JPS612050A - 組合せ熱量分析計およびx線回折計 - Google Patents

組合せ熱量分析計およびx線回折計

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JPS612050A
JPS612050A JP60069889A JP6988985A JPS612050A JP S612050 A JPS612050 A JP S612050A JP 60069889 A JP60069889 A JP 60069889A JP 6988985 A JP6988985 A JP 6988985A JP S612050 A JPS612050 A JP S612050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、物質の熱力学的および構造的性質を測定する
ための科学装置および方法に関する。詳しくは同時熱量
−X線回折分析用機器に関する。
物質の物理的および化学的挙動を特徴づける上において
、その熱力学的(例えば熱量的)および構造的(例えば
結晶的)性質の両者を別々に研究するのが通例である。
熱力学的性質は、差動走査熱量分析(DSC)および示
差熱分析によシ一般的に測定される。最近のDSCおよ
びDTA機器は非常に進歩しており、場合によってはI
Cの留分までの感温調整や測定が可能である。サンプル
は非常に短時間で急速に広範囲の温度に加熱され、正確
に熱量測定ができる。
結晶性は、しばしばX−線回折(XRD)分光計により
研究されている。回折データは、詳しく解像するため写
真フィルムによりあるいはシンチレーション計数管によ
り集められる。そのような操作は、時間がかかり、各温
度における各パターンについて、30分以上のデータ集
録時間を必要とする。温度範囲にわたる一つの検査では
一日あるいはそれ以上の日数がかかる。このようにX−
線回折検査のだめのデーター集録時間に手間取るため、
構造データと熱量データーとを迅速法によシ相関性をも
たすことはできなかった。工業プロセスでは、加熱処理
および/あるいは化学処理は数分あるいは数秒間のうち
におこなわれる(例えばホリマー抽出や触媒酸化である
)。更にX−線回折分析でのサンプル加熱装置は比較的
粗末なものであった。例えば5C以内の一定サンプル温
度コントロールは、室温に近い場合を除いて、まれにし
か達成することができなかった。これらの両方の理由に
より、これまでサンプルの加熱温度に正確かつ同時に相
関性を有する一連のX−線回折パターンの迅速走査即ち
動的読取がおこなわれなかった。
一方、サンプルを先ず前述の方法の一つによシ分析し、
ついで他の方法によシ分析しようとする試みが一般にお
こなわれてきた。そしてサンプルの熱的構造挙動をでき
る限シ解明するため二個の測定データーを充分に相関さ
せた。しかし、観察された構造変化を個々の熱量的現象
へ合致させようとした場合回折データーと熱量データー
とは、サンプルの加熱条件およびサンプルのサイズの差
異および、DSCと一般的なXRDとの間のデーター集
録時間の差異によシ、正しく相関性を持ちえなかった。
この方法を多成分系のサンプルに使用した場合短時間の
温度でおこなわれる別々の物理化学的現象は、1〜2分
間でおこなわれる瞬間的および不可逆的相変化を示すた
め、しばしば間違ったシ、あるいは誤解されたシする。
ごく最近になって、これらのうちある点が改良されてき
た。即ち回折データーの検知速度を極度に向上させるX
−線検出器として、位置感応性検出器が開発された。こ
のものは、X−線回折の分析時間を示差熱分析および差
動走査熱量分析の時間に相当するほどに短縮させること
ができる。
本発明はこれらを改良して有利性を示すものであり、温
度および/あるいは周囲の変化を受けるサンプルの熱力
学的および構造的性質を同時に動的測定するための作動
機器およびその方法を提供するものである。
本発明の機器は、分析すべき同じサンプルを同じように
処理し同時に検出するためのX−線回折分析計および熱
量分析計(差動走査熱量計あるいは示差熱分析計)の両
者の組合せから成る。回折分析計は、熱力学的性質の測
定用としても使用されかつ測定されるサンプルに衝突す
るX線ビーム源および構造的性質を測定するためのサン
プルから回折される放射線を受けとるだめの迅速位置感
応性検出器を含む。熱量分析計は、サンプルホールダー
装置の中に、サンプルが共同分析のために入れられ、保
持されているサンプルホールダーを有している。サンプ
ルホールダー装置は、回折計のX線ビームをホールダー
中のサンプルに衝突させるように位置した入口あるいは
X線透過窓および回折放射線をX線検出器へ通過させる
ための出口スリット窓を有している。更に分析計は、ホ
ールダー中のサンプルの温度を変化させるためのコント
ロール装置およびその変化時におけるサンプルの熱力学
的挙動を測定するための装置を有している。
X線源は、焦点単色ビームを提供するものが好ましい。
それはGu in i 6 r回折システムおよび湾曲
焦点モノクロメータ−を備えた線源が有利である。
線源およびサンプルホールダー(および包囲物)は、ホ
ールダー中のサンプルが回折計の焦点円に沿った箇所に
位置するように幾何学的に配置される。
X線検出器は、・円周に沿った置かれた感応エレメント
と共に回折分析計の焦点円を移動するだめに取り付けら
れた位置感応性比例計数管が好適である。検出器は、電
子読取回路に接続される。これは、X線回折・ξターン
を形成する線の位置および強度を数字および図で表わす
ディスプレーターミナルあるいは記録計をもつ多チャン
ネル分析計を有している。
熱量分析計は、分析中のサンプルの温度およびサンプル
中でおこっている熱量的事象の存在およびその度合の両
方を表示かつ記録する電子読取回路を備えた差動走査熱
量計が好適である。回路には、更にホールダー中のサン
プルの温度をコントロールするための装置が含まれてい
る。この装置は温度を上昇、下降あるいは維持するよう
にプログラムすることができるものが有利である。
サンフルホールダー装置(時には、試料ホールダー装置
あるいはセルとして記す)は、特に限定される例ではな
いが、内部を気密にシールするカバーを有する金属ブロ
ックのような保護包囲物から成る。そのブロックはサン
プルおよび対照物ホールダー用の二つの室(あるいは一
つの共有室)を有している。
ここに述べたものより更に広範囲のさまざまなサンプル
ホールダー装置のデザインが公知であり代わシに使用す
ることができる。例えば、引用した文献やDSCおよび
DTAの市販機器によシ説明されている。同様に、サン
プルホールダーは、本発明による同時サンプル分析の場
合、数多くの形のものが使用され、また改良することも
できる。
サンプルホールダー装置には、X−線透過入口および出
口スリットの窓がと9つけられ、それをシールするため
X−線透過材料の薄いシートでそれを覆っている。分析
用テストサンプルについてのあるガス媒体の影響を研究
するために機器を使用する場合には、サンプルホールダ
ー装置にサンプルと接触して通過するガスをコントロー
ルするための入口および出口を、更にとりつけることも
゛できる。
本発明は、新規な機器を提供するのに加えて、更に、物
質の熱力学的および構造的性質を同時分析する方法に関
する。この方法においてはそのサンプル物質は、温度お
