JPH0312201Y2 - - Google Patents

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JPH0312201Y2
JPH0312201Y2 JP4968885U JP4968885U JPH0312201Y2 JP H0312201 Y2 JPH0312201 Y2 JP H0312201Y2 JP 4968885 U JP4968885 U JP 4968885U JP 4968885 U JP4968885 U JP 4968885U JP H0312201 Y2 JPH0312201 Y2 JP H0312201Y2
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electrode
small diameter
fuse element
insulating cylinder
diameter part
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は筒状カツトアウトに取着される限流
ヒユーズに関するものである。
(従来技術) 出願人は既に特願昭57−148311号で従来の筒状
カツトアウトに装着でき、定格電流容量を一層大
きくすることができる限流ヒユーズを提案してい
る。この限流ヒユーズは絶縁筒の上下両部をそれ
ぞれ小径部及び大径部に形成し、絶縁筒の上下両
端に対し上部電極及び中間電極をそれぞれ設け、
絶縁筒の小径部基部外周には前記中間電極に電気
的に接続される下部電極を設け、前記上部電極と
中間電極間をヒユーズエレメントにより互いに接
続して構成したものである。そして、前記ヒユー
ズエレメントを絶縁筒内に収納するにあたつてヒ
ユーズエレメントの遮断容量に必要な長さを確保
するために小径部及び大径部内ともスパイラル状
又はジグザグ状に形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記のように特に小径部ではヒユーズエレメン
トのスパイラル部が小径部の内周面に近接するの
で、このヒユーズエレメントが溶断したときに絶
縁筒内の消弧砂とともに形成されるいも虫状の高
抵抗体はさらに絶縁筒内周面に付着し、絶縁筒が
熱劣化して絶縁筒内面が炭化状態となり、両電極
間に絶縁耐圧が不充分となる。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、筒状カツトアウトの本体碍子内
に挿着する限流ヒユーズにおいて、絶縁筒を小径
部と大径部とより構成し、同絶縁筒の上下両端に
対し上部電極及び中間電極をそれぞれ設けるとと
もに小径部基部外周には前記中間電極に対し導体
をもつて電気的に接続する下部電極を設け、前記
上部電極と中間電極間をヒユーズエレメントによ
り接続するとともに前記小径部内に挿通するヒユ
ーズエレメントの下部電極に対応する部分を軸方
向に沿つた直線部をもつて形成し、前記絶縁筒の
大径部の下端部には前記中間電極を覆うように保
護カバーを嵌着したことをその要旨とするもので
ある。
(作用) 前記構成により、絶縁筒内に挿通配置されたヒ
ユーズエレメントにおいて、小径部基部に配置さ
れる下部電極に対応した部分が直線部となつてい
るため、ヒユーズエレメントが溶断した時に消弧
砂とともに形成するいも虫状の高抵抗体は小径部
の内周面に従来と異なり近接又は接触して絶縁筒
内面に付着することがなくなり熱劣化により炭化
して絶縁耐圧を低下させることがない。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を説明す
る。
1は上端部から下部へ小径孔2が形成された筒
状カツトアウトの本体碍子であつて、その下部に
は段差部3を介して拡径部4が小径孔2の下端に
対し連続的に形成されている。5は本体碍子1の
上端開口部に挿通取着されたモールドコーンであ
つて、その内部には上部口出線6が挿通されてい
る。7は上部口出線6の内端に接続された上部固
定電極、8は同内端に対しスプリング9を介して
吊下げられた消弧棒である。
10は前記本体碍子1の段差部3に係止される
ように拡径部4に嵌着された下部固定電極フレー
ムであつて、その上端部には電極支持板11が固
設されている。この電極支持板11には下部固定
電極11aが固定されている。12は前記本体碍
子1の下部側面に取着されたモールドコーンであ
つて、その内部に挿通された下部口出線13が前
記電極支持板11に接続されている。
14は前記本体碍子1の小径孔2に挿入された
消弧筒であつて、その下端部が前記下部固定電極
フレーム10上にストツパ15に支持され、上端
部が前記消弧棒8の下部外周を囲むように上部固
定電極7の直下まで延出されている。
次に限流ヒユーズFを説明する。
20は小径部21と大径部22とがテーパー部
23を介して一体状に形成された絶縁筒、24は
この小径部21の上端開口部に装着された上部電
極であつて、その上部には小径部21の接触子2
5が螺着されている。26は小径部21の基部外
周に嵌着された下部電極であつて、接着剤31に
て固定され、その下部はテーパー部23に当接し
ている。
27は前記絶縁筒20の大径部22内に軸心方
