JPS608846Y2 - 振動式電気かみそり機の内刃 - Google Patents

振動式電気かみそり機の内刃

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JPS608846Y2
JPS608846Y2 JP4340279U JP4340279U JPS608846Y2 JP S608846 Y2 JPS608846 Y2 JP S608846Y2 JP 4340279 U JP4340279 U JP 4340279U JP 4340279 U JP4340279 U JP 4340279U JP S608846 Y2 JPS608846 Y2 JP S608846Y2
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JP
Japan
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inner cutter
cutter
blade
inner blade
cutting edge
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Expired
Application number
JP4340279U
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English (en)
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JPS55271U (ja
Inventor
功 小口
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動式電気かみそり機の内刃の改良に関し、主
に切れ味の向上と快適な剃り心地をもたらすことを目的
としたものである。
一般に振動式電気かみそり機の切れ味を追求する場合、
ヒゲをいかに抵抗少なく切削できるかということが大き
な課題となる。
アーチ状なる外刃の細孔に入り込んだヒゲを外刃面に圧
接された内刃が一方向に振動することによって切削する
振動式電気かみそり機においては、固定されている外刃
に比べ運動する内刃、それも特に刃先形状がヒゲ切削抵
抗に対しはるかに大きく影響してくることは一目瞭然で
ある。
多数の板状にしてアーチ状なる内刃体を保持した内刃に
おいて、従来の多くのものは内刃体刃先角度であり、ヒ
ゲの切削抵抗が大きくなって次のような問題点が生じて
いる。
第一に切れ味を損ねている。
すなわちヒゲをシャープに短かく早く剃ることができず
、特にヒゲが濃く堅く太い人の場合には、ヒゲのひつば
りを招いていて心地よい剃り味をもたらすことができな
い。
第二にヒゲ剃り時に内刃が外刃から離れないようにする
ため、外刃と内刃の接触圧が極めて高くなっているが、
これは外刃と内刃の摩擦による発熱が大きくなって皮膚
の感触が悪くなり消費電力が高くなり更に外刃と内刃の
摩耗、破損を招き易くしている。
又、金属及び合成樹脂の成形あるいはピンを用いて内刃
体を連結保持する内刃連結部材は、従来は第6図のよう
に内刃体平面形状の中央部19しかも刃先に近い部分と
側方両端部18とを連結保持していた。
ヒゲ切削時には内刃体が微振動するとヒゲ切削を良好に
するのであるが、前述の場合、微振動させるためには内
刃体の板厚を薄くするという制限が加えられていた。
従って内刃体刃先を鋭角にしたものにおいては多くの場
合、内刃体の板厚が厚くなりよって内刃体に微振動を与
えることができず。
それだけ切れ味をそこねてしまう。
当然のことながらヒゲ切削による快適な切削音も発生し
なくなることと相まって、該刃先を鋭角にする本来の効
果をもたらすことができないという欠点があった。
又、内刃体平面球状の中央部にも内刃連結部材が配設さ
れているから、その分だけ内刃総体の重量が重くなり内
刃往復振動の反作用によって、手に加わる振動が大きく
なり剃り心地を悪くしている。
更に、内刃体平面形状の中央部しかも刃先に近い部分に
内刃連結部材が配設されているから、該内刃連結部材と
内刃体刃先の間にヒゲ屑が外刃細孔から外部に飛び出し
て非常な不快感をもたらし、たまったヒゲ屑を掃除する
というわずられしさが伴なった。
本考案はこのような欠点を除去するもので、その要旨は
内刃体先端に鋭角な刃先を形成し、該内刃体側方両端部
においてのみ内刃連結部材に連結保持され、内刃体平面
