JPS61186539A - 部分カサ高糸およびその製造方法 - Google Patents
部分カサ高糸およびその製造方法Info
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- JPS61186539A JPS61186539A JP2346985A JP2346985A JPS61186539A JP S61186539 A JPS61186539 A JP S61186539A JP 2346985 A JP2346985 A JP 2346985A JP 2346985 A JP2346985 A JP 2346985A JP S61186539 A JPS61186539 A JP S61186539A
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、交絡技術を利用したマルチフィラメント糸か
らなる部分カサ高部とその製造方法に関する。
らなる部分カサ高部とその製造方法に関する。
従来より長手方向に繊度斑を有する糸条は数多く研究・
開発されてきたが、加工速度・コスト面等からマルチフ
ィラメント糸を用いて交絡技術を利用した製造方法が注
目されている。
開発されてきたが、加工速度・コスト面等からマルチフ
ィラメント糸を用いて交絡技術を利用した製造方法が注
目されている。
例えば、特開昭56−112529号公報に示される通
り、マルチフィラメント糸をまず負圧ボックス内に過剰
供給し、このボックス内に供給されたフィラメント糸を
流体噴射撹乱ノズル内に間歇的に過剰供給し部分的に接
糸を重複折りたたませてカサ高部を形成し、かつ他のマ
ルチフィラメント糸を、該流体二噴射攪乱ノズルに一定
供給し、該2糸を交絡せしめ部分カサ高部を製造する方
法がある。
り、マルチフィラメント糸をまず負圧ボックス内に過剰
供給し、このボックス内に供給されたフィラメント糸を
流体噴射撹乱ノズル内に間歇的に過剰供給し部分的に接
糸を重複折りたたませてカサ高部を形成し、かつ他のマ
ルチフィラメント糸を、該流体二噴射攪乱ノズルに一定
供給し、該2糸を交絡せしめ部分カサ高部を製造する方
法がある。
かかる製造方法で得られる部分カサ高部はカサ高部と堅
密部とを有するものであるが、カサ高部は構成フィラメ
ントからなるループやスナルが突出しソフトな風合を呈
し、ボリューム感のあるものとなっている。しかし、堅
密部も程度の差はあるがカサ高部と同様に攪乱交絡して
おり、構成フィラメントからなるループやスナルが発生
し9紙管等からの解じょ時宜なり合った部分のループや
スナルがからみ、かつ引っかかるという現象、いわゆる
スナップ効果が生じ、解じょ性を悪化させる。また、製
造方法あるいは製造条件により該堅密部を攪乱交絡させ
ないことも可能ではあるが。
密部とを有するものであるが、カサ高部は構成フィラメ
ントからなるループやスナルが突出しソフトな風合を呈
し、ボリューム感のあるものとなっている。しかし、堅
密部も程度の差はあるがカサ高部と同様に攪乱交絡して
おり、構成フィラメントからなるループやスナルが発生
し9紙管等からの解じょ時宜なり合った部分のループや
スナルがからみ、かつ引っかかるという現象、いわゆる
スナップ効果が生じ、解じょ性を悪化させる。また、製
造方法あるいは製造条件により該堅密部を攪乱交絡させ
ないことも可能ではあるが。
この場合、供給した2本のマルチフィラメント糸は分離
しやすく、解じょ時、また高次加工工程通過時トラブル
の原因となるものであった。
しやすく、解じょ時、また高次加工工程通過時トラブル
の原因となるものであった。
本発明はかかる従来技術に鑑み、堅密部の交絡状態を特
定化することにより、糸分離せず、かつ解じょ性のよい
部分カサ高部とその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
定化することにより、糸分離せず、かつ解じょ性のよい
部分カサ高部とその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
本発明の部分カサ高部は、以下の構成からなる。
すなわち、少なくとも2本のマルチフィラメント糸を構
成糸としてなる糸条であって、該糸条の平均繊度の1.
2倍以上の繊度を有するカサ高部と。
成糸としてなる糸条であって、該糸条の平均繊度の1.
