JPS6118608Y2 - - Google Patents

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JPS6118608Y2
JPS6118608Y2 JP1977108454U JP10845477U JPS6118608Y2 JP S6118608 Y2 JPS6118608 Y2 JP S6118608Y2 JP 1977108454 U JP1977108454 U JP 1977108454U JP 10845477 U JP10845477 U JP 10845477U JP S6118608 Y2 JPS6118608 Y2 JP S6118608Y2
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JP
Japan
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housing
resistance wire
display
hole
electrodes
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JP1977108454U
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JPS5435341U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶断表示装置を有する限流ヒユーズに
関するものである。
限流ヒユーズの溶断表示装置は、通常ヒユーズ
エレメントに対して高抵抗線を電気的に並列接続
し、この高抵抗線によつてスプリングで突出方向
(表示方向)に附勢された表示棒が没入状態で保
持していた。すなわち、ヒユーズエレメントが溶
断すると電流が高抵抗線に流れ、その高抵抗線が
瞬時に溶断して表示棒がスプリングの附勢によつ
て突出し、ヒユーズの溶断を表示するのである。
ところが、この高抵抗線にはヒユーズの性能上
細いものしか使用できず、このため、附勢力の強
いスプリングを使用するとその力によつて誤表示
を行うおそれがあるので、附勢力の弱いものしか
使用できなかつた。このため、表示棒の突出力を
利用して機械的に他の機器(リミツトスイツチ
等)を作動させる必要があつてもそれに対応でき
ない問題があつた。
そこで、この問題点を解消するために、附勢力
の強いスプリングを使用できるようにした構造の
もの、例えば実開昭52−56240号公報に記載され
ているような限流ヒユーズの溶断表示装置が提案
された。この表示装置は第1図に示すように、限
流ヒユーズの一端に内装された収容筒1内に、ス
プリング2で突出方向に附勢された表示棒3が設
けられ、高抵抗線4が前記収容筒1内端の孔5か
ら挿入されて表示棒3の孔6を通過し、前記孔5
から再び外部に出て一方の電極7に接続され、さ
らに、収容筒1の孔5には高抵抗線4をその孔5
で固定するための栓8が嵌合されていた。そし
て、収容筒1内の高抵抗線4によつて抱持される
ことにより、表示棒3の凹部9に係合されてスプ
リング2の附勢に抗して没入状態で表示棒3を保
持する係止片10が設けられていた。
ところが、収容筒1外部の高抵抗線4は栓8の
嵌合にかかわらずスプリング2の付勢力により収
容筒1内部へ徐々にひきずりこまれて同収容筒1
内部で緩み、やがては係止片10と凹部9との係
合が外れて表示棒3が誤動作することがあつた。
本考案の目的はこのような問題点を解消して、
表示棒の強い突出力を与えることができるととも
にその表示棒を誤動作させることのない限流ヒユ
ーズの溶断表示装置を提供するにある。
以下本考案を具体化した実施態様を第2図〜第
5図について説明すると、図面中11は限流ヒユ
ーズの絶縁外筒、12,13は同絶縁外筒11の
両端にそれぞれ嵌着固定したキヤツプ状の外部電
極、14は絶縁外筒11の軸心方向に内装した絶
縁コアであつて、外部電極12,13の内側面に
それぞれ電気的に接続されたキヤツプ状の内部端
子15が破冠されている。16は絶縁コア14の
外周に巻回したヒユーズエレメントであつて、両
端がそれぞれ内部電極15に接続されている。絶
縁外筒11と絶縁コア14との間及び絶縁コア1
4の貫通孔内には消弧砂17が充填されている。
18は第2図に示すように前記一方の外部電極
12及び内部電極15の中心に透設された取付孔
19から絶縁コア14内に遊挿した収容筒であつ
て、外端外周には外部電極12中央部の凹部12
a外側面に係止された係止板20が突出形成され
るとともに、内周面内端部には係止突部21が膨
出形成されている。
22は前記係止板20を覆うように、外部電極
12の凹部12aに水密状に周囲をハンダ等にて
接着固定された銅板等よりなる金属製止め板であ
つて、その中心には収容筒18の開口部より小さ
な突出孔23が透設されている。24は係止板2
0と止め板22との間に介在した耐水シールであ
つて、同係止板20と止め板22との間の水密を
保持し、係止板から外部電極を伝つて絶縁筒内の
消弧砂内に浸入するのを防止している。
25は前記収容筒18内に挿入した表示棒であ
つて、前記突出孔23から突出可能な表示部25
aと全長約1/3部分に前記止め板22の係止段部
22aに係止する係止突部26を一体に形成し、
同係止突部26の表示部25aと反対側は係止部
よりやや縮経の係止部25bとし、同係止部25
bには、掛止孔25cを貫設する。表示棒25の
係止突設26と収容筒18内端の係止突部21と
の間にはスプリング27を介装し、表示棒25を
突出方向へ附勢している。
28は第4図に示すように、一端を前記係止板
20外周の一部を切込を入れることにより形成さ
れた掛止部29に巻回掛止して外部電極12に接
続した高抵抗線であつて、収容筒18内端に切込
みを入れることにより形成された掛止部30に適
数回(2回〜3回)巻回掛止している。そして、
そこから収容筒18内端の前記係止突部21中央
に形成された止め孔31を通つて没入状態の表示
棒25の係止部25bの掛止孔25cを折り返
し、さらにそこから再び止め孔31を通つて、第
5図に示すように前記掛止部30に対向する位置
に同様に形成された掛止部30に同様に適数回巻
回固定され、収容筒18から若干内側位置で圧着
