JPS61194274A - 繊維用柔軟剤組成物 - Google Patents

繊維用柔軟剤組成物

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JPS61194274A
JPS61194274A JP3423085A JP3423085A JPS61194274A JP S61194274 A JPS61194274 A JP S61194274A JP 3423085 A JP3423085 A JP 3423085A JP 3423085 A JP3423085 A JP 3423085A JP S61194274 A JPS61194274 A JP S61194274A
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JP
Japan
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weight
water
quaternary ammonium
liquid
esterified product
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JP3423085A
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English (en)
Inventor
薫 新山
梅木 輝男
小山 基雄
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61194274A publication Critical patent/JPS61194274A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は工業用および家庭用として用いられる木綿や
合成繊維などの各種繊維用の柔軟剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
この種の柔軟剤組成物は、繊維製品に柔らかい風合を与
える仕上げ剤として用いられるものであり、また同時に
繊維製品の帯電防止を図るための帯電防止剤としての効
能をも有するものである。
このような柔軟剤組成物の中でも特に有効なものとして
、陽イオン界面活性剤の一般特性として繊維に対する親
和性が良好である1分子中に1〜2個の長鎖炭化水素基
を有する第四級アンモニウム塩を用いたものが知られて
いる。
この第四級アンモニウム塩はこれを水に溶解ないし分散
させた液状柔軟剤として取り扱われているが、この種の
液状柔軟剤は、一般に上記塩が敬重量%程度の実用濃度
でも高粘性となりやすく、また冬期や寒冷地では凍結−
解凍を繰り返すうちに安定な液性状を保ちにくいという
性質がある。
そこで、従来より、粘度調整や凍結復元安定性を付与す
るなどの目的で、液中に低級アルコール、グリコール、
グリセロール、尿素、水溶性アンモニウム塩、無機塩、
非イオン界面活性剤としてのポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルなどの添加剤を含ませる工夫がなされている
(特公昭51−24638号公報、特公昭53−221
97号公報など)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記第四級アンモニウム塩を用いた従来の柔
軟剤組成物では、負電荷の大きい木綿に対しては良好な
柔軟性および帯電防止性を付与するが、負電荷の小さい
合成繊維、特にアクリル繊維に対しては充分な柔軟性を
付与できず、また天然繊維に比し静電気を帯びやすいと
いう合成繊維の最大の欠点を解消しうるに足る充分な帯
電防止効果を与えにくいという問題があった。
また、他の問題点として、第四級アンモニウム塩は繊維
表面に対し疎水基を外に向けて吸着するため、処理後の
繊維が疎水性となり、そのぶん繊維の吸水性(ないし保
水性)が低下してしまうという問題がある。かかる吸水
性の低下は繊維製品の実用性を損なう結果となるから、
これの改良はこの種柔軟剤の利用価値を高める上で極め
て重要な意味をもつものである。
そこで、上記ふたつの問題を解決するために、第四級ア
ンモニウム塩とともに繊維の柔軟性、帯電防止性、吸水
性の向上に寄与する添加剤を併用することが考えられる
が、このような添加剤を選択することは必ずしも容易な
ことではない。すなわち、すでに述べたように、第四級
アンモニウム塩を水に溶解ないし分散させた液状物は種
々の要因によって液の安定性が損なわれる傾向があり、
特に添加剤のMfjAによっては直ちにゲル化したり、
二相分離をおこしやすく、前記公知の添加剤にあっても
その添加量いかんによっては液の安定性に却って災いす
ることすらある。
したがって、この発明は、この種の液状柔軟剤の液の安
定性を阻害することのない添加剤成分を探究することに
より、これと前記第四級アンモニウム塩との併用によっ