2倍以上の繊度を有するカサ高部と。
該糸条の平均繊度の1.05倍以下の繊度を有する堅密
部とが存在し、前記カサ高部においては該カサ高部を形
成する構成糸のうち少なくとも1本の構成糸の長さが該
カサ高部を形成する他の少なくとも一1本の構成糸の長
さに比べて長く、前記堅密部においてはフィラメントが
実質的に交絡していて、かつ糸束長面からループ高さが
該ループ曲率半径の2倍以下にてループ状に実質的に突
出している突出フィラメントを有していることを特徴と
する部分カサ高部である。
部とが存在し、前記カサ高部においては該カサ高部を形
成する構成糸のうち少なくとも1本の構成糸の長さが該
カサ高部を形成する他の少なくとも一1本の構成糸の長
さに比べて長く、前記堅密部においてはフィラメントが
実質的に交絡していて、かつ糸束長面からループ高さが
該ループ曲率半径の2倍以下にてループ状に実質的に突
出している突出フィラメントを有していることを特徴と
する部分カサ高部である。
本発明の上記部分カサ高部において、望ましくは、堅密
部の交絡度CF’値が30以上であることを特徴とする
ものである。また、さらに望ましくは、上述の構成にお
いて、少なくとも1本の構成糸が仮ヨリケン縮を有する
ことを特徴とするものである。
部の交絡度CF’値が30以上であることを特徴とする
ものである。また、さらに望ましくは、上述の構成にお
いて、少なくとも1本の構成糸が仮ヨリケン縮を有する
ことを特徴とするものである。
また本発明の部分カサ高部の製造方法は、以下の構成か
らなる。
らなる。
すなわち、少なくとも2本のマルチフィラメント糸A、
Bを供給系とし、マルチフィラメント糸Aはローラ11
より供給し、一方、マルチフィラメント糸Bはローラ1
2より供給し負圧吸引管内で一時滞留させた後前記マル
チフィラメント糸Aと合流させて流体噴射吸引ノズル内
に導き、さらにローラ13を介して該少なくとも2糸を
交絡ノズルへ導き交絡せしめた後、ローラ14で引き取
る加工系において、前記ローラ11.ローラ12゜ロー
ラ16.ローラ14の表面速度V1t 、 Vtz 。
Bを供給系とし、マルチフィラメント糸Aはローラ11
より供給し、一方、マルチフィラメント糸Bはローラ1
2より供給し負圧吸引管内で一時滞留させた後前記マル
チフィラメント糸Aと合流させて流体噴射吸引ノズル内
に導き、さらにローラ13を介して該少なくとも2糸を
交絡ノズルへ導き交絡せしめた後、ローラ14で引き取
る加工系において、前記ローラ11.ローラ12゜ロー
ラ16.ローラ14の表面速度V1t 、 Vtz 。
Vll、VL4の相対関係を。
v12>V1t≧V1s≧V14
とせしめるとともに、前記流体噴射吸引ノズルへの流体
供給を間歇的に施すように構成したことを特徴とする部
分カサ高部の製造方法である。
供給を間歇的に施すように構成したことを特徴とする部
分カサ高部の製造方法である。
かかる構成からなる本発明の部分カサ高部の製造方法に
おいて、望ましくは、マルチフィラメント糸Bとしてケ
ン縮を有する糸を用いることを特徴とする部分カサ高部
の製造方法である。
おいて、望ましくは、マルチフィラメント糸Bとしてケ
ン縮を有する糸を用いることを特徴とする部分カサ高部
の製造方法である。
さらに望ましくは、上述の構成において、マルチフィラ
メント糸Bとして仮ヨリケン縮糸を用いることを特徴と
する部分カサ高部の製造方法である。
メント糸Bとして仮ヨリケン縮糸を用いることを特徴と
する部分カサ高部の製造方法である。
以下、さらに詳しく本発明について説明をする。
本発明の糸条の構成糸として用いる糸は、マルチフィラ
メント糸であればナイロン、ポリエステル、アクリル等
合成繊維はもちろん、レーヨン等の再生繊維、また絹等
の天然繊維等いずれでもよ(、繊度、フィラメント数、
断面形状等も特に限定されるものではない。
メント糸であればナイロン、ポリエステル、アクリル等
合成繊維はもちろん、レーヨン等の再生繊維、また絹等
の天然繊維等いずれでもよ(、繊度、フィラメント数、
断面形状等も特に限定されるものではない。
本発明の糸条はカサ高部と堅密部を有する。
カサ高部の繊度は糸条全体の平均繊度の1.2倍以上で
、かつ該カサ高部を形成する構成糸のうち少なくとも1
本の構成糸の長さは、該カサ高部を形成する他の少なく
とも1本の構成糸の長さに比べ明らかに長くなければな
らないものである。カサ高部の繊度が糸条全体の平均繊
度の1.2倍未満の場合、カサ高部と堅密部の形態差が
不明瞭となり、かつ形態差があったとしてもカサ高性が
なくなるため1本発明で所期の目的とする部分カサ高性
を表現することがむずかしい。また、該カサ高部を形成
する構成糸の長さに実質的な糸長差がない場合、交絡等
でカサ高性を示していて、たとえ平均繊度の1.2倍以
上の繊度を有していても張力に対して該カサ高部の形態
は不安定でこわれ易く。
、かつ該カサ高部を形成する構成糸のうち少なくとも1
本の構成糸の長さは、該カサ高部を形成する他の少なく
とも1本の構成糸の長さに比べ明らかに長くなければな
らないものである。カサ高部の繊度が糸条全体の平均繊
度の1.2倍未満の場合、カサ高部と堅密部の形態差が
不明瞭となり、かつ形態差があったとしてもカサ高性が
なくなるため1本発明で所期の目的とする部分カサ高性
を表現することがむずかしい。また、該カサ高部を形成
する構成糸の長さに実質的な糸長差がない場合、交絡等
でカサ高性を示していて、たとえ平均繊度の1.2倍以
上の繊度を有していても張力に対して該カサ高部の形態
は不安定でこわれ易く。
後工程でカサ高性を保持できず、またトラブルの原因の
一つになりやすく、好ましくないものである。
