JPS61183157A - セメント添加剤 - Google Patents

セメント添加剤

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JPS61183157A
JPS61183157A JP2290685A JP2290685A JPS61183157A JP S61183157 A JPS61183157 A JP S61183157A JP 2290685 A JP2290685 A JP 2290685A JP 2290685 A JP2290685 A JP 2290685A JP S61183157 A JPS61183157 A JP S61183157A
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acid
salt
meth
copolymer
acrylic acid
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JP2290685A
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明 藤生
水沼 達也
神崎 彰二
正則 飯塚
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、水硬性セメント配合物であるコンクリート、
モルタル又はペーストの流動性の経時による低下を防止
し、その施工性・作業性を改善することを可能ならしめ
るセメント添加剤に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、セメント、水及び必要に応じて砂、砂利、混和材
(剤)とを混合して成るセメント配合物は、混線後、時
間の経過とともにセメント粒子の物理的、化学的凝集が
進行し、流動性を次第に失ない、施工法・作業性が経時
的に低下する。このためセメント配合物は施工可能時間
(可使時間)が限定されるという欠点を有する。 又セメント配合物は混練後、アジテータ−車(生コンク
リートミキサ車)により打設現場まで運搬される場合が
多く、輸送距離あるいは交通渋滞などにより運搬に要す
る時間は大きく変動する。このため打設現場では、アジ
テータ−車ごとに流動性が異なり、一定の施工性を得る
ことは極めて困難である。 又セメント配合物のポンプ圧送に際し、昼休みあるいは
段どりがえなどによりポンプ圧送を一時中断し、その後
圧送を再開しようとする場合、配管中のセメント配合物
の流動性が低下し、圧送再開時の圧送圧が急激に上昇し
たりあるいは閉塞するなどの問題も多い。 又、遠心力締固めコンクリート又はモルタルでは、混練
後、遠心成形型枠にコンクリートを充填し、数本の型枠
に充填が終了した時点で遠心締固め開始する場合が多い
。この場合、型枠充填に時間がかかると、コンクリート
の流動性が低下し遠心締固めが困難となる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 セメント配合物の流動性低下防止に関し、いくつかの方
法が考案されている。 例えば、化学的凝集を防止する目的で、オキシカルボン
酸等の硬化遅延剤を添加する方法がある。この方法では
セメントの水利反応は遅延できても、物理的凝集を防止
することは困難であり、したがってスランプロスを防止
するまでには至っていない。又コンクリート、モルタル
の早期強度が低下する等の欠点が生じる。 又、β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合
物(以下β−)N3Fと略記する)等のコンクIJ−ト
流動化剤を粒状にして、コンクリート等に添加し、この
粒状流動化剤を徐々に溶解させることによりスランプロ
スを防止する方法がある(特開昭54−15992.9
号公報尤この方法では、スランプロスをある程度防止す
ることができるが、粒状の流動化剤が硬化後のコンクリ
ート中に局在的に残存することによる強度、耐久性の低
下などの欠点が生じる。 又、/−N8F等の流動化剤を分割又は連続してコンク
リート等に添加することにより、コンクリートの流動性
を長時間保持する方法がある(特公昭51−15856
号公報)。この方法はスランプロス防止方法として有効
なものであるが、流動化剤の添加に手間がかかり、又ポ
ンプ圧送配管中のコンクリートや遠心締固め用型枠中の
コンクリートなど、流動化剤の分割添加が困難な状況下
にあるコンクリートのスランプロスは防止できない・ これら従来からのセメント配合物の流動性低下防止法に
は少なからず問題があり、満足すべきものとは言えなか
った。 本発明は上記した従来の欠点を改善すべくなされたもの
でセメント配合物の流動性低下を緩和し、コンクリート
やモルタル等の施工性及び作業性が経時的に低下するの
