JPS6120271Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6120271Y2 JPS6120271Y2 JP18811780U JP18811780U JPS6120271Y2 JP S6120271 Y2 JPS6120271 Y2 JP S6120271Y2 JP 18811780 U JP18811780 U JP 18811780U JP 18811780 U JP18811780 U JP 18811780U JP S6120271 Y2 JPS6120271 Y2 JP S6120271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust brake
- valve
- turbine
- exhaust
- turbocharger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はターボチヤージヤの装備されたエン
ジンにおける排気ブレーキ装置の改良に関する。
ジンにおける排気ブレーキ装置の改良に関する。
従来ターボチヤージヤの装備されたエンジンの
排気ブレーキ装置では、排気ブレーキの作動状態
から排気ブレーキ弁を開放すると、いままで高圧
となつていた排気が急激にターボチヤージヤに流
入するため、ターボチヤージヤの回転が制限回転
数を越えることがあり、これによつてターボチヤ
ージヤが破損する危険があつた。
排気ブレーキ装置では、排気ブレーキの作動状態
から排気ブレーキ弁を開放すると、いままで高圧
となつていた排気が急激にターボチヤージヤに流
入するため、ターボチヤージヤの回転が制限回転
数を越えることがあり、これによつてターボチヤ
ージヤが破損する危険があつた。
この考案はかかる不具合を改善する目的でなさ
れたもので、ターボチヤージヤのタービンと並列
にバイパス弁を設け、排気ブレーキ作動時このバ
イパス弁を開放すると共に、排気ブレーキ弁の開
放とともにこのバイパス弁を徐々に閉鎖して、高
圧となつた排気の一部を上記バイパス弁よりバイ
パスされるようにしたターボチヤージヤを具えた
エンジンの排気ブレーキ装置を提供して、ターボ
チヤージヤのタービンが高圧排気により破損され
るのを未然に防止しようとするものである。
れたもので、ターボチヤージヤのタービンと並列
にバイパス弁を設け、排気ブレーキ作動時このバ
イパス弁を開放すると共に、排気ブレーキ弁の開
放とともにこのバイパス弁を徐々に閉鎖して、高
圧となつた排気の一部を上記バイパス弁よりバイ
パスされるようにしたターボチヤージヤを具えた
エンジンの排気ブレーキ装置を提供して、ターボ
チヤージヤのタービンが高圧排気により破損され
るのを未然に防止しようとするものである。
以下この考案を第１図に示す一実施例により詳
述すると、図において１はエンジン、２は該エン
ジン１に装備されたターボチヤージヤで、コンプ
レツサ２ａ側が吸気管３の途中に、そしてタービ
ン２ｂが排気管４の途中に夫々接続されている。
５は上記タービン２ｂの後方に接続された排気ブ
レーキ弁で、この排気ブレーキ弁５を閉鎖するこ
とにより、該排気ブレーキ弁５よりエンジン１側
に排気管４内の圧力が上昇してエンジン１に制動
力として働き、排気ブレーキがかかるようになつ
ている。また上記ターボチヤージヤ２のタービン
２ｂには、これと並列にバイパス弁６が接続され
ている。このバイパス弁６は弁本体６ａ内に弁体
６ｂを有しており、この弁体６ｂに作動シリンダ
７内に収容されたピストン７ａがピストン杆７ｂ
を介して連動されている。上記ピストン７ａは作
動シリンダ７のボトム側に収容されたばね８によ
つて弁体６ｂの閉鎖方向に付勢されていると共
に、作動ピストン７のロツド側には排気ブレーキ
弁５の上流側圧が絞り９を介して導入されてい
る。なお１０はエアクリーナである。
述すると、図において１はエンジン、２は該エン
ジン１に装備されたターボチヤージヤで、コンプ
レツサ２ａ側が吸気管３の途中に、そしてタービ
ン２ｂが排気管４の途中に夫々接続されている。
５は上記タービン２ｂの後方に接続された排気ブ
レーキ弁で、この排気ブレーキ弁５を閉鎖するこ
とにより、該排気ブレーキ弁５よりエンジン１側
に排気管４内の圧力が上昇してエンジン１に制動
