JPS61213800A - 放射線像変換パネルの製造法 - Google Patents

放射線像変換パネルの製造法

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JPS61213800A
JPS61213800A JP5667385A JP5667385A JPS61213800A JP S61213800 A JPS61213800 A JP S61213800A JP 5667385 A JP5667385 A JP 5667385A JP 5667385 A JP5667385 A JP 5667385A JP S61213800 A JPS61213800 A JP S61213800A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の分野J 本発明は、輝尽性蛍光体を利用する放射線像変換方法に
用いられる放射線像変換パネルおよびその製造法に関す
るものである。さらに詳しくは木・発明は、支持体、j
1尽性蛍光体からなる蛍光体層および保護膜をこの順序
で有する放射線像変換パネルおよびその製造法に関する
ものである。
し発明の技術的背景および従来技術] 放射線像を画像として得る方法として、従来より銀塩感
光材料からなる乳剤層を有する放射線写真フィルムと増
感紙との組合わせを用いる、いわゆる放射線写真法が利
用されている。最近、上記放射線写真法に代る方法の一
つとして、たとえば特開昭55−12145号公報など
に記載されているような、輝尽性蛍光体を用いる放射線
像変換方法が注目されるようになった。この放射線像変
換方法は、輝尽性蛍光体を有する放射線像変換パネル(
蓄積性蛍光体シート)を利用するもので、被写体を透過
した放射線、あるいは被検体から発せられた放射線を該
パネルの輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちに輝尽性蛍
光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光〕で時系
列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体中に蓄積さ
れている放射線エネルギーを蛍光(輝尽発光)として放
出させ、この蛍光を光電的に読み取って電気信号を得、
得られた電気信号を画像化するものである。
上述の放射線像変換方法によれば、従来の放射線写真法
による場合に比較して、はるかに少ない被lj!il量
で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるという
利点がある。従って、この放射線像変換方法は、特に医
療診断を目的とするx!!撮影等の直接医療用放射線撮
影において利用価値の非常に高いものである。
上記放射線像変換方法に用いる放射線像変換パネルは、
基本構造として、支持体とその片面に設けられた蛍光体
層とからなるものである。なお、この蛍光体層の支持体
とは反対側の表面(支持体に面していない側の表面)に
は一般に、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な衝
撃から保護し、かつパネル表面を平滑化するためにポリ
エチレンテレフタレートなどの透明な保護膜が設けられ
ている。
放射線像変換方法の実施において、放射線像変換パネル
は、放射線の照射(放射線像の記録)赤励起光の照射(
記録された放射線像の読取り)・消去光の照射(残存す
る放射線像の消去〕というサイクルで繰り返し使用され
る。そして放射線像変換パネルの各ステップへの移行は
搬送系により行なわれ、−サイクル終了後パネルは順次
積層して保存される。
この搬送から積層状態へと移行するM続したサイクルに
おいて、その間に放射線像変換ノくネル同志の接触や摩
擦が繰り返し生じるために高分子物質からなるパネルの
表面(蛍光体層側表面)が帯電し易く、このことが放射
線像変換方法の実施工種々の問題を発生させる原因とな
っている。
たとえば、放射線像変換パネルの表面が帯電する結果、
パネルを積層状態から搬送系に移す際に、パネル表面と
他のパネルの裏面(支持体側表面)とが相互に密着して
二枚型なった状態で搬送系に送り込まれやすくなり、そ
れ以後の正常な操作を行なうことが不可能となるもので
ある。また、パネル表面には空気中の塵埃等が付着しや
すくなる。このようなパネルにおいては読み出しの際に
表面に付着した塵埃によって励起光が散乱されるために
、得られる画像は画質が著しく低下したものとなる。
このような放射線像変換パネルの製造において保!Il
I!Iを付設する場合には一般に、既に形成された蛍光
体層の表面に透明な高分子物質を適当な溶剤に溶解して
なる溶液を塗布することにより、あるいは別途形成した
透明な薄膜を接着剤等を用いて接着することにより行な
われている。
本出願人は、輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(
I)と、輝尽性蛍光体を含有しない結合剤溶液であって
上記結合剤溶液(I)に含まれる結合剤に対して非相溶
性の結合剤からなる結合剤溶液(II)とを、該輝尽性
蛍光体を分散してなる結合剤溶液(I)が支持体側とな
るように支持体表面に同時に重層塗布して、蛍光体層お
よび保護膜を形成することからなる放射線像変換パネル
の製造法;および 上記結合剤溶液(I)と結合剤溶液(II)とを、平面
シート上に同時に重層塗布して蛍光体層および保護膜を
形成したのち、該蛍光体層および保護膜を該シートから
分離して支持体上に付設することからなるパネルの製造
法について既に特許出願している〔特願昭59−203
500号〕。
従って、この方法によれば保護膜と蛍光体層とが同時に
形成され、また両者の間に接着剤の層が介在することが
ない。
[発明の要旨] 本発明は、帯電防止効果の優れた放射線像変換パネルお
よびその製造法を提供することをその目的とするもので
ある。
また1本発明は、特に搬送特性が向上した放射線像変換
