JPS61209154A - 防眩性フイルム - Google Patents

防眩性フイルム

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JPS61209154A
JPS61209154A JP60049221A JP4922185A JPS61209154A JP S61209154 A JPS61209154 A JP S61209154A JP 60049221 A JP60049221 A JP 60049221A JP 4922185 A JP4922185 A JP 4922185A JP S61209154 A JPS61209154 A JP S61209154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
glare
resin
light
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP60049221A
Other languages
English (en)
Inventor
鹿山 和夫
金井 玉樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
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Publication of JPS61209154A publication Critical patent/JPS61209154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は防眩性フィルムに関し、更に詳しくは改善され
た耐スクラッチ性を有する防眩性プラスチックフィルム
に関する。
従来技術 光沢表面を有するガラス製品、プラスチックフィルム等
が鏡面反射現象を起し、これらの裏面側にあるもの或は
裏面側からの像を見難くしたり、見る人に不快感を与え
たり、眼の疲れをおこさせることはよく知られている。
例えばブラウン管の映像を見る場合、窓や蛍光燈の鏡面
反射像が映像に重なり、該映像が見にくくなる現像は日
常経験することであり、またガラスケースを透して画像
や目盛を見る場合にも同様の経験をする。かかる鏡面反
射現像は種々の分野特に陳列ケース、額ぶち1時計、計
測器1表示板等の如きカバーガラス。
ブラウン管、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディス
プレイ等の光表示面あるいはその前面板において問題に
され、従来からこの防止方法が検討・提案されている。
鏡面反射現象の防止、換言すれば眩光防止は外界の光源
の反射像の明るさ、明瞭度等を減少させれば良く、例え
ば (1)光透過体表面に金属酸化物、フッ化物等の薄膜を
設けて光の干渉現象を利用し、反射像の明るさを減少さ
せる方法 (2光透過体中に特殊な染料、顔料を配合して光の吸収
現象を利用し、反射の明るさを減少させる方法 (3)光透過体表面に微細な凹凸を設けてもしくは微細
凹凸を有する薄膜を設けて光を散乱させ、反射像の明瞭
度を減少させる方法 などが知られている。
第1の方法は反射像の明瞭度を減少させるには有用な方
法であるが、可視光の全領域で反射率を零にするのは困
難であり、したがって現実的には反射像の一部が残る欠
点がある。
第2の方法は成る用途例えば発光表示デバイスの前面板
に使用する場合に有用な方法であるが、反射像をなくす
ほどに染料、顔料等を配合すると透過像の解像度が低下
しすぎる欠点がある。
第3の方法は反射像の明瞭度を減少させる方法として有
効な方法である。そして、微細凹凸の形成手続として古
くから酸化硅素粒子を配合した塗料を塗布することが行
われている。しかし、均一なかつ防眩性にすぐれた微細
凹凸を形成することは難しく、例えば上記塗料では酸化
硅素の二次凝集体を利用しているが、これらの分散方法
が難しく品質が安定しなかったり、形状が不安定であっ
て薄膜の表面凹凸の変化が激しく、透過像の解像度まで
低下させる傾向がある。
そこで、これらの改善が望まれている。更にプラスチッ
クフィルムに防眩性を付与した場合、用途によっては耐
擦傷性、帯電防止性、耐湿度曇り性等が要求され、また
