JPS61205249A - 有機スルフイン酸塩の新規製法 - Google Patents

有機スルフイン酸塩の新規製法

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JPS61205249A
JPS61205249A JP4625685A JP4625685A JPS61205249A JP S61205249 A JPS61205249 A JP S61205249A JP 4625685 A JP4625685 A JP 4625685A JP 4625685 A JP4625685 A JP 4625685A JP S61205249 A JPS61205249 A JP S61205249A
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Naomichi Furukawa
尚道 古川
Takashi Fujiwara
尚 藤原
Masayuki Tsuruoka
鶴岡 雅之
Tsutomu Kawai
勉 河合
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、医薬品、農薬、その他の合成原料又は合成中
間体として有用なスルフィン酸塩の新規な製法に関する
〔発明の背景〕
従来より、スルフィン酸の合成の試みは数多く成されて
いる0例えば、千オールの酸化、スルホクロリドを亜鉛
末又はナトリウムアマルガム。
亜硫酸塩、硫化ナトリウム、水硫化カリウム等で還元す
る方法(Schiller and 0tto、 Be
r、、 9゜1586 (187B); 0tto、 
Ann、、  142.93 (1138?);Bla
mgtrand、 Ber、、 3.、985 (18
70); Meister。
Lucius、 and Briining、 Ger
、 patent、 224,019;Fromm a
nd Erfurt、 Ber、、 42.3821 
(19(19)等)。
塩化アルミニウムの存在下で芳香族化合物と亜硫酸を反
応させる方法(E、 Knoevenagel、 J。
Kenner、 (:hem、 Her、、 (1,3
315(1908))、 グリニヤール試薬と乾燥二酸
化イオウの反応による方法(H,G、 Houlton
 and H,V、 Tartar、 J、 Am。
Cheap、 Sac、、 60.544 (1938
)) 、ジアゾニウム塩に銅粉末の存在下で亜硫酸を作
用させる方法(L。
Gatterman、 Cheap、 Her、、 3
2.1138 (1899))等が挙げられるが、アル
キルスルフィン酸の合成例は数少なく、また収率もよく
ない。
また、本発明者らは、最近、2−アルキル及び2−7リ
ールスルホニルビリジンに於て、スルホニル基が種々の
求核剤により、定量的に置換されることを見出しており
、この反応に於て、脱離基であるスルホニル基がスルフ
ィン酸塩として得られてくることも見出している。
[AI     [Bl        [C1しかし
ながら1反応基質として、2−置換スルホニルピリジン
を用いた場合1表1に示すように。
基質に対して3当量のフルコキシドを反応させると、1
5分で反応は終了したが、1当量を反応させると、 R
=Phの場合、反応が終了するまで、還流下で18時間
を必要とした。
表   1 また、 R= 1−Prの場合では、1当量では反応は
全く進行せず、2.5当量反応させても48時間を必要
とした。更にまた、2−置換スルホニルピリジンに対し
過剰量のフルコキシドを反応させた場合には、処理の段
階で得られてくるものは、スルフィン酸塩とナトリウム
エトキシドとの混合物であり、この2つの塩の分離を行
なうことは、非常に困難であった。
即ち、いずれにしても、これまでスルフィン酸、特にア
ルキルスルフィン酸を短時間に、効率よく、好収率で得
る方法はなく、スルフィン酸のより有利な製造法の出現
が待ち望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した如き現状に鑑みなされたもので、短
時間に、しかも定量的にスルフィン酸塩が得られる、有
機スルフィン酸塩の、新規で且つ極めて有用な製造法を
提供することをその目的とする。
(発明の構成〕 一五一 χ大 111RI↓   −龜ルート基、置換
シクロアルキル基、ビニル基、アリル基、置換ビニル基
