JPS61213253A - フツ素ゴム組成物 - Google Patents
フツ素ゴム組成物Info
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- JPS61213253A JPS61213253A JP5437585A JP5437585A JPS61213253A JP S61213253 A JPS61213253 A JP S61213253A JP 5437585 A JP5437585 A JP 5437585A JP 5437585 A JP5437585 A JP 5437585A JP S61213253 A JPS61213253 A JP S61213253A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- mixture
- vulcanization
- fluororubber
- dbu
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
゛本発明は、フッ素ゴム組成物に関する。
従来の技術
近年、フッ素ゴムは、その優れた耐熱性、耐薬品性、耐
候性、耐寒性などのためにガスケット、シール材、隔膜
、パイプ、その他の分野における需要が増加している。
候性、耐寒性などのためにガスケット、シール材、隔膜
、パイプ、その他の分野における需要が増加している。
かかるフッ素ゴムの加硫は、パーオキサイド、放射線ま
たはポリアミンなどを用いて行われているが、実用上専
らヘキサメチレンジアミンカーバメイト、N、N’−ジ
シンナミリデンー1.6−ヘキサンジアミンなどのポリ
アミンを用いる方法が採用されている。しかしながら、
ポリアミンを用いる加硫では、得られる加硫ゴムは引張
強度、伸びなどの機械的性質が良好であるという特徴を
有する反面、圧縮永久歪が大きいという欠点を有してい
る。また、その後ポリオールを加硫剤としてこれに適当
な加硫促進剤を併用する加硫方法が開発され、圧縮永久
歪の小さい加硫ゴムが得られるようになったが、引張強
度、伸びなどの機械的性質については前記ポリアミンに
よる加硫ゴムに比べて劣るものしか得られないという欠
点がある。
たはポリアミンなどを用いて行われているが、実用上専
らヘキサメチレンジアミンカーバメイト、N、N’−ジ
シンナミリデンー1.6−ヘキサンジアミンなどのポリ
アミンを用いる方法が採用されている。しかしながら、
ポリアミンを用いる加硫では、得られる加硫ゴムは引張
強度、伸びなどの機械的性質が良好であるという特徴を
有する反面、圧縮永久歪が大きいという欠点を有してい
る。また、その後ポリオールを加硫剤としてこれに適当
な加硫促進剤を併用する加硫方法が開発され、圧縮永久
歪の小さい加硫ゴムが得られるようになったが、引張強
度、伸びなどの機械的性質については前記ポリアミンに
よる加硫ゴムに比べて劣るものしか得られないという欠
点がある。
このため特公昭52−8863号公報には、小さな圧縮
永久歪と良好な機械的性質を同時に満足し得るとする加
硫ゴムについて提案されている。
永久歪と良好な機械的性質を同時に満足し得るとする加
硫ゴムについて提案されている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記公告公報記載の発明では、未だ引張
強度、圧縮永久歪および成形加工性などの点で充分満足
するものではない。
強度、圧縮永久歪および成形加工性などの点で充分満足
するものではない。
本発明は、これらの従来の技術的課題を背景になされた
もので、圧縮永久歪性、機械的性質およ゛び成形加工性
の共に優れた加硫ゴムを提供することを目的とする。
もので、圧縮永久歪性、機械的性質およ゛び成形加工性
の共に優れた加硫ゴムを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
即ち本発明は、(a)フッ素ゴム、(b)2価の金属酸
化物、2価の金属水酸化物、および該金属酸化物もしく
は該金属水酸化物と弱酸との混合物からなる鮮から選ば
れた少なくとも1種の物質、(c)ポリヒドロキシ芳香
族化合物、(d)1.8−ジアザ−ビシクロ(5,4,
0)−ウンデセン−7,1,8−ジアザ−ビシクロ(5
,4,0)−ウンデセン−7と石炭酸との塩もしくは混
合物、および1゜8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
−ウンデセン−7とオクチル酸との塩もしくは混合物か
らなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物、および
(81芳香族カルボン酸および/または有機カルボン酸
を含有することを特徴とするフッ素ゴム組成物を提供す