向に沿つて中心部に挿通固定された筒状の絶縁コ
アであつて、第4図に示すようにその外周面6箇
所には軸方向に延びる突条27aが断面星型状に
等角度をおいて突設されている。第2図に示すよ
うに絶縁コア27の上端(第3図において左端)
には内部電極28が固着されている。この内部電
極28は前記絶縁コア27の突条27aに対応し
てその周縁6箇所から下方へL字状に屈曲形成さ
れた係止片29が設けられ、同係止片29にて絶
縁コア27の突条27aに係合されている。さら
に内部電極28の周縁部において各係止片29の
基端部間には上方に延出された係合片30が突設
されている。
そして、同内部電極28の係合片30は絶縁コ
ア27の突条27aの上端縁が係止片29を介し
てテーパー部23の内周面に当接されるまで小径
部21に対して圧接状に挿入されている。
第2図に示す32は絶縁コア27の下端部に取
着されたシルクハツト状の中間電極であつて、基
端部に設けられ、絶縁コア27下端面に当接され
るフランジ33の周縁部には第4図に示すように
前記絶縁コア27の各突条27aに係着される係
止片34が突出されている。さらに係止片34間
には絶縁筒20の大径部22の内周まで延出され
る係着片35が形成されている。
中間電極32において前記フランジ33中央に
は絶縁筒20よりも下方に突出した有底筒状の膨
出部36が設けられ、その内底部には第8図に示
すように挿通孔37が透設されている。中間電極
32の一つの係着片35aには第2図に示すよう
に大径部22下端の切欠22aを介して外部から
導入された導電板38の一端が接続されている。
そして、導電板38の他端は絶縁筒20の外周中
手方向に沿つて延出され、前記下部電極26に接
続されている。
第2図に示す39は前記中間電極32及び絶縁
コア27内に対し挿通孔37より挿通して取着さ
れた表示筒であつて、その内部にはスプリング
(図示しない)の付勢力により下方へ突出可能な
表示棒40が内装されている。
41は一端が前記絶縁筒20の上部電極24に
接続された第1ヒユーズエレメントであつて、他
端は小径部21内を通して内部電極28の一係合
片30に係着されている。同第1ヒユーズエレメ
ント41において前記下部電極26に対応する下
部は絶縁筒20の軸心方向に沿つて直線部41a
が形成され、その他の部分はスパイラルに形成さ
れている。
なお、この内部電極28の係合片30は前記第
1ヒユーズエレメント41が係着された後に第9
図に示すように内方へ90度折曲されている。42
は前記大径部22内の絶縁コア27の外周に巻装
された第2ヒユーズエレメントであつて、第3図
に示すように一端が前記内部電極28の他の係合
片30に係着され、他端が第6図に示すように中
間電極32の一つの係着片35aに対し係着され
ている。
なお、この第2ヒユーズエレメント42の中ほ
どには第3図に示すように消弧チユーブ43にて
被覆された低融金属部(図示しない)が接続され
ている。第2図に示す44は絶縁コア27内に挿
通されれた抵抗線であつて、一端が前記内部電極
28の折曲げされた一係合片30に係着されてい
る。同抵抗線44の他端は前記表示筒39内のス
プリング(図示しない)に抗して没入状態に収納
される表示棒40に挿通されるとともに中間電極
32に接続されている。
すなわち、この限流ヒユーズFは上部電極24
→第1ヒユーズエレメント41→内部電極28→
第2ヒユーズエレメント42→中間電極32→導
電板38→下部電極26の順に電路が形成される
とともに、内部電極28→抵抗線44→中間電極
32の順に電路が形成され、第2ヒユーズエレメ
ント42に対し抵抗線44は並列に接続されてい
る。
45は絶縁筒20の小径部21及び大径部22
並びに絶縁コア27内に充填された消弧砂であ
る。
46は絶縁筒20の大径部22を覆うように嵌
着した絶縁材よりなる保護カバーであつて、接着
剤にて水密状に固定されるとともに、有底筒状に
形成され、その下端部中央には前記中間電極32
の膨出部36を嵌合状に収納するための縮径部4
7が形成されている。この保護カバー46は中間
電極32と下部電極26間を電気的に接続する導
電板38を覆い、充電部が露出するのを防止する
ためのもので、適宜の位置で被覆すればよい。
48は前記保護カバー46の縮径部47の外周
において、互いに180度反対位置に設けられた係
合突起であつて、筒状カツトアウトの本体碍子1
に対し取付取外しの際に操作棒(図示しない)が
操作可能に係合するようになつている。
保護カバー46の縮径部47の底面中央には第
2図に示すように前記表示筒39の表示棒40が
突出する貫通孔49が透設されるとともに、周縁
には段部50aを介して下方に突出したスカート
部50が形成されている。
以上のように構成された限流ヒユーズFは第1
図に示すように下端開口部から本体碍子1内に挿
入され、その上端部の接触子25が上部固定電極
7と消弧棒8との間に挟持されるとともに、下部
電極26が電極支持板11の下部固定電極11a
に挟持される。又、絶縁筒20の小径部21は消
弧筒14内に嵌挿されるとともに、絶縁筒20の
大径部22は本体碍子1の拡径部4内に嵌挿さ
れ、その下端部が本体碍子1の下端から突出され
る。
(第1図参照)。
さて、大電流が流れると、第1ヒユーズエレメ