よび/あるいは周囲の変化のプログラムに供される。プ
ログラムにおいては、例えばDSC法では、熱量的挙動
を指示するサンプルへのおよびサンプルからの差動熱フ
ローが、その間に測定される。同時に、サンプルは焦点
X線ビームにはくるされ、サンプルからの回折データー
もまだその間に測定される。ついで熱量データーとX線
データーとが、温度および周囲の関数として対比される
。この対比は、サンプルのおよび多成分サンプルの場合
にはそれを構成する物質の基本的な物理化学的挙動への
大きな洞察を与へかつこれらの物質がお互いにいかに影
響し合っているかの洞察を与へる。
この機器および方法は、広範囲の温度にわたっておよび
多くの雰囲気下で使用することができる。
これらは、サンプルが数百度に加熱されている間に同時
に熱量データーとX−線回折データーとを走査、記録し
、これらをすべて数分間のうちにおこなうことができる
。X線データーは、熱量分析が進行するにつれて動的に
再び集録され構造変化と短時間の瞬時熱量事象との直接
の相関関係を提供する。そして、熱量および雰囲気によ
シ引き起こされる構造変化の運動力学が正確に研究され
、複雑なりSC曲線の解明を可能とする。数個の成分を
含有するサンプルの場合には、相が容易に区分けされ、
熱量事象が、個々の成分へあるいは、二個以上の成分へ
確実に配分することができる。
この種の成果は、従来得られなかったものである。
本発明を添付図によシ以下に説明する。
第1図は、本発明による組合せしたX−線回折分析計お
よび差動走査熱量計の上面図であり、電子コントロール
および記録システムを省略したものである。図は、Ha
ber−%1nierシステムの配置による機器を示す
第2図は、サンプルの容器とその取付けを示すために拡
大した、第1図の機器の中心部の部分的な側面図である
第3図は、第2図のサンプル容器の内部を見えるように
した透視図である。
第4図は、第3図の4−4の線で切断したサンプル容器
の断面立面図であり、加熱および感温エレメントを備え
たサンプルホールダーを示す。更にこの図はガスの入口
および出口を示している。
第5図は、第1図に示すX線検出器として用いられる線
状位置感応性比例計数管の断面図である。
第6a図および第6b図は、第5図の計数管の代用とし
て使用される湾曲位置感応性比例計数管の断面図である
。更にこの図はこれらのタイプの検出器に関連する一般
的な誤差を示す。
第7図は、本発明による機器のX線回折計の検出器コン
トロールおよび記録システムを図示するブロックダイヤ
グラムである。
第8図は、Bragg−Bentano システムの配
置を用いた別のX線回折計の計画図である。
第9図は、本発明の機器の他の部分を形成する差動走査
熱量計の電子感応性およびコントロールシステムのブロ
ックダイヤグラムである。
第10図は、X線ビームが垂直に上の方に向けられてい
る別の装置構成による立面図である。
第11図は、本発明による全装置のコントロールおよび
記録システムの関連を示すノロツクダイヤグラムであり
、サンプル容器へガスを送給し、その容器からの流出ガ
スを分析するためのシステムを含んでいる。
第12A図および第12B図は、加熱サイクル時に本発
明の装置によシつくられた代表的なX線回折パターン(
第12図B)とそれに相当するDSC走査(第12図A
)との記録である。
第13A図および第13B図は、冷却サイクル時につく
られたことを除いてそれぞれ第12A図および第12B
図の記録と同じものである。
第14A−0図は、多形体有機化合物のDSC/XFD
テスト前、テスト時、テスト後のそれぞれのDSC走査
である。
第15図は、低融点から高融点への多形体の相互転換を
示す、本発明の装置によりつくられたX線回折パターン
を示す。
本発明の好適な構成である基本的なエレメントを第1図
および第2図に示す。これらは、(17)として示すX
−線回折分析計および差動走査熱量計であり、そのサン
プルホールダー装置は(18)に示される。これらは、
以下に述べるように共通ベース(19)上にきっちりと
区分され、取付けられている。
測定すべき物質のサンプルは、例えばアルミニウムホイ
ルの小さな皿あるいは容器(22)に入れられ、サンプ
ルホールダー装置(18)中のサンプルホールダー(第
3図の(96) )におさめられている。
通常パウダー状あるいはフィルム状のミリグラム単位の
物質が所望される。前述のブロックデザインのサンプル
ホールダー装置は、市販の装置の保護包囲ブロック(2
4)でつくられている。しかしこれは改良されて、X線
回折計のサンプル支持体としても供されるように配置さ
れている。この場合、回折計(17)および熱量計はサ
ンプルが共用であシ同時分析される。
回折計(17)では、X線源(26)が、モノクロメー
タ−(3のに衝突するX線ビーム(28)を゛つくシだ
す。
後者は、X−線を分散し、方向を変え、サンプル(2の
に集中する単一エネルギービーム(32) 全提供する
。X−放射線は、サンプルを通過し主ビームからさまざ
まな一定角度で回折される。第1図では、(34)およ
び(34つとして、その二つが示される。
一般に2θ(2シータ)と呼ばれる回折あるいは゛′走
走査角角よびそれに相当する回折X線強度は、サンプル
の結晶構造を特徴づけるものである。回折X線は、位置
感応性検出器(36)に集められる。
検出器(36)では、回折放射線の受入れを記録し、更
に、その放射線が長さく1−ディメンジョン検出器)お
よび面積(2−ディメンジョン検出器)で吸収されるこ
とについての情報を提供する。これらについては、Am
erican CrystallographicAs
sociationの報告(18巻、1982年。
1) 9 r  R,C,Hamlin、 EEd、 
)を参照すればよい。
本検出器は、公知のデザインであり、入射するX線フォ
トンが入る角度位置および頻度(即ちカウント/秒)に
感応するための直径25ミクロンのワイヤー(38)か
ら成る。検出器は、約2002−シータ−の角度範囲を
有したものでsb、多チャンネル分析器(40) (第
7図)に接続している。
後者は回折データーの角度位置および強度を示すアウト
プットデーターをたくわえるものである。
更に検出器および分析器について、以下に述べる。
テストサンプル(2のおよび検出器は、X線回折計の焦
点円(41) (第1図の衝突円)の外周上に水平にな
るように置かれている。X線はその円のすべての点で最
高に集中されており、回折データー分析が最も正確とな
る。サンプル(20)は固定されているが、検出器は、
支柱(44)を支点にして回転する、ブラケット(42
)にと9つけられている。支柱は、図示されていない機
具によシベース(19)にとりつけられたブロック(4
6)にねじで取付けられている。ブロック(46)は、
支柱(44)が焦点円(41)の中心になるように位置
づけられている。この配置においては、検出器に対し一
方向に延長している場合よシ広範囲の角度にわたってデ
ーターを測定しようとする場合、検出器を焦点円の次の
位置まで回転することが可能である。
包囲ブロック(24)は、X線ビーム(32)の経路に
サンプルが置かれておシ、カバー(48)によシおおわ
れている。ブロック(24)およびカバー(48)の壁
には、X線を通過させるため、穴があけられ、X線を受