パネルおよびその製造法を提供することもその目的とす
るものである。
上記の目的は、支持体、輝尽性蛍光体を含有支持する結
合剤からなる蛍光体層、および保護膜がこの順に設けら
れた放射線像変換パネルにおいて、該保護膜に金属の無
機塩からなる帯電i止剤が含有されていることを特徴と
する本発明の放射線像変換パネルにより達成することが
できる。
また、上記の目的は。
(Iン輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(I)と
、この結合剤溶液(I)に含まれる結合剤に対して非相
溶性の結合剤と金属のfi機塩からなる帯電防止剤とか
らなる結合剤溶液(II)とを、該輝尽性蛍光体を分散
してなる結合剤溶液(I)が支持体側となるように支持
体表面に同時に重層塗布して、蛍光体層および保護膜を
形成することを特徴とする放射線像変換パネルの製造法
、および (2)輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(I)と
、この結合剤溶液(I)に含まれる結合剤に対して非相
溶性の結合剤と金属の無機塩からなる帯電防止剤とから
なる結合剤溶液(II)とを、平面シート上に同時に重
層塗布して蛍光体層および保護膜を形成したのち、該蛍
光体層および保護膜を該シートから分離して支持体上に
付設することを特徴とする放射線像変換パネルの製造法
により達成することができる。
〔発明の効果] 本発明は、保M膜中に帯電防止剤を含有させることによ
り、搬送系において発生する放射線像変換パネルの帯電
現象を防止して1円滑な放射線像の記録再生を実現する
ものである。
本発明の放射線像変換パネルにおいては、その、保護膜
側表面に帯電防止剤が分散状態で存在するため、パネル
の帯電現象を効果的に防止することができ、搬送系にお
けるパネルの移行操作を円滑に行なうことができる。
また、従来においては一般に、蛍光体粒子を分散してな
る結合剤溶液(塗布液)を通常の塗布方法によって支持
体上に塗布乾燥して蛍光体層を形成したのちに、この蛍
光体層表面にポリエチレンテレフタレートなどの高分子
物質からなる透明な薄膜を接着剤を用いて接着すること
により、保護膜の付設が行なわれていた1本発明の方法
によれば、蛍光体粒子を分散してなる塗布液と帯電防止
剤を含有する結合剤溶液とを前者の塗布液を支持体側に
配置して同時に支持体上に(あるいは、別の平面シート
上に)重層して塗布することにより、蛍光体層および帯
電防止機能を有する保護膜を一度の塗布操作で同時に形
成することができる。従って、従来のように別工程とし
て蛍光体層上にさらに保護膜を設ける操作が必要でなく
、放射線像変換パネルの製造工程を簡略化することがで
きる。
さらに、本発明の製造方法においては、蛍光体層および
保護膜形成のための両塗膜が同時に乾燥、形成されるか
ら、従来よりも保護膜と蛍光体層との密着強度を高める
ことができ、接着剤層の劣化により保護膜が蛍光体層か
ら剥離するといった問題が生じることもない。すなわち
、得られた放射線像変換パネルの保護膜はその機能をよ
り有効に発揮しうるとともに、パネル全体としては機械
的強度の向上したものが得られる。
そして1本発明によって製造される放射線像変換パネル
は接着剤層の付設による界面が形成されることがないの
で、従来のパネルよりも励起光の散乱を減少させること
ができ、鮮鋭度および粒状性など画質の向上した画像を
得ることが可能である。同時に、その界面での蛍光の散
乱も生じることがないから、画質の向上とともに感度も
増大させることが可能である。
加えて、従来においては保護膜の付設(ラミネート)に
際して蛍光体層表面に塵埃が付着しがちであり、付設操
作に注意を要していたが、本発明においてはこのような
問題が生じることがない。
[発明の構成] 以上述べたような好ましい特性をもった本発明の放射線
像変換パネルは、たとえば、次に述べるような本発明の
製造法により製造することができる。
すなわち、蛍光体層および本発明の特徴的な要件である
帯電防止機能を有する保護膜の形成は、たとえば、次の
ようにして行なうことができる。
まず、蛍光体層形成のために、輝尽性蛍光体(I)を調
製する。
輝尽性蛍光体は、先に述べたように放射線を照射した後
、励起光を照射すると輝尽発光を示す蛍光体であるが、
実用的な面からは波長が400〜900nmの範囲にあ
る励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽
発光を示す蛍光体であることが望ましい、放射線像変換
パネルに用いられる輝尽性蛍光体の例としては。
ffi国特i第3,859,527%明msに記載され
ているSrS:Ce、Sm、SrS:Eu。
Sm、Th02 :Er、およびLa2O2S:Eu、
Sm、 特開昭55−12142号公報に記載されているZnS
 : Cu 、Pb、Ba5s xA 120.:Eu
(ただし、0.8≦X≦10〕、および。
M皿0*xSi02 :A (ただし、M戚はMg。
Ca、Sr、Zn、Cd、またはBaであり、AはCe
、Tb、Eu、Tm、Pb、Tl、Bi、またはMnで
あり、Xは、O65≦X≦2.5である)、 特開昭55−12143号公報に記載されている  (
B   a  1−  x   −y   +   M
  g   x   *   Ca   y  )  
 F  X   :aE u2°(ただし、XはC1お
よびBrのうちの少なくとも一つであり、Xおよびyは
、0くx+y≦0.6、かつxy≠0であり、aは、1
0”6≦a≦5 X I O−2である)、 特開昭55−12144号公報に記載されているLnO
X:xA(ただし、LnはLa、Y、Gd、およびLu
のうちの少なくとも一つ、XはClおよびBrのうちの
少なくとも一つ、AはCeおよびTbのうちの少なくと
も一つ、そして、Xは、O<x<0.1である〕、 特開昭55−12145号公報に記載されている( B
 a 1− X 、 M ” x ) F X : y
