JPS61214997A - 積層シ−ト切断用カツタ−の刃先調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、積層シートを切断して文字をはじめとする図
形を形成するシーＩ・カット装置に使用する積層シート
切断用カッターの刃先調整方法に関するものである。

［従来技術１ シートカット装置は第２図に示すように、カッター１を
シード２上において駆動手段Ｍで動かして文字をはじめ
とする図形を切り取る装置である。

シートカットＩｌｌに用いるカットシートは、一般に第
３図に示すようにベースシート２ａと、ベースシート２
ａ上に粘着剤で貼り付いている表面シート２ｂの二層か
ら成っている。そしてこのような二層構造のカットシー
ト２０表面シート２ｂのみをカッター１で切り、文字等
の図形をベースシート２ａ上に形成する。そして輪郭の
内側か外側のいずれかの表面シー１−２ｂを剥がして他
の台紙等に貼り付け、各種ディスプレイとして利用する
ものである。

このようなシートカット装置に用いるカッター１は、通
常第４図に示すような構造をしている。

第４図で、３は刃、４は中空のカッターホルダ、５はカ
ッターホルダ４の下部に装着した押え具で刃３の周囲に
、例えば円筒型に形成され、カットシート２と接触する
底面５′はカッター１の移動が滑らかになるように丸み
を帯びている。６は刃３を上下させるためのつまみで、
つまみ６の回転によって一体となって回転する下部６′
は雄ねじとなっていて、雌ねじとなっている刃保持体３
′とカッターホルダ４の内部において係合している。

従ってこのつまみ６をまねずことによって刃３はカット
シート２に対して垂直方向に上下し、これによって刃３
の押え具５のカットシート２と接触する面から出る吊を
１ｍ整する。つまりこの量が切り込み深さの聞である。

第５図は切断時の刃３の近傍を拡大した図である。図よ
りあきらかなように、カッター１の刃３で表面シート２
ｂを切るためには、カットシート２を切る作業を行う前
につまみ６をまわし、刃３の先端が押え具５の底面５′
より表面シート２ｂの厚さｔだけ出るように調整する必
要がある。しかもこの厚さｔはシートの種類に応じて種
々異なる場合が応々にしである。

し発明の目的］ 本発明は以上の点に鑑み、カッターの刃を正確に表面シ
ートの厚さ分だけ出るように調整する方法を提供するこ
とを目的とし、その特徴とするところは、カッターホル
ダの先端に設けた摺動面に対してカッター刃を出し入れ
自在とした積層シート切断用カッターの刃先調整方法で
あって、前記積層シートの表面シート層を剥離してこれ
を導電体の基盤上に載＠するステップと、該基盤上に載
置した表面シート上に前記摺動向を介して前記カッター
を載置するステップと、前記カッター刃と前記基盤との
間に電圧を印加Ｊるステップと、−１記塞盤上にカッタ
ーを載置した状態で、前記摺動向に対しカッター刃の先
端を徐々に繰り出して行くステップと、前記印加電圧の
通電を検出して前記繰り出し操作を停止するステップと
、前記カッター刃の繰り出しを停止した状態をそのまま
保持したカッターを、シートカット装置の積層シート上
に載置し、前記摺動面を表面シートに接触させるステッ
プと、から成ることである。

［発明の内容１ 第１図は本発明になる方法を実現した構成の一例で、カ
ッターの刃の出る量を調整する方法を説明する図である
。

第１−図において、７がカッター保持部であり、Ｊ１盤
７ａと、・基盤７ａに固定されているアーム７ｂとから
構成され、少なくとも基盤７ａは導電性材料で作成され
ている。

第６図はカッター保持部７の斜視図である。

７Ｃはアーム７ｂに形成されたカッター挿入孔で、カッ
ター１の径よりもやや大きく形成されていて、カッター
１をこのカッター挿入孔７Ｃへ挿入した後、ねじ８を回
転してカッターホルダ４と係合させ、カッター１をカッ
ター保持部７に固定する。

第１図で９は電源、１０は電球、１１は導線である。１
２ａ、１２ｂはそれぞれ電源９、電球１０と導線１１で
接続されている電極であり、一方の電極は基盤７ａに接
続されている。

