JPS61209872A - 面取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は１例えば円筒状部品の端縁部の面取り加工を自
動的に行うための面取シ装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来１円筒状部品の端面の面取シは、研摩ベルトを端縁
部Ｖｃ轟接させるととによシ行っている。

しかしながら、この方法では、研摩ベルトの砥粒の摩滅
が激しく、面取り条件を均一に維持することが、すこぶ
る困難である欠点をもっていゐ。のみならず１面取シ愈
の大きさを任意に制御することが不可能であることはも
とより、Ｃ面取シとなってしまうため１面取り後に２次
パリが発生する問題をもっている。さらに、上記従来の
方法では。

円筒状部品の内側端縁部のパリ取りが不可能である欠点
をもっている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情を顧慮してなされ九もので。

円筒状部品の内外両端縁部の面取シを高精度かつ高能率
で行うことのできる面取り装置を提供することを目的と
する。

〔発明の概要〕

円形の端面を有する加工物をその軸線のまわりに回転さ
せるとともに、ブラシ輪を回転させながら加工物の端面
周縁部に切込ませて１面取シするようにしたものである
。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図は、この実施例の面取り装置を示している。この
面取〕装置は１円筒状の加工物（１）を着脱自在に保持
してその軸線（２）のまわりに矢印（３）方向に回転さ
せる加工物保持機構（４）と、この加工物保持機構（４
）の上方に配設され加工物（１）の内外端縁部の面取シ
加工を行うブラシ輪（５）（第２図参照）を有する面取
り加工機構（６）と、この面取シ加工機構（６）を加工
物（１）Ｋ対して切込まず切込み付加機構（７）と、こ
の切込み付加機構（７）による面取シ加工機構（６）の
停止位置をｐｉ整する切込み位置調整機構（８）と。

ブラシ輪（５）の加工物（１）Ｋ対する接触角を調整す
るための接触角調整機構（９）と、加工物（１）の加工
物保持機構（４）への搬入−搬出作業を行う例えば四ポ
ットなどの移載機構（図示せず）と１面取シ加工を電気
的に統御するマイクロコンビーータを主体とする加工制
御機構Ｑｌ　（第３図参照）とから構成されている。し
かして、加工物保持機構（４）は、加工物（１）を軸線
（２）が鉛直方向となるように保持するクランプ部住υ
と、床１４に固設されこのクランプ部（１１）を軸線（
２）を回転軸線として矢印（３）方向に回転させるモー
タを主体とする回転駆動％（１３とからなりている。他
方、接触角調整機構（９）は、クランプ部←υに隣接し
て床αり〈固設された基台α４と、この基台Ｉ上に左右
方向である矢印（１５＆）、　（１５ｂ）方向に移動自
在に載設されている移動台αｅと、この移動台αｅに螺
合するとともに軸線方向が矢印（１５ａ）、（１５ｂ）
方向となるように周端部が軸支された送りねじσηと、
この送）ねじｃ１７）に一端部が連結された回転ノ・ン
ドルα樽とからなっている。そして、この回転ノーンド
ル（１８の正逆回転によシ移動台αｅを矢印（１５ａ）
。

（１５ｂ）方向に進退させることができるようになり　
　゛ている。さらに、切込み付加機構（７）は、移動台
αｅ上に立設された門状のコラム０と、このコラムｉｌ
ｌの加工物（１）側に形成され側壁面に装着された案内
台（７）と、この案内台ｃｌＧＫ鉛直方向である矢印（
２１ａ）。

（２１ｂ）方向に摺動自在に嵌着された送り台（２）と
。

案内台（至）の上方においてコラムａ！ＪＫ固定され且
つ作動軸（至）の先端が案内台−の上端部に連結された
で 空気圧シリンダ（財）と、一方がコラムα樽上方ＫＡコ
ラムσ優と一体的に軸支され且つ他方が送９台（２）上
方τ ６コラム（ＩＩと一体的に軸支された一対のスプロケッ
ト（至）、（ハ）と、これらスプロケット（ハ）、（ハ
）〈歯合され両端部が船道方向に懸垂されたチェーン（
ハ）と。

チェーン（至）のコラム（Ｌ９側の一端部に連結され面
取シ加工機構（６）の重量と切込み位置調整機構（至）
の重量との和に等しい重量を有するつりアいおもシ（Ｃ
ｏｕｎｔｅｒ　Ｗｅｉｐｈｔ　）　＠とからなっティる
。そして。

