JP4180372B2 - シェービングヘッド及びこれを有するシェーバー - Google Patents
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Description
本発明は、第1のカット部材と、シェービング方向から見て前記第1のカット部材の背後に配設された第2のカット部材とを少なくとも含み、前記第1及び第2のカット部材のそれぞれが、動作時に剃られる肌との接触がなされる肌接触面に延在する略直線状の刃先を備えた板状の支持体を含んでおり、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角が、前記第1のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上である、シェービングヘッドに関する。
【0002】
また、本発明は、握り部と該握り部に装着されるシェービングヘッドとを含むシェーバーであって、前記シェービングヘッドは、第1のカット部材と、前記シェービングヘッドのシェービング方向から見て、前記第1のカット部材の背後に配設された第2のカット部材とを少なくとも含み、前記第1及び第2のカット部材のそれぞれは、動作時に前記シェービングヘッドの剃られる肌との接触がなされる肌接触面に延在する略直線状の刃先を備えた板状の支持体を含んでおり、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角は、前記第1のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上であるシェーバーに関する。
【0003】
冒頭で言及した種のシェービングヘッド及びシェーバーは、一般的に知られており、夫々、特に安全かみそりにおいて及び安全かみそりとして通常的に使用されている。従来のシェービングヘッドにおいて、カット部材のプレート状の支持体がホルダー内で略平行に配設されている。各支持体の2つの主側面は、略対称に設計されて、カット部材の刃先が、対応するカット部材の支持体の2つの主側面間に延在して、支持体の中心面に対して略対称となる先端角(チップアングル)を有するようにする。従って、従来のシェービングヘッドにおいて、各カット部材と肌接触面との間で切り込み角が略同一となり、ここで、切り込み角とは、肌接触面と、対応するカット部材の刃先の先端角の二等分線との間に形成される鋭角として定義される。従来のシェービングヘッドの欠点は、カット部材の平行な支持体の間の比較的狭い隙間にカットヘア(切られた毛)及びシェービングフォームが収集されることにある。結果として、当該隙間は、時間の経過と共に閉塞され、従来のシェービングヘッドのシェービング性能が実質的に劣化する原因となる。
【0004】
上述の欠点は、米国特許第4,562,644(A)号に開示されるシェービングヘッドにおいて多分に発生する。この従来のシェービングヘッドにおいては、肌接触面と、シェービング方向から見て第1のカット部材の背後に配設される第2のカット部材との間の切り込み角は、肌接触面と第1のカット部材との間の切り込み角に比して大きい。結果として、この従来のシェービングヘッドを用いて達成可能な肌平滑性は比較的高く、また、シェービング快適性も比較的高い。これは、従来のシェービングヘッドに適用されるようなカット部材の場合においては、達成可能な肌平滑性はカット部材と肌接触面との間の切り込み角が減少するほど増加するという事実に起因する。しかしながら、シェービング快適性は、切り込み角が減少するほど、毛に加わる引張り力が増加するという事実に起因して低減する。米国特許第4,562,644号に開示されるシェービングヘッドの場合、毛は第1のカット部材により第1にカットされる。このカット部材は、比較的小さい切り込み角を有しており、その結果、毛は、比較的快適に短くされる。次いで、第1のカット部材により短くされた毛は、より大きな切り込み角を有する第2のカット部材により更に短くされ、その結果、このより大きな切り込み角の特徴である比較的高い肌快適性が得られる。比較的大きな切り込み角を有するカット部材によって既に短くされた毛をカットすることは、かかるカット部材により比較的長い毛をカットすることに比して、ユーザが感じる痛みを非常に少ないものとし、第2のカット部材の比較的大きな切り込み角にも拘らずユーザが快適であると感じる。第2のカット部材の切り込み角が第1のカット部材の切り込み角よりも大きいので、この従来のシェービングヘッドの2つのカット部材の支持体間に、肌接触面から見て収束する(奥に行くほど狭くなる)隙間が存在することになる。その結果、動作時、カットヘア及びシェービングフォームが原因で当該隙間が比較的直ぐに閉塞されてしまう。
