JPS6118845Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6118845Y2 JPS6118845Y2 JP17361481U JP17361481U JPS6118845Y2 JP S6118845 Y2 JPS6118845 Y2 JP S6118845Y2 JP 17361481 U JP17361481 U JP 17361481U JP 17361481 U JP17361481 U JP 17361481U JP S6118845 Y2 JPS6118845 Y2 JP S6118845Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cutter
- hole
- protrusion
- rising
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気かみそりの外刃に係り、殊に外刃
に形成される起毛用の突起に関するものであつ
て、起毛用の突起を外刃基材と別体の弾性材で形
成することにより、電鋳やプレス加工による精巧
な製造を可能とし、かつしなやかな可撓や優れた
起毛効果の長所を有する外刃を提供するものであ
る。
に形成される起毛用の突起に関するものであつ
て、起毛用の突起を外刃基材と別体の弾性材で形
成することにより、電鋳やプレス加工による精巧
な製造を可能とし、かつしなやかな可撓や優れた
起毛効果の長所を有する外刃を提供するものであ
る。
電気かみそりの外刃には、長いヒゲやくせ毛の
導入口への導入を容易にするために起毛用の突起
が形成されるが、従来かかる起毛用の突起の断面
形状はアーチ状であつた。ところで、外刃は一般
に電鋳又はプレス加工により製造されるが、第1
図に示すように電鋳によりアーチ状の突起1を形
成した場合、母型2からより多く突出した部位ほ
ど金属イオンは誘着されやすいため、突起1は根
元部の厚さt1よりも頂部の厚さt2の方が厚くなつ
てしまい、また外刃全体の厚さH1も厚くなつて
外刃しなやかな可撓性を失い、肌当て等により外
刃が作用した場合、応力は厚さの薄い根元部に集
中して外刃は異常変形し、更には折損亀裂を生じ
てしまうこともあつた。
導入口への導入を容易にするために起毛用の突起
が形成されるが、従来かかる起毛用の突起の断面
形状はアーチ状であつた。ところで、外刃は一般
に電鋳又はプレス加工により製造されるが、第1
図に示すように電鋳によりアーチ状の突起1を形
成した場合、母型2からより多く突出した部位ほ
ど金属イオンは誘着されやすいため、突起1は根
元部の厚さt1よりも頂部の厚さt2の方が厚くなつ
てしまい、また外刃全体の厚さH1も厚くなつて
外刃しなやかな可撓性を失い、肌当て等により外
刃が作用した場合、応力は厚さの薄い根元部に集
中して外刃は異常変形し、更には折損亀裂を生じ
てしまうこともあつた。
また、プレス加工により製造した場合、アーチ
状の突起には塑性変形加工に伴う応力が残留しや
すく、また続いて行なわれる焼入れ時にはこの残
留応力によりしわや歪などの変形が生じやすい欠
点があつた。
状の突起には塑性変形加工に伴う応力が残留しや
すく、また続いて行なわれる焼入れ時にはこの残
留応力によりしわや歪などの変形が生じやすい欠
点があつた。
更に、アーチ状だと厚さH1がどうしても厚く
なり、断面二次モーメントが大きくなつてしなや
かに屈曲変形することは困難となり、外刃を外刃
ホルダーにアーチ状に屈曲させて張設すると、突
起の根元部が内方に異常に突出して変曲点となり
内刃に突き当つてしまい、内刃を駆動すると破損
したり、或いは内刃の刃先が局部的に異常摩耗し
て切れ味が低下するなどの問題があつた。
なり、断面二次モーメントが大きくなつてしなや
かに屈曲変形することは困難となり、外刃を外刃
ホルダーにアーチ状に屈曲させて張設すると、突
起の根元部が内方に異常に突出して変曲点となり
内刃に突き当つてしまい、内刃を駆動すると破損
したり、或いは内刃の刃先が局部的に異常摩耗し
て切れ味が低下するなどの問題があつた。
そこで、本考案は起毛用突起の形状を改良する
ことにより、上記した従来のものの欠点を解消す
るようにした外刃を提供する目的でなされたもの
であり、以下図面に沿つて実施例の説明を行な
う。