接続して圧着接続部28aを形成し、以降をスパ
イラル状に配して所定の長さを確保するととも
に、端部に内部電極に接続するための端子33を
固設する。
高抵抗線28の収容筒内に納められた部分はス
プリング27の反発力に抗して取付けられ、前記
止め孔31に嵌着する円錐台状の止め栓35によ
り、挾持している。高抵抗線28は掛止部30,
30′及び止め栓35によりスプリング27の反
発力によつて緩まないようになつているが、係止
突部21と止め栓35とにより形成された凹部3
7には、エポキシ樹脂製の接着剤36を充填する
ことにより、高抵抗線28がスプリング27の反
発力につて緩まないようより確実を期している。
なお、この接着剤36による接着部の主たる目的
は収容筒の表示棒突出孔から水分等が消弧砂内に
浸入してヒユーズの特性が阻害されるのを防止す
ることにある。
このように本考案は高抵抗線28を表示棒25
の掛止孔25cに挿通掛止するとともに、その掛
止部両側部分を収容筒18内端の掛止部30,3
0′に巻回固定したことによりスプリング27の
反発力に抗して確実に表示棒25を没入位置で保
持できるので、附勢力の強いスプリング27を使
用することができる。
又、本考案の表示棒25において両側部分の高
抵抗線28を対向状に離間する掛止部に巻回固定
して混触を避けているため、収容筒18内端部近
辺にて別の電流経路、例えば掛止部29から収容
筒18内端部へ至る抵抗線と、圧着接続部28a
あるいは収容筒18内から引き出されて圧着接続
部28aへ至る抵抗線とが接触し、収容筒18内
において表示棒突出用スプリング27を付勢状態
に保持している抵抗線を介さずに電気経路が形成
されるようなことは確実に回避され、この別経路
において抵抗線が溶断し、表示棒25の突出動作
に寄与する収容筒18内の抵抗線に電気経路が形
成されず、表示棒25の突出動作、すなわち溶断
表示動作がなされないといつた不具合を生じな
い。
なお、実施態様では収容筒18の係止板20が
水密状に覆われるように止め板22を外部電極1
2に接着固定するとともに、止め板22と係止板
20との間に水密状に耐水シール24を介在させ
たので、外部電極12及び内部電極15の取付孔
19から絶縁外筒11内に雨水等が浸入するのを
防止できる。そして、さらに、止め孔31と止め
栓35との間を水密状に保持するように接着剤3
6を凹部37に充填したので、収容筒13内から
雨水等が絶縁外筒11内に浸入するのを防止でき
る。従つて、絶縁外筒11内に水が入るのを確実
に防止できるので、水に起因したヒユーズの性能
劣化やしや断不能を確実に防止できるものとな
る。
以上詳述したように本考案は絶縁外筒の一端に
収容筒を内装し、同収容筒には前記一方の電極に
形成された孔から出没可能にした表示棒を挿入す
るとともに、その表示棒を突出方向へ附勢するス
プリングを内装し、前記ヒユーズエレメントと並
列になるように絶縁コア内を挿通して両電極間に
接続された高抵抗線を表示棒の一部に掛止し、そ
の掛止部の両側部分を収容筒内端部の対向状に離
間した位置にある掛止部に巻回掛止したことによ
り、誤動作させることなく表示棒に強い突出力を
与えることができるので、限流ヒユーズにおける
溶断表示装置として産業利用上優れた考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の溶断表示装置の断面図、第2図
〜第5図は本考案の実施態様を示すものであつ
て、第2図は限流ヒユーズの断面図、第3図は収
容筒部の断面図、第4図及び第5図はそれぞれ高
抵抗線の巻回状態を示す斜視図である。 絶縁外筒……11、外部電極……12,13、
絶縁コア……14,44、ヒユーズエレメント…
…16、収容筒……18、表示棒……25、コイ
ルスプリング……27、高抵抗線……28、掛止
部……30。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にキヤツプ状電極が設けられた絶縁外筒の
    軸心方向に絶縁コアを内装して同絶縁コアの外周
    にヒユーズエレメントを巻回するとともに、絶縁
    外筒の一端に収容筒を内装し、同収容筒には前記
    一方の電極に形成された孔さら出没可能にした表
    示棒を挿入するとともに、その表示棒を突出方向
    へ附勢するスプリングを内装し、前記ヒユーズエ
    レメントと並列になるように絶縁コア内を挿通し
    て両電極間に接続された高抵抗線を表示棒の一部
    に掛止し、その掛止部の両側部分を収容筒内端部
    に設けた係止突部中央の止め孔において互いに離
    間した位置に止め栓にて一旦固定し、さらには同
    収容筒内端部の対向状に離間した位置にある掛止
    部に巻回掛止したことを特徴とする限流ヒユーズ
    における溶断表示装置。
JP1977108454U 1977-08-13 1977-08-13 Expired JPS6118608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977108454U JPS6118608Y2 (ja) 1977-08-13 1977-08-13

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JP1977108454U JPS6118608Y2 (ja) 1977-08-13 1977-08-13

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Publication Number Publication Date
JPS5435341U JPS5435341U (ja) 1979-03-08
JPS6118608Y2 true JPS6118608Y2 (ja) 1986-06-05

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ID=29053516

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JPS4819419U (ja) * 1971-07-14 1973-03-05

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