 A (ただし、M2°はMg、Ca、Sr、Zn、お
よびCdc7)うちの少なくとも・一つ、XはCl、B
r、および工のうちの少なくとも一つ、AはEu、Tb
、Ce、Tm、Dy、Pr、Ho、Nd、Yb、および
Erのうちの少なくとも一つ、そしてXは、0≦X≦O
06、yは、0≦y≦0.2である)、特開昭55−1
60078号公報に記載されているM’ FXa xA
 : yLn [ただし、ylMはBa、Ca、S r
、Mg、Zn、およびCdのうちの少なくとも一種、A
はBe01Mg01CaO1SrO,Bad、ZnO,
AjL203.Y2O3、La2O3、I  n  2
0.  、 5i02  、  TiO2、ZrO,、
GeO2,5n02、Nb2O6、Ta20g、および
Tho2のうちの少なくとも一種、LnはEu、Tb、
Ce、Tm、Dy、 Pr、 Ha、 Nd、 Yb、
 Er、 Sm、およびGdのうちの少なくとも一種、
XはC!L、Br、およびIのうちの少なくとも一種で
あり。
Xおよびyはそれぞれ5 X l O−6≦X≦0.5
、およびOくy≦0.2である]の組成式で表わされる
蛍光体。
特開昭58−116777号公報に記載されている(B
 at−X 、 M’ X) F 2 ” aB aX
2 :yEu 、zA [ただし、Mlはベリリウム、
マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、お
よびカドミウムのうちの少なくとも一種、又は塩素、臭
素、および沃素のうちの少なくとも一種、Aはジルコニ
ウムおよびスカンジウムのうちの少なくとも一種であり
、a、x、y、および2はそれぞれ0゜5≦a≦1.2
5、O≦X≦1.10−6≦y≦2X10−’、および
0<z≦1O−2である」の組成式で表わされる蛍光体
、特開昭57−23673号公報に記載されているCB
&+−x、M’X)F2”aBaX2:yl:u、zB
[ただし、M雄はベリリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、亜鉛、およびカドミウムのうちの
少なくとも一種、Xは塩素、臭素、および沃素のうちの
少なくとも一種であり、a、x、y、および2はそれぞ
れ0.5≦a≦1.25、O≦X≦1.10−6≦y≦
2×io−’、および0<z≦2X10−’であるJ(
7)組成式で表わされる蛍光体、 特開昭57−23675号公報に記載されている  (
Bat−x   、M’   x)   F  2  
 番  aBaX2   :yEu、zA[ただし、M
nはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、雀鉛、およびカドミウムのうちの少なくとも一
種、又は塩素、臭素、および沃素のうちの少なくとも一
種、Aは砒素および硅素のうちの少なくとも一種であり
、a、x、y、およびZはそれぞれ0.5≦a≦1.2
5、O≦X≦1.10−s≦y≦2×lO−“、および
O<Z≦5X10−’である]の組成式で表わされる蛍
光体、 特開昭58−69281号公報に記載されているM’O
X:xCe[ただし、M膳はPr、Nd、Pm、Sm、
Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tcn、Yb、および
Biからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属
であり、Xは(ILおよびBrのうちのいずれか一方あ
るいはその両方であり、Xはo<x<o、tである]の
組成式で表わされる蛍光体。
特開昭58−206678号公報に記載されているBa
、、!M x、2 L x、 F X : 、 E u
 ” [ただし、MはLi、Na、に、Rb、およびC
sからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金
属を表わし;Lは、Sc、Y、La、Ce、Pr、  
Nd、  Pm、  Sm、  Gd、  Tb、  
D y、  Ha、Er、 Tm、 Yb、−Lu、A
fL、Ga、In、およびTlからなる群より選ばれる
少なくとも一種の三価金属を表わし;Xは、C1,Br
、および■からなる群より選ばれる少なくとも一種のハ
ロゲンを表わし;そして、Xは10−2≦X≦0゜5、
yはO<7≦0.1である1の組成式で表わされる蛍光
体、 特開昭59−27980号公報に記載されているB a
FX* xA : yE u” [ただし、Xは、C1
,Br、および工からなる群より選ばれる少なくとも一
種のハロゲンであり;Aは、テトラフルオロホウ酸化合
物の焼成物であり;そして、Xは10−6≦X≦0.1
、yはo<y≦0.1である]の組成式で表わされる蛍
光体、 特開昭59−47289号公報に記載されているBaF
X−xA : yEu” [ただし、Xは。
C1、Br、およびTからなる群より選ばれる少なくと
も一種のハロゲンであり−Aは、ヘキサフルオロケイ酸
、ヘキサフルオロチタン酸およびへキサフルオロジルコ
ニウム酸の一価もしくは二価金属の塩からなるヘキサフ
ルオロ化合物群より選ばれる少なくとも一種の化合物の
焼成物であり;そして、Xは10−6≦X≦0.1、y
はo<y≦041である]の組成式で表わされる蛍光体
特開昭59−56479号公報に記載されているBaF
X* xNaX’:aEu2°[ただし、XおよびX′
は、それぞれCfL、Br、およびIのうちの少なくと
も一種であり、XおよびaはそれぞれO<x≦2、およ
びO<a≦0.2である]の組成式で表わされる蛍光体
、 特開昭59−56480号公報に記載されているM’ 
FX* xNaX’:yEu” : zA [ただしM
l+は、Ba、Sr、およびCaからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;Xおよび
X゛は、それぞれCl、Br、およびIからなる群より
選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;Aは、V、
