JPS6024697Y2 - フロントフオ−ク - Google Patents

フロントフオ−ク

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Publication number
JPS6024697Y2
JPS6024697Y2 JP1980078733U JP7873380U JPS6024697Y2 JP S6024697 Y2 JPS6024697 Y2 JP S6024697Y2 JP 1980078733 U JP1980078733 U JP 1980078733U JP 7873380 U JP7873380 U JP 7873380U JP S6024697 Y2 JPS6024697 Y2 JP S6024697Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer tube
tube
front fork
inner diameter
diameter surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980078733U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS571790U (ja
Inventor
健二 寺澤
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by カヤバ工業株式会社 filed Critical カヤバ工業株式会社
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Publication of JPS571790U publication Critical patent/JPS571790U/ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアウタチューブの内壁に対してインナチューブ
の外周面を摺動させる型式の二輪車用フロントフォーク
において、アウタチューブの摺接面の改良に関するもの
である。
従来、二輪車のフロントフォークにあってはアウタチュ
ーブとインナチューブ間の伸縮運動に当って、常時円滑
な摺動作動が要求されている。
このため、アウタチューブを鋳造又は鍛造で成形する場
合はその表面が滑らかでなく、第1図に示すようにこの
ようなフロントフォークはアウタチューブaの内径へイ
ンナチューブbを挿入し摺動せしめるため、アウタチュ
ーブa成形後内径面Cを摺動部全域1に亘って滑らかに
切削機械仕上げをする必要があり、この為に多大の加工
時間と労力を要するばかりでなく、この加工に依って大
量の切削粉末を出すという問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑み、アウターチューブの加工時間
及び切削量を低減し、且つインナーチューブとの摺動を
より円滑にし更に加工作業を容易にすると共に環状部材
のインナーチューブ内の緩挿作業が容易となるようにな
されたもので、アウターチューブに対してインナーチュ
ーブを抜差自在に挿入したフロントフォークにおいて、
前記アウターチューブの内径面に複数の段差部を形成し
、この段差部の一端に形成された係止部に、前記インナ
ーチューブと摺動する複数の環状部材を嵌挿係止させた
ことを特徴とするフロントフォークを提供せんとするも
のである。
今、本考案の一実施例を図面に従って更に詳しく説明す
るに、第2図は組付状態の一部切欠したフロントフォー
ク要部正面図、第3図はアウタチューブの半裁正断面図
である。
当該フロントフォークは前1輪に連繋されるアウタチュ
ーブ1内に、車体側に連繋されるインナチューブ2が挿
入され、摺動機構3を介して抜差自在に摺動するように
なるもので、アウタチューブ1の下端から中空ロッド4
がインナーチューブ2内へ延びるように構成される。
上記摺動機構3は開口部方向の内径が内部内径より僅か
にテーパ状に大径に成る如く鋳造又は鍛造によって成型
(アウタチューブ内面が軸線に対して平行な面になるよ
うな中子を用いて成型してもよいことは明らかである。
)されたアウタチューブ1のテーパ内径面5に対して上
端部と中腹部に内挿した環状部材6,7によって構成さ
れるもので該環状部材6,7はそれぞれ外径がり、、D
2に威り、軸孔8,9の内径はdに成る低摩擦係数を有
するものである。
この環状部材6.7の装着に際して鋳造又は鍛造によっ
て成型されたアウタチューブ1は第3図に示す如く、テ
ーパ内径面5の口部近傍を内径D工の嵌め合い軸孔にな
る如く第1の段差部10、中腹部を内径D2の嵌め合い
軸孔になる如く第2の段差部11を切削加工する(破線
は加工前の形状である)と共に、該テーパ内径面5の内
端近傍を上記周環状部材6.7の内径と同径dに切削加
工して摺動孔12を構成するもので、上記第2の段差部
11に嵌着する環状部材7はインナチューブ2の伸張ス
トローク位置において該インナチューブから外れない位
置に装着されなければならない。
また上記環状部材6,7の外径D1.D2を成型時のテ
ーパ内径面5より余り大きくならないように設定するこ
とにより各段差部10.11の切削巾11,1゜を少な
くすることができ、更に該テーパ内径面の傾きを調整す
ることにより、上記摺動孔12の切削巾13も少なくす
ることが可能になる。