は入れる入口部(50)およびX線の出ロスリツ) (
52)がつくられている(第2〜4図)。入口部(5の
は、サンプル方向への焦点X線ビーム(32)の強度ロ
スを最少限にするため円錐状に傾斜し、内側に向って狭
くしである。サンプル(2のに直接X線を衝突させるた
め、サンプル皿(22)の近くのサンプルホールダー(
96)側面に小さい穴(51)がつくられている。通常
、サンプルホールダー(96)の上部にあるサンプルホ
ールダーカバー(図示せず)は、回折X線をサンプルホ
ールダー(96)および包囲ブロック(24)から放出
する場合、形を変えるかあるいは取除く必要がある。X
線入口部(51)およびサンプルホールダー上部は、最
適なりSC熱量測定感度を得るため、サンプルからの望
ましく々い放射性および対流性の熱移動を最小にさせる
X線透過性物質でおおう必要がある。更にブロック中の
部屋をガス気密にしようとする場合には、入口部および
出口スリットの内外部をはリリウムあるいはMylar
(4リエチレンテレフタレート樹脂)のシートのような
X線透過性物質のフィルム(54)(56)でおおう。
Mylar窓は、サンプル皿がおおわれていない場合、
テスト中にいつでもサンプルを目視しうる有利性がある
サンプル(20)をX線ビーム中に位置するため、サン
プルホールダー装置(18)は、ベース(19)上にあ
る取付は装置(58) (第2図)へ固定することによ
り、すべての方向に調整し、と9つけられる。
サンプルホールダー装置のブロック(24)は、サンプ
ル(20)にある角度でX線ビーム(32)が衝突する
ように傾斜しているプレー) (60)上にとシつけら
れる。更に傾斜ブロックは、サンプル皿(22)とサン
プルホールダー(96)との間に良好な熱の接触を提供
する。プレートは、穴があいた、ネジ切シ支柱’(64
)へピンで、(72)に固定されている脚柱(62)に
固定されている。支柱(64)は、その他端が取付はブ
ロック(66)にと9つけられている。ナツト(68)
は、サンプルホールダー装置を垂直に調整している。側
面の調整には、取付はブロック(66)をネジで留めら
れているベース(19)に横すべりさせて調整する。従
って、サンプルホールダーは所望の位置まで回転させ、
固定ネジ(71)によりその場所に固定される。
本発明の好適な態様のX線検出器(36)は、線状の位
置感応性比例計数管であり、市販のユニットである。こ
れを第5図に示す。この検出器は細長くて浅い箱状のハ
ウジング(74)を有している。ターミナル(76)は
ハウジングと絶縁されており、抵抗が大きいカーボン被
覆石英ファイバーである、一つの直線アノード計数管ワ
イヤー(38)を支えている。このワイヤーとそれに平
行々一つ以上のカソードニレメン) (75)との間に
高電圧がかけられる。回折X線フォトン(34)は、ベ
リリウム窓(80)を通して計数管に入り、計数管ワイ
ヤーに沿う入口位置を特徴づけるガスイオン化を開始す
る。外部の電気回路によシ所望の電圧が供給され、回折
X線の角度位置および強度が記録される。アルイン−メ
タンあるいはキセノン−メタンのようなガス混合物を、
入口(82)および出口(8の(第7図)を経由し、ノ
・ウジングを通して加圧して通過させ、公知の方法で検
出器の感応レベルおよび効率レベルを維持する。
一方、前述の線状検出器の代わりに第6A図および第6
B図に示す湾曲検出器を使用することもできる。ノ・ウ
ジング(7sa)はアーチ形であり湾曲計数管ワイヤー
(38a)を支えている。そのような湾曲計数管は、ア
メリカ特許、%4,076,981に記載されている。
多くの位置感応性検出器は、速度、検出面積あるいは分
解のいづれかに最適である。個々の実験によっては、あ
るタイプの検出器が他のものよシ好ましいものであろう
(例えばこれらの検出器に関連する共通の誤差の詳細な
論議では、つぎの参照(1)をみればよい)。以下の参
照は、これらの検出器について記載されている。
(1)  R,A、 Newmann、 T、 G、 
Fawcett、 P、 M。
Kirchhoff、 Advance in X−r
ay Analysis。
Vol、27. 1984(inpress)(2) 
 H,E、G♂bel、 Advances in X
−ray Analysis。
Vol、22. 1979.  p、255−265゜
(3)  H,E、 G6bel、Advances 
in X−ray Arm1ysis。
Vol、 25. 1982.  p、 315−32
4゜(4)  C,O,Ruud、工ndustria
l Re5earch andDevelopment
、 January、 1983 、 p、 84〜8
7゜(5)  Proceedings of the
 Symposium on NewCrystall
o−graphic 、Detecters 、Tra
nsactionsof the American 
CrystallographicAssociati
on、 Vol、 18. 1982.  R,C。
Hamlin、 Ka。
検出器(36)に関連するコントロール装置およびディ
スプレー装置を第7図に示す。検出器中のガス雰囲気は
、流れおよび圧力を調整する供給器(84)から供給さ
れる。感応ワイヤー(38)の高電圧は、発生源(86
)から送給される。検出器からのX線アウトプットデー
ターは、デジタル分析器(4o)中に、ワイヤー(38
)の位置にそれぞれが相当する約1500個の別々のチ
ャンネルでたくわえられる。従って検出器および分析器
は、入射するX線フォトンを検出し、回折フォトンが検
出器室に入ってくる角度位置あるいはアドレスおよび各
位置でのその入射数として回折データーを記録する。
20° (2シータ−)の角度範囲をもつ検出器による
分析器記録1500チャンネルは、約0.8分間のアー
クを選択して入射角度を識別することができる。
即時分析のだめの分析器はその分析器中に蓄積されるデ
ーターを図示するビデオターミナル(88)に接続され
る。更に生データーはコンピューター(9のへ送られる
。コンピューターは角度位置、ピーク強度の大きさ、ピ
ーク面積およびハーフワイドのようなパラメーターおよ
び他の所望の)ξラメーターを記録し、アウトプットす
るために、ピークフィツトおよびデーターリダクション
の手順、スムース化およびバックグラウンド−抑制アル
ゴリズムによりプログラムが組まれている。コンピュー
ターのアウトプットは、ビデオターミナル(92)に表
示され、プロッター(94)に記録されるがプリンター
(95)で印刷される。X線回折ラインの強度が第15
図のような回折角の関数として表わされている回折デー
ターは、”本発明の装置の回折計の最終データーのアウ
トプットを構成するものである。
検出器およびコントロールおよび読取装置は、市販のも
のである。検出器の使用法および結果の解析法は公知で
ある。検出器−計数管および適切な電気回路部品につい
ては、N、 Broll、 M、 Henna。
W、 Krantz、 Siemens Corpor
ation ApplicationNote、 57
.5ept、1980 、  Cherry Hill
、 N、 J、。
およびAnalytical Application
 Notes No、 271from Innova
