JPS6120002A - 光学フイルタ−材 - Google Patents

光学フイルタ−材

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JPS6120002A
JPS6120002A JP59139769A JP13976984A JPS6120002A JP S6120002 A JPS6120002 A JP S6120002A JP 59139769 A JP59139769 A JP 59139769A JP 13976984 A JP13976984 A JP 13976984A JP S6120002 A JPS6120002 A JP S6120002A
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optical filter
light
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Yoshiaki Suzuki
嘉明 鈴木
Koichi Hayashi
林 剛一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、赤外線を吸収する光学フィルター材に関する
。さらに詳しくは、可視光の透過をほとんど損うことな
く波長700−1500 n mの遠赤色光ないし近赤
外光を吸収する光学フィルター材に関する。
(従来の技術) 700〜1500nmの波長の遠赤色光ないし近赤外光
を選択的に吸収する光学フィルター材には各種の用途が
考えられ、従前より強く要ψされていたが、今まで適当
なものが得られなかった。
従来の光学フィルター材のト要な用途を、次に6例挙げ
て説明する。
(O赤外感光性の感光材料用セーフライトフィルター 近年ハロゲン化銀感光材ネ1(以下[感材Jという)と
して、波長700nm以−1−の遠赤色光ないし近赤外
光に感光性を有するものが多数開発されて来ている。こ
れには白黒あるいはカラーを問わず、また通常型はもち
ろんインスタント型あるいは熱現像型のものも含めハロ
ゲン化銀感材に赤外感光性をA備せしめ、資源調査など
に供する疑似カラー写真としたり、あるいはまた、赤外
域に発光するダイオードを使って露光しうるようにした
ものがある。
このような赤外感光性の感材に対しては従来パンクロ用
のセーフライトフィルターが用いられている。
(り植物の生育の制御 種子の発芽、茎の伸長、葉の展開、花芽や塊茎の形成な
ど、植物体の生長と分化に関するいわゆる形態形成が光
によって影響されることは−1〈から知られており、光
形態形成作用として研究されている。この場合波長56
0nm前後の赤色光と720〜73Onm付近の赤色光
が77−いに拮抗的に作用し、iJJ者の割合を変える
ことによって開花、出穂の時期、あるいは生育の程度、
果実の収りなどが変化することが知られている。このよ
うな研究はすべて光源ランプとフィルターの組合せで、
分光エネルギー分布を制御することによって行われたた
め、大規模な温室、あるいは農場で試験することは不可
能であった。
700nm以1−の波長の光を選択的に吸収するプラス
チックフィルムが得られれば、1−記の原理を実際の生
産湯面に応用することが口f能になり、施設農業に極め
て大きな進歩と利益をもたらすであろう。例えば、特定
の時期に作物を近赤外線吸収フィルムで被覆し、波長7
0011171以1−の光を遮断することによって11
穂時期を遅らせたり、成長を制御する効果が期待される
(柿111勝美「植物の化学調節J第68.第1号(1
971年)参照)。
C3)熱線の遮断 太陽の輻射エネルギーのうち波長800nm以l二の近
赤外および赤外領域の光は物体に吸収されて熱エネルギ
ーに転化する。しかも、そのエネルギー分布の大部分は
波長800〜2000nmの近赤外部に集中している。
従って、近赤外線を選択的に吸収するフィルムは太陽熱
の遮断に極めて有効であり、可視光を十分にとり入れな
がら、室内の温度の−F昇を抑制することができる。こ
れは、園芸用温室の他、住宅、事務所、店舗、自動車あ
るいは航空機等の窓にも応用できる。特に、温室では温
度管理が非常に重要であり、もし温度が4−昇し過ぎる
と作物が著しく損傷され、遂には枯死に至る。近赤外線
吸収フィルムを使用すれば、温度管理が容易になり、ま
た、夏季の抑制栽培など新しい技術が開発可能となろう
従来、熱線の遮断用としてはプラスチックフィルムの表
面にごく薄い金属層を蒸着したものあるいは、ガラス中
に無機化合物、たとえばFeOを分散させたものが使用
されている。
(4)人間のl]の組織に41害な赤外線カットフィル
ター 太陽光中に含まれる赤外線または溶接の際に放射される
光線中などに含まれる赤外線は、人間の目の組織に対し
て、有害な効果を有する。
赤外線カットフィルターの4:、要な用途の一つは、こ
のような有害な赤外線を含む光線から人1111の目を
保護するIN鏡として用いることである。たとえば、サ
ングラス、溶接者用保護眼鏡などである。
■半導体受光素子の赤外線カットフィルターこの種の赤
外線吸収プラスチックの開発を最も強く要望している他
の一分野は、シリコンフォトタ′イオード(以下、SP
Dという)などの半導体受光素子の分光感度を比視感度
曲線に近づけるための光検出装置の赤外線カットフィル
ターとしての用途分野である。
カメラなどの自動露出=1に用いられている光検出装置
の受光素子としては、現在、LにSPDが使用されてい