るものである。
化物、2価の金属水酸化物、および該金属酸化物もしく
は該金属水酸化物と弱酸との混合物からなる鮮から選ば
れた少なくとも1種の物質、(c)ポリヒドロキシ芳香
族化合物、(d)1.8−ジアザ−ビシクロ(5,4,
0)−ウンデセン−7,1,8−ジアザ−ビシクロ(5
,4,0)−ウンデセン−7と石炭酸との塩もしくは混
合物、および1゜8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
−ウンデセン−7とオクチル酸との塩もしくは混合物か
らなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物、および
(81芳香族カルボン酸および/または有機カルボン酸
を含有することを特徴とするフッ素ゴム組成物を提供す
るものである。
本発明の(a)成分であるフッ素ゴムとしては、フッ素
化されたゴム状共重合体であり、これらの共重合体とし
ては、例えばビニリデンフルオライドとその他のフッ素
含有オレフィンとの共重合体であり、ビニリデンフルオ
ライドとへキサフルオロプロペン、ペンタフルオロプロ
ペン、トリフルオロエチレン、トルフルオロクロロエチ
レン、テトラフルオロエチレン、ビニルフルオライド、
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)などの少なくとも1種との
共重合体を挙げることができる。
化されたゴム状共重合体であり、これらの共重合体とし
ては、例えばビニリデンフルオライドとその他のフッ素
含有オレフィンとの共重合体であり、ビニリデンフルオ
ライドとへキサフルオロプロペン、ペンタフルオロプロ
ペン、トリフルオロエチレン、トルフルオロクロロエチ
レン、テトラフルオロエチレン、ビニルフルオライド、
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)などの少なくとも1種との
共重合体を挙げることができる。
これらのうち、ビニリデンフルオライドーへキサフルオ
ロプロペンニ元共重合体およびビニリデンフルオライド
−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン三
元共重合体が好ましい。
ロプロペンニ元共重合体およびビニリデンフルオライド
−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロペン三
元共重合体が好ましい。
また、これらの共重合体成分に、更にビニル化合物、オ
レフィン化合物、ジエン化合物、α、β−エチレン系不
飽和カルボン酸などを共重合したものであってもよい。
レフィン化合物、ジエン化合物、α、β−エチレン系不
飽和カルボン酸などを共重合したものであってもよい。
次に、本発明の(b)成分としては、例えばマグネシウ
ム、カルシウム、鉛、亜鉛などの酸化物あるいは水酸化
物、または該酸化物と水酸化物との混合物、または該酸
化物および/または水酸化物と弱酸の金属塩との混合物
を挙げることができる。
ム、カルシウム、鉛、亜鉛などの酸化物あるいは水酸化
物、または該酸化物と水酸化物との混合物、または該酸
化物および/または水酸化物と弱酸の金属塩との混合物
を挙げることができる。
ここで弱酸の金属塩としては、バリウム、ナトリウム、
カリウム、鉛、カルシウムなどのステアリン酸、安息香
酸、炭酸、蓚酸、亜燐酸などの塩などを好ましいものと
して挙げることができる。
カリウム、鉛、カルシウムなどのステアリン酸、安息香
酸、炭酸、蓚酸、亜燐酸などの塩などを好ましいものと
して挙げることができる。
なお、本発明の山)成分の使用量は、(a)フッ素ゴム
100重量部に対し2〜30重量部、好ましくは5〜2
0重量部であり、2重量部未満では未加硫ゴム配合物の
貯蔵安定性が劣り早期加硫を起こし易くなるので好まし
くなく、一方30重量部を越えると加硫速度が著しく速
くなり成形作業性の点で問題が生じるので好ましくない
。
100重量部に対し2〜30重量部、好ましくは5〜2
0重量部であり、2重量部未満では未加硫ゴム配合物の
貯蔵安定性が劣り早期加硫を起こし易くなるので好まし
くなく、一方30重量部を越えると加硫速度が著しく速
くなり成形作業性の点で問題が生じるので好ましくない
。
次に、本発明の(c)成分であるポリヒドロキシ芳香族
化合物としては、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(ビスフェノールA)、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)パーフルオロプロパン(ビスフ
ェノールAF)、レゾルシン、1,3.5−トリヒドロ
キシベンゼン、1゜7−シヒドロキシナフタレン、2.