力として働き、排気ブレーキがかかるようになつ
ている。また上記ターボチヤージヤ２のタービン
２ｂには、これと並列にバイパス弁６が接続され
ている。このバイパス弁６は弁本体６ａ内に弁体
６ｂを有しており、この弁体６ｂに作動シリンダ
７内に収容されたピストン７ａがピストン杆７ｂ
を介して連動されている。上記ピストン７ａは作
動シリンダ７のボトム側に収容されたばね８によ
つて弁体６ｂの閉鎖方向に付勢されていると共
に、作動ピストン７のロツド側には排気ブレーキ
弁５の上流側圧が絞り９を介して導入されてい
る。なお１０はエアクリーナである。
しかして排気ブレーキ弁５の開放時には作動シ
リンダ７内のばね８の作用でバイパス弁６の弁体
６ｂは閉鎖されており、これによつてエンジン１
からの排気はすべてターボチヤージヤ２のタービ
ン２ｂへ流入し、これを駆動する。次に排気ブレ
ーキを作動すべく排気ブレーキ弁５を閉鎖する
と、排気ブレーキ弁５上流側の圧力が上昇してエ
ンジン１に制動力として作用すると同時に、上流
圧の一部は絞り９を介して作動シリンダ７のロツ
ド側へ流入されるため、ばね８に抗してピストン
７ａが上昇され、バイパス弁６の弁体６ｂが開放
される。次に排気ブレーキを解除すべく排気ブレ
ーキ弁５を開放すると、いままで高圧となつてい
た排気がタービン２ｂへ流入するが、作動シリン
ダ７のロツド側の圧力は絞り９を経て徐々に排出
されるため、バイパス弁６の弁体６ｂも徐々に閉
鎖されるようになり、これによつて高圧となつた
排気の一部がバイパス弁６よりバイパスされるた
め、タービン５ｂに流入される圧力は第２図曲線
ａに示すようになめらかに上昇するようになり、
従来の破線a′に比べて急激な圧力により回転数が
上昇して制限回転数以上になるのを確実に防止す
ることができるようになる。ちなみに第２図曲線
ｂはタービン２ｂの入口圧、曲線ｃは同出口圧で
破線b′，c′は夫々従来のものを示し、また曲線ｄ
はバイパス弁６を流通するバイパス流量、そして
ｅは排気ブレーキ弁５の開閉状態を示す。
リンダ７内のばね８の作用でバイパス弁６の弁体
６ｂは閉鎖されており、これによつてエンジン１
からの排気はすべてターボチヤージヤ２のタービ
ン２ｂへ流入し、これを駆動する。次に排気ブレ
ーキを作動すべく排気ブレーキ弁５を閉鎖する
と、排気ブレーキ弁５上流側の圧力が上昇してエ
ンジン１に制動力として作用すると同時に、上流
圧の一部は絞り９を介して作動シリンダ７のロツ
ド側へ流入されるため、ばね８に抗してピストン
７ａが上昇され、バイパス弁６の弁体６ｂが開放
される。次に排気ブレーキを解除すべく排気ブレ
ーキ弁５を開放すると、いままで高圧となつてい
た排気がタービン２ｂへ流入するが、作動シリン
ダ７のロツド側の圧力は絞り９を経て徐々に排出
されるため、バイパス弁６の弁体６ｂも徐々に閉
鎖されるようになり、これによつて高圧となつた
排気の一部がバイパス弁６よりバイパスされるた
め、タービン５ｂに流入される圧力は第２図曲線
ａに示すようになめらかに上昇するようになり、
従来の破線a′に比べて急激な圧力により回転数が
上昇して制限回転数以上になるのを確実に防止す
ることができるようになる。ちなみに第２図曲線
ｂはタービン２ｂの入口圧、曲線ｃは同出口圧で
破線b′，c′は夫々従来のものを示し、また曲線ｄ
はバイパス弁６を流通するバイパス流量、そして
ｅは排気ブレーキ弁５の開閉状態を示す。
なお上記実施例ではバイパス弁６の作動をピス
トン７ａを内装した作動シリンダ７により行うよ
うにしたが、ピストン７ａの代りにダイヤフラム
などを用いてもよい。また上記実施例では排気ブ
レーキ弁６がタービン２ｂの後方にある場合につ
いて説明したが、第３図に示すように排気ブレー
キ弁６の後方にタービン２ｂがある排気ブレーキ
装置にも同様に実施できるものであり、この場合
の作用図は第４図に示すようになる。
トン７ａを内装した作動シリンダ７により行うよ
うにしたが、ピストン７ａの代りにダイヤフラム
などを用いてもよい。また上記実施例では排気ブ
レーキ弁６がタービン２ｂの後方にある場合につ
いて説明したが、第３図に示すように排気ブレー
キ弁６の後方にタービン２ｂがある排気ブレーキ
装置にも同様に実施できるものであり、この場合
の作用図は第４図に示すようになる。
