JPS6120053B2 - - Google Patents

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JPS6120053B2
JPS6120053B2 JP51120656A JP12065676A JPS6120053B2 JP S6120053 B2 JPS6120053 B2 JP S6120053B2 JP 51120656 A JP51120656 A JP 51120656A JP 12065676 A JP12065676 A JP 12065676A JP S6120053 B2 JPS6120053 B2 JP S6120053B2
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JP
Japan
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circuit
track
output
magnetic head
signal
Prior art date
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JP51120656A
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English (en)
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JPS5345509A (en
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Kazuo Hashizaki
Kyoichi Shirane
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP12065676A priority Critical patent/JPS5345509A/ja
Publication of JPS5345509A publication Critical patent/JPS5345509A/ja
Publication of JPS6120053B2 publication Critical patent/JPS6120053B2/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は映像信号再生装置に使用される自動ト
ラツキング装置に関し、特に再生ヘツドが記録軌
跡に良好に追従する様にしたものである。 ここで本発明を説明するに先立つて、本発明と
共に使用される再生ヘツドの記録トラツクに対す
る走査始点を合わせる装置の例につき説明する。
この装置の原理を第1図を参照しながら説明しよ
う。 第1図は記録トラツクと磁気ヘツドによる走査
軌跡の相対関係を示す。 第1図においてA1,A2は第一のヘツドAによ
つて形成された記録トラツクを示し、また、
B1,B2は第二のヘツドBによつて順次形成され
た記録トラツクを示す。θは各記録トラツクの傾
斜角を示し、は磁気テープが正規に走行される
ときに、各ヘツドA,Bがトラツク上を完全にト
レースする間に移動する磁気テープの送り量を示
す。今上記磁気テープが記録時と同じ正規の走行
をしているときには、まず第一のヘツドAがA1
トラツクを、次に第二のヘツドBがB1トラツク
を、そして、再び第一のヘツドAが今度はA2
ラツクを、さらに再び第二のヘツドBがB2トラ
ツクを順次トレースするものである。 ところが、何らかの原因に依り磁気テープの走
行が正規でなくなり、この磁気テープの送り量が
小さくなり磁気テープの送り量が′となつた場
合に、例えば点P1′において第一のヘツドAが磁
気テープに当接し始めると、VTRのトラツキン
グサーボ回路の働きによつて、図中破線で示すよ
うな軌跡をたどり、しだいにA1トラツクに接近
しA1トラツクをトレースすることになる。 そして、この場合、上記第一のヘツドAが磁気
テープ上の点P1′に当接したときに、本来当接す
べき点P1との初期トラツクずれ
【式】は、 で示される。ここで上記yは、点P1′とA1 Xトラツ
クの始点α′との間の距離である。 また、上記第一のヘツドAがA1トラツクをト
レースし終るとき、すなわちA1トラツクの終点
