JPS6120729Y2 - - Google Patents

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JPS6120729Y2
JPS6120729Y2 JP7337881U JP7337881U JPS6120729Y2 JP S6120729 Y2 JPS6120729 Y2 JP S6120729Y2 JP 7337881 U JP7337881 U JP 7337881U JP 7337881 U JP7337881 U JP 7337881U JP S6120729 Y2 JPS6120729 Y2 JP S6120729Y2
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JP
Japan
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ferrite core
core
transformer
leg
yoke part
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JP7337881U
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JPS57186010U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は小型トランス用のE型フエライトコ
アに関する。
小型トランスは写真撮影用の閃光放電発光器、
卓上計算器などの多くの電気、通信機器に用いら
れ、今日では、縦横の大きさが8〜10mm程度に縮
小された小型トランスが提案されている。
このような小型トランスは効率を低下させるこ
となく小型化することが重要であるが、組み込ん
スペースの関係で、高さを低くして偏平化した小
型トランスとすることによつて実装に便利となる
とが多い。
本考案はこの種の小型トランス用のフエライト
コアに関するものである。第1の目的としてトラ
ンス形態をさらに小型化すると共にその形態の偏
平化に適するフエライトコアを提案すること、第
2の目的として上記フエライトコアを低廉なもの
とするため量産に適するようにすることにある。
而して、本考案では、中央脚、左右脚及びヨー
ク部がフエライト材で一体に形成されている小型
トランス用のE型コアにおいて、ヨーク部が長方
形の板状で、このヨーク部の長手方向両端部の
各々より延びた左右脚がヨーク部と同じ幅及び肉
厚を有し、中央脚が左右脚方向を長辺としヨーク
部幅より充分に小さい短辺からなる長方形断面を
有し、その長辺に当る一側面がヨーク部の長辺に
当る一側面と一面をなしている構成のフエライト
コアを提案する。なお、このコアはE−E型また
はE−I型のいずれの型式についても使用するこ
とができる。
上記の如く構成したフエライトコアを使用する
ことによつて、従来のこの種の小型トランスに比
べて効率を低下させることなくトランス形態を小
型化し、また偏平化することができる一方、フエ
ライトコアの生産が容易となる。
以下、この考案の実施例について図面に沿つて
説明する。
第1図はこの種の小型トランスに使用される標
準的なフエライトコアの正面図であり、E型コア
1、2は同形状であり、共にフエライト粉末を焼
成加工して一体的に構成されている。これらのコ
ア1,2は予め巻線されたコイル3を内部として
互いに向き合うように組立てられ、それらの各脚
端面が接合した状態で固定されている。実際には
コイル3はピン端子が植設されたボビン(図示省
略)上に一次、二次コイルまたは三次コイルとし
て巻かれている。
第2図は第1図上のZ−Z線に沿つて切断した
断面図であるが、この図より分かる如く、中央脚
1Sの断面は正方形をなし、また、左脚1Lまた
は右脚1Rは中央脚1Sの1/2の断面積を有する
長方形となつている。このような脚構造はコア2
についても同様である。
さて、上記のような小型トランスの形態を同等
の効率を保持させながら小型化するためには、コ
イル巻数と使用コア材料、特に各々の脚面積を減
少させないようにしなければならない。
一方、トランス形態はコアの横の長さ1lと高さ
1h、それにコイル体の直径(コアよりはみ出た
方向の直径、以下各図において同じ)1dによつ
てほぼ定まるので、上記した条件を保持しながら
これらの寸法を短縮させることになる。
第3図は偏平化したフエライトコア4を示す第
2図同様の断面図である。このフエライトコア4
の各々の脚4S,4L,4Rは第1図及び第2図
のフエライトコア1または2と同一の断面積を有
