JPS6119726A - 溶鋼の真空脱ガス精錬方法 - Google Patents
溶鋼の真空脱ガス精錬方法Info
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- JPS6119726A JPS6119726A JP13827884A JP13827884A JPS6119726A JP S6119726 A JPS6119726 A JP S6119726A JP 13827884 A JP13827884 A JP 13827884A JP 13827884 A JP13827884 A JP 13827884A JP S6119726 A JPS6119726 A JP S6119726A
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- JP
- Japan
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- refining
- amount
- decarburization
- molten steel
- vacuum degassing
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/10—Handling in a vacuum
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は溶融金属の真空脱ガス精錬方法に関するもので
ある。 (従来の技術) 従来の真空脱ガス精錬方法は、特開昭51−81722
号公報で紹介のように脱炭を目的として、精錬前に予め
定めた適正な真空ノミターン、精錬時間に基づき求めた
目標脱炭推移パターンを設定して真空脱ガス精錬を開始
し、その途上任意の時点で溶鋼中の(0)量を実測又は
排ガス中成分分析値から計測して、その実測値とその時
点での前記目標脱炭推移値との差から酸素供給量、真空
度、環流量を操作し、既目標推移値に一致する様脱炭速
度を制御している。 (発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら前記従来法は次の問題点がある。 囚 槽内真空度、溶鋼攪拌を操作しているため、環流量
の大幅な変動を生じ、 [F] Cのみならず、Mn、Si、Aj! などの
他成分の大幅な成分濃度変動を生じ、精錬終了時点の戊
分適中精率を低下させる。 ■ 介在物浮上作用の変動で溶鋼品質の劣化を生じる。 (B) 槽内真空度を高くする場合は溶鋼スプラッシ
ュで地金付きを生じ、溶鋼歩留低下、地金付除去作業に
よる生産性低下となる。 (0) 槽内真空度を精度よく制御するためには、大
規模な真空排気設備を必要とする。 (D)現時点以後の脱炭速度推移は溶鋼中(0)のみな
らず溶鋼中〔O〕にも依存し、(0)値の差分だけで制
御を行う場合は制御のオーツマシュート等を生じ、終点
の成分連中率低下、もしくは頻繁々槽内真空度、溶鋼攪
拌操作量の変更を行うことになる。 (問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは真空脱ガス精錬において予
め脱炭量の時間的推移が所定時間内で目標C量に一致し
て脱ガス精錬が完了する様に真空脱ガス精錬条件を関連
させて設定して後真空脱ガス精錬を開始し、この精錬中
の任意の時点でC量を把握し、この把握したC量に基づ
いて終了C量を予測し、この終了C量と目標値との差が
Oとなるように脱炭又は脱炭と加炭を行うことを特徴と
する真空脱ガス精錬方法にある。 即ち、本発明の上記構成をより具体的な手段の一例で説
明すると、 ■ ■予め精錬目標時間、添加剤添加タイミング、真空
度の各パターンを設定し、■精錬前溶鋼湯度と成分と前
記各設定ノミターンとCを除く他の成分の目標値とに基
づいて加炭材を除く添加剤の添加量を設定し、■精錬終
了時のC値を推定し、■これと目標O値との差に基づい
てその差が0となるように加炭剤及び又は酸素吹込タイ
ミングと量の設定、又は精錬時間を修正設定して後、脱
ガス精錬を開始し、 ■ ■脱ガス精錬中任意の時点に溶鋼中湯度とC又はC
とその他成分を把握し、■これらの値と前記各設定パタ
ーンの残存ノミターンとその残存ノターン内の加炭材を
除く設定添加剤の添加によるC以外の他の成分の終了推
定値と目標値との差によシ、該残存設定添加剤添加量を
修正し、■次いでこれらに基づいて精錬終了C値を予測
