JPS61202A - ポリプロピレンの洗浄方法 - Google Patents

ポリプロピレンの洗浄方法

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JPS61202A
JPS61202A JP11980384A JP11980384A JPS61202A JP S61202 A JPS61202 A JP S61202A JP 11980384 A JP11980384 A JP 11980384A JP 11980384 A JP11980384 A JP 11980384A JP S61202 A JPS61202 A JP S61202A
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JP
Japan
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propylene
temperature
slurry
tower
liquid
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JP11980384A
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JPH0526801B2 (ja
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Tadashi Asanuma
正 浅沼
Shigeru Kimura
茂 木村
Shinryu Uchikawa
進隆 内川
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプロピレン自身を媒体とする塊状重合法で重合
して得たポリプロピレンスラリーを向流洗浄塔で洗浄し
て精製されたポリプロピレンを得る際の改良された方法
に関する。
従来の技術 ポリプロピレンを重合に際し、プロピレン自身を媒体と
する塊状重合法で行うことは公知でありすでに広く工業
的規模で実施されている。
又プロピレンの重合においては、比較的触媒当りの収率
が低いため触媒残渣が多(、しかも低立体規則性のポリ
プロピレンが副生じ、それが製品の物性に悪影響を与え
ることからスラリーを向流洗浄塔で洗浄して精製された
ポリプロピレンを得ることも知られている。例えば特公
昭41−12916号、特公昭47−42379号、特
公昭40−9852 号、特公昭44−24402号な
どが挙げられる。
発明が解決しようとするための問題点 しかしながら向流洗浄塔によるスラリーの洗浄は単に固
形重合体粒子と希釈剤の密度差によって行われるため、
特願昭57−93181号によって提案された方法のよ
うに内部構造を特定の構造として行っても、向流洗浄塔
の各部に導入される液量、スラリー量、及び排出される
液量、スラリー量の微妙な変化、向流洗浄塔に導入され
るスラリーの濃度、温度の変化によって洗浄効率が大き
く低下するという問題があり、特にプロピレン/エチレ
ンランダム共重合体、或はフィルム用のポリプロピレン
では、低立体規則性のポリプロピレンをできるだけ除去
する必要があり、向流洗浄塔の効率が低下し、低立体規
則性のポリプロピレンが製品(洗浄されたポリプロピレ
ン)中に混入すると製品の表面がくもったり、べたつい
たりして商品価値がなくなるという問題があった。
問題点を解決するための手段 本発明者らは上記問題を解決する方法について鋭意検討
し向流洗浄塔上部にプロピレン自身を媒体とする塊状重
合法で重合して得た液状プロビレ1      7に分
散した5すブ°?′″v7−″ラリーを導入し下“1 
      部より液状プロピレンを導入してスラリー
を洗浄し、上部より洗浄液下部より洗浄されたポリプロ
ピレンを取り出してポリプロピレンを洗浄する方法にお
いて、下部より導入する液状プロピレンの温度を上部よ
り導入されるスラリーの温度より低い温度とし、しかも
向流洗浄塔内の温度を下方でより低くすることにより上
記問題を解決した。
本発明において、液状プロピレンに分散したポリプロピ
レンの製造法については、発明の構成より明らかなよう
に、プロピレン1身を媒体とする塊状重合法でプロピレ
ンを重合して得たものであれば良く特に制限はない、即
ち公知の遷移金属触媒と有機金属化合物からなる触媒を
用いて、塊状重合法でプロピレンを重合して得たもので
あれば良い。
具体的には三塩化チタンと有機アルミニウムからなる触
媒、或は、塩化マグネシウムなどの担体に三塩化チタン
或は四塩化チタンを担持した担体付遷移金属触媒と有機
アルミニウムからなる触媒さらに必要に応じ立体規則性
向上剤を添加した高立体規則性触媒である。
本発明においてポリプロピレンとは、プロピレン単独の
みならずプロピレンとエチレン、ブテン−1、ヘキセン
−1などとのランダム或はブロック共重合体を示す。
本発明においてプロピレンの重合はプロピレン自身を媒
体とする塊状重合法で行われる。反応条件については特
に制限はなく触媒の種類に応じ或はエチレン、ブテン−
1、ヘキセン−1などの他のオレフィンと所望の反応比
となるように重合温度及び圧力は定められれば良いが通
常は常温〜90℃、常圧〜50kg/ctゲージで行わ
れる。
本発明において重合を塊状重合法で行うのは、比較的触
媒当り高収率でポリプロピレンが得られること、向流洗
浄塔での洗浄効率が比較的高いこと、さらに向流洗浄塔
下部から抜き出したスラリーからポリプロピレンを分離
するのが容易であることなどによる。
本発明において向流洗浄塔に導入される液状プロピレン
としては、プロピレンの他に、少量のヘキサン、ヘプタ
ン、トルエン、ベンゼンナトの比較的高沸点の炭化水素
化合物或はエタン、プロパン、ブタンなどの低沸点の炭
化水素化合物さらには、エチレン、プロピレン、ブテン
などの他のオレフィンを含有していても良い。含有量と
しては比較的高沸点の炭化水素化合物としては、20 
wtチ以下、低沸点の炭化水素化合物としては30 w
t多以下であることが望ましい、なぜなら高沸点の炭化
水素化合物はポリプロピレンからの分離がプロピレンに
比べて容易でなく、又低沸点の炭化水素化合物は、プロ
ピレンの回収再利用を困難にするからである。
本発明において使用する向流洗浄塔としては上部より洗
浄されるスラリーを導入し、下部より洗浄液を導入し、
上部より洗浄液、下部より洗浄されたスラリーを抜き出
す構造であれば良い、好ましくは、垂直方向の長い竪型
円筒形のものであり、上方部をより大きい径を有する構
造とし上部より抜き出す洗浄液中に固形物が同伴しにく
(すること、或は洗浄液とスラリーの接触を改善する目
