JPH0327322Y2 - - Google Patents

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JPH0327322Y2
JPH0327322Y2 JP1985073901U JP7390185U JPH0327322Y2 JP H0327322 Y2 JPH0327322 Y2 JP H0327322Y2 JP 1985073901 U JP1985073901 U JP 1985073901U JP 7390185 U JP7390185 U JP 7390185U JP H0327322 Y2 JPH0327322 Y2 JP H0327322Y2
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JP
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case
transparent
inner cylinder
fusing
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本案は密閉形電線ヒユーズの改良に係り、特に
絶縁ケースの成形に工夫をこらして同ケースの仕
上がり状態を良好にすると同時に組立作業の簡略
化を計り、而もヒユーズの溶断状態を目視確認し
易すくした構造に関するものである。
イ−2 従来技術 低圧配電線路の引込線には密閉形電線ヒユーズ
が接続されている。この密閉形電線ヒユーズはそ
のヒユーズエレメントを外気から遮断してヒユー
ズエレメントの劣化の防止をするため絶縁ケース
内に密閉収納されている。そしてこの場合絶縁ケ
ースにはヒユーズエレメントの溶断状態が外側か
ら目視にて確認できるように透明の合成樹脂、例
えばポリカボネート樹脂等が使用されている。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記において透明の絶縁ケース
は溶断表示を見易くしたりあるいは商品価値を高
めるために溶断部が位置する以外の外周面に着色
処理を施したり、目隠し用のカバーを取り付けた
りする等の作業を行つていた。
つまり、絶縁ケースの成形後にこのような面倒
な化粧作業が必要であつた。またこの種のヒユー
ズにあつては溶断部を構成する低熔融合金の形状
が比較的小さいため、仮に絶縁ケースが透明であ
つても該ケースを介しての溶断状態の目視確認が
しにくいと言う問題があつた。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題を解決するための手段 本案はかかる問題点を解決するためのもので、
離間して対向する端子2,3間にヒユーズエレメ
ント4を接続し、さらに接続した上記エレメント
4の中央の挟あい部には低熔融合金5を接合して
これらを透明の合成樹脂製の内筒6の溶断部室6
c内に収納して溶断部イを形成し、さらに溶断部
イの両側の残りのエレメント4cを同じく同内筒
6の遮断部室6dに収納しかつ同室6d内に消弧
剤7を充填して遮断部ロを形成すると共にさらに
上記溶断部イと遮断部ロと端子2,3の一部とを
上記内筒6の外側から透明の合成樹脂製の絶縁ケ
ース8により一体に被覆成形して同ケース8内に
密閉収納するようにしたものにおいて、 上記ヒユーズエレメント4の溶断部イが位置す
る外周面8a′を除く絶縁ケース8の外周面8aを
同ケース8の成形時、同時に粗面化して不透明に
すると共にさらに上記絶縁ケース8の透明の外周
面8a′部分に対応する同ケース8の内側の透明の
内筒6は該透明の外周面8a′に対応する部分6e
が厚肉に形成されていることを特徴とする密閉形
電線ヒユーズを提案するものである。
ロ−2 作用 本案の密閉形ヒユーズはヒユーズエレメント
4を密閉収納する透明の合成樹脂よりなる内筒6
に対しその外側にインジエクシヨン成形により同
じく透明の絶縁ケース8を密着するようにして被
覆成形したものである。
そして、該ケースの成形に際してはヒユーズエ
レメント5の溶断部イの位置する外周面8a′を残
してそれ以外の部分の該ケースの外周面8aを成
形(成形金型)により粗面化(ナシ地処理)して
いる。そのために溶断部イの位置する以外の絶縁
ケースの外周面8a′は不透明になつている。そし
てヒユーズエレメント4が溶断した場合は透明部
分の溶断部室6cが黒化するためこの黒化状態を
ケース8の透明の外周面8a′を目視によつて確認
し、溶断状態を知ることができる。また上記にお
いて黒化に至らない小電流溶断あるいは機械的な
ストレスによる切断が生じた場合にも溶断部室6
c内の状態は、絶縁ケース8の透明部分つまり外
周面8a′と外周面8a′に対応する同ケース8の内
側の内筒6の厚肉の部分6eとのレンズ作用によ
つて、溶断ないしは切断した低熔融合金5が拡大
されるため、目視点検時作業者は絶縁ケース8の
外側からでも容易に確認することができる。
ロ−3 実施例 次に第1図および第2図に示す実施例について
説明する。
は本考案の密閉形電線ヒユーズを示すもの
で、2,3は被覆電線よりなる端子であり、偏平
状に押し潰したその先端の接続部2a,3a間を
ヒユーズエレメント4により接続している。
ヒユーズエレメント4は銅板を帯板に形成しさ
らにこれに穴を打ち抜いた形状よりなりその両端
4a,4bを上記のごとくスポツト熔接等により
端子の接続部2a,3aに接続し、さらに中央の
狭あい部に錫−アンチモンからなる低溶融合金5
を接合してしている。6はヒユーズエレメント4
に沿つて同エレメントを囲むようにして取付けた
