JP2002248712A - 防眩シート - Google Patents

防眩シート

Info

Publication number
JP2002248712A
JP2002248712A JP2001047973A JP2001047973A JP2002248712A JP 2002248712 A JP2002248712 A JP 2002248712A JP 2001047973 A JP2001047973 A JP 2001047973A JP 2001047973 A JP2001047973 A JP 2001047973A JP 2002248712 A JP2002248712 A JP 2002248712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beads
radiation
curable resin
transparent
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001047973A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Imai
孝博 今井
Satoru Ishida
悟 石田
Toru Okubo
透 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001047973A priority Critical patent/JP2002248712A/ja
Publication of JP2002248712A publication Critical patent/JP2002248712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ディスプレイ面の画像を見る場合
に、眩しさを感ずることなく、高解像度、高コントラス
トの表示された文字、その他の画像が観察できる、ごみ
およびほこり等が付着しにくい帯電防止効果に優れた、
防眩性シートを提供することを目的としている。 【解決手段】透明基材と放射線硬化樹脂層からなり、そ
の放射線硬化樹脂層表面の10kV帯電半減時間が12
00秒以下であることを特徴とする防眩シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワープロ、コンピ
ュータ、テレビ、車載用計器盤等の各種ディスプレイ
等、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等画面後方
に光源があるタイプの、特に高精細ディスプレイの表面
に用いられる帯電防止効果に優れた、耐擦傷性防眩性シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイの表面に使用するフィルム
としては、ディスプレイの最外面に位置するため、直接
手で触れられたり、合成洗剤をはじめ、種々の薬品で拭
かれたり、また日光に曝されることもあるので、基材フ
ィルムに、耐擦傷性、耐薬品性、耐候性、帯電防止等を
付与するために特定のコーディングが施される。更に、
ディスプレイに表示された画面を見易くするために、防
眩性をはじめその他の要求性能を充たすべく、次のよう
な各種の、加工ないし処理が行われている。例えば、特
開昭59−151110号に開示されているように、表
面に凹凸形状を形成したりハードコートにマット剤を混
入することによって防眩効果を付与することが知られて
いる。
【0003】これらの方法では、ヘイズ度を上げること
によって、60度光沢度を低下させることができるが、
逆にこの方法では全光線透過率や画面解像度が低下する
ことがある。また、TET用カラーディスプレイに使用
するため、高精度、高ヘイズ、低グロスの防眩効果を付
与することを目的として、防眩性フィルム中に微粉末の
光拡散剤を多量に添加する方法が提案されている。しか
しながら、光拡散剤の添加量が増大すると、コーティン
グ適性の低下を招き、このためコート面にスジが発生
し、歩留まりが低下するという問題がある。また、この
ような防眩性フィルムを偏光板に適用した場合にあって
は、偏光板の品質が低下するという問題もある。さら
に、このような防眩性フィルムは、ディスプレイの観察
側最外面に配置され、合成樹脂からなるために、帯電し
やすく、ごみ、ほこり等が付着しやすく、ごみ、ほこり
等の付着により、ディスプレイの画質が劣化するという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ディスプレ
イ面の画像を見る場合に、眩しさを感ずることなく、高
解像度、高コントラストの表示された文字、その他の画
像が観察できる、ごみおよびほこり等が付着しにくい帯
電防止効果に優れた、防眩性シートを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、透明基材と放射線硬化樹
脂層からなり、その放射線硬化樹脂層表面の10kV帯
電半減時間が1200秒以下であることを特徴とする防
眩シートである。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の防
眩シートにおいて、前記帯電が、負電圧であることを特
徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の防眩シートにおいて、放射線硬化樹脂層表面の中
心線平均粗さ0.05〜0.4μmの範囲にあることを
特徴とする。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項3記載の防
眩シートにおいて、放射線硬化樹脂層表面の中心線平均
粗さが0.05〜0.25μmの範囲にあることを特徴
とする。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の防眩シートにおいて、放射線硬化樹
脂層表面の凹凸ピッチが5〜200μmの範囲にあるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の防眩シートにおいて、全光線透過率
85%以上であることを特徴とする。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の防眩シートにおいて、全ヘイズ度が
1.5〜35%であることを特徴とする。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の防眩シートにおいて、60度におけ
る光沢度が90%以下であることを特徴とする。
【0013】請求項9に係る発明は、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の防眩シートにおいて、放射線硬化樹
脂層の表面にさらに金属化合物からなる反射防止層が形
成されてなることを特徴とする。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項9記載の
防眩シートにおいて、前記反射防止層が、Al23、Z
nO2およびMgF2の少なくとも1種からなることを特
徴とする。
【0015】請求項11に係る発明は、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の防眩シートにおいて、前記放射
線硬化樹脂層が、有機ビーズまたは無機ビーズを含有す
ることを特徴とする。
【0016】前請求項12に係る発明は、請求項1〜1
1のいずれか1項に記載の防眩シートにおいて、記放射
線硬化樹脂層が、屈折率1.40〜1.60のビーズを
含有することを特徴とする。
【0017】請求項13に係る発明は、透明基板上に、
少なくともビーズと放射線硬化型樹脂組成物からなる組
成物を塗布形成して、前記組成物の未硬化の塗膜上に放
射線を照射して前記組成物の塗膜を硬化させる、請求項
1記載の防眩シートが形成されてなる透明保護基板の製
造方法である。
【0018】請求項14に係る発明は、請求項13記載
の透明保護基板の製造方法において、前記ビーズが、有
機ビーズまたは無機ビーズであることを特徴とする。
【0019】請求項15に係る発明は、請求項13記載
の透明保護基板の製造方法において、ビーズが、屈折率
1.40〜1.60の樹脂ビーズであることを特徴とす
る。
【0020】請求項16に係る発明は、請求項13〜1
5のいずれか1項に記載の透明保護基板の製造方法にお
いて、前記組成物に、さらに樹脂ビーズ沈降防止剤とし
て粒径0.5μm以下のシリカビーズを樹脂100重量
部に対して10重量部未満含有させたことを特徴とす
る。
【0021】請求項17に係る発明は、請求項13〜1
6のいずれか1項に記載の透明保護基板の製造方法にお