7−ジヒFOキシナフタレン、1.6−シヒドロキシナ
フタレン、4.4′−ジヒドロキジフェニル、4.4′
−ジヒドロキシスチルベン、2,6−シヒドロキシアン
スラセン、ハイドロキノン、カテコール、2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン(ビスフェノールB
) 、4.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)吉草酸
、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)テトラフル
オロジクロロプロパン、4.4′−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホン、4.4’−ジヒドロキシジフェニルケト
ン、トリ (4−ヒドロキシフェニル)メタン、3.3
′5.5′−テトラブロモビスフェノールAなどを挙げ
ることができる。
化合物としては、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(ビスフェノールA)、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)パーフルオロプロパン(ビスフ
ェノールAF)、レゾルシン、1,3.5−トリヒドロ
キシベンゼン、1゜7−シヒドロキシナフタレン、2.
7−ジヒFOキシナフタレン、1.6−シヒドロキシナ
フタレン、4.4′−ジヒドロキジフェニル、4.4′
−ジヒドロキシスチルベン、2,6−シヒドロキシアン
スラセン、ハイドロキノン、カテコール、2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン(ビスフェノールB
) 、4.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)吉草酸
、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)テトラフル
オロジクロロプロパン、4.4′−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホン、4.4’−ジヒドロキシジフェニルケト
ン、トリ (4−ヒドロキシフェニル)メタン、3.3
′5.5′−テトラブロモビスフェノールAなどを挙げ
ることができる。
これらのポリヒドロキシ芳香族化合物のうち、特にビス
フェノールA1ビスフエノールAF、ハイドロキノンな
どが好ましい。また、かかるポリヒドロキシ芳香族化合
物は、これらのアルカリ金属塩、またはアルカリ土類金
属塩であってもよい。
フェノールA1ビスフエノールAF、ハイドロキノンな
どが好ましい。また、かかるポリヒドロキシ芳香族化合
物は、これらのアルカリ金属塩、またはアルカリ土類金
属塩であってもよい。
なお、かかる加硫剤である(c1成分の使用量は、(a
)フッ素ゴム100重量部に対し0.1−10重量部、
好ましくは0.5〜5重量部であり、0. 1重量部未
満では充分な加硫効果が得られず、その結果圧縮永久歪
が大きくなり好ましくなく、一方5重量部を越えると加
硫剤としての作用が平衡に達する。
)フッ素ゴム100重量部に対し0.1−10重量部、
好ましくは0.5〜5重量部であり、0. 1重量部未
満では充分な加硫効果が得られず、その結果圧縮永久歪
が大きくなり好ましくなく、一方5重量部を越えると加
硫剤としての作用が平衡に達する。
次に、本発明の(d)成分は、1.8−ジアザ−ビシク
ロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下、単にrDBU
Jということがある)、DBUと石炭酸との塩もしくは
混合物、およびDBUとオクチル酸との塩もしくは混合
物からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であ
り、これらの化合物は環状環の水素原子が他の原子また
は分子に置換されたものであってもよい。
ロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下、単にrDBU
Jということがある)、DBUと石炭酸との塩もしくは
混合物、およびDBUとオクチル酸との塩もしくは混合
物からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であ
り、これらの化合物は環状環の水素原子が他の原子また
