このため負荷も停止することになる。
説明する。先ず平常の通電状態での動作について
説明する。電動機の操作スイツチを閉成すると電
動機の固定子巻線及びブレーキコイル8が励磁さ
れ固定鉄心7が付勢される。固定鉄心7が付勢さ
れると可動鉄心6は弾性体13の弾圧力に抗して
一対の段付両ねじボルト5に案内されて固定鉄心
7に吸引される。このために制動面2aに対する
制動部材4の押圧力は解かれ、制動部材4と回転
子軸3とによりなる被制動回転体は急速に回転を
開始し、回転子軸3に結合された負荷、あるいは
回転子軸3に連結された減速装置の出力軸に結合
または連結された負荷を駆動することになる。ま
た逆に電動機の操作スイツチを開成すると固定鉄
心7が消勢し、弾性体13の弾圧力によつて制動
部材4は可動鉄心6を介して制動面2aに押圧さ
れ、この時発生する制動トルクによつて制動部材
4と回転子軸3とによる被制動回転体は停止し、
このため負荷も停止することになる。
次に負荷を駆動中あるいは被制動回転体を制動
中に何らかの原因により停電またはブレーキコイ
ル8の故障により被制動回転体が制動されている
状態を手動で解放する場合について説明する。ス
パナ等の工具によつてナツト15を弛緩方向に所
定角度回動すると、作動体14はばね受け12を
介して弾性体13の弾発力により固定鉄心7のボ
ス部7dの外端面より遠ざかる方向に移動し弾性
体13は段付貫通孔7e内で略々自由長の状態に
伸長する。このため弾性体13の可動鉄心6に作
用する弾圧力は略々零に近い状態となり被制動回
転体4,3に対する制動は解かれる。この状態で
回転子軸3を手動で所定方向に回動すると負荷を
所定の方向に移動させるとができる。また、通電
状態になり手動解放の必要がなくなつた場合には
スパナ等の工具でナツト15を回動してナツト1
5を通電時の状態に復帰させる。
中に何らかの原因により停電またはブレーキコイ
ル8の故障により被制動回転体が制動されている
状態を手動で解放する場合について説明する。ス
パナ等の工具によつてナツト15を弛緩方向に所
定角度回動すると、作動体14はばね受け12を
介して弾性体13の弾発力により固定鉄心7のボ
ス部7dの外端面より遠ざかる方向に移動し弾性
体13は段付貫通孔7e内で略々自由長の状態に
伸長する。このため弾性体13の可動鉄心6に作
用する弾圧力は略々零に近い状態となり被制動回
転体4,3に対する制動は解かれる。この状態で
回転子軸3を手動で所定方向に回動すると負荷を
所定の方向に移動させるとができる。また、通電
状態になり手動解放の必要がなくなつた場合には
スパナ等の工具でナツト15を回動してナツト1
5を通電時の状態に復帰させる。
従来の電磁ブレーキの手動解放装置は以上のよ
うに構成されているため、手動解放時にはその都
度スパナ等の工具ナツト15を回動して弛緩せね
ばならず。また通電状態に復帰する場合には再び
スパナ等の工具ナツトを緊締方向に回動せねばな
らぬために作業能率が著しく低下する欠点があつ
た。また、この種の電磁ブレーキが連結された電
動機あるいは減速電動機が高所に設置されている
場合には更に作業能率が低下すると共に不安全作
業になる欠点があつた。また、制動開放時に段付
貫通孔7e内で弾性体13を充分伸長させる必要
があるため段付貫通孔7eの長さが標準の固定鉄
心7の段付貫通孔7eに比較して大幅に長くな
り、固定鉄心7が特殊品になるばかりか固定鉄心
7の軸線方向寸法が長くなる欠点があつた。また
ナツト15を通電時の状態に復帰させる場合には
弾性体13の弾圧力が通電時の状態になるように
調整せねばならぬため、作動体14に刻印等をせ
ねばならぬ患わしさがあつた。
うに構成されているため、手動解放時にはその都
度スパナ等の工具ナツト15を回動して弛緩せね
ばならず。また通電状態に復帰する場合には再び
スパナ等の工具ナツトを緊締方向に回動せねばな
らぬために作業能率が著しく低下する欠点があつ
た。また、この種の電磁ブレーキが連結された電
動機あるいは減速電動機が高所に設置されている
場合には更に作業能率が低下すると共に不安全作
業になる欠点があつた。また、制動開放時に段付
貫通孔7e内で弾性体13を充分伸長させる必要
があるため段付貫通孔7eの長さが標準の固定鉄
心7の段付貫通孔7eに比較して大幅に長くな
り、固定鉄心7が特殊品になるばかりか固定鉄心
7の軸線方向寸法が長くなる欠点があつた。また
ナツト15を通電時の状態に復帰させる場合には
弾性体13の弾圧力が通電時の状態になるように
調整せねばならぬため、作動体14に刻印等をせ
ねばならぬ患わしさがあつた。
この考案はこのような従来の電磁ブレーキの手
動開放装置の欠点を解消しようとしてなされたも
ので、以下第2図に従つてこの考案の一実施例に
ついて説明する。図において、6bは可動鉄心6
の中心部に刻設された貫通雌ねじ、18は固定鉄