【0005】
本発明の目的は、従来のシェービングヘッドと同様に、第2のカット部材と肌接触面との間の切り込み角が、第1のカット部材と肌接触面との間の切り込み角以上であるが、従来のシェービングヘッドの上述した欠点が可能な限り低減された、冒頭部で言及した種のシェービングヘッド及びシェーバーを提供することを目的とする。
【0006】
この目的を達成するため、本発明によるシェービングヘッドは、前記2つのカット部材の少なくとも1つのカット部材の刃先が、該少なくとも1つのカット部材の支持体の2つの主側面の間に延在する仮想中心面に対して、他のカット部材と対向しない側に位置することを特徴とする。
【0007】
この目的を達成するため、本発明によるシェーバーは、本発明によるシェービングヘッドを使用することを特徴とする。
【0008】
2つのカット部材の少なくとも1つのカット部材の刃先が、該少なくとも1つのカット部材の支持体の仮想中心面に対して他のカット部材と対向しない側に位置する、即ち、少なくとも1つのカット部材の仮想中心面に含まれないので、該少なくとも1つのカット部材の刃先は、仮想中心面に関して非対称な先端角を有し、該先端角の二等分線が該仮想中心面とある角度をなす。この結果、該少なくとも1つのカット部材の切り込み角は、肌接触面と前記二等分線とで画成される鋭角であるが、肌接触面と前記中心面とで画成される鋭角と異なるものとなる。該少なくとも1つのカット部材の刃先は、仮想中心面に対して他のカット部材と対向しない側に位置するので、2つのカット部材の切り込み角が同一である実施例において、肌接触面から見て、2つのカット部材の支持体の間の隙間を末広がりにすることが達成される。該隙間は、二等分線と中心面との間の角度に略等しい開き角度を有する。かかる末広がり型の隙間が閉塞されるという危険性は、同一の切り込み角のカット部材を有する従来のシェービングヘッドの場合のような2つの平行な支持体間の隙間が閉塞されるという危険性に比して非常に小さくなる。第2のカット部材が第1のカット部材よりも大きな切り込み角を有する実施例では、カット部材の支持体間の隙間が付与されるが、カット部材の少なくとも1つの刃先の前記位置の結果として、当該隙間は、肌接触面から見て、上述の米国特許第4,562,644号から知られるシェービングヘッドに比して、より少ない度合いの収束型の隙間(先が狭くなる隙間)若しくは依然として末広がり型の隙間である。かかるより少ない度合いの収束型の隙間若しくは依然として末広がり型の隙間が閉塞されるという危険性は、上述の米国特許第4,562,644号から知られるシェービングヘッドの場合の如く、2つのより大きな度合いの収束型の支持体間の隙間が閉塞されるという危険性に比して、大幅に低減される。
【0009】
本発明によるシェービングヘッドの特定の実施例は、前記少なくとも1つのカット部材の前記刃先が、該少なくとも1つのカット部材の支持体の、他のカット部材と対向しない側の主側面と、他のカット部材と対向する側の主側面に設けられた切り子面とによって主に画成される先端角を有することを特徴とする。この特定の実施例においては、刃先は、該少なくとも1つのカット部材に、支持体の片方の主側面だけに切り子面を設けることによって付与される。この結果、刃先は、たがね状(彫刻刀のような)の先端角を有する。このようにして、先端角の二等分線と支持体の仮想中心面との間に画成される角度が可能な限り大きくなる。この結果、同一の切り込み角を有するカット部材を含む実施例において、カット部材の支持体間の隙間は、大きな度合いの末広がり型となり、若しくは、第2のカット部材が第1のカット部材に比して大きな切り込み角を有する実施例においては、より小さい度合いの収束型の隙間、又は、依然として大きな度合いの末広がり型の隙間が、カット部材の支持体間に付与される。