しており、また、同図に示すコイル5は上記した
コイル3の巻数と同じである。したがつて、この
ように偏平化しても同等の効率が得られることの
ように想定されるが、ただ、このフエライトコア
4ではコアの横の長さ4lが、4l>1l、コイル直径
が4dが4d<1dとなり、必ずしもトランス形態は
小さくならない。
第4図はコア幅6cを拡大させたフエライトコ
ア6を示す第2図同様の断面図である。このフエ
ライトコア6の各々の脚6S,6L,6Rの断面
積及びコイル7の巻数は第1図及び第2図のフエ
ライトコア1または2及びコイル3と同じであ
る。フエライトコア6をこのように形成した場合
には、コアの横の長さ6lが6l<1l、コイル直径
6dが、6d>1dとなるので、矢張りトランス形
態は総体的にみると小さくなつていない。
次に、第5図はコア幅8cを拡大すると共に中
央脚8Sが左右脚8L,8Rの方向に長い長方形
断面を有するフエライトコア8を示している。こ
の図から分かるように、このフエライトコア8は
第3図及び第4図に示したフエライトコア4,6
の長所を取り入れたものであり、コイル9の直径
8dはコア幅8cと同程度となる。
このフエライトコア8を使用すると、コアの横
の長さ8lは、8l≒1l、コイル直径8d>1dとなる
と共にヨーク部が左右脚8L,8Rと同じ肉厚と
なるので、組立てたときのコアの高さが短縮され
る。したがつて、上記のフエライトコア8を使用
することによつて同等のトランス効率を維持させ
る一方、トランス形態が縮小される。
これより、このフエライトコア8はトランス形
態を小型にする上に極めて優れているが、ただ、
生産し難く量産に適さないという欠点を備てい
る。すなわち、このフエライトコア8においても
左右脚8L,8Rは中央脚8Sの1/2の断面積に
設定されるが、しかし、コア幅8cが大きいため
にこれら左右脚8L,8Rの肉厚が薄くなり、焼
成加工時に破損し易くなる。
第6図は上記フエライトコア8の加工型10の
一例を示したもので、コア脚心が縦方向となるよ
うに構成されている。なお、同図上、11は加圧
部材である。このような加工型にフエライト粉末
を装填して加圧焼成するが、左右脚8L、8Rの
肉厚が薄くなるために型抜きする加圧過程でこれ
らのコア脚が破損することがある。
また、左右脚8L,8Rに当る型孔口が小さい
ためにフエライト粉末が装填し難いのみならず充
分に加圧することができなく、加工されたフエラ
イトコアに密度の不均一な部分が発生するおそれ
があつた。
上記の欠点は各脚が長いほど発生し易く、E−
I型トランスに使用するE型フエライトコアはそ
の影響が大きい。
したがつて、上記のフエライトコア8に量産に
適したロータリープレス(加圧機)による生産に
は適さない。
第7図は上記したフエライトコア8の生産上の
欠点を解決した本考案の実施例を示すコア正面図
であり、第8図は同図上のY−Y線断面図であ
る。この実施例のフエライトコア12は長方形の
板状ヨーク部の長手方向両端部に、このヨーク部
と同じ幅及び肉厚の左右脚12L,12Rを設
け、中央脚12Sはその断面が第5図と同様に長
辺Aと短辺Bの長方形をなし、その断面の長手方
向が左右脚12L,12Rの方向となしてある。
そして、このフエライトコア12は長方形断面の
長辺に当る中央脚12Sの一側面がヨーク部の長
辺に当る側面と一致するように形成してある。
上記フエライトコア12を使用してトランスを
構成した場合、コイル13の一側部分がコア12
よりはみ出るから第5図のフエライトコア8に比
べてコア幅12cを狭くできるが、狭くした分だ
け左右脚12L,12R及びヨーク部の肉厚を増
加させる必要があるため、フエライトコア8を使
用したトランスに比べてトランス形態が多少大き
くなるが、フエライトコア自体の生産が容易とな
る。上記フエライトコア12を使用したトランス
について今少し詳述する。
第1図のように、フエライトコアの各脚を上下
方向に延ばすようにして組み付けたものを、いわ
ゆる立型トランスと呼び、フエライトコアの各脚
を横方向に延ばすようにして組み付けたものを、
いわゆる横型トランスと呼ばれているが、上記フ
エライトコア12を使用した場合には横型トラン
スとして構成して有利である。
すなわち、このように構成したトランスは、そ
の高さ12hが非常に短縮され、高さの低い偏平化
されたトランス形態となる。
なお、第1図に示すフエライトコア1,2を横
型トランスとして組み付けた場合と比較してみる
と、奥行き幅12m≒1lとなるが、横幅12nはヨー
ク部の肉厚が少ないことから、12n<1hとなる。
そして、高さ12hは12h<1dとなることは明らか