Cr、Mn、Fe、COlおよびNiより選ばれる少な
くとも一種の遷移金属であり;そして、Xは0<x≦2
、yはo<y≦0.2、および2は0くz≦10−”−
t’ある1の組成式で表わされる蛍光体、 特開昭59−75200号公報に記載されていZ)M”
   FX6   aM’  X’   m   bM
”  X”   2 −   cM’X“’、*xA:
 yEu” [ただし、M−はBa、Sr、およびCa
からなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類
金属であり、 M 1はLi、Na、に、Rh、および
Csからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ
金属であり:M″はBeおよびMgからなる群より選ば
れる少なくとも一種の二価金属であり;M厘はAn、G
a、In、およびT!Lからなる群より選ばれる少なく
とも一種の三価金属であり;Aは金属酸化物であり;X
はCl、Br、およびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンであり;X’、X”、およびX″゛
は、F、Cl、Br、およびIからなる群より選ばれる
少なくとも一種のハロゲンであり;そして、aはO≦a
≦2、bは0≦b≦10−2.cはO≦C≦10−2゜
かつa+b+C≧10:6であり;χは0 < x≦0
.5、yはO<y≦0.2である]の組成式で表わされ
る蛍光体、 本出願人による特願昭58−193161号明細書に記
載されているM’X2・aM’X’2:xEu2°[た
だし、MllはBa、SrおよびCaからなる群より選
ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;Xお
よびX″はC1,BrおよびIからなる群より選ばれる
少なくとも一種のハロゲンであって、かつX≠X′であ
り;そしてaは051≦a≦10.0.xは0≦X≦0
.2である]の組成式で表わされる蛍光体、本出願人に
よる特願昭58−208727号明細書ニ記載されてい
6wt’ px−aM’ x’ : XEu”[ただし
、M”はBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ土類金属であり:MIはRb
およびCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のア
ルカリ金属であり;XはC1、Brおよび工からなる群
より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり:x′は
F、C1、ErおよびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンであり;そしてaおよびXはそれぞ
れO≦a≦4.0およびO≦X≦0.2である]の組成
式で表わされる蛍光体、などを挙げることができる。
また、1記特願昭58−193161号明細書に記載さ
れティるM ’ X 2h a M ” X ’ 2:
 xE u 24′蛍光体には、以下に示すような添加
物がM”X2・aM’X’21モルあたり以下の割合で
含まれていてもよい。
本出願人による特願昭59−22169号明細書に記載
されているbM’X” (ただし、MlはRhおよびC
sからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金
属であり、X”はF、C1、BrおよびIからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり、モしてb
はO≦b≦10.0である〕 ;特願昭59−7722
5号明細書に記載されているbKX” ・cMgX”’
2a dM厘x””コ(ただし、MlはSc、Y、La
、GdおよびLuからなる群より選ばれる少なくとも一
種の三価金属であり、X”、X”およびX”はいずれも
F、CJI、Brおよびlからなる群より選ばれる少な
くとも一種のハロゲンであり、そしてす、c及びdはそ
れぞれ、0≦b≦2.0.0≦C≦2.0、O≦d≦2
.0であッテ、カッ2X10−’≦b+c+dである)
;特願昭59−84356号明細書に記載されているy
B(ただし、yは2X10−’≦y≦2 X 10−’
である):および特願昭59−84358号明細書に記
載されているbA(但し、AはSiO□及びP2O5か
らなる群より選ばれる少なくとも一種の酸化物であり、
モしてbは1O−4≦b≦2×10−“である) 上記の輝尽性蛍光体のうちで、二価ユーロピウム賦活ア
ルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体および希土類元素
賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体は高輝度の輝尽
発光を示すので特に好ましい、ただし、本発明に用いら
れる輝尽性蛍光体は上述の蛍光体に限られるものではな
く、放射線を照射したのちに励起光を照射した場合に、
輝尽発光を示す蛍光体であればいかなるものであっても
よい。
蛍光体層の結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、
デキストラン等のポリサッカライド、またはアラビアゴ
ムのような天然高分子物質;および、ポリビニルブチラ
ール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、ポリ
アルキル(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブ
チレート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルな
どような合成高分子物質などにより代表される結合剤を
挙げることができる。このような結合剤のなかで特に好
ましいものは、ニトロセルロース、線状ポリエステル、