る。第2図に比視感度曲線と、SPDの各波長に対する
出力の相対値(分光感度)のグラフを示す。
露出at用としてSPDを使用するためには人間の11
には感じない赤外領域の光をカットし、第2図に示した
SPDの分光感度曲線を比視感度曲線に相似させるよう
にする必要がある。特に波長700〜1l100nの光
に対しては、SPDの出力が大きく、かつこの領域の光
は目に感じないので露出計の誤動作の一因となる。
そのために可視部では吸収が少なく、700〜1l10
0nの赤外部を全域にわたって吸収する赤外線吸収プラ
スチックフィルムを用いることができれば、可視領域の
光透過率が大きく、SPDの出力が大きくなり、従って
露出計の性能を著しく向1−シ得ることが明らかである
従来、この種の光検出装置としては、無機の赤外線吸収
剤を用いたガラスの赤外線カー/ トフィルターがSP
Dの前面にとり伺けられ、実用に供されていた。
便)カラー固体撮像素子用赤外線遮断フィルター近年V
TR用カメラなどにカラー固体撮像素子とマイクロカラ
ーフィルターの組合せが多く使用されてきているが、通
常の撮像管に用いられる光導電膜および固体撮像素子は
700nm以りの波長でも感度を有するため、波長40
0〜700 nmの可視光を色分離するためには、70
0nm以]二の近赤外光を遮断する必要がある。この近
赤外線の遮断を目的とする光学フィルター材としては、
従来無機材ネ4を用いた多層干渉膜がレンズに蒸着法に
より設けられ使用されているが、レンズ差が大きい。そ
こで色分離フィルタ一層に貼り合せυ;またはオン・ウ
ェハー法により、赤外遮断層を設けることができるとレ
ンズ差に影響されず、良好な色再現が期待できる。
このようなカラー撮像管およびCCD (電荷結合素子
)、MOSFET (絶縁ゲート型電界効果素子)など
を用いたカラー固体撮像素子に内蔵しうる赤外線遮断フ
ィルター材の開発が強く望まれている。
一方、金属錯体を赤外線吸収剤として応用した例として
は米国特許第3,588,216号、同第3.663.
089号、同第3,687.862号、同第3.724
.934号、同第3.806.462号、同第3,85
0,502号、同第3,875,199号、同第3゜9
79.583号、同第4,062,867号、同第4,
152,332号、同第4,335.952号、特公昭
46−3452号、同52−7454号、特開昭49−
31748号、同51−135886号、同54−25
060号、同57−21458号などがある。
(発明が解決すべき問題点) しかしl二記の金属錯体系の赤外線吸収剤は、主として
吸収極大が850nm以」二の長波であり、800nm
以下に吸収極大をもつ金属錯体は白金など高価な金属を
使用しなければ得られず、かつ「業師製造が困難である
、という難点を有していた。
また、従来の有機染料系の赤外線吸収剤は一般に耐光性
、耐熱に1が小さく実用1−満足すべきものはほとんど
なかった。
さらに前述の各用途に関し使用yれるフィルター材も以
下のような欠点を有していた。
まず、前記の用途■の従来のパンクロ用のセーフライト
フィルターは視感度の高い緑色光を部分的に透過させる
のみならず、赤外光を多口に透過yせるための光力プリ
を生じさせ、赤外感光性の感材に対するセーフライトと
しての目的を1・分に達成することができなかった。
また前記用途■に用いられた金属層を蒸着したプラスチ
ックフィルムまたはFeOを分散させたガラスは赤外部
だけでなく、可視部の光も強く吸収するため、内部の照
度が低ドし、特に農業用としては日照量の絶対的不足を
招くため不適当であった。ことに、前記■の植物生育の
制御用には、フィルター材は、波長700〜750nm
の光を選択的に吸収する必要があり、金属蒸着フィルム
などはこのl」的には全く適していない。
そして従来、赤外線吸収剤として有機染料あるいは金属
錆体を利用した光学フィルター材が多く開発されてきた
が、その多くは波長700nm未猫の1f視城あるいは
波長900nm以りの赤外域に吸収極大を有するもので
あった。そのため吸収極大の波長が700と900nm
の間にあり、近赤外線をよく吸収し、かつOf視城の光
をよく透過するような光学フィルター材の開発が強く要
ψされてきた。
本発明の目的は第1に、波長700〜900nmの範囲
に吸収極大を有する近赤外線吸収剤を提供することであ
り、第2に可視領域の光透過率が高く、熱および光に対
して堅牢な近赤外線吸収性の光学フィルター材を提供す
ることであり、第3に、シリコンフォトダイオードまた
はカラー固体撮像管の赤外線遮断用に特に優れたフィル
ター材を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 前記諸[1的は、下記一般式[I]で表わされる化合物
の少なくとも1種の有機金属化合物を含有することを特
徴とする光学フィルター材によって解決された。
(式中、R、R、RおよびR4は、水素原f、ハロゲン
原子、シアノ基、水酸基、結合するベンゼン環との間に
2価の連結基が介右していてもよい、アルキル基、アリ
ール基、シクロアルキル基もしくは複素環基、またはR
1とR2,R2とR、もしくはR3とR4が!I]いに
結合して5員もしくは8 L’4環を形成する非金属原
f一群を小し、基R1−R4は互いに同じでも異なって
いてもよい。また、Xは上記一般式中の陽イオンを中和
する陰イオンを示す。) 本発明に用いられる前記・般式[I]で表わされる諷錯
体の配位子の酸化状態については、議論があるが、ド記
