JPS61211824A - 引伸し面記録デイスクとその焼鈍方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野］ 本発明は磁気記録媒体、特にディスク状支持体の主要面
にわたって引伸ばされ、平坦な記録面を提供する弾性磁
気記録シートに関する。さらに、本発明はプラスチック
製のディスク状支持体の両面にわたって弾性の磁気記録
フィルムを引伸した両面ディスクの調製に関する。

〔背景技術〕

引伸ばされた面を有する記録ディスク（ＳＤ）は一般的
に剛性の円形支持体と、該支持体の周囲に適当に取り付
けられた、記録層を有する薄いポリマーフィルムとから
構成される。ＳＤの開発は、フィルムが引き伸ばされ、
２個の円形リングの間で挾まれているトレシーダ−（Ｔ
ｒｅｓｅｄθｒ−）の米国特許第３，３７３．４１３号
に記載の可成り簡単な構成のものから、米国特許第３，
５０９，２７４号に示すように引き伸ばされたフィルム
がその周囲に取り付けられている皿状の支持体に到るま
で長手にわたり進展してきた。その後、米国特許第３．
５３７，０８３号は、支持体の周囲の他に支持体の中央
でフィルム全接着する概念全導入し、米国特許第３，５
９９，２２６号は支持体の各ＩＩ（！ＮＣ１個ずつ２個
の引伸ばされたフィルム而を含み、支持体の周囲ならび
に中心の近傍で取り付けられたＳＤを記載している。

ＳＤは圧力バッドが不要であるという点でフロッピィデ
ィスクより優れている。さらに、ＳＤは変換器のヘッド
やヘッドの表面の凹凸に倣うよう僅かに変形しつる平坦
な記録面を提供する。

前述の特許はＳＤの一般的な構成ならびにある種の好ま
しい特徴を記載しているが、ＳＤの大量生産性および全
体的な容認性に対して実用上の問題が障害として残って
いる。これらの問題（ニドランクの安定性および引伸し
フィルムの応力弛緩の問題を含む。

記録媒体や駆動システムの構成において、トラックの寸
法上の安定性が重要なパラメータである。

露出されるにつれて、ＳＤに最初に記録された円形のデ
ータトラックが長円形になる、即ち歪むことが判明した
。このトラックの変動は完全な可逆性でなく、ｆｆＤち
ＳＤが元の環境条件に戻されても元の円形形状が得られ
ない。このように、トラックの密度はトラックの寸法上
の不安定性、即ち異方性によって制限される。

引伸し記録シートに介在するテンション１２０ち応力は
環境条件を変えなくても時間の経過に伴い減少すること
が判明した。これは応力弛緩と称され、データトラック
をも歪ませる可能性がある。

〔発明の開示〕

ＳＤのデータトラックを安定化し、かつ時間の経過に伴
う、引伸ばされた記録媒体フィルムの応力弛緩の問題全
緩和する手段が発見された。

本発明は以下を含む、安定した引伸し面全備えた記録デ
ィスクとして要約される。

Ａ　１．　　内径と外径との間の少なくとも１個のベー
ス部分； ２）前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突出
した外側の環状隆起部分； ６、　前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突
出し、および直径が前記外側の環状隆起部分より小さい
内側の環状隆起部分とを有する環状支持体と、および Ｂ　前記ベース部分を横切って半径方向に緊張されて、
かつ該ベース部分と接触しないよう保持され、前記内側
と外側の隆起部分とによって支持されて、かつ前記支持
体に接着されている環状記録媒体フィルムとを含み、１
０°から６０°Ｃの温度および８％から８０％の相対湿
度の範囲内にある一定の温度および湿度条件において環
状記録媒体フィルムにおいて異方性の応力分布が概ね介
在しない記録ディスク。

本明細書で使用する「半径方向のテンション」という用
語は記録媒体フィルムの環状体の全ての半径の方向に引
張るテンション応力を意味する。

この種のテンションはフィルムを円形のリングあるいは
フープ上でフィルム全引張ることにより発生する。半径
方向の応力はトラックの異方性をもたらすため関心の的
であるが、例えば円周方向の応力のようにフィルムには
その他のＪｒｆ）力もありうることに注目すべきである
。

ＳＤ′ｆｆ：露出する湿度は、記録媒体フィルムのガラ
ス変移温度の少なくとも１０度以下に留めるべきである
。

また、本発明によるＳＤは前述の同じ温度と湿度の範囲
内ではトラックの異方性全基本的にもたらさないものと
もいえる。本明細書で使用する、トラックの異方性が無
いということは、同じ直径の酸化物コーティングを含む
磁気層を有する、例えばウィンチェスタ（ｗｉｎｃｈｅ
ｓｔθｒ〕のような剛性のアルミニウムディスクが同じ
状況下で有するトラックの異方性よりもそれが少ないこ
とを意味する。トラックの異方性はデータトラックが元
の円形からずれた場合に証明される。アルミニウムの記
録ディスクは本発明に対しては等方性と考えられ、約±
０．４　ミクロン以下のトラック異方性を有するもので
あることが判明している。

前述の安定したディスクは、記録媒体フィルムを焼鈍す
る方法によって得られる。一般的に、引伸しフィルムは
、そのガラス化変移温度以上であるが、環状支持体のガ
ラス化遷移温度以下の温度まで加熱され反れを阻止する
。ＳＤ’ｉｚつくるために以下の過程を用いることがで
きる。

１、　半径方向にテンション状態に固定される環状記録
媒体フィルムの基層となる高分子材料シートを提供し、 ２）前記１の過程からの高分子材料のシートラ、概ね等
方性で安定した引伸しディスクを得るに十分な時間その
ガラス化遷移温度以上の温度で焼鈍し、 ３、ｓＤ２得るために、前記２の過程からの焼鈍したシ
ートラ環状支持体の内径および外径部分あるいはその近
くで接着する。凹凸部やたるんだ点のない滑かなシール
を形成するために環状支持体と焼鈍されたシートとの間
で接着することが極めて望ましい。この過程では支持体
を形状によってはフィルムをさらにぢ［伸してもよい。