αに当接しているときに、上記第一のヘツドAが
トラツキングサーボ回路によつて制御されている
変位量
【式】は近似的に、 で示される。ここで、上記bは近似的に、 b≒a・sinθ で示される距離である。ここで、aは、上記第一
のヘツドAが点P1′より点αに至るまでの時間
(1/60秒)の間に移送される磁気テープの移動
距離であり、 a=|(v0−v)×1/60| で示される。さらにここで、上記v0は1/60秒間に
磁気テープを距離だけ移動する正規の走行速度
であり、またvは磁気テープを1/60秒間に距離
′だけ移動する走行速度である。 次に、第二のヘツドBが磁気テープに当接する
位置は点P1′より距離′だけ移動した点P2′であ
る。そしてこのとき、上記第二のヘツドBが本来
当接すべき点P2との初期トラツクずれ
【式】は で示される。そして、上記距離および′は走
行速度V0およびvにおいて1/60秒間に移動され
る磁気テープの送り量であるから
【表】 で示される。そこで上記式(2)に式(3)を代入し、変
形すると、上記式(2)は、 となる。 しかるに、上記aは上述の如く a=|(v0−v)×1/60| であり、また b≒a・sinθ であるので、上記式(4)は と変形できる。ここで明らかなことは、上記式(5)
の右辺は上記式(1)の右辺に等しいということであ
る。 これは上記第一のヘツドAがA1トラツクのト
レース終了時に生じた変位量を制御するのに必要
な制御信号を用いて上記第二のヘツドBを制御す
れば、上記第二のヘツドBはB1トラツクをトレ
ースすることができるということを意味する。 さらに、送り量′だけ磁気テープが移動して
点P3′に再び第一のヘツドAが当接し始めた時、
例えば、第1図に示されているように点P3′がA2
トラツクよりもA1トラツクの方が近い場合に
は、上記第一のヘツドAはA2トラツクをトレー
スさせるよりはA1トラツクをトレースするよう
に制御した方が正規トラツク上にトレースするよ
うになるまでの応答時間が短くなるので好まし
い。この時、たとえ第一のヘツドAが1トラツク
前の信号を再生したとしても、隣接トラツク間の
映像信号には実質的差異がないので、再生時にお
いては何ら不都合は生じないであろう。 上述したような制御を行なうには、まず、上記
第二のヘツドBがB1トラツクをトレースし終る
点βにおける第二のヘツドBが制御されている変
位量
【式】と、第一のヘツドAがA1トラツクをト レースするのに必要な第一のヘツドAの変位量
XA とを求める必要がある。変位量XB とXA
次のように与えられる。 上記式(7)の右辺中の2sinθは磁気テープの
走行速度に無関係な定数であるから予め与えてお
けば、上記変位量
【式】は変位量
【式】より上記定数 を減じた量に等しい。 したがつて、定数2sinθを減じてもヘツド
の最大可動範囲内であれば、2sinθを減じた
値に、そうでない場合は2sinθを減じない値
に応じて他方のヘツドを変位させておけば常には
じめからトラツキングをとることが可能となるで
あろう。 次に、第2図を参照して上記したような制御を
行う装置について説明する。 1はVTRの回転ヘツド装置を全体的に示し、
テープ案内ドラム2の周面には略180゜にわたつ
て磁気テープ3が斜めに走行せしめられるように
装架されている。ドラム2内には一対の磁気ヘツ
ド4A,4Bが回転的に収納され、例えばモータ
5により所定速度で回転せしめられ、磁気テープ
3上に第1図で示されたような傾斜トラツクを形
成しつつ磁気記録再生をなすものである。回転磁
気ヘツド装置はトラツキングサーボ制御するもの
であるので、磁気ヘツド4A,4Bをドラム軸方
向すなわち上下方向に移動制御する様にする。こ
の磁気ヘツド装置として例えば第3図に示す如く
制御電圧に応じて変位する圧電素子を用いてこの
磁気ヘツド4A,4Bを変位する如くする。即ち
第4図Aはその両面に電極6a,6bがメツキ等
により被着された圧電素子7と同様にその両面に
電極8a,8bが被着された圧電素子9とを、こ
れら圧電素子7及び9の厚み方向の分極方向が同
じとなるように電極6b及び8aの面で接着した
バイモルフ板を示す。かかるバイモルフ板に第4
図Bに示すように電圧を印加して圧電素子7に対
して電極6aから電極6bの方向の電界をかけれ
ば、圧電気効果により矢印で示すように圧電素子
