JPS61207327A - 安定な混合ビタミン凍結乾燥製剤の製法 - Google Patents
安定な混合ビタミン凍結乾燥製剤の製法Info
- Publication number
- JPS61207327A JPS61207327A JP4888185A JP4888185A JPS61207327A JP S61207327 A JPS61207327 A JP S61207327A JP 4888185 A JP4888185 A JP 4888185A JP 4888185 A JP4888185 A JP 4888185A JP S61207327 A JPS61207327 A JP S61207327A
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- JP
- Japan
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- freeze
- vitamin
- dextran
- vitamins
- dried mixed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
複数のビタミン類を同時に投与することは、栄譬補給ま
たは医療効果の観点から有用である。
たは医療効果の観点から有用である。
しかしながら、ビタミン類の中には■溶液状態で不安定
である(例えばビタミンB1□等)■共存すると他のビ
タミン類を不安定化する(例えばビタミンO等)■常温
で液体であるため、乾燥固体状態となり難い(例えばビ
タミン人。
である(例えばビタミンB1□等)■共存すると他のビ
タミン類を不安定化する(例えばビタミンO等)■常温
で液体であるため、乾燥固体状態となり難い(例えばビ
タミン人。
E、パンテノール等)などが存在する。
従って、−容器中に種々のビタミン類を含有する注射用
製剤を作ることは不可能であった。
製剤を作ることは不可能であった。
現在のところ、種々のビタミン類を一投与時に同時に投
与する注射用製剤としては、水溶液状態で安定であり、
かつ相互に悪影響を与えないビタミン類を水溶液の製剤
とし、一方、水溶液状態で不安定であるが、凍結乾燥状
態では安定であり、かつ乾燥状態を与え高いビタミン類
を凍結乾燥製剤とする、いわゆる複数容器製剤とせざる
を得ない。実際、市販されている注射用製剤は■ビタミ
ンB1.B2.B6.B、2.ニコチン酸アミド、葉酸
、ビタミンHを含有する凍結乾燥バイアル、■ビタミン
01パンテノールの水溶液アンプルおよび■ビタミンA
、 D3.1!t 、 K2の可溶化水溶液アンプル
の三容器からなる。
与する注射用製剤としては、水溶液状態で安定であり、
かつ相互に悪影響を与えないビタミン類を水溶液の製剤
とし、一方、水溶液状態で不安定であるが、凍結乾燥状
態では安定であり、かつ乾燥状態を与え高いビタミン類
を凍結乾燥製剤とする、いわゆる複数容器製剤とせざる
を得ない。実際、市販されている注射用製剤は■ビタミ
ンB1.B2.B6.B、2.ニコチン酸アミド、葉酸
、ビタミンHを含有する凍結乾燥バイアル、■ビタミン
01パンテノールの水溶液アンプルおよび■ビタミンA
、 D3.1!t 、 K2の可溶化水溶液アンプル
の三容器からなる。
ところが、複数容器の場合は価格の面で材料費、製造費
等が割高となること、使用に際して単一容器に比べ不便
であること等の欠点がある。
等が割高となること、使用に際して単一容器に比べ不便
であること等の欠点がある。
そこで、本発明者らはこれらの欠点を改良すべく鋭意研
究した結果、同一容器中で安定な混合ビタミン凍結乾燥
製剤の製法を見出し本発明を完成した。
究した結果、同一容器中で安定な混合ビタミン凍結乾燥
製剤の製法を見出し本発明を完成した。
即ち、本発明はデキストランまたは蔗糖を賦形剤として
配合することからなる脂溶性ビタミンを含有する混合ビ
タミン凍結乾燥製剤の製法に関する。
配合することからなる脂溶性ビタミンを含有する混合ビ
タミン凍結乾燥製剤の製法に関する。
本発明の混合ビタミン凍結乾燥製剤は、例えば次のよう
な方法で得られる。即ち、脂溶性ビタミン類(例えばビ
タミン人、 B3. E 、 K2等)は約2〜10倍
量の界面活性剤に可溶化する。使用される界面活性剤と
しては例えばHOO50、HOO60HOO100(商
品名、日光ケミカルズ■社製)等の水素添加硬化ヒマシ
油系、Tween2G 、 Tween40 。
な方法で得られる。即ち、脂溶性ビタミン類(例えばビ