一つになりやすく、好ましくないものである。
んなわち1本発明の構成を有する場合、カサd部は、他
の糸条部分と明瞭に識別ができ、さらに構成糸の糸長差
により、芯鞘構造となりカサ高性を示し、かつその形態
は張力に対して安定することとなる。
の糸条部分と明瞭に識別ができ、さらに構成糸の糸長差
により、芯鞘構造となりカサ高性を示し、かつその形態
は張力に対して安定することとなる。
好ましくは、少なくとも1本の構成糸が仮ヨリケン縮を
有している場合で、カサ高部においてこの構成糸が鞘成
分となると、該仮ヨリケン縮糸によるループ、スナルな
どのケン縮が、よりソフトな風合を呈し、ボリュームあ
るカサ高部を形成することができ、好ましいものである
。
有している場合で、カサ高部においてこの構成糸が鞘成
分となると、該仮ヨリケン縮糸によるループ、スナルな
どのケン縮が、よりソフトな風合を呈し、ボリュームあ
るカサ高部を形成することができ、好ましいものである
。
次に、堅密部は、繊度が該糸条の平均繊度の1゜05倍
以下で実質的に交絡していて、かつ糸束表面からループ
高さが該ループ曲率半径の2倍以下にてループ状に実質
的に突出している突出フィラメントを少なくとも有して
いるものである。ただし1本発明において堅密部に存在
する突出フィラメントの全てがループ状に突出していて
、かつそのループ高さが該ループ曲率半径の2倍以下で
ある必要はなく、突出フィラメントのうちの大半につい
てループ高さが該ループ曲率半径の2倍以下にてループ
状に実質的に突出していればよいものである。また、該
堅密部の交絡は堅密部の全域において連続的に交絡して
なるものでも、あるいは間歇的に交絡してなるものでも
よい。
以下で実質的に交絡していて、かつ糸束表面からループ
高さが該ループ曲率半径の2倍以下にてループ状に実質
的に突出している突出フィラメントを少なくとも有して
いるものである。ただし1本発明において堅密部に存在
する突出フィラメントの全てがループ状に突出していて
、かつそのループ高さが該ループ曲率半径の2倍以下で
ある必要はなく、突出フィラメントのうちの大半につい
てループ高さが該ループ曲率半径の2倍以下にてループ
状に実質的に突出していればよいものである。また、該
堅密部の交絡は堅密部の全域において連続的に交絡して
なるものでも、あるいは間歇的に交絡してなるものでも
よい。
堅密部の繊度が糸条全体の平均繊度の1.05倍以下で
なければならないのは、これを満たさない場合は、該堅
密部とカサ高部との識別が不明瞭になるためである。ま
た堅密部が交絡していない場合、構成糸が分離し易くパ
ッケージからの解じょ等でトラブルを生じやすい。また
交絡している場合、該堅密部を構成する構成糸に若干の
糸長差があっても、集束しているため、解じょ時のトラ
ブルは解消され、取扱い易い糸となる。この場合の若干
の糸長差とは、−概には云えないが、該堅密部の全ての
構成糸の長さが該堅密部の長さの1.1倍以下であるこ
とが一つの目安となる。さらに。
なければならないのは、これを満たさない場合は、該堅
密部とカサ高部との識別が不明瞭になるためである。ま
た堅密部が交絡していない場合、構成糸が分離し易くパ
ッケージからの解じょ等でトラブルを生じやすい。また
交絡している場合、該堅密部を構成する構成糸に若干の
糸長差があっても、集束しているため、解じょ時のトラ
ブルは解消され、取扱い易い糸となる。この場合の若干
の糸長差とは、−概には云えないが、該堅密部の全ての
構成糸の長さが該堅密部の長さの1.1倍以下であるこ
とが一つの目安となる。さらに。
たとえ堅密部の繊度が糸条の平均繊度以下で、実質的に
交絡していても、堅密部の糸束表面から実質的に突出し
ている構成フィラメントのループ状突出繊゛維のうちで
該突出繊維の高さが該突出繊維の曲率半径の2倍を超え
る突出繊維が大半のものとして存在する場合、パッケー
ジ等からの解じょ時、該突出繊維が、他の突出繊維また
は周辺に巻かれた糸条とからみ合い、いわゆるスナップ
効果を生じ解じょ性が悪くなり、!た。布帛にした後も
、ピリングの原因になり易く好ましくない。
交絡していても、堅密部の糸束表面から実質的に突出し
ている構成フィラメントのループ状突出繊゛維のうちで
該突出繊維の高さが該突出繊維の曲率半径の2倍を超え
る突出繊維が大半のものとして存在する場合、パッケー
ジ等からの解じょ時、該突出繊維が、他の突出繊維また
は周辺に巻かれた糸条とからみ合い、いわゆるスナップ
効果を生じ解じょ性が悪くなり、!た。布帛にした後も
、ピリングの原因になり易く好ましくない。
上記した通りの本発明の部分カサ直系において。
特に堅密部の交絡度CF値が30以上の場合、堅密部に
非交絡部分が若干存在する場合でも、該非交絡部の長さ
が短いため解じょ性は向上し、更にCF値が100を超
えると極めて集束性が上がり。
非交絡部分が若干存在する場合でも、該非交絡部の長さ
が短いため解じょ性は向上し、更にCF値が100を超
えると極めて集束性が上がり。
また交絡部と非交絡部の糸形態差が布帛上で、自然なム
ラ感をかもし出し好ましいものである。
ラ感をかもし出し好ましいものである。
ところで9本発明では、カサ高部および堅密部は後で述
べる測定方法を用いて測定する結果をもとに定義してお
り、それぞれの境界および長さが肉眼で識別した場合の
感覚と若干異なるかもしれない。しかしそれはカサ高部
と堅密部の間に中間的形態が存在するためである。この
中間的形態は本発明においてカサ高部と堅密部で定義さ
れない中間部分のことで一通常カサ高部と堅密部の境界
に存在し9両方の形態の中間的形態、すなわち長さ方向
に徐々に繊度が大きく、または小さくなったり、ループ
