JPS61197540A - グリコ−ル酸からのモノクロロ酢酸の調製法 - Google Patents
グリコ−ル酸からのモノクロロ酢酸の調製法Info
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- JPS61197540A JPS61197540A JP60287646A JP28764685A JPS61197540A JP S61197540 A JPS61197540 A JP S61197540A JP 60287646 A JP60287646 A JP 60287646A JP 28764685 A JP28764685 A JP 28764685A JP S61197540 A JPS61197540 A JP S61197540A
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- acid
- preparation
- glycolic acid
- monochloroacetic
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/347—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
- C07C51/363—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はグリコール酸からのモノクロロ酢酸の調製法に
関する。
関する。
モノクロロ酢酸を工業的規模で酢酸から調整することが
ますますさかんに行われているが、しかしその方法では
ジクロロ酢酸も生成される結果となり、このジクロロ酢
酸は通常の蒸留法によってモノクロロ酢酸から分離する
ことは困難である。
ますますさかんに行われているが、しかしその方法では
ジクロロ酢酸も生成される結果となり、このジクロロ酢
酸は通常の蒸留法によってモノクロロ酢酸から分離する
ことは困難である。
米国特許第4.221.921号は、この問題を克服す
るために、グリコール酸からのモノクロロ酢酸の調製を
提案している。この特許に従えば、その反応は沃化水素
酸の存在下で100〜250℃で実施される。特にホル
ムアルデヒドのカルボニル化を経由するこのグリコール
酸の新しい調製法が該グリコール酸の製造コストをかな
り低下させるという期待を導く限りにおいては、グリコ
ール酸からモノクロロ酢酸への到達経路は明らかに有望
である。
るために、グリコール酸からのモノクロロ酢酸の調製を
提案している。この特許に従えば、その反応は沃化水素
酸の存在下で100〜250℃で実施される。特にホル
ムアルデヒドのカルボニル化を経由するこのグリコール
酸の新しい調製法が該グリコール酸の製造コストをかな
り低下させるという期待を導く限りにおいては、グリコ
ール酸からモノクロロ酢酸への到達経路は明らかに有望
である。
従って本発明の主題は、グリコール酸の塩化水素処理に
よるモノクロロ酢酸の調製法であって、その反応を水素
酸以外のルイス酸で構成される触媒の存在下で実施する
ことを特徴とするものである。
よるモノクロロ酢酸の調製法であって、その反応を水素
酸以外のルイス酸で構成される触媒の存在下で実施する
ことを特徴とするものである。
最も特定的には、本発明は、ルイス酸を遊離の形態で又
は固体担体に固定した形態で用いる調製法に関する。
は固体担体に固定した形態で用いる調製法に関する。
一層正確には、本発明は、グリコール酸の塩化水素処理
によるモノクロロ酢酸の調製法であって、その反応を金
属ハロゲン化物、メタロイドハロゲン化物、酸素含有無
機酸、カルボン酸及びスルホン酸からなる群から選ばれ
た1種以上の触媒の存在下で実施することを特徴とする
調製法を提供する。
によるモノクロロ酢酸の調製法であって、その反応を金
属ハロゲン化物、メタロイドハロゲン化物、酸素含有無
機酸、カルボン酸及びスルホン酸からなる群から選ばれ
た1種以上の触媒の存在下で実施することを特徴とする
調製法を提供する。
金属ハロゲン化物及びメタロイドハロゲン化物の実例と
しては、特にB F3(そのままで又はHF/BF、錯
体の形態で用いられる)、B C1,3、ZnCl1、
FeCl5、AlCl3及びSbC]、を挙げることが
できる。
しては、特にB F3(そのままで又はHF/BF、錯
体の形態で用いられる)、B C1,3、ZnCl1、
FeCl5、AlCl3及びSbC]、を挙げることが
できる。
酸素含有無機酸の実例として特にH2SO,及びH2P
O4を挙げることができる。
O4を挙げることができる。
カルボン酸及びスルホン酸としては、特に、式RCO○
H及びR3O*H,(式中Rは置換されていない又は1
個以上のハロゲン原子、特に弗素原子によって置換され
ている、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族基、又は1
個の芳香核を含みかっ6〜12個の炭素原子数を有する
基を表わす)の酸を挙げることができる。そのような酸
の内では、特に、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸及びトルエンスルホ
ン酸を挙げることができる。
H及びR3O*H,(式中Rは置換されていない又は1
個以上のハロゲン原子、特に弗素原子によって置換され
ている、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族基、又は1
個の芳香核を含みかっ6〜12個の炭素原子数を有する
基を表わす)の酸を挙げることができる。そのような酸
の内では、特に、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸及びトルエンスルホ
ン酸を挙げることができる。
本発明の調製法の適用において、グリコール酸をモノク
ロロ酢酸に転化する塩化水素処理反応に用いる塩化水素
酸は無水形態であっても又は90重量%までの水を含有
