JPS6118469A - 四層メタリツク塗膜の形成方法 - Google Patents

四層メタリツク塗膜の形成方法

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JPS6118469A
JPS6118469A JP13790184A JP13790184A JPS6118469A JP S6118469 A JPS6118469 A JP S6118469A JP 13790184 A JP13790184 A JP 13790184A JP 13790184 A JP13790184 A JP 13790184A JP S6118469 A JPS6118469 A JP S6118469A
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Tokuji Nishizawa
西沢 徳次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 本発明は高彩度のメタリック塗装仕上げに関し、自動車
、二輪車等の仕上げにおいて従来の原色だけで得られな
い色調の領域拡大にある。
従来技術 従来、自動車や二輪車等の塗装は通常の有機あるいは無
機顔料によるソリッド色仕上げ及びアルミニウム粉等を
用いた塗料によるメタリック仕上げが行なわれている。
本発明に関連するメタリック仕上げは当初のメタリック
ベース塗膜単独からメタリックベースの上にクリヤー塗
膜を積層しメタリックベースの変色等を防止すると同時
に耐候性を向上させた2コート1ベーク系に移っている
更に、特公昭59−2542ではメタリックベースを第
一層とし、次いで樹脂固形分に対して着色顔料及び/ま
たは体質顔料を1〜10部含むクリヤーコートを第二層
とし、更にクリヤーコートを第三層として積層した系を
開示している。
また、特開昭57−105266ではメタリック ベー
スコートの上にアクリル系モノマ一種と水M基価、酸価
等を特定した樹脂をビヒクルとする二層のクリヤー コ
ートを積層する方法が開示されている。
本発明ではこれらの従来系のメタリック仕上げで困難と
されている深みの有る色調の塗膜を得ることにある。
発明の構成 すなわち本発明はメタリック調顔料を含むベースコート
の上に、ウェット オン ウェットでクリヤー塗料の第
一層を塗装したのち焼付を行い、次いで樹脂固形分に対
し0,5〜10部の顔料を含むクリヤー塗料を第二層と
し、ウェット オン ウェットで更にクリヤー塗料をト
ップコートとして積層、焼付した四層からなる4コート
2ベークメタリック塗膜の形成方法である。
本発明を適用するに最も好ましい被塗物である自動中を
塗装する場合に於いては被塗物の皮膜化成/電着塗装/
中塗塗装工程までは従来と変ることがない。
本発明方法に於いてメタリックベースは通常のアクリル
樹脂を主成分としアミノ樹脂を架橋剤とする樹脂成分が
ビヒクルとして用いられる。
アクリル樹脂の数平均分子量は20000〜50000
が好ましい。数平均分子量が20000未満であるとメ
タリック調顔料の配列が均一になりにくいため所望の彩
瓜のレベルに達ヒ゛ず、50000をこえると塗膜のレ
ベリングが悪くなるので塗膜の仕上がり肌が平滑性が低
下する。
このベース」−トに配合されるメタリック調顔料として
は金属粉または27及び箔状雲母であり、その50重用
%以上が25μ以上の径を有するものであることが好ま
しい。
メタリック調顔料が25μより小さがったり、25μ以
上のメタリック調顔料が50重量%に満たないと高彩度
化を目的とする本発明にあってはり1月7−塗料の第二
層へ配合する顔料との関係においてメタリック感が低下
するので好ましくない。
この様なメタリック調顔料と1ノでは東洋アルミニウム
社製ミラグ[]−1000、アルペースト52−509
 、旭化成社製アルミニウムペーストMG−21,等の
アルミニウム粉あるいはペースト等がある。 また、箔
状雲母としてはチタンをコーテングしたマイカCあるメ
ルク社製イリオジン140.シマーパール、またこれら
を加工したメルク社製イリオジン530等が有る。
次ぎに、クリヤーコートとしての第一層はアクリル樹脂
とその架橋剤であるアミノ樹脂の組合せ、アクリル樹脂
またはポリエステル樹脂とその架橋剤であるイソシアネ
ートどの組合せからなる樹脂がビヒクルとして用いられ
る。
アクリル樹脂の数平均分子量は5000〜1ooooが
好ましく、ポリエステル樹脂の数平均分子量は2000
〜4000が好ましい。
アクリル樹脂の数平均分子量が5000未満であると耐
候性、塗膜硬度等の塗膜品質が低下し1.10000を
こえると塗膜が肉やせするので好ましくない。
ポリエステル樹脂の数平均分子量が2000未満である
とクレータ−の発生が見られるようになり、4000を
越えると塗膜が乾燥過程で肉やせするので好ましくない
次ぎに、クリヤーコートとしての第二層はアクリル樹脂
とその架橋剤であるアミノ樹脂がビヒクルとして用いら
れる。
このアクリル樹脂の数平均分子量は1oooo〜500
00が好ましい。数平均分子量が10000未満である
とクリヤー塗料の第一層との密着性の制御が難しく、ま
たウェット オン ウlツ1〜で積層されるクリヤー塗
料の第三層と塗料の混和現象が起こり易い事から艶が悪
く、また50000を越えると塗膜の平滑性が低下する
この第二層のクリヤー塗料には樹脂固形分相対して0.