【0010】
本発明によるシェービングヘッドの更なる実施例は、前記シェービングヘッドは、2つのみのカット部材を備えており、第1のカット部材の刃先は、該第1のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置すると共に、第2のカット部材の刃先は、該第2のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第1のカット部材と対向しない側に位置することを特徴とする。カット部材の刃先が支持体の仮想中心面に対して前記した位置にあるので、支持体間の隙間の開き角は、同一の切り込み角を有するカット部材を含む実施例において、更に増大され、第2のカット部材が第1のカット部材より大きな切り込み角を有する実施例において、より小さい度合いの収束型の隙間、又は、依然として大きな度合いの末広がり型の隙間が、カット部材の支持体間に付与される。
【0011】
本発明によるシェービングヘッドの更なる実施例は、前記シェービングヘッドは、前記シェービングヘッドのシェービング方向から見て前記第1及び第2のカット部材の背後に配設された第3のカット部材を備えており、前記第3のカット部材と前記肌接触面と間の切り込み角は、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上であり、前記第2のカット部材の刃先は、前記第2のカット部材の支持体の仮想中心面内に実質的に位置するが、前記第1のカット部材の刃先は、該第1のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置すると共に、前記第3のカット部材の刃先は、該第3のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置することを特徴とする。この結果、同一の切り込み角を有する3つのカット部材を含む実施例においては、肌接触面から見て末広がりとなる隙間が、第2及び第3のカット部材の支持体間と同様に、第1及び第2のカット部材の支持体間にも付与される。第2のカット部材の切り込み角が第1のカット部材の切り込み角よりも大きい実施例においては、隙間が、第2及び第3のカット部材の支持体間と同様に、第1及び第2のカット部材の支持体間にも付与され、当該隙間は、肌接触面から見て、比較的小さい度合いの収束型、又は、依然として末広がり型となる。
【0012】
これより、本発明によるシェービングヘッド及びシェーバーの実施例が、図面を参照してより詳細に説明される。
【0013】
図1は、本発明によるシェーバーを簡易的に示し、本例のシェーバーは、安全かみそりとして示されている。シェーバーには、本発明による第1の実施例のシェービングヘッド1が設けられ、シェービングヘッド1は、図示されたシェーバーの例においては、図示しない結合機構によりシェーバーの握り部3に脱着可能に取り付けられている。但し、本発明は、シェービングヘッドが握り部に脱着可能に取り付けられないシェーバーにも適用可能である。
【0014】
図1及び図2に示すように、シェービングヘッド1は、シェービングヘッド1のシェービング方向Xに直角に延在する略直線的な刃先7を備えた第1のカット部材5と、シェービング方向Xから見て第1のカット部材5の背後に配設され、同様にシェービング方向Xに直角に延在する略直線的な刃先11を備えた第2のカット部材9と、シェービング方向Xから見て第2のカット部材9の背後に配設され、同様にシェービング方向Xに直角に延在する略直線的な刃先15を備えた第3のカット部材13とを含む。カット部材5,9,13は、図2に示すように、シェービングヘッド1のホルダー19に取り付けられた固定部材17にそれぞれ固定される。ここで、シェービング方向Xは、シェービングヘッド1に対して動作時に剃られる肌が移動する方向として定義される。結果的には、シェービング方向Xは、動作時にシェービングヘッド1が移動する図1に示す変位方向X’とは逆である。第1の肌支持部材21は、シェービング方向Xで見て、ホルダー19に第1のカット部材5の前で設けられており、肌を張る機能を有し、肌支持表面23を備えている。更に、肌支持表面27を備えた第2の肌支持部材25は、シェービング方向Xで見て、第3のカット部材13の背後でホルダー19に設けられる。2つの肌支持表面23,27は、本例では、肌接触面29を画成し、これにより、シェービングヘッド1が、動作時に、剃られる肌に当接されることになり、また、この肌接触面29に、カット部材5,9,13の刃先7,11,15が延在することになる。