シートカット装置に用いるカッター１は、・普通カッタ
ーホルダ４及び押え具５は合成樹脂で作成され、電気的
に不良導体である。一方つまみ６、その下部６′、刃保
持体３′、刃３はいずれも金　　　　□属の導電性材料
で作成されており、本発明において適用するカッター１
もこのような導電性材料で作成されている。従って、電
極１２ｂをつまみ６に取り付け、その状態でカッター１
の刃３が基盤７ａに当ると、通電し、電球１０が点灯す
る。

次に上記装置を用いてカッター１の刃３の出る　　　　
□吊の調整手順について説明する。

はじめにカットシート２を適当な大きさに切り、その表
面シート２ｂを剥離して基盤７ａ上の第６図に点線で示
すエリアＡに貼り付ける。

そしてカッター１のつまみ６をまわしで刃３を押え具５
の底面５′より引込んでいる状態にした模、カッター１
をカッター挿入孔７Ｃへ入れ、底面５′が基盤７ａ上に
貼った表面シート２ｂと完全に接する位置まで下げ、そ
の状態でねじ８を締めてカッター１をカッター保持部７
へ固定する。

次にカッター１のつまみ６に電極１２ｂを取付け、基盤
７ａに取付けている電極１２ａとの間に電源９により電
圧を加える。つまり刃３と基盤７８間に電圧が印加され
ていることになる。

第７図はこの時のカッター１と表面シート２ｂとが接し
ている部分の拡大断面図である。第７図（１）かられか
るように、刃３の先端は、前述したように押え具５の底
面５′より引込んでいる状態でカッター保持部７に取付
けているため、基盤７ａとは接触していない。従って、
刃３と基１ｆ７ａ間に電圧が印加されていたとしても、
電球１０は点灯しない。仮に接触していたとしても、表
面シート２ｂに用いられている材料は普通不良導体であ
るため、これによって刃３と基盤７８間が電気的に絶縁
され、電球１０は点灯しない。

このようにしてカッター１をカッター保持部７にセット
して電極１２ｂをカッター１のつまみ６に１ｔｉｔｔ、
たら、つまみ６をゆっくりまわしで徐々に刃３を下降さ
せる。

刃３は表面シート２ｂを突き破って下降し、ついには第
７図（りに示すように刃３の先端が基盤７ａに達する。

この瞬間、刃３と基盤７ａとの間が電気的に接続され、
電源９により通電し、電球１０が点灯する。従って、電
球１０が点灯した時点でつまみ６をまねずのを停止すれ
ば、刃３の先端が押え具５の底面５′より、正確に表面
シート２ｂの厚さｔだけ出た状態で刃３の下降を停止す
ることができる。

以上のようにして刃３の刃先の出る量を調整したカッタ
ー１をシートカット装置の積層シート上に載置に装着し
て当該カットシート２を切れば、ベースシート２ａが切
られることなく、表面シート２ｂのみを切ることができ
るのである。

尚、上記実施例では通電しているか否かを判別するのに
電球１０を用いたが、例えばブザー等地の手段を用いて
も良いことはもちろんである。

また、上記実施例で用いるカッター１の材料は、カッタ
ーホルダ４と押え具５が絶縁材料で作られ、他は導電性
材料で作られているものを用いることを前提としたが、
例えばカッターホルダ４と押え具５も刃３等と同様導電
性材料で作成され、かつカッター保持部７のアーム７ｂ
が絶縁材料で作成されているものであれば、電極１２ｂ
をつまみ６、カッターホルダ４、押え具５のいずれかに
付けても良い。更にねじ８を導電性材料で作成すれば電
極１２ｂをねじ８に付けることもできる。要す悉に刃３
と基盤７ａ間に電圧が印加される状態が作り出されれば
良い。

次に本発明の他の実施例について説明する。第８図は本
発明の他の実施例を説明する図である。

前実施例ではカッター保持部７に装着したカッター１の
刃１を下降させるためにつまみ６を手動でまわしていた
。また、刃１の先端が基盤７ａに達すると同時に電球１
０が点灯し、それによって刃１を下降させる動作を中止
していた。本実施例では、刃１を下降させるためのつま
み６の回転、及び刃１の先端が基盤７ａに達した瞬間に
つまみ６の回転を停止する動作を自動的に行うものであ
る。