5〜10部の顔料を配合することが必須である。
この顔料を第一層のクリヤー塗料に配合して塗膜を形成
するとメタリック調顔料の凹凸によりクリヤー塗料が突
ぎ破られる事によって、チカチカする外観となり所望の
塗膜が得られない。
また、第三層に顔料を配合すると仕上がり外観や耐候性
の問題が生ずるので好ましくない。
第二層のクリヤー塗料に配合する顔料は樹脂固形分に対
して0.5=10部であり0.5部より少ないと色彩付
与の効果が乏しく、10部より多いと隠蔽力が大きくな
りメタリック調顔料の色彩を相殺づるので好ましくない
好ましい範囲は塗料中2〜5部である。
この様な目的に適用できるメタリック調顔料としては透
明性の高い顔料が好ましくペリレン、フラバンスロン、
スレンなどのバット系顔料、キナクリドン系顔料、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロ
シアニン系顔料、ベンゾイミダゾロン、イソインドリノ
ン、ウオッチングレッド等のアゾ系顔料、透明性の赤色
弁柄、透明性の黄色弁柄、メタルコンプレックス系顔料
等がある。
この他に約1%以下で微量の(非透明性)肴色顔利を配
合しても良い。
次ぎに、クリヤー塗料としての第三層はアクリル樹脂と
その架橋剤であるアミン樹脂やポリニスデル樹脂または
アクリル樹脂とイソシアネートの組合ばかビヒクルとし
て用いられる。
アクリル樹脂の数平均分子量は5000〜1ooooが
好ましい。数平均分子量が5000未満であると耐候性
や硬度の低下等の塗膜品質が低下し、10000をこえ
ると仕上がり外観が低下するので好ましくない。
このようにベース塗料及びクリヤー塗料が分子量の異な
る樹脂の組合せからなるのは次ぎに記載するように各県
お1の使用目的が異なるからである。
メタリックベース塗料  均一・なメタリック調塗膜の
形成 りリヤー塗料の第一層  メタリック調顔料の凸を隠蔽
する クリヤー塗料の第二層  メタリック調顔料にない色層
を均一に塗膜へ与え クリヤー塗料の第一層と 第三層を強固に密着ざぽ る。
クリヤー塗わ1の第三層  塗膜の外観(美観)向上(
hツブコート)     と耐候性等の耐久性の確保 そのほかに各クリヤー塗料は紫外線吸収剤、光安定剤、
可塑剤、表面調整剤、帯電防止剤等の添加剤が適宜配合
できる。
本発明方法を実施するにはメタリックベース塗料の場合
がエアースプレーまt:は固定式及び手持ち式の静電塗
装機等、クリヤー塗料の場合が同じく静電塗装機あるい
はエアースプレー等が用いられる。 そして、メタリッ
クベース塗料と第一クリヤーはウェット オンウェット
の2コート 1ベークされ、更に、第二クリヤー(有色
)と第三クリヤーをウェット オン ウェットの2コー
ト 1ベーク塗装するのが優れた四層のメタリック塗膜
を形成できる。
以下実施例にもとずいて更に詳細に説明する。
ベースコート製造例 A1 三井東圧化学社製のアルマテックス14T448Fアク
リル樹脂)100部にたいして東洋アルミ社製のアルペ
ーストミラグロー1000を5%(固形分)、予めアク
リル樹脂に分散したフタロシアニンブルー#314を2
%を配合し、撹拌機にて充分に撹拌しベースコートA1
を得た。ミラグロー1000の平均粒径は25μ ベ一スコート製造例 A2 三井東圧化学社製のアルマテックスNT44B  10
0部にたいしてシマ7パール社製のイリオジン140を
10% (固形分) 、BASF社製パリオゲンマルー
ン3920を配合し、撹拌機にて充分に撹拌しベースコ
ートA2を得た。
イリオジン140の平均粒径は85μ”ベースコート製
造例 A3 三菱レーヨン社製ダイヤナールHR−559(アクリル
樹脂100部にたいして゛東洋アルミ社製のアルペース
トH8−2を7.5% (固形分)、東洋曹達社製キナ
クリドン系顔料ルビクロン500RGを2,5x及び三