ことにより、上記した従来のものの欠点を解消す
るようにした外刃を提供する目的でなされたもの
であり、以下図面に沿つて実施例の説明を行な
う。
第2図は外刃の一部切欠斜視図、第3図は、X
−X断面図、第4図は本外刃を張設した往復動式
電気かみそりの斜視図であつて、本外刃3には短
いヒゲを剃るための略方形孔4の他、長いヒゲを
剃るための導入口5が形成されている。第4図に
示すようにこの導入口5は、外刃ホルダー6にア
ーチ状に張設された外刃3の下端部に図示しない
内刃の往復動方向(矢印a)に沿つて一列に形成
されており、かつ各導入口5の間には起毛用の突
起7が形成されている。
−X断面図、第4図は本外刃を張設した往復動式
電気かみそりの斜視図であつて、本外刃3には短
いヒゲを剃るための略方形孔4の他、長いヒゲを
剃るための導入口5が形成されている。第4図に
示すようにこの導入口5は、外刃ホルダー6にア
ーチ状に張設された外刃3の下端部に図示しない
内刃の往復動方向(矢印a)に沿つて一列に形成
されており、かつ各導入口5の間には起毛用の突
起7が形成されている。
この突起7はリブ8と、このリブ8に装着され
た弾性体9とから成つている。リブ8は外刃3の
基板10から起立する立上り部81と、立上り部
81に連接する水平な頂部82から成つており、
頂部82の中央には孔83が形成され、孔83の
縁部は下方に屈曲する突部84となつている。そ
して、弾性体9は頂部82を表裏から包み込むよ
うに装着してあり、孔83の突部84の喰込み効
果と相俟つて、容易にリブ8から脱落しないよう
になつている。裏面側の弾性体9はもつぱら脱落
防止を主としているものであつて、裏面全体を覆
う必要はない。この弾性体9としては、肌当てに
際しての滑りすぎを抑えるとともに、起毛効果を
上げるために、シリコンゴム、SBR、NBRなど
の適度の摩擦係数を有する各種ゴムや高圧ポリエ
チレン等の弾性材が適している。なお、説明の都
合上第2図において弾性体9の一部は仮想線にて
表わしている。
た弾性体9とから成つている。リブ8は外刃3の
基板10から起立する立上り部81と、立上り部
81に連接する水平な頂部82から成つており、
頂部82の中央には孔83が形成され、孔83の
縁部は下方に屈曲する突部84となつている。そ
して、弾性体9は頂部82を表裏から包み込むよ
うに装着してあり、孔83の突部84の喰込み効
果と相俟つて、容易にリブ8から脱落しないよう
になつている。裏面側の弾性体9はもつぱら脱落
防止を主としているものであつて、裏面全体を覆
う必要はない。この弾性体9としては、肌当てに
際しての滑りすぎを抑えるとともに、起毛効果を
上げるために、シリコンゴム、SBR、NBRなど
の適度の摩擦係数を有する各種ゴムや高圧ポリエ
チレン等の弾性材が適している。なお、説明の都
合上第2図において弾性体9の一部は仮想線にて
表わしている。
上記のように、リブ8の頂部82は水平にして
いるので、その高さH2を従来のアーチ状突起の
高さH1よりも相当低くすることができる。従つ
て、かかるリブ8を電鋳により形成する場合、母
型からの頂部82の突出高さH2は低いので、そ
れだけ金属イオンが部分的に異なることも少なく
なり、立上り部81の根元部の厚さt3と頂部82
の厚さt4をほぼ等しくすることができる。
いるので、その高さH2を従来のアーチ状突起の
高さH1よりも相当低くすることができる。従つ
て、かかるリブ8を電鋳により形成する場合、母
型からの頂部82の突出高さH2は低いので、そ
れだけ金属イオンが部分的に異なることも少なく
なり、立上り部81の根元部の厚さt3と頂部82
の厚さt4をほぼ等しくすることができる。
また、プレス加工により形成する場合、頂部8
2の高さH2が低く、しかも孔83が形成される
ので、塑性加工に伴うひずみや残留応力はきわめ
て小さくなり、続いて行なわれる焼入れにより生
じるひずみも孔83に吸収されるから、しわや歪
を生じることもない。
2の高さH2が低く、しかも孔83が形成される
ので、塑性加工に伴うひずみや残留応力はきわめ
て小さくなり、続いて行なわれる焼入れにより生
じるひずみも孔83に吸収されるから、しわや歪
を生じることもない。
更に、頂部82は低く、しかも孔83が形成さ
れるため、リブ8の断面二次モーメントは小さく
なり、しなやかな可撓性が確保される。