タミン人、 B3. E 、 K2等)は約2〜10倍
量の界面活性剤に可溶化する。使用される界面活性剤と
しては例えばHOO50、HOO60HOO100(商
品名、日光ケミカルズ■社製)等の水素添加硬化ヒマシ
油系、Tween2G 、 Tween40 。
Tween 60 、 Tween 80 (商品名、
花王アトラスパウダー■社製)等のポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル系のような非イオン性界面活
性剤が好ましい。他方、水溶性ビタミン類(例、えばビ
タミンB11 B2 # B6 e B121ニコチン
酸アミド、葉酸、ハンチノール、ビタミンo、H等)は
水に溶解し、塩基を加えてpH5〜6に調整する。使用
される塩基としては例えば炭酸水素ナトリウムが好まし
い。このようにして得られた両液を混合し、次いで主薬
に対して約1/30〜5倍量、好ましくは約1/2〜2
倍量、のデキストランまたは蔗糖を賦形剤として添加す
る。次いで主薬濃度が1〜10%になるように注射用蒸
留水を加えて全量を調整した後、バイアルに小分けし、
凍結乾燥に付すことによって得られる。
花王アトラスパウダー■社製)等のポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル系のような非イオン性界面活
性剤が好ましい。他方、水溶性ビタミン類(例、えばビ
タミンB11 B2 # B6 e B121ニコチン
酸アミド、葉酸、ハンチノール、ビタミンo、H等)は
水に溶解し、塩基を加えてpH5〜6に調整する。使用
される塩基としては例えば炭酸水素ナトリウムが好まし
い。このようにして得られた両液を混合し、次いで主薬
に対して約1/30〜5倍量、好ましくは約1/2〜2
倍量、のデキストランまたは蔗糖を賦形剤として添加す
る。次いで主薬濃度が1〜10%になるように注射用蒸
留水を加えて全量を調整した後、バイアルに小分けし、
凍結乾燥に付すことによって得られる。
このようにして得られた凍結乾燥製剤は、通常は注射用
蒸留水を加えて溶解し、注射剤とすることKよって使用
される。
蒸留水を加えて溶解し、注射剤とすることKよって使用
される。
次に実施例、対照例および試験例をあげて本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
実施例1
表1のビタミン類のうち、脂溶性ビタミン類をHOO6
Gの1001n9を用い水に可溶化し約1−とした。一
方、水溶性ビタミン類を水に溶解し、炭酸水素ナトリウ
ムを加えてpH5,5に調整した後、約3 adとした
。両液を混合し、次いでデキストラン40(日局、名糖
産業■社製)300ηを添加し溶解した後、注射用蒸留
水を加えて全量を8mlとした。次いで、得られた溶液
をバイアルに充填した後、凍結乾燥に付すと所望の凍結
乾燥品が得られた。
Gの1001n9を用い水に可溶化し約1−とした。一
方、水溶性ビタミン類を水に溶解し、炭酸水素ナトリウ
ムを加えてpH5,5に調整した後、約3 adとした
。両液を混合し、次いでデキストラン40(日局、名糖
産業■社製)300ηを添加し溶解した後、注射用蒸留
水を加えて全量を8mlとした。次いで、得られた溶液
をバイアルに充填した後、凍結乾燥に付すと所望の凍結
乾燥品が得られた。
表 1
実施例2
実施例1において、HO06Gを100■の代りに’r
weensoを100119用い、デキストラン4Gを
3009の代りにデキストラン40を400W19用い
、他は実施例1と同様に実施すると所望の凍結乾燥品が
得られた。
weensoを100119用い、デキストラン4Gを
3009の代りにデキストラン40を400W19用い
、他は実施例1と同様に実施すると所望の凍結乾燥品が
得られた。
実施例3
実施例1において、 HO08Gを100■の代りにT
’ween 80を80り用い、デキストラン40を3
00■の代りにデキストラン70(日局、名糖産業■社
製)を2501t9用い、他は実施例1と同様に実施す
ると所望の凍結乾燥品が得られた。
’ween 80を80り用い、デキストラン40を3
00■の代りにデキストラン70(日局、名糖産業■社
製)を2501t9用い、他は実施例1と同様に実施す
ると所望の凍結乾燥品が得られた。
実施例4
実施例1において、デキストラン40を3001n9の
代りに蔗糖200〜を用い、他は実施例1と同様に実施
すると所望の凍結乾燥品が得られた。
代りに蔗糖200〜を用い、他は実施例1と同様に実施