心7のボス部7dの外端面に溶接結合された中空
状の係合部材、18aはこの係合部材18の外端
面に図において上下全長に直線状に形成された
略々半円弧状の係合溝よりなる係合部、19は一
端部に刻設された雄ねじ部19aが上記可動鉄心
6の貫通雌ねじ6bに螺着され、中間部が段付貫
通孔7eを貫通すると共に他端部が上記係合部材
18の外端面より突出した作動軸で、突出端部に
は雄ねじ部19bが形成されている。20は上記
作動軸19の突出部に貫通孔20aが遊嵌された
外周円形状且つ所定の長さに形成された操作レバ
ーで、上記係合部材18の外端面に対設してい
る。21は上記作動軸19の雄ねじ部19bに螺
着されたナツトよりなるばね受け、22は上記作
動軸19に嵌合され、所定の弾圧力を有して上記
操作レバー20と上記ばね受け21との間に介装
された弾性体で、上記操作レバー20を上記係合
部材18側に押圧するようになされている。23
上記係合部材18の外端面の対称位置に植設され
た一対のピンで、上記操作レバー20が回動した
時に該操作レバー20と係合するようになされて
いる。その他の構成は従来装置と同様であるので
説明を省略する。
動開放装置の欠点を解消しようとしてなされたも
ので、以下第2図に従つてこの考案の一実施例に
ついて説明する。図において、6bは可動鉄心6
の中心部に刻設された貫通雌ねじ、18は固定鉄
心7のボス部7dの外端面に溶接結合された中空
状の係合部材、18aはこの係合部材18の外端
面に図において上下全長に直線状に形成された
略々半円弧状の係合溝よりなる係合部、19は一
端部に刻設された雄ねじ部19aが上記可動鉄心
6の貫通雌ねじ6bに螺着され、中間部が段付貫
通孔7eを貫通すると共に他端部が上記係合部材
18の外端面より突出した作動軸で、突出端部に
は雄ねじ部19bが形成されている。20は上記
作動軸19の突出部に貫通孔20aが遊嵌された
外周円形状且つ所定の長さに形成された操作レバ
ーで、上記係合部材18の外端面に対設してい
る。21は上記作動軸19の雄ねじ部19bに螺
着されたナツトよりなるばね受け、22は上記作
動軸19に嵌合され、所定の弾圧力を有して上記
操作レバー20と上記ばね受け21との間に介装
された弾性体で、上記操作レバー20を上記係合
部材18側に押圧するようになされている。23
上記係合部材18の外端面の対称位置に植設され
た一対のピンで、上記操作レバー20が回動した
時に該操作レバー20と係合するようになされて
いる。その他の構成は従来装置と同様であるので
説明を省略する。
次にこのように構成されたものの停電時等にお
ける被制動回転体の制動状態を手動で解放する場
合について説明する。操作レバー20を把持して
時計あるいは反時計方向に回動すると、係合部材
18の係合部18aが半円弧状に形成され、操作
レバー20の外周が円形状に形成されているた
め、操作レバー20は弾性体22の弾圧力に抗し
て係合部材18の係合部18aより離脱して係合
部材18の平担面と係合することになる。操作レ
バー20が係合部材18の平担面と係合すると弾
性体22は係合部材18の係合部18aの底面と
平担面との高さの差の分だけ圧縮され、この圧縮
された弾性体22の弾発力の増加により作動軸1
9及び可動鉄心6は弾性体13の弾圧力に抗して
図において左方に移動する。このため、被制動回
転体4,3に対する制動は解放される。この状態
で回転子軸3を手動で所定方向に回動すると負荷
の所定の方向に移動させることができる。また通
電状態になり手動解放の必要がなくあつた場合に
は操作レバー20を鎖線で示す状態に回動する
と、操作レバー20は弾性体22の弾圧力により
係合部18aに係合され、作動軸19及び可動鉄
心6は通電時の状態に復帰することになる。な
お、平常の状態、即ち操作スイツチ閉成、開成す
時の動作は従来装置と同様であるので説明を省略
する。
ける被制動回転体の制動状態を手動で解放する場
合について説明する。操作レバー20を把持して
時計あるいは反時計方向に回動すると、係合部材
18の係合部18aが半円弧状に形成され、操作
レバー20の外周が円形状に形成されているた
め、操作レバー20は弾性体22の弾圧力に抗し
て係合部材18の係合部18aより離脱して係合
部材18の平担面と係合することになる。操作レ
バー20が係合部材18の平担面と係合すると弾
性体22は係合部材18の係合部18aの底面と
平担面との高さの差の分だけ圧縮され、この圧縮
された弾性体22の弾発力の増加により作動軸1
9及び可動鉄心6は弾性体13の弾圧力に抗して
図において左方に移動する。このため、被制動回
転体4,3に対する制動は解放される。この状態
で回転子軸3を手動で所定方向に回動すると負荷
の所定の方向に移動させることができる。また通
電状態になり手動解放の必要がなくあつた場合に
