JPS61191642A - 2,2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒドおよびその製造方法 - Google Patents

2,2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒドおよびその製造方法

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JPS61191642A
JPS61191642A JP662086A JP662086A JPS61191642A JP S61191642 A JPS61191642 A JP S61191642A JP 662086 A JP662086 A JP 662086A JP 662086 A JP662086 A JP 662086A JP S61191642 A JPS61191642 A JP S61191642A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規物質である2、2−ジクロル−3゜3.
3−トリフルオルプロとオンアルデヒドおよびその製造
方法に関し、この新規物質は、特に4−ホルミル−2,
4−ジクロル−5,5,5−トリフルオルバレロニトリ
ルおよび2.3−ジクロル−5−トリフルオルメチルと
リジンの合成に用いられる。
(従来の技術) メチル基、トリクロルメチル基またはトリフルオルメチ
ル基で置換されたクロルビリジン類は、従来多数の工程
を要する方法によってのみ製造されていた0例えば2.
5−ジクロル−3−メチルヒリジンおよび2.3−ジク
ロル−5−メチルとリジンは、それぞれ2−クロル−3
−メチル−5−アミノピリジンまたは2−クロル−3−
アミノ−5前記のアミノとリジンは3−メチルとリジン
を塩素化して2−クロル−3−メチルヒリジンおよび2
−りOルー5−メチルとリジンとし、ニドO化によりこ
れらを2−クロル−3−メチル−゛5−二トロとリジン
および2−りOルー3−ニドo−5−メチルごリジンと
し、ニドO化合物を還元することによって製造すること
ができる。3−メチルとリジンの塩素化では、通常所望
の化合物のほかに多数の異性体が生成する。2.3−ジ
クロル−5−メチルとリジンの塩素化によって2.3−
ジクロル−5−トリクロルメチルピリジンを得て、トジ
クロルメチル基の塩素原子をフッ素原子で置換して2.
3−ジクロル−5−トリフルオルメチルビリジンに変換
することができる(例えば、ヨーロッパ特許公開第00
4414号参照)、また、2.4−ジメチルとロールと
クロロホルムを気相で約550℃の温度で加熱すること
によって□、2−りOルー3゜5−ジメチルピリジンが
他の5種類の異性体と共に得られる(J、 Chem、
 Soe、 Perkin Trans、  I 。
+578−82(1979)?照)。
(発明が解決しようとする問題点) 次式1 (式中、Rが塩素でR1がメチル若しくはトリフルオル
メチル基を表わすか、Rがメチル、トリクロルメチル若
しくはトリフルオルメチル基でR1がメチル基を表わす
か、またはRとR1がメチル基を表わす、) で示される、2.3−ジクロル−5−トリフルオルメチ
ルビリジンを含むりOルビリジン類が、簡単で、経済的
で、かつ環境上好ましい方法により良好な収率で、容易
に入手し得る安価な原料を用いて製造できることが新た
に見い出された。
すなわち、触媒の存在下で、 a)トリクロルアセトアルデヒドをメチルアクリロニト
リルまたはα−トリフルオルメチルアクリ〇ニトリルに
付加させるか、 b)2.2−ジクロルプロとオンアルデヒド、ペンタク
ロルブOとオンアルデヒドまたは2.2−ジクロル−3
,3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒドをアクリ
ロニトリルに付加させるか、またはc)2.2−ジクO
ルブOビオジアルデヒドをメタクリロニトリルに付加さ
せるかして、 生成した次式■ CI     CI RR2 (式中、Rが塩素でR2がメチル若しくはトリフルオル
メチル基を表わすか、Bがメチル、トリクロルメチル若
しくはトリフルオルメチル基でR2が水素を表わすか、
またはBとR2がメチル基を表わす、) で示される中M主成物を環化して式1の化合物とする方
法により製造できる。
アルキル置換されていないトリクロルホルムブチロニト
リルから2.3.5−1−リクロルビリジンを得る形式
上同じ反応がヨーロッパ特許公開第12117号に記載
されている。しかし、塩素化されているメチル基乃至ト
リハロゲン化メチル基により置換されている式■のホル
ミルブチロニトリル°゛から芳香族化しなびろ式1の塩
素化されたメチル基乃至トリハロゲン化メチルとリジン
類へ環化することは予想され得なかった。何故ならば、
その発明の方法により環上にメチルまたはトリハロゲン
化メチル基を獲得して芳香族化に必要な水の脱離を行う
ことは最早不可能だからである。従って、予想された生
成物はむしろ2−とりトン誘導体であった。それ故上記
方法の結果は非常に驚くべきものこいえる。2.2−ジ
クロル−プロピオンアルデヒド、パークロル−または2
,2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロイオン
アルデヒドからの式11の付加化合物の形成も、トリク
ロルアセトアルデヒドの反応性がその同族体とは極めで
異なり(例えば、Chem、 Ber、、 U、 33
22(1964))、特にクロルアセトアルデヒドの塩
素の移動性がメチル、トリクロルメチル若しくはトリフ
ルオルメチルのような他の炭化水素置換基によってかな
り制限されるので驚くべきことである。
この方法により、中間生成物としての4−ホルミル−2
,4−ジクロル−5,5,5−トリフルオルバレロニト
リルを経て2.3−ジクロル−5−トリフルオルメチル
とリジンを製造する場合の原料物質である、2.2−ジ
クロル−3,3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒ
ドおよびこの物質の製造方法は従来知られていなかった
〔問題点を解決するための手段〕
本発明により、新規物質である2、2−ジクロル−3,
3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒドあよびその
製造方法が提供される。
本発明の2.2−ジクロル−3,3,3−トリフルオル
プロピオンアルデヒドの製造方法は、目的生成物に対応
するオレフイシをオゾン分解に付し、反応生成物を還元
的に処理する工程を有する方法である。
〔発明を実施するための好適な態様〕
本発明tこよる2、2−ジクロル−3,3,3−トリフ
ルオルプロピオンアルデヒドの製造方法における溶媒と
しては以下のものが用いられる:有機酸、例えばギ酸、
酢酸、プロとオン酸:これらの酸のエステル、例えば酢
酸エチルエステル、酢酸メチルエステル、ギ酸エチルエ
ステル、ギ酸メチルエステル=Fs肪族炭化水素、例え
ばベシタン、ヘキサジ、ヘプタシ、オフクン、シクロベ
ンタシ、シクロヘキサン:塩素化炭化水素、例えば塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素二本。
反応温度は溶媒の性貢にもよるが、−90℃〜+70℃
、好ましくは一り0℃〜+30”Cである。
オゾン分解生成物の還元的処理は、水素と場合により担
体に吸着された責金思触媒、例えば白金、パラジウム、
Oジウムとを用いて直!!触木添するか、亜鉛やジメチ
ルスルフイツトのような還元剤を加えて行うことができ
る。
このオゾン分解法の好ましい一つの実施態様は、4.4
−ジクロル−5,5,5−トリフルオル−2−ペンテン