の形状あるいは大きさ、密度が変化しつつある部分であ
る。したがって、この中間的形態が短いほど、カサ高部
と堅密部の境界が明瞭となり、繊度斑が強調された糸条
となり、逆に長い場合は繊度斑がゆるやかに感じ自然な
ムラとなるものである。
べる測定方法を用いて測定する結果をもとに定義してお
り、それぞれの境界および長さが肉眼で識別した場合の
感覚と若干異なるかもしれない。しかしそれはカサ高部
と堅密部の間に中間的形態が存在するためである。この
中間的形態は本発明においてカサ高部と堅密部で定義さ
れない中間部分のことで一通常カサ高部と堅密部の境界
に存在し9両方の形態の中間的形態、すなわち長さ方向
に徐々に繊度が大きく、または小さくなったり、ループ
の形状あるいは大きさ、密度が変化しつつある部分であ
る。したがって、この中間的形態が短いほど、カサ高部
と堅密部の境界が明瞭となり、繊度斑が強調された糸条
となり、逆に長い場合は繊度斑がゆるやかに感じ自然な
ムラとなるものである。
また本発明で定義するカサ高部および堅密部で定義され
ない糸形態、すなわち中間的形態がカサ高部や堅密部の
中に存在してもよい。そのような場合、糸条の中に多種
の糸形態を有することとなるため布帛上ではさらに変化
に富んだ糸となる。
ない糸形態、すなわち中間的形態がカサ高部や堅密部の
中に存在してもよい。そのような場合、糸条の中に多種
の糸形態を有することとなるため布帛上ではさらに変化
に富んだ糸となる。
これら中間的形態が存在する本発明の糸においては、そ
の中間的形態の存在長比は、特に限定されず9本発明の
目的下において所期の効果が達成される範囲内で適宜定
められればよいものである。
の中間的形態の存在長比は、特に限定されず9本発明の
目的下において所期の効果が達成される範囲内で適宜定
められればよいものである。
次に9図を用いて本発明の部分カサ直系についてさらに
説明する。
説明する。
第1図、第2図は本発明の部分カサ直系をモデル的に示
すもので、1はカサ高部、2は堅密部を示している。第
2図においては特にカサ高部が仮ヨリケン縮を有するマ
ルチフィラメント糸を過剰に供給することにより形成さ
れた場合を示しているものである。
すもので、1はカサ高部、2は堅密部を示している。第
2図においては特にカサ高部が仮ヨリケン縮を有するマ
ルチフィラメント糸を過剰に供給することにより形成さ
れた場合を示しているものである。
次に本発明の糸条を製造する方法について第3図を用い
て説明する。
て説明する。
少なくとも2本のマルチフィラメント糸A、 Bを供
給系とし、マルチフィラメント糸Aをローラ11より供
給し、一方、マルチフィラメント糸Bはローラ12より
供給し負圧吸引管15内で一時艙留させた後、前記マル
チフィラメント糸Aと合流させて流体噴射吸引ノズル1
6内に導き、ざらにローラ16を介して該少なくとも2
糸を交絡ノズル17へ導き交絡せしめた後、ローラ14
で引き取る。18はマルチフィラメント糸Bに対しての
張力付与装置であり、必要に応じて設ければよいもので
ある。
給系とし、マルチフィラメント糸Aをローラ11より供
給し、一方、マルチフィラメント糸Bはローラ12より
供給し負圧吸引管15内で一時艙留させた後、前記マル
チフィラメント糸Aと合流させて流体噴射吸引ノズル1
6内に導き、ざらにローラ16を介して該少なくとも2
糸を交絡ノズル17へ導き交絡せしめた後、ローラ14
で引き取る。18はマルチフィラメント糸Bに対しての
張力付与装置であり、必要に応じて設ければよいもので
ある。
ここでローラ11.ローラ12.ローラ16゜ローラ1
4の表面速度vtt 、 vlt 、 VIS 、 V
14はソノ相対関係を、 vlt > Vt1≧v11
≧V14の関係とするものである。
4の表面速度vtt 、 vlt 、 VIS 、 V
14はソノ相対関係を、 vlt > Vt1≧v11
≧V14の関係とするものである。
流体噴射吸引ノズル16は流体供給時、糸を吸引する能
力を有し、流体噴射吸引ノズル16への圧力流体の供給
を実質的に間歇的に施すと、糸を吸引する能力は間歇的
に生ずる。したがって第3図のプロセスで流体噴射吸引
ノズル16への流体供給が停止した時、マルチフィラメ
ント糸Bは張力付与装置1日と流体噴射吸引ノズル16
が通過抵抗となり通過速度はローラ13に起因する速度
となるとともに負圧吸引管15内の滞留量を増加形成し
、また流体噴射吸引ノズル16へ圧力流体を供給してい
る時はマルチフィラメント糸Bは該流体噴射吸引ノズル
16の吸引能により、前記した滞留量を減少しつつ流体
噴射吸引ノズル16へのマルチフィラメント糸Bの供給
量を増大させることとなる。すなわちマルチフィラメン
ト糸Bの長さ方向に対する部分的供給長さを変化せしめ
ながらローラ13により該2糸を流体噴射吸引ノズル1
6より引き出すこととなる。しかる後、該2本の構成糸
に対して流体噴射交絡ノズルドアにより交絡を施すこと
により9本発明の部分カサ直系を製造することができる
。
力を有し、流体噴射吸引ノズル16への圧力流体の供給
を実質的に間歇的に施すと、糸を吸引する能力は間歇的
に生ずる。したがって第3図のプロセスで流体噴射吸引
ノズル16への流体供給が停止した時、マルチフィラメ
ント糸Bは張力付与装置1日と流体噴射吸引ノズル16
が通過抵抗となり通過速度はローラ13に起因する速度
となるとともに負圧吸引管15内の滞留量を増加形成し
、また流体噴射吸引ノズル16へ圧力流体を供給してい
る時はマルチフィラメント糸Bは該流体噴射吸引ノズル
16の吸引能により、前記した滞留量を減少しつつ流体
噴射吸引ノズル16へのマルチフィラメント糸Bの供給
量を増大させることとなる。すなわちマルチフィラメン