7は伸びる方向に変位し、圧電素子9に対して電
極8bから電極8aの方向の電界をかければ、圧
電気効果により矢印で示すように圧電素子9は縮
む方向に変位する。従つてバイモルフ板は第4図
Bに示すようにたわみ、その変位は電界の大きさ
に応じたものとなり、電界の方向を逆とすれば変
位の方向も逆となる。また、第4図Cに示すよう
に、圧電素子7及び9を互いの分極方向が逆とな
るように貼り合わせ、電極6a,8aには何等電
圧を印加せず、電極8bにV/2なるバイアス電圧 を与え、電極6bに0〜V0に変化するドライブ
電圧を加えれば、この電圧がV/2より小さい範囲 では図示のように、第4図Bと同じ方向にバイモ
ルフ板は変位し、V/2より大きい範囲では図示と は逆の方向に変位することになる。 かかるバイモルフ板(例えば第4図Cの構成)
の一端を第3図に示すように基板10に接着剤1
1により固定し、バイモルフ板の他端に磁気ヘツ
ド4Aを取り付ける。またバイモルフ板の他端の
近傍にその側面に板片12a,12bが植立さ
れ、板片12a,12bとバイモルフ板の側面の
間にダンパ材13a,13bが介挿される。板片
12a,12bは板部14から植立されており、
板部14は基板10と一体に成形されたものであ
る。そしてバイモルフ板の各電極より導出された
リード線に第4図Cのように所定の電圧を加えれ
ば、バイモルフ板の遊端に取り付けられた磁気ヘ
ツド4Aが第3図Bにおいて矢印で示すように、
その回転方向に対して略々垂直方向に変位する。
磁気ヘツド4Bも同様にバイモルフ板の遊端に取
り付けられる。 このように磁気ヘツド4A,4Bをバイモルフ
板による可動の構成とすれば、記録時はバイモル
フ板にドライブ電圧及びバイアス電圧を何等加え
ない状態で映像信号を記録してトラツクを形成
し、再生時では、バイアス電圧と共に、後述のよ
うにして得られる制御電圧が印加されて、トラツ
クずれを打ち消すように磁気ヘツド4A,4Bの
位置が変位することになる。 この場合第3図Aに示す如く圧電素子7の形状
を台形(三角形)板とし、その先端部に磁気ヘツ
ド4A,4Bを取付ける様にしたときは、この圧
電素子7として従来の様に長方形板のものを使用
したものに比較し、高次モードの固有振動数を高
くすることができ、有効使用振動数範囲を広くす
るとができると共にこの圧電素子7のツイストに
対しても有効に作用する。 この磁気ヘツド4A及び4Bが第1のススイツ
チ16の第1と第2の固定接点16A及び16B
に夫々接続されると共に、そのスイツチ16の可
動接点は増幅器17を介してトラツキングサーボ
回路18に接続される。又この増幅器17の出力
側よりビデオ系へ映像信号を供給する映像信号出
力端子17aを出する。又トラツキングサーボ回
路18の出力としては、磁気ヘツドのトラツクず
れを補正する相当する電圧があらわれるものであ
る。 この補正電圧は第1のスイツチと連動して切換
わる第2のスイツチ19の固定接点19Cに供給
され、そのスイツチ19の第1及び第2の固定接
点19A及び19Bが適当な増幅器20及び21
を介して磁気ヘツド4A及び4Bの位置制御装置
に供給されるものである。第1及び第2のスイツ
チ16と19は1トラツク走査毎に切換えられ、
ヘツド4Aがトラツクを走査している時にはその
トラツキングサーボ出力がヘツド4Aに対する位
置制御装置に供給されるように同期制御される。
すなわち、スイツチ16の可動接点16Cが固定
接点16Aに接続されている時には、第2のスイ
ツチ19の可動接点19Cは固定接点19Aに接
続され、スイツチ16の可動接点16Cが固定接
点19Bに接続されている時には、第2のスイツ
チ19の可動接点19Cは固定接点19Bに接続
されるものである。 この第2図のトラツキングサーボ回路は一方の
磁気ヘツドが一のトラツクを走査し終つた時他方
の磁気ヘツドが次のトラツクをその走査始点より
走査できるようにした回路を備えるものである。
すでに前述したように、第1の磁気ヘツドの所定
トラツクの走査終了時点におけるトラツキング誤
差は、第2の磁気ヘツドが次のトラツクを走査し
始める時のトラツキング誤差に略等しいものであ
るから、第1の磁気ヘツド走査中に、この第1の
磁気ヘツドに対するトラツキングサーボ出力を第
2の磁気ヘツドの位置制御装置に供給するように
せしめれば、第2の磁気ヘツドはその走査始点よ