いて、前記組成物が、樹脂100重量部に対し溶剤乾燥
型樹脂を10重量部以上100重量部以下含むことを特
徴とする。
【0022】請求項18に係る発明は、請求項13〜1
7のいずれか1項に記載の透明保護基板の製造方法にお
いて、前記電離放射線硬化型樹脂組成物がポリエステル
アクリレート及びポリウレタンアクリレートから本質的
になることを特徴とする。
【0023】請求項19に係る発明は、請求項1記載の
防眩シートを具備してなることを特徴とする偏光板であ
る。
【0024】請求項20に係る発明は、請求項19記載
の偏光板において、JIS Z0208に規定する防湿
包装材料透湿度試験法によって、500g/m2・24
hrs以下の透湿度の透明シートを更に具備することを
特徴とする。
【0025】請求項21に係る発明は、請求項19記載
の偏光板において、前記透明シートが、トリアセチルセ
ルロースであることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について詳細に説明する。本発明による防眩シート
は、透明基材と放射線硬化型樹脂層からなり、その放射
線硬化樹脂層表面の10kV帯電半減時間が1200秒
以下であることを特徴としている。帯電半減時間が短い
ということは、ほこり等の異物が付着し難く、また付着
しても容易に取れ易いということであり、ディスプレイ
の視認性が向上する。
【0027】本発明による防眩シートは、透明基材と、
該透明基材上に設けられた、全光線透過率85%以上、
ヘイズ度3.0〜35%、60度光沢度90%以下の光
学特性を有し、かつ、表面中心線平均粗さ0.05〜
0.6μm、表面凹凸間ピッチが5〜200μmの表面
粗さである電離放射線硬化樹脂層とからなることを特徴
としている。全光線透過率は、高ければ高い程ディスプ
レィは明るくなり良好であるが、本発明においては、8
5%以上であれば、実用上、問題なく使用できることを
見出した。ヘイズ度は3.0〜35%の範囲にあること
が良好な画面を得るために必要である。ヘイズ度が前記
範囲の上限値を超えると、ディスプレイ画面は白っぽく
見え、反対に下限値未満では光沢度が上昇し、防眩効果
はいきおい低下する。60度光沢度は、外部から画面に
入射する光の反射によって定義される値であり、この値
が90%を超えると、眩しさが増大し、本発明の目的に
合致しないものとなる。なお、前記表面凹凸間ピッチ及
び表面粗さの数値範囲は、上記全光線透過率、ヘイズ度
及び60度光沢度の適性物性を得るための本発明におけ
る必要条件となるものである。
【0028】なお、上記の60度光沢度は、JIS Z
8741に規定された方法に基づいて測定することがで
き、凹凸表面に入射角60度で光をあて、反射した光の
受光率を%で表した値である。一方、全光線透過率は、
JIS K7361に規定された方法に基づいて測定す
ることができ、反射した光に対して透過した光の受光率
を%で表した値である。
【0029】また、本発明においては、特に高精細用デ
ィスプレイに好適な防眩性シートとしては、上記表面特
性の内、表面中心平均粗さを0.05〜0.4μmの範
囲に制御することが好ましく、さらに好ましくは、0.
05〜0.25の範囲である。
【0030】透明基材としては、例えば、偏光板用に
は、主にトリアセチルセルロース(TAC)フィルムで
あって、厚さ80μm程度のものが多く使用されるが、
その他公知の透明プラスチックフィルムから適宜選択し
て用いることができる。前記透明プラスチックフィルム
としては、次のようなものがある。ポリエステルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリ塩化ビニールフィルム、アセチルセルロースブチレ
ートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルフ
ォンフィルム等である。
【0031】ハードコート層を形成するための、樹脂と
しては、多く使われているのは、アクリルウレタン系の
電離放射線硬化型樹脂等であり、UV・EBで硬化する
性質のある樹脂であって、TACと接着し、耐久性のあ
るものを選定する。
【0032】高ヘーズの反射防止シートを製造しようと
する場合に用いる光拡散剤としては、0.5〜5μmの
シリカビーズやアクリルビーズが主に使用される。光拡
散剤を全く含まない透明樹脂であると、全てを光拡散剤
により光学機能を与えるものが、白っぽく見えるのに比
し、逆に光のギラギラの生じる場合もあり、これを防ぐ
ため、コーティング適性を失わない程度に光拡散剤を混
入することが望ましい。また、光拡散剤を電離放射線硬
化型樹脂に混練するに際し、該光拡散剤を有機樹脂中で
練ることにより光拡散剤表面をコーティング処理して、
透明性確保と、濡れ適性の確保を行う。前記有機コーテ
ィング処理された光拡散剤を、前記電離放射線硬化型樹
脂中に、分散させるが、その含有量は、前記電離放射線
硬化型樹脂120部に対し、前記光拡散剤を10重量部
以下が良い。更に、この光拡散剤として、良好な性質を
示すのは、その粒度を、限定することも有効であり、有
機コーティング処理されたシリカビーズで、その粒度
が、0.5〜5μmのものが、優れた効果を示した。
【0033】本発明において、用いられる電離放射線硬
化型樹脂は、いわゆる、UV・EB等といわれる電離放
射線により硬化する樹脂であれば、特に限定されるもの
ではない。光増感剤と共に使用される紫外線硬化型樹脂
としては、紫外線硬化型アクリルウレタン系樹脂、紫外
線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化
型エポキシアクリレート系樹脂等である。例えば、紫外
線硬化型アクリルウレタン系樹脂は、ポリエステルポリ
オールにイソシアネートモノマーあるいはプレポリマー
を反応させ、得られた生成物に、水酸基を有するアクリ
レート又はメタクリレート系のモノマーを反応させるこ
とによって得られる。
【0034】光重合開始剤としては、ベンゾフェノン誘
導体、アセトフェノン誘導体、アントラキノン誘導体等
を単独で、あるいは併用して用いることができる。この
電離放射線硬化型樹脂には、更に皮膜形成を、より良く
させる成分例えばアクリル系樹脂等を適宜選択配合する
ことがある。その他、粘度調整剤、溶剤等を配合し、コ
ート液とする。
【0035】上述したような、電離放射線硬化型樹脂を
主成分とする液組成物を、基材フィルム上に、製膜する
ための、電離放射線硬化型樹脂のコーティング手段とし
ては、ロールコート、リバースコート、グラビアコー
ト、スロットオリフィスコート等の一般的な塗工方法に
より、実施できる。コート量は、溶媒を除去した後の塗
布量で、1〜20g/m2、好ましくは3〜10g/m2
である。
【0036】次に、本発明の工程について述べる。前記
透明基材に電離放射線硬化型樹脂を主成分とする前記コ
ート液を、塗工し、溶剤を乾燥後、紫外線を照射し、前
記電離放射線硬化型樹脂を硬化させる。かくして得られ
たフィルムは、耐擦傷性防眩シートとしての性能は、次
のような物性値の範囲内となり、実用上、極めて有用な
ものである。
【0037】また、本発明においては、電離放射線硬化
型樹脂層の表面にさらに金属化合物からなる反射防止層
を形成することによって防眩性シートの光学特性を一層
すぐれたものにすることもできる。このような反射防止
層としては、たとえば、Al23、ZnO2およびMg
2などの金属化合物の蒸着層が用いられ得る。たとえ
ば、Al23約1400オングストローム、ZnO2
2800オングストローム、MgF2約1400オング
ストロームの蒸着層を順次設けることにより反射防止層
を設けることもできる。
【0038】防眩シートに使用される基材フィルムは透
明で寸法安定性、耐熱性を有し、電離放射線を透過する
ものであればよい。LCD、CRT、LED等の表示装
置に使用される場合は、トリアセチルセルロースフィル
ムが多く用いられる。基材フィルムに塗布した電離放射
線硬化性樹脂を硬化させる場合、電離放射線として高圧
水銀灯等の紫外線がよく使用されるので、通常、紫外線
を透過するフィルムが使用されるが、電離放射線硬化性
樹脂層を樹脂層側だけから紫外線を照射して硬化させる
場合は、必ずしも紫外線を透過する必要はない。厚みは
10〜200μmのものが使用できるが、作業性、コス
ト等の点を考慮すると80μm程度が望ましい。防眩シ
ートの表面に凹凸形状を形成する電離放射線硬化性樹脂
としては、通常、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂
が使用される。
【0039】電離放射線硬化性樹脂としては、分子中に
(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ
基((メタ)アクリロイルとは、アクリロイル又はメタ
アクリロイルの意味で用い、以下(メタ)は同様の意味
とする)等の重合性不飽和結合、又はエポキシ基を有す
るプレポリマー、オリゴマー、及び/または単量体を適
宜混合した組成物が用いられる。これらのプレポリマ
ー、オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メ
タ)アクリレート等のアクリレート、シロキサン等の珪
素樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ等が挙げられ
る。単量体の例としては、スチレン、α‐メチルスチレ
ン等のスチレン系単量体、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸‐2‐エチルヘキシル、ペンタエリ
スリトール(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、及び/又は、分子中に
2個以上のチオール基を有するポリオール化合物、例え
ば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ト
リメチロールプロパントリチォプロピレート、ペンタエ
リスリトールテトラチオグリコール等がある。以上の化
合物を必要に応じて、1種もしくは2種以上混合して用
いることができる。単量体の選定に際して、硬化物の可
撓性が要求される場合は、塗工適性上支障のない範囲
で、単量体の量を少なめにしたり、1官能又は2官能ア
クリレート単量体を用い比較的低架橋密度の構造とす
る。また、硬化物の耐熱性、硬度、耐溶剤性等を要求さ
れる場合には、塗工適性上支障のない範囲で単量体の量
を多めにしたり、3官能以上のアクリレート系単量体を
用い高架橋密度の構造とするのが好ましい。1、2官能
単量体と3官能以上の単量体を混合し、塗工適性と硬化
物の物性とを調整することもできる。以上のような1官
能アクリレート系単量体としては、2‐ヒドロキシアク
リレート、2‐ヘキシルアクリレート、フェノキシエチ
ルアクリレート等が挙げられる。2官能アクリレート系
単量体としては、エチレングリコールジアクリレート、
1,6‐ヘキサンジオールジアクリレート等、3官能ア
クリレート系単量体としては、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられ
る。電離放射線硬化性樹脂を紫外線で硬化させる場合
は、透明な樹脂を使用する必要がある。
【0040】また、前記電離放射線硬化性樹脂組成物に
光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノ
ン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α‐アミロキ
シムエステル、テトラメチルメウラムモノサルファイ
ド、チオキサントン類、及び/又は光増感剤として、n
‐ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ‐n‐ブチル
ホスフィン等を混合して用いることもできる。
【0041】本発明においては、防眩シート基材に塗布
された電離放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物を完全に
硬化させる方法として、電離放射線照射を使用する。電
離放射線として紫外線を使用する場合、賦型フィルムの
上からの1回の照射では硬化が不十分のときは、賦型フ
ィルムを剥離後、再度紫外線を照射して樹脂層を完全に
硬化する。電離放射線照射装置としては、通常、紫外線
照射装置や電子線照射装置が使用される。例えば、紫外
線照射装置としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧
水銀灯、カーボンアーク、ブラックライト、メタルハラ
イドランプ等の光源が使用される。電子線源としては、
コックロフトワルト型、バンデグラフ型、共振変圧器
型、絶縁コア変圧器型或いは直線型、ダイナミトロン
型、高周波型等の各種電子線加速器を用い、100〜1
000KeV、好ましくは100〜300KeVのエネ
ルギーを持つ電子を照射する。照射線量としては、通
常、0.5〜30KGy(キログレイ)程度である。
【0042】次に、防眩シートを具備する透明保護基板
および偏光板の製造について説明する。従来の防眩性を
有する透明保護基板には、表面に無定形シリカを含む樹
脂組成物からなる塗膜が設けられている。この無定形シ
リカは透明保護基板の表面に防眩性を付与するために、
無定形シリカを添加した塗料が透明基板の表面に塗布さ
れたものである。防眩性が付与されるためには、シリカ
が樹脂100重量部に対し2重量部前後程度配合されて
いるが、このような配合割合のシリカを含む塗膜だと透
明性が落ちるばかりか、透明基板にトリアセテートフィ
ルムを使用した場合では、シリカを含む塗膜に前記した
接着性改善及び帯電防止の目的でケン化処理を行うと、
得られたトリアセテートフィルムのヘイズ値を示す値が
大きくなり、解像力、コントラスト、透明性の落ちたフ
ィルムとなっていた。ここで、ヘイズ値は、拡散透過率
/全光線透過率で表される値であり、透過した光のう
ち、拡散した割合を示すものである。そこで、本実施態
様においては、防眩性に優れると同時に透明性に優れ、
さらに、解像度、コントラストが優れ、かつ表面硬度、
耐溶剤性が良好な透明保護基板の製造方法、その製造方
法で得られた透明保護基板、及びこの透明保護基板を用
いた偏光板を提供する。
【0043】また、さらに本実施態様においては、透明
基板として特にアセチルセルロース系フィルムを使用し
た場合に、ケン化処理してもヘイズ値、コントラスト及
び透明性の低下しない透明保護基板の製造方法、その製
造方法で得られた透明保護基板、及びこの透明保護基板
を用いた偏光板を提供する。本実施態様の好ましい態様
においては、透明基板上に、屈折率1.40〜1.60
のビーズと、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に
構成される塗料組成物を塗工し、この塗料組成物の未硬
化の塗膜上に電離放射線を照射して前記塗料組成物の塗
膜を硬化させることによって防眩シートを具備する透明
保護基板を得ることができる。
【0044】前記透明基板には、トリアセチルセルロー
スフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテー
トブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホ
ンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタ
ン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテル
フィルム、トリメチルペンテンフィルム、ポリエーテル
ケトンフィルム、(メタ)アクリロニトリルフィルム等
が使用できるが、特に、トリアセチルセルロースフィル
ムが透明性に優れている点で好適に用いられる。前記電
離放射線硬化型樹脂組成物に用いられる皮膜形成成分
は、好ましくは、アクリレート系の官能基を有するも
の、例えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリ
エーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコ
ール等の多官能化合物の(メタ)アクリレート等のオリ
ゴマーまたはプレポリマーおよび反応性希釈剤としてエ
チル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピ
ロリドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例
えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等を比較的多量に含有するもの
が使用できる。特に好適には、ポリエステルアクリレー
トとポリウレタンアクリレートの混合物が用いられる。
その理由は、ポリェステルアクリレートは塗膜が非常に
硬くてハードコートを得るのに適しているが、ポリエス
テルアクリレート単独ではその塗膜は衝撃性が低く、脆
くなるので、塗膜に耐衝撃性及び柔軟性を与えるために
ポリウレタンアクリレートを併用する。ポリエステルア
クリレート100重量部に対するポリウレタンアクリレ
ートの配合割合は100重量部以下とする。この値を越
えると塗膜が柔らかすぎてハード性がなくなってしまう
からである。
【0045】さらに、上記の電離放射線硬化型樹脂組成
