JPS61196302A - 調節装置 - Google Patents

調節装置

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JPS61196302A
JPS61196302A JP3644585A JP3644585A JPS61196302A JP S61196302 A JPS61196302 A JP S61196302A JP 3644585 A JP3644585 A JP 3644585A JP 3644585 A JP3644585 A JP 3644585A JP S61196302 A JPS61196302 A JP S61196302A
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JP3644585A
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Kazuo Hiroi
広井 和男
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はプロセス制御装置に関し、特に、各種構造の
制御に適応できると共に目標値変化及び外乱変化に対し
最適なパラメータを設定できる万能形PID制御方式を
採用した調節装置に関する。
[技術的背景とその問題点] 近年、プロセス制御においては、省資源・省エネルギー
化、省力化、省人化、均質化、高品質化。
安全化、フレキシブル化等、高度なプロセス運転の要請
に伴い、益々高い1IIIIll性を有する調節装置が
求められて来ている。
プラントの運転特性は、組織活動と同じように、各種の
変化に対する「変化対応力」によって評価される。つま
り、プラントに変化が生じた場合に、変化を早く吸収し
て、その影響を極限まで小さ、くする能力によって評価
される。このため、プラント内の多数の制御ループのう
ち、一部の制御ループが高度化されても、全体の動きは
変らず、プラント内のすべての制御ループが活性化・高
度化されてはじめて、プラントの動きが生まれ変わるこ
とになる。
ところで、現在のプロセス制御の応用技術レベルでは、
あらゆるプロセスに最適というPIDIIJ御アルゴリ
ズムはない。プロセスの特性、プロセス上の制約条件、
制御上の要請等により、最適な構造のPIDIIItl
lアルゴリズムを逐一選定し適用するのが現状である。
すなわち、従来技術では、こうしたあらゆる構造のPI
Dを簡単に変更できる方式がなく、また、目標値に対し
ても外乱に対しても最適なPIDパラメータを設定でき
る2自由度PIDIllt11方式も統合化されておら
ず、これが実用面で大きな制約となり、中途半端の制御
系となっている。この限界を打破して、限界制御を実現
することが強く要望されている。
以下、図面を用いて従来知られている代表的PID調節
装置の説明を行い、従来技術の問題点を明確にする。
第15図は所謂標準形PID調節装置、第16図は目標
値フィルタ付prom節装置、第17図はI−PD調節
装置、第18図はPv微分先行形PIDilj!i)装
置のブロック構成を示す図である。
第15図に示す標準形PID調節装置101は、目標値
Svと測定値Pvを減算部107に入力して偏差を求め
、これをPIDai算部103に入力して「比例士積分
十微分」演pし、その出力を操作信号MVとして制御対
象105に印加して、測定値PVが目標値SV1.:等
しくなるよう調節するものである。
第16図に示す目標値フィルタ付PID調節装H109
は、標準形PID調節装置において目標値S■を一次遅
れフィルタ111を介して入力するようにしたものであ
る 第17図に示すI−PD調節装置113は、目標1is
vと測定値PVとの偏差を積分演算部115に入力して
積分演算し、その出力と測定1i1PVを比例・微分演
算部117に入力して「比例+微分」演算した出力との
差を求め、この差に比例部119により比例ゲインKl
)を乗じた出力を操作信号MVとして制御対象105に
印加して、測定値PVが目標値SVに等しくなるよう調
節するものである。