りトラツキングをとることが可能であろう。この
ような機能をなすために、トラツキングサーボ回
路18の出力は、後述する第3のスイツチを経て
第1及び第2のスイツチと連動して切換わる第4
のスイツチ23により、磁気テープ3を走査して
いない磁気ヘツドの位置制御装置に接続される。
すなわち、第1の磁気ヘツド4Aが磁気テープを
走査している時には、そのトラツキングサーボ出
力は第2のスイツチ19により第1のヘツド4A
の位置制御装置に供給されると共に、第4のスイ
ツチ23の可動接点23C―固定接点23Bによ
り適当な増幅器24を介して磁気ヘツド4Bの位
置制御装置に供給される。その逆に、第2の磁気
ヘツド4Bが磁気テープを走査している時には、
そのトラツキングサーボ出力は第2のスイツチ1
9により第2のヘツド4Bの位置制御装置に供給
されると共に、第4のスイツチ23の可動接点2
3C―固定接点23Aにより適当な増幅器25を
介して第1の磁気ヘツド4Aの位置制御装置に供
給されるものである。 更に、式(7)で示されるように磁気ヘツドの位置
制御装置の所定制御範囲を越えた制御信号が生じ
た時には、これを判別し、より近い方のトラツク
すなわち1つ前のトラツクを走査するように制御
した方が好ましいものであるから、このような機
能を行う回路が、第3のスイツチ22と制御信号
の大きさを判別する回路26と、判別回路26が
所定値以上の制御信号を検出した時、式(7)で示さ
れたような定数2sinθに相当する定数を減じ
た制御電圧を発生する回路27により構成され
る。トラツキングサーボ回路18のサーボ出力
は、スイツチ22の第1の固定接点22Aに供給
されると共に、減算回路27に供給される。この
減算回路27には端子28から式(7)に示された2
sinθに相当する信号が供給され、この信号と
トラツキングサーボ出力が減算されスイツチ22
の第2の固定接点22Bに供給される。そして、
スイツチ22の可動接点22Cはスイツチ23の
可動接点23Cに接続され、制御信号が走査して
いない磁気ヘツドに供給されるようになされてい
る。このスイツチ22は判別回路26により制御
され、トラツキングサーボ出力が直流電源29で
設定された所定値内にある時には、スイツチ22
の可動接点22Cは固定接点22Aに接続され、
トラツキングサーボ出力が直接スイツチ23に供
給されると共に、トラツキングサーボ出力が所定
値を越えた時にはスイツチ22の可動接点22C
は固定接点22Bに接続され、減算回路27によ
り補正されたトラツキングサーボ出力がスイツチ
23に供給されるようになされている。 斯る第2図に示す如きトラツキングサーボ装置
によれば、上述したような第1の磁気ヘツドによ
る走査終了時におけるサーボ出力を検出し、それ
がたとえ式(5)のような関係であろうと式(7)のよう
な関係であろうと最良のトラツキング制御がとれ
るように制御し、かつ第2の磁気ヘツドがその走
査始点から正しく記録トラツクを走査できる。 本発明は上述の如き自動トラツキング装置に関
し、特に上述トラツキングサーボ回路18を第5
図に示す如く構成する様にしたものである。 以下第5図を参照しながら本発明自動トラツキ
ング装置の一実施例につき説明しよう。 第5図に於いて18aは増幅器17の出力側よ
りの周波数変調された高周波信号である映像信号
が供給されるFM映像信号入力端子を示し、この
FM映像信号入力端子18aに供給されたFM映
像信号をこのFM映像信号の包絡線を検出する包
絡線検波回路30に供給し、この包絡線検波回路
30の出力に得られる検波信号を第1のサンプリ
ングホールド回路31に供給すると共にこの検波
信号を1サンプリング間隔時間T遅延する遅延回
路32を介して第2のサンプリングホールド回路
33に供給する。34はサンプリング信号入力端
子を示し、このサンプリング信号入力端子34に
供給されるサンプリング信号を第1及び第2のサ
ンプリングホールド回路31及び33に夫々サン
プリング信号として供給する。この場合、このサ
ンプリング信号としては映像信号の1水平期間に
20〜30回サンプリングするものとし、このサンプ
リング間隔時間Tとすると共にこれを等間隔とす
る。この第1及び第2のサンプリングホールド回
路31及び33の夫々の出力信号を比較回路35
に供給し、第1のサンプリングホールド回路31