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
【0046】前記電離放射線硬化型樹脂組成物には、防
眩性を付与するために屈折率1.40〜1.60のシリ
カ等の無機材料または樹脂等の有機材料からなるビーズ
を混合することが好ましい。ビーズの屈折率をこのよう
な値に限定する理由は、電離放射線硬化型樹脂の屈折率
は通常1.40〜1.50であることから、電離放射線
硬化型樹脂の屈折率にできるだけ近い屈折率を持つビー
ズを選択すると、塗膜の透明性が損なわれずに、しか
も、防眩性を増すことができるからである。ところで、
電離放射線硬化型樹脂の屈折率に近い屈折率を持つ樹脂
ビーズを次に示す。括弧内の数値は屈折率を表す。 ポリメタクリル酸メチルアクリレート(MMA)ビーズ
(1.49) ポリカーボネートビーズ(1.58) ポリスチレンビーズ(1.50) ポリアクリルスチレンビーズ(1.57) ポリ塩化ビニルビーズ(1.54) これらの樹脂ビーズの粒径は、0.5〜5μmのものが
好適に用いられ、樹脂100重量部に対して2〜30重
量部、通常10重量部程度用いられる。この塗料組成物
にこのような樹脂ビーズを混入させると、塗料使用時に
は容器の底に沈澱した樹脂ビーズを攪拌して良く分散さ
せる必要がある。このような不都合を無くすために、前
記の塗料組成物に樹脂ビーズの沈降防止剤として粒径
0.5μm以下、好ましくは0.1〜0.25μmのシ
リカビーズを含ませてもよい。なお、このシリカビーズ
は添加すればするほど有機フィラーの沈降防止に有効で
あるが、塗膜の透明性に悪影響を与える。したがって、
樹脂100重量部に対して、塗膜の透明性を損なわない
程度に、しかも沈降防止することのできる範囲である1
0重量部未満程度が好ましい。
【0047】さらに、本発明で使用する防眩性を有する
ハードコート塗膜を形成するための塗料組成物には、塗
膜の帯電の防止をする目的のために帯電防止剤を入れて
もよい。この帯電防止剤には、金属フィラー、酸化す
ず、酸化インジウム等を用いることができる。本発明で
用いる防眩シートを形成するための塗料組成物は、樹脂
100重量部に対し溶剤乾燥型樹脂を10重量部以上1
00重量部以下含ませてもよい。前記溶剤乾燥型樹脂に
は、主として熱可塑性樹脂が用いられる。特に、電離放
射線硬化型樹脂組成物にポリエステルアクリレートとポ
リウレタンアクリレートの混合物を使用した場合には、
使用する溶剤乾燥型樹脂にはポリメタクリル酸メチルア
クリレートまたはポリメタクリル酸ブチルアクリレート
または酢酸プロピオン酸セルロースが好適に使用され
る。
【0048】本発明において、電離放射線硬化型樹脂組
成物に溶剤乾燥型樹脂を含ませる理由を次に説明する。
本発明で使用する塗料を例えば、メタリングロールを有
するロールコーター、例えば、スリットリバースコータ
ーで透明基板に塗布する場合、溶剤乾燥型樹脂を前記の
ように電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成さ
れる塗料組成物に含ませると、ロールコーター時に塗膜
不良が発生しないからである。このような電離放射線硬
化型樹脂組成物から本質的になる塗料組成物の硬化方法
は通常の電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法、即
ち、電子線または紫外線の照射によって硬化することが
できる。例えば、電子線硬化の場合にはコックロフトワ
ルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧
器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電
子線加速器から放出される50〜1000KeV、好ま
しくは100〜300KeVのエネルギーを有する電子
線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧水銀灯、
高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンア
ーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線
等が利用できる。
【0049】また、本発明は、上記のようにして製造さ
れた防眩性を有するハードコート塗膜を形成した透明保
護基板に偏光素子をラミネートすることによって偏光板
とする。この偏光素子には、よう素又は染料により染色
し、延伸してなるポリビニルアルコールフィルム、ポリ
ビニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィ
ルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体系ケン化フィルム
等を用いることができる。このラミネート処理にあたっ
て接着性を増すため及び静電防止のために、前記透明保
護基板が例えば、トリアセチルセルロースフィルムであ
る場合には、トリアセチルセルロースフィルムにケン化
処理を行う。このケン化処理はトリアセチルセルロース
フィルムにハードコートを施す前または後のどちらでも
よい。
【0050】次に、液晶セルの表面に設ける偏光板、特
に、偏光板に用いるシートの透湿度を調整して、液晶セ
ルの耐久性を向上させるための好ましい態様について説
明する。近年、LCD、CRT、プラズマディスプレー
などの表示体の進展はめざましく、特にLCDは、その
大型化、カラー化、高精細化の品質要求度が高くなり、
耐久性に優れた偏光板が必要となってきた。高精細化さ
れるLCDの偏光板は、光透過度や他の材料との接着に
優れたセルローストリアセテート・シート(以下TAC
シートと記載する。)が用いられてきた。従来から偏光
板に用いられた透明シートは、光学的機能であるヘイ
ズ、反射率、光線透過率、写像性に優れるTACシート
を、更に防眩層は、透明シートとの接着性を考慮すると
ともに、耐擦傷性、耐摩擦性などを満たすものとして電
離放射線硬化性樹脂をバインダーとするものを選択して
使用されてきた。従来の偏光板に用いられるTACシー
トは、光学的性質には優れたものがあるが、他のポリエ
ステル等のプラスチックシートと比較して、耐湿性に劣
る欠点があり、水分透過性が大きいものである。そのた
め、TACシートを用いた偏光板は、シート自身が環境
の水分により加水 分解を起こして劣化したり、透過し
た水分により、ポリビニルアルコールよりなる偏光子の
機能が低下したりする耐久性が劣るという問題点があっ
た。
【0051】したがって、この態様においては、光学特
性に優れたTACシートを偏光板に用いて耐湿性をもた
せ、その加水分解を防ぐとともに、ポリビニルアルコー
ルよりなる偏光子が、機能劣化を起こさない耐久性に優
れた偏光板を提供する。上記の目的を達成するために、
この態様においては、2枚のシートの透明なシートの間
に、偏光子を設けて構成する偏光板において、少なくと
も1枚のシートが、JIS Z0208に規定する、防
湿包装材料透湿度試験法によって500g/m2・24
hrs.以下の透湿度のものからなる。また、透明シー
トが、セルローストリアセテート・シートであり、そし
て、ハードコート層が、そして、該シート面に設けられ
た、ペンタエリスリトールトリアクリレートと重合開始
剤とよりなるハードコート層の厚さが、3μm〜20μ
mである偏光板である。
【0052】本態様の防眩偏光板10は、図2に示すと
おりの、透明シート12の少なくとも一方の面に、本発
明による防眩ハードコート層16を設けた、防眩シート
Aの他の面にポリビニルアルコールよりなる偏光子1
5、及び透明シート12を順に積層して構成するもので
ある。そして、防眩ハードコート層16を施した透明シ
ートの透湿度は、500g/m2・24hrs.(以
下、透湿度は、単にg/m2と記載する)以下になるよ
うに構成したものである。
【0053】本態様に使用する透明シートは、延伸ポリ
エステルシート、ポリカーボネートシート、ポリメチル
メタアクリレートシート、ポリ塩化ビニルシート、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体けん化物のシート、ポリメチ
ルペンテンシートなどがある。好ましくは、光学的機能
であるヘイズ、反射率、光線透過率、写像性に優れ、且
つ、シートの厚さにムラがない、精度がよいものである
ことが必要条件であり、キャスティング法で製造される
80μmのTACシートが多く用いられる。
【0054】ポリビニルアルコールフィルムより構成さ
れる偏光子は、一軸延伸して一方向の分子配向による偏
光性をもつ厚さ20μmの2枚のフィルムを積層したも
のである。そして、LCD用液晶セルは、カラーフィル
ターを設けた液晶セルを2枚の透明電極付ガラス板の中