tive Technology、 ■nc、 、 S
outhHamilton、 MA、を参照すレハヨイ
第2図〜第4図に示すように、サンプル(20)および
皿(22)は、好ましくは例えばアルミニウムのような
金属でつくられている包囲ブロック(24)室内にとシ
つけたサンプルホールダ−(96) 内に置カれている
。このブロックによシ熱量計の環境をコントロールした
保護室および温度が得られる。またこのブロックには図
示されてはいないが冷却あるいは加熱のために液を循環
させる付属設備がもうけられている。その室内はカバー
(48)によりガス気密となっている。
サンプル皿(22)は、ブロック(24)の熱伝導性サ
ンプルホールダー(96) (第4図)上に置かれる。
ホールダーは、ホールダー支持円盤(99)にとシつけ
たセンター支柱により支えられておシ、相接近した抵抗
加熱ニレメン) (100)および抵抗温度−感応エレ
メント(102)を有している。これらのエレメントは
、リード線により第9図に示す電子コントロールおよび
感応回路に接続されている。更にブロック(24)内に
は、対照用皿(22’ )に入れた任意の熱量比較サン
プル(図示されていない)を支える対照あるいは比較用
ホールダー装置(通常96′として示す)が置かれてい
る。
一般的なタイプの差動走査熱量計の公知の操作において
は、同じ1′平均″パワーを加熱ニレメン) (100
)および(100りの両方に加えて、サンプルおよび対
照物質の温度を、サンプルの熱挙動が分析される温度範
囲にわたって徐々にかつ連続にコントロールする。2個
の側熱エレメント(102) 。
(102’)によシ示された温度は、加熱エレメントへ
必要パワー量を供給することによシ平衡に保つように作
用するコントロールシステムによってすべての走査を通
じて測定される。サンプルが吸熱すル場合、コントロー
ルシステムはサンプルへ大キな差動、<ワーを供給して
サンプルおよび対照物の温度を平衡に保つ。発熱反応の
場合は、小さな差動パワーをサンプルへ供給する。この
差動パワーの大きさが物理的あるいは化学的プロセスの
大きさの度合である。ここに述べた計器操作によシ示さ
れる値が、本発明の装置の主たるパラメーターあるいは
アウトプットのうちの一つである。
コントロールシステム(第9図)でハ、フログラマー(
104) (付属温度レコーダー(106)を有する)
を、テスト温度条件が加熱か、冷却か、等温かあるいは
それらの操作の組合せかどうかを指令するために内部電
気回路(図示せず)によシあらかじめ調整する必換があ
る。温度平均化ネットワークを管理するコンピューター
(108)を備えたプログラマ−は、サンプルおよび対
照物へ主(あるいは平均)ノξワーを供給するアンプ(
110)をコントロールする。差動パワーは第二アンプ
(112)により供給され、レコーダー(114)によ
シ測定される。図示するように、電気回路には平均温度
のためおよび差動パワーのだめのコントロールループか
ら成る。ンリツピステートのデジタルであるコントロー
ルシステムは市販されている。その使用法および結果の
解析法は公知である。更に詳しくは、E、 S、 Wa
ston等のAnalytical Chemistr
y。
36、 1233−8 (1964)およびアメリカ特
許廓3.263,484および3,732,722を参
照すればよい。
レコーダー(106)および(114) (第9図)は
、ターミナルで接続され(115) (第11図)にて
プロットされ、差動・ξワ一の変化を温度関数として示
すチャートが表示される。このようなりSC曲線(第1
2a図に示す)が本発明の装置による熱量計部の最終ア
ウトプットデーターである。本発明の大きな特徴は、こ
れらの熱量計のデーターが回折計によシ同時に得られた
X線回折データーと正確に相関性があることにある。従
って、サンプルについての構造的および熱力学的性質の
両方の洞察が可能なのである。
前述の第1図に示したX線回折ユニットは、Gu i 
n i e r回折システムの配置を用いたものであり
、Huber湾曲焦点結晶モノクロメータ−を備えたも
のである。Guinierシステムでは、サンプル(2
0)は、屈折計の焦点円(41)周のある一点に位置し
、検出器(36)は円周の異なる一点に位置されている
X線ビーム(32)は、サンプルを通過するように集中
しているが、サンプルに一点に鋭く集中してはいない。
焦点は、円(41)周の第三ポイン) (1,16)で
ある。実際の理由は、主ビームがX線の停止により焦点
がなく終っているからである。サンプルによシ回折され
たX線(34)は、検出器(36)の円(41)周の点
で真の焦点に到達している。このGu in i e 
r配置およびその意義については、H,E。
G6belによるAdvances in X−Ray
 Analysis、 25゜p、315−324  
(1982)およびT、 G、 F’awcett等に
よるIoc、cit、、26.p、171−180(1
982)にかなシ詳細に考察されている。
Guniner配置は、好適ではあるが、本発明にとっ
ては必須なものでない。第8図に別のシステムであるB
ragg−Brentano  システムを示す。この
システムでは、X線(28)は、それ自体が焦点円(4
1)周の一点の源(26)により生成されている。サン
プルは、円周に位置する代わシにその中心(120)に
位置する。サンプルは、反射(21)あるいは通過(2
3)の位置のどちらかにある。サンプルから回折したX
線は、焦点円(41)の円周の点で検出器によシ測定さ
れる。このシステムもまた、H,E。
G6bell による、Advances in X−
Ray Analysis。
22、  p、255〜265(1979)において論
議されている。
本発明において満足すべき更に他の配置は、アメリカ特
許A、4,076,981記載のDebye−8che
rrer cameraのものである。
X線配置として広角あるいは挟角のいづれかのもの即ち
5hatton配置のものが適当である。単色焦点系の
線源が好ましい。高分解システムが有用である。
他の回折計およびDSC配置を第10図に示す。
この場合、X線ビームは、サンプルホールダーの底部に
向って垂直に通過する。このような配置では、改良され
た熱接触によシ良好なりSC感度が得られ、かつX線ビ
ーム中に多くのサンプルを直接に置くことによシ改良さ
れたX線感度が得られる。第10図の配置では、デスク
に水平に置かれた包囲ブロック(24)を使用して同時
X線および熱量測定される。X線ビーム(32)は上に
向って垂直であり、ズロツク底部の入口窓に入り、ブロ
ック上部の出口窓からでていく。ついで回折X線(34
)は、出口窓から検出器(36)へ放出される。サンプ
ルホールダーおよびホールダー支柱は、X線透過のため
に、例えば、中空のセンタ一部を有している。サンプル
はX線透過物質製の皿(図示せず)に入れられる。本発
明では多くの回折計の配置が可能であるが、更に、X線
ビームに関するサンプルおよびサンプル包囲物について
もいろいろな設置方法が可能である。例えば、第10図
による配置は、Gui n i e r透過配置(第1
図参照)の代わシに、回折計装置としてBragg−B
rento配置(第8図)を利用したものである。De
bye−8cherrer 配置もまた適している。一
