JPS61205447A - 熱可逆性を有する食品または食品素材の製造法 - Google Patents

熱可逆性を有する食品または食品素材の製造法

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JPS61205447A
JPS61205447A JP60046062A JP4606285A JPS61205447A JP S61205447 A JPS61205447 A JP S61205447A JP 60046062 A JP60046062 A JP 60046062A JP 4606285 A JP4606285 A JP 4606285A JP S61205447 A JPS61205447 A JP S61205447A
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JP
Japan
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aqueous mixture
food
acidic
parts
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP60046062A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Miyoshi
三好 直美
Masatoshi Kizaki
木崎 正敏
Hitoshi Yokoyama
等 横山
Yukiya Iwanaga
岩永 幸也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Publication date
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  • Grain Derivatives (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ソフトでなめらかな食感及び熱可逆性を有
する、惣菜若しくはデザート等の食品、又はそれら食品
用の素材を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
ゼリー、プリン(カスタードプディング)、ババロア、
ムース等のチルドデザートと呼ばれる食品の一群は、甘
味付与の目的で通常約5%以上の糖分を含んでおり、好
適に調製されたものは、滑らかな食感を示す。これらの
食品において糖分の添加は、ゲル状組織を柔らかく且つ
なめらかにする効果が認められてい゛る。
これに対して、乳固形を含む原料から、一種の惣菜とも
いえる豆腐様食品を製造する試み等もなされているが、
用途上糖分の使用が抑制されるので前記デザート類に比
べるとやや硬く且つザラついた食感があり、低甘味で且
つ酸性域の食品では、蛋白質が変性しやすいのか、その
傾向はより顕著に顕れる。
−・方これらの食品のボディーそのものは均一であり比
較的単調な食感を有する。このため、色彩、味付け、分
散具材にバラエティ−を持たせることが需要の拡大につ
ながるが、バラエティ−品のメニューの数は多くなれば
なるほど、多品種生産の煩雑さが増大し、小規模生産者
には負担になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、多品種生産を行うに簡便な食品素材を開発
することを着想し、小規模生産者においても、惣菜製品
やチルドデザート類の種々のバラエティ−品等を簡便容
易に調製できる素材の開発を課題とする中で、特に、乳
固形を含み、酸性且つ少ない糖分の原料から、ザラつい
た食感がなく、良好なデザート類に匹敵するなめらかな
ボディーを得ることを目的として種々検討を行った。
〔問題点を解決するための手段〕 この検討の中で、従来なめらかで均一な組織を得る重要
な技術手段とみなされていた均質化の条件等も種々検討
したが、効果は認められず、意外にも、短時間の加熱し
かも蒸気吹き込みによる所謂直接加熱をすることが特に
重要であることを見出してこの発明に到達した。即ち、
この発明は、乳固形及び冷却凝固性の多糖類若しくは蛋
白、を含有する酸性の水性混合物を、短時間直接加熱し
た後冷却することを骨子とする、熱可逆性を有する食品
又は食品素材の製造法である。
乳固形は、風味の面から重要であり、牛乳、濃縮乳、脱
脂乳、クリーム、バター等、及び、これらの乳脂肪を他
の油脂と置き換えた所謂フィルドタイプの製品の形態で
用いることが例示される。
一般に全原料のpHが6以下になると、乳固形を含む製
品はザラついた食感のボディーになりやす(、甘味性糖
類の使用量が少ないと尚更であるが、この発明では全原
料中に糖分の使用が少なくても、乳固形としてチーズ、
醗酵孔など酸性のものが何等支障なく使用でき風味豊か
な製品を得ることができる。勿論、原料の酸性が、乳製
品以外の他の酸性物質例えば酸味料や、酸等に由来する
ことを妨げない。酸性の領域はpH3〜6であり、特に
pH5,5以下の領域において直接加熱することによる
効果が大きい。乳固形は含水原料中乾物として通常5〜
20%含まれる。
冷却凝固性の多糖類若しくは蛋白として、寒天、ゼラチ
ン、ペクチン、カラギーナン、ファーセルラン等の単独
または併用が例示され、さらに、これらとローカストビ
ーンガム、キサンタンガム、タラガムも併用できる。こ
れらは、ゼリー、プリン(カスタードプディング)、バ
バロア、ムース等の製造に用いられる通常のゲル化材で
あり、ボディーを形成するのに主要な役割を果たし、凝
固後加熱すると再びゾル化する。またゲル化を助けるカ
リウム塩(例えばリン酸カリウム)やカルシウム塩(例
えば塩化カルシウム)の使用も妨げない。これら冷却凝
固性の原料は、その種類によって添加量が異なるが、含
水原料中乾物として通常0.3〜3%の範囲にある。
以上を含有する酸性の水性混合物は、特にその調製法を
限定されないが、末ず冷却凝固性の多糖類若しくは蛋白
を加熱水性媒体中で混合し、次いで乳固形含有物と混合