破損を防止したり、湾曲部での取付けが可能なフレキシ
ブル性が要求される。
発明の目的 本発明の目的は、上述の要求性能を満足する防眩性プラ
スチックフィルムを提供することにある。
発明の構成 本発明の目的は、本発明によれば、透明なプラスチック
フィルム上に防眩性薄膜を設けた防眩性フィルムであっ
て、該薄膜が球状有機フィラーを含有する熱硬化樹脂よ
りなり、表面粗さ0.1〜0.8μmの微細凹凸を有し
、かつ薄膜による光線透過率の変化がプラスチックフィ
ルムの光線透過率の10%以内にあり、更に防眩性フィ
ルムの曇度がプラスチックフィルムの曇度に対し10〜
80倍にあることを特徴とする防眩性フィルムによって
達成される。
本発明におけるプラスチックフィルムとしては、透明性
にすぐれたポリスチレン、ポリアクリル酸メチル、ポリ
カーボネート、ポリアセテート、ポリス/I<ホン、ポ
リエステル等のフィルムを挙げることができる。これら
のフィルムのうちポリエステルフィルム特に配向ポリエ
ステルフィルムが特に好ましい。このポリエステルとし
てはテレフタル酸、イソフタル酸、2.6−ナフタレン
ジカルボン酸、  4.4’ −ジフェニルジカルボン
酸等の如き芳香族二塩基酸またはそのエステル形成性誘
導体とエチレングリコール、プロピレングリコール。
1.3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール。
ネオペンチルグリコール、1,5−ベンタンジオール、
1.6−ヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサンジ
メタツール等の如きジオールまたはそのエステル形成性
誘導体とを用いて合成された高融点。
高結晶性の線状ポリエステルが好ましい。
このようなポリエステルの具体例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン
)テレフタレート等を挙げることができる。更に、これ
らの共重合体またはブレンド物などであってもよい。こ
れらのうちポリエチレンテレフタレートが特に好ましい
。ポリエステルフィルムは、例えば製膜段階で添加され
る無機粒子を適当に選ぶことにより、光線透過率が高く
、弱度の低い透明性のすぐれたフィルムを作ることがで
きることは良く知られている。また、ポリエステルフィ
ルムはその表面に有機溶剤系の塗料をコーテングする場
合、溶剤に対する劣化、膨潤なとも小さく、又機械的性
質にもすぐれているという利点を有する。プラスチック
フィルムの光線透過率は80%以上、更には85%以上
にあることが好ましい。
防眩性薄膜は透明プラスチックフィルム上に、基本的に
は表面硬化性パイ〕/ダー、有機粒子(フィラー)及び
溶剤からなる塗料を塗布し、該バインダーを熱硬化させ
ることによって得ることができる。その際、フィラーの
分散性を向上させるために、界面活性剤等の分散剤を配
合することもでき、更にまた、沈降防止剤、湿潤剤、レ
ベリング剤等を少量添加することもできる。
前記表面硬化性バインダーは熱硬化性樹脂であって、例
えばフェノール樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、熱硬
化アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等があげられ
、更に上記熱硬化性樹脂と反応硬化するポリウレタン樹
脂、アルキッド樹脂等を加えた化合物、混合物などであ
っても良い。
具体的な例としては、メラミン樹脂、ウレタン樹脂及び
アルキッド樹脂を組合わせたもの、熱硬化性のアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂及びメラミン樹脂を組合わせた
もの、エポキシ樹脂とメラミン樹脂の組合わせたもの等
があげられる。これらは光透過性の高いものほど好まし
い。
フィラーは薄膜に微細凹凸を形成し反射光を散乱させる
作用を奏する。しかし、光の散乱は、一般に上記散乱ば
かりでなく、薄膜内部のフィラー表面でも起り、この散
乱はフィラーの形状、屈折率(バインダーとフィラーの
屈折率の差)等により影響を受ける。そしてこの散乱は
透過像の乱れをもたらし、顔像の明瞭度を低下させるの