式に示すように、0−フェニレンジアミンのジアニオン
、0−ベンゾセミキノンジイミンラジカルアニオンまた
は0−ベンゾキノンジイミンのいずれかの構造を有する
と考えられている(例えば、JACS  885201
 (1966))。
本明細書においては、この配位子を0−ベンゾキノンイ
ミンとして錯体構造を表わすが、これは便宜的な記載で
あって何ら本発明の配位子の酸化状態をこれに限定する
ものではない。
また本発明に係る錯体の中心金属、鉄は、通常2価と考
えられる。錯イオンの対イオンは全体として電気的中性
を保つようになっており、通常一般式[I]のXはマイ
ナス2価となることが多く、例えば1価アニオン2個、
2価アニオン1個、3価アニオン2/3個を表わす。
本発明をさらに詳細に説明する。
前記一般式[I]で表わされる化合物においてR1、R
2、R3およびR4で表わされるハロゲン原子は、フッ
素原子、塩素原子、臭素原f、ヨウ素原子を包含する。
R1、R2、R3およびR4で表わされるアルキル基は
好ましくは炭素数1ないし20のアルキル基であり、直
鎖アルキル基、分岐アルキル基のいずれであってもよく
、また置換、無置換のいずれであってもよい(例えば、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル
基、オクタデシル基など)。
R、R、RおよびR4で表わされるア リール基は、好ましくは炭素数が6ないし14の7リー
ル基であり、置換、無置換のいずれであってもよい(例
えば、フェニル基、ナフチル基など)。
R、R、RおよびR4で表わされる複素+23 環基は、好ましくはへテロ原子として、環中に少なくと
も1個の窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原−rを含
む5n環または6員環であり、置換、無置換のいずれで
あってもよい(例えば、フリル基、ヒドロフリル基、チ
ェニル基、ピロリジ基、ピロリジル基、ピリジル基、イ
ミダゾリル人(、ピラソ゛リル人(、キノリル基、イン
ドリル基。
オキサシリル基、チアゾリル基などを代表例としてあげ
ることができる。) R、R、RおよびR4で表わされるシクロアルキルノ、
(は好ましくは5 [1環基または6員環基であり、置
換、無置換のいずれであってもよい(例えば、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、シ
クロへキサジエニルノ人 な と゛)  。
RとR、RとRもしくはR3とR4と が17−いに結合して形成される6 (i環は置換、無
置換のいずれであってもよく、また縮合したものであっ
てもよい(例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、シクロ
ヘキサジエン環、インベンゾチオフェン項、イソベンゾ
フラン環、イソインドリン項など)。
L記のR、R、RおよびR4で表わされるアルキル基、
アリール基あるいは複素環ツ(は2価の連結基、たとえ
ばオキシ(−0−)、チオ基(−S−)、アミノ基、オ
キシカルポニルノ人、カルボニル基(、カルバモイル2
人、スルファモイル基人、カルボニルアミノ ルボニルオキシ基などを介して、ベンゼン環1の炭素原
子に結合していてもよい。
R1  、R2 、3およびR4で表わされるアルキル
基が1−記の2価の連結基を介してベンゼン環1−に炭
素原イに結合している例としては、アルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブト
キシ基、n−デシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基ま
たはn−ヘキサデシル基など)、アルコキシカルボニル
基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基、n−デシルオキシカルボ
ニル)人またはn−ヘキサデシルオキシカルボニル)人
など)、79111人(例えば、アセチル)人、バレリ
ル基、ステアロイル基、ヘンゾイルノ,(またはトルオ
イル基など、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ基ま
たはヘキサデシルカルボニルオキシノ人など)、アルキ
ルアミノ基(例えば、N−メチルアミノ基、N−エチル
アミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−ジブチ
ルアミノ基など)、アルキルカルバモイル基(例えば、
ブチルカルバモイル基,N,N−ジエチルカルバモイル
基、またはn−ドデシルカルバモイル基など)、アルキ
ルスルファモイル基(例えば、ブチルスルファモイル基
、N,N−ジエチルスルファモイル基またはn−ドデシ
ルスルファモイル基など)、スルホニルアミノ1(例え
ば、メチルスルホニルアミノ基またはブチルスルホニル
アミノ基など)、スルホニル基(例えば、メシル基また
はエタンスルホニル基など)またはアシルアミノ基(例
えば、アセチルアミノ基、バレリルアミノ基、バルミト
イルアミノ基、ベンゾイルアミノ基またはトルオイルア
ミノ基など)などをあげることができる。
R  、R  、R  およびR4で表わされるア+2
3 リール基が」二記の2価の連結基を介してベンゼン環上
の炭素原子に結合している例としては、アリーロキシ基
(例えば、フェノキシ基またはナフトキシ基など)、ア
リーロキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニ
ル基またはナフトキシカルボニル基など)、アシル基(
例えば、ベンツイル基またはナフトイル (例えば、フェニルアミノ基、N−メチルアミノ基,(
またはN−アセチルアニリノ基など)、アシルオキシ基
(例えば、ベンゾイルオキシ基またはトルオイルオキシ
基など)、アリールカルバモイル基(例えば、フェニル
カルバモイル基など)、アリールスルファモイル基(例
えば、フェニルスルファモイル基など)、アリールスル
ホニルアミノ基(例えば、フェニルスルホニルアミン基
、Pートリルスルホニルアミノ基など)、アリールスル
ホニル基(ベンゼンスルホニル基、トシル基など)また
はアシルアミノ基(例えば、ベンゾイルアミノ基など)
をあげることができる。
+23 L記のR  、R  、R  およびR4で表わされる
アルキル基、アリール基、複素環基、シクロアルキル基
またはR1とR2、R2とR3もしくはR3とR4と力
肪いに結合して形成されるtlfましくは縮合60環は
、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、11!素原子、
臭素原Yまたはヨウ素原子など)、シアン基、水酸基、
直鎖もしくは分岐のアルキル基(例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基またはメトキ
シエトキシエチル基など)、アリール基(例えば、フェ
ニル基、トリル基、ナフチル基、クロロフェニル基、メ
トキシフェニル基またはアセチルフェニル基など)、フ
ェノキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ
基、プロピルオキシ基またはメトキシエトキシ基など)
、アリーロキシス((例えば、フェノキシ基、トリロキ
シノ人、ナフトキシ基またはメトキシフェノキジノ人な
ど)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル基、ブトキシカルボニル基またはフェノキシメト
キシカルボニル基など)、アリ−0キシカルボニル基(
例えば、フェノキシカルボニル)人、トリロキシカルポ
ニルノ人またはメ]・キシフェノキシフェノキシカルボ
ニル基など)、アシル基(例えばホルミル基、アセチル
基、バレリル基、ステアロイル基、ベンゾイル基、トル
オイル基、ナフトイル基またはp−メトキシベンソイル
基など)、アシルオキシ基(例えば、アセトアミド。(
またはアシルオキシ基など)、アシルアミ7基(例えば
、アセトアミド基、ベンズアミド鬼才たはメトキシアセ
トアミド基など)、アニリノ基(例えば、フェニルアミ
ノ基、N−メチルアニリノ基、N−フェニルアニリノ基
またはN−7セチルアニリノ基など)、アルキルアミノ
基(例えば、n−ブチルアミノ基、N、N−ジエチルア
ミノ基、4−メトキシ−n−ブチルアミノ基など)、カ
ルバモイル基(例えば、n−ブチルカルバモイル基、N
、N−ジエチルカルバモイル基など)、スルファモイル
基(例えば、n−ブチルスルファモイル基、N、N−ジ
エチルスルファモイル基、n−ドデシルスルファモイル
基またはN−(4−メトキシ−〇−ブチル)スルファモ
イル基など)、スルホニルアミ7基(例えば、メチルス
ルホニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基または
メトキシメチルスルホニルアミノ基なと)、またはスル
ホニル基(例えば、メシル基、トシル)6(またはメト
キシメタンスルホニル基など)などで置換されていても
よい。
次に前記一般式[IIで表わされる化合物において、X
は1価陰イオン2 / n個を表わす、Xは通常2個の
1価イオンであり、1価の陰イオンとしてはハロゲン(
たとえばC1’−1Br−、I−など)、硝醜イオン(
NO3−)、テトラフルオロボレートイオン(BF4−
)、  ヘキサフルオロホスフェートイオン(PF5)
 カルボキシレートイオン(例えば、CH3CO,、−
1cF3co昼など)、スルホネートイオン(例えば、
CI2H25+s o 3−など)、テトラフェニルポ
レートイオン(B(C8H5)4など)などであり、好
ましくはヘキサフルオロホスフェートイオン、スルホネ
ートイオン、テトラフェニルポレートイオンである。
Xで表わされる2価以1−の陰イオンとしては硫酸イオ
ン(S O3’)、炭酸イオン(CO3’−)、ヘキサ
フルオロアルミネートイオン、ヘキサフルオロアルミネ
ートイオン、ヘキサフルオロニッケレートイオン、ヘキ
サフルオロシリケートイオンなどがある。
本発明に用いられる前記一般式[IIで表わされる化合
物は、例えば第一鉄塩とオルトフェニレンジアミン類ま
たはその1月を不活性雰囲気ドに加熱還流させて得られ
るビスオルトフェニレンジアミナト鉄錯体を脱水剤の存
在ド、室温で空気酸化させて合成される。次いで必要に
応じアニオン交換して精製すれば、各種の目的物な得る
ことができる。
前記一般式[IIで表わされる化合物のうちII(まし
いものを第1表に例示するが、本発明はこれらの例示化
合物に限定されるものではないことはもちろんである。
第1表 (ε−iン表中Xのa−eは次の陰イオンを示す。
a:[PFs]+ b: [B(C6H5)4]2 ” [012H25イかS03]2 d:0文2 e : I 2 (第1表つづき) (第1表つづき) (第1表つづき) (第1表つづき) 第1表つづき) (第1表つづき) (第1表つづき) 化合物   I       R2R3n 4  x番