である。
このことから、上記フエライトコア12を使用
することにより、トランス形態が総体的に小型化
し、極力偏平化した小型トランスとなる。
一方、上記フエライトコア12を形成する加工
型14は、例えば第9図のように構成することが
できる。この加工型14は各脚心を水平に加工す
るもので、型孔が第7図のコア正面と同形状とな
つている。なお、同図上、15は加圧部材であ
る。この加工型14では左右脚部分がヨーク部と
一連となつた型孔となるので、孔口が狭くならず
フエライト粉末の装填や加工が容易となると共に
左右脚とヨーク部とは一緒に型抜きされるから、
コアがほとんど破損しない。このことから、ロー
タリープレスによる加工機によつて能率良く量産
することが可能になる。
上記した通り、本考案のフエライトコアは長方
形の板状ヨーク部の長手方向両端部に各々設けた
このヨーク部と同じ幅及び肉厚の左右脚と、長方
形を左右脚方向としヨーク部幅に比べて充分に小
さい短辺とした長方形断面の中央脚とをフエライ
ト材で一体的に形成し、かつ、中央脚の一側面が
ヨーク部側面と一致するようにこの中央脚を片寄
らせて構成されているので、このフエライトコア
をE−E型或いはE−I型に組み込むことによつ
て、効率を低下させることなくトランス形態を小
型化し、また偏平化することができ、一方、上記
フエライトコアの生産に際しては、脚心を横方向
とする加工型によつて容易に加工することがで
き、ロータリープレスの加工機が使用可能になる
など量産に適するフエライトコアを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は標準的なフエライトコアを示す正面
図、第2図は第1図上のZ−Z線断面図、第3図
は偏平化したフエライトコアを示す第2図同様の
断面図、第4図はコア幅を拡大させたフエライト
コアを示す第2図同様の断面図、第5図は第3図
と第4図に示すフエライトコアの長所を取り入れ
たフエライトコアを示す第2図同様の断面図、第
6図は第5図に示したフエライトコアを生産する
加工型の簡略断面図、第7図は本考案に係るフエ
ライトコアの正面図、第8図は第7図上のY−Y
線断面図、第9図は本考案に係るフエライトコア
を生産するための加工型の一例を示す簡略断面図
である。 12……フエライトコア、12S……中央脚、
12L……左脚、12R……右脚、13……コイ
ル、A……中央脚断面の長辺、B……中央脚断面
の短辺、14……加工型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央脚、左右脚及びヨーク部がフエライト材で
    一体に形成されている小型トランス用のE型コア
    において、ヨーク部が長方形の板状で、このヨー
    ク部の長手方向両端部の各々より延びた左右脚が
    ヨーク部と同じ幅及び肉厚を有し、中央脚が左右
    脚方向を長辺としヨーク部幅より充分に小さい短
    辺からなる長方形断面を有し、その長辺に当る一
    側面がヨーク部の長辺に当る一側面と一面をなし
    ている構成のフエライトコア。
JP7337881U 1981-05-22 1981-05-22 Expired JPS6120729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7337881U JPS6120729Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7337881U JPS6120729Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JPS57186010U JPS57186010U (ja) 1982-11-26
JPS6120729Y2 true JPS6120729Y2 (ja) 1986-06-21

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JP7337881U Expired JPS6120729Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JPH0754975Y2 (ja) * 1986-05-22 1995-12-18 木嶋無線株式会社 小形トランス

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JPS57186010U (ja) 1982-11-26

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