し、■これとその目標値と 。 の差がOとなるように前記設定の加炭剤量及び又は酸素
吸込量の修正或は前記設定、oターンの経過パターンの
一部延長か残存ノミターンの修正を行う。 (作用) 本発明においては、大きく前記■の処理前の操作と■の
処理中の操作との2つに分類できる。その詳細の説明を
以下に述べる。 ■ 処理前の操作 [有]処理前に予じめ処理時間、合金部カロタイミング
、真空度パターンを設定するのは、各処理毎の処理方法
の変化による処理時間のノ々ラツキ、成分のバラツキな
どを最I」・限にし、所定の時間内に再現性のある成品
を大量に生産するために行う。又、最終成分値を推定す
る上で予測される処理方法を予め定めそれに基いて計算
を行うために必要である。■C以外の合金添加量を予め
計算しておくのは、合金のC含有量よりCの変動を計算
するため、又溶鋼中酸素との反応による脱酸量を言十算
しそれを脱炭反応計算に結びつけるためである。 ■これは予め定めた目標値と比較しカロ炭量及び脱炭量
を決めるためであシ、その計算は式(1)による。本モ
デル式は、溶鋼中物質移動律速における反応速度に基づ
いたものである。 Co−C珠 又、前記したように溶鋼中の酸素量ともこ9式の中で関
連づけておシ、式中の0.<(平衡到達C1(2)式〕 6 K C1;充分後のCO)濃度、 〔0〕o;t=0での〔
0〕濃度、00;t=0でのCo)濃度、〔0〕R1e
;スラグからの酸素移行量、k :脱炭反応速度定数、
Pco+真空度、t :処理時間、K ;平衡定数、 T:溶鋼温度、 が溶鋼中の〔0〕による効果を表している。これは、C
−0の物質バランスによって決定され、処理前〔C〕、
処理前〔0〕および処理前鍋度を初期値とし計算する。 又〔0〕R1eは・〔0〕モデル式(4)によって決定
されており、これはスラグからの移行〔O)R,。=−
2△〔O〕 ・・・・・(4)Co)を示しておシ、
△[0)は前記した合金による脱酸量を示している。こ
れば第5図に示すC−Oの物質バランスが理論値よりも
ずれている事をモデル化したものである。又(5)式、
(6)式には加炭を行った場合の計算式を示す。これら
のモデル式を用い、前記定めた処理、oターンに従って
終了値計算を行うものである。 ・・(6) C■:加炭量、 C4゜; 処理前の平衡到達C1、t
o;加炭までの処理時間、C*; 現在の平衡到達C1
■処理前に処理後推定値と予め定めた目標値よシ加炭剤
及び又は酸素吹込量を設定するのは、処理の初期で加炭
及び酸素吹込みを行う事が好ましい為である。それは、
式CI)1式(2)で判るようにC値、O値が高い方が
より脱炭反応速度が速くなり処理時間短縮効果がちシ、
又脱酸生成物浮上を目的とした真空脱ガス処理において
は、初期に酸素吹込みを実施する方がよシ効果的となる
ためである。 ■ 処理中の操作 ■〜■については、前記した■、■〜■における処理中
の修正を目的とした手段でおる。■経過パターンの一部
延長か残存ノミターンの修正は、その時点での終了C推
定値が予じめ定めた目標値に対して高い場合、自然脱炭
時間を終了C推修正を加えるものである。 (実施例1) Alキルド鋼で精錬にさきだち第1図の精錬パターンと
第1表の実施例1の精錬前濁度、成分に基づき加炭剤以
外の合金添加量を求め、精錬終了時の(0’llを推定
し第2表の実施例1の精錬終了時目標[0)と比較した
ところ、推定Cが低目であったので加炭拐添加を選択し
、第2図の加炭材添加を選択した精錬パターンと第3表
の実施例1の精錬前合金添加量設定値で精錬を開始した
。精錬開始後は3秒毎に現時点溶鋼成分、塩度を把握し
、精錬ノミターンの各々の合金添加開始タイミングに残
存精錬パターンから加炭材以外の合金製i口量の設定値
の変更を行い、かつ、精錬終了時の[0)推定を行う。 精錬終了時の(0)推定値から加炭材添加量の設定値を
変更した。第4表の実施例1の精錬前合金添加量設定値
を添加し、第5表の実施例1の精錬終了時成分温度を得
た。第1表の実施例1の目標成分、温度に対し精度よく
連中することが出来た。 (実施例2〕 実施例1と同じA4キルド鋼で第1図の精錬ノぐターン
と第1表の実施例2の精錬前湯度成分に基・づき、加炭
材以外の合金添加量を求め、精錬終了時の〔C〕を推定
し、第2表の実施例2の精錬終了時目標〔C〕と比較し
たところ、推定〔C〕が高目であったのでOB(酸素吹
き)を選択し、第3図のOBを選択した精錬パターンと
