JPS6119657Y2 - - Google Patents

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JPS6119657Y2
JPS6119657Y2 JP18882880U JP18882880U JPS6119657Y2 JP S6119657 Y2 JPS6119657 Y2 JP S6119657Y2 JP 18882880 U JP18882880 U JP 18882880U JP 18882880 U JP18882880 U JP 18882880U JP S6119657 Y2 JPS6119657 Y2 JP S6119657Y2
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JP
Japan
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shaft
guide hole
spool
master gear
reel
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JP18882880U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピニングリール、詳しくはリールボ
デイの前壁にピニオンギヤをもつた筒軸を回転自
由に支持し、前記筒軸にベールアームをもつた回
転粋を取付けると共に、スプールをもつたスプー
ル軸を前後方向に摺動自由に支持して成るスピニ
ングリールに関する。
一般に、スピニングリールにおいて、前記筒軸
はリールボデイの前壁に軸孔をもつたボス部を設
けて、該ボス部の軸孔に回転自由に支持してお
り、また、前記スプール軸は、その前方側を前記
筒軸で摺動可動に支持すると共に、後方側を前記
リールボデイに形成する軸保持体に摺動可能に支
持している。
又、前記リールボデイは、一般にアルミダイカ
スト法又は、亜沿ダイカスト法を用いて成形して
いるが、アルミダイカスト法によると、前記ボス
部の軸孔や、軸保持体の軸孔を形成する場合、金
型に抜きテーパーを形成しているため、成形時、
前記軸孔の端部に返りが生じ、その結果、成形後
ドリルを用いて前記返り(バリ)を除去すると共
に、面取り加工を施しているのである。
之に対し、亜沿ダイカスト法によると、金型に
は抜きテーパーが殆んど必要でなく、その結果成
形時、前記軸孔端部には返りが生じず、前記した
アルミダイカスト法における後加工を不要にでき
るのである。
所が、何れの方法による場合でも、前記リール
ボデイに設ける軸保持体に軸孔を形成する場合、
金型が非常に複雑となり、後加工を不要にできる
と共に、抜きテーパーも殆んど不必要な亜沿ダイ
カストを用いても、軸孔成形のためのコスト高は
避けられず、むしろ、切削加工により軸孔を形成
した方が安価となつているのであつて、亜沿ダイ
カストの特性である無加工の利点は阻害されてい
たのである。
そこで本考案は、以上の如き問題点に鑑み考案
したもので、リールボデイを形成する場合、成形
後の加工をなくし、無加工による製品化が行なえ
るようにしたものであつて、リールボデイにおけ
るマスターギヤの対向側壁に、前記スプール軸の
ガイド孔をもつた軸保持体を突設すると共に、該
軸保持体のガイド孔を前記マスターギヤに向つて
開放したことを特徴とするものである。
即ち、本考案は、前記軸保持体のガイド孔を開
放することにより、ダイカスト法による成形金型
を簡単にし、かつ、前記ガイド孔を前記マスター
ギヤに向つて開放したことにより、前記ガイド孔
により摺動可能に案内するスプール軸の左右方向
の移動、つまりハンドル軸の軸方向の移動は、前
記ガイド孔とマスターギヤとで支承するごとく
し、前記ガイド孔を開放したにも拘わらず、前記
スプール軸を、ガタつきなく摺動可能に支持でき
るようにしたのである。
以下本考案リールの実施例を図面に基づいて説
明する。
図面に示したリールの基本構造は、既知の通り
であつて、リールボデイ1の前壁11に、該前壁
11に設けるボス部12を介してピニオンギヤ2
をもつた筒軸3を回転自由に支持し、この筒軸3
に、ベールアーム4をもつた回転粋5のボス部5
1を固定すると共に、前記筒軸3にスプール6を
もつたスプール軸7を挿嵌し、前記筒軸3と、前
記リールボデイ1に設ける軸保持体13とによ
り、前記スプール軸7を前後方向に移動自由に支
持する一方、前記リールボデイ1には前記ピニオ
ンギヤ2に噛合うマスターギヤ8をもつたハンド
ル軸9を回転自由に支持したものである。
尚、図において20は前記回転粋5のボス部5
1に回転不能に取付けるストツパーギヤであり、
21は、該ギヤ20に噛合うストツパー爪、22
はこのストツパー爪21を制御する操作軸、23
はこの操作軸22の軸端に取付ける操作レバーで
ある。
又、24は前記スプール軸7を前記ハンドル軸
9に連動して前後方向に移動させる作動体、25
は前記ハンドル軸9をハンドル10に固定するボ
ルト、26はキヤツプである。
しかして以上の構成において、前記リールボデ
イ1は、第2図のごとくボデイ本体1aとボデイ
カバー1bとに分割して、亜沿ダイカスト法によ
り成形するのであつて、前記ボデイ本体1aは、
第3図のごとく前記ボス部12をもつた前壁11
と、前記軸保持体13及び釣竿に固定する取付脚
14とを一体に形成するのである。
又、前記軸保持体13は、前記ボデイ本体1a
における側壁1c、即ち前記マスターギヤ8に対
向する対向側壁1cに立設するのであつて、その
先端側に、前記スプール軸7を摺動可能に案内す
るためのガイド孔13aを形成するのであり、こ
のガイド孔13aを、前記マスターギヤ8に向つ
て開放するのである。
従つて、前記スプール軸7は、前記マスターギ