て木綿などの天然繊維はもちろんのことポリアミド、ポ
リエステル、アクリルなどの合成繊維に対してもすぐれ
た柔軟性とさらに帯電防止性を付与でき、しかも吸水性
の面でも良好な結果を得ることのできる新規かつ有用な
繊維用柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者は、上記目的を達成するための種々  ゛の
実験検討の過程で、前記第四級アンモニウム塩を含む液
中に特定のエステル化物を添加したときには、この液の
安定性が損なわれることなくむしろ液の粘度や凍結復元
安定性の面で好結果を得ることができ、これを液状柔軟
剤として用いることによって木綿はもちろんアクリル繊
維を代表とする合成繊維に対しても格段にすぐれた柔軟
性と帯電防止性を付与でき、そのうえ吸水性の改善をも
図りつることを知り、この発明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、A)つぎの式;〔式中、R1は
炭素数12〜24の飽和または不飽和の炭化水素基、R
2,R3は炭素数1〜3のアルキル基または÷CH2C
HRs O′+−H(Rs ”水素またはメチル基、n
=1〜50)かうする基、R4は上記R1またはR2,
R3と同様の基、Xはハロゲン、CHa SO4または
C2Hs S 04である]で表わされる第四級アンモ
ニウム塩1〜99重量%と、B)炭素数10〜20の脂
肪酸とグリセリンとの部分エステル化物99〜1重量%
との混合物を必須成分として含有することを特徴とする
繊維用柔軟剤組成物に係るものである。
〔発明の構成・作用]、 この発明で使用する上記特定の部分エステル化物は、本
質的に水不溶性であり、繊維表面に対し疎水吸着性によ
って吸着する。吸着した部分エステル化物には水酸基が
含まれているためこれが陽イオン界面活性剤としての前
記第四級アンモニウム塩の繊維表面への吸着を助ける。
つまり、上記エステル化物は第四級アンモニウム塩の繊
維に対する吸着助剤としての作用を発揮し、これにより
上記アンモニウム塩の柔軟性および帯電防止付与効果が
高められる。しかも上記エステル化物はそれ自体繊維に
対する柔軟剤および帯電防止剤としての機能も有してい
る。
このため、木綿はもちろんポリアミド、ポリエステル、
アクリルなどの合成繊維に対しても非常に優れた柔軟性
と帯電防止性を付与する。特に、合成繊維は静電気を帯
びやすいという欠点があるが、この欠点を上記帯電防止
性によって充分に回避することができる。
また、上記部分エステル化物は前記第四級アンモニウム
塩との相溶性にすぐれるという特徴を有している。第四
級アンモニウム塩の中でも1分子中に2個の長鎖アルキ
ル基などを有するものでは、これが疎水構造を有してい
るため、水と混合したとき透明なミセル溶液を形成せず
ラメラ状の液晶構造を保持するが、上記部分エステル化
物はこの液晶構造内に均一に分散する。このような良好
な相溶性は繊維に対する効率的な吸着に好結果を与えて
前記柔軟性および帯電防止性付与効果を助長するばかり
か、液状柔軟剤としての液の安定性に寄与し、特に粘度
や凍結回復安定性などの改善に好ましい結果を与える。
しかも、このような部分エステル化物と第四級アンモニ
ウム塩とによって処理された繊維は、上記エステル化物
の分子門番こ含まれる水酸基に起因するためか吸水性に
すぐれており、繊維製品としての実用性を損なうことは
ない。第四級アンモニウム塩の使用は従来では吸水性の
低下をさけられないものとされていたが、この欠点を回
避できるところにこの発明のひとつの特徴が存するもの
といえる。
コノような効果を発揮するこの発明の部分エステル化物
とは、炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンとのモノ
エステル、ジエステルまたはこれらの混合物あるいはこ
れらとトリエステルとの混合物である。中でもモノエス
テルとジエステルとトリエステルとの混合物で、その混
合比(重量比)が上記類に1〜70:1〜70:1〜2
0、特に25〜70:25〜70:l〜15であるもの
がよい。上記混合物中モノエステルおよびジエステルは
多い方が好ましく、トリエステルはできるだけ少ない方
がよい。トリエステルが多くなると液状柔軟剤としての
液の安定性が悪くなり、モノエステルおよびジエステル
を多くした方が液の安定性に好結果が得られる。
脂肪酸の炭素数が上記範囲を逸脱すると液の安定性や柔
軟性および帯電防止性付与効果さらに吸水性の保持の面
で好ましくない。炭素数10〜2゜の脂肪酸とグリセリ
ンとの部分エステル化物としては、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
ラキン酸などの単体脂肪酸またはこれらを含有する動、
植物油脂から得られる混合脂肪酸とグリセリンとの部分
エステル化物が挙げられ、またヤシ油、パーム核油、綿
実油、大豆油、コーン油、オリーブ油、牛脂などの油脂