は分子に置換されたものであってもよい。
なお、(d)成分の使用量は、フッ素ゴム100重量部
に対し0.01〜10重量部、好ましくはOo 1〜3
重量部である。(d+酸成分使用量が少なすぎると加硫
が不充分となり、一方多すぎるとゴム的性質が損なわれ
ることがある。
に対し0.01〜10重量部、好ましくはOo 1〜3
重量部である。(d+酸成分使用量が少なすぎると加硫
が不充分となり、一方多すぎるとゴム的性質が損なわれ
ることがある。
次に、本発明の(e)成分である有機カルボン酸および
/または有機無水カルボン酸は、例えば脂肪族カルボン
酸、芳香族カルボン酸およびそれらの無水カルボン酸で
あり、具体的にはニトロフタル酸、フタロン酸、フタル
酸、メリト酸、プルビン酸、ピロメリット酸、安息香酸
およびこれらの化合物の無水酸である芳香族カルボン酸
、マレイン酸、琥珀酸およびそれらの無水物である脂肪
族カルボン酸などである。加硫成形操作性から判断して
好ましい(+111成分としては、芳香族カルボン酸、
芳香族無水カルボン酸、脂肪族カルボン酸(無水物でな
いもの)であり、特に好ましくは芳香族カルボン酸およ
び芳香族無水カルボン酸、更に好ましくは芳香族無水カ
ルボン酸である。このうち、芳香族カルボン酸およびそ
れらの無水カルボン酸は、環状環の水素原子が他の原子
または分子に置換されたものであってもよい。
/または有機無水カルボン酸は、例えば脂肪族カルボン
酸、芳香族カルボン酸およびそれらの無水カルボン酸で
あり、具体的にはニトロフタル酸、フタロン酸、フタル
酸、メリト酸、プルビン酸、ピロメリット酸、安息香酸
およびこれらの化合物の無水酸である芳香族カルボン酸
、マレイン酸、琥珀酸およびそれらの無水物である脂肪
族カルボン酸などである。加硫成形操作性から判断して
好ましい(+111成分としては、芳香族カルボン酸、
芳香族無水カルボン酸、脂肪族カルボン酸(無水物でな
いもの)であり、特に好ましくは芳香族カルボン酸およ
び芳香族無水カルボン酸、更に好ましくは芳香族無水カ
ルボン酸である。このうち、芳香族カルボン酸およびそ
れらの無水カルボン酸は、環状環の水素原子が他の原子
または分子に置換されたものであってもよい。
なお、(e)成分の使用量は、フッ素ゴム100重量部
に対し0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量
部である。tel成分の使用量が少なすぎると加硫前の
取扱時においてスコーチを起こし易く、また1次加硫時
の流れが不足して成形が困難となり、一方多すぎると加
硫が不充分となる。
に対し0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量
部である。tel成分の使用量が少なすぎると加硫前の
取扱時においてスコーチを起こし易く、また1次加硫時
の流れが不足して成形が困難となり、一方多すぎると加
硫が不充分となる。
本発明の組成物は、(a)〜(e)成分とよりなるが、
必要に応じて更に適宜カーボンブラック、シリカ、クレ
ー、珪藻土、タルクなどの充填剤や補強剤を添加するこ
ともでき、また少量の従来公知の加硫剤の1種以上を添
加してもよく、更に可塑剤、着色剤など添加することも
できる。
必要に応じて更に適宜カーボンブラック、シリカ、クレ
ー、珪藻土、タルクなどの充填剤や補強剤を添加するこ
ともでき、また少量の従来公知の加硫剤の1種以上を添
加してもよく、更に可塑剤、着色剤など添加することも
できる。
本発明の組成物の加硫方法としては、例えば該組成物を
ロール混煉り後、型に入れ加圧して1次加硫し、次いで
2次加硫する方法を挙げることができる。ここで1次加
硫の条件は、温度100〜200℃、時間10〜180
分、圧力20〜io。
ロール混煉り後、型に入れ加圧して1次加硫し、次いで
2次加硫する方法を挙げることができる。ここで1次加
硫の条件は、温度100〜200℃、時間10〜180
分、圧力20〜io。
kg/cdG、2次加硫の条件は、温度150〜300
℃、時間0〜30時間である。
℃、時間0〜30時間である。
また、他の加硫方法としては、押出または射出などの予
備成形後加硫する方法、あるいは有機溶剤の分散液もし
くは溶液を調製し、これを布帛、チューブ、パイプ、タ
ンクなどの成形品表面に被覆し加硫する方法などを挙げ
ることができる。
備成形後加硫する方法、あるいは有機溶剤の分散液もし
くは溶液を調製し、これを布帛、チューブ、パイプ、タ
ンクなどの成形品表面に被覆し加硫する方法などを挙げ