すると所望の凍結乾燥品が得られた。
対照例1
実施例1において、HOO8Gを1009の代りにTw
ean 80を100m9用い、デキストラン4Gを3
00ダの代りに通常賦形剤として常用されているマンニ
トール400 m9を用い、他は実施例1と同様に実施
すると所望の凍結乾燥品が得られた。
ean 80を100m9用い、デキストラン4Gを3
00ダの代りに通常賦形剤として常用されているマンニ
トール400 m9を用い、他は実施例1と同様に実施
すると所望の凍結乾燥品が得られた。
対照例2
実施例1において、デキストラン40を300m9ノ代
リニマンニトール400■を用い、他は実施例1と同様
忙実施すると所望の凍結乾燥品が得られた。
リニマンニトール400■を用い、他は実施例1と同様
忙実施すると所望の凍結乾燥品が得られた。
試験例
実施例および対照例に従って製造した凍結乾燥品を50
℃で8週間保存した。次いで、各ビタミンの残存率を山
間らの方法〔薬学雑誌、42巻189頁(1982年)
〕により定量した。
℃で8週間保存した。次いで、各ビタミンの残存率を山
間らの方法〔薬学雑誌、42巻189頁(1982年)
〕により定量した。
結果を表2に示す。
表2から明らかの如くビタミン人、B、およびB、2に
おいて、含量の低下に顕著な差違が観察された。なお、
他のビタミン類においては、含量の低下に顕著な差違は
観察されなかった。
おいて、含量の低下に顕著な差違が観察された。なお、
他のビタミン類においては、含量の低下に顕著な差違は
観察されなかった。
表 2
Claims (1)
- デキストランまたは蔗糖を賦形剤として配合することを
特徴とする脂溶性ビタミンを含有する混合ビタミン凍結
乾燥製剤の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4888185A JPS61207327A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 安定な混合ビタミン凍結乾燥製剤の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4888185A JPS61207327A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 安定な混合ビタミン凍結乾燥製剤の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61207327A true JPS61207327A (ja) | 1986-09-13 |
Family
ID=12815623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4888185A Pending JPS61207327A (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 安定な混合ビタミン凍結乾燥製剤の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61207327A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02243617A (ja) * | 1988-04-15 | 1990-09-27 | Iatron Lab Inc | 非水溶性物質の透明な水溶液が得られる凍結乾燥品の製造方法 |
CN108392473A (zh) * | 2017-02-07 | 2018-08-14 | 常州柚盾实业投资有限公司 | 一种含有活性油的稳定冻干制剂的配方及其制备方法 |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP4888185A patent/JPS61207327A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02243617A (ja) * | 1988-04-15 | 1990-09-27 | Iatron Lab Inc | 非水溶性物質の透明な水溶液が得られる凍結乾燥品の製造方法 |
CN108392473A (zh) * | 2017-02-07 | 2018-08-14 | 常州柚盾实业投资有限公司 | 一种含有活性油的稳定冻干制剂的配方及其制备方法 |
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