第3表の実施例2の精錬前合金添加量設定値で精錬を開
始した。精錬開始後は3分間毎に現時点溶鋼温度、成分
を把握した。OB中は3秒毎に上記把握した現時点溶鋼
i度、成分とOB終了後の残存精錬パターンから精錬終
了時[0) ’に推定し、第4表の実施例2の08時点
で精錬終了時推定〔C〕が目標(0)に適中したのでO
B停止した。OB停止後は、精錬ノミターンの各々の合
金添加開始タイミングに上記把握した現時点溶鋼温度、
成分と残存精錬ノミターンに基づいて、加炭材以外の合
金添加量の設定値の変更を行い、かつ精錬終了時の(C
)を推定する。精錬終了時の〔C〕推定値から加炭材添
加量の設定値を変更した。第4表の実施例2の精錬中合
金添加量設定値を添加し、第5表の実施例2の精錬終了
時成分、温度を得た。実施例1と同様よく一致している
。 (実施例3) AA’ギルド鋼で精錬にさきたち第1図の精錬パターン
と第1表の実施例3の精錬前温度、成分に基づき加炭剤
以外の合金添加量を求め、精錬終了時の〔C〕を推定し
、第2表の実施例3の精錬終了時目標〔C〕と比較した
ところ、一致していたので、第1図の精錬、oターンと
第3表の実施例3の精錬前合金添加量設定値で精錬を開
始した。精錬開始後は3秒毎に現時点溶鋼取分、温度を
把握し、精錬パターンの各々の合金添加開始タイミング
に残存精錬ノミターンから加炭材以外の合金添加量の設
定値の変更を行った後、精錬終了時の〔C〕推定を行っ
た。精錬終了時の[0)推定値から第1図中の冷却剤添
加から測温までの時間2分を2.3分に変更した。第4
表の実施例3の精錬中合金添加量設定値を添加し、第5
表の実施例3の精錬終了時成分、温度を得た。第2表の
実施例3の・目標成分、温度に対し精度よく適中するこ
とができた。 第1表 精錬前温度、成分 第2表 精錬前終了時目標成分、混度 第3表 精錬前合金添加量設定 第4表 精錬中合金添加量設定値 ゛第5表 精錬終了時分析成分、温度 (発明の効果) ■ 予め定めた精錬ノミターンに従い操業を実行するの
で、環流量の変動が少なく、溶鋼スプラッシュの少ない
安定な操業によシ、 ■ 介在物浮上作用を確実かつ必要最短時間で行い、溶
鋼の清浄性を確保できる。 ■ 精錬、oターン通りの操業をほぼ達成、できるので
、成分連中精度が向上する。第4図に本発明による操業
結果例を示すものであるが、いずれも高精度の成分連中
を達成している事を示す。 ■ 大規模な真空排気装置によらず、合金添加装置とO
B装置で容易にかつ高精度に〔C)を適中させることが
できる。 ■ (0)制御のための加炭材添加、脱炭OBの大部分
を精錬初期に実施するので、 kl添加時の〔O〕を低
減し、Al原単位を削減し、アルミナ系介在物を減少さ
せる。第6表にAl添加原単位削減効果例を示す。 ■ (1)〜(5)式の採用によシ脱酸鋼〜未脱酸鋼ま
で広範囲に適用できる。 第6表 Al添加原単位削減効果
ある。 (従来の技術) 従来の真空脱ガス精錬方法は、特開昭51−81722
号公報で紹介のように脱炭を目的として、精錬前に予め
定めた適正な真空ノミターン、精錬時間に基づき求めた
目標脱炭推移パターンを設定して真空脱ガス精錬を開始
し、その途上任意の時点で溶鋼中の(0)量を実測又は
排ガス中成分分析値から計測して、その実測値とその時
点での前記目標脱炭推移値との差から酸素供給量、真空
度、環流量を操作し、既目標推移値に一致する様脱炭速
度を制御している。 (発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら前記従来法は次の問題点がある。 囚 槽内真空度、溶鋼攪拌を操作しているため、環流量
の大幅な変動を生じ、 [F] Cのみならず、Mn、Si、Aj! などの
他成分の大幅な成分濃度変動を生じ、精錬終了時点の戊
分適中精率を低下させる。 ■ 介在物浮上作用の変動で溶鋼品質の劣化を生じる。 (B) 槽内真空度を高くする場合は溶鋼スプラッシ
ュで地金付きを生じ、溶鋼歩留低下、地金付除去作業に
よる生産性低下となる。 (0) 槽内真空度を精度よく制御するためには、大
規模な真空排気設備を必要とする。 (D)現時点以後の脱炭速度推移は溶鋼中(0)のみな
らず溶鋼中〔O〕にも依存し、(0)値の差分だけで制
御を行う場合は制御のオーツマシュート等を生じ、終点
の成分連中率低下、もしくは頻繁々槽内真空度、溶鋼攪
拌操作量の変更を行うことになる。 (問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは真空脱ガス精錬において予