菱化成社製カーボンブラックHA100を0.3%配合
し、撹拌機にて充分に撹拌しベースコートA3を得仁。
アルペーストl5−2の平均粒径は18μベ一スコート
製造例 A4 三菱レーヨン社製のダイヤナールHR−559100部
にたいして旭化成社製のアルミニウムペーストHG21
を10%(固形分)配合し、撹拌機にて充分に撹拌しベ
ースコートA4を得た。
HO21の平均粒径は24μ ベースコート製造例 A5 三井東圧化学社製のアルマテックスNT448 100
部にたいして東洋アルミニウム社製のアルペースト52
−509を10%(固形分)配合し、撹拌機にて充分に
撹拌しベースコートA5を得た。
アルペースト52−509の平均粒径は30μ第−及び
第三クリヤー塗料製造例B1 三井東圧化学社製の分子量8000のアクリル樹脂アル
マテックスNT448を70重量部(以下同様)と大日
本インキ化学工業社製のメラミン樹脂30部により第一
クリA7−塗料B1を得た。
第−及び第三クリヤー塗料製造例B2 大日本インキ化学工業社製の分子16000のアクリル
系二液ウレタンアクリデックA−801を第一クリヤー
塗料及び第三クリヤー塗料製造例B2とした。
第一クリヤー塗料製造例B3 三菱レーヨン社製の分子1eoooのアクリル樹脂ダイ
ヤナールHR−559を70重量部(以下同様)と大日
本インキ化学工業社製のメラミン樹脂30部により第一
クリヤー塗料B3を得た。
第一クリヤー塗料製造例B4 第一クリヤー塗料B1に対してフタロシアニンブルー#
314を5部を配合し、プレミックスとサンドグライン
ドミルにて分散し第一クリヤー塗1.84を得た。
第二クリヤー塗料製造例C1 三井東圧化学社製の分子fi 15000のアクリル樹
脂アルマテックス訂−ト23を70重量部(以下同様)
と三井東圧化学社製のメラミン樹脂30部及び重陽色素
社製フタロシアニンブルー#3145部を配合し、プレ
ミックスとサンドグラインドミルにて分散し第二クリx
’−塗斜c1を得た。
第二クリヤー塗料製造例C2 C1の製造例においてフタロシアニンブルー#314に
かえてBASF社製のパリオゲンマルーン113920
を2部配合し、プレミックスとサンドグラインドミルに
て分散し第二クリヤー塗料C2を得た。
第二クリヤー塗料製造例C,3 C1の製造例においてフタロシアニンブルー#314に
かえてルビクロン500 RGを25部配合し、プレミ
ックスとシンドグラインドミルにて分散1ノ第二クリヤ
ー塗料C3を得た。
第二クリヤー塗料製造例C4 C2の製造例においてフタロシアニンブルーにかえてB
ASF社製のパリオゲンマルーン#3910を3部配合
し、プレミックスとサンドグラインドミルにて分散し第
二クリヤー塗料C4を得た。
第二クリヤー塗料製造例C5 三井東圧化学社製の分子量15000のアクリル樹脂ア
ルマテックスNT−U−23を70重量部(以下同様)
と三井東圧化学社製のメラミン樹脂30部により第二ク
リヤー塗料C5を得た。
第三クリヤー塗料製造例D1 三菱レーヨン社製の分子量8000のアクリル樹脂ダイ
ヤナールIIR−522を70重0部(以下同様)と三
井東圧化学社製のメラミン樹脂30部にパリオゲンマル
ーン$3910を3部配合し、プレミックスとサンドグ
ラインドミルにて分散し第一クリヤー塗料D1を得た。
以上のようにして得られたメタリック ベース ツー1
−第一クリヤー塗料斜、第二クリヤー塗料、第三クリA
I−塗料は次ぎの方法により塗装した。
10cm X 30(:II+の試験板に日本ペイント
社製型@塗料パワ刊・ツブU−30を乾燥膜厚がユOμ
となるように(以下同様)塗装−焼付し、日本ペイント
社製中塗塗料オルガS50シーラーを塗装−焼付し、次
いで四層のメタリック層を4コー1〜2ベークでfi層
した。
メタリック ベース コートは約20μにエアスプレー