、置換アリル基、アリール基。
置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基、複
素環基、1換複素環基、を示す、また、X 1.、、 
x 4.及びY1〜Y4は、それぞれ水素、アルキル基
、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、チオ
アルコキシ基、チオアリールオキシ基、アミン基、シア
ノ基、ヒドロキシ基、カルボニル基、スルホン基又はハ
ロゲンを示し更に 、!、 x3及びY2. Y3はス
ルホニル基、又はスルフィニル基でもよい、) で示される2−(或は6−)又は4−置換スルホニルビ
リジンN−オキシド誘導体と、 一般式 NuM   (m) (式中、 Nuは水酸基、アルコキシ基 チオアルコキ
シ基、アミ7基、シアノ基、チオシアノ基を示す。また
1Mはアルカリ金属イオンを示す。)で示される求核剤
とを反応させることを特徴とする。
M1式R502M  (IV)  又ハR”502M 
  (V)(式中、R’、 R2,Mは前述と同じ、)
で示される有機スルフィン酸塩の製造法である。
式(I)、 (II)、 (IV) 及ヒ式(V) ニ
於4tルR’及びR2としては、例えばメチル基、エチ
ル基、  n −プロピル基、i−プロピル基、n−ブ
チル基。
L−ブチル&+  n−ヘキシル基、n−オクチル基、
n−ドデシル基等のアルキル基1例えばシクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへブ
チル基、シクロオクチル基等のシクロアルキル基、ビニ
ル基、アリル基、例えばフェニル基、ナフチル基、ビフ
ェニル基等のアリール基1例えばベンジル基、フェネチ
ル基。
フェニルプロピル基、トリフェニルメチル基等のアラル
キル基1例えばフリル基、フルフリル基。
ベンゾフリル基、チェニル基、ピロリル基、ピリジル基
、ピペリジル基2モルホルニル基、キノリル基、チアン
リル基、ベンゾチアゾリル基、イミダゾリル基等の複素
環基が挙げられる。
また、置換ビニル基、置換アリル基、置換シクロアルキ
ル基、置換複素環基の置換基としては、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基等のアルキル基が挙げられるが
、特にこれらに限定されるものではなく、置換アリール
基の置換基としては1例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基等の低級アルキル基、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基等の低級アルコキシ基、弗素。
塩素、臭素、沃素等のハロゲン、シアノ基、アルデヒド
基、例えばメチルカルボニル基、エチルカルボニル基等
のカルボニル基、カルボキシル基。
例えばメト+ジカルボニル基、エトキシカルボニル基等
のフルコキシ力ルポニル基、アミド基、スルホン基、例
えばメチルスルフェニル基、エチルスルフェニル基等の
スルフェニル基、例えばメチルスルホニル基、エチルス
ルホニル基等のスルホニル基、スルホンアミド基、ニト
ロ基、Nl2基、例えばジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基等の置換アミン基等が挙げられる。
式(1) 及ヒ(II) ニ於4tルX’ 〜X’、 
及ヒY’ 〜Y’としては、本発明に係る反応に関与し
ない基であればいずれにてもよく、例えば、水素、又は
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、t−ブチル基等のアルキル基、例えばフェニル
基、ナフチル基、ビフェニル基等の7リール基1例えば
、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、t−ブトキ
シ基等のアルコキシ基、フェノキシ基等の7リールオキ
シ基、例えばチオメトキシ基、チオエトキシ基等のチオ
アルコキシ基、チオフェノキシ基等のチオアリールオキ
シ基、 Nl2基、  N、N−ジメチルアミノ基、 
 N、N−ジエチルアミ7基等のアミン基、シアン基、
ヒドロキシ基、カルボニル基、スルホン基、弗素。
塩素、臭素、沃素等のハロゲン等が挙げられるがこれら
に限定されるものでないことはいうまでモA:イ、!?
