JPS61258352A - 光デイスクの貼り合わせ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は活性光線硬化型接着剤を用いた光ディスク（以
下ディスクと呼称する）の貼り合わせ方法に関する。

従来技術とその問題点） 従来より円盤上の透明基板面に記録媒体層を設け、所定
の情報信号をピットの有無として記録した面がスペーサ
ーを介して互いに対向させ２枚貼り合わせてディスクを
形成し。

その基板表面より光ビームを照射して情報の記録再生を
行なう装置が開発されている。

これらのディスクにおける基板としては、経済性、安定
性及び光学的特性の観点よりポリメチルメタアクリレー
トやポリカーボネート並びにエボキン樹脂等の成形基板
を使用しているが、これら基板の貼り合わせ方法とし活
性光線による硬化接着法などが挙げられる。

ホー／　トメルト接着法は、装置規模が大きくなり、貼
り合わせたものの寸法精度が確保し難く、熱硬化接着法
は硬化に要する時間が長く、且つ高温で長時間曝露する
などの問題がある。

しかし紫外線等の活性光線による硬化接着法は比較的装
置規模が小さく硬化に要する時間が短カベ且つ貼り合わ
せたものの寸法精度の確保が容易である。

しかし乍ら紫外線等の活性光線による硬化接着法を採用
してもプラヌチック製基板樹脂材料は湿度、温度の変化
によってソリ返り、変形が生じ、接着剤が所定の位置に
所定量塗：布されていない場合は更に変形が著しくなる
。

またスペーサーを挾んで２枚貼り合わせたディスクは活
性光線例えば紫外線照射時の湿度、温度の急激な変化に
対して貼り合わせ時の２枚の基板に大きな歪（湾曲又は
ソリ返り）が生じたり、記録膜層が接着剤に接触して侵
され、ソルベントクラックを発生し、室温に戻してもソ
リ返り状態のまま固化し、そのクラックは経時と共に増
大する傾向にあるなどの問題がある。

（発明の目的） 本発明は前述の問題点を解決し外観、寸法安定性及び耐
久性に優れた貼り合わせダイスフを製作せんとするもの
である。通常紫外線等の活性光線による硬化接着法を採
用して、ディスクの貼り合わせ品を量産する場合には記
録膜層が付いた基板の治具への取付け、接着剤の塗布、
スペーサーの取り付け、ディスクの組立て、活性光線照
射、エージング、治具の取り外しから成り立っている。

この内治具の構造は量産効率の向上と共に接着剤の塗布
に著しい影響を及ぼす。接着剤を定量的に所定の位置に
供給し塗布することは最も重要なことであり、特に外周
部あるいは内周部の狭い領域に食み出すことなく塗布し
、ディスクの組立て後も記録膜層に滲出さないこと更に
ディスクの寸法精度の確保に一定圧力で貼り合わせディ
スクを挾み固定することは大事である。

（発明の構成） 本発明は光ディスク基板の記録膜層を内側とし該記録膜
層間にスペーサーを挾み活性光線硬化型接着剤を塗布し
たエアーサンドイッチ構造の光ディスクの貼り合わせ方
法において、回転装置内の芯棒部に活性光線透過性透。

間板、光ディスク基板を設定し、接着剤塗布具の先端部
を直接接触させて接着剤を塗布し。

スペーサーを介して光ディスク基板を貼り合わせ該透明
板を挾むことを特徴とする光ディスクの貼り合わせ方法
である。以下に構成を詳述する。本発明の第１の特徴は
塗布面に接着剤塗布具の先端部を直接接触させ乍ら接着
剤を塗布しスペーサーを介して光ディスク基板を貼り合
わせ、これらのサンドイッチ構造を一定圧力で挾む光デ
ィスクの貼り合わせ方法にあり、後工程の活性光線によ
る接着剤の硬化が支障なく進行しスペーサーを介しての
光ディスクの完全な接着を完了させることにある。

回転装置は垂直移動可能なものが好ましく回転台の中心
に光ディスクをはめ込む８棒が必要である。この８棒の
直径はディスク内径より０〜０．５Ｍ小さいものが好ま
しく更に好ましくは０〜０．１ｆｆ小さいものである。

この芯棒部に穴あき活性光線透過性透明板を置く。ここ
で活性光線は赤外線、紫外線、Ｘ線、放射線、近赤外線
、電子線（α、β、γ各線）などを含み特に紫外線が好
ましく用いられる。

また、この透明板は石英ガラヌ板、普通の板ガラス、ポ
リメチルメタアクリレート板等のグラスチック板が挙げ
られるが、石英ガラス板は破損しやすく且つ高価であり
、ポリメチルメタアクリレート等のプラスチック板は熱
変形を生じやすいので量産工程で多数使用する場合は普
通の板がラヌで十分である。