４、概ね等方性でかつ安定したｓＤを得るに十分な時間
、前記過程３、からのＳＤを、環状記録媒体フィルムの
ガラス化遷移温度以上であるが、環状支持体のガラス化
遷移温度以下の温度で焼鈍する。

通常、前記過程２および４からの焼鈍された材料は、そ
れ以上の処理を行う前に室温まで冷却される。

トラックの異方性を低下させることにより、従来可能で
あった以上にデータトラックを狭くして、相互により近
接させて所定サイズのＳＤ上により多くのデータを記憶
させることができる。

〔発明の詳細説明〕

第１図と第２図とを参照すれば、全体的に１０で指示す
るＳＤは、外側および内側の環状の隆起部２８と４２と
を備えた環状支持体１２を有する。

前記支持体１２のベース部分２４は前記の隆起部と共に
、記録媒体フィルム１４と１６とがその上に引伸ばされ
る環状のくぼみ部を該支持体において形成する。前記環
状支持体は寸法的に安定し剛性であり、かつアルミニウ
ムディスクに対して色色な駆動装置が構成されているの
で、アルミニウムのそれに近い熱膨張係数を有する、好
丁しくに非磁性の材料から作られることが好ましい。

環状支持体は例えばアルミニウムあるいは鋼のような金
属または熱固定性あるいは熱可塑性樹脂から作ることが
できる。支持体は典型的には、（例えば重量比で２０％
のガラス繊維、２０％の雲母および６０饅のポリマ樹脂
の比率で）ガラスビード、ガラス繊維および雲母のよう
な材料で充てんした、ポリスルホン、ポリフェニレン硫
化物、ポリエステル、ポリエーテルイミド（ｐｏｌｙｓ
ｔｈｅｒｉｍｉｄｅ）　、アクリロニトリル−ブタジェ
ン−スチレン、ポリスチレン、ポリアミド（ナイロン）
あるい（エボリカーポネート樹脂のような充てん高分子
材料から作られる。該材料は単一の空洞型射出成形され
ることが好ましい。

支持体のベース部分は、第１と第２の隆起部、あるいは
、これらの隆起部を接続するスポーク全接続する平坦部
分でよい。中実の連続したベース部分の代りとしてのス
ポーク全備えた支持体の場合を工製作がさらに難しく、
かつ寸法的な安定度に劣る可能性がある。

記録媒体フィルム１４および１６は記録媒体として有用
で、かつ半径方向に引張り状態に保持しうるいずれかの
材料のウェブでよい。典型的には、前述のような記録媒
体フィルムは、ピグメント／接着剤の記録媒体、あるい
は例えば薄い金属フィルム（例えば、コバルト／クロー
ム）のようなその他の種類の記録媒体の磁性層がその上
にコーティングされる基層を含む。

磁気記録のみならず、その他の種類の記録においても、
本発明によりトラックの安定性を向上することにより有
利になりうる。例えば、米国特許第４，３６５，２５７
号に記載のような光学的記録に適した層は基層フィルム
に付与した記録層から構成すればよい。

基層は；寸法上の安定性、引伸し性、滑かな面および支
持材に対する良好な接着性金石するべきである。ポリエ
ステル（ポリエチレンテレフタレート）およびポリアミ
ドが磁気媒体用の可能な基層材料である。それは二軸延
伸ポリエステルフィルムあるいは成形フィルムでよい。

二軸延伸ポリエステルは、その延伸が製造中に機械の方
向（フィルムが押出機を出るときの方向）と横方向（機
械の方向に対して９０度の方向）においてなされるため
本質的に異方性であるものと考えられる。

この異方性を最小にするために、記録媒体フィルム用の
基層を二軸延伸ウェブの中心から切断することが好まし
い。記録媒体の技術分野の専門家に周知のその他の層（
例えば、ザビング層あるいは潤滑層）が記録媒体フィル
ムの一部全構成してもよい。

磁気記録シートをＳＤの支持体に接着するには以下の基
準を満足する必要がある： ａ　引伸ばされた媒体のテンションに耐える高剪断強度
；ｂ　データトランク安定性を保つための記録媒体フィ
ルムと支持体との間の最小のりＩＪ−プ；Ｃ滑らかな記
録面を提供するための滑かな接着布；およびｄ　高度の
生産容量を可能とする短い硬化時間。

下側が典型的にはポリエチレンテレフタレートである磁
気記録媒体フィルムを種々の材料（即ち、金属、プラス
チック、合成材料）の支持体に接着するために各種の手
段が試されてきた。（例えば、シアンアクリレートある
いはエポキシ接着剤のよ５７、Ｃ）熱硬化性接着剤を使
用しうるが、その熱硬化、即ち硬化時間の制御は困難で
ある。

「接着剤」という用語は、２個の物体全緊′、Ｆｆ！に
相互に面接触状態に保持し、その相互面にわたって機械
的な力全伝達しつる物体全慰味し、「硬化」という用語
は重合化、即ち交す結合し、固定された剛固な状態にす
ることを意味する。

好適接着剤はアクリレートと、放射線によＱ硬化しつる
メタアクリレート官能接着剤（例えば、ヒダントインへ
キサアクリレート〕である。これらについては、１９７
６年ケンタッキ州ルーイスビルのケーアンドエム出版に
よるコンブ、ジェイ・ティおよびマツテイングリイゾー
、ニスの放射線プロセシング（Ｋｏｍｐ、Ｊ、’Ｉ’、
　ａｎｄ、　Ｍａｔｔｉｎｇｌｙ、Ｇ、Ｓ、。

Ｌｏｕｉｓｖｉｌｌｅ、　Ｋｅｎｔｕｃｋｙ、　１９７
６　）　ｋ参照のこと。

前記の放射線硬化性材のある有用な種類のものとしては
；アクリレート化したエポキシ樹脂、アクリレート化し
たビス−フェノールＡ樹脂、ポリエステルアクリレート
樹脂、アクリレート化したウレタン樹脂およびアルキド
アクリレートである。