、、X’、 X3. Y2. Y”(1)場合ハ、例エ
バメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、フェニル
スルホニル基等のスルホニル基1例えば、メチルスルフ
ィニル基、エチルスルフィニル基。
フェニルスルフィニル基等のスルフィニル基でもよい。
また、式(m)に於けるNuとしては、水酩基、例えば
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ
基1例えばチオメトキシ基、チオエトキシ基、チオアル
コキシ基等のチオアルコキシ基、Nl2基、例えばN−
メチルアミノ基、N−エチルアミノ基等のN−モノアル
キルアミノ基、例えばN、N−ジメチルアミノ基、  
N、N−ジエチルアミノ基等のN、N−ジアルキルアミ
7基、N−フェニルアミノ基等のN−アリールアミノ基
、 N、N−ジフェニルアミ7基等のN、N−ジアリー
ルアミノ基、N−メチル−No−フェニルアミノ基等の
N−アルキル−No−アリールアミノ基、シアノ基、チ
オシアノ基等が挙げられる。また、Mとしてはリチウム
イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカ
リ金属イオンが挙げられる。
本発明に於て用いられる求核剤の使用量は。
2−(或は6−)又は4−置換スルホニルビリジンN−
オキシドに対して、通常1〜2倍モルで充分である。
本発明に於て用いられる溶媒としては、例えば、メタノ
ール、エタノール、n−プロパツール、t−ブタノール
等のアルコール類、アセトニトリル、ホルムアミド、N
、N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N、N−ジメ
チル7セトアミド。
ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘキサメチルホス
ホルアミド(HMPA)、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールジエチルエーテル、ジオキサン等のエ
ーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類。
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化
水素類等が挙げられる。
本発明の有機スルフィン酸塩の製造法に於ける反応温度
は溶媒によって異なるが、通常、室温乃至用いる溶媒の
還流温度付近でより好ましく行なわれる。
また1反応時間は温度条件によって異なるが。
用いる溶媒の還流温度付近で反応を行なった場合は、通
常、 10〜30分で充分である。
本発明に於て、原料として用いられる2−(成は6−)
又は4−置換スルホニルビリジンN−オキシド類は5例
えば1次のようにして容易に得ることができる。
即ち、例えば、2−ベンジルスルホニルピリジンN−オ
キシドの場合を例にして述べると、先ずJ、 Che+
s、 Soc、 Perkin Trans、 I、 
 p、1833〜1838(1984)に記載の方法に
準じて、2−ラジウムスル2エニルピリジンN−オキシ
ドを例えば通常メタノール、エタノール等アルコール系
溶媒に加熱溶解し、これに例えばベンジルブロマイド(
又はベンジルクロライド)を加え、還流下撹拌反応させ
ると、2−ベンジルスルフェニルピリジンN−オキシド
が定量的に得られる0次いで、これを有機溶媒に溶かし
、Li2CO3,l1a2CO3,K2CO3゜C52
C03等の炭酸塩の共存下に、2当量のm−クロロ過安
息香酸(以下、mCPBAと略す、)を用いて酸化する
か、或は次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl) 、次亜
臭素酸カリウム(KOBr) 、過酸化カリウム(KO
2)等の酸化剤を用いて酸化することにより、目的とす
る2−ベンジルスルホニルピリジンN−オキシドが定量
的に得られる。この酸化反応に於て例えば過酸化水素、
過マンガン酸塩。
過ヨウ素酸塩等の酸化剤を用いた場合には1反応は2−
ベンジルスルフィニルピリジンN−オキシドで止まって
しまう、即ち、2−ベンジルスルフィニルピリミジンN
−オキシドを酸化する際には、上記した如き特定の酸化
剤を用いる必要があり、また、酸化剤としてmcPBA
を用いた場合には、酸化剤の他、炭酸塩の存在が必要で
ある。
この方法もまた1本発明者らが初めて見出したものであ
る。
また、2−置換スルホニルピリジンN−オキシド類は、
2−置換スルフェニルピリジンを用いて、E、 Sha
w、 J、 Am、 Chew、 Sac、、 ?2.