第18図に示すPv微分先行形PID調節装置123は
、目標値S■と測定1iaPVとの偏差を比例・積分演
算部125に入力して「比例+積分」演算し、その出力
と測定値PVを微分演算部127に入力して微分演算し
た出力との差を求め、この差に比例部119により比例
ゲインKpを乗じた出力を操作信号MVとして制御対9
105に印加して、測定mpvが目標値Svに等しくな
るよう調節するものである。
しかしながら、このような従来のvA置はいずれもそれ
なりのI(J御性の改善があるものの、大きな欠陥も併
有している。
即ち、標準形PID調節装置101では、目標値追従に
最適なPIDパラメータ(以下、対目標値最適パラメー
タという)と外乱抑制に最適なPIDパラメータ(以下
、対外乱最適パラメータという)とが別値で存在するた
めに、追従制御の場合、対目標値と対外乱の両最適パラ
メータの中間的値にPIDパラメータを設定して妥協し
ているのが実情である。
このことを、対外乱最適パラメータと対目標値最適パラ
メータの特色が顕著に表われるレベル制御などの無定位
プロセスについて説明する。
ここで、無定位プロセスのモデルGl)(S)として、 をとりあげる。
第19図はこのモデルにおける、PTDパラメータ、つ
まり比例ゲインKp 、 1m分時間Ti、微分時II
ITdについての対外乱最適パラメータKpd。
Tid、Tdd及び対目標値最適パラメータKps、T
is、 Tdsの値を示したものである。また、これら
各最適パラメータを使用した時の、ステップ外乱に対す
る応答を第20図に、目標値Svの単位ステップ変化に
対する応答を第21図に示す。
第20図に示すように、ステップ外乱に対しては、対外
乱最適パラメータK pd、 T id、 Tddを設
定した場合にはグラフ(A>に示すごとく良好な応答が
得られるが、対目標値最適パラメータK ps。
Tis、Tdsを設定した場合にはグラフ(C)に示す
ごとく定常偏差が生じてしまう。
その逆に、第21図に示すように、目標値S■のステッ
プ変化に対しては、対目標値最適パラメータKps、 
Tis、 Tdsを設定した場合にはグラフ(C)に示
すごとく良好な応答であるが、対外乱最適パラメータK
pd、 Tid、 Tddを設定した場合にはグラフ(
A>に示すごとくオーバーダンピングを生じ振動的とな
る。
そこで、この点を解決すべく考えられたのが第16図に
示した目標値フィルタ付P(D調節装置109で、これ
は前記標準形PID調節装置に対して対外乱最適パラメ
ータKpd、 Tid、 Tddを設定しておき、上述
したような目標値SVの変化に対するオーバーダンピン
グを防止するため、目標msvに一次遅れフィルタ]1
1を介して変化を遅らせてその影響をゆるやかにしよう
とするものである。しかし、これとても全体の応答を遅
らせたのみで目標値追従に最適化させたわけではない。
また、第17図に示1.tcr−PDmffJ装置11
3は、前記の対外乱最適パラメータKod、 Tid、
 Tddを設定しておけば、外乱に対しては第20図の
グラフ(8)で示すように良好な応答となるが、目標値
追従については、目標値S■の変化に対し積分演算部1
15のみで修正を行っているので第21図のグラフ(8
)で示すごとく応答が非常に遅いという致命的な欠陥が
ある。
更に、第18図に示したPV微分先行形PID調節装置
123は、外乱変動に対してはP I D ff、11
皿となり、目標値SVの変化に対してはPI副制御目標
値追従の応答が遅い。また、この調節装置は前記標準形
PID調節装置とI−PD調節装置の中間的なものであ
り。一般に広く応用されてはいるが、対目標値最適パラ
メータと対外乱最適パラメータとが別値で存在する1自
由度P I D I、II御系である。
以上説明した従来技術の問題点をまとめると、次のよう
になる。
(1)  各種の特徴ある構造のPID制御方式の調節
装置が提案されているが、実際に必要に応じてあらゆる
構造のPID制御方式が簡単に実現できる[i装置がな
い。
(2)  目標値に対しても外乱に対しても最適なPI
Dパラメータが設定できる2自由度PID制御方式で統