的でゆるやかな攪拌を行うこと、或はスラリーの分散、
洗浄液の分散を改善するためのノズル等の構造の改良を
行ったものでちっても良い。
本発明において重要なのは、下部より導入する液状プロ
ピレイの温度を上部より導入されるスラリーの温度より
低い温度とし、しかも向流洗浄塔内の温度を下方でより
低くすることである。向流洗浄塔内の温度を下方でより
低い状態に保つための簡便な好ましい方法としては、向
流洗浄塔を冷却、或は加熱することなく保温し上部から
導入されるスラリーと下部より導入される液状プロピレ
ンの温度差により、行うことである。このためには、向
流洗浄塔内の洗浄液及びスラリーの流れを層流状態とす
る工夫(例えば特願昭57−93181号で開示された
方法)が好ましく、向流洗浄塔内の洗浄液の流速 が1〜0.05cm/SeCとするのが良い。下部より
導A        入される液状プロピレンと上部よ
り導入されるス1、: ラリ−の温度の差は太きければ大きい方が良いが冷却の
ためのコストを考慮すれば液状プロピレンとしては一3
0℃〜50°Cとしスラリーの温度は30〜90℃とし
温度差として5〜60℃好ましくは10〜50℃とする
ことである、50℃以上の温度差をつけてもほとんどよ
り改良されることはない。好ましい温度としては下部か
ら導入される液状プロピレンは外気温より低いか々や高
い程度又、北部から導入されるスラリーの温度は外気温
より高い温度とすることである、こうすることにより上
部から導入されるスラリーが放熱により冷却され下部か
ら導入される液状プロピレンは外気温により昇温されて
も向流洗浄塔内の温度が下方でより低く保つことが可能
となる。
作用 本発明の方法により、向流洗浄塔の洗浄効率が向上する
理由の1つには、洗浄塔内の液の温度が下方でより低い
ため、液の温度による密度差による対流現象が生じない
ことがあると思われる。従って温度による密度差の比較
的大きい溶媒を用いて固形物の密度と該溶媒と大きな差
のないものの向流洗浄に際し、本発明の方法が適用可能
である。
実施例 以下に実施例を挙げ本発明をさらに説明する。
実験例 細い部分の内径が10crfL、上部の太い部分の内径
が30cr/L、細い部分の長さが10m、上部の太い
部分の長さが2mの向流洗浄塔を用い、最上部に洗浄液
の抜き出し口、最上部より下方1.5mにスラリーの導
入口、最下部にスラリーの抜き出し口、最下部より1m
の位置に液状プロピレン導入口を設けた向流洗浄塔を用
い、ポリプロピレンl kg及びプロピレンに溶解した
有機アルミニウム化合物0.5!7をプロピレン1kg
に分散溶解したスラリーを表に示す温度で30 kg/
 h、下部よりプロピレン40′に9/hで導入し、上
部より44kg/hで洗浄液 下部より26kg/hで
スラリーを抜き出す条件で向流洗浄塔を運転し、下部よ
り抜き出されるスラリー中の有機アルミニウム化合物を
分析して、洗浄塔効率を算出した結果は表に示す。
外気温は25°Cであり向流洗浄塔は保温されている。
洗浄塔効率は として算出した。
発明の効果 実施例にも示すように本発明の方法を行うことにより向
流洗浄塔の効率を極めて高(することができ工業的に価
値がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)向流洗浄塔上部にプロピレン自身を媒体とする塊状
    重合法で重合して得た液状プロピレンに分散したポリプ
    ロピレンスラリーを導入し下部より液状プロピレンを導
    入して、スラリーを洗浄し上部より洗浄液下部より洗浄
    されたポリプロピレンを取り出してポリプロピレンを洗
    浄する方法において、下部より導入する液状プロピレン
    の温度を上部より導入するスラリーの温度より低い温度
    とし、しかも向流洗浄塔内の温度を下方でより低くする
    ことを特徴とするポリプロピレンの洗浄方法。 2)上部より導入するスラリーの温度を外気温より高く
    、下部より導入する液状プロピレンを外気温よりやや高
    いか低い温度とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP11980384A 1984-06-13 1984-06-13 ポリプロピレンの洗浄方法 Granted JPS61202A (ja)

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JP11980384A JPS61202A (ja) 1984-06-13 1984-06-13 ポリプロピレンの洗浄方法

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JPS61202A true JPS61202A (ja) 1986-01-06
JPH0526801B2 JPH0526801B2 (ja) 1993-04-19

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ID=14770607

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553443A (en) * 1978-06-21 1980-01-11 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of propylene copolymer
JPS5598211A (en) * 1979-01-18 1980-07-26 Sumitomo Chem Co Ltd Production of ethylene-propylene-butene-1 copolymer
JPS5638306A (en) * 1979-09-06 1981-04-13 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of purified propylene polymer or copolymer
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JPS58210907A (ja) * 1982-06-02 1983-12-08 Mitsui Petrochem Ind Ltd オレフイン重合体の製造方法

Patent Citations (5)

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JPH0526801B2 (ja) 1993-04-19

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