【0015】
図3に詳細に示すように、カット部材5,9,13は、夫々、対応する刃先7,11,15に設けられるプレート状の鋼製の支持体31,33,35を含む。支持体31,33,35は、その間に仮想中心面41が延在する2つの互いに平行な主側面37,39をそれぞれ含む。第1のカット部材5の刃先7は、先端角α1を有し、この先端角α1は、第2のカット部材9に対向しない側の支持体31の主側面と、第2のカット部材9に対向する側の支持体31の主側面39に設けられた切り子面43とにより実質的に定義される。従って、刃先7は、支持体31の中心面41の、第2のカット部材9に対向しない側に位置する。これにより、先端角α1は、支持体31の中心面41に対して非対称となり、先端角α1の二等分線45及び支持体31の中心面41が、角度β1=α1/2を画成する。第2のカット部材9の刃先11は、2つの切り子面47,49により形成される先端角α1に略等しい先端角α2を有し、この2つの切り子面47,49は、支持体33の各々の主側面37,39に設けられ、支持体33の仮想中心面41に関して対称である。従って、刃先11は、支持体33の中心面41内に実質的に位置する。その結果、先端角α2は、支持体33の中心面41に関して略対称となり、先端角α2の二等分線51が、支持体33の中心面41内に実質的に位置する。第3のカット部材13の刃先15は、先端角α1に略等しい先端角α3を有し、この先端角α3は、第2のカット部材9に対向しない側の支持体35の主側面39と、第2のカット部材9に対向する側の支持体31の主側面37に設けられた切り子面53とにより主に定義される。従って、刃先15は、支持体35の中心面41の第2のカット部材9に対向しない側に位置する。その結果、先端角α3は、支持体35の中心面41に対して非対称となり、先端角α3の二等分線55及び支持体35の中心面41が、角度β3=α3/2を画成する。更に図3に示すように、カット部材5,9,13と肌接触面29との間の切り込み角γ1、γ2、γ3は、先端角α1、α2、α3の二等分線と肌接触面29との間の鋭角として定義され、この切り込み角に従って、肌上の剃られるべき毛がカットされる。本発明によるシェービングヘッドの第1の実施例において、図2及び図3に示すように、3つのカット部材5,9,13の切り込み角γ1、γ2、γ3は、互いに略同一である。図示した例においては、切り込み角γ1、γ2、γ3は、略23°であり、先端角α1、α2、α3は、16°である。更に、支持体31,33,35の厚さは、略0.8mmであり、切り子面43,47,49,53は、略3mmの長さを有する。第1のカット部材5の先端角α1の二等分線45及び支持体31の中心面41が角度β1を画成し、かつ、第1のカット部材5の刃先7が支持体31の中心面41の第2のカット部材9に対向し内側に位置するので、第1のカット部材5の支持体31と第2のカット部材9の支持体33との間の隙間57は、図3に示すように、肌接触面29から見て末広がりとなる。第3のカット部材13の先端角α3の二等分線及び支持体31の中心面41が角度β3を画成し、かつ、第3のカット部材13の刃先15が支持体35の中心面41の第2のカット部材9に対向し内側に位置するので、第3のカット部材13の支持体35と第2のカット部材9の支持体33との間に、図3に示すように、隙間59が存在し、当該隙間59も肌接触面29から見て末広がりとなる。末広がりの隙間57,59は、各々、角度β1及び角度β2に略等しい開き角を有し、本例では、双方の開き角とも8°である。肌接触面29から見て、隙間57,59は双方とも末広がりとなるので、時間的に先に肌からそれぞれカット及び除去され、隙間57,59に集まる毛及びシェービングフォームは、時間的に後で肌からそれぞれカット及び除去された毛及びシェービングフォームによって、肌接触面29から離反する方向へと比較的速やかに隙間57,59から除去される。その結果、隙間57,59が、肌から除去されたカットヘアやシェービングフォームによって閉塞されるという危険性が低くなる。シェービングヘッド1のシェービング性能は、隙間57,59が上述の如く閉塞された場合には悪影響を受けるだろう。