ることができる。
実施例
以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明する。
なお、実施例中、部は重量基準である。
実施例1〜9、比較例1〜5
第1表に示すフン化ビニリデンを含有するフッ素ゴムA
t(デュポン■製、パイトンE60)、またはA2(ス
リーエム■製、テクノフロンNM)および各種の配合剤
をロール温度が共に約25℃の二本ロールのミル上で混
合することにより未加硫ゴム配合物を得た。この配合物
を用い、下記の各種の加硫試験を実施し、その結果を第
1表および第1図に併せて示す。
t(デュポン■製、パイトンE60)、またはA2(ス
リーエム■製、テクノフロンNM)および各種の配合剤
をロール温度が共に約25℃の二本ロールのミル上で混
合することにより未加硫ゴム配合物を得た。この配合物
を用い、下記の各種の加硫試験を実施し、その結果を第
1表および第1図に併せて示す。
第1表から明らかなように、本発明の組成物は、圧縮永
久歪、機械的性質および成形加工性の何れにおいても優
れていることが分かる。
久歪、機械的性質および成形加工性の何れにおいても優
れていることが分かる。
また第1図の加硫挙動を表す加硫曲線によれば、(d)
、(e)成分として本発明のDBUと無水ピロメリット
酸との混合物(実施例4.6) 、DBUと石炭酸との
塩と無水フタル酸との混合物(実施例1〜3) 、DB
Uとオクチル酸との塩と無水プルビン酸との混合物(実
施例5)、DBUとフタル酸との混合物(実施例7)
、DBUと安息香酸との混合物(実施例8) 、DBU
とマレイン酸との混合物(実施例9)を使用する場合は
、DBUのみ(比較例1.5) 、DBUと石炭酸との
塩のみ(比較例2) 、DBUとオクチル酸との塩のみ
(比較例3) 、DBUの第4級アンモニウム塩のみ(
比較例4)を使用する場合に比べ、加硫前の取り扱い時
においてスコーチを生起し難く、また1次加硫次の流れ
特性も良好であることが分かる。
、(e)成分として本発明のDBUと無水ピロメリット
酸との混合物(実施例4.6) 、DBUと石炭酸との
塩と無水フタル酸との混合物(実施例1〜3) 、DB
Uとオクチル酸との塩と無水プルビン酸との混合物(実
施例5)、DBUとフタル酸との混合物(実施例7)
、DBUと安息香酸との混合物(実施例8) 、DBU
とマレイン酸との混合物(実施例9)を使用する場合は
、DBUのみ(比較例1.5) 、DBUと石炭酸との
塩のみ(比較例2) 、DBUとオクチル酸との塩のみ
(比較例3) 、DBUの第4級アンモニウム塩のみ(
比較例4)を使用する場合に比べ、加硫前の取り扱い時
においてスコーチを生起し難く、また1次加硫次の流れ
特性も良好であることが分かる。
(1)加硫挙動の試験方法
未加硫ゴム配合物を、日本合成ゴム■製JSRキエラス
トメーター■型を用い、温度170℃、振動数100C
p3%振幅±1℃で試験し、各試料の応力の経時変化か
ら加硫挙動を測定した。
トメーター■型を用い、温度170℃、振動数100C
p3%振幅±1℃で試験し、各試料の応力の経時変化か
ら加硫挙動を測定した。
(2)加硫ゴムの物性試験方法
■試験片の加硫条件
100トンの油圧プレスを用い、温度170℃、圧力1
00kg/aJGで20分間処理し、1次加硫を行い、
シートおよびブロックにそれぞれ成形した。その後金型
から取り出し、炉内において温度230℃で24時間加
熱して2次加硫を完結させた。
00kg/aJGで20分間処理し、1次加硫を行い、
シートおよびブロックにそれぞれ成形した。その後金型
から取り出し、炉内において温度230℃で24時間加
熱して2次加硫を完結させた。
■引張試験
JIS K6301に従って試料シートから3号ダン
ベルを打ち抜き、東洋精機■製ショーパー型引張試験機
を用いて100%引張応力、引張強さ、および伸びを測
定した。
ベルを打ち抜き、東洋精機■製ショーパー型引張試験機
を用いて100%引張応力、引張強さ、および伸びを測
定した。
■かたさ試験
島津製作所■製スプリング式JIS ハードネス テ
スターにより、かたさくHls)を測定した。
スターにより、かたさくHls)を測定した。
■圧縮永久歪試験
JIS K6301に従い、温度200℃、25%圧
縮加圧下で、70時間炉内に放置後、炉より取り出して
30分間室温で放冷後、ピーコック型ゴム試験試料測深
基準器を用いて厚さを測定し、圧縮永久歪を測定した。
縮加圧下で、70時間炉内に放置後、炉より取り出して