ト糸Bの長さ方向に対する部分的供給長さを変化せしめ
ながらローラ13により該2糸を流体噴射吸引ノズル1
6より引き出すこととなる。しかる後、該2本の構成糸
に対して流体噴射交絡ノズルドアにより交絡を施すこと
により9本発明の部分カサ直系を製造することができる
。
ただし、流体噴射吸引ノズル16が吸引能を有している
時間的割合いは(吸引能を有する時間)/(吸引能を有
していない時間と吸引能を有する時間の和)の値が、
2 x (Vlz−Vll) 7Vsqの値よりも小さ
くすることが肝要であり、このように構成しないとカサ
高部と堅密部との存在差が乏しくなり好ましくない。
時間的割合いは(吸引能を有する時間)/(吸引能を有
していない時間と吸引能を有する時間の和)の値が、
2 x (Vlz−Vll) 7Vsqの値よりも小さ
くすることが肝要であり、このように構成しないとカサ
高部と堅密部との存在差が乏しくなり好ましくない。
本発明で用いられる流体噴射吸引ノズル16は通常のア
スピレータノズルが有効であり、交絡ノズル17はフィ
ード率0〜10%以内で交絡可能なノズルであればいず
れでもよいが間歇交絡を容易に付与できるインターレー
スノズルが有効である。また使用する圧力流体は、コス
ト面、取り扱い易さの点で圧空が有効であるが、特にこ
れに限定されるものではない。
スピレータノズルが有効であり、交絡ノズル17はフィ
ード率0〜10%以内で交絡可能なノズルであればいず
れでもよいが間歇交絡を容易に付与できるインターレー
スノズルが有効である。また使用する圧力流体は、コス
ト面、取り扱い易さの点で圧空が有効であるが、特にこ
れに限定されるものではない。
また、マルチフィラメント糸Bとして特に仮ヨリケン縮
糸を用いると、得られる糸はカサ高部がソフト感を呈す
るものとなる。
糸を用いると、得られる糸はカサ高部がソフト感を呈す
るものとなる。
本発明の糸において、カサ高部と堅密部の存在長さ割合
いは、堅密部の長さ:カサ高部の長さ−10:1〜IC
l0:1位の範囲とするのが好ましい。かかる比率は、
前述した流体噴射吸引ノズルの吸引能を有している時間
と有していない時間との比を設定することによりコント
ロールできるものである。
いは、堅密部の長さ:カサ高部の長さ−10:1〜IC
l0:1位の範囲とするのが好ましい。かかる比率は、
前述した流体噴射吸引ノズルの吸引能を有している時間
と有していない時間との比を設定することによりコント
ロールできるものである。
また9本発明者らの知見によれば、カサ高部の長さは、
1ell程度からiQm程度のものとするのル が好ましく、これ鬼流体噴射吸引ノズルの作動時間の設
定により調節可能なものである。
1ell程度からiQm程度のものとするのル が好ましく、これ鬼流体噴射吸引ノズルの作動時間の設
定により調節可能なものである。
次に本発明の構成要件に関する測定方法について説明す
る。
る。
(カサ筋部および堅密部の測定方法)
U % EVENNES TESTER(UST
ER−社製)を用い、下記の条件に設定し、測定可能な
状態に調整する。
ER−社製)を用い、下記の条件に設定し、測定可能な
状態に調整する。
サンプル測定速度 4m/min
測定スロット サンプルの平均繊度に合わせて決
定する。
定する。
Rang、of 5cale ±100チ5er
vioe 5elector 1/21nert
testチャート速度 5 Q cm / m
i nまず、測定するサンプルの平均繊度とほぼ同繊度
で同素材の実質的に均一な交絡の存在しないマルチフィ
ラメント糸を用いて、繊度チャートを描き、これを基準
繊度チャートとする。次に同じ設定状態で測定するサン
プルのチャートを描く。そして、前述基準繊度のチャー
トをもとにサンプルのチャート上に繊度目盛を設定し、
サンプルの平均繊度および平均繊度×1.2倍および平
均繊度×1.05倍に対応する目盛を描く。
vioe 5elector 1/21nert
testチャート速度 5 Q cm / m
i nまず、測定するサンプルの平均繊度とほぼ同繊度
で同素材の実質的に均一な交絡の存在しないマルチフィ
ラメント糸を用いて、繊度チャートを描き、これを基準
繊度チャートとする。次に同じ設定状態で測定するサン
プルのチャートを描く。そして、前述基準繊度のチャー
トをもとにサンプルのチャート上に繊度目盛を設定し、
サンプルの平均繊度および平均繊度×1.2倍および平
均繊度×1.05倍に対応する目盛を描く。
本発明ではこのチャート上で繊度が平均繊度×1.2倍
に対応する目盛以上を示した部分をカサ高部、平均繊度
x 1.05倍に対応する目盛以下を示した部分を堅密
部とするものである。
に対応する目盛以上を示した部分をカサ高部、平均繊度
x 1.05倍に対応する目盛以下を示した部分を堅密
部とするものである。
なお、 5ervice 5electionを1/2
1nert testに設定するが、これはノイズおよ
び糸束表面上のごく小さなムラを平均化するためで、糸
条本来の大きな繊度ムラを調べることができるようにな
るものである。本設定では、測定要約8cmの平均の繊
度を測定していることとなる。
1nert testに設定するが、これはノイズおよ
び糸束表面上のごく小さなムラを平均化するためで、糸
条本来の大きな繊度ムラを調べることができるようにな
るものである。本設定では、測定要約8cmの平均の繊
度を測定していることとなる。
次に第5図にモデル的に示すチャートを用いて説明する
a3は9本発明のサンプルをいままでに述べた方法で測
定したグラフの一例である。25は上述の基準繊度を示
しており、これを用いて繊度の目盛を決定する。26.