ポリアルキル(メタ)アクリレート、ニトロセルロース
と線状ポリエステルとの混合物およびニトロセルロース
とポリアルキル(メタ)アクリレートとの混合物である
なお、これらの結合剤は架橋剤によって架橋されたもの
であってもよい。
塗布液調製用の溶剤め例としてば、メタン−ル、エタノ
ール、n−7’ロバノール、n−ブタノールなどの低級
アルコール:メチレンクロライド、エチレンクロライド
などの塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン:酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級
アルコールとのエステル:ジオキサン、エチレングリフ
ールモノエチルエーテル、エチレングリフールモノエチ
ルエーテルなどのエーテル;そして、それらの混合物を
挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比は、目
的とする放射線像変換パネルの特性、蛍光体の種類など
によって異なるが、一般には結合剤と蛍光体との混合比
は、1:1乃至1:100(重量比)の範囲から選ばれ
、そして特に1:8乃至1:40(重量比)の範囲から
選ぶことが好ましい。
なお、塗布液には、該塗布液中における蛍光体の分散性
を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光体層中
における結合剤と蛍光体との間の結合力を向上させるた
めの可塑剤などの種々の添加剤が混合されていてもよい
。そのような目的に用いられる分散剤の例としては、フ
タル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤
などを挙げることができる。そして可塑剤の例としては
、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニ
ルなどの燐酸エステル:フタル酸ジエチル、フタル酸ジ
メトキシエチルなどのフタル酸エステル;グリコール酸
エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフタリルブ
チルなどのグリコール酸エステル;そして、トリエチレ
ングリコールとアジピン酸とのポリエステル、ジエチレ
ングリコールとコハク酸とのポリエステルなどのポリエ
チレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエステルな
どを挙げることができる。
さらに、塗布液には、画像の鮮鋭度を向上させる目的で
、輝尽性蛍光体の励起光波長領域における平均反射率が
、輝尽性蛍光体の輝尽発光波長領域における平均反射率
よりも小さいような反射特性を有する着色剤が含有され
ていてもよい、そのような着色剤としては、たとえば、
特開昭55−163500号公報および特開昭57−9
6300号公報に開示されているような着色剤を挙げる
ことができる。あるいは、同じく画像の鮮鋭度を向上さ
せる目的で、塗布液には特開昭55−146447号公
報に記載されているような白色粉体が含有されていても
よい。
次に、保護膜形成のために、帯電防止剤および結合剤を
適当な溶剤に溶解した塗布液(II)を調製する。
本発明に用いられる帯電防止剤は、金属の無機塩である
。保護膜中に金属の無機塩を含有させることによって、
パネルに帯電した電荷を表面電導による電荷の移動(放
電)により防止することができる。すなわち、その物質
の表面電気抵抗を小さくすることにより、発生した電荷
を容易に放電することができる。
本発明において帯電防止剤として用いられる金属無機塩
の代表的な例としては、LiC見、NaC1,NaBr
、NaI、NaN0i、Na5POa 、 CsI 、
 BaBr2 、 BaI  2、M g B r 2
、A交Br3等の金属の無機塩が挙げられる。なお、こ
れらの金属無機塩は常温で安定である限り、無水物の状
態であっても、あるいは結晶水が付加された状態であっ
てもよい。
上記の金属無機塩のうちで好ましいものは、LiC1、
NaBr、NaI、NaN0.、MgBr2およびAf
LB r コである。さらに、無着色であること、及び
水、アルコール等の溶剤に対する溶解性が高いことなど
の点から、LiC1、NaBrおよびMgBr2が特に
好ましい、すなわち、これらの金属ハロゲン化物は無着
色であるために励起光を吸収することがなく、また、結
合剤溶液に溶解するから得られた保護膜における分散性
が高いものである。
結合剤としては、上記の蛍光体層形成のための塗布液(
I)に用いられる結合剤の他に、セ・ルロース誘導体、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルホル
マール、メラミン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂など
を挙げることができる、ただし、本発明の同時重層塗布
により蛍光体層と同時に保護膜を形成するためには、塗
布液(II)に用いられる結合剤は、塗布液(I)に用
いられる結合剤に対して実質的に相溶性のない結合剤で
ある必要がある。たとえば、数種類の結合剤を併用する
場合には、各結合剤が塗布液(I)の結合剤に対して非
相溶性である必要はなく、塗布液(II)の結合剤全体
として実質的に非相溶性であればよい、また、放射線像
変換パネル表面の防傷性などの点からは塗布液(II)
の結合剤は比較的硬いものであることが好ましい。
塗布液(II)において帯電防止剤が結合剤溶液中に含
有される比率は、帯電防止剤の種類、結合剤の種類およ
び製造されるパネルの構成などによっても異なるが、一
般には結合剤の使用量に対して0.1乃至20重量%の
範囲から選ばれ、特に0.5乃至5重量%の範囲から選
ばれるのが好ましい。
溶剤としては、上記の塗布液(I)に用いられる溶剤を
用いることができるが、保護膜における帯電防止剤の分
散性の点から、帯電防止剤である金属無機塩を溶解しう
るような溶剤を用いるのが好ましい、また、塗布液〔■