は操作レバー20を鎖線で示す状態に回動する
と、操作レバー20は弾性体22の弾圧力により
係合部18aに係合され、作動軸19及び可動鉄
心6は通電時の状態に復帰することになる。な
お、平常の状態、即ち操作スイツチ閉成、開成す
時の動作は従来装置と同様であるので説明を省略
する。
なお、この実施例では作動軸19の両端部に雄
ねじ部19a,19bを設け、この雄ねじ部19
aに可動鉄心6に設けられた貫通雄ねじ6bを螺
着し、また雄ねじ部19bにばね受け21を螺着
するものについて説明したが、必らずしも螺着す
る必要はなく結合されたものであればよい。ま
た、この実施例では係合部材18を固定鉄心7の
ボス部7dに溶接結合したものについて説明した
がこの実施例に限定されるものではなく固定鉄心
7と一体成形されたものであつてもよい。
ねじ部19a,19bを設け、この雄ねじ部19
aに可動鉄心6に設けられた貫通雄ねじ6bを螺
着し、また雄ねじ部19bにばね受け21を螺着
するものについて説明したが、必らずしも螺着す
る必要はなく結合されたものであればよい。ま
た、この実施例では係合部材18を固定鉄心7の
ボス部7dに溶接結合したものについて説明した
がこの実施例に限定されるものではなく固定鉄心
7と一体成形されたものであつてもよい。
この考案は以上のように構成され、電磁ブレー
キ本体、この本体に収納され、回転軸に装着され
た制動部材、この制動部材と対設され、軸方向移
動可能で且つ回転不能に構成された可動鉄心、こ
の可動鉄心に対向して設けられ、上記可動鉄心と
の反対側が上記本体から突出すると共にその外端
面には径方向のスリツトからなる係合部が設けら
れ、付勢された時に可動鉄心を吸引して上記制動
部材の制動を解く固鉄心、上記可動鉄心を上記制
動部材に向つて付勢し、上記固定鉄心が消勢した
時に上記可動鉄心を介して上記制動部材を制動す
る弾性体と、一端部が上記可動鉄心の中央に螺合
される共に他端部が上記固定鉄心の内周部を貫通
して上固定鉄心の上記外端面より突出した作動軸
と、上記係合部に嵌合し得るように上記作動軸の
突出部に径方向に装着された操作レバーと、上記
作動軸に装着された上記操作レバーを上記係合部
側に押圧する弾性体とを備えたので、停電時等の
電磁ブレーキの手動解放あるいは復帰の操作レバ
ーの回動のみで外部から簡単に実施でき、解放復
帰の操作時間を著しく短縮できる効果があり、ま
た、操作レバーが外部に位置されているため、操
作レバーの長さを任意に形成でき、この点からも
操作性を改善でき、また更に固定鉄心の外端面の
径方向のスリツトからなる係合部に操作レバー自
体が係合する構成であり、外端面と操作レバーと
の位置決め構成が極めて簡単化され、更には、外
端面には、操作レバーの回動範囲を規制するスト
ツパを設けており、可動鉄心と作動軸とが螺合さ
れているものでは、相互の螺合量の範囲をストツ
パーで規制でき、例えば、実公昭52−28068号公
報に開示されているように固定鉄心に作動軸が螺
合されているものでは操作レバーの回動を規制す
るものがないため、操作レバーの位置ではブレー
キが解放状態か、又は制動状態であるか判断でき
ず、操作性に劣ることになるが、この考案では、
係合部とストツパとによつて操作範囲を規制で
き、操作レバーが係合部に係合しているかストツ
パに接しているかにより、ブレーキの解放状態を
確認でき、極めて操作性が改善でき、また、安全
性も向上する効果がある。
キ本体、この本体に収納され、回転軸に装着され
た制動部材、この制動部材と対設され、軸方向移
動可能で且つ回転不能に構成された可動鉄心、こ
の可動鉄心に対向して設けられ、上記可動鉄心と
の反対側が上記本体から突出すると共にその外端
面には径方向のスリツトからなる係合部が設けら
れ、付勢された時に可動鉄心を吸引して上記制動
部材の制動を解く固鉄心、上記可動鉄心を上記制
動部材に向つて付勢し、上記固定鉄心が消勢した
時に上記可動鉄心を介して上記制動部材を制動す
る弾性体と、一端部が上記可動鉄心の中央に螺合
される共に他端部が上記固定鉄心の内周部を貫通
して上固定鉄心の上記外端面より突出した作動軸
と、上記係合部に嵌合し得るように上記作動軸の
突出部に径方向に装着された操作レバーと、上記
作動軸に装着された上記操作レバーを上記係合部
側に押圧する弾性体とを備えたので、停電時等の
電磁ブレーキの手動解放あるいは復帰の操作レバ
ーの回動のみで外部から簡単に実施でき、解放復
帰の操作時間を著しく短縮できる効果があり、ま
た、操作レバーが外部に位置されているため、操
作レバーの長さを任意に形成でき、この点からも
操作性を改善でき、また更に固定鉄心の外端面の
径方向のスリツトからなる係合部に操作レバー自
体が係合する構成であり、外端面と操作レバーと
の位置決め構成が極めて簡単化され、更には、外
端面には、操作レバーの回動範囲を規制するスト