形状の形状幅は中央部が狭く側方両端部が広くなるよう
に徐々に変化させ、しかも、各寸法を最適になしたもの
であって、主に切れ味の向上と快適な剃り心地をもたら
すものである。
以下本考案を図面に示す一実施例に基づいて詳細に説明
する。
1は本体ケースであり、内部には振動機構(図示せず)
を内蔵しており、往復に振動する振動子2が上面開口部
3から突設している。
4は本体ケース1によって位置決めされ、多数の細孔5
を有する外刃6を保持する外枠である。
7は振動子2に遊嵌された内刃8を押し上げている内刃
スプリングであり、内刃Bは板状になった数十枚の半円
形状又は円板状なる内刃体9が内刃連結部材である内刃
基体10に保持されて、内刃スプリング7によって外刃
6に圧接され、振動子2によって一定方向に往復振動し
、外刃6の細孔5に侵入したヒゲ11を該外刃6の刃部
6aと内刃体9の刃部9aとによって切削することにな
っている。
この時該内刃体9は、第4図に示す如く板材をプレス押
しし、第5図のように最少厚部13を強度的に十分であ
る0、07〜0.1rIr!n程度の厚さにした凹溝1
4.15を形成している。
この時、該凹溝14゜15の上部16を研削することに
よって該刃先9aを鋭角にすることができる。
該凹溝14,15は互いに異なった形状で形成してもよ
いし、互いに対称形状で形成してもよい。
更に内刃体9は第4図のように側方両端部18において
のみ金属あるいは合成樹脂によって形成された内刃基体
10に保持され、中央部19はフリー状態となっている
この時内刃基体は、ピン・パイプあるいはそのたぐいの
ものにより内刃体を連結保持してもよい。
しかも内刃体平面形状の形状幅20は、中央部19にお
いて狭く、側方両端部18が広くしかも除々に広くなっ
ている。
従って、本考案の効果は、まず切れ味の向上をもたらす
第一に内刃体先を鋭角にすることができるので、ヒゲを
抵抗少なく切削することができる。
このことはヒゲ切削断面を顕微鏡などで拡大してみると
、内刃体刃先が直角であるものに比べ本考案の実施例の
場合は、はるかにシャープでなめらかな断面状態になっ
ている。
又、特にヒゲが濃く堅く太い場合にもヒゲのひつばりを
招くこともない。
外刃と内刃の接触圧を低くすることができるので、外刃
と内刃の摩擦による発熱を防ぎ、皮膚の感触を良好に保
ち消費電力を押え、かつ外刃の摩耗・破損を防止できる
更に内刃体は側方両端においてのみ内刃基体に保持され
、中央部はフリーとなっているため、内刃体に微振動を
与えようとして内刃体板厚を薄くするという制限を加え
る必要がない。
ことに内刃体刃先を鋭角にしようとして、内刃体板厚が
多少厚くなったとしても、次に述べる内刃体平面形状の
効果を相まってヒゲ切削時には内刃体を微振動させるこ
とができる。
内刃体平面形状の形状幅は、加工上・強度上から最適な
ように中央部が必要最少限狭くなっており、側方両端部
が広く、しかも徐々に変化しているため、該内刃体はた
わみ易くなりスムースに微振動し、しかもたわみによる
応力が内刃体全域に均一化するので、内刃体の破損を防
ぎいつまでも変らない優れた切れ味をもたらす。
当然のことながらヒゲの切削による快適な切削音も発生
する。
以上のように内刃体側方両端部においてのみ内刃基体に
保持されること及び内刃体平面形状の形状幅は中央部が
狭く側方両端部が広いことは内刃体刃先を鋭角にする本
来の効果をもたらせるものである。
このように内刃体平面形状には無駄な部分がないため、
内刃体の重量を少なくすることができ、これは内刃体平
面形状の中央部に内刃基体が配設されていないことと共
に内刃の重量を軽くすることができ、内刃往復振動の反
作用によって手に不快な振動をもたらすことを防ぐこと
ができる。
更に内刃体平面形状の中央部しかも刃先に近い部分に内
刃基体がないので剃られたヒゲ屑は、該中央部にたまら
ないで下方に落ちてしまいヒゲ屑が外刃の細孔から外部
に飛び出して不快感をもたらすことがなくなりヒゲ屑を
掃除するわずられしさもなくなった。
以上のように本考案による効果は大きいものであるが次
のようにすると更に効果的である。
すなわち、内刃体刃先半径21を7〜12WIt、該内
刃体厚み12を0.12〜0.3mm、内刃体平面形状
幅の中央部19は1〜4mm、側方両端部18は2〜5
mm、内刃基体側方両端部間22が7〜12mmである
このようにすると前述の効果に加え、新たに次のような
効果がもたらされる。
すなわち、内刃体刃先半径21が7〜12WItである
と顔面に対しヒゲ剃りが最もし易くなる。