カルボン酸メチルエステルを酢酸中で20℃にてオゾン
化し、次いで反応混合物に亜鉛末の懸濁水溶液を加えて
、混合物から2,2−ジクロル−3,3,3−トリフル
オルプロとオンアルデヒドを直接蒸留するものである。
以下、2,3−ジクロル−5−トリフルオルメチルビリ
ジンを含む式1のりOルビリジン類の前述した新規な製
造方法につき説明する。
この方法における付加反応は、開放系或いは閉鎖系で、
好ましくは70〜160℃の温度で行なわれる。好まし
くは、付加反応は閉鎖系でその反応温度に相当する圧力
下、例えば1〜30バールの範囲の圧力で行われる。
上記付加反応の触媒としでは周期律表の第■主族並びに
第VTa、■a、IbおよびII I)副族の金属、例
えば鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、パラジウム
、クロム、モリブデン、マンガン、銅および亜鉛を使用
することができる。これらの金属は元素の状態でも化合
物の状態でも使用することができる。適当な化合物は、
例えば酸化物、およびハロゲシ化物、硫酸塩、亜硫酸塩
、硫化物、硝酸塩、酢酸塩、ステリアリン酸塩、クエン
酸塩、炭酸塩、シアン化物、ロダン化物等の塩類、並び
にホスフィン類、ホスフィツト(亜リン酸塩)類、ベン
ゾイルアセトン、アセチルアセトリ、ニトリル類、イソ
ニトリル類および一酸化炭素等の配位子との錯体である
代表的な例としては以下のものが挙げられる:銅(II
)酸化物、鉄(III)酸化物:銅(1)−2銅(■)
−5鉄(n)−および鉄(III)臭化物、−ヨウ化物
および特に−塩化物、塩化亜鉛、並びにルテニウム、O
ジウム、パラジウム、コバルトおよびニッケルの塩化物
:銅(II)硫酸塩、鉄(■)−および鉄(III)硫
酸塩:銅(II)硝酸塩および鉄(III)硝酸塩:マ
ンガン(III)酢酸塩、銅(II)酢酸塩、銅(II
)ステリアリン酸塩、鉄(111)クエン酸塩、銅(I
)シアン化物:ルテニウム(■)−ジクロロ−トリス−
トリフェニルホスフィン、Oジウムージクロロ−トリス
−トリフェニルホスフィン、:りOムーおよびニッケル
アセチルアセトナート、銅(n)アセチルアセトナート
、鉄(■)アセチルアセトナート、コバルト(■)−お
よびコバルト([[I)アセチルアセトナート、マンガ
ンl)アセチルアセトナート、銅(■)ベンゾイルアセ
トナート二鉄カルポニルーシクロペンタジエニ錯体:モ
リブデンカルボニルシクロペンタジェニル錯体、クロム
トリカルボニルアリール錯体、ルテニウム(II )−
アセタート錯体、クロム−およびモリブデンヘキサカル
ボニル、二1ンケルテトラ力ルボニル、鉄ペンタカルボ
ニル、コバルト−およびマシガシ力ルボニル。
上記の金属と金属化合物および/または他の添加物との
混合物、例えば銅粉と前記の銅化合物の1種との組合わ
せ:銅粉とりチウムハロゲニド(塩化リチウム等)また
はイソシアニド(tert−ブチルイソシアニド等)と
の混合物:鉄粉と鉄([1)塩化物との、場合によって
は一酸化炭素をも添加した混合物:鉄(In)塩化物と
ベンゾインとの混合物:鉄(n)−または鉄(I[I)
塩化物とトリアルキルホスフィツトとの混合物:鉄ペン
タカルボニルとヨードとの混合物を使用することもでき
る。
好ましいのは、鉄(n)および鉄(I[I)の、塩類お
よび錯体、特に鉄(n)−および鉄(In)塩化物、並
びに鉄粉:ルテニウム(I[I)塩化物、ルテニウム(
n)ジクロo−トリス−トリフェニルホスフィシ、銅粉
、青銅、銅CI)および銅(rl)の塩類および錯体、
例えば銅(I)塩化物、銅(Il)塩化物、銅CI)臭
化物、銅(■)臭化物、銅(n)酢酸塩、銅(n)アセ
チルアセトナート、銅(n)ベンゾイルアセトナート、
銅(■)硫酸塩、銅(n)硝酸塩、銅(I)シアン化物
および銅(I)ヨウ化物である。
特に好ましいのは銅粉、青銅、銅(I)−および銅(!