号  1 1Q3   tt         tt      
    tt     tt    1)109   
tt      C2!(5Nl(SO,、−tt  
  tt   bllo  //    ’C5H7N
H3O,,−//   //  blll  tt  
  ”C5H7NH3O2−//   tt  b11
2   //     ”C4H3Nl(SO2−/l
    //   b113  //    ”C5H
,、N)ISO2−tt   tt  b114   
/l     ”C61113Nl(SO2−/l  
  //   b115   tt     ”C3H
17NH3O2−//    tt   b116  
   )t        ”C,o)12.N1jS
02−          tt       tt 
    bl 17  //    ”Cl2825N
)ISO2−tt   tt  bl 18   tt
     ”Cl8)+33NH3O2−//    
tt   bl 19   l/          
/l           l/     //   
a120   //     (CH3)2NSO2−
//    /l   a121   //     
(C:2H5)、、NSO2−//    n   b
l 22   //     (’C3H7)2NSO
2−//    //   b123   II   
  (”C3H7)2NSO2−tt    tt  
 b124、   tt     (”C4119)、
、NSO2−tt    tt   b(第1表つづき
) (第1表つづき) これらの化合物の吸収極大(入wax、nm単位)とモ
ル吸光係数(ε+iax 、見・noビトCm’単位)
は次の通りである。
pf42表 −・般式[I]において、RからR4の置換基は錯体の
光吸収極大の波長に影響を及ぼし、置換基の電子供与性
が大きくなるかまたは電子供ケ、性置換基の数がふえる
と吸収極大が長波長側にシフトする傾向がある。また対
アニオンの種類は錯体の溶解性に大きい影響を及ぼす。
対アニオンがハロゲン原子あるいはPF”、BF4−1
A交F63−、 S bF62− 、 S r R6な
どの、    2− 場合は一般に水に対する溶解性を高め、・方B(Ph)
−、アルキルベンゼンスルホン酸アニオンなどは有機溶
剤または有機結合剤に対する溶解性を高める。配位子の
親油性核置換基もまた有機溶剤に対する溶解性を向I−
させる。
本発明の光学フィルター材は前記一般式[I]で表わさ
れる化合物を、適当な結合剤中に含有させて組成物とす
るか、適当な支持体I;に被覆してなる材料である。結
合剤としては、特に制限はなく、光学的フィルター機能
を発揮させるものであれば有機、無機の区別なく用いる
ことができる。
そのような結合剤としては、プラスチックスのような高
分子材料、ガラスのような無機材料などが挙げられる。
好ましくは、結合剤としては、透明性および機械的性質
の優れたフィルムを形成する結合剤が用いられる。この
ようなフィルム形成性結合剤の例としては、例えばポリ
エチレンテレフタレートで代表されるポリエステル類、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、
セルロースアセテートブチレートなどのセルロースエス
テル類、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィン類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレンなどのポリ
ビニル化合物、ポリメチルメタクリレートなどのアクリ
ル系付加重合体、ポリ炭酸エステルから成るポリカーボ
ネート、フェノール樹脂、ウレタン系樹脂またはゼラチ
ンなど親水性バインダーなど公知のフィルム形成性結合
剤を挙げることができる。
ト述のプラスチック材料に前記一般式[I]の化合物を
添加、保持させる方法としては第一にフィルム作成時に
グラスナツチ中に配合する方法がある。すなわち、式[
I]の化合物を各種の添加剤と共にポリマー粉末もしく
はペレットに混合し、溶融してTダイ〃;またはインフ
レーションυ、で押出すか、あるいはカレンダー法でフ
ィルム化すれば前記化合物が均一に分散したフィルムが
得られる。また流延性でポリマー溶液からフィルムを製
造する場合は該溶液中に前記一般式[I]の化合物を含
有させればよい。
第二には適当な方〃、で製造された各種のプラスチック
フイルムまたはガラス板りの表面に前記・般式[I]の
化合物を含むポリマー溶液または分散液を塗布すること
によって赤外線吸収層を形成する方法がある。塗布液に
用いるバインダーポリマーとしては、一般式[I]の化
合物をできるだけよく溶解し、しかも支持体となるプラ
スチックフィルムまたはガラス板との接着性のすぐれた
ものが選ばれる。ポリメチルメタクリレート、セルロー
スアセテートブチレート、ポリカーボネートなどがこの
[1的に適している。接着性を向1−されるために支持
体フィルムに適当なド塗りをあらかじめ施してもよい。
第五の方法としては、赤外線をカットされるべき素子の
光入射窓枠中に一般式[I]の化合物と重合性モノマー
を混合し、適当な重合開始剤を加え、熱または光を加え
て重合Xせ、生成したポリマーで窓枠にフィルター材を
形成せしめる方υ、がある。この方法では、素f−全体
を重合性モノマーまたはエポキシ樹脂などの縮合性組成
物から生成するプラスチックスで包埋することもできる