27は、それぞれ平均繊度x1.05.x1.2倍に対
応する繊度を示したものである。したがってこのサンプ
ルの場合。
a3は9本発明のサンプルをいままでに述べた方法で測
定したグラフの一例である。25は上述の基準繊度を示
しており、これを用いて繊度の目盛を決定する。26.
27は、それぞれ平均繊度x1.05.x1.2倍に対
応する繊度を示したものである。したがってこのサンプ
ルの場合。
28が堅密部、29がカサ高部となる。なお30はその
中間形態部である。
中間形態部である。
(堅密部のループ状突出繊維の高さおよび曲率半径の測
定法) 1、測定する堅
密部を0.1 g / dの張力下で固定し。
定法) 1、測定する堅
密部を0.1 g / dの張力下で固定し。
拡大鏡で拡大した映像を作り、該堅密部の映像において
、はぼ集束してなる糸束表面より突出したフィラメント
の突出部分が形成する曲線を便宜的に一平面上の曲線と
し、該曲線に内接する最大の円の半径ビを曲率半径r、
該突出繊維の糸束表面から最も離れた位置と糸束表面と
の距離h′を該突出繊維の高さhと定義する。たとえば
第4図でフイラメン) 21,22,23.24のよう
な突出繊維の場合、それぞれの曲率半径r、にさhは図
中に記したIとh′の通りとなる。したがって、この場
合9本発明で特定する堅密部の突出繊維の形状はフィラ
メント24の場合となるものである。
、はぼ集束してなる糸束表面より突出したフィラメント
の突出部分が形成する曲線を便宜的に一平面上の曲線と
し、該曲線に内接する最大の円の半径ビを曲率半径r、
該突出繊維の糸束表面から最も離れた位置と糸束表面と
の距離h′を該突出繊維の高さhと定義する。たとえば
第4図でフイラメン) 21,22,23.24のよう
な突出繊維の場合、それぞれの曲率半径r、にさhは図
中に記したIとh′の通りとなる。したがって、この場
合9本発明で特定する堅密部の突出繊維の形状はフィラ
メント24の場合となるものである。
(CF値の測定法)
CP値の測定法を第6図にて説明する。軸31に軸支さ
れた溝付プーリ32に測定すべき糸条33を同図の如く
掛けて、糸両端に同一の初荷重54.55を掛ける。こ
こで、初荷重は糸の総デニールx O,4gとする。次
にプーリ32の糸離れ点と荷重係止部の略中間に適当な
太さの固定された木綿針37を、構成する総フィラメン
トをほぼ2等分するフィラメント間に突き刺し9次いで
。
れた溝付プーリ32に測定すべき糸条33を同図の如く
掛けて、糸両端に同一の初荷重54.55を掛ける。こ
こで、初荷重は糸の総デニールx O,4gとする。次
にプーリ32の糸離れ点と荷重係止部の略中間に適当な
太さの固定された木綿針37を、構成する総フィラメン
トをほぼ2等分するフィラメント間に突き刺し9次いで
。
該木綿針57を差したのと反対側の初荷重64に単糸デ
ニールx2gの定荷重56を付加する。糸は付加された
定荷重56により木綿針37が交絡部に引掛って止まる
ところまで左側に移動する。
ニールx2gの定荷重56を付加する。糸は付加された
定荷重56により木綿針37が交絡部に引掛って止まる
ところまで左側に移動する。
次に初荷重34に取りつけた定荷重36を外して右側の
定荷重35の上に掛け、糸が定荷重66により右側に移
動し、交絡部が木綿針57に引掛り自然に止まるように
する。この時の糸の移動長さj(+)を求め次式により
CP値を求める。
定荷重35の上に掛け、糸が定荷重66により右側に移
動し、交絡部が木綿針57に引掛り自然に止まるように
する。この時の糸の移動長さj(+)を求め次式により
CP値を求める。
CF値−
ランダムに選んだ50本の標本について同様に測定しそ
の平均値をその糸条のCF値とするものである。
の平均値をその糸条のCF値とするものである。
、実施例1
マルチフィラメント糸Aに50デニール、48フイラメ
ントのポリエチレンテレフタレート糸。
ントのポリエチレンテレフタレート糸。
iルチフィラメント糸Bに50デニール、24フイラメ
ントのポリエチレンテレフタレート糸を用いて第3図に
示すような装置により本発明の部分カサ高糸を製造した
。
ントのポリエチレンテレフタレート糸を用いて第3図に
示すような装置により本発明の部分カサ高糸を製造した
。
この第3図に示す装置において、ローラー1゜ローラー
2.ローラー3.ローラー40表面速度をそれぞれ、1
40m/分、147m/分、140m/分。
2.ローラー3.ローラー40表面速度をそれぞれ、1
40m/分、147m/分、140m/分。
157m7分に設定し、負圧吸引管15の負圧圧力を6
00mmHg、流体噴射吸引ノズル16と交絡ノズル1
7の圧空圧をそれぞれ5−/ ” G* 2沌/■G。
00mmHg、流体噴射吸引ノズル16と交絡ノズル1
7の圧空圧をそれぞれ5−/ ” G* 2沌/■G。
流体噴射吸引ノズル16が吸引能を有する時間を0.1
〜0615秒とし、かつ流体噴射吸引ノズル16が吸引
能を有している時間と有していない時間の比を1:39
とし9本発明の部分カサ高糸を製造した。
〜0615秒とし、かつ流体噴射吸引ノズル16が吸引
能を有している時間と有していない時間の比を1:39
とし9本発明の部分カサ高糸を製造した。
製造された部分カサ高糸は、パッケージからの解じょ性
が良く、カサ高部はマルチフィラメント糸Bが過剰供給
されカサ直性を示した。かかる部分カサ高糸は、平均繊
度が105デニール、カサ高部の繊度が150デニ一ル
以上、堅密度の繊度 。
が良く、カサ高部はマルチフィラメント糸Bが過剰供給
されカサ直性を示した。かかる部分カサ高糸は、平均繊
度が105デニール、カサ高部の繊度が150デニ一ル
以上、堅密度の繊度 。
が104デニールであった。
実施例2
実施例1と同様の加工条件においてiルチフィラメント
糸Bとして50デニール、48フイラメントの仮ヨリ加
工を施したポリエチレンテレフタレート糸を用いて本発