またはこれらを水素添加1分別などによって改質したも
のとグリセリンとのエステル交換物などであってもよい
この発明で使用する第四級アンモニウム塩は、つぎの式
; 〔式中、R,は炭素数12〜24の飽和または不飽和の
炭化水素基、R2,R3は炭素数1〜3のアルキル基ま
たは÷CH2CHRs O汁H(R5=水素またはメチ
ル基、n = l〜50)からなる基、R4は上記R1
またはR2,R,と同様の基、Xはハロゲン、CH3S
O4またはC2H55O,である〕で表わされる1分子
中に1個(R,がR2,R3と同様の基)または2個(
R,がR,と同様の基)の炭素数12〜24の飽和また
は不飽和炭化水素基を有するものである。
1分子中に1個の上記炭化水素基を有する第四級アンモ
ニウム塩(以下、モノ長鎖アルキル第四級アンモニウム
塩という)は、一般に水溶性であり、帯電防止効果の大
きいものである。一方、1分子中に2個の上記炭化水素
基を有する第四級アンモニウム塩(以下、ジ長鎖アルキ
ル第四級アンモニウム塩という)は、水和性が強いが一
般に水不溶性であり、水と混合すると前述したようにラ
メラ状の液晶構造を保持し、柔軟剤としての機能に特に
すぐれている。また、これらモノまたはジ長鎖アルキル
第四級アンモニウム塩の分子内にエチレンオキシドまた
はプロピレンオキシドの付加物を有するもの[Rg 、
 RaまたはR4が÷CH2CHR,0会H]は、繊維
に対する吸水性付与効果があり、また液状柔軟剤の液の
安定性にも寄与するものである。
前記式中のR□(またはR4)における炭化水素基の炭
素数が12〜24の範囲を逸脱すると柔軟剤としての性
能や液の安定性などに劣り、好ましくない。一般に、こ
の炭化水素基の鎖長が長いほど、また分枝鎖より直鎖の
方が、さらに不飽和基より飽和基の方が、柔軟性付与効
果が大きい。エチレンオキシドまたはプロピレンオキシ
ド付加物の付加モル数(n)はこれが大きすぎると繊維
に対する吸着性が低下するため、n = 1〜50の範
囲に設定するのが好ましい。
このような第四級アンモニウム塩の中からその用途目的
に応じて1種もしくは2種以上を使用する。柔軟剤とし
ての性能に特にすぐれるジ長鎖アルキル第四級アンモニ
ウム塩の例を挙げれば、たとえばジ硬化牛脂アルキルジ
メチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルア
ンモニウムクロリド、ジオレイルジメチルアンモニウム
クロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド
、ジ硬化牛脂アルキルエチルメチルアンモニウムサルフ
ェート、ジ硬化牛脂アルキルメチルポリオキシアルキレ
ンアンモニウムクロリド、ジステアリルメチルエチルア
ンモニウムサルフェート、ジステアリルジメチルアンモ
ニウムサルフェートなどがある。
この発明においては上述の第四級アンモニウム塩と部分
エステル化物との混合物を必須成分として使用するが、
両者の混合比率としては、第四級アンモニウム塩が1〜
99重量%、好ましくは30〜98重量%、部分エステ
ル化物が99〜1重量%、好ましくは70〜2重量%と
なるようにするのがよい。いずれか一方が多すぎても少
なすぎても、この発明の効果が滅失することとなり、好
ましくない。
この発明の柔軟剤、組成物は、予め合成された前記第四
級アンモニウム塩に上記割合の部分エステル化物を配合
し混合することにより調製できるほか、部分エステル化
物の存在する系内で前記第四級アンモニウム塩を合成す
ることによって工業的有利に調製することができる。
すなわち、第四級アンモニウム塩は一般に融点が高(、
粘度が著しく高いうえに熱的に不安定で分解しやすい。
このため、従来では、その合成に際してメタノール、エ
タノール、イソプロパツールなどの有機溶媒またはこれ
と水との混合溶媒を使用し、かつ反応温度が上がりすぎ
ないように温度制御しているが、この温度が120℃を
超えると分解反応が著しくなり、柔軟剤としての品質が
大きく損なわれる。しかも、反応物中の上記有機溶媒は
柔軟剤組成物の成分としては全く効能がなく、むしろ引
火点を低下させるなどの問題を有している。
これに対し、上記塩の合成時に部分エステル化物を存在
させておけば、上述の有機溶媒が不要で60〜120℃
の反応温度で品質安定な柔軟剤組成物を容易に調製でき
る。すなわち、この方法は、まず反応容器に脂肪酸また
は油脂とグリセリンとを加えてナトリウムメチラート、
水酸化ナトリウムなどのアルカリ触媒の存在下で部分エ
ステル化物を生成するか、あるいは予め合成した部分エ
ステル化物を反応容器に仕込み、つぎに相当する第三級
アミンを加えさらにメチルクロリド、ジメチル硫酸、ジ
エチル硫酸などのアルキル化剤を添加して60〜120
°Cで四級化反応を行わせればよいO このようにして調製されるこの発明の柔軟剤組成物は、
使用にあたって水に溶解ないし分散させた液状物として
取り扱われる。このときの濃度は、第四級アンモニウム