送り台（２）の下端部は、断面が三角形をなす保合部（
２２ａ　）となっている。さらに、切込み付加機構（７
）は送シ台の上に一体的に固設された支持台（ハ）と。

この支持台（ハ）く矢印（２１ａ）、　（２１ｂ）方向
に摺動自在に嵌着され且つチェーン（ハ）の他端部に連
結された微動台−と、この微動台−を矢印（２１ａ）、
　（２１ｂ）方向に進退させるモータ（至）とからなっ
ている。一方。

面取り加工機構（６）は、前記ブラシ翰（５）と、微動
台（至）の上端部に固定されたモータ０１）と、微動台
＠の下端部に固定されブラシ翰（５）をその軸線がｔ４
１図紙面垂直方向となるように軸支する軸支体Ｇ２と。

ブラシ輪（５）の上半分を覆うカバー（至）と、ブラシ
輪（５）の回転軸に環装された第１のプーリ（図示せず
）と、モータＧυの回転軸に環装された第２のプーリ（
財）と、第１のプーリと第２０プーリ（ロ）との間に巻
き掛けられモータ６υの回転をブラシ輪（５）に伝動す
るベルト（至）とからなっている。上記ブラシ輪（５）
は。

第２図に示すように１円柱状の基体（至）と、この基体
（至）の外周面に放射状かつ密生して植立された例えば
ピアノ線などからなるプラミ体ＣＩ？）とからなってい
る。他方、切込み位置調整機構（８）は、移動台ａｆ９
中央部にコラムσ優と干渉しないように固設された受台
（至）と、この受台（至）上に矢印（１５ａ）、　（１
５ｂ）方向に摺動自在に載設されている保合台ＯＩと、
移動台αＱの回転ハンドル舖側端部に固設され且つ軸線
方向が矢印（１５１）、　（１５ｂ）方向の作動軸（４
Ｑを有してこの作動軸−の先端が係合台（至）に連結さ
れた空気圧シリンダ（４１）とからなっている。この保
合台（至）には、前記保合部（２２ａ）が嵌入する係合
凹部（４５，（４３が矢印Ｑ９方向に沿って凹設されて
いる。これら係合凹部（４の、（ハ）の深さは、それぞ
れ異なシ、送り台＠の下降停止位置つま）切込み位置を
調整することができるようになっている。さら！ＩＣ１
加工制御機構αＱは、第３図に示すように、加工物保持
機構（４）０面取シ加工機構（６）、切込み付加機構（
７）、切込み位置調整機構（８）及び移載機構０４に電
気的に接続され、後述する加ニブログラムに基づいて、
所定の面取り加工を自動的に行うようになっている。

つぎに、上記構成の面取シ装置の作動について述べる。

まず、移載機構により面取り前の加工物（１）をクラン
プ部（１）に移載してクランプする。ついで１回転駆動
部（１３によυ加工物（１）をその軸線のまわシに矢印
（３）方向く回転させる。このとき、送ｐ台翰は。

空気圧シリンダ（財）くより矢印（２１ｂ）方向に上昇
させておく。ま九、係合台（至）は、係合部（２２りが
係合凹部（６）に係合するような位置に、空気圧シリン
ダα１）によシ位置決めしておく。また１回転ハンドル
（１８１を回転させ、ブラシ輪（５）が、第２図に示す
ように、加工物（１）の内外端部に対し、その接触角α
がプラスとなるような位置となるように、移動台四の位
置決めを行う。しかして、モータ０１）を起動し、ブラ
シ輪（５）を矢印（ハ）方向に例えば毎分３００回転で
回転させる。ついで、空気圧シリンダ（２４）Ｋよシ送
ｐ台（２）を矢印（２１ａ）方向に徐々に下降させる。