合化されたものがなく、簡単に変更選択できる調節装置
がない。
このように、実用面で大きな問題点があり、実際の応用
面では大きな制約となり、結果として、プロセス制御全
体が中途半端の状態のままで放置されていた。
[発明の目的] この発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的と
しては、あらゆる構造のPID調節系を簡単に実現でき
ることに加えて2自由度PIDW4節系を統合体系化で
きるようにしだ調部装置を提供することにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するため、第1の発明は、調節しようと
する目標値に対し目標値変化を遅らせた補正目標値を出
力する遅れ手段と、補正目標値と制御対象からの測定値
との偏差値について積分演算を行う積分手段と、目標値
に対し予め設定された調整演算を行う第1の調整手段と
、補正目標値に対し予め設定された調整演算を行う第2
の調整手段と、第1調整手段及び第2の調整手段の出力
合成値と測定値との偏差を演算する偏差演算手段とを備
え、積分手段と偏差演算手段からの出力値に基づき制御
対象をImする調節装置。
また、第2の発明は、調節しようとする目標値に対し目
標値変化を遅らせた補正目標値を出力する遅れ手段と、
補正目標値と制御対象からの測定値との偏差値について
積分演算を行う積分手段と、目標値に対し予め設定され
た調整演算を行う第1の調整手段と、補正目標値に対し
予め設定されたw4!1演算を行う第2の調整手段と、
第1の調整手段及び第2の調整手段の出力合成値と測定
値との偏差を演算する偏差演算手段と、出力合成値に対
し予め設定された調整演算を行う第3の調整手段と、第
3の調整手段の出力値と測定値との偏差について微分演
算を行う微分手段と、積分手段と偏差演算手段と微分手
段からの出力値の加減算を行った結果について比例演算
を行い、その出力を制御対象に出力する比例手段とを有
することを要旨とする。
さらに、第3の発明は、調節しようとする目標値に対し
目標値変化を遅らせた補正目標値を出力する一次遅れ手
段と、補正目標値と制御対象からの測定値との偏差値に
ついて積分演算を行う積分手段と、目標値に対し予め設
定された調整演算を行う第1の調整手段と、補正目標値
に対し予め設定された調整演算を行う第2の調整手段と
、第1の調整手段及び第2の調整手段の出力合成値と測
定値との偏差を演算する偏差演算手段と、目標値に対し
予め設定された調整演算を行う第3の調整手段と、第3
の調整手段の出力値と測定値との偏差について微分演算
を行う微分手段と、積分手段と偏差演算手段と微分手段
からの出力値の加減算を行った結果について比例演算を
行い、その出力を制御対象に出力する比例手段とを有す
ることを要旨とする。
[発明の実施例] 以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の第1の実施例に係る調節SBのブ
ロック構成図である。同図における構成は、目標値SV
を入力してα・Svの乗算を行って信号αS■を出力す
る第1調整部7と、目標値SVを入力してSVの変化に
時間遅れを与えて信号DSVを出力する一次遅れフィル
タ11と、信、’3DSVを入力してβ・DSVの乗算
を行って信号βDSVを出力する第2調整部9と、αS
V+゛βDS■の加算を行って信号ADを出力する加算
部19と、DSV−PV (測定値)の減算を行って偏
差SD1を出力する減算部21と、AD−PVの減算を
行って偏差SD2を出力する減算部23とを有し、さら
に、信号SD1を入力して積分時間Tiで積分演算を施
して信号ISDを出力する積分演算部13と、測定値P
■を入力して微分時間Tdで微分演算を施して信号DP
Vを出力する微分演算部17と、SD2+ l5D−D
PV(7)演算を行って信号CVを出力する加減算部2
5と、信号CVを入力して比例ゲインKt)を乗じて操
作量MVを出力する比例部15とを構成要素としてなる
調節装置3と、制御対象5とを有する構成となっている
このような構成により、調節装置3は測定1iiIPV