第四の方法は1本発明の化合物[I]を適当な支持体]
−に蒸着する方法である。この方法ではさらに保護層と
して適当なフィルム形成性結合剤層を支持体より遠い位
置に設けてもよい。
本発明に係る近赤外線吸収剤をカラー固体撮像素子に利
用する方法を述べれば■複数の所定分光特性を有するス
トライプ状あるいはモザイク状の色分離フィルタ一層を
形成後、該フィルタ一層−にに設ける表面保護層に近赤
外線吸収剤を含有せしめたり、この吸収剤を蒸着したり
、■色分離フィルタ一層内に可視光吸収性の染料などと
本発明の近赤外線吸収剤を併用してもよく、あるいはま
た■多層構成の色分離フィルター内に設けられた透明な
中間層あるいは表面平滑層内にこの近赤外吸収剤を含有
せしめる態様もまた可能である0本発明のフィルター材
は、特開昭57−58107号、同59−9317号お
よび同59−30509号に記載された如き色分離フィ
ルターに組合せて使用すると特に有効である。
本発明の光学フィルター材中には前記・般式[I]で表
わされる化合物を2種以1−併用してもよい、また有機
もしくは金属錯体系の公知の近赤外線吸収剤と併用する
こともできる。特に吸収極大の異なった吸収剤と併用す
ると、吸収波長域を広げることができる。
本発明の光学フィルター材においては、耐光性をさらに
改良するため、紫外線吸収剤の添加が有効で、レゾルシ
ンモノベンゾエート、サリチル酸メチルなどの置換また
は無置換安息香酸エステル類、2−オキシ−3−メトキ
シケイ皮酸ブチルなどのケイ皮酸エステル類、2.4−
ジオキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、シベ
ンザルアセトンなどのα、β−不飽和ケトン、5.7−
シオキシクマリンなどのクマリン類、l、4−ジメチル
−7−オキシカルボスチリルなどのカルボスチリル類、
2−フェニルベンゾイミダゾール、2− (2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾールなどのアゾール類な
どが使用される。
また本発明の光学フィルター材をコーティング法で作成
したフィルムの場合は、コーティング層の保護、流滴性
の付与などの[1的でコーティング層の表面に薄いプラ
スチックフィルムを貼り合せることができる0例えば0
.05mm厚のポリ塩化ビニルフィルムを重ねて120
〜140℃に加熱圧着すると積層状のフィルムが得られ
る。
本発明の光学フィルター材において、前記一般式[I]
で表わされる化合物を結合剤100部当り重量で0.1
〜50部、好ましくは0.5〜10部添加する。光学フ
ィルター材はその機能上遮断すべき波長域の透過率が所
期の目的を達成しうる程度に低ければよく、本発明の場
合には、透過率の谷の波長約700〜900nmにおい
て、10%以ド好ましくは2.0%以下、特に好ましく
は0.1%以ドの透過率となるように、結合剤当りの添
加植およびフィルター材の厚みを調節することが肝要で
ある。実用的な厚さは0.002mmないし0.5mm
であるが、用途に応じこの範囲外の厚さのフィルターに
も設計可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、吸収極大波長が約700ないし900
nmである近赤外線吸性の光学フィルター材を得ること
ができる。
また、安価な鉄塩を原料とした製造の容易な錯体から熱
および光に対する堅牢性の優れる光学フィルター材を得
ることができ、低コストの光学フィルター材とすること
ができる。
さらに本発明の光学フィルター材においては、有機金属
錯体系の赤外線吸収剤の配位子、対イオンを適宜選択し
、組合わせることにより溶剤に対する溶解性を調節でき
るので各種の結合剤を幅広く採用できるという利点を有
する。
本発明の光学フィルター材は赤外線吸収材料として、前
記の、赤外感光性の感材用セーフライトフィルター、植
物の生育の制御、熱線の遮断、人間のl]の組織に有害
な赤外線カットフィルター、゛ト導体受光素子カラー固
体撮像素子の赤外線カットフィルター用の外、各種の用
途に用いることができる。
本発明に係る化合物は、光学フィルター以外にもその赤
外線吸収特性に基づいた応用が可能である。例えば特開
昭56−135568号に記載のインクジェットプリン
ター用インクに添加すると、近赤外光による読取効率を
向」二することができ、特開昭57−11090号に記
載されたレーザー光記録/読取媒体にも応用できる。ま
た本発明の化合物は吸収した近赤外光を熱に変換する性
質を有し、赤外線/熱交換剤としても利用できる。典型
例を挙げると、1)特開昭57−14095号または同
57−14096号に記載されたようなレーザー感熱記
録体に添加して、赤外域レーザーを照射し発生する熱で
ひき起こされる混合発色反応を高めることができる 2
)レーザー光に基づく熱の作用により溶解性が変化する
ような、例えば特開昭57−40256号に記載したレ
ジスト材料に含有させることができる 3)特開昭56
−143242号に記載されたような、熱乾煙性または
熱硬化性の組成物に本発明の化合物を含有せしめると反
応を促進させることができる。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
参考例1〈例示化合物(2)の合成〉 塩化第1鉄(四水和物)12.0gとオルトフェニレン
ジアミン6.6g1tn−プロパツール200mu中に
分散し、アルゴン雰囲気F1時間還流する。生成した淡