般にサンプルにX線ビームを衝突させ、その回折X線を
位置感応性検出器により測定しうるすべての配置が利用
可能である。
本発明によるX線パターンおよび熱量データの同時測定
は、固体あるいは半固体サンプルがガスと化学反応して
いる間の相転移を研究する上での有利性により使用され
る。そのような研究は、不均質系触媒として用いられる
コンプレックス金属酸化物組成物における酸化および還
元変化を調査する上で特に貴重である。この目的には、
第11図に示す配置が使用される。
サンプルは、ガスを導入する入口部(144)および放
出する出口部(146)を備えたサンプルブロック(2
4)中に置かれる。サンプルブロックはカバー付きであ
シ包囲内部でのガスとの接触はこれらの入口部、出口部
を通しておこなわれる。
包囲ブロック(24)は、X線(32)がサンプルに衝
突するように位置している。回折線(34) 、 (3
4りは、検出器(36)によシ受は入れられ、その生成
X線データーは、pspc電子モジュール(39) (
第7図で詳述した多チャンネル分析器にデーターが貯え
られる)によりたくわえられ、前述のようにターミナル
(88)で表示される。サンプルの温度を研究されるべ
き範囲で走査させて得られる包囲物からの熱量シiナル
id、DSC電子コントロールユニツ) (113) 
(第9図に詳述)によシ受は入れられてレコーダー(1
15)で表示される。研究用には、反応性ガス例えばシ
リンダー(130)からの水素あるいは圧縮ガス、ある
いはシリンダー(131)からの酸素およびキャリヤー
ガス例えば別のシリンダー(132)から、の窒素が使
用される。ガスは精製および圧力調整ユニッ) (13
4)を通じて流される。ガスは、混合室(142)で合
流した後入口部(144)よシサンプルブロック(24
)中に入シ、研究用のサンプルと接触する。ガス状の反
応生成物は、出口部(146)を経てスイッチバルブ(
139)にょシ流量計(138) 4るいはガス分析器
に導かれる。走査時にサンプル中でおこる構造的および
化学的変化は、X線回折パターンと熱量シグナルとを比
較することによシ更にガス分析器(141)の表示によ
り同定され、定量される。
本発明の装置の一部を成す熱分析装置は、パワー補正タ
イプの差動走査熱量計(DS C)として説明されてき
た。このDSCはPerkin−Elmer Mode
lDSC−2(アメリカ特許43,263,484およ
び43.732,722 )として市販され、公知であ
る。
このものは本目的に合致するものであるが、文献で公知
な他のタイプの差動走査熱量計も使用できる。例えば市
販されているDuPont DS C、Mettler
’DSC−20およびSetaram Model D
SCmである。
更に、厳密には熱量計ではない他の熱分析ユニットも有
用である。例えばMettler Model TA 
10およびDuPont D T Aなどの示差熱分析
器(DTA)である。
前述のように、本発明はいかなる個々のDSCあるいは
DTAにも限定されるものではない。ただ、分析器が研
究すべきサンプルの温度コントロール用装置とサンプル
の変化時の熱力学的挙動を示すパラメーターを測定し、
記録する検出装置を有していることだけが必要である。
°゛熱熱力学的性質上、DSCあるいはDTA装置を用
いて測定されうるサンプルの熱量測定による広い範囲の
ものである。これは、一般にDSCについては、エンタ
ルピー変化あるいは比熱容量の測定を意味している。ま
たDTAについては、これは一般に、研究サンプルのあ
る温度関数としての定性的あるいは半一定量的な発熱事
象および吸熱事象の測定を意味している。
本発明の装置の操作法については、前述のことからほぼ
明白であると考えられるが更に以下に詳述する。
本装置および方法は、物質の熱力学的および構造的性質
を同時に測定するために有用である。単結晶固体、多結
晶固体、無機物、薬、有機物、および混合物質、また塊
状あるいは・ξウダー状、フィルム状の固形あるいは半
一固体プラスチック更に液状プラスチック等を研究する
ために有利である。
操作する場合、先ずサンプル(2)をサンプルホールダ
ー(96)に入れる。同時に対照サンプルもまた対照サ
ンプルホールダー(96’)中の対照器(2))に入れ
る。このサンプルホールダー装置(18)は、サンプル
をX線回折計に関係する場所に保持することおよび熱分
析の熱量室を構成することを同時に提供するものである
サンプルおよび対照サンプルを入れたサンプルホールダ
ーは、サンプルがX線回折ユニットの焦点円の一点にX
線ビーム通路が来るように慎重に調整してとりつけられ
る。ついで回折計および熱量計の両方のコントロールお
よび読取回路を準備する。ガス雰囲気をサンプル室に循
環させる場合には、更にその準備をする。ついでサンプ
ルおよび対照物質を測定温度範囲に加熱するコントロー
ルのプログラムを組み、更に加熱速度もまたあらかじめ
セットする。
すべての準備が終了したらX線回折計および熱量計を生
かす。ついで自動的に走査を開始させる。
回折計の読取シが、サンプルから回折したX線の角度お
よび強度を測定、記録する。(これらは、回折ピークの
角度位置の大きさである)。この記録はその強度が回折
角度の関数として示されるプロッター(94)によシ表
示される。このプロットは、所定の時間毎に繰返される
。同じデーターは、オRレータ−による即時監視のため
ビデオターミナル(88)で目視できる。
同時に、走査熱量計は走査中の各時間におけるサンプル
の温度と、サンプルおよび対照物の温度を平衡に保つた
めに必要ならば差動パワーとの両方を測定し記録する。
この記録は温度の関数として示される差動パワーと共に
レコーダー(115)によシチャートとして表示される
。温度ラインも時間毎にチェックされる。所望ならばこ
のデーターはターミナルで目視することが可能である。
走査は測定が終了する所定の最終温度に達する迄継続す
る。
この結果を解析するために分析オペレーターは回折デー
タおよび熱量データーを比較する。データーの時間マー
クは、同時事象を確認するものである。従って走査にお
いである温度に達した時に熱量計のデーターが熱的な事
象を示しだならば、同じ時間に回折・ξターンにどんな
変化が起ったのかを、それに相当する回折データが示す
であろう。
分析者は回折パターンを検討し、数多くの結晶試料を同
定するものとして文献に公知な標準対照物ノミターンと
それらとを比較する。この比較にょシ変化に含まれる相
および変化の性質を同定する。
本発明の装置では、回折スRクトルおよび熱的な事象が
迅速に検出され、記録されるので数百0の百分塵にわた
る全走査が2〜3分のうちに終了してしまう。従って、
分析者は従来技術法ではとらえることができなかった短
命のスパンを有する一時的な相の出現および消失のよう
な急激な結晶学的事象を検出することができる。更に分
析者は、コンプレックス混合物をテストし、わずか2〜
3Cの温度内でおこなわれる個々の成分での連続的な相
変化を検出し同定することもできる。また多成分混合物
中の混合物の化学的相互作用を調べることもできる。更
に本発明の装置および方法での正確な温度コントロール
と迅速な分析による一回の実験のみで、温度関数として
の熱による構造変化、分子配向、結晶作用、変形応力お
よび変形をすべて測定することができる。従来技術の方