が目標*SVに等しくなるように制御対象5を制御する
。つまり、まず、目標値S■に調整係数αを乗じた信号
αSVと、目標S■の一次遅れフィルタ11を介した信
号DS■に調整係数βを乗じた信号βDSVを、加算部
19で加算合成し、その結果である信号ADを減算部2
3に入力し、測定値Pvとの偏差SD2を算出して加減
算部25に入力する。一方、目標値SVの1次遅れフィ
ルタ11を介した信号DSVを減算部21に入力し、測
定値Pvとの偏差SD1を算出し、これを積分演算部1
3に入力して積分演算した信号■SDを加減算部25に
入力する。また一方、測定値PVを微分演算部17に入
力して微分演算した信号DPVを加@粋部25に入力す
る。次に、これらの信号をSD2.ISD、DPVを加
減算部25にて加減算した信号C■に比例ゲインKpを
乗じた信号を操作信号MVとして、制御対象5に入力す
るのである。
次に、本実施例において、第1調整部7の調整係数α、
第2調整部9の調整係数β、及び1次遅れフィルタ11
の時定数TOの設定により実用可能な各種の調節装置を
図面に従い説明する。
第5図は、前記α、β、Toの設定により少なくとも実
現可能な各種の調節装置を例示したものである。以下、
各設定NO0について順次説明する。
(1)設定No、1または設定N002第1図において
、α−1,β=○、TO=Oまたはα=O1β=1.T
o=0と設定した場合には、第6図のようになり、これ
は所謂Pv微分先行形PID制御方式を採用した調節装
置であり、一般に広く応用されている。外乱変動に対し
てはPID制御となり、目標変化に対してはPI制御で
、目標値追従の応答が遅いという欠点を有する。
また、この調節装置は1自由度PID制御系で不完全な
方式である。
(II)設定No、3 第1図において、α=β=To=Oと設定した場合には
、第7図のようになり、これは所謂1−PD制御方式を
採用した調節装置であり、これも一般に多用されている
方式である。外乱変動に対してはPID制御で、目標値
変化に対してはII御のみである。従って、目標値追従
の応答が遅いという欠点を有するが、発散振動系はうま
< 1blJ御できる長所を持っている。この調節装置
は1自由度制御系であり、Kp 、Ti 、Tdの各P
IDパラメータには対外乱最適パラメータを設定する。
(III)設定No、4 第1図において、a−Q、β−1、To−Tiと設定し
た場合には、第8図にようになり、これは所、7JPV
微分先行形目標値フィルタ付PID制御方式を採用した
調節装置である。Kp 、 Ti 。
Tdの各PIDパラメータとして対外乱最適パラメータ
を設定し、1次遅れフィルタ11の時定数TOとしてT
o =Ti と設定すると、外乱抑制特性及び目標値追
従特性の双方に対して最適となる一種の2自由度PID
制御系である。この2自由度PID制御系には次のよう
な利点がある。第一に調整が容易なことである。つまり
、実際に、各制御パラメータのファインチューニングは
目標値のステップ応答により行うが、To=Tiの関係
を保っておくと、目標値変化に対する応答が最適となれ
ば外乱変化に対しても最適となっており、対外乱及び対
目標値の応答性を同時に考慮しつつ各制御パラメータを
決定するという複雑な処理を行う必要がない。第二に制
御性が向上することである。つまり、対外乱に対しても
、対目標値に対してもR珊となっているので、特にカス
ケード制御、5PC(5et  point  Con
trol)プログラム制御等の制御性が向上するのであ
る。
(IV )設定No、5 第1図において、α=0.β=可変、To=Tiとした
場合には、第9図にようになり、これは所謂P■微分先
行形目標値フィルタ付P−rlD制御方式を採用した調
節装置である。この調節装置は前記(I[[)のPV微
分先行形目標値フィルタ付PID制御方式の調節装置に
、目標値変化に対するP動作の強さを独立して調整でき
る機能を有する第2調整部9を付加したもので、前記(
III)よりも更に目標値追従特性を微調整でき、制御
性が向上する。
(V)設定N0.6 第1図において、α=可変、β=1−α、 T。