【0016】
図4は、本発明によるシェーバーに適切に使用できる、本発明によるシェービングヘッド1’の第2の実施例の3つのカット部材5’,9’,13’を示す。図4では、上述のシェービングヘッド1の構成要素に対応するシェービングヘッド1’の構成要素は、対応する参照番号を付されている。以下、シェービングヘッド1’とシェービングヘッド1の相違についてのみ言及する。シェービングヘッド1’とシェービングヘッド1の主な相違は、第2のカット部材9’と肌接触面29’との間の切り込み角δ2が、第1のカット部材5’と肌接触面29’との間の切り込み角δ1に比して大きく、且つ、第3のカット部材13’と肌接触面29’との間の切り込み角δ3が、上記切り込み角δ2に比して大きいことである。カット部材5’,9’,13’のような種のカット部材を用いて達成可能な肌平滑性は、カット部材の切り込み角が大きくなるほど高くなることが見出されている。しかし、切り込み角が増加するほど、シェービング快適性が、カット部材によりカット時に毛に加わる引張り力が増加する理由により、減少する。しかし、比較的短い毛を大きな切り込み角を有するカット部材によりカットすることは、かかるカット部材により比較的長い毛をカットすることに比して、ユーザが感じる痛みを非常に低減することがわかっている。シェービングヘッド1’の場合、毛は、比較的小さい切り込み角δ1を有する第1のカット部材5’により第1にカットされる。切り込み角δ1が比較的小さいので、第1のカット部材5’は、毛に小さな引っ張り力を加えるのみである。切り込み角δ2は切り込み角δ1に比して大きいので、第1のカット部材5’により既に短くされた毛は、続いて第2のカット部材9’により更に短くされる。第1のカット部材5’により短くされた毛は比較的短いので、第2のカット部材9’の動作は、比較的ほとんど不快さを伴わない。最終的に、第1のカット部材5’及び第2のカット部材9’により短くされた毛は、第3のカット部材13’により更に短くされ、その結果、第3のカット部材13’のような比較的大きな切り込み角を有するカット部材の特徴である比較的高い肌平滑性が達成される。第1のカット部材5’及び第2のカット部材9’により短くされた毛は非常に短いので、第3のカット部材13’の動作も、比較的ほとんど不快さを伴わない。かくして、シェービング方向Xで順に増加する切り込み角δ1、δ2及びδ3の値は、比較的高い肌平滑性を提供する一方で、シェービング快適性は、比較的大きな切り込み角δ3にも拘らず比較的高くなる。シェービング方向Xから見て、切り込み角δ1、δ2及びδ3の値が順に増加するので、カット部材9’の刃先11’と同様にカット部材5’,13’の刃先7’,15’が、対応する仮想中心面41’内に位置している場合、肌接触面29’から見て、支持体31’、33’間の隙間57’及び支持体33’、35’間の隙間59’は、収束するだろう。かかる場合、隙間57’、59’は、切り込み角δ2、δ1間の相違及び切り込み角δ3、δ2間の相違に等しい約5°の収束角を有するだろう。収束型の隙間がカットヘア及びシェービングフォームにより閉塞されるという危険が重大な問題となる。シェービングヘッド1’の場合、先端角α1’の二等分線と支持体31’の中心面41’との間に角度β1’(図示した例では、8°)が存在し、且つ、第1のカット部材5’の刃先7’が支持体31’の中心面41’の第2のカット部材9’に対向しない側に位置するので、隙間57’は、肌接触面29’から見て、β1’−(δ2−δ1)に等しい約3°の小さな開き角を有して末広がりとなる。比較のため、隙間59’は、肌接触面29’から見て、β3’−(δ3−δ2)に等しい約3°の小さな開き角を有して末広がりとなる。かくして、シェービングヘッド1’の場合、隙間57’、59’がカットヘア及びシェービングフォームにより閉塞される危険性が実質的に低減される。
【0017】