ツパを設けており、可動鉄心と作動軸とが螺合さ
れているものでは、相互の螺合量の範囲をストツ
パーで規制でき、例えば、実公昭52−28068号公
報に開示されているように固定鉄心に作動軸が螺
合されているものでは操作レバーの回動を規制す
るものがないため、操作レバーの位置ではブレー
キが解放状態か、又は制動状態であるか判断でき
ず、操作性に劣ることになるが、この考案では、
係合部とストツパとによつて操作範囲を規制で
き、操作レバーが係合部に係合しているかストツ
パに接しているかにより、ブレーキの解放状態を
確認でき、極めて操作性が改善でき、また、安全
性も向上する効果がある。
第1図は従来の手動開放装置を具備した平板形
電磁ブレーキの一部断面正面図、第2図はこの考
案の一実施例を示すもので、イ図は一部断面正面
図、ロ図はイ図の一部側面図である。 図中、1は枠体、2はブレーキ箱、2aは制動
面、3は回転子軸、4は制動部材、6は可動鉄
心、6bは貫通雌ねじ、7は固定鉄心、7dはボ
ス部、7eは段付貫通孔、8はブレーキコイル、
13,22は弾性体、18は係合部材、18aは
係合部、19は作動軸、19a,19bは雄ねじ
部、20は操作レバー、21はばね受けである。
なお、図中1符号は同一または相当部分を示す。
電磁ブレーキの一部断面正面図、第2図はこの考
案の一実施例を示すもので、イ図は一部断面正面
図、ロ図はイ図の一部側面図である。 図中、1は枠体、2はブレーキ箱、2aは制動
面、3は回転子軸、4は制動部材、6は可動鉄
心、6bは貫通雌ねじ、7は固定鉄心、7dはボ
ス部、7eは段付貫通孔、8はブレーキコイル、
13,22は弾性体、18は係合部材、18aは
係合部、19は作動軸、19a,19bは雄ねじ
部、20は操作レバー、21はばね受けである。
なお、図中1符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 電磁ブレーキ本体、この本体に収納され、回転
軸に装着された制動部材、この制動部材と対設さ
れ、軸方向移動可能で且つ回転不能に構成された
可動鉄心、この可動鉄心に対向して設けられ、上
記可動鉄心との反対側が上記本体から突出すると
共にその外端面には径方向のスリツトからなる係
合部が設けられ、付勢された時に可動鉄心を吸引
して上記制動部材の制動を解く固定鉄心、上記可
動鉄心を上記制動部材に向つて付勢し、上記固定
鉄心が消勢した時に上記可動鉄心を介して上記制
動部材を制動する弾性体と、一端部が上記可動鉄
心の中央に螺合されると共に他端部が上記固定鉄
心の内周部を貫通して上記固定鉄心の上記外端面
より突出した作動軸と、上記係合部に嵌合し得る
ように上記作動軸の突出部に径方向に装着された
操作レバーと、上記作動軸に装着された上記操作
レバーを上記係合部側に押圧する弾性体と、上記
外端面における上記係合部の角度位置から所定角
度離間した位置に設けられ、上記操作レバーの回
動範囲を規制するストツパを備えた電磁ブレーキ
の手動開放装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206480U JPS6121617Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206480U JPS6121617Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56163825U JPS56163825U (ja) | 1981-12-05 |
JPS6121617Y2 true JPS6121617Y2 (ja) | 1986-06-28 |
Family
ID=29656398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6206480U Expired JPS6121617Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121617Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112187A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Sinfonia Technology Co Ltd | 無励磁作動型電磁ブレーキ及びその製造方法 |
-
1980
- 1980-05-07 JP JP6206480U patent/JPS6121617Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56163825U (ja) | 1981-12-05 |
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