上下に分割可能な2つの部片6a,6bからなる
透明の合成樹脂例えばポリカボネート樹脂よりな
る最中形の内筒であり、同内筒にはヒユーズエレ
メント4の中央に位置して上記低溶融合金5を収
納し溶断部イを形成するための溶断部室6cと上
記低溶融合金5以外のエレメント4cを収納し而
もその中に消弧剤7を密に充填して遮断部ロを形
成するための遮断部室6dとが区画形成されてい
る。8はヒユーズエレメント4および端子2,3
に上記のごとく取り付けた内筒4に対しさらにそ
の外周面に密着するようにインジエクシヨン成形
によつて被覆成形した透明の合成樹脂例えば、ポ
リカボネート樹脂よりなる絶縁ケースであり、同
ケースの外周面8aは中央の溶断部イの外周面8
a′を残して(図中一点鎖線で示す。)他は云わゆ
るナシ地処理により成形時に粗面化されて不透明
になつている外、厚肉に形成した同ケースの両端
の端子支持部8bには端子の外周面2b,3bを
囲むようにして環状の凹部gが形成されさらにこ
の凹部にはシリコーン樹脂等の充填材9が注入さ
れて同端子と絶縁ケース間の気密を保つようにし
ている。
なお、充填材9が注入した後は端子支持部の端
部よりさらに端子の軸線方向にそつて突出する突
出部8cをそれぞれ加熱熔融して同部を端子外周
面に密着させるようにしている。
10は端子カバーであり、端子支持部外周の突
起8dに係合して取り付けられている。
以上の構成のヒユーズにおいて、過電流あるい
は短絡電流が流れゝばヒユーズエレメントは低溶
融合金5の部分あるいはヒユーズエレメントの全
長に亙つて溶断するが、この場合上記溶断部室6
cはその内容積が特に小さく形成されているた
め、ヒユーズエレメントの熱およびアークが該室
の内壁6c′に影響して速やかに同壁が黒化されこ
れによつて溶断表示を行つている。なお、黒化に
至らない場合にも絶縁ケース8の透明部分つまり
外周面8a′と同外周面8a′に対応する厚肉に形成
した内側の内筒6の部分6eとのレンズ作用によ
り低熔融合金5が拡大されて目視確認しやすくな
つている。
ハ 考案の効果 本案は以上の構成からなり、溶断部を残して透
明の絶縁ケースの不必要な部分の外周面を成形の
際に粗面化して不透明にしたゝめ従来のように成
形後に着色処理を行なつたり、カバーリングした
りする面倒な作業が不要となり組立作業を簡略に
できると同時に仕上がりも良好となり商品価値を
も高めることができる等の特長を持ち、またさら
に溶断部イを構成する絶縁ケース8の透明部分8
a′とその内側の透明部分8a′に対応する内筒6の
厚肉に形成した部分6eとのレンズ作用により溶
断室6c内の低熔融合金5が拡大されてその状態
が目視確認しやすくなる等の特長を持つもので実
用上極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
密閉形電線ヒユーズの縦断面図、第2図は内筒の
外側に密着するようにして絶縁ケースを被覆成形
した状態における密閉形電線ヒユーズの縦断面図
をそれぞれ示す。 ……密閉形電線ヒユーズ、2,3……端子、
4……ヒユーズエレメント、5……低溶融合金、
8……絶縁ケース、8a……外周面、8a′……外
周面、イ……溶断部、ロ……遮断部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 離間して対向する端子2,3間にヒユーズエレ
    メント4を接続し、さらに接続した上記エレメン
    ト4の中央の挟あい部には低熔融合金5を接合し
    てこれらを透明の合成樹脂製の内筒6の溶断部室
    6c内に収納して溶断部イを形成し、さらに溶断
    部イの両側の残りのエレメント4cを同じく同内
    筒6の遮断部室6dに収納しかつ同室6d内に消
    弧剤7を充填して遮断部ロを形成すると共にさら
    に上記溶断部イと遮断部ロと端子2,3の一部と
    を上記内筒6の外側から透明の合成樹脂製の絶縁
    ケース8により一体に被覆成形して同ケース8内
    に密閉収納するようにしたものにおいて、 上記ヒユーズエレメント4の溶断部イが位置す
    る外周面8a′を除く絶縁ケース8の外周面8aを
    同ケース8の成形時、同時に粗面化して不透明に
    すると共にさらに上記絶縁ケース8の透明の外周
    面8a′部分に対応する同ケース8の内側の透明の
    内筒6は該透明の外周面8a′に対応する部分6e
    が厚肉に形成されていることを特徴とする密閉形
    電線ヒユーズ。
JP1985073901U 1985-05-18 1985-05-18 Expired JPH0327322Y2 (ja)

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JPS61189553U JPS61189553U (ja) 1986-11-26
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JP6007010B2 (ja) * 2012-07-18 2016-10-12 矢崎総業株式会社 電線ヒューズ及びその製造方法
CN104064972B (zh) * 2014-06-12 2016-12-21 国家电网公司 快速恢复变压器供电的装置及方法

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JPS561070U (ja) * 1979-06-15 1981-01-07

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