ヒダントインへキサアクレートに関連して電子ビーム照
射を応用することによって製品を損傷することなく、即
ち製品の有用性を何ら低下させることすく、記録媒体フ
ィルムおよび支持体内に密閉された接着剤全実際に硬化
させて必要条件を満足することができた。接着剤は、湿
気、未硬化あるいは雑な点を伴うことなく完全に硬化で
き、記録媒体フィルムは完全に支持体にシールされる。

磁気記録媒体用の基層として一般的に使用されるポリエ
チレンテレフタレートは電子ビームで硬化しうるほとん
どの接着剤に対して接着度は相対的に低い。この問題全
克服するために使用される１つの方法はポリエチレンテ
レフタレートの裏側（即ち支持体１２に接着されるべき
・ｆｆ１ｔｌ　）　を、例えば５〜２０％のヒンイイン
ヘキサアクリレート、メチルエチルケトン内のプラス０
．１〜０．４　％のイルガキュア（工ｒｇａｃｕｒｅ）
　６５１フオトイニシエータ（テバガイギ社−０１ｂａ
　Ｇｅｉｇｙ　Ｏｏ、　製）あるいはメチルエチルケト
ン溶剤中のＮ、Ｎジメチルアクリルアミドのようなプラ
イミング溶液でプライミングすることである。そのよう
なプライマは輪転グラビヤ印刷技術により、約Ｄ、１か
ら０，２ミクロンの厚さでポリエステルフィルムの裏面
にコーティングするかあるいは噴射され、紫外線により
完全にあるいは部分的に硬化される。プライマ溶液はよ
く混合し、使用直前に新鮮なプライマが調製されるべき
である。

記録媒体フィルム１４．１６の厚さは典型的には約５か
ら２００ミクロンである。例えば磁気記録ヘッドのよう
な変換器から信号全記録するために使用する変形可能で
、弾性の環状面を提供するのは、２個の環状隆起部分の
間における記録媒体フィルム１４．１６の非支持部分で
ある。この面部分はデータバンドとして知られている。

外側の環状隆起部分２８は、記録媒体フィルム１４を支
持する基準面３２で終り、フィルムと、支持体の中間部
分の面との間の空間を規定する。

円形の外側取付面３６＆’ｆ、、支持体１２の外周３０
を外側の隆起部分２８に接続する湾曲面からなんこのよ
うに、額面の直径は外側の環状隆起部分の最内側（４（
＜分の直径より大きい。接着剤用の溝４０は第１の環状
隆起部分に設けられ、かつフィルム１４により取付面３
６から圧出されうる接着剤を受取り、かつその接着剤が
外側の基準面３２に達しくフィルムと外側の基準面との
間の接触を阻害する可能性を）阻止するために設けられ
ている。

支持体１２の内径２２に瞬接して第２の環状隆起部分４
２が設けられており、この隆起部分は第１の環状隆起２
８と同様に、支持体２４の中間部分の表面の上方に隔置
された内（１ｔｌの基準面４４で終っている。この隔置
距離は一般には中１１４」部分の表面上方の外側基準面
３２の隔置距離と概ね等しい。記録媒体フィルム１４の
内径部分が取り付けられる円Ｊ１ソの内側取付面４Ｂは
支持体の逃し溝６０全内１１１１１の環状隆起部分４２
に接続する曲形面からなる。このように、額面の外径は
、内側の環状隆起の最外側部分の直径より小さい。第２
の環状隆起部分に位置する接着剤用の溝５２は、前記接
着剤用溝４０と同様である。

本明細書で使用する「最外側」という用語は支持体の外
径に最も近い口とを意味し、［最内側コという用語は支
持体の内径に最も近いことを意味する。

第１と第２の環状隆起部分２８と４０とは第２図に示す
以外の断面形状としてもよい。例えは、前記隆起部分は
、頂点に丸味をつけた三角形の断面とじつる。前記頂点
が記録媒体フィルム１４゜１６の基準面と、その周りで
フィルムを引張りうる支点とを提供する。

内側および外佃Ｕ取付而３６．３８もプライマでコーテ
ィングしてよい。以下述べるゾライマ全使用できる：フ
オトイニシエータ、純Ｎ、Ｎジメチルアクリルアミド、
あるい（ニジ了ン了り１１レ一ト接着剤全支持体にコー
ティングし室温で乾燥さントインヘギザアクリレートお
よびジメチルアクリルアミドプライマの双方共紫外線に
対して露ｌ刊しつる。

記録媒体フィルム１４および１６は内側および外ｔ１１
１の環状隆起部分の双方に対して良好にシールされるの
で、大気圧の変化によって支持１４辺と言己録媒体フィ
ルムの間に捕捉された空気の膨張や収縮を許し、そのた
め記録媒体フィルムの引伸し面をふくらませたり、へこ
んだりさせる。内側および外側の空気圧を均衝させるた
めに内側０環状隆起部分近くで、フィルム１４．１６の
表面に小さい空気孔を形成すればよい。

第６図と第４図とに示す実施例にお（する引張装置は、
−万の組が記録媒体シート１２２をしつカ）りとクラン
プし、他方の組が、記録媒体が引伸さンプするために使
用されるリングは、基部リング１００と保持リング１２
４である。基部リングは回転可能の基部リングサポート
１０１によってプラットフォーム１１０上に支持されて
いる。また、プラットフォーム１１０には媒体位置づけ
装置１１５と固定リング１１６とが支持されており、該
固定リングはプラットフォームからの６本以上のポスト
に都合よく支持できる。各種のり゛ングを正確に整合状
態に保持するために、固定リングの位置決め孔１１９と
、下方取付リングの孔１３１を貫通し゛Ｃ突出する位置
決めピン（図示せず）會設けることができる。

下方取付リング１３０は前記位置決め孔１１９と１３１
とを整合させて同定リング１１６に位置される。固定リ
ング１１６の突起１１７が下方取付リング１３０を芯出
しさせやすくする。