4362/161:6%−u   IJ−1&−−轟+
、   クク  (IQI:  /1661%N  管
If記載の方法に準じて製造してもよい。
以下1本発明の製造法について具体的に記す。
即ち、先ず2−(戒は6−)又は4−M換スルホニルピ
リジンN−オキシドを先に述べた如き溶媒、例えばメタ
ノール、エタノール等アルコール系溶媒やアセトニトリ
ル、DMF、ジオキサン、トルエン等に溶解し1次いで
、これに当量乃至若干過剰量の前述の求核剤1例えば、
アルカリアルコキシド(アルコール系溶媒を用いた場合
には金属アルカリでもかまわない、)や水酸化アルカリ
の粉末等を加え、室温乃至還流下10〜30分間攪拌反
応させる0反応終了後、溶媒を留去し、これに、例えば
塩化メチレン等のハロゲン系溶媒、ベンゼン等の芳香族
系溶媒を加えて結晶化させ、これを枦取することにより
、目的とするスルフィン酸塩が好収率で得られる。これ
を、要すればメタノール、エタノール等のアルコール系
溶媒等により再結晶すれば、精製品が容易に得られる。
このように、本製造法は反応段階及び処理段階に於ても
、水を全く用いる必要がないので、生成物の分離がしや
すく、純度のよいものが容易に得られるという利点をも
有する。
以下に実施例及び参考例を挙げるが、本発明はこれらに
限定されるものでない。
〔実施例〕
参考例1゜ 2−ラジウムスルフェニルピリジンN−オキシド 50
g  (0,338go+)にエタノール 500 m
l  を加え、加熱溶解した。これにベンジルブロマイ
ド40 ml (0,337層o1)を加え、還流下、
10分間攪拌反応させた0反応終了後、エタノールを留
去し、塩化メチレンで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下溶媒留去した。その残留物をエタノールより
再結晶することにより、2−ベンジルスルフェニルピリ
ジンN−オキシド70.0g (収率9B、 2%)を
得た0層、9.173〜174℃。
以下同様な実験操作により、次の化合物を得た。
シ又千#、台 表       2 参考例2゜ エタノール 1001に金属ナトリウム  1.8g(
89,3mmol)を加え、攪拌溶解した。これにE−
プチルチオール 9.4 ml (83,2mmol)
を加え、10分間攪拌後、2−メチルスルホニルピリジ
ンN−オキシド 10 g (57,8mmol)を加
え、還流下、15分間攪拌反応した4反応終了後、溶媒
を留去し、塩化メチレンで抽出し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下溶媒留去した。その残留物をカラムクロ
マトグラフィー〔活性アルミナ(200mesh)和光
紬薬工業■製、溶出液ベンゼン→エタノール〕により精
製することにより、2−t−ブチルスルフェニルピリジ
ンN−オキシド 9.034g (収率85.4%)を
得た。
参考例3゜ 2−ベンジルスルフェニルピリジンN−オキシド20.
37g  (81,3mmol)を501の塩化メチL
/7に溶解させた。これに、塩化メチレン tiに溶解
したm CP B A  23.5g (82meal
)を攪拌しながら滴下した。1時間攪拌後、更に同量の
mcPBAとに2GO311,2g (81鵬mal)
を加え、1時間攪拌した(この酸化反応は二段に分けず
にはじめからm CP B A  47g  (1B4
 +smol) 、  K2GO311,2g  (8
1anoり用いて、2時間攪拌反応させても同じ結果が
得られる。)0反応終了後、析出したm−クロロ安息香
酸(mcBA)を吸引濾過して除き、ろ液にNH3ガス
を吹き込んで中和した後、再び濾過して不純物を除いた
。炉液を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し
粗製物23gを得た。これをショートカラム〔活性アル
ミナ(200me+h)和光紬薬工業■製、溶出液 塩
化メチレン→エタノール〕に通した後、エタノールで再
結晶し、2−ベンジルスルホニルピリジンN−オキシド
 18g(収率77.2%)を得た0層、p。
131.5〜132.5℃。
以下同様な実験操作により1次の化合物を得た。
)人下キ白 表       3 実施例1゜ 金属ナトリウム 23g (1mol )全エタノール
1文に溶解し、ナトリウムエトキシドのエタノール溶液
(濃度1 mol/立)を調製した。2−フェニルスル
ホニルピリジンN−オキシド10.94g(47IIa
ol)にエタノール200 mlを加え、先のEtON
a/EtOH溶液 47 mlを加え、還流下15分間
攪拌反応させた。溶媒を留去し、これに冷しながらゆっ