り塩化物または一臭化物および銅(I)ヨウ化物、並び
にそれらの混合物である。
触媒は、通常アルデヒド類に対して約0.01〜10m
o1%、好ましくは0.1〜5mo1%の量で使用され
る。
前述したアルデヒドのアクリロニトリル、メタクリOニ
トリルまたはα−トリフルオルメチル−アクリロニトリ
ルへの付加は、不活性有機溶媒の存在下で行うのがよい
、適当な溶媒は触媒が充分溶解するか触媒と錯体を形成
することができて、反応成分に対して不活性なものであ
る。適当な溶媒の例としては以下のものが挙げられる。
アルカンカルボン酸ニトリル、特に炭素原子数が2〜5
のもの、例えばアセトニトリル、プロピオニトリルおよ
びブチロニトリル:アルコキシ基の炭素原子数が1〜2
の3−アルコキシプロピオニトリル、例えば3−エトキ
シプロとオニトリルおよび3−エトキシプロとオニトリ
ル:芳香族ニトリル、特にベンゾニトリル:好ましくは
炭素原子数が3〜8の脂肪族ケトン、例えばアセトン、
ジエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、ジイソプ
ロピルケトン、メチル−tert−プチルケトシ:/¥
!素原子数が2〜6の脂肪族モノカルボン酸のアルキル
−およびアルコキシアルキルエステル、例えばギ酸メチ
ル−および−エチルエステル、酢酸メチル−1−エチル
−1−n−ブチル−および−イソブチルエステル並びに
1−アセトキシ−2−メトキシエタン:環状エーテル、
例えばテトラヒドロフラン、テトラヒドロビランおよび
ジオキサン:アルキル基の炭素原子数がそれぞれ1〜4
のジアルキルエーテル、例えばジエチルエーテル、ジ−
n−プロピルエーテルおよびジイソプロピルエーテル:
アルキル基の炭素原子数が1〜3のアルカンカルボン酸
のff、N−ジアルキルアミド、例えばに、N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ff
、N−ジエチルアセトアミドおよびff、N−ジメチル
メトキシアセトアミド:アルキル基の炭素原子数がそれ
ぞれ1〜4のエチレングリコール−およびジエチレング
リコールジアルキルエーテル、例えばエチレングリコー
ルジメチル−1−ジエチル−および−ジーn−ブチルー
エーテル:ジエチレングリコールジエチル−および−ジ
ーn−ブチルエーテル:ホスホル酸トリス−に、N−ジ
メチルアミド(ヘキサメタボールHexametapo
l ) 、更に過剰のアクリロニトリル、メタクリロニ
トリルまたはα−トリフルオルメチルアクリロニトリル
を溶媒として使用することもできる。  − 付加反応に対する好ましい溶媒は、炭素原子数が2〜5
のアルカンカルボン酸ニトリルおよびアルキル基の炭素
原子数が1〜2の3−アルコキシプロピオニトリル、特
にアセトニトリル、ブチロニトリルおよび3−メトキシ
プロとオニトリル、または反応成分として使用される不
飽和ニトリル類である。
式■の中間生成物も新規物質である。
式■の化合物の環化は開放系または閉鎖系で約θ〜22
0℃特に約100〜200℃の温度で行われる。好まし
くは環化は開放系で行われる。開放系での環化の際には
塩化水素の存在下、または反応条件下で塩化水素を形成
する物質、例えばホスゲン、三塩化ホウ素、塩化アルミ
ニウム、アルキル基の炭素原子数がそれぞれ1〜4のト
リアルキルアンモニウムクロリド、五塩化リン、オキシ
塩化リンまたは三塩化リンの存在下で行うのが好都合で
ある。好ましくは環化は塩化水素の存在下で行われる。
環化は溶媒を添加せずに液相または気相で、式■の化合
物を単に加熱することによって行うのが好ましい、しか
し有機溶媒の存在下で環化を行うこともできる。有機溶
媒としては、具体的には塩素化脂肪族炭化水素、例えば
クロロホルム、塩化メチレンおよびテトラクOルエクン
:塩素化されていてもよい芳香族炭化水素、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレンおよびクロルベンゼン:炭素
原子数が1〜3のアルカンカルボン酸のにN−ジアルキ
ルアミド、例えばに、N−ジメチルホルムアミド、に、
N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセトア
ミドおよびに、N−ジメチルメトキシアセトアミド:環
状アミド、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N−ア
セチル−2−ピロリドンおよびN−メチル−ε−カプロ
ラククム:炭酸のアミド、例えばテトラメチル尿素およ
びジモルホリノ力ルボニル:亜リン酸、リン酸、フェニ
ルホスホン酸またはアルキル基の炭素原子数が1〜3の
アルキルホスホン酸の、アミド、例えばリン酸トリアミ
ド、リン酸−トリス−(N、 N−ジメチルアミド)、
リン酸トリモルホリド、リン酸トリとロリニド、亜リン
酸−トリス−(K N−ジメチルアミド)、メタンスル
ン酸−ビス−(K N−ジメチルアミド):硫酸または
脂肪族若しくは芳香族スルホン酸の、アミド、例えばテ
トラメチルスルファミド、メタンスルホン酸ジメチルア
ミドまたは0−?−ルエンスルホン酸アミド:前記した
種類の脂肪族ケトン、環状エーテル、ジアルキルエーテ
ル、並びにエチレングリコール−およびジエチレングリ
コールエーテル、並びに三塩化リンおよびオキシ塩化リ
ン。
環化に対する好ましい溶媒はクロロホルム、塩化メチレ
ン、環状エーテルおよびアルキル基の炭素原子数がそれ
ぞれ1〜4のジエチルエーテル、特にジオキサンおよび
ジエチルエーテル、並びに炭素原子数が1〜3のアルカ
ンカルボン酸のKN−ジアルキルアミド、特にKN−メ
チルホルムアミドである。
このクロルピリジン類の新規な製造方法は、付加反応で
生成した式■の化合物18:まず単離し、次いで第二の
反応工程で環化すること【こよって有利に夾施すること
ができる。この場合側々の反応工程は前述のようにして
行われる。
好ましい一実施形態によれば、前述したアルデヒド類を
閉鎖系で溶媒としてのアセトニトリル、ブチロニトリル
または3−メトキシプロビオニトリル中、70〜160
℃の温度にて、銅粉、青銅、銅(I)若しくは銅(■)
の塩化物若しくは臭化物、または銅(I)のヨウ化物、
あるいはこれらの物質の混合物の0.1〜5mo1%の
存在下で、アクリロニトリル、メタクリロニトリルまた
はα−トリフルオルメチル−アクリロニトリルと反応さ
せ、溶媒の分離後得られた式■の化合物を開放系で10
0〜200℃の温度で塩化水素または反応条件下で塩化
水素を形成する物質の存在下で環化して式Iの化合物と
する。
しかし、式■の中間生成物を単離せずに、付加反応と環
化反応を1つの操作で行うこともできる。この場合には
、アルデヒド類とアクリロニトリノー、メタクリロニト
リルまたはα−トリフルオルメチル−アクリロニトリル
とから式1のクロルとリジン類を得る反応は70〜22
0℃、特に130〜200℃の温度で行うのが好゛まし
い、このときには開放系でも閉鎖系でも英施することが
できる0反応を開放系で行う場合には、塩化水素の存在
下または反応条件下で塩化水素を形成する物質の存在下
で行うのがよい、そのような物質は、例えばホスゲン、
三塩化ホウ素、塩化アルミニウム、アルキル基の炭素原
子数がそれぞれ1〜4のトリアルキルアンモニウムクロ
リド、五塩化リン、オキシ塩化リンまたは三塩化リンで
ある0式Iのり0ルビリジンの一段階での製造は閉鎖系
で、その時の反応温度に対応する圧力、即ち、例えば1
〜50バー、ルの範囲の圧力下で行うのが好ましい、一
段階での式■の化合物の合成は閉鎖系で1〜30バール
の圧力下で行うのが特に好ましい。
この一段合成も触媒の存在下で、かつ不活性有機溶媒の
存在下で行うのが好都合である。触媒および溶媒として
は最初に記載した種類のものであって好ましい触媒およ
び触媒量に関連して述べたものが挙げられる。
一段階で実施する方法に対する好ましい溶媒は、炭素原
子数が2〜5のアルカンカルボン酸ニトリルおよびアル
キル基の炭素原子数が1〜2の3−アルコキシプロピオ