30分間室温で放冷後、ピーコック型ゴム試験試料測深
基準器を用いて厚さを測定し、圧縮永久歪を測定した。
発明の効果
本発明のフッ素ゴム組成物より得られた加硫ゴムは、従
来のものに比べて圧縮永久歪特性、引張強さなどの機械
的性質に優れるとともに、加工成形性に優れている。ま
た、本発明によって得られるフッ素ゴム製品は、従来の
フッ素ゴム製品と同様に耐寒性、耐薬品性、耐熱性にも
優れており、その工業的意義は極めて大である。
来のものに比べて圧縮永久歪特性、引張強さなどの機械
的性質に優れるとともに、加工成形性に優れている。ま
た、本発明によって得られるフッ素ゴム製品は、従来の
フッ素ゴム製品と同様に耐寒性、耐薬品性、耐熱性にも
優れており、その工業的意義は極めて大である。
第1図は、加硫ゴムの加硫曲線図である。
Claims (1)
- (1)(a)フッ素ゴム、 (b)2価の金属酸化物、2価の金属水酸化物、および
該金属酸化物もしくは該金属水酸化物と弱酸との混合物
からなる群から選ばれた少なくとも1種の物質、 (c)ポリヒドロキシ芳香族化合物、 (d)1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)−ウン
デセン−7、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
−ウンデセン−7と石炭酸との塩もしくは混合物、およ
び1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)−ウンデセ
ン−7とオクチル酸との塩もしくは混合物からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の化合物、および (e)有機カルボン酸および/または有機無水カルボン
酸 を含有することを特徴とするフッ素ゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5437585A JPS61213253A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | フツ素ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5437585A JPS61213253A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | フツ素ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61213253A true JPS61213253A (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=12968925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5437585A Pending JPS61213253A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | フツ素ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61213253A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0466340A2 (en) * | 1990-07-13 | 1992-01-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Curing fluorocarbon elastomers |
JP2011052217A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Rhein Chemie Rheinau Gmbh | エチレンアクリレート(aem)、ポリアクリレート(acm)および/または水素化アクリロニトリル(hnbr)ベースのゴム化合物を含有する改善された加硫可能なグアニジンを含まない混合物、この加硫可能な混合物を架橋させることによって製造される加硫物ならびにそれらの使用 |
-
1985
- 1985-03-20 JP JP5437585A patent/JPS61213253A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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