この考案は以上詳述したように、ターボチヤー
ジヤのタービンにバイパス弁を並列に設けて、排
気ブレーキ作動時このバイパス弁を開放すると共
に、排気ブレーキの解除とともにこのバイパス弁
を徐々に閉鎖するようにしたことから、排気ブレ
ーキ時高圧となつた排気の一部が上記バイパス弁
によりバイパスされるため、タービンに高圧が流
入して制限回転数を越えるなどの不具合を解消で
き、これによつて過回転によるターボチヤージヤ
の破損を未然に防止できるようになる。
ジヤのタービンにバイパス弁を並列に設けて、排
気ブレーキ作動時このバイパス弁を開放すると共
に、排気ブレーキの解除とともにこのバイパス弁
を徐々に閉鎖するようにしたことから、排気ブレ
ーキ時高圧となつた排気の一部が上記バイパス弁
によりバイパスされるため、タービンに高圧が流
入して制限回転数を越えるなどの不具合を解消で
き、これによつて過回転によるターボチヤージヤ
の破損を未然に防止できるようになる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は全
体的な構成図、第２図は作用を示す線図、第３図
は他の実施例を示す説明図、第４図は同作用を示
す線図である。 １はエンジン、２はターボチヤージヤ、２ａは
コンプレツサ、２ｂはタービン、３は吸気管、４
は排気管、５は排気ブレーキ弁、６はバイパス
弁。
体的な構成図、第２図は作用を示す線図、第３図
は他の実施例を示す説明図、第４図は同作用を示
す線図である。 １はエンジン、２はターボチヤージヤ、２ａは
コンプレツサ、２ｂはタービン、３は吸気管、４
は排気管、５は排気ブレーキ弁、６はバイパス
弁。
Claims (1)
- エンジン１に接続された吸気管３の途中にター
ボチヤージヤ２のコンプレツサ２ａを、また排気
管４の途中にタービン２ｂを接続すると共に、上
記タービン２ｂの前方または後方に排気管４を開
閉する排気ブレーキ弁５を設けたものにおいて、
上記タービン２ｂと並列にバイパス弁６を設け、
このバイパス弁６を排気ブレーキ弁５の閉鎖とと
もに開放すると共に、排気ブレーキ弁５の開放と
ともに徐々に閉鎖するようにしてなるターボチヤ
ージヤを有するエンジンの排気ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18811780U JPS6120271Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18811780U JPS6120271Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57112032U JPS57112032U (ja) | 1982-07-10 |
| JPS6120271Y2 true JPS6120271Y2 (ja) | 1986-06-18 |
Family
ID=29991413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18811780U Expired JPS6120271Y2 (ja) | 1980-12-27 | 1980-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6120271Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6011291B2 (ja) * | 2012-12-05 | 2016-10-19 | 日産自動車株式会社 | 過給機付き内燃機関の制御装置 |
| JP7377691B2 (ja) * | 2019-12-11 | 2023-11-10 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | スラスト荷重低減装置及びエンジン |
-
1980
- 1980-12-27 JP JP18811780U patent/JPS6120271Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57112032U (ja) | 1982-07-10 |
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