明の部分カサ高糸を製造した。
糸Bとして50デニール、48フイラメントの仮ヨリ加
工を施したポリエチレンテレフタレート糸を用いて本発
明の部分カサ高糸を製造した。
製造された部分カサ高糸は堅密部のCF値が120で極
めて解じょ性、工程通過性のよい糸条で織物はカサ高部
がソフトなカサ高感を有する好ましいスラブ調織物とな
った。
めて解じょ性、工程通過性のよい糸条で織物はカサ高部
がソフトなカサ高感を有する好ましいスラブ調織物とな
った。
比較例1
実施例1と同様の加工条件において、交絡ノズル17に
圧空を供給しないで糸条を製造しようとしたが、供給フ
ィラメントが分離しローラ14に巻付きやすく加工不能
であった。
圧空を供給しないで糸条を製造しようとしたが、供給フ
ィラメントが分離しローラ14に巻付きやすく加工不能
であった。
比較例2
実施例1と同様の加工条件において、流体噴射吸引ノズ
ル16が吸引能を有している時間と有していない時間の
比を1:10に変更し糸条を製造した。
ル16が吸引能を有している時間と有していない時間の
比を1:10に変更し糸条を製造した。
製造した糸条はカサ高部の繊度が120デニールと小さ
く、この糸条を用いて製織した織物は。
く、この糸条を用いて製織した織物は。
カサ高部が不明瞭でスラブ感のやや乏しい織物となった
。
。
比較例3
実施例1と同様の加工条件において、ローラ14の表面
速度を125m/分に変更して糸条を製造した。この場
合実施例1で用いた交絡ノズルでは加工不能であり、流
体噴射撹乱ノズルを用い。
速度を125m/分に変更して糸条を製造した。この場
合実施例1で用いた交絡ノズルでは加工不能であり、流
体噴射撹乱ノズルを用い。
圧空圧を3kg/cIIIGとした。
製造された糸条は、非カサ高部(もはや堅密部とは言い
難いものであった)において大きなループを発生し、パ
ッケージからの解じょ性は不良となった。
難いものであった)において大きなループを発生し、パ
ッケージからの解じょ性は不良となった。
本発明の効果について次に述べる。
■ 堅密部は交絡しているため集束性がよく。
かつ交絡部とカサ高部が存在するため布帛にした場合、
カスリ状の高級感あふれる自然なムラが表現される。
カスリ状の高級感あふれる自然なムラが表現される。
■ 堅密部の交絡によるループ状の突出物の存在によっ
てパッケージ等からの解じょ性が不良になるという問題
は実質的にな(、さらに布帛にした場合、堅密部におけ
るスナツピングは生じにくく、いつまでも新品感のある
ものとなる。
てパッケージ等からの解じょ性が不良になるという問題
は実質的にな(、さらに布帛にした場合、堅密部におけ
るスナツピングは生じにくく、いつまでも新品感のある
ものとなる。
■ 堅密部のCF値が30以上の場合、上述の効果が顕
著となり、集束性がよく工程通過性の特に良好な糸条と
なる。さらにCF値が70以上の場合、一層効果を増し
、また布帛にした場合力スリ状のムラは一段と顕著とな
る。
著となり、集束性がよく工程通過性の特に良好な糸条と
なる。さらにCF値が70以上の場合、一層効果を増し
、また布帛にした場合力スリ状のムラは一段と顕著とな
る。
■ カサ高部は堅密部に比べ繊度が大きく、ボリューム
があるため布帛上では良好な風合を呈するスラブ調の織
物となる。
があるため布帛上では良好な風合を呈するスラブ調の織
物となる。
■ また、なおりす高部は布帛にする工程中で特にしご
き作用を与えるような条件をとった場合。
き作用を与えるような条件をとった場合。
該カサ高部がしごかれ一層カサ高が強調されネップ感の
ある織物となる。
ある織物となる。
■ さらにカサ高部において最も過剰に供給された構成
糸がケン縮、特に仮ヨリケン縮を有するとループやスナ
ル状態を生じ、スラブ部がソフト感のある肌にやさしい
風合となる。
糸がケン縮、特に仮ヨリケン縮を有するとループやスナ
ル状態を生じ、スラブ部がソフト感のある肌にやさしい
風合となる。
第1図、第2図は本発明の部分カサ直系の一例をモデル
的に示すものである。第3図は本発明の部分カサ直系の
製造方法の一例を示すものである。 第4図はループ状突出繊維の高さおよび曲率半径の定義
をモデル図によって説明するものである。 第5図は本発明のカサ高部と堅密部の定義を図によって
示すものである。第6図はCF値を測定する方法を説明
する概略図である。 1:カサ高部 2:堅密部 3:サンプルの繊度斑 11:ローラ グラフ 12:ローラ 13:ローラ14:ローラ
15:負圧吸引管16:流体噴射吸引ノズル 17:交絡ノズル 18:張力付与装置21:ル
ープ状のフィラメント 22:ループ状のフィラメント 26:ループ状のフィラメント 24:ループ状のフィラメント 28:堅密部 29:カサ高部31:プーリ
軸 62:溝付プーリ35:糸条
34:荷重 35:荷重 36:荷重 67:木綿針 特許出願人 東 し 株1式 会 社箆I図 軍21!1
的に示すものである。第3図は本発明の部分カサ直系の
製造方法の一例を示すものである。 第4図はループ状突出繊維の高さおよび曲率半径の定義
をモデル図によって説明するものである。 第5図は本発明のカサ高部と堅密部の定義を図によって
示すものである。第6図はCF値を測定する方法を説明
する概略図である。 1:カサ高部 2:堅密部 3:サンプルの繊度斑 11:ローラ グラフ 12:ローラ 13:ローラ14:ローラ
15:負圧吸引管16:流体噴射吸引ノズル 17:交絡ノズル 18:張力付与装置21:ル
ープ状のフィラメント 22:ループ状のフィラメント 26:ループ状のフィラメント 24:ループ状のフィラメント 28:堅密部 29:カサ高部31:プーリ
軸 62:溝付プーリ35:糸条
34:荷重 35:荷重 36:荷重 67:木綿針 特許出願人 東 し 株1式 会 社箆I図 軍21!1
Claims (6)
- (1)少なくとも2本のマルチフィラメント糸を構成糸