くりと塩化メチレンを加えて結晶化させ、これをS戸取
してフェニルスルフィン酸ナトリウム塩8.8g (収
率88%)を得た。得られたスルフィン酸塩の’H−N
MRスペクトルには、エチル基のピークは現われず、混
合物ではないことを確認した。
I  R(KBr)  :  P  1020. 97
0cm−’。
また、ろ液である塩化メチレン溶液からは。
2−エトキシピリジンN−オキシドが定量的に得られた
また、更に確認の意味で、下記の如き、得られたスルフ
ィン#坩のアルキル化実験を行なった。
即ち、得られたスルフィン酸を、エタノール100 m
l、水 1001の混合溶媒に溶かし、ヨウ化メチル 
501を加え、−晩攪拌した。有機層を塩化メチレンで
抽出し、 0.5 N Na2S2O3水溶液及び水で
洗節した。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧上溶媒留去
した。その残留物をエタノールにより再結晶することに
より、フェニルメチルスルホンを得た(収率88%) 
、 m、p、 88.5〜83.5℃。
以下同様な実験操作により1次の化合物を得た。尚、い
ずれの場合も炉液から2−エトキシピリジンN−オキシ
ドが定量的に得られた。
PhC)12sO2Na NMR(D20):67.38.4.88.3.63p
pI11゜□。(17Qr)、 11 1111 11
11111〜q、。0.−1(CH3)2CH502N
a NMR(口20): δ  4.71. 1.10. 
0.99ppm  。
I R(KBr) : y  1G10. 975cm
−1゜CH3(CH2) 7SO2Na N M R(020) : δ 4.89.1.30.
0.85pp論。
I R(KBr) : )l  10110l5’。
((H3)3C502Na NMR(口20): 6 4.89. 0.98pp−
I R(KBr) : y  1025cm−’。
実施例2゜ 実施例1.に於ける2−フェニルスルホニルピリジンN
−オキシド10.94 g C47mmar)の代わり
に、2−アリルスルホニルピリジンN−オキシド9.3
8 g  (47mmol)を用い、実施例1.と同様
に反応及び後処理を行ない、CH2=CHCH25O2
Na  3.19g (収率53%)と、この転位生成
物であるCHg−CI= GH5O2Na  2.11
 g  (収率35%)を得た。
実施例3゜ 2−フェニルスルホニルピリジンN−オキシド11.8
4 g  (50■mol)をエタノール 2001に
溶解し、これに水酸化ナトリウムの粉末2gを加え。
還流下15分間攪拌反応させた。溶媒を留去し、これに
冷しながらゆっくりと塩化メチレンを加えて結晶化させ
、これをS戸数してフェニルスルフィン酸ナトリウム塩
7.47 g  (収率91%)を得た。
また、ろ液である塩化メチレン溶液からは、2−エトキ
シピリジンN−オキシドが定量的に得られた。
実施例4゜ 2−フェニルスルホニルピリジンN−オキシド11.8
3 g  (50+u+ol)に7セトニトリル200
1を加え、これに水酸化カリウムの粉末2gを加え、還
流下15分間攪拌反応させた。溶媒を留去し、これを冷
しながらゆっくりと塩化メチレンを加えて結晶化させ、
これをS戸数してフェニルスルフィン酸カリウム塩8.
85g (収率96%)を得た。
また、上記実験をアセトニトリルの代わりに塩化メチレ
ン中で行なっても、同様な結果が得られた。
実施例5゜ lu At= 例1 、に於けるナトリウムエトキシド
のエタノール溶液(濃度1mol/i)の代わりに、ナ
トリウムチオメト午シトのエタノール溶液 (a度1m
ol/u)を用い、実施例1.と同様に反応及び後処理
を行なって次のような結果を得た。
表     5 尚、 本実m例に於ては、2−メチルスルフィニルピリ
ジンN−オキシドが定着的に得られてきたので、これを
再び参考例3.に従って酸化を行なえば、2−メチルス
ルホニルピリジンN−オキシドが得られてくるので、本
実施例の原料としてくり返し利用できる。
実施例6. 2−ベンジルスルホニルピリジンN−オキシド11.6
4 g (50mmol)にDMF 200 !+1 
を加え、これにNaCN 2.45 g (50mmo
1)を加え、60〜70℃で20分間攪拌反応させた。
溶媒を留去し、これを冷しながらゆっくりと塩化メチレ
ンを加えて結晶化させ、これをS戸数してベンジルスル
フィン酸ナトリウム塩8.02 g  (収率90%)
を得た。また、ろ液である塩化メチレン溶液からは、2
−シアノピリジンN−オキシドが定量的に得られた。
実施例7゜ 2−フェニルスルホニルピリジンN−オキシド10.9
5 g (47mmol)を出発原料とし、実施例1.