の出力電圧Eaとこれより1サンプリング時間T
だけ遅れた信号をサンプリングホールドする第2
のサンプリングホールド回路33の出力電圧Eb
とを比較する。この場合出力電圧Eaが出力電圧
bより大きいときにはこの比較回路35の出力
側に正の信号が得られ、又この出力電圧Eaが出
力電圧Ebより小さいときにはこの比較回路35
の出力側に負の信号が得られる如くなされてい
る。この比較回路35の出力信号を符号を符号継
承検出回路36及び符号反転検出回路37の夫々
の入力側に供給し、又この符号継承検出回路36
の出力信号をステツプ電圧決定回路38の入力側
に供給すると共にこの出力信号を符号記憶回路3
9の入力側に供給し、又符号反転検出回路37の
出力信号をステツプ電圧決定回路38の入力側に
供給すると共にこの出力信号を符号記憶回路39
の入力側に供給する。即ち符号記憶回路39は前
サンプリング時のステツプ電圧の符号が正又は負
信号のいずれであるかを記憶し、その次の比較回
路35の出力信号が正の時には符号継承検出回路
36の出力側に信号を得る様にし、この比較回路
35の出力信号が負の時には符号反転検出回路3
7の出力側に信号を得る様にしたものである。又
40はステツプ絶対値選定回路を示し、このステ
ツプ絶対値選定回路40は包絡線検波回路30の
出力信号レベルを検出し、この信号レベルが小さ
いとき例えばV0以下のときには、ステツプ電圧
決定回路38が絶対値の大きいステツプ電圧E0
を発生する様に制御し、この出力信号レベルが比
較的大きいとき例えばV0以上のときにはステツ
プ電圧決定回路38が絶対値の比較的小さいステ
ツプ電圧E1を発生する様に制御する。即ちこの
ステツプ電圧決定回路38はその出力側に発生す
るステツプ電圧の絶対値についてはステツプ絶対
値選定回路40に依り制御され、その符号につい
ては符号継承検出回路36及び符号反転検出回路
37に依り決定される。又このステツプ電圧決定
回路38は比較回路35の比較信号が変る毎に即
ちサンプリング信号が供給される毎にステツプ電
圧をそのサンプリング間隔時間T発生する。この
ステツプ電圧決定回路38の出力側に得られるス
テツプ電圧本例では電圧E0,−E0E1又は−E1を加
算回路41の一方の入力端子に供給し、この加算
回路41の前のサンプリング期間の出力信号をホ
ールド回路42に記憶し、このホールド回路42
に記憶された電圧を加算回路41の他方の入力端
子に供給する。即ちこの加算回路41の出力信号
は一方の入力端子にステツプ電圧が供給される如
に変化する階段状電圧波形となる。の加算回路4
1の出力側より出力端子18bを導出し、この出
力端子18bに得られる制御電圧をスイツチ1
9、増幅器20又は21を介して上述の如き磁気
ヘツドに供給する如くなす。 以下本発明の動作につき説明する。一般に磁気
ヘツド4A,4Bと記録トラツクとの相対位置及
びこの磁気ヘツド4A,4Bの再生高周波信号の
包絡線検波出力レベルの関係は第6図に示す如く
ジヤストトラツク時即ち磁気ヘツド4A,4Bと
記録トラツクとの相対位置が重なつたとき即ちこ
の相対位置の誤差が零のときこの出力レベルが最
大となり、この相対位置が左右にずれるに従つて
その出力レベルが徐々に小さくなり、この磁気ヘ
ツド4A,4Bと記録トラツクとの重なる部分が
なくなつたときこの出力レベルは零となる。 今、例えば第7図Aに示す如く第1及び第2の
サンプリング信号の供給時t1及びt2に磁気ヘツド
4A,4Bが記録トラツクに対し(左側)にずれ
ており包絡線検波回路30の出力レベルがステツ
プ絶対値切換電圧V0以下のV1及びV2となり、こ
のときV2がV1より大であるとすると第2のサン
プリング信号を供給したt2時には第1のサンプリ
ングホールド回路31の出力電圧EaはV2とな
り、第2のサンプリングホールド回路33の出力
電圧EbはV1となる。従つてこのt2時比較回路3
5の出力側は正信号となり、これをステツプ電圧
決定回路38に供給し、このステツプ電圧決定回
路38により正方向のステツプ電圧を発生する様
にすると共にこの正信号を符号記憶回路39で記
憶する。この場合包絡線検波回路30の出力レベ
ルはステツプ絶対値切換電圧V0以下であるの
で、このステツプ電圧決定回路38より発生する
ステツプ電圧は比較的大きな絶対値の正の電圧
E0となり加算回路41の出力側に得られる制御