したがってインナチューブ2はアウターチューブ1の段
差部10.11に圧入嵌着した環状部材6.7及び、摺
動孔12によって抜差自在に支承されるものであり、環
状部材6,7が低摩擦材であり、同時に巾が狭いため、
摺動抵抗が極めて小さくなり、円滑な作動が得られるよ
うに戒る。
なお、上記実施例においてはアウタチューブ1の内端に
摺動孔12を切削加工したが、この摺動孔12はテーパ
内径面5の内端をインナチューブ2の外径dより広く成
型することにより、切削加工を省略することができるも
のである。
本考案は上述の様にアウターチューブに対してインナー
チューブを抜差自在に挿入したフロントフォークにおい
て、前記アウターチューブの内径面に複数の段差部を形
成し、この段差部の一端に形成された係止部に、前記イ
ンナーチューブと摺動する複数の環状部材を嵌挿係止さ
せるようにしたから、アウターチューブ内径面にインナ
ーチューブと摺動する環状部材を嵌挿係止する段差部を
形成するに当り、環状部材と同寸法の溝を形成すること
なく、前記環状部材が係止する部分を切削加工するだけ
でたり、このため、溝等を加工する時のような寸法管理
を不必要とするから加工作業を極めて簡単に行なうこと
ができるという効果がある。
更に、本案では溝の存在がないために前記環状部材のイ
ンナーチューブ内の嵌挿作業が容易となる一方、鋳造又
は鍛造によって成型したアウターチューブの内径面を全
域に亘って切削加工する必要がなくなり、切削時間及び
労力が軽減されコストダウンが計れるばかりでなく、ア
ウターチューブとインナーチューブ間に介挿する環状部
材が低摩擦材料であり、しかも摺接巾が短かい為、摺動
抵抗が小さくなる等の特徴を有し、乗り心地の良好なフ
ロントフォークを構成することができるもので本考案の
実用的効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案フロントフォークの一実施例を示すもので
、第1図は従来のフロントフォークの一部切欠した正面
図、第2図は本考案フロントフォークの一部切欠した要
部正面図、第3図は同アウタチューブの半裁正断面図で
ある。 1・・・・・・アウタチューブ、2・・・・・・インナ
チューブ、3・・・・・・摺動機構、4・・・・・・中
空ロッド、5・・・・・・テーパ内径面、6,7・・・
・・・環状部材、8,9・・・・・・軸孔、10,11
・・・・・・段差孔、12・・・・・・摺動孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウタチューブに対してインナチューブを抜差自在に挿
    入したフロントフォークにおいて、前記アウタチューブ
    の内径面を、当該アウタチューブの上方部側より下方部
    側の内径を縮径させてなると共に、この内径面の長手方
    向に複数の段差部を形成し、当該段差部の一端に形成さ
    れた係止部に前記インナチューブ外径面と摺接する軸受
    径をもった環状部材を係止させてなるフロントフォーク
JP1980078733U 1980-06-05 1980-06-05 フロントフオ−ク Expired JPS6024697Y2 (ja)

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JP1980078733U JPS6024697Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 フロントフオ−ク

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JP1980078733U JPS6024697Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 フロントフオ−ク

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Publication Number Publication Date
JPS571790U JPS571790U (ja) 1982-01-06
JPS6024697Y2 true JPS6024697Y2 (ja) 1985-07-24

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ID=29441238

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JP1980078733U Expired JPS6024697Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 フロントフオ−ク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58121784U (ja) * 1982-02-12 1983-08-19 カヤバ工業株式会社 フロントフオ−ク
JPS60124585A (ja) * 1983-12-09 1985-07-03 株式会社ショーワ 二輪車用フロントフオ−ク

Also Published As

Publication number Publication date
JPS571790U (ja) 1982-01-06

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