を防ぐものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記した従来方法の問題点を改善すべくなされ
たものであり、特定の割合のβ−NSFまたはリグニン
スルホンr1!(塩)C以下LSと略記する)、または
メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物(以下M
8Fと略記する)ま九は後記するポリカルボン酸(塩)
の少なくとも一種と高重合ポリアクリル酸とを有効成分
とする配合物を混和すると、この配合物はセメント配合
物の流動性を長時間保持し、しかも流動性を一定に保ち
、その結果、施工性・作業性を著しく改善しうろことを
見出し本発明を完成するに到った。 即ち、本発明はβ−NSFまたはLSまたはMSFまた
はポリカルボン酸(塩)の少なくとも一種99,9〜5
0重量部と高重合ポリアクリルrlR(塩)0.1〜5
0重量部とを有効成分とするセメント添加剤であり、セ
メント配合物の流動性低下防止、すなわちスランプロス
防止に極めて有効なセメント添加剤である。 本発明によるスランプロス防止のメカニズムは次のよう
に推察する。セメント、必要に応じて砂、砂利、混和材
(剤)とを混合して成るセメント配合物中のセメント粒
子は、水と接触後、水利反応による化学的凝集と、粒子
間引力による物理的凝集とが進行し、コンクリート、モ
ルタル等のセメント配合物の流動性低下、いわゆるスラ
ンプロスが生じる。 本発明ではβ−N8FまたFiI、 SまたはMSFま
たはポリカルボン酸(塩)の少なくとも一種と高重合ポ
リアクリル酸(塩)を有効成分とする配合物を添加する
ことにより、セメント粒子のジータ電位を上げ、その電
気的反発力によりセメント粒子を分散させる。高重合ポ
リアクリル酸(塩)はそのポリマー中の電子供与基の働
きによりセメント粒子の金属原子と結合し、更に高重合
ポリアクリル酸はその長い高分子鎖によってセメント粒
子間で橋かけ吸着する。これらの効果により、セメント
粒子は一次粒子へと分散され、かつ橋かけによるネット
ワーク構造により二次粒子への凝集が防止されることに
より、優れた流動性を長時間保持し、スランプロスを防
止するものと推察する。 本発明におけるβ−NSFはその粘度が50C110%
水溶液で1.05〜1.23 ops ?示すもので、
特にナトリウム塩が好ましいが、スルホン酸のまま、あ
るいはスルホン酸と塩になりうる物質であり、そのスル
ホン酸塩が前述の粘度範囲にあるものであれば何ら制限
されるものではない。 β−NSFはナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高
縮合物もしくはその塩のほか、ナフタリンスルホン酸と
他の化学物質例えばベンゼンス1k7hン酸、トルエン
スルホン酸、安息香酸、メチルナフタリンスルホン酸、
フタル酸、リグニンスルホン酸等との共縮合物であって
もよい。 さらにナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物
もしくはその塩と他の化学物質の配合物、例えばオキシ
カルボン酸類、糖類、ジアルキルスルホコハク酸、ロジ
ン石鹸類、その他セメント混和剤たとえば空気連行剤、
早強剤、遅延剤、減水剤、流動化剤、防水剤等との混合
物であってもよい。 本発明におけるLSは工業的には亜硫酸パルプ廃液の加
工によって得られる水溶性塩であって、ナトリウム塩ま
たはカルシウム塩が一般的であるがその他のものも使用
でき、これらを更に醸化処理またはアルカリ処理または
限外口過等の工程を加えた本のでもよい。 本発F!AKおけるMSFはメラミン1モル当りの亜硫
醗基が0.85〜1.20モルである亜硫酸変性メラミ
ン樹脂である。これらの縮合物は一般的に、ホルムアル
デヒドを酸の存在下でアミノ−8−トリアジン例えばメ
ラミン等と縮合せしめ、ついで亜硫酸、硫酸等でスルホ
ン化し、これを縮合させることにより得られる。 本発明におけるポリカルボンmc塩1tそ。 分子量(MY)  が30000以下のもので以下に示
す(i1〜(xiのものから選ばれる。 (i)(メタ)アクリル酸のホモポリマー(Ill  
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルのコ
ポリマー 備)(メタ)アクリル酸と酸アミド及びこれらのエステ
ル類のコポリマー (〜) (メタ)アクリル酸と他の共重合可能な親水性
モノマー(9IJ、アリルアルコール)ノコポリマー (v)(メタ)アクリル酸と共重合可能な疎水性モノマ
ー(例、スチレン)のコポリマーMl  (メタ)アク
リル酸とα、β−不飽和ジカルyy yrR(N、マレ
イン酸)のコポリマー(vl  α、β−不飽和ジカル
ボン酸のホモポリマー(vlj)  α、β−不飽和ジ