顔面のうち鼻の下部など狭い場所でも剃り易いし、頬な
ど広い場所でもかみそりは突っかかることなくスムース
に移動できる。
又、内刃体厚み12が0.12〜0.3mmになると第
5図のように最小厚部13は強度的に十分である0、0
7〜0.1mm程度になり、内刃体刃先幅17を0.1
藺から広くても0.2mm以下にすることができるので
、該刃幅17が外刃細孔5をむさぐことがなく、ヒゲが
外刃細孔5にスムースに入り込みヒゲの剃り残しもなく
剃り時間も短くできる。
しかも外刃、内刃の接触面積が少なくなり発熱を防ぎ、
皮膚の感触を良好に保ち、消費電力も少なくなり外刃・
内刃の摩耗・破損も防止できる。
内刃体平面形状の形状幅を前述の寸法にしておくと、次
に述べる内刃基体側方両端部間の寸法と相まってヒゲ剃
り時には、内刃体は最適に微振動し切れ味が特に良くな
る。
内刃基体側方両端部間22が7〜12mmになると、内
刃体が最適に微振動する他にヒゲ屑が内刃8からすばや
く落ちるのに効果的である。
以上詳述したように、本考案は内刃体刃先を鋭角にする
本来の効果を十分発揮するもので、特に優れた切れ味と
快適な剃り心地をもたらすかみそり機を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは本考案の実施例を示したもので
あって、第1図は要部の側断面図、第2図は第1図にお
けるA−A断面図、第3図は切削状況を示した説明拡大
図であり、第4図は内刃側断面図、第5図は第4図にお
けるB−B断面図であって、第6図は従来の内刃におけ
る側断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の板状にしてアーチ状なる内刃体を連結する内刃連
    結部材を有した内刃であり、該内刃体に形成された凹溝
    によって鋭角である刃先を有し、該内刃体側方両端部に
    おいてのみ前記内刃連結部材に連結保持され、該内刃体
    平面形状の形状幅は中央部が狭く側方両端部が広くなる
    ように徐々に変化さすと共に、内刃体刃先半径を7〜1
    2mm、内刃体平面形状幅の中央部を1〜4rIrII
    i1側方向両端部を2〜57m、内刃体厚みを0.12
    〜0.3mm、刃先幅を0.1〜0.2鴫で且つ内刃体
    板厚以下としたことを特徴とする振動式電気かみそり機
    の内刃。
JP4340279U 1979-04-02 1979-04-02 振動式電気かみそり機の内刃 Expired JPS608846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4340279U JPS608846Y2 (ja) 1979-04-02 1979-04-02 振動式電気かみそり機の内刃

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JP4340279U JPS608846Y2 (ja) 1979-04-02 1979-04-02 振動式電気かみそり機の内刃

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Publication Number Publication Date
JPS55271U JPS55271U (ja) 1980-01-05
JPS608846Y2 true JPS608846Y2 (ja) 1985-03-29

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ID=28917763

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JP4340279U Expired JPS608846Y2 (ja) 1979-04-02 1979-04-02 振動式電気かみそり機の内刃

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JP2007215595A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

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JPS55271U (ja) 1980-01-05

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