ニトリルである。特に適当な溶媒はアセトニトリル、ブ
チロニトリルおよび3−メトキシブOビオニトリルまた
は反応成分として使用する過剰の不飽和ニトリルである
0反応終了後、式1のクロルピリジンは通常の方法、例
えば溶媒を留去して、粗生成物を蒸留するか、場合によ
っては水蒸気蒸留するかして単離することができる。
更に有利な実施態様によれば、閉鎖系でアルデヒドとア
クリロニトリル、メタクリロニトリルまたはα−トリフ
ルオルメチルアクリOニトリルを溶媒のアセトニトリル
、ブチロニトリルまたは3−メトキシプロとオニトリル
中、銅粉、青銅、銅CI)若しくは銅(II)の塩化物
若しくは臭化物、または銅(I)のヨウ化物、あるいは
これらの物質の混合物の0.1〜5mo 1%の存在下
で、130〜200℃で、その時の反応温度に対応する
圧力下にてM接反応させて式IのりOルどリジン類とす
る。
2.3−ジクロル−5−トリフルオルメチルとリジンを
含む式1のりOルビリジン類は、公知の方法で−または
多数の中間工程を経て種々の有効物質の製造、特に殺虫
剤および除草剤の製造に使用される(例えば、スイス特
許第622.170号、ヨーロッパ特許公開公報第00
176号、同M 00483号および同第04414号
:ヨーロッパ特許出願第818101818号:ドイツ
公開公報第2812649号および同第2748636
号:南アフリカ特許第7.802.440号二日本特許
公報54−115380号、同55−038356号、
同第55−079369号および同第56−39069
号およびベルギー特許明細書第882325号参照)。
〔発明の実施例〕
本発明を以下の参考例および実施例にしたがいより詳細
に説明する。
参考例1 a)4−ホルミル−2−メチル−2,4,4−トリクロ
ルブチロニトリルの製造 トリクロルアセトアルデヒド+4.79、メタクリロニ
トリル13.59および銅粉(Or9.5ynth、C
o11゜Vol、III、 339中に青銅として記載
されている方法により活性化したもの)  0.39@
アセトニトリル30耐と共にエナメル製オートクレーブ
中で15時間加熱した。冷却後、溶媒を水流ポンプによ
り減圧にしながら約40〜50℃で留去した。残留物に
ジエチルエーテル5j)mlを加え、沈殿した銅のスラ
ッジを濾別した。ジエチルエーテルを留去した後、残留
物を高真空下で精留した。 13paで76〜78℃で
沸騰する留分を集めた。4−ホルミル−2−メチル−2
,4,4−)−リクOルブチOニトリル+3.1+を無
色油状物としで得た。
IR−スペクトル(液膜) :  2250(CN)、
+750(CO)Cm  。
’H−NMR−スペクトル(60MHz 、 C0Ch
中):9.30 (s、IH,−CHo) ; 3.2
2(s、2H,C−3のH2)=2.60 (S、3H
,−C)13 )  ppm。
C:686CIajlO(分子量214.48)として
元素分析:計算値 C33,60χ H2,82χ N
 6.53χC149,59χ 実測値 C34,1χ H3,1χ N6.8χCI 
48.6χ b)2.5−ジクロル−3−メチルビリジンの製造醤考
例1a)により得られた4−ホルミル−2〜メチル−2
,4,4−トリクロルブチロニトリル21.49を、乾
燥HCIガス流を弱く導入しながら145℃に4〜5時
間加熱した。冷却後、黒味を帯びた溶融物を水蒸気蒸留
した。2.5−ジクロル−3−メチルとリジン9.99
を無色の結晶として得た。
融点:42℃(CHaOH/ H20容量比4:1から
再結晶)。
IH−NMR−スペクトル(60MHz 、 CDCl
3中)二8゜+5(d、 IH,C−6の)I) : 
7.50(d、 IH,C−4のH):2.40(s、
3H,−C)la)  : Ppm、。
C6H3C12N (分子量162.02 )としての
元素分析計算値 C44,48χ l(3,11χ N
 8.65χCI 43.77χ 実測値 C44,4χ H2,9χ N769χCI 
53.8χ。