=Tiと設定した場合には、第10図のようになり、こ
れは所謂PV微分先行形目標値フィルタ付D−P I 
D制御方式を採用した調節装置である。
ここで、第10図の加算部19の出力Svを求めると、
次式のようになる。
■式によれば、SV′は目標値に対して微分演算が施さ
れた値になっており、本構成によれば、微分演算部を設
けなくても目標値変化に対して微分演算をT”4するこ
とができる。そしてここではαが目標値変化に対する微
分ゲインとなっており、αを可変することにより、目標
値の微分制御動作が付加されることになり、前記(II
I)よりも更に目標値追従特性を微調整することができ
る。つまり、このwJ節装置は、前記(III)に目標
値変化に対するD制御の強さを調整できる機能を付加し
たものである。
(VI)設定N007 第1図において、α=可変、β=可変、TO=Tiと設
定した場合には、第11図のようになり、これは所WI
PV微分先行形目標値フィルタ付PD−PIDII、I
11!D方式を採用した調節装置である。ここで、第1
1図の加算部19の出力Svを求めると、次式のように
なる。
■式によれば、(α+β)が目標値変化に対する比例ゲ
イン、αが目標値変化に対する微分ゲインとなっており
、αを可変することにより比例ゲイン及び微分ゲインを
、βを可変することにより比例ゲインを独立に調整でき
ることになり、前記(III)乃至NV)よりも更に目
標値追従特性を微調整することができる。つまり、この
調節装置は、前記(IV )及び(V)を合成したもの
、或いは、前記(1)に目標値変化に対するP制御とD
制御の強さを調整できる機能を付加したものである。
(■)設定No、8または設定No、9第1図において
、α=可変、β=O,To =0またはα=o、β=可
変、To=Oと設定した場合には、第12図のようにな
り、これは所講P−1−PDIIIIII方式を採用し
た調節装置である。この調節装置は前記(U)のI−P
D制御方式の調節装置に目標値変化に対するP動作の強
さを調整できる機能を有する第1調整部7を付加したも
ので、外乱変動に対してはPID制御となり、目標値変
化に対してはP I III illとなり、r−PD
制御方式の目標値追従特性が遅い欠点を改善できる。
(■)設定NO,10 第1図において、α=0.292.β=0.TO=可変
と設定した場合には、第13図のようになり、これは所
謂PV微分先行形2自由度PID制御方式を採用した調
節装置である。この調節装置においては、Kp 、Ti
 、Tdの各P 1. Dパラメータとしては例えばC
HR(Chien −@ rones−Re3wiak
)法により対外乱最適パラメータを設定しておき、目標
値追従最適パラメータは、比例ゲインを第1調整部7の
調整係数αにより、積分時間を一次遅れフィルタ11の
時定数TOにより修正設定し、対外乱、対目標値の双方
に対しては最適なパラメータが設定できる。
以下、制御対象5を次式で近似した場合の各パラメータ
の設定方法を具体的に説明する。
(+>CHR法(行き過ぎなし・i短時間整定を評価基
準とした場合)によれば、対外乱及び対目標値R”r1
4パラメータは次のようになる。
■対外乱最適パラメータ (11節装置の制御方式:PID) 比例ゲインKl):Q、95T/KL 積分時間T:2.4L 微分時間 Td :0.4L ■対目標値最適パラメータ (WAii装置の制御方式:PI) 比例ゲインKp :0.35T/KL 積分時1mTi:1.2T (2)  Kf)、Ti 、Tdの各PIDパラメータ
として、(1)−■により求められる対外乱最適パラメ
ータを設定する。
(3)  次に調整係数α及び時定数TOを設定する。
対目標値最適パラメータをKl)、TIとすると、次式
が成立する。
Kp=α・Kp              ・・■従
って、調整係数αは(1)により、次式のように設定さ
れる。
0式によれば、調整係数αはプロセス特性T、K。
Lに影響されない定数値として得られる。このことから
この係数値により広範囲のプロセスに適用し得ることと
なる。また、一方時定数TOは次式つまり、このように