で、該散乱を出来るだけ避ける必要がある。またフィラ
ーがある波長の光を吸収すると透過光が色彩をおびるよ
うになるので、フィラーとしては光吸収の小さい素材か
らなることが望まれる。本発明において用いる有機フィ
ラーとしてはバインダーの屈折率に近似した屈折率を有
する球状有機フィラーが好ましく、例えばナイロン樹脂
、スチレン樹脂。
ポリメチルメタアクリレート樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂が挙げられ、これらのうち特に透明なものが好ましい
。かかる球状有機フィラーの平均粒子径は1〜6μmが
望ましい。平均粒子径が小さすぎると薄膜の表面形状が
フラットすぎて防眩作用を示さなくなり、また粒子径が
大きすぎると薄膜の表面凹凸が大きすぎ、かつフィラー
を包むバインダー量も多く必要とし、塗布厚みが厚くな
り、塗膜を熱硬化させるときフィルムが著しくカールす
るようになるので、望ましくない。有機フィラーの添加
量は、バインダー当り5〜20重量%であることが望ま
しい。この量が少なすぎると光線透過率は高いが反射光
も強くなり、防眩性能が低下する。一方この量が多すぎ
るとフィラー間の凝集が生じたり、塗膜表面の凹凸が不
規則となり、光の透過に対し拡散成分が高くなってヘー
ズを著しく高くすると共に透明性が著しく低下して白濁
してくる。
プラスチックフィルムの上に前記塗料のコーテングによ
り塗膜を形成するに当たり、コーテングの方法としては
バーコード法、ドクターブレード法、リバースコート法
、グラビヤコート法、コンマコート法等の従来から知ら
れている方法が利用できる。塗布厚みは、塗膜の耐スク
ラッチ性及びフィラーの密着性の点から、乾燥後厚みで
1〜10μmの範囲が良い。塗膜が厚くなりすぎると、
熱硬化処理の収縮により著しくフィルムがカールしてく
る。塗膜の熱硬化は、コーテング層の乾燥と同時に行っ
てもよく、また別々に行っても良い。
同時に行うときは、プラスチックフィルムの耐熱性(熱
時寸法安定性)にもよるが130℃以上の温度で行うこ
とが好ましい。別々に行うときは、上記温度より低い温
度で乾燥し、次いで上記温度で硬化させるとよい。熱硬
化時間は、樹脂の硬化速度によって若干変るが、通常1
30℃では5〜10分程度、150℃では2〜4分程度
で十分である。
上述した条件を選択することによって、プラスチックフ
ィルム上に表面粗さ0.1〜0.8μmの微細凹凸を有
する薄膜を形成する。この1JII!!は、プラスチッ
クフィルムの光線透過率に対し10%以内の変化しか与
えないすぐれた光線透過率を有し、かつ処理後フィルム
の曇度がプラスチックフィルムの曇度の10〜80倍に
ある、光散乱性能を有する。
この光散乱による防眩度は、後述する測定法において 
100%以下、好ましくは80%以下にある。この値が
高くなとる防眩性が低下するので好ましくない。
なお、本発明の防眩性フィルムには、塗布表面、又は裏
面に紫外線反射、静電遮蔽などのため、金属蒸着、フッ
素化合物の薄膜処理を行ったりすることができる。
発明の効果 本発明の防眩性透明フィルムは、防眩性、耐スクラッチ
性等にすぐれかつ可撓性(フレキシブル性)を有するの
で、例えばブラウン管、計器1表示板、液晶ディスプレ
イ、発光ダイオードディスプレイ等の如き鏡面反射現象
を特に問題とする製品の防眩カバーフィルムとして有利
に用いることができ、また発光表示デバイス、液晶ディ
スプレイ、計器1表示板等の前面板(前面フィルム)と
して用いることができる。
実施例 以下に実施例を掲げて本発明を説明する。なお、塗布フ
ィルムの各種特性の測定は以下の方法に従って行なった
(1)表面粗さRa値: 東京精密社■製触針式表面粗さ計(3urcon8B)
を用い、半径2μの針を荷重0.1gの条件で塗布され
たフィルム表面上を走らせて、基準長方向に50倍、表
面に対し縦方向に2000倍に拡大したチャートを書か
せた。凹凸チャートの中心線方向に測定長さL(L=2
m+)の部分を抜取り、この部分での中心線をX軸、縦
方向をY軸とし、粗さ曲線をY−f  (X)として次
の式で与えられた値をμ単位で表わし、Ra値とした。
(2)光線透過率と曇度(ヘーズ): J Is  K−7105(1981)に従い、積分球