実施例1 a)2.2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロ
とオンアルデヒドの製造 4.4−ジクロル−5,5,5−トリフルオル−2−メ
チル−2−ペンテンカルボン酸メチルエステル(100
,49)の氷酢酸(80(lal)溶液中に20℃でオ
ゾン(酸素との混合物) 19.29を導入した0次い
で亜鉛末(+59)の水(15ml)懸濁液を加えて、
蒸留し、生成した2、2−ジクロル−3,3,3−トリ
フルオルプロピオンアルデヒドを常圧蒸留した。 52
.89の生成物を無色の刺激臭ある液体として得た。
沸点:66〜67°C0 IR(CC14) : v(Co)1770cm−’ 
1)1− NMロースベクトル(CDC13)  : 
6 =  9.3(q、J・2H2) ppm 。
C3HChF30  (分子量180.9)としての元
素分析計算値 C+9.92χ H0,56χ N31
゜50χC139,+9χ 実測値 C20,2χ HO58χ N 30.9χC
138,5χ。
b)4−ホルミル−2,4−ジクロル−5,5,5−ト
リフルオルバレロニトリルの製造 2.2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロピオ
ンアルデヒド369、アセトニトリル3Qsnl、アク
リロニトリル80鳳1および銅(I)塩化物0.59の
混合物をタンタル製オートクレーブ中で12時間加熱し
た。実施例1a)に従って後処理して、4−ホルミル−
2,4−ジクロル−5,5,5−トリフルオルバレロニ
トリルを無色油状物として得た。
沸点=85〜86℃/ 900pa。
IR(CCIn  )  :  v(CN)  550
cm−重 、  v (CO)1750cm−’’)l
 −NMR−スペクトル(CDC13)  : 5〜9
.56(m、I)1.CHO)  :  4.7(m、
l)1.c−2−3)  :  2.7〜3、.3  
(m、2H,C−3)1 ) ppm  (ジアステレ
オマー混合物)。
C6H4C1zFaNO(分子量234.0)としての
元素分析: 計算値 C30,80χ HL73χ N 5.99χ
CI 24.36χ 実測値 C31,5χ H2,0χ H5,9χC12
3,8χ。
c)2.3−ジクロル−5−トリフルオルメチルとリジ
ンの製造 実施例1b)より得た4−ホルミル−2,4−ジクロル
−5,5,5−トリフルオルバレロニトリル25.09
をタンタル製オートクレーブ中で銅粉0.19と共に1
70℃で5時間加熱した。水蒸気蒸留して、2.3−ジ
クロル−5トリフルオルメチルとりジンN、991Fr
無色の胡轍臭を有する油状物として得た。
沸点:80℃/3325pa。
’H−NMR−スペクトル(CDC13) : 5〜8
.63(d、J=2Hz、I)I) : 8.03 (
d、J−2Hz、IH) ppm 。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2,2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプ
    ロピオンアルデヒド。
  2. (2)目的生成物に対応するオレフィンをオゾン分解に
    付し、反応生成物を還元的に処理する工程を有する2,
    2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロピオンア
    ルデヒドの製造方法。
JP662086A 1980-08-27 1986-01-17 2,2−ジクロル−3,3,3−トリフルオルプロピオンアルデヒドおよびその製造方法 Granted JPS61191642A (ja)

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CH644780 1980-08-27
CH3834/81-0 1981-06-11

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