するのがよい。混合物に対する均質化の作業は特に必要
ではなく、省略できるのはこの発明の効果の一つである
。この水性混合物中には甘味が多くならぬ様wI@の使
用を抑制することができ、そのことによって、汎用性の
ある素材を得ることができ、特に惣菜用素材として好適
である。この発明で水性混合物中の糖分は、相当する甘
味の蔗糖の量に換算して、5%以下、好ましくは2%以
下である。
その抽水性混合物中には、油脂、乳化剤、大豆蛋白質特
に部分的に加水分解処理した大豆蛋白質、風味剤、着色
料などを加えることができ、水性混合物中の全固形物の
含量の範囲は10〜40%にするのがよい。
短時間の直接加熱は、蒸気を吹き込み通常100℃以上
で2秒乃至数分加熱を行った後冷却するものであるが、
所謂超高温短時間加熱滅菌用に開発された、ユーヘライ
ザ−(英国APV社)やVTIS (スウェーデン、ア
ルファ・ラバル社)などの方式・装置を好適に使用する
ことができる。ここで行う加熱が間接加熱であると、酸
性で甘味の低い乳固形含有原料は、水性混合物に均質化
処理を行ったところで、なめらかで均一なボディーを得
ることができないのである。
加熱処理の後は、冷却するが、凝固した製品となる前に
、アセプチック包装すれば保存性の良好な製品を得るこ
とができ、所謂常温流通も可である。またこの製品は保
存、流通などの後、加熱ゾル化して、好みの調味をする
ことができ、又、好みの食品又は食品原料、例えば、ウ
ニ、メンタイコ、イカの塩辛などを混合することができ
るので、単に加熱、混合、冷却という簡便な操作のみで
、バラエティ−に富んだ製品を製造することができ、風
味豊かな食品素材として極めて有用である。
実施例1 寒天0.3部、ゼラチン0.6部を90℃において水5
0部に溶解し、これに、軟質フィルドチーズ(商品名「
クヴアールD」不二製油−販売)25部、濃縮フィルド
ミルク(商品名「プロベスト500」不二製油−販売)
25部、及び少量の酸味量を加えて酸性(pH5,3〜
5,4)の水性混合物を得(換算蔗糖含量約1.4%)
、均質化処理することなく、144℃4秒の加熱条件に
なるよう蒸気吹込みによる直接加熱を行い、減圧下に凝
縮蒸気分をフラッシュし去り、50℃で容器にとり、約
5℃に冷却することによりゲル化物を得た。
比較として、水性混合物の均質化処理を行い或いは行わ
ないで、加熱処理を行わず或いは間接加熱処理を行い、
他は同様にして約5°Cの冷却ゲル化物を得た。
以上の製品の物性(不動工業@製しオメータ−にて測定
。支持台上昇速度2cm/分、作用面積0゜785 c
ni、測定品温5℃)及び食感を比較した。
実施例2 寒天0.3部、ゼラチン0.6部を90℃において水5
0部に溶解し、これに、フィルドクリーム(商品名「ト
ッピング V」、不二製油(+1販売、)(濃縮フィル
ドミルク(商品名「プロベス)500 J :前出)、
軟質フィルドチーズ(商品名「クヴアールD」:前出)
、及び少量のpi調製剤を加えて中性〜酸性の水性混合
物を得、均質化処理することなり、144℃4秒の加熱
条件になるよう蒸気吹込みによる直接加熱を行うか又は
行わずして(該加熱処理を行う場合にはさらに減圧下に
凝縮蒸気分をフラッシュし去り)約5℃に冷却すること
によりゲル化物を得、このものの、組織・食感を比較し
た。
*フィルドクリーム、濃縮フィルドミルク、軟質フィル
ドチーズの配合部数 実施例3 寒天093部及びゼラチン0.6部に換えてミルクゲル
型のカラーギーナンを1.5部使用する他は、実施例1
と同様にしてゲル化物を得た。このもののボディーは滑
らかで食感も良好であった(レオメータ−による物性値
は39)。
実施例4 実施例1の加熱処理物を、アセブチイック包装し、これ
を、これを冷蔵庫中で1か月保存の後、内容物を60℃
の水浴中でゾル化したちの100部に対して、ウニ7部
、またはメンタイコ10部、またはイカの塩辛7部を混
合し、約100m1の容器中に分注し、冷蔵庫中で固め
るだけで、惣菜風で良好な風味の製品を得た。
実施例5 加熱ゾル化したちの100部を、蔗糖10部、フルーツ
ソース15部と混合する他は実施例4と同様にして、レ
アチーズ風デザートを得た。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乳固形及び冷却凝固性の多糖類若しくは蛋白、を
    含有する酸性の水性混合物を、短時間直接加熱した後冷
    却することを特徴とする、熱可逆性を有する食品又は食
    品素材の製造法。
  2. (2)水性混合物が低甘味である特許請求の範囲第(1
    )項記載の製造法。
  3. (3)水性混合物中の糖分が、相当する甘味の蔗糖の量
    に換算して5%以下である特許請求の範囲第(1)項記
    載の製造法。
  4. (4)水性混合物のpHが、3〜6である特許請求の範
    囲第(1)項記載の製造法。
  5. (5)冷却品がアセプチック包装されている、特許請求
    の範囲第(1)項記載の製造法。
  6. (6)冷却品を加温ゾル化後、他の食品または食品原料
    と混合し、冷却される特許請求の範囲第(1)項記載の
    製造法。
JP60046062A 1985-03-07 1985-03-07 熱可逆性を有する食品または食品素材の製造法 Pending JPS61205447A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003106539A1 (ja) * 2002-06-17 2003-12-24 日本電気株式会社 生分解性樹脂、生分解性樹脂組成物、生分解性成形体、生分解性樹脂の製造方法
JP2013215148A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Sanei Gen Ffi Inc 弱酸性のタンパク質含有ゲル状飲食品

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