に於けるナトリウムエトキシドのエタノール溶液の代わ
りに、ピペリジンのナトリウム塩 5.04g(47m
mol)を用い、実施例1.に準じて反応及び後処理を
行なってフェニルスルフィン酸ナトリウム塩8.79 
g  (収率88%)を得た。また、ろ液である塩化メ
チレン溶液からは、2−ピペリジノピリジンN−オキシ
ドが定量的に得られた。
実施例8゜ 実施例1.に於ける2−フェニルスルホニルピリジンN
−オキシド 10.94 g (47mmol)の代わ
りに、4−フェニルスルホニルピリジンN−オキシド 
Io、94g  (47mmol)を用い、実施例1.
と同様に反応及び後処理を行い、フェニルスルフィン酸
ナトリウム塩 7.33g (収率95%)を得た。
また、ろ液である塩化メチレン溶液からは、4−エトキ
シピリジンN−オキシドが定量的に得られた。
〔発明の効果〕
以上述べたように1本発明は、医薬品、農薬、その他種
々の有機化合物の合成原料又は合成中間体として有用な
有機スルフィン酸塩の新規で且つ極めて有用な製法を提
供するものであり、2−(或は6−)又は4−置換スル
ホニルピリジンN−オキシドと求核剤とを、無水条件下
で反応させることにより、容易に且つ極めて短時間で。
定量的に目的とするスルフィン酸塩が得られるという点
に顕著な効果を奏する発明であって、斯業に貢献する処
極めて大なる発明である。
また5本発明の方法に於てスルフィン酸塩の副生成物と
して得られてくるN−オキシド誘導体は、容易にピリジ
ン誘導体に還元できるので、ピリジン環上への置換基の
導入に、非常に有用であると考えられ、従って1本発明
は、ピリジン誘導体の新規製法としても興味あるもので
ある。
特許出願人  和光純薬工業株式会社 手続補正書 昭和61年 5月20日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )又は▲数式
    、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1及びR^2はアルキル基、シクロアルキ
    ル基、置換シクロアルキル基、ビニル基、アリル基、置
    換ビニル基、置換アリル基、アリール基、置換アリール
    基、アラルキル基、置換アラルキル基、複素環基、置換
    複素環基を示す、また、X^1〜X^4、及びY^1〜
    Y^4は、それぞれ水素、アルキル基、アリール基、ア
    ルコキシ基、アリールオキシ基、チオアルコキシ基、チ
    オアリールオキシ基、アミノ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、カルボニル基、スルホン基又はハロゲンを示し、更
    にX^1、X^3、及びY^2、Y^3はスルホニル基
    又はスルフィニル基でもよい。) で示される2−(或は6−)又は4−置換スルホニルピ
    リジンN−オキシド誘導体と、 一般式NuM(III) (式中、Nuは水酸基、アルコキシ基、チオアルコキシ
    基、アミノ基、シアノ基、チオシアノ基を示す、また、
    Mはアルカリ金属イオンを示す。)で示される求核剤と
    を反応させることを特徴とする、 一般式R^1SO_2M(IV)又はR^2SO_2M(
    V)(式中、R^1、R^2、Mは前述と同じ。)で示
    される有機スルフィン酸塩の製造法。
JP4625685A 1985-03-08 1985-03-08 有機スルフイン酸塩の新規製法 Granted JPS61205249A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8637578B2 (en) 2003-06-24 2014-01-28 Isis Innovation Limited Reagents and methods for the formation of disulfide bonds and the glycosylation of proteins

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