で塗装し1〜3分間溶剤をフラツシコ、 オフした後、
第一クリヤー塗料を約30μにエアースプレーで塗装し
、次いで140℃×30分間焼付を行った。
更に、第二クリヤー塗料を約25μにエアースプレーで
塗装し1〜3分間溶剤をフラッシュ オフした後、第三
クリヤー塗料を約30μにエアースプレーで塗装し、次
いで140°C×30分間焼付を行い四層からなるメタ
リック塗膜を得た。
但し、アクリル系の二液ウレタンは120℃x20分間
で強制乾燥を行った。
以下余白 表11・〜4は実施例、5〜8は比較例。
表2 評価の結果 表2の評価は次ぎの方法により行った。
(1)マンセル値 スガ試験機社製SHカラーコンピュタ−例2.5P8 
5.25 / 16.42↑   ↑   ↑ 色相  明度  彩度 色相によって本来の彩度は異なるがそれぞれの色域で彩
度の向上が見られる。
(従来より各色毎に彩度の数値が高くなっている。) 比較例の5と6は彩度のみ向上しているが外観及び品質
が充分でないもの。
(2)深み 肉眼判定  ◎ 優れている O 普通 × 深みなし く3)ブーカヂ力 肉眼判定  ◎ 全くなし ○ はとんどなし X チカチカが激しい (4)色落ち 大栄科学精器制作所製染色物摩擦堅牢度試験機使用  
沖縄暴露三カ月後チェック 1に9の加重でカーワックス(ウィルソン社製10オー
ル)を塗付したネルにより10回擦った後の評価結果。
(5) PGD値 日本色彩研究新製    の測定値
塗面の平滑性と光沢を同時に見ており映像鮮映性の測定
機であり数値の高い程良い。
発明の効果 本発明の構成によれば従来の2コート1ベークで用いる
事の出来なかった大きな径のメタリック調顔料を用いる
ことが出来る。
この結果、メタリック調顔料だけで出すことの出来なか
った明度あるいは複雑な色調及び深みのある鮮明な色調
かえられた。これらの効果はメタリックベース/第一ク
リヤー/第二(透明有色)クリヤー/第三クリヤーの四
層からなる4コート2ベークメタリック塗膜によって効
果的に達成したものである。
手続補正書 昭和60年2月ノア日 特許長i官 志賀 字数 1 事件の表示 昭和59年 特許願第137901号 2 発明の名称 四層メタリック塗膜の形成方法 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称    日本ペイント株式会社 住所    大阪市大淀区大淀北二丁目一番二号5 補
正の対象 明細書の「2、特許請求の範囲」の行 6 補正の内容 明細書第1頁第4行−「2、特許請求の範囲案」を「2
、特許請求の範囲」と訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 メタリック調顔料を含むベースコートの上に、ウェット
     オン ウェットでクリヤー塗料の第一層を塗装したの
    ち焼付を行い、次いで樹脂固形分に対し0.5〜10部
    の顔料を含むクリヤー塗料を第二層とし、ウェット オ
    ン ウェットで更にクリヤー塗料をトップコートとして
    積層、焼付した四層からなる4コート2ベークメタリッ
    ク塗膜の形成方法。 2 ベースコートのメタリック調顔料の50重量%以上
    が25μ以上の径を有する特許請求の範囲第一項記載の
    メタリック塗膜の形成方法。 3 自動車の上塗り塗膜として適用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第一項記載のメタリック塗膜の形成方
    法。
JP13790184A 1984-07-05 1984-07-05 四層メタリツク塗膜の形成方法 Granted JPS6118469A (ja)

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