め脱炭量の時間的推移が所定時間内で目標C量に一致し
て脱ガス精錬が完了する様に真空脱ガス精錬条件を関連
させて設定して後真空脱ガス精錬を開始し、この精錬中
の任意の時点でC量を把握し、この把握したC量に基づ
いて終了C量を予測し、この終了C量と目標値との差が
Oとなるように脱炭又は脱炭と加炭を行うことを特徴と
する真空脱ガス精錬方法にある。 即ち、本発明の上記構成をより具体的な手段の一例で説
明すると、 ■ ■予め精錬目標時間、添加剤添加タイミング、真空
度の各パターンを設定し、■精錬前溶鋼湯度と成分と前
記各設定ノミターンとCを除く他の成分の目標値とに基
づいて加炭材を除く添加剤の添加量を設定し、■精錬終
了時のC値を推定し、■これと目標O値との差に基づい
てその差が0となるように加炭剤及び又は酸素吹込タイ
ミングと量の設定、又は精錬時間を修正設定して後、脱
ガス精錬を開始し、 ■ ■脱ガス精錬中任意の時点に溶鋼中湯度とC又はC
とその他成分を把握し、■これらの値と前記各設定パタ
ーンの残存ノミターンとその残存ノターン内の加炭材を
除く設定添加剤の添加によるC以外の他の成分の終了推
定値と目標値との差によシ、該残存設定添加剤添加量を
修正し、■次いでこれらに基づいて精錬終了C値を予測
し、■これとその目標値と 。 の差がOとなるように前記設定の加炭剤量及び又は酸素
吸込量の修正或は前記設定、oターンの経過パターンの
一部延長か残存ノミターンの修正を行う。 (作用) 本発明においては、大きく前記■の処理前の操作と■の
処理中の操作との2つに分類できる。その詳細の説明を
以下に述べる。 ■ 処理前の操作 [有]処理前に予じめ処理時間、合金部カロタイミング
、真空度パターンを設定するのは、各処理毎の処理方法
の変化による処理時間のノ々ラツキ、成分のバラツキな
どを最I」・限にし、所定の時間内に再現性のある成品
を大量に生産するために行う。又、最終成分値を推定す
る上で予測される処理方法を予め定めそれに基いて計算
を行うために必要である。■C以外の合金添加量を予め
計算しておくのは、合金のC含有量よりCの変動を計算
するため、又溶鋼中酸素との反応による脱酸量を言十算
しそれを脱炭反応計算に結びつけるためである。 ■これは予め定めた目標値と比較しカロ炭量及び脱炭量
を決めるためであシ、その計算は式(1)による。本モ
デル式は、溶鋼中物質移動律速における反応速度に基づ
いたものである。 Co−C珠 又、前記したように溶鋼中の酸素量ともこ9式の中で関
連づけておシ、式中の0.<(平衡到達C1(2)式〕 6 K C1;充分後のCO)濃度、 〔0〕o;t=0での〔
0〕濃度、00;t=0でのCo)濃度、〔0〕R1e
;スラグからの酸素移行量、k :脱炭反応速度定数、
Pco+真空度、t :処理時間、K ;平衡定数、 T:溶鋼温度、 が溶鋼中の〔0〕による効果を表している。これは、C
−0の物質バランスによって決定され、処理前〔C〕、
処理前〔0〕および処理前鍋度を初期値とし計算する。 又〔0〕R1eは・〔0〕モデル式(4)によって決定
されており、これはスラグからの移行〔O)R,。=−
2△〔O〕 ・・・・・(4)Co)を示しておシ、
△[0)は前記した合金による脱酸量を示している。こ
れば第5図に示すC−Oの物質バランスが理論値よりも
ずれている事をモデル化したものである。又(5)式、
(6)式には加炭を行った場合の計算式を示す。これら
のモデル式を用い、前記定めた処理、oターンに従って
終了値計算を行うものである。 ・・(6) C■:加炭量、 C4゜; 処理前の平衡到達C1、t
o;加炭までの処理時間、C*; 現在の平衡到達C1
■処理前に処理後推定値と予め定めた目標値よシ加炭剤
及び又は酸素吹込量を設定するのは、処理の初期で加炭
及び酸素吹込みを行う事が好ましい為である。それは、
式CI)1式(2)で判るようにC値、O値が高い方が
より脱炭反応速度が速くなり処理時間短縮効果がちシ、
又脱酸生成物浮上を目的とした真空脱ガス処理において
は、初期に酸素吹込みを実施する方がよシ効果的となる
ためである。 ■ 処理中の操作 ■〜■については、前記した■、■〜■における処理中
の修正を目的とした手段でおる。■経過パターンの一部
延長か残存ノミターンの修正は、その時点での終了C推
定値が予じめ定めた目標値に対して高い場合、自然脱炭
