JPS61195260A - 断熱パネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えば冷幀庫の断熱壁体を形成する場合に好
適する断熱パネルの製造方法に関する。

〔発明の技術的背景〕

従来、例えば冷蔵庫の断熱壁にウレタンフオームと併用
して真空断熱パネルを使用しているが、この真空断熱パ
ネルは金属蒸着加工を施した熱可ｍ性樹脂フィルムの周
縁部を溶着することによシ袋状に形成された外殻と、こ
の外殻内部に充填された樹脂の粉状体或は粒状体より成
る充填物とから構成されるものであシ、外殻の内部は、
これを袋状に形成する前の段階で真空引きを行なうこと
によって真空状態になされている。

〔背景技術の間頓点〕

ところで、この種の真空断熱パネルを例えば冷蔵庫のｒ
ｒｓ壁に適用する場合には、これをウレタンフオームよ
υ成る断熱層と併用することが行なわれている。そして
、この場合には、真空断熱パネルの断熱性６話が極低温
下においても一定していること、並びにウレタンフオー
ムにあっては極低温状態で内部の残留発泡剤が凝縮液化
して断熱性能が低下するという事情があるため、真空断
熱パネルを断熱壁の内Ｓ（低温側）に配置することが考
えられている。しかしながら、前記従来構成の真空断熱
パネルでは、外殻の表面形状が平面状に限定されるため
、冷蔵庫の断熱壁内側に使用する場合には、真空断熱パ
ネルのさらに内側に位置した内箱が有する棚等支持用の
凸部部分が空洞状態のままになシ、このため、その部分
の弛度低下を招き、結果的にこれを補強する必要があっ
て全体の構造が複雑化する欠点があった。かといって、
真空断熱パネルを断熱壁の外側に配置し且つ内側にウレ
タンフオームによる断熱層を配置したのでは、前述した
極低温下におけるウレタンフオームの断熱性能の低下現
象に起因して全体の断熱性能が低下する不具合を招く。

〔発明の目的〕

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は
、外殻の形状を貯蔵室に合わせて自由に形成でき、以て
断熱壁の内側（低温側）に配置して全体の断熱性能の向
上を図った場合でも全体の構造が複雑化することを抑制
し得る断熱パネルの製造方法を提供するにある。

〔発明の概要〕

本発明は、プラスチックを一体成形して成り、少なくと
も一面が貯蔵室に即した所定形状をなす容器状外殻に粉
状体或は粒状体より成る充填物を収納する工程と、前記
外殻を型内にセットし、この状態で外殻内の真空引き若
しくは外殻内に低沸点且つ低熱伝導性のガスを封入する
工程とを行なった後で、前記外殻の開口部分を溶着封止
することｔζよシ外殻内部を真空状態若しくは低熱伝導
性ガスを充填したところに特徴を有し、これによって外
殻の形状を自由に形成できるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。

第２図において、１は例えば冷鷹庫の断熱箱で、これは
外箱２及び後述のような真空断熱パネル６を左、右両側
面に上、下に４枚貼シ付けた内？１４の間にウレタンフ
オーム５を発泡充填した断熱壁６を有し、図示しないが
その内部の貯蔵室Ａが冷凍室及び冷蔵室に区分される。

尚、内箱４の側面には図示しない棚を支持するための凸
部４ａが膨出形成されている。さて、真空断熱パネル６
は第１図に示すように、全体として略矩形状をなし、且
つ内面に前記凸部４ａの裏側空洞部にｍｂ込む突条部７
を有した形状に形成されておシ、その外殻８の内部には
粉状体或は粒状体よ構成る充填物９が収容されている。

また、斯かる真空断熱パネル６は、後述する工程を経る
ことによって外殻８内が真空状態に保持されておシ、以
て十分なる断熱効果を発揮するように構成されている。

而して、上記真空断熱パネル３は第３図に示す各工程を
経て製造されるものであり、以下その製造方法について
説明する。

即ち、第３図（ａ）に示す材料充填工程では、プラスチ
ックを一体成形例えばプロー成形することによりｎ記真
空断熱パネル６の形状に形成した容器状の外殻８に、そ
の開口部８ａから粉状体或は粒状体より成る充填物９を
収納する。斯かる材料充填工程に引続く加圧及び真空引
き工程（第３図（ｂ）参照）では、前記外殻８の形状が
崩れないように外殻８を下型１０と上型１１との間に挾
んで加圧しながら、外殻８内部の空気を開口部８ａから
外ｆｔＩ＋研山１イ古り田にす−ｒナー！　Ｖ＾旬出Ｃ
Δ−第６図（０）に示す溶着封止工程では、上、下に設
けられたヒータ１２，１２によって開口部８ａの首部を
溶着し、外殻８内部の真空状態を封止する。