法では、これらの測定は、できなかったかあるいは、そ
のような表示が見のがされていたかあるいは誤解されて
いるものである。
更に本発明の有利性は、熱的事象あるいは相変化がある
温度でおこなわれ、第一スパークで観察されたが、その
事象のすべての詳細が明白でない場合に再び操作しうる
ところにある。即ち問題の温度に近づいた場合に温度上
昇を中止させるかあるいはその速度を非常に小さくさせ
、同じサンプルあるいは新しいサンプルを用いて別の走
査をスタートさせることができる。このためには簡単な
コントロール回路の調整だけが必要なので、変化の必要
性が明らかな場合、走査の途中で温度上昇を中止したシ
あるいはその速度を変えることができる。温度を安定さ
せるかあるいは徐々に上昇させながら広範囲にわたって
のX線や熱的な測定をおこなうことによシ、本来の迅速
なスパーンでは見出せなかった臨界的な詳細な事項をと
らえることができる。テストパラメーターがテスト中に
調整しうると云う点で力学的である相互作用分析が可能
になったことによシこれまで未解決であるかあるいは未
知であった構造的および熱的相関関係の同定および特性
化が可能になったのである。
本発明の方法は、分析すべきサンプルに反応ガス7通す
場合に特に有用である。走査は、いづれの時点でも中断
することができるので、ガスとの反応によって生ずる熱
的および構造的変化は、その変化がおこなわれている間
に詳細に測定することができる。
上述の説明は、温度走査がサンプル乞加熱することによ
るものであるが、本発明においては、温度Z下げるよう
に走査することも同じように可能である。測定は、温度
乞上昇しながら開始することができるし、更に自然にあ
るいは速度で冷却が起る。室温以下の範囲を調査でるた
めに人工的冷却が適用できる。その装置は液体窒素の温
度のような低温から600Cまたはそれ以上の温度まで
操作できる。
実施例1 本発明の使用あるいは操作について以下の実施例により
更に詳しく説明する。
X線回折計(XRD)Qη(第1図および第7図)でU
、CuX線ライン源を提供するPhi 11 ips発
生器により入射X線ビーム(28)乞発生させた。Cu
Kα1放射線YCuKCt2およびCuKo3放射線か
ら分離するためにHuber湾曲焦点ゲルマニウム結晶
モノクロメータ−7有するGuinier回折システム
乞使用した。サンプルに集中する生成入射ビーム(3渇
は単色(波長= 1.5406A)であった。
検出管は、13raun湾曲位置感応性比例計数管乞用
いた。電圧供給器036)および多チャンネル分析計(
40)’Y有するこの検出器は約20’(2θ)にわた
って回折X線を同時収集した。検出器χ支柱のまわりの
いろいろな位置へ動が丁ことによりo〜70’の走査角
度2θの接触し5る範囲に調整した。
差動走査熱量計(DSC) U Perkin−Elm
erDSC−2乞用いた。サンプルホールダ装置(18
1U、DSC−2のオーブンからつくつ7C,X線の入
口および出口はアルミニウムブロックに穴をあけ、それ
乞シールするため0.1 mm厚のMylarフィルム
でおおった。サンプル(2o)は通常約20m9である
が、これ乞0.02mmのアルミニウムホイルに入れサ
ンプルホールダ−(96)中に置いた。X線の強度が他
の点で不充分な場合にはフルビームにするためにホイル
に穴をあけた。
X線装置の操作パラメーターは以下のものであった。
X線源    Cuライン源、長(て鋭い焦点。
電流  20mA 電圧  4QKV pspcガス   90チアルゴン、10チメタンガス
圧力   11〜12bar ガス流速   1.Q cc/ hr PSPCfi圧4.0〜44Kv 多チャンネル分析計顛には、ビデオターミナルを経てつ
くられた連続測定の回折データー7集めた。X線データ
ーファイルは、収集後、貯蔵および分析のため市販のコ
ンピューターインターフェイス(87)欠経て、FDP
−11/34コンピユーターの・・−ドディスクへ移動
した。テスト終了後、パターンはパラメーターとしてピ
ーク位置、面積、ノ・−フワイド等Z得るために、ピー
クフィツトおよびデーターリダクション手順にイングッ
トすることにより公知の方法で処理された。(J、 W
、 Kdmonds等のAdvance in X−R
ay Analysis、 22+ P、143(19
79)乞参照)。移行時間は、1200 #?インドデ
ーターファイルについて約30秒であった。この装置の
操作におけるDSCは、あらかじめセットした速度で走
査させた。通常20C/#〜1.25c/=である。X
線回折パターンは1パターンにつき5分より短い収集時
間で走査に従って所望の温度であつめられた。
実施例2 実証テストでは、ポリエチレンのサンプルヶ溶融する迄
加熱後(第12A図および第12B図)室温まで冷却し
た(第13A図および第13B図)。このサイクルは2
5°/ mmでおこない、X線回折データーは2分間隔
でとった。熱量データーと構造データーとの相関関係は
、温度および熱量挙動の関数としてのサンプルの結晶性
乞示している。
実施例3 他の実施例では、二種類の有機多形体の相互転換を調べ
るためにDSC/XRDを使用した。この化合物の代表
的な迅速DSC走査乞第14A図に示す。この化合物は
3〜4Cだけ異なる融点を有する二つの多形体2示すこ
とが知られていた。X線回折および差動走査熱量を別々
に実験室的におこなった従来分析はこれらの方法による
多形体の定量が類似であるが同一ではない結果を与える
こと欠示した。測定の相違を調べるためDSC/XRD
の同時テストYおこなった。加熱段階の顕微鏡による従
来の測定では低温溶融形(II)が、加熱時に高温溶融
形(1)へゆっくりと転換するであろうことは指摘され
たが、顕微鏡では二つの構造間の差異ン認めることがで
きないためその現象乞はっきりと理解しえなかった。
変形の状態7調べる友め純粋な低温溶融形(n)のサン
プル乞装置に入れ、XRD走査乞とった。サンプル乞ゆ
つくジと(1,25′C/m )加熱したところ溶融発
熱が145 CではじめてDSCのアウトプットに観察
された(第14B図9゜ついで温度をそのまま一定に3
分間保持しながら他のXRD走査乞とった(第15図)
。DSCが吸熱のピークに到達すること乞示す迄、温度
2徐々に上昇させた後に一定にして他のXRD走査乞と
ると云ったサイクルへサンフル乞供した。この時点でサ
ンプルの温度を一定に保ちながら更にXRD走査乞とっ
た。
最後に温度ン1o′c/=で100cまで低下させ、更
にXRD走査2とった。全操作時間は25分間しか要し
なかった。
この操作によるデーター乞第15図に示す。室温での最
初の走査および100Cでの最後の走査の回折ス深りト
ルにおける1−り乞比較すると(If)形が(1)形に
変形していることがわかる。更に溶融吸熱ピークでとっ
た二つの走査が、バックグランド上に重ね合ったままの
小さい(1)形の結晶ピークを示していることが見られ
る。コンピュータ2ヒ0−クフイツ1手順乞用いたこれ
らのピークの分析は、テスト時におけるある相から他の
相への電絡的な転化が約88係であること火水している
本発明の装置により、X線回折検出器に多形体の相互転
換乞測定しうるよ5にする正確な温度コントロールが可
能となった。温度が高すぎる場合には、両方の多形体と
も相互転換せずに融解する。