ヤ8に噛合うピニオンギヤ2をもつた筒軸3と前
記軸保持体13とにより支持されるのであり、前
記スプール軸7の後方側における上下方向の移
動、つまり、前記ハンドル軸9と直交する方向の
移動は、前記軸保持体13のガイド孔13aを形
成する側壁部分により支持されると共に、左右方
向の移動、つまり、前記ハンドル軸9の軸方向の
移動は、前記軸保持体13のガイド孔13aを形
成する底壁部分と、前記ピニオンギヤ2を介し
て、前記マスターギヤ8とにより支持されるので
ある。
しかして、前記軸保持体13のガイド孔13a
を開放していても、前記スプール軸7は、全周に
亘つてガタつくことなく支持できるのであり、ま
た前記ガイド孔13aの開放により、前記ボデイ
本体1aの成形用金型を簡単にできるのである。
斯くて、前記ボデイ本体1a及びボデイカバー
1bを亜沿ダイカスト法により成形する場合、成
形後の加工は必要でなくなり、無加工仕上げが可
能となり、コストを著るしく低減できるのであ
る。
尚、前記筒軸3は、前記前壁11に設けるボス
部12の軸孔12aに嵌合して支持するのである
が、前記ボス部12は、割型を用いて成形するの
である。又、この割型による成形時金型の割面例
えば前記軸孔12aのボデイ側内端面にばりが生
ずるのであるが、第1図に示したごとく、前記筒
軸3の軸方向中間部で、前記ピニオンギヤ2側
を、段部を介して小径とすることにより、成形後
ばり取り加工を行なわなくとも、前記ピニオンギ
ヤ2を挿通できるし、また、前記筒軸3の軸孔1
2aへの支持が可能となる。
以上の如く本考案は、リールボデイにおけるマ
スターギヤの対向側壁に、スプール軸の軸保持体
を設けると共に、この軸保持体に形成するガイド
孔を、マスターギヤに向つて開放したから、前記
リールボデイを成形する場合、複雑な金型を用い
なくとも、前記軸保持体及びガイド孔を成形でき
るのであり、従つて、亜沿ダイカスト法を用いる
ことにより、成形後の加工を省略した無加工によ
り、前記リールボデイを形成できるのであり、製
造コストを著しく低減できるのである。
しかも、前記ガイド孔は、マスターギヤに向つ
て開放させたから、ガイド孔を開放しているに拘
わらず、前記スプール軸の左右方向の移動、即ち
開放側への移動は、ガイド孔の底壁と、マスター
ギヤとで支承できるのであつて、前記スプール軸
のガタつきなく摺動可能に支持できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リールの実施例を示す1部切欠
側面図、第2図は同じく1部切欠平面図、第3図
はリールボデイを形成するボデイ本体のみの1部
省略斜視図である。 1……リールボデイ、1c……側壁、2……ピ
ニオンギヤ、3……筒軸、5……回転粋、6……
スプール、7……スプール軸、8……マスターギ
ヤ、13……軸保持体、13a……ガイド孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リールボデイの前壁に、マスターギヤに噛合う
    ピニオンギヤをもつた筒軸を回転自由に支持する
    と共に、前記筒軸にスプールをもつたスプール軸
    を前後方向に摺動可動としたスピニングリールに
    おいて、前記リールボデイにおける前記マスター
    ギヤの対向側壁に、前記スプール軸のガイド孔も
    つた軸保持体を突設すると共に、該軸保持体のガ
    イド孔を前記マスターギヤに向つて開放したこと
    を特徴とするスピニングリール。
JP18882880U 1980-12-28 1980-12-28 Expired JPS6119657Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18882880U JPS6119657Y2 (ja) 1980-12-28 1980-12-28

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JP18882880U JPS6119657Y2 (ja) 1980-12-28 1980-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57113862U JPS57113862U (ja) 1982-07-14
JPS6119657Y2 true JPS6119657Y2 (ja) 1986-06-13

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ID=29992647

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JP18882880U Expired JPS6119657Y2 (ja) 1980-12-28 1980-12-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211788A (ja) * 2000-02-04 2001-08-07 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
JP7125367B2 (ja) * 2019-03-25 2022-08-24 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

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Publication number Publication date
JPS57113862U (ja) 1982-07-14

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