中央の孔１２３を有する、プライマをコーティングした
記録媒体シート１２２は、該媒体の位置決めビン１１４
を記録媒体シートの孔を通して挿入し、媒体シート全平
坦に位置させて基部リングの頂部に位置させる。次に、
保持リング１２４は記録媒体シートの頂部に位置され、
（例えばトグルクランプのよりな）複数のクランプ手段
を用いて基部リング１００に対して保持リング１２４を
緊密に押圧する。保持リング１２４の底側に設けた刻み
目と組合せて基部リングガスケット１０２は保持リング
と基部リング１００との間で記録媒体シートラ緊密に保
持させやすくする。

基部リング１００は降下手段を介して上下に運動可能で
ある。該降下手段は平面上の全ての点が同じ比率で降下
するよう平坦装置を降下させるために、当該技術分野の
専門家には周知のいずれの手段でもよい。一実施例にお
いては、この下降手段は、ゾラットフォーム１１０のね
じ付札と嵌合する６個のねじを基部リングサポート１０
１として用い、かつねじと同じ高さに（例えばチェイン
とスプロケットによる駆動手段に用いるものとして知ら
れているローラチェインのような〕チェイロ ンで相互に接続したスプロケットを位置させたものであ
る。基部リングを降下させるには、作業者は保持リング
の孔１２９にスクリュードライバを挿入させ、ねじを回
すことにより自動的に他の２個のねじ全チェインを介し
て廻せば、スプロケット機構が基部プレートを均一比率
で降下させる。

この運動により、固定リング１１６上に載置した下方の
取付リング１３０上で記録媒体シート１２２を引伸す。

記録媒体シートの引伸し度合は降下装置により調整でき
、かつ例えば引伸しシートの下方向の変形２５ミクロン
に対するグラム単位の力のように引伸しフィルムの所定
量の変形を達成するに要するグラム単位の力を測定する
ことにより測定可能である。この測定を押込み剛性と称
する。押込み剛性は両面ＳＤの両側に対して同じである
べきである。

押込み剛性は直径が約６ミリの半球形チップ分有するプ
ローブを用いて引伸しフィルムのデータバンド部分の半
径方向中央部分近くで測定される。

変換器は押込み力測定計器に接続した＠腺変動差動変換
器である。押込み剛性は引伸しフィルムの周りの数個所
（例えば６個所の）等距離点で測定することが好ましい
。本明細書での説明に対しては、ＳＤの中心から等距離
の数点で測定した押込み剛性の顕著な変動により異方性
応力が示される。

希望値からプラスマイナス０．２グラム／ミル（グラム
／２５ミクロン）以上の変動は顕著な変動と考えられる
。

上方の取付リング１３８が引伸された記録媒体シート上
に位置され、位置決めビンをその位置決め孔１３９に挿
入することにより位置づけられる。

次に、下方および上方の取付リング全機械的なりランゾ
手段により相互に固定する。図示実施例においては、機
械的なりランゾ手段は、下方の取付リングの多数のねじ
孔１３２と下方の取付リングの多数のねじ孔１４０およ
び前記ねじ孔（および当然記録媒体シート１２２の穿孔
孔）を通してねじ込まれ、緊締されるねじ１４５とから
なる。下方の取付リングの対応する面には刻み目が設け
られており、これは上方の取付リング１３８の薄いゴム
製ガスケット１３４と関連して、記録媒体シ・ −トを掴持し半径方向に引張りを加える。上方および下
方の取付リング１３８と１３０並びに対応するりング１
３３とは通常ステンレス鋼から作られ、引伸し装置のリ
ングは典型的にはアルミニウムで作られている。

上方および下方の取付リング１３０および１３８の間で
記録媒体シートラしっかりと保持して、上方の取付リン
グの外径部分からはみ／Ｊｊす記録媒体シートを切除で
き、取付リングを引伸し装置から離れる方向に持上げる
。上方と下方の取付リングの間で保持された引伸し記録
媒体の組合せは上方小組立体１６０と称する。

中央孔１２３は、後でデータバンドとなるべき記録媒体
の部分における応力分布に対する作用が無視しうる程に
小さくすべきである。直径が約１３センチのＳＤに対し
ては、約６ミリの直径の中央孔が適当である。また、小
組立体１６０または１７０内で半径方向に引張りを加え
て記録媒体シート全固定した後孔全穿設することも可能
である。

下方の小組立体１７０は、対応するリング１３３を前述
した下方の対Ｊｒｌｉ　’Ｊソング代りに用いる以外は
同様に組み立てられる。対応するリング１３３も、記録
媒体シート１７２と面する面に刻み目を有する。それぞ
れの記録媒体シートから離れた万の取付リング１３０と
リング１３３の仙］は第６図に示すように、支持体上で
２個の小組立体を整合しやすいように相互に対して適合
する。

支持体１２の環状陸起部分は、摩耗ラッピングフィルム
上で円形運動させて磨ぐ。

理想的には、以下説明する組立過程は、ダストやその細
粒体のような汚染物が空気から除去されている清浄室環
境で行われる。作業にはマスクや手袋全着装すべきであ
る。

典型的な場合、小組立体状態で厚さが約３８ミクロンの
引伸し記録媒体シートは（半径方向の約７０００　ｐｓ
ｉ　（４８０００ｋｐａ）に対応する）約６グラム７２
５ミクロンの変形の押込み剛性を有する。小組立体は、
直径１３センチの５ＤＩＣ対して、押込み剛性を典型的
には、約２グラム／２５ミクロンの変形（約１５００ｐ
ｓｉ、即ち１０　、０００ｋｐａの半径方向の応力〕を
もたらす力まで低下させるために焼鈍される。等方性の
引伸しシートラ得るに適した種々多くの焼鈍条件がある
。時間条件と温度条件とは相互に独立している；即ち、
温度が低いと時間が長くなる。適当な二種類の条件とし
ては２６６℃において１６時間および１６６℃において
６分間である。これらの条件の双方共少なくとも約４０
チから６０％まで押込み剛性を減少させる。これは加速
された応力解放と称され、後で高温に露出してもＳＤの
半径方向のテンションを喪失させることはない。