して、対外乱最適パラメータと対目標値最適パラメータ
を独立して個別に設定できる完全2自由度PIDtlJ
御系が構成されるのである。
この結果、制御対象5が例えば「−次遅れ+む゛だ時間
」の要素で構成されている場合の単位ステップ応答とし
ては、第14図の(A)、(B)に示すようになる。す
なわち、外乱変化に対する制御性としては時定数TOが
大きくなってもオフセット生じることなく良好である(
第14図(A))一方、目標値変化に対する制御性につ
いても第14図(B)に示す如くオーバシュートが小ざ
く高い追従性を得ることができる。
第2図は、この発明の第二の実施例に係る1lffi装
置のブロック構成図である。同図における調節装置27
の構成は、前述した第一の実施例(第1図参照)におい
て、加算部19の出力信号ADを出力してγ・ADの演
算を行って信号γADを出力する第3調整部29と、γ
AD−PVの減算を行って偏差SD3を出力する減算部
31を付加して、微分演算部17に調整係数γにより調
整された補正目標値を入力する構成となっている。
このような構成により、調節装置27は測定値PVが目
標値SVに等しくなるように!i制御対象5を1111
11する。つまり、まず、目標値Svに調整係数αを乗
じた信号αSvと、目標値SVの一次遅れフィルタ11
を介した信号DSVに調整係数βを乗じた信号βDSV
を、加算部19で加算合成し、その結果である信号AD
を減算部23に入力し、測定値Pvとの偏差SD2を算
出して加算部26に入力する。一方、目標値Svの一次
遅れフィルタ11を介した信号DSvを減算W21に入
りし、測定値Pvとの偏差SD1を算出し、これを積分
演算部13に入力して積分演算した15号ISOを加算
部26に入力する。また一方、前記信号ADに調整係数
γを乗じた信号γADを減算部31に入力し、測定値P
vとの偏差SD3を算出し、これを微分演算部17に入
力して微分演算した信号DSDを加算部26に入力する
。次に、これら信号SD2、ISD、DSDを加算部2
6にて加算した信号Cvに比例ゲインにρを乗じた信号
を操作信号MVとして、制御対象5に入力するのである
本実施例においても、第一の実施例と同様に、第1調整
部7の調整係数α、第2調整部9の調整係−数β、第3
調整部29の調整係数γ、及び−次遅れフィルタ11の
時定数TOの設定により種々の調節装置が実現できる。
すなわち、r=0と設定したときには、本実施例の調節
装置は第一の実施例(第1図参照)と全く同一となり、
前述した(I)乃至(■)のバリエーションが実現でき
る。また、γ=可変としたときには、第一の実施例の調
部装置に対し、目標値変化に対するD制御の強さを信号
ADに基づき調整できる機能を付加したものとなり、更
に汎用性が広がった調節装置となるのである。例えばα
=0.β=1.γ=1と設定すると、目標値フィルタ1
1を介した信号D S Vを比例、積分、微分の全ての
演算に対して供給でき、目標値変化を純化させた状態で
各演算を均等に実現できる。
第3図は、この発明の第三の実施例に係る調節装置のブ
ロック構成図である。同図における調節装置33の構成
は、前述した第一の実施例(第1図参照)において、目
標値S■を入力してγ・SVの演算を行って信号γSv
を出力する第3調整部29と、γ5v−pvの減算を行
って偏差SD3を出力する減算部31を付加して、微分
演算部17に調整係数γにより調整された目標値を入力
する構成となっている。
本実施例の構成及び作用は、第2の実施例(第2図参照
)とほぼ同様で、第3調整部2つの調整係数γを設定す
ることにより、目標値変化に対するD制御の強さが独立
して調整でき、汎用性の広い調節装置を実現できる。
またβ=Oに設定すると、比例、微分、積分の各演算に
対する目標値変化を独立した状態にて加えられ、各ゲイ
ンγ、α、Toをプロセスに応じ修正できる。
第4図は、この発明の第四の実施例に係る調節装置のブ
ロック構成図である。同図における調節装置35の構成
は、前述した第一の実施例(第1図参照)・から、微分
演算部17を削除したもので、流量、圧力等の如く応答
性のよい制御対象5にあっては外乱変化に対してPV微