このとき、つ）あいおもシ（ロ）の作用によりわずかな
力で容易に駆動することができる。しかして。

保合部（２２ａ　）が、係合凹部（６）に嵌入すると、
送）台四は、下降を停止する。かくして、矢印（３）方
向に回転している加工物（１）は、ブラシ体＠〈よりそ
の上端部の外周端縁及び内周端縁が、第４図に示すよう
に均一くＲ面取シ加工される。これは、第２図に示すよ
うに、端藏点０ｅとブラシ輪（５）の回転中必罰とによ
シ形成される線分ｔ４８１と鉛直線器とが　・なす接触
角αがプラスとなるようく設定されているので、外周面
団へのブラシ体（ロ）の接触と、端面６１）へのブラシ
体８？）の接触とがほぼ等しくなるためである。逆に、
接触角αがマイナスのときは、ブラシ体（ロ）が、端面
６υよシも外周面一に多く接触するので、第５図に示す
ように：Ｒ面取シ形状がいびつなものとなる。つまり、
端面６υ側の面取シ幅ａと外周面艶側の面取シ＠ｂとの
比ｂ／ａが１にならなくなる。第６図は１ｗｃ触角αと
比ｂ／ａとの関係を示すもので、接触角αは、￥イナス
側からプラス側くなるにつれｉｔｗＡ的に減少する。そ
して、接触角αが＋２０度前後で比ｂ／ａが１となるこ
とがわかる。よって、この場合接触角αが＋２０度とな
るように１回転ハンドルＨにより移動台四の位置決めを
行えばよい。しかして、面取り加工を終了すると、空気
圧シリンダ（至）により矢印（２１ｂ）方向に送９台＠
を上昇させ、ブラシ体罰を加工物（１）から離間させる
。ついで、加工物（１）の矢印（３）方向の回転を停止
させ、クランプを解除した後、移載機構によシ面取シ加
工後の加工物（１）を他の場合に搬出する。そして、新
たに面取り加工前の加工物を加工物保持機構（４）Ｋ移
載し、再び前と同一の面取り加工を繰返す。このとき、
加工物（１）の高さが異なるときは、切込み量を適正く
するために、空気圧シリンダＣυにより、係合部（２２
ａ）が係合凹部（４３に係合するような位置に位置決め
しなおす。さらに。

ブラシ体（ロ）の摩滅に対応して、モータ（至）を起動
して、微動台（ハ）とともに１面取９加工機構Ｑｌを矢
印（２１り方向に下降させ１面取り条件を一定に維持す
るようにする。

このように、この実施例の面取り装置は１円筒状の加工
物（１）の内外周端縁部の面取りを、同時かつ迅速に、
Ｌかも高精度〈て行うことができる。

しかも１面取り形状がＢ形状となるので、２次パリの発
生がなくなる。さらに、接触角調整機構（９）により面
取シル状の制御が可能となる。よって。

以上の諸効果が相俟って、製品の品質が著しく向上する
とともに、コストダウンが可能となる。

なお、加工物の形状は１円形の端縁を有する回転体であ
るならば、どのようなものでもよい。また、空気圧シリ
ンダ（財）、　（４ｍ）の代υに油圧シリンダ。

パルスモータを用いてもよい。さらに、係合凹部　゛の
数は、任意でよい。さらに、係合凹部の代りに単に、保
合台Ｃ３１に高さの異なる段差を形成しても。

同様の効果を奏する。さらにまた、切込み位置調整機構
（８）の代シに、加工物保持機構（４）側を矢印（２１
ａ）、　（２１ｂ）方向に微動させることにより、切込
み量を調節するようにしてもよい。同様に、移動台（１
１１９を動かす代シに、加工物保持機構（４）を矢印（
１５ａ）、　（１５ｂ）方向に動かすことによシ、ブラ
シ輪（５）の切込み位置を調整するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明の面取り装置は１円形の端面を有する加工物の面
取りを高精度かつ高能率で行うことができる。さらに１
面取υ形状がＲ形状となることと。

ブラシ輪位ｆ調整機構だより面取り形状の制御が可能と
なることとによシ、２次パリの発生の虞がなくなυ１面
取シ品質が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の面取シ装置の構成図、第２
図はブラシ輪の正面図、第３図は加工制御機構の接続関
係を示すブロック図、第４図は加工物の面取シ形状を示
す断面図、第５図は同じく異なる面取り条件下における
面取り形状を示す図。 第６図は、接触角と面取り形状との関係を示すグラフで
ある。 （１）：加工物、　　　　　（２）　：軸　線。 （４）：加工物保持機構、　　　（５）：ブラシ輪。 （６）：面取り加工機構、　　　（７）：切込み付加機
構。 （９）：接触角調整機構（ブラシ輪位置調整機構）。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 （ほか１名） 第１図 接触角＠整爪講 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円形の端面を有する加工物を保持して上記端面の中心点
   位置にて上記端面に直交する回転軸線のまわりに回転さ
   せる加工物保持機構と、放射状にブラシ体が植立された
   円柱状のブラシ輪を有しこのブラシ輪の回転軸線を上記
   端面とほぼ平行に軸支して回転駆動する面取り加工機構
   と、上記ブラシ輪を上記加工物保持機構に保持された加
   工物の端面の周縁部位に切込ます切込み付加機構と、上
   記切込み付加機構を上記加工物保持機構に対して上記加
   工物の回転軸線に直交する方向に相対的に移動させ上記
   ブラシ輪の上記加工物に対する切込み位置の調整を行う
   ブラシ輪位置調整機構とを具備することを特徴とする面
   取り装置。