焼鈍は炉中で行うことができ、−貫して炉中で同じ位置
を用い、各サイクルの間炉に対して同じ質量を提供し、
かつ小組立体近くに熱電対を位置させて焼鈍温度をモニ
タすることにより小組立体を正確な温度に対して露出す
るよう留意すべきである。

支持体１２は超音波で清浄にする。次に、（例、　えば
５０優のヒダントインへキサアクリレート１５０％のジ
メチルアクリルアミドの）接着剤が薄い層の形で内側お
よび外側の取付面４８と３６とに付与される。

１．６−ビス３［２，２，２−（）リアクリ四イワキシ
メチル）エトキシ２−ヒドロキシゾロピル］−５，５−
ジメチル１−２．４−イミジゾリデイネジオン（１、３
−Ｂｉｓ３　［２，２１２−（ｔｒｉａｃ　ｒｙｌｏｙ
ｌｏｘｙ　ｍθｔｈ、ｙｌ　）θｔｈｏｘｙ　２−ｈｙ
４ｒｏｘｙｐｒｏｐｙｌ　３−５．５−　ｄｉｍｅｔｈ
ｙｌ−２，４−１ｍ１ｄｉｚｏｌｉｄｉｎｅｄｉｏｎｅ
）は以下の化学式を有する。

この化合物の調製を工米国特許第４，２４９．０１１号
に記載されている。純粋のヒダントインへキサアクリレ
ートの粘度はかなり高い（室温で約１０．０００センチ
ボイズ以上）ので、ｅ−ビームで硬化しつる接着剤（例
えば、ヒダントインへキサアクリレート）ヲ、記録媒体
フィルム全支持体に接着するという目的に対して対応し
うる低粘度の別の化合物（あるいは少量の逃散性で非反
応性の溶剤）と混合してよい。この目的に対して、Ｎ−
Ｎジメチルアクリルアミドが適当な添加剤である。この
材料は、出来た混合物の粘度を純粋のヒダントインへキ
サアクリレートのそれ以下まで低下させることによって
、環状支持体の周囲において極めて薄く均一なフィルム
状の接着剤を接着部分に付与することができる。適当な
接着剤の混合物は約５と５０００センチポイズ（ｃｐｓ
　）の間、好ましくは１０と５００　ａｐｅの間のブル
ックフィールド（Ｂｒｏｏｋｆｉｅｌｄ）粘度を有する
べきである。

このことは、Ｎ、Ｎ−ジメチルアクリルアミド／ヒダン
トインへキサアクリレート混合物に対しては、重量比で
約１０から９０チのヒダントインへキサアクリレート金
倉み、残りはＮ、Ｎ−ジメチルアクリルアミドであるこ
とを意味する。その他の適用しうる添加剤は：例えば、
２（１−アジリゾニル）エチルメタアクリレートあるい
はア４Ｊルメタアクリレートのようなメタアクリレート
；例えばり゛リシジルアクリレートのようなアクリレー
ト；例えば１，６−メキサネジオルジアクリレートのよ
うなジアクリレート；およびＮ−ビニル−２ピロリドン
である。

支持体１２に面することになる、各小組立体における引
伸し記録媒体フィルムの側（エチルコールで拭き、イオ
ン化した空気で吹いてきれいにする。

第５図を参照すれば、下方の小組立体１７０が下方のハ
ブ１５４上に位置され：支持体１２は下方の小組立体上
に芯出しされ；上方の小組立体１６０は支持体と下方の
小組立体上に位置され；および上方のハブ１５０が記録
媒体シート１２２上に芯出しされる。上方と下方の小組
立体はいずれかの都合のよいクランプ手段により相互に
締付けられ３す る。図示実施例においてはクランプ手段は、上方と下方
の小組立体においてそれぞれ複数のねじ孔１４６．１４
７’！ｒ含み、該ねじ孔は２個の小組立体を相互に固定
するためのねじ（図示せず）を受入れるようねじが切ら
れている。また、ねじ１４９がハブ１５０の中央孔を通
して挿入され、かつ下方のハシ１５４の中央孔にねじ込
まれる。ハブ１５０および１５４の外径は内側の取付面
４８の直径より僅かに小さく、かつ中央のねじ１４９が
締められるにつれて、ハブの縁部が逃し溝６０へ引き寄
せられ、その結果記録媒体シート１２２と１７２とを内
側取付面と緊密に接触するよう押圧する。

支持体を２個の小組立体の間に位置させる前に該支持体
の内径部２２と滑合する仮のディスク１６８を位置させ
ると有用なことが判明した。前記の仮のディスクはハブ
の中央カラー１５２の直径より僅かに直径が大きい中央
孔を有することによってハブ１５０と１５４を正確に中
心に位置させる。電子ビームにより処理した後、前記の
仮のディスクは後で取り外す。

次に、第６図に示す、完全に組み立てられたＳＤ引伸し
固定具において接着剤が、例えば電子ビーム（θ−ビー
ム）に露出することにより硬化される。前記処理過程に
対して有用なθ−ビーム装置の一つは、マサチューセッ
ツ州つオー７々−ンのエナジーサイエンス社（Ｂｎｅｒ
ｇｙ　５ｃｉｅｎｃｅｓ工ｎｃ。

Ｗｏｂｕｒｎ、　Ｍａｓｓａｃｈｕｓｅｔｔｓ　）によ
り製造されているイレクトロカーテン機械（Ｂｌｅｃｔ
ｒｏ−ＯｕｒｔａｉｎＭａｃｈｉｎｅ−登録商標）であ
る。ＳＤ引伸し固定具がコンベヤベルト上に置かれ、該
コンベヤベルトの万は電子ビーム装置を通って移動する
。電子ビームにより硬化チャンバは、酸素６０　ｐｐｍ
以下の不活性雰囲気（例えば窒素でフラッシングした）
中に保持されることが好ましい。θ−ビーム装置は典型
的には、１７５Ｋｖで、かつコンベヤ速度が毎分約１２
メートルの場合、６．７ミリアンペアの電流で、前記速
度が毎分約６メートルの場合約３．６ミリアンペアの電
流で作動する。電子ビームに対するＳＤ引伸し固定具の
露出する毎の照度は約ｉＱＭＲａｄ以下である。両面Ｓ
Ｄに対してはＳＤ引伸し固定具が一万の側を電子ビーム
に露出した後同様に反対側が露出される。