していてもよい水溶液の形態であってもよい。一般に、
HCl11度が全水溶液の重量基準で20〜70重量%
の水性塩化水素酸を用いることが好ましい。塩化水素酸
は、一般的にはHCl/グリコール酸のモル比で207
1〜l/20、好ましくは10/l〜115となるよう
に用いられる。しかしながら、モル過剰のHClで、一
層正確には、HCl/グリコール酸のモル比1.1/1
〜5/1で操作することが好ましい。
ロロ酢酸に転化する塩化水素処理反応に用いる塩化水素
酸は無水形態であっても又は90重量%までの水を含有
していてもよい水溶液の形態であってもよい。一般に、
HCl11度が全水溶液の重量基準で20〜70重量%
の水性塩化水素酸を用いることが好ましい。塩化水素酸
は、一般的にはHCl/グリコール酸のモル比で207
1〜l/20、好ましくは10/l〜115となるよう
に用いられる。しかしながら、モル過剰のHClで、一
層正確には、HCl/グリコール酸のモル比1.1/1
〜5/1で操作することが好ましい。
塩化水素処理反応は80〜200℃で実施することがで
きる。その温度は好ましくは100〜150℃である。
きる。その温度は好ましくは100〜150℃である。
その反応は大気圧下で又は30バールに達してもよい絶
対圧下で実施することができる。その操作は好ましくは
2〜IOバールの絶対圧下で行なわれる。その反応時間
はモノクロロ酢酸へのグリコール酸の必要な転化率に依
存する。この結果として、その反応時間は数時間(例え
ば3時間)から1日またはそれ以上までの範囲でありう
る。
対圧下で実施することができる。その操作は好ましくは
2〜IOバールの絶対圧下で行なわれる。その反応時間
はモノクロロ酢酸へのグリコール酸の必要な転化率に依
存する。この結果として、その反応時間は数時間(例え
ば3時間)から1日またはそれ以上までの範囲でありう
る。
触媒/グリコール酸のモル比は、一般的には1/1.0
00〜lO/1、好ましくは2/100〜1/10であ
る。
00〜lO/1、好ましくは2/100〜1/10であ
る。
本発明の調製法はすぐれた転化率でグリコール酸からモ
ノクロロ酢酸を得ることを可能とする。
ノクロロ酢酸を得ることを可能とする。
なぜならモノクロロ酢酸は蒸留によってグリコール酸か
ら容易に分離できるからである。
ら容易に分離できるからである。
以下の諸実施例は本発明を例示するものである。
実施例及び対照例
下記の諸成分を収容している密封されたパイレックスガ
ラス管を130℃に加熱した:実施例1 グリコール酸 15.6 g (0,205モル)MC
Iの37.9%水溶液 50cm3(0,615モル)
ZnC1a 0.873g (0,0064%ル)。
ラス管を130℃に加熱した:実施例1 グリコール酸 15.6 g (0,205モル)MC
Iの37.9%水溶液 50cm3(0,615モル)
ZnC1a 0.873g (0,0064%ル)。
実施例2
グリコール酸 15.6 g
実施例1のHCl溶液 50cm3
硫酸 0.628g (0,0064モル)。
実施例3
グリコール酸 15.6 g
実施例1のMCI溶液 50cm’
トリフルオロ酢酸 0.73g (0,0064モル)
。
。
対照例a
グリコール酸 15.6 g
実施例1のMCI溶液 50cm3
触媒なし。
対照例b
グリコール酸 15.6 g
実施例1のHCl溶液 50cm’
沃化水素酸 0.818g (0,0064モル)。
4.8または16時間後に、溶液中での塩素イオンの消
費量を測定することによって、グリコール酸のモノクロ
ロ酢酸への転化率を求めた。
費量を測定することによって、グリコール酸のモノクロ
ロ酢酸への転化率を求めた。
これらの結果を下記の表中に総めた。
モノクロロ酢酸についての選択率は全ての場合に100
%であった。上記の表から次のことが言える: (i ) ZnCl2は16時間後には触媒HIを用い
た場合に完全に匹敵するが、一方間始時においてはく4
時間後)一層速い初期反応速度を示す。
%であった。上記の表から次のことが言える: (i ) ZnCl2は16時間後には触媒HIを用い
た場合に完全に匹敵するが、一方間始時においてはく4
時間後)一層速い初期反応速度を示す。
(ii)H2SCLおよびCF、C○OHは、130℃
で16時間の反応の後には、非常に高い転化率を得るこ
とを特徴とする
で16時間の反応の後には、非常に高い転化率を得るこ
とを特徴とする
Claims (6)
- (1)グリコール酸の塩化水素処理によるモノクロロ酢
酸の調製法であって、該反応を水素酸以外のルイス酸で
構成される触媒の存在下で実施することを特徴とする上
記モノクロロ酢酸の調製法。 - (2)上記反応を金属ハロゲン化物、メタロイドハロゲ
ン化物、酸素含有無機酸、カルボン酸及びスルホン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも1種の触媒の存在下で
実施することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
の調製法。 - (3)グリコール酸をモノクロロ酢酸に転化する塩化水
素処理反応において使用する塩化水素酸が、無水形態で
あるか又は90重量%までの水を含有していてもよい水
溶液の形態であることを特徴とする、特許請求の範囲第
1項又は第2項に記載の調製法。 - (4)モル比HCl/グリコール酸が20/1〜1/2
0、好ましくは10/1〜1/15であることを特徴と
する、特許請求の範囲第1〜3項の何れか1項に記載の
調製法。 - (5)モル比HCl/グリコール酸が1.1/1〜5/
1であることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項
の何れか1項に記載の調製法。 - (6)モル比触媒/グリコール酸が1/1,000〜1
0/1、好ましくは2/100〜1/10であることを
特徴とする、特許請求の範囲第1〜5項の何れか1項に
記載の調製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8419554 | 1984-12-20 | ||