塩や部分エステル化物の種類によって異なるが、一般に
3〜15重量%、好ましくは4〜10重量%程度である
。この濃度が高すぎると取り扱いが容易な低粘度で安定
な液を得にくい。
この柔軟剤組成物には、必要に応じて従来公知の添加剤
をこの発明の効果を損なわない範囲で配合しても差し支
えない。この添加剤成分としては、たとえばポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ホリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルなどの非イオン界面活性剤、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、
尿素などのヒドロトロープ剤、ポリエチレングリコール
、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール
などの水溶性高分子化合物、食塩(NaC1り、芒硝(
Na25Oi )などの無機塩が挙げられる。
〔発明の効果」 以上のように、この発明においては、第四級アンモニウ
ム塩とともに特定の部分エステル化物を併用したことに
より、液状柔軟剤としての液の安定性を阻害することな
(むしろ液の粘度や凍結復元安定性の面で好結果が得ら
れ、しかも木綿はもちろんアクリル繊維を代表とする各
種合成繊維に対してもすぐれた柔軟性とさらに帯電防止
性を付与でき、そのうえ繊維の吸水性の面でも良好な結
果を得ることのできる工業用や家庭用として有用な繊維
用柔軟剤組成物を提供することができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。
実施例1 牛脂硬化油280y(0,32モル)にグリセリン60
P(0,63モル)を加え、さらに触媒としてナトリウ
ムメチラートo、syを加えて、150℃で3時間加熱
した。得られた部分エステル化物Aハ、モノエステル:
ジエステル:トリエステル=54:42:4(重量比)
の混合物であった。つぎに、この混合物を80℃に冷却
したのち、これにジステアリルメチルアミン380F(
0,73モル)を加え、ついでメチルクロリドを3Ky
/cxlcゲージ圧)で吹き込んで80〜90℃で4時
間反応させた。このようにして得られた生成物は、上記
部分エステル化物Aとジステアリルジメチルアンモニウ
ムクロリドとの混合物からなり、融点55°q全アミン
価0.3、酸価0.2の白色固体であった。
つぎに、上記の生成物と食塩と水とを混合して、生成物
濃度が7,0重量%、食塩濃度が0.03重量%の水分
散液を調製し、この発明の液状柔軟剤組成物とした。
実施例2 ステアリン酸280 p (0,99モル)にグリセリ
ン87y(0,93モル)を加え、さらに触媒として水
酸化ナトリウム0.3yを加えて、220℃で4時間加
熱した。得られた部分エステル化物Bは、モノエステル
:ジエステル:トリエステル=46 : 43 : 1
1 (重量比)の混合物であった。
つ到r 混春伽えQ n’/” lr為和iナーの仁 
r h srジ硬化牛脂アルキルメチルアミン856P
(1,71モル)を加え、ついでメチルクロリドを3K
FI/ciI(ゲージ圧)で吹き込んで80〜90°C
で4時間反応させた。このようにして得られた生成物は
、上記部分エステル化物Bとジ硬化牛脂アルキルジメチ
ルアンモニウムクロリドとの混合物からなり、融点58
℃、全アミン価0.5、酸価0.3の淡黄色固体であっ
た。
つぎに、上記の生成物とポリオキシエチレン(100モ
ル)ドデシルエーテルと水とを混合して、生成物濃度が
5.0重量%、上記エーテル濃度が0゜5重量%の水分
散液を調製し、この発明の液状柔軟剤組成物とした。
実施例3 実施例1に記載の部分エステル化物Aに、シバルミチル
メチルアミン1,0209 (2,12モル)ヲ加え、
80℃に加熱した。さらに、80〜90℃で窒素気流中
、ジエチル硫酸345y(2,23モル)を滴下して3
時間反応させた。このようにして得られた生成物は、部
分エステル化物Aとジパルミチルメチルエチルアンモニ
ウムエチルサルフェートとの混合物からなり、融点52
°C1全アミン価4゜8、酸価5.1の淡黄色固体であ
った。
つぎに、上記の生成物とポリオキシエチレン(50モル
)ノニルフェニルニーテルト食塩ト水トを混合して、生
成物濃度が6.0重量%、上記エーテル濃度が0.3重
量%、食塩濃度が0.02重量%の水分散液を調製し、
この発明の液状柔軟剤組成物とした。
実施例4 パーム核硬化油174y(0,25モル)にグリセリン
359C0,37モル)を加え、さらに触媒としてナト
リウムメチラート0.5yを加えて、150℃で3時間
加熱した。得られた部分エステル化物Cは、モノエステ
ル:ジエステル:トリエステル=51:43:6(重量
比)の混合物であった。
つぎに、この混合物を80℃に冷却したのち、ジステア
リルメチルアミン 加え、さらに窒素気流中でジメチル硫酸503y(3.