ｅ−ビーム処理過程に対して、ハブ１５４は、内側取付
面４８が実際に電子ビームに露出されるのを確実にする
ためにそれぞれ面取り１５１゜１５５しである。第６図
から判るように、上方および下方の小組立体１６０，１
７０は実際には外側の取付面３６のそれより内径が大き
いので外側取付面３６へも電子ビーム全光てることがで
きる。

電子ビームは、記録媒体シー）１２２，１７２の高分子
材料ならびに磁性層（例えば酸化鉄ピグメント／結着剤
または０００ｒの薄い金属層）へ浸透することができる
が、小組立体の金属部分即ちハブへは浸透することがで
きない。このように、接着部分は金属で阻害しないこと
が重要である。

ＳＤの両面ｆｅ−ビームで硬化した後、ねじ１４９を外
すことによりハブ１５０と１５４．！＝ｅ取外すことが
できる。次に、記録媒体シート１２２と１７２の中央部
分を切除することにより除去できるが、内側取付面４８
ｆで切込まないよう注意すべきである。余分の接着剤は
綿とアルコールとにより支持体から拭い取るべきであり
；そうすればハブを外した後、引伸し固定具の両側全書
びθ−ビームに露出して、露出された余分の残留接着剤
を硬化することができる。支持体から接着剤を拭い取る
目的は駆動ハブにフランジする部分である、支持体の内
径部分に硬化した接着剤が介在するの全排除することで
ある。前記部分に乾燥した接着剤があるとＳＤの作動に
悪影響を与えつる。

上方と下方の小組立体１６０と１７０とは分解でき、Ｓ
Ｄの支持体の外径より外方の余分の記録媒体フィルム全
切除することができる。

前述した最初の焼鈍過程を経た後、引伸されたフィルム
は従来のものより押込み剛性が増加しうる。このように
増加された応力は組立てられたＳＤの第２回目の焼鈍に
よって解放され、その焼鈍は、仕上ったＳＤが等方性と
なり、時間の経過につれて予想される環境条件下でそれ
以上の別の応力弛緩がなされないように炉内で実施でき
る。

支持体の剛性に影９を与えないことが望ましい；したが
って、焼鈍温度Ｇ工いずれの支持体用高分子材料のガラ
ス化遥移温度より十分下廻るべきである。

焼鈍炉内で温度緩衝チャンバを用いることが有用である
ことが判明した。このチャンバの１の形態は基本的には
、直径がＳＤの直径より大きく、炉の中間部の内部で水
平方向に取り付けられ、ＳＤ全保持するための中実軸を
有する円筒形の金属製缶から構成されている。前記中実
軸は断熱部分（例えば木製）を有し、焼鈍されつつある
ＳＤはその中央孔を中実軸に滑らせることによりチャン
バ内に位置させ、ＳＤの内径部分２２が該シャフトの断
熱部分に載置できるようにする。この技術によって一貫
した焼鈍条件を確実にする。温度緩衝チャンバ内の温度
は熱伝対によりモニタされる。

ポリエテルイミド製の支持体と、ポリエステル製の引伸
し記録操体フィルムとを備えたＳＤに対する１つの適当
な焼鈍条件は９３６Ｃにおいて４分である。この条件に
より支持体をワービングすることなく、押込み剛性を約
６．２グラム／２５ミクロン（約４５００　ｐｓｉ、１
（１］ち３１，０００　ｋｐａの半径方向応力）から約
２．５グラム／２５ミクロンの変形（約２０００ｐｓｉ
即ち１４，０００　ｋｐａの半径方向応力）分まで下げ
る。また、６６℃で６６時曲の焼鈍でも作用するが、そ
の時間の長さのため余り好ましくない。９６℃より著し
く高い温度であれば、押込み剛性全署しく減少させ、そ
のためヘッドが浮く場合の使用に対してＳＤ全無用にす
る可能性がある、最終的な押込み剛性は１，６グラム７
２５ミクロン変形分よりも大きいことが好ましい。

トランクの安定性を測定する方法は１９８４年記載ノジ
エイ、エル、アレキサンダによる論文［標準ヘッドを用
いた、トラックの寸法上の安定度の測定Ｊ　（Ａｌｅｘ
ａｎｄｅｒ、工、Ｌ、”Ｄｉｍｅｎｓｉｏｎａｌ　Ｔｒ
ａｃｋｓｔａｂｉｌｉｔｙ　Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ　
Ｕｓｉｎｇ　ａ　５ｔａｎｄａｒｄ　Ｈｅａｄ”。

ｐｐ、１０２〜１０３）に記載されている。ＳＤに対し
て、種々の周波数で記録媒体上に数組の同心状のトラッ
ク全記録するために浮きヘッドが用いられる。例えば、
６００　ＫＨｚにおける一万のトランクが９　Ｑ　Ｑ　
ＫＨｚのトラックに隣接して記録され、そのような各組
のトラックは消去された部分によって分離されている。

ヘッドはＳ’Ｄが回転するにつれて、各組のトラック全
組かい精確な段階をおいて運動し、各位置において信号
の大きさが測定される。次に、双方の周波数からの信号
の大きさが同じ点において、２個のトラックの間に読取
りヘッドが位置される。この芯出し位置において、各周
波数の信号の大きさはディスクの周りで４５度の間隔全
おいて測定される。周波数変調の低い場合、前述の測定
値は極座標にプロットすると円をつくる。次に周囲条件
を変え、同じ読取りが行われる。トラックの形状の変化
は２個の読取り信号の相対強度の変化によって検出され
る。条件が変化するにつれて、元の円形軌道からのトラ
ックの偏位のマイクロインチあるいはミクロン単位のト
ランクの異方性データとして報告される。