FR8419554A FR2575155A1 (fr) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | Procede de preparation d'acide monochloracetique a partir d'acide glycolique |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197540A true JPS61197540A (ja) | 1986-09-01 |
JPH0613457B2 JPH0613457B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=9310833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60287646A Expired - Lifetime JPH0613457B2 (ja) | 1984-12-20 | 1985-12-20 | グリコ−ル酸からのモノクロロ酢酸の調製法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0188945B1 (ja) |
JP (1) | JPH0613457B2 (ja) |
AT (1) | ATE37865T1 (ja) |
AU (1) | AU585560B2 (ja) |
CA (1) | CA1253879A (ja) |
DE (1) | DE3565525D1 (ja) |
ES (1) | ES8702876A1 (ja) |
FR (1) | FR2575155A1 (ja) |
PT (1) | PT81726B (ja) |
SE (1) | SE8505953L (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115448833A (zh) * | 2022-08-25 | 2022-12-09 | 湖北泰盛化工有限公司 | 一种多官能团脂肪族伯醇衍生物的羟基直接氯代方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB727074A (en) * | 1952-10-29 | 1955-03-30 | Harshaw Chem Corp | Manufacture of monochloroacetic acid |
US2876255A (en) * | 1956-04-26 | 1959-03-03 | Ethyl Corp | Preparation of bromo acids and esters |
US4221921A (en) * | 1978-05-10 | 1980-09-09 | Chevron Research Company | Monochloroacetic acid from hydroxyacetic acid |
-
1984
- 1984-12-20 FR FR8419554A patent/FR2575155A1/fr active Pending
-
1985
- 1985-12-16 DE DE8585402510T patent/DE3565525D1/de not_active Expired
- 1985-12-16 EP EP85402510A patent/EP0188945B1/fr not_active Expired
- 1985-12-16 AT AT85402510T patent/ATE37865T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-12-16 SE SE8505953A patent/SE8505953L/xx not_active Application Discontinuation
- 1985-12-19 CA CA000498091A patent/CA1253879A/fr not_active Expired
- 1985-12-19 AU AU51488/85A patent/AU585560B2/en not_active Ceased
- 1985-12-19 PT PT81726A patent/PT81726B/pt not_active IP Right Cessation
- 1985-12-20 ES ES550227A patent/ES8702876A1/es not_active Expired
- 1985-12-20 JP JP60287646A patent/JPH0613457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
PT81726B (pt) | 1988-04-21 |
SE8505953D0 (sv) | 1985-12-16 |
SE8505953L (sv) | 1986-06-21 |
JPH0613457B2 (ja) | 1994-02-23 |
ATE37865T1 (de) | 1988-10-15 |
ES8702876A1 (es) | 1987-01-16 |
AU5148885A (en) | 1986-06-26 |
ES550227A0 (es) | 1987-01-16 |
EP0188945A1 (fr) | 1986-07-30 |
EP0188945B1 (fr) | 1988-10-12 |
DE3565525D1 (en) | 1988-11-17 |
FR2575155A1 (fr) | 1986-06-27 |
CA1253879A (fr) | 1989-05-09 |
PT81726A (fr) | 1986-01-01 |
AU585560B2 (en) | 1989-06-22 |
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