99モル)を滴下して80〜90℃で4時間反応させた
。このようにして得られた生成物は、上記部分エステル
化物Cとジステアリルジメチルアンモニウムメチルサル
フェートとの混合物カラなり、融点48℃、全アミン価
0.8、酸価0,4の淡黄色固体であった。
つぎに、上記の生成物とエチレングリコールと食塩と水
とを混合して、生成物濃度が6.0重量%、エチレング
リコール濃度が3.0重量%、食塩濃度が0.02重量
%の水分散液を調製し、この発明の液状柔軟剤組成物と
した。
実施例5 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに水と混合して、この発明の液状柔軟剤組成物を調製
した。
実施例1に記載の部分エステル化物A  2.0重量%
実施例6 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如(なるよ
うに水と混合して、この発明の液状柔軟剤組成物を調製
した。
実施例1に記載の部分エステル化物A  1.0重量%
イソプロピルアルコール       2. 0 重量
5食    塩             0.03重
量%実施例7 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに混合して、この発明の液状柔軟剤組成物を調製した
実施例1に記載の部分エステル化物A  O.3重量%
イソプロピルアルコール        2. 0 重
31%ポリオキシエチレン(50モル)ノニル  1.
0重11%フェニルエーテル 食    塩             0.02重量
%比較例1 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに水と混合して、比較用の液状柔軟剤組成物を調製し
た。
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 60重量
%エチレンクリコール       5. 0 重量%
比較例2 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに水と混合して、比較用の液状柔軟剤組成物を調製し
た。
エチレングリコール       5. 0 fit%
比較例3 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如(なるよ
うに水と混合して、比較用の液状柔軟剤組成物を調製し
た。
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド  60重
量%ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド  1
.0重量%エチレングリコール       5.、 
O 314%食     塩           0
.03重量%上記実施例1〜7および比較例1〜3の液
粘度および凍結復元安定性を調べた結果は、つぎの第1
表に示されるとおりであった。なお、粘度は、B型粘度
計を用いて組成物調製後1日放置したのちの液粘度を2
5°Cで測定した。また、凍結安定性は、各組成物を一
15℃で凍結させたのち30℃に放置して解凍させると
いう操作を5回繰り返し、このとき組成物が元の粘度と
変らない安定な液状態を保つか、それとも増粘化やゲル
化、二相分離などの性状悪化をきたすかどうかなどを判
断基準として、つぎの4段階にて評価した。
◎;非常に良好 O;良  好 △;やや不良 ×;著しく不良 第   1   表 つぎに、上記実施例1〜7および比較例1〜3の各柔軟
剤組成物を用いて各種繊維を実際に処理し、繊維に対す
る柔軟性および帯電防止性付4効果とさらに処理嶽維の
吸水性とを諷べた。第2表に柔軟性付与効果を、第3表
に帯電防止性付与効果を、第4表に吸水性を、それぞれ
示した。なお、繊維の処理および特性評価は下記の方法
にて行った。
〈柔軟処理方法〉 市販の木綿タオル、アクリルジャージ、ポリエステル−
木綿混メリヤス(30/70)を衣料用洗剤(市販品)
により5回繰り返し洗濯して試料とした。つぎに、各柔
軟剤組成物を25℃で水道水にて希釈して調製した各柔
軟剤組成物の0.067重量%の処理液に上記の試料を
浴比1/30で投入し、25°Cで3分間撹拌下で処理
した。
〈評価方法〉 上記方法にて処理した試料を室内で風乾後、25°C1
相対湿度65%の恒温恒湿室にて24時間放置し、下記
要領にて柔軟性、帯電防止性および吸水性を測定、評価
した。
イ)柔 軟 性 実施例1〜7の柔軟剤組成物につき、各組成物からそれ
ぞれ部分エステル化物を除いたものを対照として、一対
比較にて以下の基準にしたがって評価した。このように
評価した理由は、この発明における部分エステル化物の
効果をよりfIJ1確にするためである− 1.たhイ
っτ2 ここでは比較例1〜3の柔軟性試験は省略した
++;対照より柔らかい +;対照よりやや柔らかい ±;対照と同じ位の柔らかさ なお、実施例1〜4では、相当する第四級アンモニウム
塩を有機溶媒を用いた公知の方法にて合成し、これを対
照用組成物の調製に使用した。
口)帯電防止性 京大化研式ロータリースタティックテスター、R5T−
201を用いて摩擦帯電圧を測定した。
ハ)吸 水 性 JISL−1004,5,24,1法B(パイレックス
法)に準拠したもので、処理試料(布)を縦方向に2.