図5は、本発明によるシェーバーに適切に使用できる、本発明によるシェービングヘッド1”の第3の実施例の2つのカット部材61,63を示す。図5では、上述のシェービングヘッド1の構成要素に対応するシェービングヘッド1”の構成要素は、対応する参照番号を付されている。以下、シェービングヘッド1”とシェービングヘッド1の相違についてのみ言及する。シェービングヘッド1”とシェービングヘッド1の主な相違は、シェービングヘッド1”が、第1のカット部材61、及び、シェービング方向Xから見て第1のカット部材61の背後に配設された第2のカット部材63のみを含むことである。第1のカット部材61は、刃先65を有し、第2のカット部材63は、刃先67を有する。本例では、第1のカット部材61の刃先65は、第2のカット部材63に対向しない側の支持体31”の主側面37”に設けられた第1の切り子面69と、第2のカット部材63に対向する側の支持体31”の主側面39”に設けられた第2の切り子面71とにより実質的に定義される先端角ε1を有する。図5に示すように、第1の切り子面69と主側面37”によって形成される鈍角は、第2の切り子面71と主側面39”によって形成される鈍角に比して大きい。その結果、刃先65は、支持体31”の中心面41”のカット部材63に対向しない側に位置し、先端角ε1は、支持体31”の中心面41”に関して非対称であり、先端角ε1の二等分線73及び支持体31”の中心面41”は、角度ψ1を画成する。第2のカット部材63の刃先67は、第1のカット部材61に対向する側の支持体33”の主側面37”に設けられた第1の切り子面75と、第1のカット部材61に対向しない側の支持体33”の主側面39”に設けられた第2の切り子面77とにより実質的に定義される先端角ε2を有する。第1の切り子面75と主側面37”によって形成される鈍角は、第2の切り子面77と主側面39”によって形成される鈍角に比して小さい。その結果、刃先67は、支持体33”の中心面41”の第1のカット部材61に対向しない側に位置し、先端角ε2は、支持体33”の中心面41”に関して非対称であり、先端角ε2の二等分線79及び支持体33”の中心面41”が、角度ψ2を画成する。本例では、先端角ε1、ε2は、双方とも約16°であり、角度ψ1、ψ2は、双方とも約6.5°である。図5に示すように、切り込み角η1が、第1のカット部材61と肌接触面29”との間に存在し、切り込み角η1は、肌接触面29”と二等分線73との間の鋭角として定義され、一方、切り込み角η2が、第2のカット部材63と肌接触面29”との間に存在し、切り込み角η2は、肌接触面29”と二等分線79との間の鋭角として定義される。本例では、切り込み角η1は約20°であり、切り込み角η2は約25°である。切り込み角η1、η2の値が、シェービング方向Xから見て、順に増加するので、シェービングヘッド”を用いて達成可能な肌平滑性は、シェービングヘッド1’の同肌平滑性と共通して、比較的高い一方で、シェービング快適性は、シェービングヘッド1’の同快適性と共通して、比較的大きな切り込み角η2にも拘らず比較的高くなる。シェービング方向Xから見て、切り込み角η1及びη2の値が順に増加するので、カット部材61,63の刃先65,67が、対応する支持体31”、33”の仮想中心面41”内に位置している場合、肌接触面29”から見て、支持体31”、33”間の隙間57”は、収束するだろう。かかる場合、隙間57”の収束角は、切り込み角η1、η2間の相違に等しい約5°となるだろう。かかる収束型の隙間がカットヘア及びシェービングフォームにより閉塞されるという危険が重大な問題となる。これに対して、角度ψ1、ψ2が先端角ε1、ε2の二等分線と支持体31”、33”の中心面41”との間に存在し、且つ、第1のカット部材61の刃先65が支持体31”の中心面41”の第2のカット部材63に対向しない側に位置する一方で、第2のカット部材63の刃先67が支持体33”の中心面41”の第1のカット部材61に対向しない側に位置するので、隙間57”は、肌接触面29”から見て、(ψ1+ψ2)−(η2−η1)に等しい約8°の小さな開き角を有して末広がりとなる。かくして、シェービングヘッド1”の場合、隙間57”がカットヘア及びシェービングフォームにより閉塞される危険性が実質的に低減される。
【0018】
