JPS6121016A - 玉葱の整列移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、玉葱の整列移送装置に関し、玉葱の掘取機
、選別機に伴う玉葱茎部切断装置等に利用できるもので
ある。

発明が解決しようとする問題点 玉葱は掘取ってすぐに茎を青いうちに切ると玉葱に腐れ
が入り易いので、玉部に茎をっけたま＼掘取後、一定期
間乾燥させたのちに玉部近傍で茎部を切取るか、或いは
圃場で茎部が乾燥してのち、掘取りと同時に茎部を切断
する。このため、茎部の切断装置においては、茎部付の
玉葱を一定姿勢に整列させて移送するが、乾燥した茎部
は柔軟で長いので、例えば茎部を下向き姿勢に整列させ
ることが難かしく、切断部通過後、選別して再び、整列
装置に戻す手間を多く要する。

問題を解決するための手段 この発明は、玉葱の玉部（１）を受ける受棧（２）と茎
部（３）を下方へ垂下させる開溝（４）とを平行状に設
けて揺動しながらこの玉葱を移送する移送機枠（５）の
上方に、この移送される玉葱に上方から下方へ向けて噴
風する噴風ノズル（６）を設けてなる玉葱の整列移送装
置の構成とした。

発明の作用、および効果 揺動する移送機枠（５）上に一定量の茎部（３）付玉葱
を連続的に供給されるとき、移送機枠（５）の移送上手
側において玉葱は積重なったり各個別々の姿勢をとって
おり、これが揺動されて上下に振動する間に玉葱相互の
干渉等の作用により夫々の玉葱の左右の受検（２）の間
の開溝（４）上に臨んで受検（２）に支持されて次第に
整列すると共に、移送されながら下部（１）に対して茎
部（３）を色々の方向に向ける姿勢から、長くて軽い茎
部（３）の移送抵抗に加えて送り揺動の慣性を受は易い
重い下部（１）を先にする姿勢に揃えられ、一部の玉葱
は茎部（３）を自然に開溝（４）間に垂下し、更にノズ
ル（６）から噴出する風を上から下向きに吹き付けられ
、茎部（３）を垂下し得なかった玉葱があっても上下に
浮上落下を繰返す間に風力によってその茎部（３）を垂
下させられ、揃って茎部（３）を開溝（４）から垂下姿
勢にされた下部（１）が隣接する左右受検（２）の間を
整列して移送される。

このように、上方から下向きの噴風を受けることによっ
て揺動だけでは不揃いな玉葱の茎部（３）垂下姿勢を補
修して確実に維持することにより処理装置の処理作用等
を均一に受けられるものである。

尚、噴風の噴出方向は上下垂直から多少移送方向寄りに
傾斜せしめてもよく、こうすると、茎部（３）が遅れ勝
ちの玉葱を早く垂下姿勢にできると共に、移送の補助作
用をするので移送能率が向上する。

実施例 尚、図例において玉葱の整列移送装置は、トラクタの後
側に牽引されトラクタの動力を受けて連動される玉葱掘
取機に搭載される茎部（３）切断装置に用いられる形態
のものを例示して説明する。

玉葱掘取機は、その機枠（７）前側上部にトラクタに連
結するピッチ（８）を設けると共に機枠後部下側には尾
輪（９）を設けて被牽引車体を構成し、該機枠（７）前
側に振動しながら土壌を切断して掘り進む掘取刃（１０
）を下部に有し、この振動を連動せしめる連動機構を構
成される掘取装置（１１）を設け、この後側には、掘取
装−（１１）で掘取った玉葱を土壌面近傍から後側上方
の玉葱移送機枠（５）の移送始端部へ傾斜して上昇搬送
するパケット（１２）コンベアを設け、このパケット（
１２）コンベア上部の排出口（１３）の下方にあって、
且、該移送機枠（５）との中間部に、移送機枠（５）に
平行状に配設される受検（２）の平面配置に合せて位置
せしめるローラ（１４）を前後の支枠に回動自在に枢支
して配設している。また、該機枠（７）前部−側にファ
ン（１５）を設け、これの吐出風をノズル（６）に導風
すべくダクト（１６）を配設している。

また、移送機枠（５）の下面に近接せしめて、回転する
縦設軸の上端部に設けられる切断刃（１７）によって受
検（２）の間の開溝（４）から垂下する玉葱の茎部（３
）を切断せしめるべく配設している。