分先行を加える制御の行き過ぎが生じる場合もあり、こ
のようなプロセスには好適な制御を実現できる。
本実施例においても、PI開制御範囲内で、第一の実施
例と同様に、第1調整部7の調整係数α、第2調整部9
の調整係呻β、及び−次遅れフィルタ11の時定数TO
の設定により秤々の調節装置が実現できる。
尚、上述した本発明の実施例においては、位置形演算方
式のもとに説明を行ったが、DDC(dircct  
digital  control )”で多用されて
いる速度形演算方式についても、本発明の主旨を変更し
ない範囲で適用できる。
また、本発明の各実施例における微分演算部の微分動作
については、完全微分子d−8を使って説明したが、こ
れは広義の微分を意味し、実際に用いられる不完全微分
子d/(1+γ・Td−8)(ここでγ=0.2〜0.
3)をも含むものである。
さらに、各実施例では、一時Rれフィルター1を用いて
説明したが、これは遅れフィルタであれば一次でなくて
もよく、例えば2次の場合”では次の如き式により達成
できる。
1+T、・5+T、、SL [発明の効果] 以上説明したように、第1の発明によれば、調節しよう
とする目標値に対し遅れ手段を通した補正目標値と制御
対象からの測定値との偏差値について積分手段により積
分演算を行い、・一方で、目標値に対して第1の調整手
段、で、また補正目標値に対して第2の調整手段で夫々
予め設定された調整演算を行い、第1の調整手段及び第
2の調整手段の出力合成値と測定値との偏差を偏差演算
手段にて演算を行い、前記積分手段及び偏差演算手段、
かうの出力値に基づき制御対象を調節することとしたの
で、第1、第2の調整装属人々の調整係数及び遅れ手段
の時定数の設定組合せにより、各種のP I iI+1
1 I11100調節装置が、必要に応じて簡単に自由
自在に選択実現できる。
また第2、第3の発明によれば、調節しようとする目標
値−に対し遅れ手段を通した補正目標値と制御対象から
の測定値との偏差値について積分手段により積分演算を
行い、一方で、目標値に対して第1の調整手段で、また
補正目標値に対して第2の調整手段で夫々予め設定され
た調整゛演算を行い、第1の調整手段及び第2の調整手
段の出力合成値と測定値との偏差を偏差演算手段にて演
算を行い、また一方で、目標値或いは前記出力合成値に
対して第3の調整手段で予め設定された調整演算を行い
、該調整演算結果と測定値との偏差について微分手段に
より微分演算を行い、前記積分手段、偏差演算手段、及
び微分手段からの出力値の加減算を行った結果について
比例手段により比例演算を行い、その出力を制御対象に
出力することとしたので、第1.第2.第3の調整装属
人々の調整係数及び遅れ手段の時定数の設定組合せによ
り、各種のPID制御方式の調節装置が、必要に応じて
簡単に自由自在に選択実現できる。また更に、前記設定
組合せにより、目標値に対しても、外乱に対しても最適
なPIDパラメータが設定できる2自由度PIDllJ
tll方式の調節装置の各種についても、必要に応じて
、簡単に自由自在に選択実現できることとなり、結果と
して、高度な制御性を有する万能形PID制御方式の調
節装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一の実施例に係る調節装置のブロ
ック構成図、第2図はこの発明の第二の実施例に係る調
節装置のブロック構成図、第3図はこの発明の第三の実
施例に係る調節装置のブロック構成図、第4図はこの発
明の第四の実施例に係る調節装置のブロック構成図、第
5図は第1図においてα、β1丁0の設定により実現可
能な各種の調節°装置の一覧、第6図乃至13図は第5
図における各種の調節装置のブロック構成図、第14図
は第1図の調節装置の作用を説明するための図、第15
図乃至第18図は従来の調節装置のブロック構成図、第
19図は対外乱及び対目標値最適パラメータを示す図、
第20図は従来の調節装置の外乱に対する応答特性を示
す図、第21図は従来の調節装置の目標値変化に対する