間に封じ込み、それぞれの外面に粘着層を介して偏光板
を積層して構成するものである。
【0055】そして、偏光板は、例えば図2に示すよう
に、透明シート12と防眩ハードコート層16を設けた
防眩シートAとの中間に偏光子15を介在して構成する
ものである。透明シート12の面に設ける防眩ハードコ
ート層16のバインダーは、シートとの接着、耐擦傷性
を考慮した電離放射線硬化性樹脂のなかから、取扱いが
容易な紫外線硬化性樹脂をバインダーとして選定する。
【0056】電離放射線硬化性樹脂は、分子中に重合性
不飽和結合、又は、エポキシ基をもつプレポリマー、オ
リゴマー、及び/又は単量体を適宜に混合した組成物を
用いる。これらの樹脂系は、ウレタンアクリレート、ウ
ンレタメタアクリレート、ポリエステルアクリレート、
ポリエステルメタアクリレート、エポキシアクリレー
ト、エポキシメタアクリレート等のアクリレート、メタ
アクリレートやシロキサン等のけい素樹脂、ポリエステ
ルエポキシ等がある。そして、プレポリマー、オリゴマ
ーには、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールとの縮合
物等の不飽和ポリエステル類がある。単量体には、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクレート、ペンタエリスリトールヘキサア
クリレート等の多官能アクリレート系単量体や、スチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリル酸メチル、メタアク
リル酸メチル、アクリルアミド、エチレングリコールジ
アクリレート、トリメチロールプロパントリチオグリコ
レート等が挙げられる。
【0057】特に紫外線硬化をさせる場合は、電離放射
線硬化性樹脂組成物に、光重合開始剤である、アセトフ
ェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベン
ゾエート、チオキサントン類、及び/又は光増感剤とし
てトリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を
混合して用いることもできる。液晶セルの表面に用いる
偏光板の防眩ハードコート層に静電気による粉塵の付着
を防止する目的で帯電防止の効果がある界面活性剤を、
防眩ハードコート層の塗布液に含ませることができる。
界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、両イオン性界面活性剤のなかから適宜に選択す
る。液晶セルの表面に用いる偏光板の防眩ハードコート
層の耐擦傷性を向上する目的で、滑剤である、炭化水
素、脂肪酸、脂肪酸エステル、アマイド、アミン、シリ
コーン等のなかから適宜に選択して添加することもでき
る。
【0058】そして、光拡散剤としては、シリカ、炭酸
カルシウム、沈降性硫酸バリウム、水酸化アルミニウム
ニニゥムの粉末、ポリエチレン粒子、ポリメチルメタア
クリレート粒子、ポリカーボネート粒子などの有機微粒
子のなかから適宜に選択して、使用される。特にシリカ
粉末は紫外線に対して透過度が高く、バインダーである
紫外線硬化性樹脂の硬化を阻害することのない優れたも
のである。
【0059】所望の透湿度を得ることができる防眩ハー
ドコート層のコート量は、3g/m 2以上、望ましくは
3g/m2以上10g/m2以下である。コート量が3g
/m2以下の場合は、原反の突起状物の欠点をカバーで
きず、10g/m2以上になるとカーリングがひどくな
り機械適性が悪くなるという問題点を生じ、好ましい塗
布量は3〜10g/m2である。以上のような化合物や
添加物を、必要に応じ、1種もしくは2種以上混合して
用いる。
【0060】そして、樹脂ワニスは、塗布面を平滑にす
るリバースロールコーティング方式に適した200〜1
500m.Pa.sの粘度であり、塗布後のレベリング
性をもたせ、微細な突起物をカバーするために、固形分
が60%以上のものがよい。そして、上記の条件を満足
するために、前記の単量体のなかからペンタエリスリト
ールトリアクリレート100部に硬化剤、及び溶剤を加
えて粘度を調整したものが好ましい。
【0061】防眩ハードコート層に用いる、光拡散剤は
その添加量によっては、透湿度が大きくなることがある
から、場合によっては、シートの同一面に電離放射線硬
化性樹脂ワニスによる、透明層と防眩ハードコート層と
の二層コートによって所望の透湿度があるものを設ける
こともできる。
【0062】防眩ハードコート層を形成する塗布方法
は、塗布液の性質と塗布量によって決まるものではある
が、表面の平滑性を得るためには、ダイレクトあるいは
リバースロールコート、バーコート、グラビアコートな
どから、塗布後硬化にいたる前に塗布面が流展して、平
滑な均一面が得られる、流展性に適した粘度である20
0〜1500m.Pa.sで行う。
【0063】本発明の偏光板は、図2〜図5に示すとお
りのものがある。すなわち、(1)防眩ハードコート層
16を透明シート12に設けた防眩シートAと、偏光子
15、及びハードコート層を設けない透明シート12と
を順に積層した図2に示す防眩偏光板10。 (2)図3に示すとおりの防湿ハードコート層27を、
透明シート22に設けた防湿性シートBと、偏光子2
5、ハードコート層を設けない透明シート22とを順に
積層したものである防湿偏光板20。 (3)図4に示すとおりのハードコート層を設けない透
明シート32、偏光子35、ハードコート層を設けない
透明シート32とを順に積層した偏光板40。(4)ま
た、透明シートには、光学的、表面強度の点では若干劣
るが、防湿性に優るポリエチレンテレフタレートシート
を用いることもできる。すなわち、透明シート42、偏
光子45、及びハードコート層を設けない防湿透明シー
ト(ポリエチレンテレフタレート)42Cとを順に積層
した、図5に示す防湿偏光板40。要求する耐久性の程
度により、上記の偏光板を適宜選択して、液晶とを用い
て、LCD用「液晶セル」を構成するものである。
【0064】すなちわ、(1)図6の(a)50に示す
とおりの両面にハードコート層を設けない偏光板30を
用いて構成する「液晶セル」。 (2)図6の(b)60に示すとおり液晶セル90の一
方の面に防眩偏光板10、他の面にハードコート層を設
けない偏光板30とを用いて構成するLCD用「防眩液
晶セル」。 (3)図6の(c)70に示すとおり液晶セル90の一
方の偏光板に防眩ハードコート層を設けた防眩偏光板1
0を、他の面に防湿ハードコート層を設けた防湿偏光板
20とを設けて、双方の透明シートに電離放射性硬化性
樹脂によるコート層をもたせたLCD用「防眩防湿性液
晶セル」の3種類を構成することができる。 (4)更に、図6の(d)80に示すとおり液晶セル9
0の一方の偏光板にハードコート層を設けないが、防湿
性のあるポリエチレンテレフタレートシートより形成し
た透明な防湿偏光板40と、他の面に防眩偏光板10と
よりLCD用「防眩防湿性液晶セル」を構成することが
できる。
【0065】上記のように、透明シート表面に形成した
電離放射線硬化性樹脂よりなる防眩ハードコート層を設
けた偏光板は、該防眩ハードコート層や、防湿ハードコ
ート層によって、透湿度が500g/m2以下に構成さ
れる。そして、外部からの湿気が透明シート内部への浸
透するのを阻止して、透明シートの加水分解等の化学変
化を防ぎ、また、偏光子の液晶機能の低下を防ぐ作用を
奏するものである。
【0066】
【実施例】以下、本発明の防眩シートの具体的な実施例
を挙げて説明する。
【0067】<実施例1>トリアセチルセルロースフィ
ルム[TAC80μm(富士写真フィルム社製、グレー
ドTD800F)]にペンタエスリトール100重量部
に対して、平均粒径1.0μmで屈折率1.5のシリカ
ビーズを24重量部を含有した液を固形分比50%でト
ルエンで希釈した上で最終膜厚が5μmになるようロー
ルコート方式により塗工した。次いで、溶剤を乾燥した
後、酸素濃度208000ppm下で水銀灯160W×
2灯を15cmの距離から紫外線を照射し、10m/分
の条件で前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ防眩性フィル
ムを得た。
【0068】 全Haze 13% 内部Haze 1% 光沢度 60% 透過鮮明度 230% 全光透過率 90.7% 中心線表面粗さ 0.13μm 十点平均粗さ 1.82μm 凹凸ピッチ 42μm 凸部個数 120個/100μm□ 静止摩擦係数 0.45 動摩擦係数 0.39 純粋接触角 42.2 −10kV帯電圧 −2.09kV 半減時間 879s ベック表面粗さ 176sec/cc 表面抵抗 1.96×10-12Ω