光学的（非磁性の）ＳＤのトラックの異方性全測定する
ために、１個のトラックに記録し、周囲条件４変え、ト
ラックを読み取ることができる。

光学的トラックは精密な読取り（例えば１ミクロンピッ
トノに対して十分な分解能を有し、かつ光学ディスク駆
動装置は読取りヘッドを駆動するサーボ機構を有するの
で、サーボ機構の運動全観察することにより元の円形ｔ
Ａ　Ｍからのトラックのずれ全検出することができる。

代替的に、前述の２個のトラックの方法を用いることが
できる。

ＳＤが安定であると判定するためには、ＳＤ＆′ｆ。

温度ならびに湿度の変動に対するトラックの安定性ケ保
つことができる必要がある。記憶ディスクに対する米国
規格協会（Ａｍｅｒｉｃａｎ　ＮａｔｉｏｎａｌＳｔａ
ｎｄａｒｄｓ工ｎ５ｔｉｔｕｔｅ　（ＡＮＳ工）の通気
規格（第Ｘ３Ｂ７／１９８２−７６）は相対湿度８〜８
０係で、１０〜５７°Ｃの作動環境を記載し、湿温で２
６℃を越えないよう記載している。ＳＤの凝固は許容さ
れない。

外径部のみで支持体に接着し、焼鈍を行わなかったＳＤ
についてトラックの異方性を試験した。

また、記録媒体フィルムの材料であるポリエステルを二
軸延伸フィルムの縁部から切取り、好ましい中央部分か
らは切取らなかった。これらのＳＤをまず１５℃かつ相
対湿度２ｏ％で平衡状態にもってきて、同心状の細組か
のデータトラックを記録した。次に、ＳＤを２から４時
間ＡＮＳ工規格の範囲内の各種の条件に露出させ平衡状
態とした。

トラックの異方性を、２２°Ｃおよび相対湿度５゜チに
おいて、６６０マイクロインチ（１７ミクロン）から７
６０マイクロインチ（１９ミクロン）の範囲で測定した
。

前述の技術により測定した、本発明による焼鈍ＳＤのト
ラック異方性はアルミニウムの剛性ディスクと基本的に
同じである。ＡＮＳ工規格範囲内の温度および湿度の変
動に対する、測定したＳＤの歪Ｑ工、測定装置における
騒音レベル（１０〜１５マイクロインチ、即ち０．２５
〜０．４ミクロン）以下であった。

本発明はさらに以下の例により明らかとされる。

例　　１ 以下の成分を用いて２個のＳＤをつくった：ピグメント
／結着剤タイプの磁気層全方するポリエステル製の記録
媒体フィルム；射出成形したポリエステルイミドの環状
支持体；およびヒダントインへキサアクリレートおよび
Ｎ、Ｎ−ジメチルアクリルアミドとの混合物からなる接
着剤。前記ＳＤは、５Ｄ１（第７図の実線）が前述の焼
鈍過程（７ｊ＋伸し高分子材シートならびに接着された
ＳＤの双方を焼鈍）により処理し、−万５Ｄ２（点線）
を焼鈍しない以外は全ての点で同じ処理過程により作っ
た。各ＳＤは１５℃と２０％の相対湿度で２時間保持し
、その後データバンドの中間部の周りで同心状のトラッ
クに記録した。周囲条件を８時間に対し、温度５７°Ｑ
と２０チの相対湿度に変えた二次に、温度は２０％の相
対湿度で１５℃に戻され、かつその状態で２時間保持さ
れた。次にＳＤを非反転トラックの異方性を試験しその
結果を極座標にプロットし、第７図のグラフに示す。−
４０から４０までの数字はマイクロインチ単位での円形
の基準トランクからのずれを示す。本発明によるＳＤｌ
に関する実線の曲線は基本的にトラックに異方性のない
ことを示し、（ピーク間のずれが約Ｏ〜１５マイクロイ
ンチ、即ち０．４　ミクロン）；−万試験サンプルＳＤ
２の点線の曲線は際立った異方性を示す（ピーク間のず
れが約７２〜１０２マイクロインチ、即ち２〜３ミクロ
ン）。

また、環状引伸し記録媒体フィルムは時間の経過に対し
ても相対的に一定の半径方向の引張り全持続すべきであ
る。フィルムのいかなるたるみがあってもトラックの安
定性ならびに読取りあるいは記録ヘッド即ち変換器と記
録媒体との闇の関係に影響を与えうる。応力弛緩の匿合
いは老化したＳＤの押込み剛性全測定することにより検
査できる。時間の経過と共にＳＤの１周りの押込み剛性
が不均一に変るようであれば、ディスクの周りの応力分
布が異方性になったのである。

第８図に示す水平方向の実線は（６６°Ｃおよび１７％
の相対湿度において）６００日にわたり保持した不発明
によるＳＤの１つにおいて、押込み剛性が一定であり、
応力弛緩が悪いことを示す。

試験時間にわたって、押込み剛性、したがって半径方向
の引張りは目立って減少しなかった（５％以下）。点線
の斜線は、同条件で１００日にわたって保持した、焼鈍
しを施していないＳＤの押込み剛性の落込みを示す。１
０日経過後著しい応力弛緩が発生した。

干渉計を用いた、トラック位置繰返し性（即ち、ヘッド
を繰返し横切らせた後トラック位置が一定であるか）の
試験の結果、本発明によるＳＤは、磁性酸化物の層を備
えた剛性アルミニウム製ディスクと同様のトラック繰返
し性を有することを示した。