としてなる糸条であつて、該糸条の平均繊度の1.2倍
以上の繊度を有するカサ高部と、該糸条の平均繊度の1
.05倍以下の繊度を有する堅密部とが存在し、前記カ
サ高部においては該カサ高部を形成する構成糸のうち少
なくとも1本の構成糸の長さが該カサ高部を形成する他
の少なくとも1本の構成糸の長さに比べて長く、前記堅
密部においてはフィラメントが実質的に交絡していて、
かつ糸束表面からループ高さが該ループ曲率半径の2倍
以下にてループ状に実質的に突出している突出フィラメ
ントを有していることを特徴とする部分カサ高糸。 - (2)堅密部の交絡度CF値が30以上であることを特
徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の部分カサ高糸
。 - (3)少なくとも1本の構成糸が仮ヨリケン縮を有する
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(
2)項記載の部分カサ高糸。 - (4)少なくとも2本のマルチフィラメント糸A、Bを
供給系とし、マルチフィラメント糸Aはローラ11より
供給し、一方、マルチフィラメント糸Bはローラ12よ
り供給し負圧吸引管内で一時滞留させた後前記マルチフ
ィラメント糸Aと合流させて流体噴射吸引ノズル内に導
き、さらにローラ13を介して該少なくとも2糸を交絡
ノズルへ導き交絡せしめた後、ローラ14で引き取る加
工系において、前記ローラ111ローラ12、ローラ1
51ローラ14の表面速度V_1_1、V_1_2、V
_1_3、V_1_4の相対関係を、 V_1_2>V_1_1≧V_1_3≧V14とせしめ
るとともに、前記流体噴射吸引ノズルへの流体供給を間
歇的に施すように構成したことを特徴とする部分カサ高
糸の製造方法。 - (5)マルチフィラメント糸Bとしてケン縮を有する糸
を用いることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項記
載の部分カサ高糸の製造方法。 - (6)マルチフィラメント糸Bとして仮ヨリケン縮糸を
用いることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項記載
の部分カサ高糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2346985A JPS61186539A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 部分カサ高糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2346985A JPS61186539A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 部分カサ高糸およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186539A true JPS61186539A (ja) | 1986-08-20 |
Family
ID=12111386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2346985A Pending JPS61186539A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 部分カサ高糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61186539A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427042A (en) * | 1977-07-28 | 1979-03-01 | Teijin Ltd | Production of special processed yarn |
JPS5631032A (en) * | 1979-08-21 | 1981-03-28 | Unitika Ltd | Slab yarn and method |
JPS57112424A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-13 | Unitika Ltd | Production of composite processed yarn |
JPS58109647A (ja) * | 1981-12-24 | 1983-06-30 | 帝人株式会社 | 特殊加工糸の製造法 |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP2346985A patent/JPS61186539A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427042A (en) * | 1977-07-28 | 1979-03-01 | Teijin Ltd | Production of special processed yarn |
JPS5631032A (en) * | 1979-08-21 | 1981-03-28 | Unitika Ltd | Slab yarn and method |
JPS57112424A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-13 | Unitika Ltd | Production of composite processed yarn |
JPS58109647A (ja) * | 1981-12-24 | 1983-06-30 | 帝人株式会社 | 特殊加工糸の製造法 |
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