接着剤塗布具は通常注射針に類するもので先端部が弾力
性に富んだ材質のものであれば十分であり、通常は金属
性のものが使用される。

スペーサーは光ディスク基板と馴染みむものでよく通常
はプラスチック例えばポリカーボネート、ポリメチルメ
タアクリレート等が使用される。またこれらの構成から
組立てられたエアサンドイッチ構造の外側にある透明板
を挾むものはエアサンドイッチ構造のづれゆがみが生ず
、ある程度の耐熱性を有するものであれば十分であり、
通常はバネ式りツンプが好ましく用いられている。

次に図面に従って具体的に本発明を説明するがこれらに
限定されるものではない。

第１図及び第２図において並板ガラス板６の上にディス
ク基板ｌ（ポリメチルメタアクリレートまたはポリカー
ボネート或はエポキシ樹脂）を記録膜層４が上になる様
に回転台中心の８棒１２に嵌゛め込んでディスク基板１
の外周上部に注射針固定台１３を水平移動させて注射針
１０が°外周部の所定の箇所の真上に位置する様にセッ
トする。

次にディスク回転台９を回転させ乍ら垂直移動させて、
ディスク基板１外周部の所定の位置に注射針１０が直接
接触する様にセットする。接着剤１１の注入塗布は、注
射器１４に一定の圧力で定量的に所定の外周面に均一に
滴下し接着剤層５を形成することで達成される。同じ方
法でディスク基板ｌの内周部にも接着剤１１を塗布し、
その上に外周スペー。

サー２及び内周スペーサ−３を嵌め込んで同様に接着剤
！ｌを塗布し、この上にディスク基板１の記録膜層４が
下になる様に嵌め込みその上に並板ガラス板６を載せ上
下２枚の並板ガラス板６の周囲４ケ所例えば前後左右デ
ィスク基板の中心軸に対して対称の位置にバネ式りヲン
プ７で止める。この圧力はディスク基板１平方センチ当
りα０５〜α５＃であり好ましくはα１〜０．２＃であ
る。この程度の一定圧力で押えられたディスク基板１は
活性光線例えば紫外線照射時に急激な温度上昇によるデ
ィスク基板ｌのエアー空間８の体積い。更に紫外線等の
活性光線照射後、取り出した時にディスク基板１及び並
板ガラス板６の急激な温度低下による・ディスク基板！
の体積収縮に対しても同じ圧力で並板ガラス板６が押え
られているので、ディスク基板１の変形、即ち湾曲、ソ
リ返りなどが皆無で且つ表面は平滑で中心の穴の部分で
基板間、基板とスペーサー２．３間のずれが殆んど起ら
ないディスクが得られる。

貼り合わせ完了したディスクをディスク回転台９の回転
台中心の８棒１２から抜き取ったものが第２図であり、
このままの状態で次の活性光線例えば紫外線照射による
接着硬化工程に移される。

（発明の効果） ディスク基板の外観及び寸法精度が良好でディスク基板
表−，，’　　　、２．ｔ、−り基板表面１（の平滑性
が優れ、接着剤の食みたしのない貼り合わせたディスク
基板が得られ、更に長期保存しても記録膜層にソルベン
トクラックを生じない貼り合わせエアーサンドイッチ構
造の光ディスクが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用される具体的な光ディスクの貼り
合わせ装置の断面図である。 第２図は本発明により貼り合わされた光ディスクをエア
ーサンドイッチ構造に組立てて紫外線などの活性光線照
射前の断面図である。 （符号の説明） 工・・・・・・・・・ディスク基板（ポリメチルメタア
クリレートまたはポリカーボネート或はエ ポキシ樹脂） ２・・・・・・・・・外周スペーサー（ポリメチルメタ
アクリレートまたはポリカーボネート或は エポキシ樹脂） ３・・・・・・・・・内周スペーサー（ポリメチルメタ
アクリレートまたはポリカーボネート或は エポキシ樹脂） ４・・・・・・・・・記録膜層 “５・・・・・・・・・接着剤層 ６・・・・・・・・・並板ガラヌ板 ７・・・・・・・・・バネ式クラング ８・・・・・・・・・エアー空間 ９・・・・・・・・・ディスク回転台 １０・・・・・・・・・注射針 １１・・・・・・・・・接着剤 １２・・・・・・・・・回転台中心の８棒１３・・・・
・・・・・注射針固定台 １４・・・・・・・・・注射器 特許出願人　　ダイセル化学工業 勇　１　図 １ム 甚　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ディスク基板の、記録膜層を内側とし、該記録膜層間
   にスペーサーを挾み活性光線硬化型接着剤を塗布したエ
   アーサンドイッチ構造の光ディスクの貼り合わせ方法に
   おいて回転装置内の芯棒部に活性光線透過性透明板、光
   ディスク基板を設定し、接着剤塗布具の先端部を直接接
   触させて接着剤を塗布しスペーサーを介して光ディスク
   基板を貼り合わせ該透明板を挾むことを特徴とする光デ
   ィスクの貼り合わせ方法。