本明細書ならびに本明細書に開示した本発明の実施例を
検討すれば、当該技術分野の専門家には本発明のその他
の実施例も明らかである。特許請求の範囲に示される本
発明の真正な範囲と精神とから逸脱することなく、当該
技術分野の専門家には、本明細書で開示の原理に対する
種々の省略、修正および変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＳＤの一部破断の斜視図、第２図
は第１図に示すＳＤの断面図、 第３図は記録媒体フィルムが支持体に接着される前に半
径方向の引張りを加えるために使用する引伸し装置の分
解図、 第４図は第６図に示す引伸し装置の側面図、第５図はＳ
Ｄの要素を組み立てるための引伸し固定具の分解図、 第６図は第５図に示す引伸し固定具の断面図、第７図は
、−万が実線で示す本発明によるもの、他方が点線で示
す試験サンプルである、２個のＳＤについてのトラック
の異方性を示すグラフ、および 第８図は、日数単位の時間に対する、２個のＳＤについ
ての押込み剛性ケ示すグラフである。 図において、　・ １０・・・ＳＤ（引伸し表面記録ディスク）１２・・・
支持体 １４．１６・・・記録媒体フィルム ２４・・・ベース部分 ２８．４２・・・環状突起 ３２．４４・・・基準面 ３６．４８・・・取付面

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）（Ａ）１）内径と外径の間の少なくとも１個のベ
   ース部分と； ２）前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突出
   する外側の環状隆起部分と； ３）前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突出
   し、直径が前記外側環状隆起部 分のそれより小さい内側の環状隆起部分 とを有する環状支持体と；および （Ｂ）前記ベース部分を横切つて半径方向に引張りが加
   えられ、かつ該ベース部分と接触しないよう保持され、
   前記内側と外側の環状隆起部分とによつて支持され、か
   つそれらの隆起部分に接着された環状の記録媒体フィル
   ムであつて； 温度は環状記録媒体フィルムのガラス化遷 移温度以下であるが、１０から６０℃の範囲で、かつ相
   対湿度が８から８０％の一定の湿度と温度条件において
   、時間の経過に対して、引伸し面の周りで押込み剛性に
   関し測定すれば異方性の応力分布が概ね無い環状の記録
   媒体フィルム とを含むことを特徴とする安定した、引伸し面記録ディ
   スク。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載のディスクにおいて
   、少なくとも１０日間は異方性の応力分布が概ね無いこ
   とを特徴とする引伸し面記録ディスク。
3. （３）特許請求の範囲第１項に記載のディスクにおいて
   、トラックの異方性が概ね無いことを特徴とする引伸し
   面記録ディスク。
4. （４）特許請求の範囲第３項に記載のディスクにおいて
   、前記Ａの部分に記載の環状支持体が、ポリスルホン、
   ポリフェニレン硫化物、ポリエステル、ポリエーテルイ
   ミド、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、ポリ
   スチレン、ポリアミドおよびポリカーボネート樹脂から
   なる群から選定されたポリマーからなることを特徴とす
   る引伸し面記録ディスク。
5. （５）特許請求の範囲第３項に記載のディスクにおいて
   、前記Ｂの部分に記載の環状記録媒体フィルムが、ポリ
   エステルおよびポリイミドタイプのポリマーからなる群
   から選定されたポリマーからなることを特徴とする引伸
   し面記録ディスク。
6. （６）特許請求の範囲第５項に記載のディスクにおいて
   、前記Ｂの部分に記載の接着剤が、放射線により硬化可
   能のアクリレートおよびメタアクリレート官能接着剤か
   らなる群から選定されることを特徴とする引伸し面記録
   ディスク。
7. （７）（Ａ）１）内径と外径の間の少なくとも１個のベ
   ース部分と； ２）前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突出
   した外側の環状隆起部分と； ３）前記外側の環状隆起部分の最内側部分のそれより直
   径の大きい、少なくとも１個の 外側の取付面と； ４）前記ベース部分に取り付けられ、かつそこから突出
   し、直径が前記外側の環状隆起 部分のそれより小さい、内側の環状隆起部 分と；および ５）直径が前記内側の環状隆起部分の最外側部分のそれ
   より小さい円形の内側取付面 とを有する環状支持体と；および （Ｂ）前記環状支持体と同心状であつて、前記ベース部
   分を横切つて半径方向に引張りが加えられ、該ベース部
   分と接触しないよう保持され、前記内側および外側の環
   状隆起部分によつて支持され、接着剤によつて前記内側
   と外側の取付面に接着されている環状記録媒体フィルム
   であつて、温度が１０から６０℃の範囲で、相対湿度が
   ８から８０％の温度および湿度条件下で環状記録媒体フ
   ィルムにおいてトラックの異方性が概ね無い環状記録媒
   体フィルム とを含むことを特徴とする引伸し面記録ディスク。
8. （８）特許請求の範囲第７項に記載のディスクにおいて
   、前記（Ｂ）の部分に記載の範囲内のいずれかの条件で
   均衝させた記録媒体で測定したトラックの異方性がプラ
   ス・マイナス０．４ミクロン以下であることを特徴とす
   る引伸し面記録ディスク。
9. （９）少なくとも２個の同心状の環状の基準隆起面を有
   する剛性の環状支持体と、記録層を有し、前記支持体に
   取り付けられ、前記環状の基準隆起部分の間で引伸ばさ
   れ、かつ支持された環状の高分子材料のフィルムとを含
   む引伸し面記録ディスクを焼鈍する方法において、 Ａ、半径方向に引張りを加えて固定した高分子材料のフ
   ィルムを、該フィルムにおいて異方性の応力分布が概ね
   無くなるようにするに十分な時間、そのガラス化遷移温
   度以上の温度で焼鈍し； Ｂ、前記Ａの過程からの焼鈍されたフィルムを前記支持
   体の内径および外径あるいはその近くで前記環状支持体
   に接着し；および Ｃ、前記Ｂの過程の製品を、高分子材料のフィルムにお
   いて異方性の応力分布が概ね無くなるようにするに十分
   な時間、前記高分子材料のフィルムのガラス化遷移温度
   以上であつて、環状支持体のワーピングを発生させる温
   度以下の温度で焼鈍する過程 とを含むことを特徴とする引伸し面記録ディスクを焼鈍
   する方法。