かっ色のビスオルトフェニレンジアミナト鉄錆体をアル
ゴン雰囲気ド、ろ過し、先ず脱気したエタノール、次に
トルエンで洗い、室温で減圧乾燥した。乾燥した上記鉄
錯体4gをとり、これにモレキュラーシーブ4A(和光
紬薬T業社製)48gを加え、さらに、ジクロロメタン
280m交とt−ブタノール280m文を加えて、ji
z化カシカルシウム管け18℃で48時間攪拌する。反
応終r後、ろ過してろ液の溶媒をロータリーエバポレー
ターで水浴湯面42℃で留去した。残留物をメタノール
80m文と水100mMの混合溶媒に溶かす。この溶液
に、18℃で撹拌しつつソディウムテトラフェこルポレ
ート10gを水200mJ2に溶かした溶液を滴下した
。直ちに青緑色の沈殿が析出する0滴下終r後さらに1
時間攪拌してろ過した。この析出結晶を水洗後、風乾し
た。これをアセトン−ジクロロメタン−〇−ヘキサン(
1: 4 : 2=容積比)混合溶媒から再結晶させて
例示化合物(2)を得た。
収&t2.1g  m、p、210℃ 参考例2〈例示化合物(12)の合成)塩化第一鉄(四
水和物)12.0gとオルトフェニレンシアミン8.2
gをn−プロパツール200mJl中に分散し、アルゴ
ン雰囲気下1時間還流する。生成した淡かっ色のビス(
3,4−ジメチル−オルトフェニレンジアミナト)鉄錆
体を手早くろ過し、先ず脱気したエタノール、次にトル
エンで洗い、室温で減圧乾燥した。乾燥した下記鉄鎖体
5gをとり、これにモレキュラーシーブ4A(和光紬薬
工業社製)48gを加え、さらに、ジクロロメタン28
0mJLと【−ブタノール280+njlを加えて、塩
化カルシウム管をっけ18°Cで48時間攪拌する0反
応終r後ろ過してろ液の溶媒をロータリーエバポレータ
ーで水浴温度42℃で留去した。残留物をメタノール8
0m1と木100mMの混合溶媒に溶かす、この溶液に
18℃で攪拌しつつソディウムテトラフェニルポレート
10gを木200mJ1に溶がした溶液を滴下した。直
ちに青緑色の沈殿が析出する0滴下終了後、さらに1時
間攪拌してろ過する。この析出結晶を水洗して風乾した
。これを7セトンー水(1: 5=容積比)で再結晶さ
せて例示化合物(12)を得た。収Jd4.1g  m
、p、193℃ 参考例3〈例示化合物(29)の合成〉4−メトキシオ
ルトフェニレンジアミン111110.5gをn−プロ
パツール200mMに溶かす。18℃で攪拌しつつ、こ
れにンディウムメトキサイド(28%メタノール溶液)
11.6gを加え、30分間攪拌する。これに塩化第一
鉄(四水和物)12.0gを加え、30分還流する。反
応終了後静置した後、アルゴン雰囲気ト」−澄みをデカ
ンテーションして、直ちにa−タリエパボレータで(水
浴温度50℃)溶媒を留去した。赤かっ色のビス(4−
メトキシ−オルトフェニレンジアミナト)鉄鎖体の粉末
が得られる。」二記鉄錯体5gをとり、これにモレキュ
ラーシーブ4A(和光紬薬工業社製)48gを加え、さ
らにジクロロメタン280mJ1とt−ブタノール28
0m1を加えて、塩化カルシウム管をつけ18°Cで4
8時間攪拌する。反応終了後、ろ過してろ液の18Wを
ロータリーエバポレーターで水浴温度42℃で留去し、
残留物をメタノール80m1と水100muの混合溶媒
に溶かす、この溶液に18℃で攪拌しつつソディウムテ
トラフェニルポレートlogを水200m1に溶かした
溶液を滴下した。直ちに黒色の沈殿が析出する0滴下終
了後、さらにl特開攪拌してろ過する。この析出結晶を
水洗後風乾した。これを7セトンー水(1: 7=容積
比)混合溶媒から再結晶させて例示化合物(29)を得
た。収量2.7gm、p、230℃ 実施例1 参考例1〜3で合成した例示化合物を用い光学フィルタ
ー材3種類を作成した。すなわち、下に重量部で示した
組成■、■および■で各成分を混合しよく攪拌してから
、ろ過後、金属の支持体1−に流延法により塗布して製
膜後剥離し、[1的とする光学フィルター材■、■およ
び■をそれぞれ得た。乾燥膜厚を0,05ないし0.3
mmの間で変化させた数種の光学フィルター材を得た。
組成例■ TAC(三酢酸セルロース)170部 TPP ()リフェニルホスフェイト)  10mメチ
レンクロリド         800部メタノール 
           160部例示化合物(2)  
        2部組成例■ DAC(二酢酸セルロース)170部 DEP(ジエチルフタレート)10部 メチレンクロリド         800部メタノー
ル            180部組成例■ PC(ポリカーボネート (:、菱カス社製、E−2000))   170部メ
チレンクロリド         800部例示化合物
(29)          2部光学フィルター材■
、■および■の光学s1■をi1図に示した。この試験
したフィルター材の厚さは0.05mmである。
実施例2 実施例1と同様にして、紫外線吸収剤を含有する厚さ0
.19mmの光学フィルター材を作成した。流延組成物
の組成は下記に示した。
TAC(三酢酸セルロース)      170部TP
P ()リフェニルホスフェイト)10部メチレンクロ
リド          800部メタノール    
        160部例示化合物(2)     
      2部2−(5−ターシャリ−ブチル−2−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール  0.2部
応用例1 実施例1で製造した光学フィルター材o)(Jvさ0.