上述のシェービングヘッド1,1’のカット部材5,13,5’,13’の先端角α1、α3、α1’、α3’は、切り子面43,53,43’,53’と、対応するカット部材5,13,5’,13’の支持体31,35,31’,35’の主側面37,39,37’,39’のみによって画成される(即ち、先端角がたがね形状である)ので、当該先端角α1、α3、α1’、α3’自体は、2つの切り子面69,71及び75,77によってそれぞれ画成されるシェービングヘッド1”のカット部材61,63の先端角ε1、ε2に比して、カット部材間の隙間の末広がりにより大きく寄与している。しかしながら、先端角ε1、ε2を付与できる2つの側面の鋭利化処理は、先端角α1、α3、α1’、α3’を付与できる単一の側面の鋭利化処理に比して非常に簡易であることを注記する。更に、対応する支持体31,35,31’,35’の鋭利化されない主側面37,39,37’,39’に刃先の近傍で比較的小さな切り子面が作製されてしまうことは、単一の側面の鋭利化処理を用いたときに避けられないことを注記する。この理由のため、“実質的に画成される”という表現が、先端角α1、α3、α1’、α3’を言及するために上記請求の範囲で使用される。更に、本発明は、2つのカット部材の少なくとも1つの刃先が、対応するカット部材の支持体の他のカット部材に対向しない側の主側面が位置する仮想面の、他のカット部材に対向しない側に位置する実施例を含むことを注記する。かかる実施例では、対応する刃先の先端角は、上述の先端角α1、α3、α1’、α3’に比して、支持体の仮想中心面に関してより非対称となり、かかる実施例では、非対称な先端角自体がカット部材間の末広がりの間隔の生成に実質的に一層寄与することになる。しかしながら、かかる刃先の製作は、単一側面の鋭利化によるたがね形状の刃先を製作するよりも非常に困難である。
【0019】
本発明は、カット部材が、シェービング方向から見て、上述のシェービングヘッド1’、1”の如く、大きさ増加する切り込み角を有する実施例のみならず、カット部材が、上述のシェービングヘッド1の如く、肌接触面に対して同一の切り込み角を有する実施例をも含むことを注記する。同一の切り込み角を備えた実施例においては、本発明は、カット部材間に末広がりの隙間を常にもたらす。シェービング方向から見て、切り込み角の大きさが増加する上述の実施例においても、本発明は、カット部材間に末広がり型の隙間をもたらす。しかしながら、本発明は、カット部材が、シェービング方向から見て大きさが増加する切り込み角を有する実施例を含むが、かかる場合、本発明は、カット部材間により小さな度合いの収束型の隙間をもたらすことを注記する。かかる実施例では、例えば、カット部材の切り込み角間の差異があまりに大きく、それ故に隙間があまりに大きな度合いの収束型となるので、カット部材の先端角の非対称性がより小さな度合いの収束型の隙間をもたらすだけである。しかしながら、かかる小さな度合いの収束型の隙間が閉塞される危険度は、より大きな度合いの収束型の隙間が閉塞される危険度に比して非常に小さくなる。
【0020】
本発明は、2つの隣接するカット部材のいずれか1つのみに、上述のシェービングヘッド1、1’の如く、非対称な先端角が付与される実施例を含み、2つの隣接するカット部材が非対称な先端角を有する実施例を含む。従って、本発明は、例えば、一方のカット部材のみが非対称な先端角を有する、2つのカット部材を有する実施例を含む。
【0021】
最後に、本発明は、電動機能のない安全かみそりとして具現化された上述の本発明によるシェーバー以外の種のシェーバーにも適用可能であることを注記する。かかる他の種のシェーバーの例として、略直線的な刃先をそれぞれ有する少なくとも2つのカット部材とは別に、シェービング方向から見て、第1のカット部材の前に配設されるヘアマニプレータが設けられ、このヘアマニプレータが、例えば第1のカット部材の刃先と平行に電気モータにより往復運動できるコーム(櫛)として具現化される、シェーバーが挙げられる。かかるシェーバーにおいて、カット処理中、毛はヘアマニプレータにより刃先に沿って往復運動し、その結果、シェービング方向から見て、必要なカット力の実質的な低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1実施例のシェービングヘッドを備える、本発明によるシェーバーを示す図である。