ま友温度が低すぎる場合、両物質とも固体のままで転換
しない。温度が145〜148Cの間であれば相互転換
がおこなわれるであろう。相互作用のDSCデータは実
験者に対して正確な吸熱溶融および潜在的相互転換のポ
イント乞指示する。X線データーは相互転換乞同定する
ばかりでなく、転換の速度および終結をも同定するため
に使用される。要するに、DS(41,正確な温度コン
トロール乞提供しかつ吸熱の開始2示し、一方X線デー
ターは、多形体相互転換乞同定しかつその速度乞測定す
る。このことは−回の実験、−個のサンプルで実施され
る。
これらの結果は、従来のDSCによる多形体の定量が従
来のDSCおよびXRDデータ〜乞一致させるテストの
際に多形体が溶融し、更に相互転換してしまうために間
違って解釈されていたことZ示している。
本発明の装置および方法は物質中で同時におこなわれる
構造的(例えば結晶学的)および熱力学的変化の相関関
係を研究し、多様な現象を解明するために利用される。
プラスチック工業においては成形ホリエチレンのような
熱可塑性樹脂の焼入れ時に結晶格子の応力除去が試験さ
れる:この場合結晶サイズ、構造および結晶性のすべて
が測定される。
本発明の装置により実施した組合せDSC/XRDテス
ト乞つぎに示す。この実施例は同時DSC/XRDテス
トが、いづれかの装置単独使用では得られなかった情報
乞提供しうろこと7示している。
実施例4 ポリマー分析におけるDSCデーターば185Cでの一
個の吸熱ピークを示している。しかし同時にとられ[X
線データーは同じ温度における二つの構造的事象7示し
ている。事象の一つはサンプルの一部の結晶化(発熱)
である。従って、本発明の装置(DSC/XRD)U、
1jUllt1−*DSC吸熱が、実際は、大きい吸熱
と小さい発熱との組合せ(即ち一つではなく二つの熱的
事象)であること7示している。装置の正確な温度コン
トロールが、同じ温度において二つの事象のX線検出お
よび測定をおこない、かつ185Cにおける熱移動が逆
の熱フローの二つの事象(即ち発熱および吸熱)に関連
している現象乞解明している。
実施例5 無機物、有機物およびホリマーの混合物を含有する多成
分生成物乞本発明の装置により分析した。
更に一般的な方法と同じような温度、雰囲気加熱時間、
および加熱速度条件でテス)Yおこなった。
サンプル723〜300Cのサイクルで急速に加熱、冷
却した。全テスト時間ハ90分とした。DSCデーター
は三つの事象を示す。多成分生成物と生成物を構成する
各物質の標準との従来法による比較はホリマーのガラス
転移を同定するだけであった。
他の二つの事象、即ち発熱および吸熱は標準との比較に
より同定することができなかった。DSC/XRDテス
トハ発熱がポリマーマトリックス中での有機物の結晶化
であること7示した。吸熱移動は、X線回折データーに
より、サンプルマトリックスへの有機物の溶解であるこ
とが示された。生成物への有機物の溶解は、純粋の有機
物の融点より低い70trでおこなわれた。テストヲ異
なる加熱速度あるいは異なる雰囲気下で実施したところ
、発熱および吸熱の移動は、40Cまでシフトした。従
って熱移動の構造的性質を同定するためには、X線回折
と熱量的データーとの両方乞同時に得られるようにする
必要がある。従来法による装置では本発明の装置での速
度あるいは温度コントロールと同じようにすることはで
きなかった。更に本テストは、本発明の装置により如何
にしてコンプレックス混合物乞分析するかについて、ま
た如何にして混合物の成分間の化学的相互作用(即ち7
0Cの融点でその位置で結晶化および溶解する)を解明
するかについて示すものである。更に、本発明は、各成
分が混合物中に混合されている度合によりその衝撃強さ
が影響7受けることを他のテストが示しているために臨
界的である。
実施例6 触媒に使用する可能性2目的としていくつかの銅化合物
および添加剤乞混合した銅化合物について、本発明のD
SC/XRD装置により分析した。
テストは通常三つの部分から成る;第一はコントロール
した雰囲気(N2、あるいは酸化性ガス混合物)中での
慎重な予熱、第二は混合H2/N2雰囲気下での還元、
第三は酸化および還元7含む触媒再生プログラムである
DSC/XRD装置では、すべてのテスト段階で慎重に
温度コントロールする。触媒研究においてこの温度コン
トロールにより望ましくない急激な発熱反応(金属触媒
の還元の場合のような反応)乞防止することができる。
予熱段階におけるDSC/XRD装置ではDSCデータ
ーと測定されたX線回折・3ターンとを相関させること
により熱分解乞正確に測定することができる。多成分混
合物に関する相関データーは物質の熱的変化やその変化
の度合および速度を固定する。触媒は一般に活性物質、
多成分基材およびバインダーやはレット状潤滑剤のよう
な他の物質から構成されている。
一定温度でおこなわれる還元テストでのDSCデーター
は還元の最初と終結と7示している。このことHX線回
折データーが大きな変化の結果であってDSCデーター
にみられる小さな変化(即ち還元の開始および還元の終
了の非常に遅い段階)に感応しないために重要なことで
ある。通常X線回折法は全重量の1チの結晶変化に感応
てる。DSCデーターは物質中の非結晶変化や1係乞越
えないある変化をも検出てることができる。XRDデー
ターは物質が還元されつつあること乞測定するために使
用される。実施例3と同じようにして、高温での還元発
熱が、一つの段階でCuO、Cu、 20およびCu塩
からCu(金属)へすべて同時に還元される組合せであ
るテストが実施された。更に還元性(あるいは酸化性)
物質のうちの〉50%が5秒より短時間で還元(あるい
は酸化)されるテストも実施された。従って、本発明の
装置の速度により、これまで同定あるいは測定不可能で
あった熱的−構造物質の同定および反応速度が可能とな
った。
触媒サイクル(酸化、還元、再生)のすべての段階にお
ける時間および温度は、本発明の利用によf)最適化す
ることができる。例えば、表面積の大きい触媒が所望の
場合には、非常に短い製造時間であるいは非常に廉価な
方法で所望の物性7得られるように前述のサイクル乞最
適化させるため、本発明の機器乞使用することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による組合せしたX線回折分析計およ
び差動走査熱量計の上面図であり、電子コントロールお
よび記録システム乞省略したものである。図は、Hab
er −Guinier ’/ステムの配置による機器
7示す。 第2図は、サンプルの容器とその取付はン示すために拡
大した、第1図の機器の中心部の部分的な側面図である
。 第3図は、第2図のサンプル容器の内部を見えるように
した透視図である。 第4図は、第3図の4−4の線で切断したサンプル容器
の断面立面図であり、加熱および感温ニレ、メントY(
ltttたサンプルホールダーケ示す。更にこの図はガ
スの入口および出ロケ示している。 第5図は、第1図に示すX線検出器として用いられる線
状位置感応性比例計数管の断面図である。 第6a図および第6b図は、第5図の計数管の代用とし
て使用される湾曲位置感応性比例計数管の断面図である
。更にこの図はこれらのタイプの検出器に関連する一般
的な誤差を示す。 第7図は、本発明による機器のX線回折計の検出器コン