〕の溶剤は塗布液(I)に用いられる溶剤と同一であっ
てもよいし、あるいは異なっていてもよい、ただし、塗
布液(I)および(II)が重層されてなる塗膜の乾燥
速度を一致させることが望ましく、そのためには互いに
相溶性のある溶剤を用いるのが望ましい。
さらに、塗布液(II)には上記塗布液(I)に用いら
れる各種の分散剤、可塑剤、着色剤などが含有されてい
てもよい。
次いで、上記のようにして調製された塗布液(I)と塗
布液(II)とを、塗布液(I)を支持体側に配行して
支持体の表面に均一に、同時に重層塗布することにより
塗布液の塗膜を形成する。
この塗布操作は、たとえば、二連式ホッパー型塗布装置
を用いることにより行なうことができる。
塗布液(I)および塗布液(II)の塗布量は、目的と
する放射線像変換パネルの特性、塗布液の粘度、結合剤
と蛍光体との混合比などによって異なるが、通常はto
o:1乃至1:1(体積比)の範囲から選ばれ、好まし
くは10:1乃至1:1の範囲である。
同時重層塗布した後、支持体側の塗布液(I)の塗膜お
よびその丘に形成された塗布液(II)の塗膜を徐々に
加熱することにより乾燥し、支持体上への蛍光体層およ
び保護膜の形成を完了する。
このようにして支持体上には、支持体側の蛍光体粒子を
分散状態で含有支持する結合剤からなる蛍光体層と、そ
の上に設けられた帯電防止剤が含有された結合剤からな
る保護膜が形成される。
蛍光体層および保護膜は、必ずしも上記のように支持体
上に塗布液を直接塗布して形成する必要はなく、たとえ
ば、別にガラス板、金属板、プラスチックシートなどの
平面シートの上に塗布液を上述のようにして同時重層塗
布することにより蛍光体層および保護膜を形成した後、
これを支持体上に押圧するか、あるいは接着剤を用いる
などして支持体と蛍光体層および保護膜とを接合しても
よい、この場合に、塗布液(I)と塗布液(II)は所
望とする放射線像変換パネルの特性、塗布条件などに応
じて、どちらを平面シート側に配惹して重層塗布を行な
ってもよい。
蛍光体層の層厚は、目的とする放射線像変換パネルの特
性、蛍光体の種類、結合剤と蛍光体との混合比などによ
って異なるが、通常は204m乃至1mmとする。ただ
し、この層厚は50乃至500 ILmとするのが好ま
しい、また、保護膜の膜厚は約3乃至20pmとするの
が好ましい、なお、一般に蛍光体層の層厚と保護膜の膜
厚との比率は100:l〜5:lの範囲にあるのが好ま
しい。
本発明において使用する支持体は、従来の放射線写真法
における増感紙の支持体として用いられている各種の材
料あるいは放射線像変換パネルの支持体として公知の各
種の材料から任意に選ぶことができる。そのような材料
の例としては、セルロースアセテート、ポリエステル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド
、トリアセテート、ポリカーボネートなどのプラスチッ
ク物質のフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金
箔などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコ
ート紙、二酸化チタンなどの顔料を含有するピグメント
紙、ポリビニルアルコールなどをサイジングした紙など
を挙げることができる。ただし、放射線像変換パネルの
情報記録材料としての特性および取扱いなどを考慮した
場合、本発明において特に好ましい支持体の材料はプラ
スチックフィルムである。このプラスチックフィルムに
はカーボンブラックなどの光吸収性物質が練り込まれて
いてもよく、あるいは二酸化チタンなどの光反射性物質
が練り込まれていてもよい。
前者は高鮮鋭度タイプの放射線像変換パネルに適した支
持体であり、後者は高感度タイプの放射線像変換パネル
に適した支持体である。
公知の放射線像変換パネルにおいては、支持体と蛍光体
層の結合を強化するため、あるいは放射線像変換パネル
としての感度もしくは画質(鮮鋭度1粒状性)を向上さ
せるために、蛍光体層が設けられる側の支持体表面にゼ
ラチンなどの高分子物質を塗布して接着性付与層とした
り、あるいは二酸化チタンなどの光反射性物質からなる
光反射層、もしくはカーボンブラックなどの光吸収性物
質からなる光吸収層を設けることも行なわれている8本
発明で用いられる支持体についても、これらの各種の暦
を設けることができる。
さらに、特開昭58−200200号公報に記載されて
いるように、得られる画像の鮮鋭度を向上させる目的で
、支持体の蛍光体層側の表面(支持体の蛍光体層側の表
面に接着性付与層、光反射層あるいは光吸収層などが設
けられている場合には、その表面を意味する)には、微
細な凹凸が均質に形成されていてもよい。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各個は本発明を制限するものではない
、なお、以下の各個で「部」は特に記載のない限り「重
量部」を表わす。
[実施例1] ポリエステル樹脂(バイロン500、およびバイロン2
00、東洋紡績■製)をメチルエチルケトンに溶解して
ポリエステル樹脂溶液を調製した。また、ニトロセルロ
ース(R3−120、ダイセル化T−工業II!I製)
をメチルエチルケトンに溶解してニトロセルロース溶液
を調製した。輝尽性の二価ユーロピウム賦活弗化臭化バ
リウム蛍光体(BaFBr:Eu”)の粒子をメチルエ
チルケトンに分散したのち、この分散液に上記ポリエス
テル樹脂溶液およびニトロセルロース溶液を加え、ざら
に群青(顔料; PB−100、第一化成工業■製)、
脂肪族ポリイソシアネート(スミジュールドア5、住人
バイエルウレタン■製)および燐酸トリクレジルを添加
し、プロペラミキサーを用いて溶解して蛍光体を含有す
る分散液[塗布液(I)]を調製した。
次に、帯電防止剤として臭化マグネシウム(MgBr2
)をメチルエチルケトンに添加し充分溶解させたのち、
この溶解液にポリウレタン樹脂(テスモコール530.