応答特性を示す図である。 3.27.33.35・・・調節装置 7・・・第1調整部 9・・・第2調整部 29・・・第3調整部 11・・・−次遅れフィルタ 13・・・積分演算部 15・・・比例部 17・・・微分演算部 19.26・・・加算部 21.23.31・・・減算部 25・・・加減算部 Sv・・・目標値 pv・・・測定値 第6図 第15図 M16図 ■ −−−−−+      +  ++  +  J第1
7図 第18図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)調節しようとする目標値に対し目標値変化を遅ら
    せた補正目標値を出力する遅れ手段と、補正目標値と制
    御対象からの測定値との偏差値について積分演算を行う
    積分手段と、目標値に対し予め設定された調整演算を行
    う第1の調整手段と、補正目標値に対し予め設定された
    調整演算を行う第2の調整手段と、第1の調整手段及び
    第2の調整手段の出力合成値と測定値との偏差を演算す
    る偏差演算手段とを備え、積分手段と偏差演算手段から
    の出力値に基づいて制御対象を調節する調節装置。
  2. (2)調節しようとする目標値に対し目標値変化を遅ら
    せた補正目標値を出力する遅れ手段と、補正目標値と制
    御対象からの測定値との偏差値について積分演算を行う
    積分手段と、目標値に対し予め設定された調整演算を行
    う第1の調整手段と、補正目標値に対し予め設定された
    調整演算を行う第2の調整手段と、第1の調整手段及び
    第2の調整手段の出力合成値と測定値との偏差を演算す
    る偏差演算手段と、出力合成値に対し予め設定された調
    整演算を行う第3調整手段と、第3の調整手段の出力値
    と測定値との偏差について微分演算を行う微分手段と、
    積分手段と偏差演算手段と微分手段からの出力値の加減
    算を行つた結果について比例演算を行い、その出力を制
    御対象に出力する比例手段とを有することを特徴とする
    調節装置。
  3. (3)調節しようとする目標値に対し目標値変化を遅ら
    せた補正目標値を出力する遅れ手段と、補正目標値と制
    御対象からの測定値との偏差値について積分演算を行う
    積分手段と、目標値に対し予め設定された調整演算を行
    う第1の調整手段と、補正目標値に対し予め設定された
    調整演算を行う第2の調整手段と、第1の調整手段及び
    第2の調整手段の出力合成値と測定値との偏差を演算す
    る偏差演算手段と、目標値に対し予め設定された調整演
    算を行う第3の調整手段と、第3の調整手段の出力値と
    測定値との偏差について微分演算を行う微分手段と、積
    分手段と偏差演算手段と微分手段からの出力値の加減算
    を行った結果について比例演算を行い、その出力を制御
    対象に出力する比例手段とを有することを特徴とする調
    節装置。
  4. (4)前記第3の調節手段が出力合成値に対して調整係
    数r=0として調整演算することを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の調節装置。
  5. (5)前記第3の調節手段が目標値に対して調整係数r
    =0として調整演算することを特徴とする特許請求の範
    囲第3項に記載の調節装置。
  6. (6)前記第3の調節手段が出力合成値に対して調整係
    数r=0として調整演算すること、及び前記微分手段が
    微分時間Ti=0として微分演算することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項に記載の調節装置。
  7. (7)前記第3の調節手段が目標値に対して調整係数r
    =0として調整演算すること、及び前記微分手段が微分
    時間Ti=0として微分演算することを特徴とする特許
    請求の範囲第3項に記載の調節装置。
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