【0069】このようにして得られた防眩性フィルム
は、以上の様に防眩槇の諸特性を満たしているのみなら
ず、ティッシュペーパー付着試験(20度、相対湿度6
5%、クリネックスティシュー白(クレシア株式会社
製:商品名))において付着が認められなかった。
【0070】光学的物性値、表面粗さの測定法及び測定
機器は、次の通りである。後述する実施例も同様であ
る。 (1)全Haze JIS K7361 日本電色 ヘイズメーター ND
H2000 (2)全光透過率 JIS K7361 日本電色 ヘイズメーター ND
H2000 (3)光沢度 JIS K8741 村上色彩技術研究所製 GM−3
D 60度光沢 (4)中心線表面粗さ JIS B0601 (5)凹凸ピッチ 小坂研究所SEF−30 (6)透過鮮明度 JIS K7105−1981 スガ試験機(株)製
「像鮮明度測定器ICM−1」2mm、1mm、0.5
mm及び0.125mm巾の光学くしを通して透過鮮明
度を測定し、合計値を求めた。
【0071】<実施例2>トリアセチルセルロースフィ
ルム[TAC80μm(富士写真フィルム社製、グレー
ドTD800F)]にペンタエスリトール100重量部
に対して、平均粒径1.0μmで屈折率1.5のシリカ
ビーズを20重量部を含有した液を固形分比50%でト
ルエンで希釈した上で最終膜厚が5μmになるようロー
ルコート方式により塗工した。次いで、溶剤を乾燥した
後、酸素濃度208000ppm下で水銀灯160W×
2灯を15cmの距離から紫外線を照射し、10m/分
の条件で前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ防眩性フィル
ムを得た。
【0072】 全Haze 6.5% 光沢度 94% 透過鮮明度 250% 全光透過率 91.1% 中心線表面粗さ 0.12μm 十点平均粗さ 1.13μm 凹凸ピッチ 79μm 凸部個数 40個/100μm□ 静止摩擦係数 0.38 動摩擦係数 0.33 純粋接触角 37.6 −10kV帯電圧 −2.0kV 半減時間 950.9s ベック表面粗さ 測定範囲外 表面抵抗 1.55×10-12Ω
【0073】このようにして得られた防眩性フィルム
は、以上の様に防眩槇の諸特性を満たしているのみなら
ず、ティッシュペーパー付着試験(20度、相対湿度6
5%、クリネックスティシュー白(クレシア株式会社
製:商品名))において付着が認められなかった。
【0074】<実施例3>トリアセチルセルロースフィ
ルム[TAC80μm(富士写真フィルム社製、グレー
ドTD800F)]にペンタエスリトール100重量部
に対して、平均粒径1.8μmで屈折率1.5のシリカ
ビーズを8重量部を含有した液を固形分比60%でトル
エンで希釈した上で最終膜厚が5μmになるようロール
コート方式により塗工した。次いで、溶剤を乾燥した
後、酸素濃度208000ppm下で水銀灯160W×
2灯を15cmの距離から紫外線を照射し、10m/分
の条件で前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ防眩性フィル
ムを得た。
【0075】 全Haze 6.5% 光沢度 88% 透過鮮明度 110% 全光透過率 90.9% 中心線表面粗さ 0.21μm 十点平均粗さ 2.13μm 凹凸ピッチ 91μm 凸部個数 7個/100μm□ 静止摩擦係数 0.35 動摩擦係数 0.35 純粋接触角 55.6 −10kV帯電圧 −2.08kV 半減時間 473s ベック表面粗さ 125.8sec/cc 表面抵抗 1.64×10―12Ω
【0076】このようにして得られた防眩性フィルム
は、以上の様に防眩槇の諸特性を満たしているのみなら
ず、ティッシュペーパー付着試験(20度、相対湿度6
5%、クリネックスティシュー白(クレシア株式会社
製:商品名))において付着が認められなかった。
【0077】<比較例1>トリアセチルセルロースフィ
ルム[TAC80μm(富士写真フィルム社製、グレー
ドTD800F)]にペンタエスリトール100重量部
に対して、平均粒径1.0μmで屈折率1.8のシリカ
ビーズを8重量部を含有した液を固形分比50%でトル
エンで希釈した上で最終膜厚が5μmになるようロール
コート方式により塗工した。次いで、溶剤を乾燥した
後、酸素濃度208000ppm下で水銀灯160W×
2灯を15cmの距離から紫外線を照射し、10m/分
の条件で前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ防眩性フィル
ムを得た。
【0078】 全Haze 3% 内部Haze 0.5% 光沢度 130% 透過鮮明度 300% 全光透過率 92.1% 中心線表面粗さ 0.10μm 十点平均粗さ 1.10μm 凹凸ピッチ 110μm 凸部個数 10個/100μm□ 静止摩擦係数 0.80 動摩擦係数 0.55 純粋接触角 35.0 −10kV帯電圧 −2.00kV 半減時間 1220s ベック表面粗さ(測定範囲外) 表面抵抗 1.41×10-12Ω
【0079】このようにして得られた防眩性フィルム
は、以上の様に防眩槇の諸特性を満たしているのみなら
ず、ティッシュペーパー付着試験(20度、相対湿度6
5%、クリネックスティシュー白(クレシア株式会社
製:商品名))において付着後離れる事がなかった。
【0080】
【発明の効果】本発明により、ディスプレイ面の画像を
見る場合に、眩しさを感ずることなく、表示された文
字、その他の画像の解像度がよく、コントラストもはっ
きりとした状態となるような、ごみ、ほこり等が付着し
にくい帯電防止効果に優れた、防眩シートを提供するこ
とが可能となった。そこで、防眩性に優れると同時に透
明性に優れ、さらに、解像度、コントラストが優れ、か
つ表面硬度、耐溶剤性が良好な、本発明の防眩シートを
適用した透明保護基板およびこの透明保護基板を用いた
偏光板およびこの偏光板を適用した液晶セルを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防眩シートの一実施例を示す模式断面
図。
【図2】本発明の防眩シートを適用した偏光板の一例を
示す模式断面図。
【図3】本発明の防眩シートを適用した偏光板の一例を
示す模式断面図。
【図4】防湿シートを適用した偏光板の一例を示す模式
断面図。
【図5】防湿シートを適用した偏光板の一例を示す模式
断面図。
【図6】(a)〜(d)は、各々、本発明の偏光板を適
用した液晶セルの具体例を示す模式断面図。
【符号の説明】
1……防眩シート 2、12、22、32、42……透明基材 3……放射線硬化樹脂層 4……拡散剤 10、20、30、40……偏光板 15、25、35、45……偏光子 16……防眩ハードコート層 27……防湿ハードコート層 42C……防湿透明基材 90……液晶セル 50、60、70、80……偏光板を適用した液晶セル A……防眩ハードコート層を有する防眩シート B……防湿ハードコート層を有する防湿シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA02 BA04 BA12 BA20 2H049 BA02 BA27 BB43 BB63 BB65 BC03 BC22 2K009 AA03 AA15 BB28 CC03 CC06 DD02 DD03 EE03 4F100 AA02C AA05C AA17C AA19C AA20H AA25C AB01C AJ06A AK01B AK25B AR00A BA02 BA03 BA10A BA10C CA23B DD07B DE01B EH462 EJ082 EJ522 GB41 JB14B JG03B JK14 JK15B JN01 JN01A JN06C JN21 YY00 YY00B

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基材と放射線硬化型樹脂層からなり、
    その放射線硬化樹脂層表面の10kV帯電半減時間が1
    200秒以下であることを特徴とする防眩シート。
  2. 【請求項2】前記帯電が、負電圧であることを特徴とす
    る請求項1記載の防眩シート。
  3. 【請求項3】前記放射線硬化樹脂層表面の中心線平均粗
    さが、0.05〜0.4μmの範囲にあることを特徴と
    する請求項1または2記載の防眩シート。
  4. 【請求項4】前記放射線硬化樹脂層表面の中心線平均粗
    さが、0.05〜0.25μmの範囲にあることを特徴
    とする請求項1または2記載の防眩シート。
  5. 【請求項5】前記放射線硬化樹脂層表面の凹凸ピッチ
    が、5〜200μmの範囲にあることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の防眩シート。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の防眩