住友バイエルウレタン■製)、塩化ビニル番酢酸ビニル
共重合体(HOARSolution  Vinyl 
 VYHH、Llnion Carbide Carp
製)、ニトロセルロース(RS−120,ダイセル化学
工業■製)および燐酸トリクレジルを添加し、プロペラ
ミキサーを用いて混合して結合剤溶液[塗布液(■)]
を調製した。
塗布液(I)および塗布液(II)の組成を下記に示す
重液(I の組成 りaFBr:Eu2+蛍光体    800   mポ
リエステル樹脂(バイロン500)   17 、2部
ポリエステル樹脂(バイロン200)   4.3部ニ
トロセルロース          2.8部群青  
           0.052部脂肪族ポリイソシ
アネート      2.8部燐酸トリクレジル   
       2.6部メチルエチルケトン     
  201   部塗布液(II)の組成 ポリウレタン樹脂         27.2部塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体  16.4部ニトロセルロ
ース          1000部燐酸トリクレジル
          5.4部臭化マグネシウム   
       1.8部メチルエチルケトン     
  440  邪法に、カーボン練り込みポリエチレン
テレフタレートシート(支持体、厚み:250pm)を
ガラス板とに水平に置いて、塗布液(I)および塗布液
(II)を第1図に示すような二連式ホッパー型塗布装
置を用いて、支持体上に同時に重層塗布した。
すなわち、第1図において、二連式ホッパー型塗布装置
1の右側導入部2には塗布液〔■〕を注入し、左側導入
部3には塗布液(II)を導入した。導入部l、2の下
部開口部の長さはそれぞれ0.500mmおよびO,,
150mmであった。
支持体5の置かれたガラス板4を矢印8の方向に1.0
m/分の速度で移動させながら、下部開口部から塗布液
(I)および(II)を支持体5Lに同時に重層塗布し
て、塗布液(I)の塗膜6および塗布液(■)の塗膜7
を形成した。
そして塗布後に、塗膜の形成された支持体を乾燥器内に
入れ、この乾燥器の内部の温度を25℃から100℃に
徐々に上昇させて50分間塗膜の乾燥を行なった。
このようにして支持体上に層厚が約345JLmの蛍光
体層、帯電防止剤を含有し層厚が約フルmの保護膜を各
々形成し、支持体、蛍光体層および保護膜から構成され
た放射線像変換パネルを製造した。
[比較例1] 実施例1において、塗布液([I)に臭化マグネシウム
を添加しないこと以外は実施例1と同様の方法により、
支持体、蛍光体層および保護膜から構成された放射線像
変換パネルを製造した。
実施例1および比較例1で得られた各放射線像変換パネ
ルを、次に記載する表面抵抗試験および搬送性試験によ
り評価した。
(I)表面抵抗試験 円電極(P−601型、川口電気製作所■製)と絶縁計
(EV−40型超絶縁計、川口電気製作■製)とを組合
わせ、110 mmX 110 mm17)サイズに裁
断した放射線像変換パネルを円電極のLに載せ、電圧を
印加してパネルの表面の電気抵抗を測定した。なお、測
定は温度23℃、湿度50%RHの条件で行なった。
(2)!l送性試験 放射線像変換パネルを放射線像記録読取装置内において
搬送させることにより、移動、積層のサイクルを100
回繰り返し行ない、二枚のパネルが同時に搬送される回
数を測定した。
得られた結果を第1表に示す。
以下全白 第1表 表面抵抗(Ω)  二枚搬送 実施例1  5 、58 X I OIO発生せず比較
例1  5 、82 X 1014    時折発生第
1表から明らかなように、本発明の帯電防止剤が含有さ
れた放射線像変換パネル(実施例1)は1表面抵抗が顕
著に小さく帯電性が防止され、その結果パネルの二枚搬
送現象は全く発生せず、円滑な搬送操作を行なうことが
できた。 一方、帯電防止剤が含有されない放射線像変
換パネル(比較例1)は1表面抵抗が大きく、パネルの
二枚搬送が3〜4回発生した。
以下余白 Lア施例2]〜[実施例11] 実施例1において、塗布液(II)の臭化マグネシウム
の代りに下記第2表に示す金属無機塩を用いること以外
は実施例1と同様の方法により、支持体、蛍光体層およ
び保護膜から構成された放射線像変換パネルを装造した
なお、塗布液(II)における金属無機塩の結合剤に対
する比率は、塩化リチウムと塩化ナトリウムの場合は2
重量%であり、それ以外は全て31徹%であった。
以下余白 第2表 実施例     金属無機塩 2  塩化リチウム(LiC文) 3  塩化ナトリウム(N a CfL)4  臭化ナ
トリウム(NaBr) 5  沃化ナトリウム(NaI) 6  硝酸ナトリウム(NaNOコ) 7  燐酸ナトリウム(Na、PO,・12 H20) 8  臭化アルミニウム(A iB r 3 )9  
沃化セシウム(CsI) io   臭化バリウム(BaBrz)11  沃化バ
リウム(BaI 2・2H20)実施例2〜11で得ら
れた各放射線像変換パネルを前記表面抵抗試験により評
価した。得られた結果を第3表に示す 第3表 実施例      表面抵抗(Ω) 2      2.51X10” 3      3 + 02 X 10 ”4    
  1.04X1010 5      5 、75 X I O”6     
 1.07XlO’0 7      3.16X10’3 8      3.23XIO9 91、02X l O’ 10      2.40X10L2 11      1.91XlOL2 第3表から明らかなように、本発明の帯電防止剤が含有
された放射線像変換パネル(実施例2〜11)は、顕著
に表面抵抗が降下して帯電性を防止することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線像変換パネルの製造法に使用
される塗布装置の一例である二連式ホッパー型塗布装置
の概略断面図である。 l:二連式ホッパー型塗布装置、2:右側導入部[塗布
液(I)]、3:左側導入部〔塗布液([1)1.4ニ
ガラス板、5:支持体、6:塗布液(I)の塗膜、7:
塗布液(II)の塗膜、8:矢印

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体、輝尽性蛍光体を含有支持する結合剤からな
    る蛍光体層、および保護膜がこの順に設けられた放射線
    像変換パネルにおいて、該保護膜に金属の無機塩からな
    る帯電防止剤が含有されていることを特徴とする放射線
    像変換パネル。 2、上記帯電防止剤が、LiCl、NaCl、NaBr