電圧は第7図Bに示す如くE2となる。この電圧
E2をホールド回路42に依り記憶する。この制
御電圧E2に依り磁気ヘツド4A,4Bをジヤス
トトラツク方向即ち右側(下側)に変位する。次
に第3のサンプリング信号が供給された時t3は磁
気ヘツド4A,4Bはt2時よりも同一記録トラツ
クの右側(下側)を走査するので包絡線検波回路
30の出力レベルはこのt2時よりも大きくV3とな
る。この出力レベルV3はステツプ絶対値切換電
圧V0以下であるので、このときもステツプ電圧
決定回路38より発生するステツプ電圧の絶対値
は大きくE0とする。又このt3時の第1のサンプリ
ングホールド回路31の出力電圧EaはV3であ
り、第2のサンプリングホールド回路33の出力
電圧EbはV2あるので、比較回路35の出力側に
は正信号が得られ、又符号記憶回路39に記憶さ
れている符号は正であるのでこの正信号が符号継
承回路35を介してステツプ電圧決定回路38に
供給されると共にこの正信号を符号記憶回路39
で記憶する。従つてこのステツプ電圧決定回路3
8の出力側にはE0のステツプ電圧が得られ、こ
のステツプ電圧E0が加算回路41に供給され、
この加算回路41の出力側にこのステツプ電圧
E0とホールド回路42に記憶された電圧E2との
和の制御電圧E2+E0=E3が得られ、この制御電
圧E3により磁気ヘツド4A,4Bを更に右側
(下側)に変位する。次に第4のサンプリング信
号が供給された時t4は磁気ヘツド4A,4Bはt3
時よりも同一記録トラツクの右側(下側)を走査
するので包絡線検波回路30の出力レベルはこの
t3時よりも大きくV4となる。この出力レベルV4
ステツプ絶対値切換電圧V0以上であるので、ス
テツプ絶対値選定回路40に依りステツプ電圧決
定回路38より発生するステツプ電圧の絶対値を
比較的小さくE1とする。又このt4時の第1のサン
プリングホールド回路31の出力電圧EaはV4
あり、第2のサンプリングホールド回路33の出
力電圧EbはV3であるので比較回路35の出力側
に正信号が得られ、又符号記憶回路39に記憶さ
れている符号は正であるのでこの正信号が符号継
承回路36を介してステツプ電圧決定回路38に
供給されると共にこの正信号が符号記憶回路39
で記憶される。従つてステツプ電圧決定回路38
の出力側にはE1のステツプ電圧が得られ、この
ステツプ電圧E1が加算回路41に供給され、こ
の加算回路41の出力側にこのステツプ電圧E1
とホールド回路42に記憶された電圧E3との和
の制御電圧E3+E1=E4が得られ、この制御電圧
E4により磁気ヘツド4A,4Bを更に右側(下
側)に変位する。次に第5のサンプリング信号が
供給された時t5は磁気ヘツド4A,4Bはt4時よ
りも同一記録トラツクの右側(下側)を走査し、
包絡線検波回路30の出力レベルはこのt4時より
も大きくV5となる。この出力レベルV5はステツ
プ絶対値切換電圧V0以上であるのでステツプ電
圧決定回路38より発生するステツプ電圧の絶対
値はE1とな様にする。又このt5時の第1のサンプ
リングホールド回路31の出力電圧EaはV5であ
り、第2のサンプリングホールド回路33の出力
電圧EbはV4であるので比較回路35の出力側に
正信号が得られ、又符号記憶回路39に記憶され
ている符号は正であるのでこの正信号が符号継承
回路36を介してステツプ電圧決定回路38に供
給されると共にこの正信号が符号記憶回路39で
記憶される。従つてステツプ電圧決定回路8の出
力側にはE1のステツプ電圧が得られ、このステ
ツプ電圧E1が加算回路41に供給され、この加
算回路41の出力側にこのステツプ電圧E1とホ
ールド回路42に記憶された電圧E4との和の制
御電圧E4+E1=E5が得られ、この制御電圧E5
より磁気ヘツド4A,4Bを更に右側(下側)に
変位する。本例に於いてはこのときジヤストトラ
ツキングの位置即ち磁気ヘツドとトラツクとの相
対位置が0の点をすぎこの磁気ヘツド4A,4B
が記録トラツクに対し右側にずれることになる。
次に第6のサンプリング信号が供給された時t6
磁気ヘツド4A,4Bはt5時よりも同一記録トラ
ツクの右側(下側)を走査し、包絡線検波回路3
0の出力レベルはt5時よりも小さくV6となる。の
出力レベルV6はステツプ絶対値切換電圧V0以上
であるのでステツプ電圧決定回路38より発生す