05mm)を近赤外線カットフィルターとしてシリコン
フォトダイオードにとりつけたところ光検出器の動作性
能が大幅に向トした。さらに50°Cにおける強制経時
試験後も動作信頼性は全く変化を示さなかった。
応用例2 実施例1で製造した厚さ0.19mmの光学フィルター
材q)を赤外感光性の感材製造および加工場におけるセ
ーフライトに使用した。通常の条件で14f間使用して
も使用前と全く吸収特性に変化が認められなかった。
本発明の錯体に紫外線吸収剤を併用すると、フィルター
材の耐光性が著しく向1−する。このようなフィルター
材の耐光性を、例示化合物(2)と紫外線吸収剤2−(
5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール(化合物(U))とを重量比でto+ 1の比
率で併用した場合のフィルター材の光照射下の光学濃度
の経時変化で第3表に示した。
第3表 −1−記表より分るように、本発明の化合物と紫外線吸
収剤を併用すると光学フィルター材の耐光堅牢性を飛躍
的に改良することができた。
応用例3 CCDタイプの固体撮像素子表面にリンケイ酸ガラスか
らなる保護層および下記の如き近赤外線吸収剤を含む平
均厚さ5ミクロンの平滑化層を設平滑化層の塗布組成 (重量平均分子量約10,000) ・・・・・・15f 本発明の化合物29         ・・・・・・1
.57ジヘプチルフタレート(可塑剤)     ・・
・・・・3.OCCエチルセロソルブアセテート   
    ・・・・・・100CC次いで平滑化層の上に
厚さ0.7<クロンの重クロム酸ゼラチン光硬化性樹脂
層を設け、この上にモザイク模様からなるマスク(露光
パターン)を置いて密着露光を行った。次いで、露光し
た樹脂層を温湯で洗浄して、樹脂の未硬化部分を溶出除
去して、モザイク状の凸部からなる硬化樹脂層を残した
この硬化樹脂層をド記の色素−Aで染色して着色(イエ
ロー)樹脂膜Iを調製した。
次いで、このように形成した着色樹脂膜Iの−LにP−
フェニレンジアクリル酸エチル−1,4−ビス(β−ヒ
ドロキシエトキシ)シクロヘキサンを用いて色汚染防止
層を形成し、さらにその−1−に同様にして光硬化性樹
脂層を形成し、その表面に別の露光用パターンを通過し
た光を照射して、樹脂層に別のモザイク状の硬化部分を
生成させた。
そして、同様にして未硬化樹脂部分を除去し、硬化樹脂
層を下記の色素−Bで染色して着色(シアン)樹脂膜■
を調製した。
岐後にp−フェニレンジアクリル酸エチル−1,4−ビ
ス(β−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキサンを用いて
表面被覆層を形成することによりマイクロカラーフィル
タ一部の形成を行い、カラー固体撮像素子を得た。近赤
外線遮断層のないレンズを使用したCODカラーカメラ
に組込み撮影したところ色+Ir現性のよいカラー画像
がブラウン管に+l)生された。
色素A;カラーインデックス(C,1,)アシッドイエ
ロー141のピリジニ ウム塩 色素B;銅フタロシアニンテトラスルホン酸ピリジニウ
ムカチオン
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学フィルター材の光学濃度を示すグ
ラフ、第2図は光の波長に対する人の11の相対感度お
よびSPDの相対感litを小すグラフである。 第1図において■、■および■は実施例1で得られた、
化合物(2)、(5)、(29)を用いた光学フィルタ
ー材■、■および■の光学濃度曲線をそれぞれ示す。 特訂出願人 富ト写真フィルム株式会社輌a@− き・暮舷蝉 。 ぜプ駿ゼ2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式で表わされる化合物の少なくとも1種を含有
    することを特徴とする光学フィルター材。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3およびR^4は、水素
    原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、結合するベン
    ゼン環との間に2価の連結基が介在していてもよい、ア
    ルキル基、アリール基、シクロアルキル基もしくは複素
    環基、またはR^1とR^2、R^2とR^3、もしく
    はR^3とR^4が互いに結合して5員もしくは6員環
    を形成する非金属原子群を示し、基R^1〜R^4は互
    いに同じでも異なっていてもよい。また、Xは上記一般
    式中の陽イオンを中和する陰イオンを示す。)
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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