5X15cInに切って吊り下げ、下端1aを水中に浸
し、1分経過後の水の吸い上げ高さを観察した。
第   2   表 注1)T/Cメリヤス;ポリエステル−木綿混メリヤス
第   3   表 注1)T/Cメリヤス;ポリエステル−木綿混メリヤス
第   4  表 注1 )T/Cメリヤス;ポリエステル−木綿混メリヤ
ス以上の第1〜4表の結果から明らかなように、この発
明の柔軟剤組成物は、取り扱い可能な粘度で凍結復元安
定性にすぐれるなど安定な液性状を示すとともに、繊維
に対する柔軟性付与効果は部分エステル化物無添加品に
比し木綿タオルでは同等でアクリルジャージやポリエス
テル−木綿混メリヤスに対してはその改善効果が大きく
、しかも帯電防止性付与効果は静電気を帯びやすいアク
リルジャージやポリエステル−木綿混メリヤスに対して
顕著であり、そのうえ木綿タオル、アクリルジャージ、
ポリエステル−木綿混メリヤスのいずれに対しても吸水
性の向上効果が大きいものであることが判る。
実施例8 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに水と混合して、この発明の液状柔軟剤組成物を調製
した。
モノステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 4.
0電歇%実施例2に記載の部分エステル化物B   6
.0重量%エチレンクリコール        3.0
 重IX%実施例9 下記の成分を水中での濃度がそれぞれ下記の如くなるよ
うに水と混合して、この発明の液状柔軟剤組成物を調製
した。
モノステアリルメチルジポリオキシ エチレン(2モル)アンモニウムクロリド  2°0重
量%実施例4に記載の部分エステル化物C8,0重量%
上記実施例8,9に係る液状柔軟剤組成物につき、前記
同様にして粘度、凍結復元安定性、柔軟性付与効果、帯
電防止性付与効果および吸水性付与効果を調べた結果は
、下記の第5表に示されるとおりであった。なお、表中
の()内は各実施例から部分エステル化物を除いた対照
品についての試験結果であり、柔軟性は上記灯照品に対
する一対比較にて評価した。また、表中のT/Cメリヤ
スはポリエステル−木綿混メリヤスである。
第5表 上記第5表の結果から明らかなように、第四級アンモニ
ウム塩としてモノ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩(
実施例8)やモノ長鎖アルキ・;・ジポリオキシエチレ
ン第四級アンモニウム塩(実施例9)を用いた場合でも
、これらと部分エステル化物との併用により、前記ジ長
鎖アルキル第四級アンモニウム塩を用いた実施例1〜7
の場合と同様の柔軟剤組成物としてすぐれた性能が得ら
れるものであることが判る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A)つぎの式; ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は炭素数12〜24の飽和または不飽和
    の炭化水素基、R_2、R_3は炭素数1〜3のアルキ
    ル基または−(CH_2CHR_5O)−_nH(R_
    5=水素またはメチル基、n=1〜50)か らなる基、R_4は上記R_1またはR_2、R_3と
    同様の基、Xはハロゲン、CH_3SO_4またはC_
    2H_5SO_4である〕 で表わされる第四級アンモニウム塩1〜99重量%と、 B)炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンとの部分エ
    ステル化物99〜1重量% との混合物を必須成分として含有することを特徴とする
    繊維用柔軟剤組成物。
  2. (2)式中のR_4がR_1と同様の基からなる第四級
    アンモニウム塩を用いた特許請求の範囲第(1)項記載
    の繊維用柔軟剤組成物。
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