【図2】 本発明による第1実施例のシェービングヘッドの図1のラインII−IIによる断面図である。
【図3】 図2の示すシェービングヘッドの3つのカット部材相互間の配設方法を詳細に示す図である。
【図4】 本発明による第2実施例のシェービングヘッドの3つのカット部材相互間の配設方法を詳細に示す図である。
【図5】 本発明による第3実施例のシェービングヘッドの2つのカット部材相互間の配設方法を詳細に示す図である。
Claims (5)
- 第1のカット部材と、シェービング方向から見て前記第1のカット部材の背後に配設された第2のカット部材とを少なくとも含み、前記第1及び第2のカット部材のそれぞれが、動作時に剃られる肌との接触がなされる肌接触面に延在する略直線状の刃先を備えた板状の支持体を含んでおり、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角が、前記第1のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上である、シェービングヘッドであって、
前記2つのカット部材の少なくとも1つのカット部材の刃先が、該少なくとも1つのカット部材の支持体の2つの主側面の間に延在する仮想中心面に対して、他のカット部材と対向しない側に位置し、
前記第1のカット部材の支持体と前記第2のカット部材の支持体の間に、前記肌接触面から見て末広がりとなる隙間が存在することを特徴とする、シェービングヘッド。 - 前記少なくとも1つのカット部材の前記刃先は、該少なくとも1つのカット部材の支持体の、他のカット部材と対向しない側の主側面と、他のカット部材と対向する側の主側面に設けられた切り子面とによって画成される先端角を有することを特徴とする、請求項1記載のシェービングヘッド。
- 前記シェービングヘッドは、2つのみのカット部材を備えており、第1のカット部材の刃先は、該第1のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置すると共に、第2のカット部材の刃先は、該第2のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第1のカット部材と対向しない側に位置することを特徴とする、請求項1記載のシェービングヘッド。
- 前記シェービングヘッドは、前記シェービングヘッドのシェービング方向から見て前記第1及び第2のカット部材の背後に配設された第3のカット部材を備えており、前記第3のカット部材と前記肌接触面と間の切り込み角は、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上であり、前記第2のカット部材の刃先は、前記第2のカット部材の支持体の仮想中心面内に実質的に位置するが、前記第1のカット部材の刃先は、該第1のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置すると共に、前記第3のカット部材の刃先は、該第3のカット部材の支持体の仮想中心面に対して、第2のカット部材と対向しない側に位置することを特徴とする、請求項1記載のシェービングヘッド。
- 握り部と該握り部に装着されるシェービングヘッドとを含むシェーバーであって、
前記シェービングヘッドは、第1のカット部材と、前記シェービングヘッドのシェービング方向から見て、前記第1のカット部材の背後に配設された第2のカット部材とを少なくとも含み、前記第1及び第2のカット部材のそれぞれは、動作時に前記シェービングヘッドの剃られる肌との接触がなされる肌接触面に延在する略直線状の刃先を備えた板状の支持体を含んでおり、前記第2のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角は、前記第1のカット部材と前記肌接触面との間の切り込み角以上であり、前記シェービングヘッドが、請求項1乃至4の何れかに記載のシェービングヘッドであることを特徴とする、シェーバー。
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