機枠（７）後側には、玉葱の茎部（３）切断済み下部（
１）をコンテナ（１８）に受けるべく載置台（１９）を
設けている。動力取入軸（２ｏ）から各作動部へ適宜連
動構成される。

移送機枠（５）は、玉葱掘取機枠（７）後部に揺動自在
に枢支（２１）される前後左右の揺動アーム（２２）上
にその四隅を枢支され、掘取機の掘取前進方向（イ）の
後側向きをその移送方向（ロ）とすべく、揺動アーム（
２２）を該方向（イ）側へ傾斜位置（ハ）から直立位置
近傍までの間を往復揺動せしめるように構成される。

受検（２）は、正断面形状を上突部を丸めた三角形状に
形成され、左右斜面部（２３）および上端部（２４）を
板で構成されて移送方向（ロ）に沿い該移送機枠（５）
内に設けられ、開溝（４）を挟んで左右方向に平行状に
配設される。

開溝（４）の左右幅は、玉葱の茎部（３）を楽に垂下せ
しめるとともにノズル（６）の噴風が吹き抜けうるよう
に形成される。

ノズル（６）は、ファン（１５）からの送風を案内する
ダクト（１６）の終端部に、移送機枠（５）上方を左右
に亘らしめる水平状部（２５）を設け、この水平状部（
２５）の各該受後（２）に対応する部分に下向きで且移
送方向（ロ）側に傾斜せしめて設けられ、噴風が受検（
２）上端部（２４）に当って左右の斜面部（２３）に沿
って分流されるように構成される。

尚、受検（２）は、木材、合成樹脂材等の充実体で構成
してもよい。また、シズル（６）は、移送方向（ロ）に
沿って複数箇所に設けてもよく。

ノズル（６）先端を移送方向（ロ）に細長い形状に設け
てもよい。

玉葱掘取機のヒツチ（８）をトラクタの後側に連結し、
動力取入軸（２０）をトラクタの動力取出軸に連結して
圃場で玉葱を掘取進行するとき、前側の掘取装置（１１
）の掘取刃（１０）は振動しながら土壌を切断し、土壌
と共に玉葱を地表に掘上げて土壌を篩い落しながら後側
へ移送すると、パケット（１２）コンベアのパケット（
１２）で玉葱を上昇搬送して上側の排出口（１３）から
下側のローラ（１４）上に落下させると、隣接するロー
ラ（１４）は落下接触する玉葱によって回転されながら
玉葱を下側に位置する移送機枠（５）の移送方向（ロ）
上手側の受検（２）の間の開溝（４）上に案内落下せし
めるものである。

玉葱を受けた移送機枠（５）は、その揺動アーム（２２
）の揺動によって移送斜上方向とその逆方向へ往復揺動
を繰返し、開溝（４）左右の受検（２）斜面部（２３）
で玉葱の土部を受け、玉葱を移送斜上方に跳ね上げ浮上
させては落しながら、玉葱の積重なりを崩し、整列させ
て移送方向（ロ）へ移送し、開溝（４）から茎部（３）
を垂下するものしないものの混在する玉葱の上方から受
検斜面部（２３）に沿う噴風を吹きつけ、玉葱が受検（
２）から揺動浮上するたびに茎部（３）を開溝（４）内
に吹き導いて垂下せしめ、こののち、移送しながら移送
機枠（５）の下面に沿って回転する切断刃（１７）によ
って、揃って開溝（４）から垂下した玉葱の茎部（３）
を切断し、残った土部（１）を後側のコンテナ（１８）
の中に送り込む。

ノズル（６）から噴出する上から下向きの噴風は、揺動
移送するだけでは不揃いの茎部（３）垂下姿勢の玉葱を
、玉葱の揺動による浮上落下運動と風力を組合せ利用し
て、均一な茎部垂下姿勢をとらせて整列移送する作用を
なすもので１．茎部切断等の処理作用を均一に受けさせ
られるのでよい。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は一部
断面せる側面図、第２図はその一部断面せる平面図、第
３図はその一部の正断面図、第４図は側面図である。 図中、符号（１）は土部、（２）は受検、（３）は茎部
、（４）は開溝、（５）は移送機枠、（６）はノズルを
示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 玉葱の玉部（１）を受ける受棧（２）と茎部（３）を下
   方へ垂下させる開溝（４）とを平行状に設けて揺動しな
   がらこの玉葱を移送する移送機枠（５）の上方に、この
   移送される玉葱に上方から下方へ向けて噴風する噴風ノ
   ズル（６）を設けてなる玉葱の整列移送装置。