第８図で、前実施例と同一のものには同じ番号を付して
いる。７ｄはアームであり、カッター挿入孔７Ｃにカッ
ター１を挿入して固定するのは前実施例と同様であるが
、本実施例ではその他にモータ載置部７ｅを設けている
。１３はモータ、１４は前記モータ１３のシャフト１３
ａと連接されているつまみ６と係合するキャップで、モ
ータ１３の回転によってつまみ６を回転させるものであ
る。

１５はモータ１３のオンオフを行うモータオンオフスイ
ッチ、１６はモータオンオフスイッチ１５に対してモー
タ１３の停止の指令を行うモータ停止指令部であり、前
実施例の如く、基盤７ａと、つまみ６に設けた電極１２
ａ、１２ｂ間が通電状態になった時にモータオンオフス
イッチ１５に対してスイッチをオフにしてモータ１３を
停止さける指令を行うものである。

尚、第８図にはモータ１３を駆ｆ！ＩＪＩるための電源
は示していない。

次にこの実施例によってカッター１の刃３の出る量の調
整手順について説明づる。

まず前実施例と同様、基盤７ａ上に表面シート２ｂを貼
る。

そしてカッター１の刃３を押え具５の底面５′より引込
んでいる状態にしてカッター挿入孔７Ｇへ入れ、底面５
′が基盤７ａ上に貼った表面シート２ｂと完全に接する
位置まで下げ、その状態でネジ８を締めることによりカ
ッター保持部７へ固定する。

次にキャップ１４をつまみ６の上から係合するようにか
ぶせる。そして電極１２ｂをカッター１のつまみ６に取
付け、刃３とｌｌ７ａの間に電圧を印加する。

尚、電極１２ｂは、前実施例のところで述べたようにア
ーム７ｄを絶縁材料で作成し、カッターホルダ４、押え
貝５、ねじ８を導電性林料で作成すれば、つまみ６の他
、ねじ８やカッターホルダ４等に取付けても良い。

このようにしてカッター１をカッター保持部７にセット
したら、モータオンオフスイッチ１５をオンにしてモー
タ１３を回転さぼる。キャップ１４はモータ１３の回転
と一体となって回転し、それと係合しているつまみ６も
回転する。それによって刃３は徐々に下降を始める。

刃３は表面シート２ｂを破って、ついには第７図■に示
すように刃３の先端が基！１７ａに達する。

この瞬間、刃３と基盤７ａとの間が電気的に接続状態と
なって通電する。これによってモータ停止指令部１６か
らモータオンオフスイッチ１５に対してモータ１３を停
止させる指令を出す。

この指令でモータオンオフスイッチ１５はオフとなって
モータ１３の回転が停止する。それと同時に刃３の下降
も停止する。

従って刃３の先端が押え具５の底面５′より正確に表面
シート２ｂの厚さｔだけ出た状態で停止する。

以上のようにして刃３の刃先の出る量を調整したカッタ
ー１をシートカット装置の積層シート上に載置し、それ
を適当な加重により積層シート方向に押圧した状態で積
層シート上を移動して当該カットシート２を切れば、ベ
ースシート２ａが切られることなく、表面シート２ｂの
みを切ることができる。

以上、表面シートが１層の場合を例に説明して来たが、
本発明の方法は剥離可能な表面シートが２層以上の任意
多層に積層されたシートの切断に対しても有効である。

第９図（１）〜（３）は、ベースシート２ａ上に夫々剥
離可能な２層の表面シート２ｂ、２ｃが積層されている
場合を例に、任意多層表面シートの切断について説明す
る図である。

この第９図（１）に示した積層シート２は、例えば表面
シート２ｂ−，２Ｃが夫々異なる色彩を有しており、ど
の表面シートをどのように剥離するか、即ら、どの深さ
まで切り抜（かによって、種々色彩の組合せから成る図
柄を切り抜番）るようになっている。