尚、この場合、上記首部を長く伸ばして形成しておくと
溶着封止の作業を効率良く行なうことができる。そして
、第６図（ｄ）に示す型開き及びカット工程を行なって
、真空断熱パネル３を取出し開口部８ａ部分をカットす
ることにより、真空断熱パネル３が形成される。

このような本実施例によれば次のような効果を得ること
ができる。即ち、プラスチックをプロー成形して外殻８
を形成したので、内箱４が有する棚等支持用の凸部４ａ
の裏側空洞部に嵌合させ得る突条部７を有した真空断熱
パネル３を形成することができる。これにより、空洞状
態にある上記凸部４ａを別部材を用いずに補強でき、結
果的に全体の構造を簡単化できる。勿論、真空断熱パネ
ル３を断熱壁６の内側（低温側）に設けたので、ウレタ
ンフオーム５の熱伝導率の温度特性（温度が低くなるに
従って熱伝導率も小さくなるが、濡度がウレタンフオー
ム５の発泡中の発泡剤の液化温度以下になると、熱伝導
率は一定値のまま−になる即ち断熱性能が低下する）と
真空断熱パネル３の熱伝導率の温度特性（温度が低くな
るに従って熱伝導率も小さくなる即ち断熱性能が低下し
ない）とを有効に利用し得て断熱壁６全体の断熱性能を
向上させることができる。また、真空断熱パネル３を断
熱壁６の低温側に設けたので、吸湿性の高いウレタンフ
オーム５を低温側に設けなくて済み、それだけ水分の吸
収を減少し得ウレタンフオーム５の断熱性経時劣化を低
減できる。しかも、断熱壁６の外箱２側に接する部分に
はウレタンフオーム５が充填されているので、放熱パイ
プは従来通シ配設できる。更に、プラスチックをプロー
成形して外殻８を形成したので、内箱４の真空断熱パネ
ル３を貼シ付けた部分がウレタン発泡時に熱変形したシ
、ウレタン収縮により割れたり、へこんだシすることを
防止できる。

尚、上記実施例において、外ｌ！９８の表面に必要に応
じてアルミニウム等の金属を蒸着し、或はその蒸着膜の
表面に更に簡の材料をコーティングすることによシ、そ
の断熱性を一層高めるようにしても良い。また、断熱壁
６の天井面、背面、底面へ真空断熱パネルを設けても良
く、更に、側面全体に一体の真空断熱パネルを設けても
良い。

その池、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、ウレタンフオームを併用せずに真
空断熱パネルだけで断熱壁を形成しても良く、また、冷
蔵庫の断熱壁に適用したが、代わシに断熱扉に適用して
も良く、更に、真空引きする代わシに、低沸点且つ低熱
伝導性のガス（例丸ばキセノンガス）を封入しても良く
、要旨を逸脱しない範囲内で櫃々変形して実施すること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上の説明から明らかなように、断熱パネルを
製造する場合に、外殻の形Ｖを貯蔵室に合わせて自由に
形成でき、以て断熱壁の内側（低温側）に配置して全体
の断熱性能の向上を図った場合でも全体の前進が複雑化
することを抑制し得る等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は真空断
熱パネルを一部断面にして示す斜視図、第２図は冷蔵庫
の断熱箱の縦断正面図、第６図は真空断熱パネルの製造
工程を示す縦断面図である。 図面中、１は断熱箱、６は真空断熱パネル、７は欠条部
、８は外殻、９は充填物（粉状体或は粒状体）、Ａは貯
蔵室を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、プラスチックを一体成形して成り少なくとも一面が
   貯蔵室に即した所定形状をなす容器状外殻に粉状体或は
   粒状体より成る充填物を収納する工程と、前記外殻を型
   内にセットしこの状態で外殻内の真空引き若しくは外殻
   内に低沸点且つ低熱伝導性のガスの充填を行なう工程と
   、この工程後に前記外殻の開口部分を溶着封止する工程
   とを経て成る断熱パネルの製造方法。