ント41,第2ヒユーズエレメント42が溶断
し、アークに移行したとき抵抗線44は両端に印
加された電圧により瞬時に溶断する。この抵抗線
44の溶断により、表示筒39の表示棒40がス
プリング(図示しない)の付勢によつて突出し、
溶断表示を行う。
前記のように第1ヒユーズエレメント41が溶
断されたときにはヒユーズエレメント41と消弧
砂45とによりいも虫状の高抵抗体が形成される
が直線部41aが絶縁筒20の軸心方向に沿つて
配置されているため、この直線部41aにて形成
される高抵抗体は小径部21の内周面に近接する
ことがなく、従つて、下部電極26に対応する小
径部21の内周面が溶断時に生ずる熱により炭化
することがない。
一方、低倍率の小電流が流れた場合には第2ヒ
ユーズエレメント42の消弧チユーブ43内の低
融金属部(図示しない)にて確実に遮断し、同様
に表示筒39内の表示棒40が突出して溶断表示
を行う。
このように構成された限流ヒユーズFは本体碍
子1に取着された際にその下端部が本体碍子1か
ら突出するが、下端部に配置された中間電極32
及び導電板38の下端部は保護カバー46により
覆われるためその取着作業及び取外し作業を安全
に行うことができ、又、本体碍子1に取着した後
は保護カバー46のみ本体碍子1から下方に露出
するため安全である。
さらに、保護カバー46の下面周縁には段部5
0aを介してスカート部50が下方に延出されて
いるため、雨水が垂れた場合には水切りを良くす
ることができる。
さらに、本体碍子1の拡径部4に嵌着される絶
縁筒20の大径部22内においては、絶縁コア2
7の外径を大きくすることができるためこの絶縁
コア27の外周に巻回される第2ヒユーズエレメ
ント42の巻径を大きくすることができ、従つ
て、定格電流容量を一層大きくすることができ
る。
効 果 以上詳述したようにこの考案によれば絶縁筒内
に挿通配置されたヒユーズエレメントにおいて、
小径部基部に配置される下部電極に対応した部分
が直線部となつているため、ヒユーズエレメント
が溶断した時に消弧砂とともに形成するいも虫状
の高抵抗体は従来と異なり小径部の内周面に対し
近接しないため絶縁筒が溶断時発生する熱により
炭化することがない。従つて、ヒユーズエレメン
トが遮断動作した後、上部電極側に残つたヒユー
ズエレメントと絶縁筒の小径部の下部に配置され
る下部電極間の短絡を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る限流ヒユーズを備えた筒
状カツトアウトスイツチを示す断面図、第2図は
本考案に係る限流ヒユーズの断面図、第3図は絶
縁コアの正面図、第4図は同じく第3図のA−A
線における断面図、第5図は同じく第3図のB−
B線における断面図、第6図は同じく右側面図、
第7図は同じく左側面図、第8図は下部電極の部
分断面図、第9図は内部電極の断面図、第10図
は第2図のC−C線における断面図、第11図は
内部電極と絶縁筒との配置状態を示す断面図であ
る。 20……絶縁筒、21……小径部、22……大
径部、23……テーパー部、24……上部電極、
26……下部電極、27……絶縁コア、28……
内部電極、32……中間電極、38……導電板、
41……第1ヒユーズエレメント、41a……直
線部、42……第2ヒユーズエレメント、44…
…抵抗線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状カツトアウトの本体碍子内に挿着する限流
    ヒユーズにおいて、絶縁筒を小径部と大径部とよ
    り構成し、同絶縁筒の上下両端に対し上部電極及
    び中間電極をそれぞれ設けるとともに小径部基部
    外周には前記中間電極に対し導体をもつて電気的
    に接続する下部電極を設け、前記上部電極と中間
    電極間をヒユーズエレメントにより接続するとと
    もに前記小径部内に挿通するヒユーズエレメント
    の下部電極に対応する部分を軸方向に沿つた直線
    部をもつて形成し、前記絶縁筒の大径部の下端部
    には前記中間電極を覆うように保護カバーを嵌着
    したことを特徴とする筒状カツトアウト用限流ヒ
    ユーズ。
JP4968885U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH0312201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4968885U JPH0312201Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4968885U JPH0312201Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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Publication Number Publication Date
JPS61166451U JPS61166451U (ja) 1986-10-15
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