    シートにおいて、全光線透過率85%以上であることを
    特徴とする防眩シート。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか1項に記載の防眩
    シートにおいて、全ヘイズ度が1.5〜35%であるこ
    とを特徴とする防眩シート。
  8. 【請求項8】請求項1〜5のいずれか1項に記載の防眩
    シートにおいて、60度における光沢度が90%以下で
    あることを特徴とする防眩シート。
  9. 【請求項9】前記放射線硬化樹脂層の表面に、さらに、
    金属化合物からなる反射防止層が形成されてなることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の防眩シ
    ート。
  10. 【請求項10】請求項9記載の防眩シートにおいて、前
    記反射防止層が、Al23、ZnO2およびMgF2の少
    なくとも1種からなることを特徴とする防眩シート。
  11. 【請求項11】前記放射線硬化樹脂層が、有機ビーズま
    たは無機ビーズを含有することを特徴とする請求項1〜
    10のいずれか1項に記載の防眩シート。
  12. 【請求項12】前記放射線硬化樹脂層が、屈折率1.4
    0〜1.60のビーズを含有することを特徴とする請求
    項1〜11のいずれか1項に記載の防眩シート。
  13. 【請求項13】透明基板上に、少なくともビーズと放射
    線硬化型樹脂組成物からなる組成物を塗布形成して、前
    記組成物の未硬化の塗膜上に放射線を照射して前記組成
    物の塗膜を硬化させる、請求項1記載の防眩シートが形
    成されてなる透明保護基板の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載の透明保護基板の製造方
    法において、前記ビーズが、有機ビーズまたは無機ビー
    ズであることを特徴とする透明保護基板の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項13記載の透明保護基板の製造方
    法において、前記ビーズが、屈折率1.40〜1.60
    の樹脂ビーズであることを特徴とする透明保護基板の製
    造方法。
  16. 【請求項16】前記組成物に、さらに、樹脂ビーズ沈降
    防止剤として粒径0.5μm以下のシリカビーズを樹脂
    100重量部に対して10重量部未満含有させたことを
    特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の透
    明保護基板の製造方法。
  17. 【請求項17】前記組成物が、樹脂100重量部に対し
    て溶剤乾燥型樹脂を10重量部以上100重量部以下含
    むことを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に
    記載の透明保護基板の製造。
  18. 【請求項18】前記放射線硬化型樹脂組成物が、ポリエ
    ステルアクリレート及びポリウレタンアクリレートから
    本質的になることを特徴とする請求項13〜17のいず
    れか1項に記載の透明保護基板の製造。
  19. 【請求項19】請求項1記載の防眩シートを具備してな
    ることを特徴とする偏光板。
  20. 【請求項20】請求項19記載の偏光板において、JI
    S Z0208に規定する防湿包装材料透湿度試験法に
    よって、500g/m2・24hrs以下の透湿度の透
    明シートをさらに具備することを特徴とする偏光板。
  21. 【請求項21】請求項19記載の偏光板において、前記
    透明シートが、トリアセチルセルロースであることを特
    徴とする偏光板。
JP2001047973A 2001-02-23 2001-02-23 防眩シート Pending JP2002248712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047973A JP2002248712A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 防眩シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001047973A JP2002248712A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 防眩シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002248712A true JP2002248712A (ja) 2002-09-03

Family

ID=18909308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001047973A Pending JP2002248712A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 防眩シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002248712A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252422A (ja) * 2003-01-27 2004-09-09 Konica Minolta Holdings Inc 透明フィルム、透明導電性フィルムおよびその製造方法、液晶ディスプレイ、有機elディスプレイおよびタッチパネル
JP2004264716A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Toppan Printing Co Ltd 反射型ディスプレイ用防眩性フィルムおよびそれを用いた反射型ディスプレイ
WO2005088356A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 透過型スクリーン用光拡散部材
JP2006175783A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toppan Printing Co Ltd 防眩性積層体及び表示装置
JP2007127859A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Asahi Glass Co Ltd 光拡散板およびそれを形成するための塗布液
KR100859365B1 (ko) * 2004-03-12 2008-09-22 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 투과형 스크린용 광확산 부재
WO2008133113A1 (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toppan Printing Co., Ltd. 真偽判定方法及び識別器及び偏光板
JP2010054913A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Sumitomo Chemical Co Ltd 画像表示装置用保護フィルム、偏光板及び画像表示装置
JP2010066761A (ja) * 2008-08-13 2010-03-25 Sony Corp 光学フィルムおよびその製造方法、防眩性フィルム、光学層付偏光子、ならびに表示装置
JP2010191145A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toppan Printing Co Ltd 防眩フィルム
JP2011072983A (ja) * 2009-09-04 2011-04-14 Nitto Denko Corp 防眩性シートの製造方法、防眩性シート、及び、光学部材
JP2012212119A (ja) * 2011-03-18 2012-11-01 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光子保護フィルム
JP2014074263A (ja) * 2009-03-30 2014-04-24 Dainippon Printing Co Ltd 発泡壁紙の製造方法
WO2015119049A1 (ja) * 2014-02-05 2015-08-13 住友化学株式会社 フィルムの搬送方法及び光学フィルムの製造方法