時間を終了C推修正を加えるものである。 (実施例1) Alキルド鋼で精錬にさきだち第1図の精錬パターンと
第1表の実施例1の精錬前濁度、成分に基づき加炭剤以
外の合金添加量を求め、精錬終了時の(0’llを推定
し第2表の実施例1の精錬終了時目標[0)と比較した
ところ、推定Cが低目であったので加炭拐添加を選択し
、第2図の加炭材添加を選択した精錬パターンと第3表
の実施例1の精錬前合金添加量設定値で精錬を開始した
。精錬開始後は3秒毎に現時点溶鋼成分、塩度を把握し
、精錬ノミターンの各々の合金添加開始タイミングに残
存精錬パターンから加炭材以外の合金製i口量の設定値
の変更を行い、かつ、精錬終了時の[0)推定を行う。 精錬終了時の(0)推定値から加炭材添加量の設定値を
変更した。第4表の実施例1の精錬前合金添加量設定値
を添加し、第5表の実施例1の精錬終了時成分温度を得
た。第1表の実施例1の目標成分、温度に対し精度よく
連中することが出来た。 (実施例2〕 実施例1と同じA4キルド鋼で第1図の精錬ノぐターン
と第1表の実施例2の精錬前湯度成分に基・づき、加炭
材以外の合金添加量を求め、精錬終了時の〔C〕を推定
し、第2表の実施例2の精錬終了時目標〔C〕と比較し
たところ、推定〔C〕が高目であったのでOB(酸素吹
き)を選択し、第3図のOBを選択した精錬パターンと
第3表の実施例2の精錬前合金添加量設定値で精錬を開
始した。精錬開始後は3分間毎に現時点溶鋼温度、成分
を把握した。OB中は3秒毎に上記把握した現時点溶鋼
i度、成分とOB終了後の残存精錬パターンから精錬終
了時[0) ’に推定し、第4表の実施例2の08時点
で精錬終了時推定〔C〕が目標(0)に適中したのでO
B停止した。OB停止後は、精錬ノミターンの各々の合
金添加開始タイミングに上記把握した現時点溶鋼温度、
成分と残存精錬ノミターンに基づいて、加炭材以外の合
金添加量の設定値の変更を行い、かつ精錬終了時の(C
)を推定する。精錬終了時の〔C〕推定値から加炭材添
加量の設定値を変更した。第4表の実施例2の精錬中合
金添加量設定値を添加し、第5表の実施例2の精錬終了
時成分、温度を得た。実施例1と同様よく一致している
。 (実施例3) AA’ギルド鋼で精錬にさきたち第1図の精錬パターン
と第1表の実施例3の精錬前温度、成分に基づき加炭剤
以外の合金添加量を求め、精錬終了時の〔C〕を推定し
、第2表の実施例3の精錬終了時目標〔C〕と比較した
ところ、一致していたので、第1図の精錬、oターンと
第3表の実施例3の精錬前合金添加量設定値で精錬を開
始した。精錬開始後は3秒毎に現時点溶鋼取分、温度を
把握し、精錬パターンの各々の合金添加開始タイミング
に残存精錬ノミターンから加炭材以外の合金添加量の設
定値の変更を行った後、精錬終了時の〔C〕推定を行っ
た。精錬終了時の[0)推定値から第1図中の冷却剤添
加から測温までの時間2分を2.3分に変更した。第4
表の実施例3の精錬中合金添加量設定値を添加し、第5
表の実施例3の精錬終了時成分、温度を得た。第2表の
実施例3の・目標成分、温度に対し精度よく適中するこ
とができた。 第1表 精錬前温度、成分 第2表 精錬前終了時目標成分、混度 第3表 精錬前合金添加量設定 第4表 精錬中合金添加量設定値 ゛第5表 精錬終了時分析成分、温度 (発明の効果) ■ 予め定めた精錬ノミターンに従い操業を実行するの
で、環流量の変動が少なく、溶鋼スプラッシュの少ない
安定な操業によシ、 ■ 介在物浮上作用を確実かつ必要最短時間で行い、溶
鋼の清浄性を確保できる。 ■ 精錬、oターン通りの操業をほぼ達成、できるので
、成分連中精度が向上する。第4図に本発明による操業
結果例を示すものであるが、いずれも高精度の成分連中
を達成している事を示す。 ■ 大規模な真空排気装置によらず、合金添加装置とO
B装置で容易にかつ高精度に〔C)を適中させることが
できる。 ■ (0)制御のための加炭材添加、脱炭OBの大部分
を精錬初期に実施するので、 kl添加時の〔O〕を低
減し、Al原単位を削減し、アルミナ系介在物を減少さ
せる。第6表にAl添加原単位削減効果例を示す。 ■ (1)〜(5)式の採用によシ脱酸鋼〜未脱酸鋼ま
で広範囲に適用できる。 第6表 Al添加原単位削減効果
第1図は鋼種毎に定めた精錬パタニンである。
第2図は第1図の精錬ノミターンに加炭材添加を選択し
、付加した精錬ノミターンである。 第3図は第1図の精錬ツクターンにOBを選択し、付加
した精錬パターンである。 第1図、第2図、第3図中の矢印は操業順を示し、合金