    、NaI、NaNO_3、Na_3PO_4、CsI、
    MgBr_2、BaBr_2、BaI_2およびAlB
    r_3からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属無
    機塩であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の放射線像変換パネル。 3、上帯電防止剤が、LiCl、NaCl、NaBr、
    MgBr_2およびAlBr_3からなる群より選ばれ
    る少なくとも一種の金属無機塩であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の放射線像変換パネル。 4、上記帯電防止剤が、保護膜中に0.1乃至20重量
    %の範囲で含有されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の放射線像変換パネル。 5、輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液( I )と
    、この結合剤溶液( I )に含まれる結合剤に対して非
    相溶性の結合剤と金属の無機塩からなる帯電防止剤とか
    らなる結合剤溶液(II)とを、該輝尽性蛍光体を分散し
    てなる結合剤溶液( I )が支持体側となるように支持
    体表面に同時に重層塗布して、蛍光体層および保護膜を
    形成することを特徴とする放射線像変換パネルの製造法
    。 6、上記帯電防止剤が、LiCl、NaCl、NaBr
    、NaI、NaNO_3、Na_3PO_4、CsI、
    MgBr_2、BaBr_2、BaI_2およびAlB
    r_3からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属無
    機塩であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    の放射線像変換パネルの製造法。 7、上帯電防止剤が、LiCl、NaCl、NaBr、
    MgBr_2およびAlBr_3からなる群より選ばれ
    る少なくとも一種の金属無機塩であることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載の放射線像変換パネルの製造
    法。 8、上記帯電防止剤が、結合剤溶液(II)中に結合剤の
    量に対して、0.1乃至20重量%の範囲で含有されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射
    線像変換パネルの製造法。 9、上記輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液( I
    )の塗布量と帯電防止剤を含有している結合剤溶液(I
    I)の塗布量との体積比が、100:1〜1:1の範囲
    にあることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放
    射線像変換パネルの製造法。 10、上記輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(
    I )および帯電防止剤を含有している結合剤溶液(II)
    における溶剤が、互いに相溶性があることを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載の放射線像変換パネルの製造
    法。 11、輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液( I )
    と、この結合剤溶液( I )に含まれる結合剤に対して
    非相溶性の結合剤と金属の無機塩からなる帯電防止剤と
    からなる結合剤溶液(II)とを、平面シート上に同時に
    重層塗布して蛍光体層および保護膜を形成したのち、該
    蛍光体層および保護膜を該シートから分離して支持体上
    に付設することを特徴とする放射線像変換パネルの製造
    法。 12、上記帯電防止剤がLiCl、NaCl、NaBr
    、NaI、NaNO_3、Na_3PO_4、CsI、
    MgBr_2、BaBr_2、BaI_2およびAlB
    r_3からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属無
    機塩であることを特徴とする特許請求の範囲第11項記
    載の放射線像変換パネルの製造法。 13、上帯電防止剤が、LiCl、NaCl、NaBr
    、MgBr_2およびAlBr_3からなる群より選ば
    れる少なくとも一種の金属無機塩であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第12項記載の放射線像変換パネルの
    製造法。 14、上記帯電防止剤が、結合剤溶液(II)中に結合剤
    の量に対して、0.1乃至20重量%の範囲で含有され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の
    放射線像変換パネルの製造法。 15、上記輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(
    I )の塗布量と帯電防止剤を含有している結合剤溶液(
    II)の塗布量との体積比が、100:1〜1:1の範囲
    にあることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の
    放射線像変換パネルの製造法。 16、上記輝尽性蛍光体を分散してなる結合剤溶液(
    I )および帯電防止剤を含有している結合剤溶液(II)
    における溶剤が、互いに相溶性があることを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の放射線像変換パネルの製
    造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003090900A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fuji Photo Film Co Ltd シートの製造方法及び放射線像変換パネル

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