トロールおよび記録システムを図示するブロックダイヤ
グラムである。 第8図は、Bragg−Bentano シ、Xテムの
配置を用いた別のX線回折計の計画図である。 第9図は、本発明の機器の他の部分乞形成する差動走査
熱量計の電子感応性およびコントロールシステムのブロ
ックダイヤグラムである。 第10図は、X線ビームが垂直に上の方に向けられてい
る別の装置構成による立面図である。 第11図は、本発明による全装置のコントロールおよび
記録システムの関連を示すブロックダイヤグラムであり
、サンプル容器へガス乞送給し、その容器からの流出ガ
ス乞分析するためのシステムを含んでいる。 第12A図および第12B図は、加熱サイクル時に本発
明の装置によりつくられた代表的なX線回折パターン(
第12図B)とそれに相当するDSC走査(第12図A
)との記録である。 第13A図および第13B図は、冷却サイクル時につく
られたことを除いてそれぞれ第12A図および第12図
の記録と同じものである。 第14 A −C図に、多形体有機化合物のDSC/X
F’Dテスト前、テスト時、テスト後のそれぞれのDS
C走査である。 第15図は、低融点から高融点への多形体の相互転換を
示す、本発明の装置によりつくられたX線回折パターン
7示す。 第5図はp、s、p、cガス室を示す。 第6A図は湾曲したp、s、p、cを示す。 第6B図は湾曲したp、s、p、cを示す。 第9図の左側は示差温度コントロールループを示し、右
側は平均温度コントロールループを示す。 第11図はDSC/XFIDシステムを示す。 第12A図は加熱サイクル(25℃/分)である。 第13A図は冷却サイクル(25°C7分)である。 第14A図はオリジナルサンプルの急速(2001分)
走査を示す。 第148図は内部作用実験後のサンプルの急速(20°
/分)走査を示す。 第14B図において、 内部転換に使用された内部作用DSC/XFtD実験は
I及び■を形成した、その物質は継続的に加熱され、6
分間等温に保持され、それかられずかに高温まで加熱さ
れ、6分間保持された、このDSC走査に対応する唯一
の選択されたX線回折は第15図に示される。 第15図の説明 底部から上部へ X線回折データは内部作用DSC/XRD実験の間に得
た。各データ走査は位置感受検出に関する2つの細かい
データ収集期間を表わす。特定な多形構造に独特な回折
ピークは■および■として示される。■は高溶融多形を
示し、そして■は低融点多形を示す。 口面の浄書(内容に変更なし) ! ! ! FIG、4 FIG、5 FIG、6A           FIG、6BFI
G、8 FIG、I3A       t +111111111 FIG、12B 侑1(02θ) FIG、13B づ11夏/°2θ) FIG、14A FIG、14C 通屓(’c) 温度(′C) 〜     − 手続補正書(方式) 1、事件。表オ     − 昭和2ρ年−t%t5願第  17ss;?号恒たせ熱
fゲ稗計工゛ま払゛メ祥ピ析針6補正をする者 事件との関係   出 願 人 住所 4、代理人 Z補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サンプルホールダー装置が、X線ビームをサンプル
    に衝突させるために位置する入口および回折放射線をサ
    ンプルホールダー装置の外部のスペースへ通過させるた
    めの出口を有し;分析計が更にサンプルの温度をコント
    ロールするためのコントロール装置およびサンプルの熱
    力学的性質を測定するための装置を有する;サンプルホ
    ールダー装置内に分析用サンプルを保持するための一般
    に包囲サンプルホールダーを含有する熱量分析計、およ
    び、 サンプルホールダー装置の入口を通じてサンプルに衝突
    するように向けられたX線ビーム源、およびサンプルホ
    ールダー装置の出口からの回折放射線を受けとるために
    配置された位置感応性検出器を含有するX線回折計、 とから成ることを特徴とする、物質の構造的および熱力
    学的性質を同時測定するための機器。 2、モノクロメーターが焦点単色ビームを提供するため
    のX線ビームの径路に配置されている特許請求の範囲第
    1項記載の機器。 3、X線源がグイニア(Guinier)回折システム
    および湾曲焦点結晶モノクロメーターを備えた線源であ
    る特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載の機器。 4、位置感応性検出器が、焦点円上に位置し、サンプル
    ホールダー装置が、焦点円に沿つた一点にホールダー中
    のサンプルが位置するようにとりつけられ、かつ検出器
    が焦点円周に可動的にとりつけられかつ多チャンネル分
    析計に接続されている、特許請求の範囲第1項、第2項
    あるいは第3項記載の機器。 5、位置感応性検出器が焦点円上に位置し、サンプルホ
    ールダー装置が、焦点円の中心の一点にホールダー中の
    サンプルが位置するようにとりつけられ、かつ検出器が
    焦点円周にとりつけられかつ多チャンネル分析計に接続
    されている、特許請求の範囲第1項、第2項あるいは第
    3項記載の機器。 6、熱量分析計が差動走査熱量計である特許請求の範囲
    前述各項記載のうちのいづれか一つの機器。 7、検出器が位置感応性比例計数管である特許請求の範
    囲前述各項のうちのいづれか一つの機器。 8、サンプルホールダー装置が実質上ガス気密であり、
    かつX線の入口および出口がX線透過物質でシールされ
    ている特許請求の範囲前述各項のうちのいづれか一つの
    機器。 9、ガスをサンプルホールダーにより保持されたサンプ
    ルと接触させて通過させるための、サンプルホールダー
    中に出入口部品を含む特許請求の範囲第8項の機器。 10、(a)サンプル物質を温度プログラムに供するこ
    と、 (b)そのプログラムを通じてサンプルの熱力学的性質
    を測定すること、および、 (c)X線ビームに対し(b)の段階で測定することお
    よびプログラムを通じてサンプルか ら回折したX−放射線のスペクトルを測定 することの条件下に同時にサンプルをばく ろすること、 から成ることを特徴とする、物質の熱力学的および構造
    的性質を分析する方法。 11、サンプルおよび対照サンプルが、それぞれ別々に
    パワーを供給されることにより同時にコントロール温度
    プログラムに供され、 そのプログラムの間、それらの温度を平衡に保つために
    サンプルおよび対照サンプルへ供給されるパワーをコン
    トロールすること、および その二種類の供給パワー間の差異を観測熱力学的性質と
    して測定すること、 を特徴とする、特許請求の範囲第10項記載の方法。 12、サンプル温度の測定が1℃よりすぐれているほど
    正確である特許請求の範囲第10項あるいは第11項記
    載の方法。
JP60069889A 1984-04-02 1985-04-02 組合せ熱量分析計およびx線回折計 Granted JPS612050A (ja)

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