れるため、リブ8の断面二次モーメントは小さく
なり、しなやかな可撓性が確保される。
従つて、本外刃3を外刃ホルダー6にアーチ状
に張設しても、根元部が内方に突出して内刃に突
き当たることはない。また、弾性体9により突起
7の表面の摩擦係数が確保されるから、過度のス
ベリを抑止でき、起毛効果を十分に上げることが
できる。
に張設しても、根元部が内方に突出して内刃に突
き当たることはない。また、弾性体9により突起
7の表面の摩擦係数が確保されるから、過度のス
ベリを抑止でき、起毛効果を十分に上げることが
できる。
なお、本考案は上記実施例のものに限定される
ものではなく、例えば回転転式電気かみそりに適
用してもよい。もち論この場合は、起毛用突起は
環状に配列することおよび放射状に配列すること
も可能である。
ものではなく、例えば回転転式電気かみそりに適
用してもよい。もち論この場合は、起毛用突起は
環状に配列することおよび放射状に配列すること
も可能である。
以上説明したように、本考案に係る外刃は電鋳
或いはプレス加工の何れによつても、厚さのバラ
つきやひずみ、大きな残留応力のない精巧なもの
を製造することができ、従つてしなやかな可撓性
が十分に確保される他、上記したような種々の効
果を奏することができる。
或いはプレス加工の何れによつても、厚さのバラ
つきやひずみ、大きな残留応力のない精巧なもの
を製造することができ、従つてしなやかな可撓性
が十分に確保される他、上記したような種々の効
果を奏することができる。
第1図は従来のものの製造中の要部側面図、第
2図は本考案の外刃の実施例の一部切欠斜視図、
第3図はX−X断面図、第4図は電気かみそりの
斜視図である。 3……外刃、7……起毛用突起、8……リブ、
81……立上り部、82……頂部、83……孔、
9……弾性体、10……基板。
2図は本考案の外刃の実施例の一部切欠斜視図、
第3図はX−X断面図、第4図は電気かみそりの
斜視図である。 3……外刃、7……起毛用突起、8……リブ、
81……立上り部、82……頂部、83……孔、
9……弾性体、10……基板。
Claims (1)
- 外刃3の基板10から起立する立上り部81
と、該立上り部81に連接する水平頂部82とか
らなるリブ8の水平頂部82に孔83を形成し、
かつこの孔83を介して水平頂部82を表裏を連
続する弾性体9を装着した起毛用突起7を設けた
ことを特徴とする電気かみそりの外刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17361481U JPS5877673U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 電気かみそりの外刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17361481U JPS5877673U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 電気かみそりの外刃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5877673U JPS5877673U (ja) | 1983-05-25 |
JPS6118845Y2 true JPS6118845Y2 (ja) | 1986-06-07 |
Family
ID=29965486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17361481U Granted JPS5877673U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 電気かみそりの外刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5877673U (ja) |
-
1981
- 1981-11-20 JP JP17361481U patent/JPS5877673U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5877673U (ja) | 1983-05-25 |
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