第９図■及び（３）は、夫々第１層、及び第２層まで切
り扱く場合を示している。

この内、第９図（りは第１１Ｉの表面シート２ｂのみを
切り抜く場合に必要な刃先調整の１ステツプを示したも
のである。この場合は、前記した第７図の例と同様に、
まず切り抜きたい表面シート２ｂをベースシート２ａか
ら剥離して導電性材料の基盤７ａ上に載置し、更に、こ
の載置した表面シート２ｂ上に押え具５の底面５′を介
してカッター１を設置したのち、刃３と基盤７ａとの間
の導通が確認されるまで刃３を徐々に下降さ１ていくよ
うになっている。。

又、第２層の表面シート２Ｃまで切り抜く場合は、第９
図（３）に示したように、先ず切り抜きたい２層の表面
シート２ｂ、２Ｃを一体としてベースシート２ａから剥
離し、該剥離した２層の表示シ−トを導電性材料の基盤
７ａ上に載置Ｊる。そして、この載置した２層の表面シ
ート上にカッター１を設置したのち、刃３と基盤７ａと
の間の導通が確認されるまで刃３を徐々に下降させ、こ
れによって所望ｆｆ１ｔの刃先調整を行なうようになっ
ている。

以上本発明になる方法を実現した各種の構成を詳しく説
明して来たが、本発明の実現は上記実施例の他、例えば
第８図に示した構成を発展さけて、刃３が基盤７ａに達
した後、モータ１３をわずかに逆転して刃３が基盤７ａ
から離れた状態で停止させるようにしても良い。このよ
うにすれば表面シート２ｂを完全に切りたくない時の刃
先調整に有効に用いることができる。また、上記実施例
ではシートカット装置とは独立した第１図のようなカッ
ター保持部の基盤上に積層シートの表面シートを貼って
刃先の調整を行っているが、第２図に示したようなシー
トカット装置本体Ｈの積層シートを載置する部分で第１
図等で説明したと同様な方法を実施すれば、カッターを
シートカット装置に装着したまま調整を行うことができ
る。

［発明の効果１ 以上本発明の詳細な説明して来たが、従来、積層シート
を切断するシートカット装置に刃先を出寸潰の調整がむ
ずかしかったのが、本発明の刃先調整方法を用いれば、
誰でも極めて簡単かつ正確に調整することができるとい
う効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に用いる刃先を調整するための
部を材説明する図、第２図はシートカット装置を示ず図
、第３図はシートの構造を説明する図、第４図は本発明
において使用するカッターを説明する図、第５図はシー
トの切断時の刃の近傍を拡大した図、第６図はカッター
保持部の斜視図、第７図はカッターと表面シートの接触
部分の拡大図、第８図は本発明の他の実施例に用いる刃
先を調整するための部材を説明する図、第９図は剥離可
能な２Ｊ１の表面シートから成る場合について説明する
図である。 １・・・カッター　　　２・・・カットシート３・・・
刃　　　　　　４・・・カッターホルダ５・・・押え具
　　　　６・・・つまみ７・・・カッター保持部 ９・・・電源　　　　１０・・・電球 １２・・・電極　　　　１３・・・モータ１４・・・キ
ツヤプ １５・・・モータオンオフスイッチ １６・・・モータ停止指令部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カッターホルダの先端に設けた摺動面に対してカッター
   刃を出し入れ自在とした積層シート切断用カッターの刃
   先調整方法であつて、 前記積層シートの表面シート層を剥離してこれを導電体
   の基盤上に載置するステップと、 該基盤上に載置した表面シート上に前記摺動面をガイド
   として前記カッターを載置するステップと、 前記カッター刃と前記基盤との間に電圧を印加するステ
   ップと、 前記表面シート上にカッターを載置した状態で、前記摺
   動面に対しカッター刃の先端を表面シート側に繰り出し
   て行くステップと、 前記基盤とカッター間の印加電圧の通電を検出して前記
   繰り出し操作を停止するステップと、前記カッター刃の
   繰り出しを停止した状態をそのまま保持したカッターを
   、シートカット装置の積層シート上に載置し、前記摺動
   面を表面シートに接触させるステップと、 から成る積層シート切断用カッターの刃先調整方法。