添加タイミング欄のロコは合金添加開始と終了を示す。 第4図は精錬終了時の目標成分、温度と精錬終了時の分
析成分、測定湯度の関係を示す。 第5図はC−、Oの物質バランスの環2論値と実績値を
示す。lが実績12.が理論値、KはPco−750T
orrの平衡曲線、LはPco = 250 Torr
の平衡曲線を示す。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 信2名 第5M O叩μψのに亡■肛鄭1刀 〔C〕(olo)
、付加した精錬ノミターンである。 第3図は第1図の精錬ツクターンにOBを選択し、付加
した精錬パターンである。 第1図、第2図、第3図中の矢印は操業順を示し、合金
添加タイミング欄のロコは合金添加開始と終了を示す。 第4図は精錬終了時の目標成分、温度と精錬終了時の分
析成分、測定湯度の関係を示す。 第5図はC−、Oの物質バランスの環2論値と実績値を
示す。lが実績12.が理論値、KはPco−750T
orrの平衡曲線、LはPco = 250 Torr
の平衡曲線を示す。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 信2名 第5M O叩μψのに亡■肛鄭1刀 〔C〕(olo)
Claims (1)
- (1)真空脱ガス精錬において予め脱炭量の時間的推移
が所定時間内で目標C量に一致して脱ガス精錬が完了す
る様に真空脱ガス精錬条件を関連させて設定して後真空
脱ガス精錬を開始し、この精錬中の任意の時点でC量を
把握し、この把握したC量に基づいて終了C量を予測し
、この終了C量と目標値との差が0となるように脱炭又
は脱炭と加炭を行うことを特徴とする真空脱ガス精錬方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13827884A JPS6119726A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 溶鋼の真空脱ガス精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13827884A JPS6119726A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 溶鋼の真空脱ガス精錬方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6119726A true JPS6119726A (ja) | 1986-01-28 |
JPH0312127B2 JPH0312127B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=15218173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13827884A Granted JPS6119726A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 溶鋼の真空脱ガス精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107630122A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 鞍钢股份有限公司 | 一种基于烟气分析的rh动态脱碳优化方法 |
KR20200026561A (ko) * | 2018-09-03 | 2020-03-11 | 주식회사 포스코 | 용강 처리 방법 |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP13827884A patent/JPS6119726A/ja active Granted
Cited By (2)
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Publication number | Publication date |
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JPH0312127B2 (ja) | 1991-02-19 |
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