JP2015160664A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 大日本印刷株式会社 包装材料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995031737A1 (fr) * 1994-05-18 1995-11-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Film anti-reflechissant

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995031737A1 (fr) * 1994-05-18 1995-11-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Film anti-reflechissant

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252422A (ja) * 2003-01-27 2004-09-09 Konica Minolta Holdings Inc 透明フィルム、透明導電性フィルムおよびその製造方法、液晶ディスプレイ、有機elディスプレイおよびタッチパネル
JP4635435B2 (ja) * 2003-01-27 2011-02-23 コニカミノルタホールディングス株式会社 透明フィルム、透明導電性フィルムおよびその製造方法、液晶ディスプレイ、有機elディスプレイおよびタッチパネル
JP4543609B2 (ja) * 2003-03-04 2010-09-15 凸版印刷株式会社 反射型ディスプレイ
JP2004264716A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Toppan Printing Co Ltd 反射型ディスプレイ用防眩性フィルムおよびそれを用いた反射型ディスプレイ
WO2005088356A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 透過型スクリーン用光拡散部材
KR100859365B1 (ko) * 2004-03-12 2008-09-22 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 투과형 스크린용 광확산 부재
CN100434942C (zh) * 2004-03-12 2008-11-19 大日本印刷株式会社 透射型屏幕用光漫射部件
JP2006175783A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toppan Printing Co Ltd 防眩性積層体及び表示装置
JP2007127859A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Asahi Glass Co Ltd 光拡散板およびそれを形成するための塗布液
WO2008133113A1 (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toppan Printing Co., Ltd. 真偽判定方法及び識別器及び偏光板
JP5375603B2 (ja) * 2007-04-18 2013-12-25 凸版印刷株式会社 真偽判定方法及び識別器
JP2010066761A (ja) * 2008-08-13 2010-03-25 Sony Corp 光学フィルムおよびその製造方法、防眩性フィルム、光学層付偏光子、ならびに表示装置
JP2010054913A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Sumitomo Chemical Co Ltd 画像表示装置用保護フィルム、偏光板及び画像表示装置
JP2010191145A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toppan Printing Co Ltd 防眩フィルム
JP2014074263A (ja) * 2009-03-30 2014-04-24 Dainippon Printing Co Ltd 発泡壁紙の製造方法
JP2011072983A (ja) * 2009-09-04 2011-04-14 Nitto Denko Corp 防眩性シートの製造方法、防眩性シート、及び、光学部材
JP2012212119A (ja) * 2011-03-18 2012-11-01 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光子保護フィルム
WO2015119049A1 (ja) * 2014-02-05 2015-08-13 住友化学株式会社 フィルムの搬送方法及び光学フィルムの製造方法
JP2015160664A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 大日本印刷株式会社 包装材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387463A (en) Transparent protective substrate provided with hard coating having glare reducing property, method for producing the same and polarizing plate
US7008066B2 (en) Antiglare film process for producing the same, and display device using antiglare film
US8215780B2 (en) Hard-coated antiglare film, and polarizing plate and image display including the same
US10908322B2 (en) Antistatic hardcoat film, process for producing same, polarizer, and image display device
WO1995031737A1 (fr) Film anti-reflechissant
US20100165460A1 (en) Optical layered body, polarizer, and image display device
KR101487039B1 (ko) 광학 적층 필름
JP5008734B2 (ja) 防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、偏光板及び画像表示装置
US20110080643A1 (en) Hard-coated antiglare film, polarizing plate and image display including the same, and method for evaluating the same
JPH11305010A (ja) 防眩フィルム、偏光素子及び表示装置
JP5304111B2 (ja) 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置
JP2002196117A (ja) 光拡散層、光拡散性シート及び光学素子
KR20060129509A (ko) 반사 방지 필름의 제조방법, 반사 방지 필름, 편광판 및화상 표시 장치
KR20100103390A (ko) 광학필름
JP2010054861A (ja) 光学フィルム、その製造方法、偏光板および画像表示装置
JP2002248712A (ja) 防眩シート
JP2000121809A (ja) 防眩フィルム、偏光板及び透過型表示装置
JPH1134243A (ja) 防眩性ハードコートフィルム
JP2007058204A (ja) 防眩ハードコートフィルム、及びそれを用いた表示装置
JP2024001168A (ja) 防眩フィルム並びにその製造方法及び用途
JP2002214413A (ja) 防眩フィルム、偏光素子及び表示装置
TWI519826B (zh) 防眩性硬被覆薄膜及使用其之偏光板
JP4134159B2 (ja) 防眩性フィルム
JP2008299007A (ja) 防眩ハードコートフィルム、及びそれを用いた偏光板並びに表示装置
JP2009069820A (ja) 光学積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120529