るステツプ電圧の絶対値はE1となる様にする。
又このt6時の第1のサンプリングホールド回路3
1の出力電圧EaはV6であり、第2のサンプリン
グホールド回路33の出力電圧E6はV5であるの
で比較回路35の出力側に負信号が得られ、又符
号記憶回路39に記憶されている符号は正である
ので、この負信号が符号反転回路37を介してス
テツプ電圧決定回路38に供給されると共にこの
負信号が符号記憶される。従つてステツプ電圧決
定回路38の出力側には−E1のステツプ電圧が
得られ、このステツプ電圧−E1が加算回路41
に供給され、この加算回路41の出力側にこのス
テツプ電圧−E1とホールド回路42に記憶され
た電圧E5との和の制御電圧E5−E1=E4により磁
気ヘツド4A,4Bを左側(上側)に変位する。
順次上述の動作を繰り返し磁気ヘツド4A,4B
と記録トラツクとの相対位置の関係が略零となる
様に即ちジヤストトラツキングする様に動作す
る。 以上述べた如く本発明に依れば磁気ヘツド4
A,4Bを記録トラツクに対し、この磁気ヘツド
4A,4Bの再生出力信号が常に最大出力近辺に
なる様にすることができ、再生ヘツドを記録軌跡
に良好に追従することができる。又本発明を使用
して第2図に示す如く構成したときは記録トラツ
クの始点より更に良好な自動トラツキングを行う
ことができる。又上述例に於いては包絡線検波回
路30の出力レベルが小さいときにステツプ電圧
を大きくしているのでそれだけ早くトラツキング
を取ることができる利益がある。又本発明によれ
ば、磁気ヘツドの位置がトラツクの始端から終端
に亘り、トラツキングエラー信号の大きさに応じ
て任意に変われるものであるから、仮に記録トラ
ツクが直線的でなく微妙に曲つていても再生ヘツ
ドはこれに確実に追従するものである。又本発明
は磁気ヘツドの位置を制御するものであるから、
トラツクの幅がかなり狭い場合でもこのヘツドの
追従は確実となり、又その応答もきわめて早いも
のとなる。 尚上述実施例に於いては磁気ヘツドを変位する
のに圧電素子を使用したが、この代りにその他の
電気―機械変換素子が使用できることは勿論であ
る。又本発明は上述実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラツキングの原理説明に供する線
図、第2図は自動トラツキング装置の例を示す構
成図、第3図及び第4図は本発明に使用される磁
気ヘツド装置の例を示す線図、第5図は本発明自
動トラツキング装置の一実施例の要部を示す構成
図、第6図及び第7図は夫々本発明の説明に供す
る線図である。 18aはFM映像信号入力端子、30は包絡線
検波回路、31及び33は夫々サンプリングホー
ルド回路、32は遅延回路、34はサンプリング
信号入力端子、35は比較回路、38はステツプ
電圧決定回路、41は加算回路、42はホールド
回路、18bは制御電圧出力端子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 再生磁気ヘツドを圧電素子の機械的変位によ
    り移動可能として圧電素子の上に配し、該再生磁
    気ヘツドからの再生高周波信号を包絡線検波し、
    該包絡線検波信号を所定周期でサンプリングし、
    該サンプリング出力信号を順次比較し、該比較信
    号に依り上記包絡線検波信号のレベルが増大する
    方向に上記圧電素子をして再生ヘツドを変位する
    トラツキングサーボ回路とともに、上記再生磁気
    ヘツドよりの再生出力の信号レベルを基準の信号
    レベルと比較して次に順次走査すべきトラツクに
    対する上記再生磁気ヘツドのトラツクずれ量を判
    別する回路と、この判別回路からの出力に応じて
    上記再生磁気ヘツドの走行トラツクを順次走査す
    べきトラツクから該再生磁気ヘツドに最も近いト
    ラツクに移動せしめる制御電圧を上記圧電素子に
    供給する駆動回路とを設け、記録トラツクの始端
    から終端に亘つて再生磁気ヘツドのジヤストトラ
    ツキングを得るスローモーシヨン再生を行なうよ
    うにしたことを特徴とする自動トラツキング装
    置。
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