式光線透過装@(日本重色工業■°゛ヘーズ・メータN
DH−20型”)を用いて、フィルムの光線透過率及び
曇度(ヘーズ)を測定した。
(3)防眩度: JIS  K−7105(1981)に従い、入射角2
0″の時の反射強度ζSより防眩度を求めた。
なお、反射強度は光沢度測定装置(村上色彩研究所■の
グロスメーターGM−3M)にて測定した。
防眩度Gs(20)=ζS/ζo x 100ζO:標
準板(黒色板)の反射強度 ζ0:試料の反射強度 (4)鉛筆硬度: JIS  K−5400(1979)に従い、各種硬度
の鉛筆を90°の角度でフィルム表面に当て、荷重1K
gの下で引掻きを与えたとき、フィルム表面にスクラッ
チが発生した時の鉛筆の硬さで表示した。
(5)耐擦傷性ニ スナールウール# 0000を用い、手動で3〜4回フ
ィルム表面をこすり、スクラッチの発生状況を肉眼で判
定した。
実施例1〜4及び比較例1〜3 熱硬化性樹脂として熱硬化アクリル(日立化成■、商品
名“ヒタロイド240OA”)60重回部とメラミン樹
脂(日立化成■、商品名“メラン20”)40重量部を
、メチルエチルケトンとトルエン(1:1)の混合溶剤
250重量部に溶解した。この溶液にベンゾグアナミン
粒子(日本触媒化学■、商品名°“エポスターM l+
平均粒径2〜3μ7FL)を表−1に示す量添加し、ボ
ールミルにて1日間の分散を行った。こうして調合した
塗料を市販のポリエステルフィルム(今人■、商品名“
テトロン″フィルム・Q−100)に、乾燥後の厚みが
3〜5μmになるように、バーコーターにて均一コート
し、150℃3分間の乾燥を行い熱硬化を行った。
得られた塗膜の性能試験結果は表−1に示す。
表−1の結果から、実施例1〜4°のフィルムは防眩性
にすぐれ、高い光線透過率を有し、かつ耐擦傷性にすぐ
れ、防眩性フィルムとして有用であることがわかる。
(以下余白) 実施例5〜7及び比較例4.5 実施例1の熱硬化バインダー溶液に、平均粒子サイズ5
μmの球状の架橋スチレン粒子(住友化学■、商品名゛
ファインパール3000F ” ’)を表−2に示す量
で配合し、ボールミルにて塗料を調合した。
この塗料を実施例1で用いたものと同じポリエステルフ
ィルムに、乾燥模の塗膜厚みが5〜6μmになるように
、バーコーターにて均一コートし、150℃、3分間の
乾燥を行い熱硬化をさせた。得られた塗膜の性能試験結
果は表−2に示す。
表−2の結果から、実施例5〜7のフィルムは防眩性に
すぐれ、高い光線透過率を有しかつ耐擦傷性にすぐれ、
防眩性フィルムとして有用であることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透明なプラスチックフィルム上に防眩性薄膜を設け
    た防眩性フィルムであって、該薄膜が球状有機フィラー
    を含有する熱硬化樹脂よりなり、表面粗さ0.1〜0.
    8μmの微細凹凸を有し、かつ薄膜による光線透過率の
    変化がプラスチックフィルムの光線透過率の10%以内
    にあり、更に防眩性フィルムの曇度がプラスチックフィ
    ルムの曇度に対し10〜80倍にあることを特徴とする
    防眩性フィルム。 2、球状有機フィラーの平均粒径が1〜6μmであり、
    この含有量が熱硬化樹脂当り5〜20重量%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の防眩性フィル
    ム。 3、熱硬化樹脂が熱硬化性のアクリル樹脂とメラミン樹
    脂の熱硬化物であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の防眩性フィルム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6869672B2 (en) 2000-03-29 2005-03-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Antiglare film, sheet polarizer, and image display device

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