カルボン酸とa、/−不飽和ジカルボン酸エステルのコ
ポリマー Ox)  α、β−不飽和ジカルボン酸と02〜8 の
アルケンとのコポリマー (x)  α、β−不飽和ジカルボン酸と共重合可能な
親水性モノマー(アリルアルコール)のコポリ マ − (xD  a−β−不飽和ジカルボン酸と共1合可能な
疎水性モノマー(スチレン)のコホリマー又本発明にお
ける上記ポリカルボン酸の重合は一般に重合開始剤を用
い前記単量体成分を用いて行なう。(共)重合は溶媒中
で行なうことが多く、この際使用される溶媒は、水、イ
ングロビルアルコール等の低級アルコール、n−ヘキサ
ン、トルエン、エチルベンゼン等の炭化水素等が用いら
れる。 水系重合の場合に用いられる代表的な重合開始剤として
は、アンモニウム又はアルカリ金属の過硫酸塩あるいは
、過酸化水素等の水溶性重合剤が挙げられる。木取外を
溶媒とする重合にはベンゾイルパーオキシド等のパーオ
キサイドや7ゾビスイソブテロニトリル等のアゾ系化合
物が重合開始剤として用いられる。分子量のコントロー
ルは重合開始剤量、重合温度、溶媒濃度及び連鎖移動剤
量等の組合せにより適宜定められる。 このように得られた(共)重合物はその−1までも使用
できるが必要に応じてさらにアルカリ性物質で中和して
用いることも可能である。アルカリ性物質としては一価
金属及び二価金属の水酸化物、塩化物及び炭酸塩、アン
モニア、有機アミン等である。 本発明における高重合ポリアクリル酸はセメント粒子間
において橋かけ吸着し、ネットワークを形成するために
、ある特定数以上の重量平均分子量(MY)すなわち臨
界鎖長が必要である。 即ち高重合ポリアクリル酸のMWは30000以上必要
であり、これ以下の分子量では本発明に示すスランプロ
ス防止効果は認められない。 尚、高重合ポリアクリル酸のMYは3ooooo。 以下、好ましくは500000以下である。 本発明における高重合ポリアクリル酸は(メタ)アクリ
ル酸のホモポリマー(塩)、及び(メタ)アクリル酸と
共重合可能なモノマー、例エバ、マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸及びこれらのエステル、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類、アリル
アルコール、ビニルエーテル、スチレンスルホン酸、ス
チレン、アク、リルアミド、ビニルスルホン酸等やこれ
らの誘導体のコポリマー(塩)が挙げられる。又これら
の三元共重合物(塩)でもよい。 本発明の構成要素であるβ−N13FFiセメント添加
剤として公知であり(特公昭41−11737号公報)
、低重合度のポリアクリル酸はセメント添加剤として公
知である。(特公昭42−12435号)。 またβ−N8Fと低重合度のポリアクリル酸との混合物
をセメント配合物に添加することも公知である。(特開
昭58−145651)。 しかるに本発明は上記の公知技術とは明らかに発明思想
が異なるものである。すなわち公知技術ではポリアクリ
ル酸単独あるいはβ−NSF等との併用系がセメント添
加剤として使用される場合のポリアクリル酸のMW//
130000以下であり、β−NSF等の陰イオン界面
活性剤と同様の効果である、セメント粒子を分散させる
効果をもたらすものである。そのため本発明のセメント
粒子同志をネットワーク状にするために必要な高分子鎖
を有しておらず、従って本発明に示す2ラングロス防止
効果は全く認められない。 又、高重合領域の水溶性高分子とβ−NSF等の併用系
も公知である。(特開昭58−69760号)。 この公知の技術では水溶性高分子は練り混ぜ水に溶解さ
せた場合、低濃度で2000〜tooo。 aps (20C)の粘度を示すような添加量が必要で
あり、この溶液粘度によりコンクリートの粘性を上昇さ
せ、コンクリートに高度の分離抵抗性を付与するもので
あるから、本発明とけ発想思想が異なるのが明白である
。 本発明の高重合ポリアクリル酸の重合法は溶液重合(バ
ール状重合法を含む)を用いて行なう。溶媒としては、
水又は有機溶剤(例えばn−ヘキサン、トルエン、エチ
ルベンゼン等)炭化水素類)を用い、重合開始剤(例え
ばアンモニウム又はアルカリ金属の過硫酸塩等)により
ラジカル重合を行ない重合物を得る。 分子量のコントロールは重合開始剤量、重合温度、溶媒
温度及び重合調節剤(例えばメルカプタン類)により行
なうことが可能である。 このようにして得られた高重合ポリアクリル酸はそのま
までも使用できるが必要に応じて、さらにアルカリ性物
質で中和して用いることも可能である。 アルカリ性物質としては一価金属及び二価金属の水酸化
物、塩化物及び炭酸塩、アンモニア、有機アミン等であ
る。 本発明によるセメント添加剤のセメント配合物への添加
方法は、水溶液(スラリー状、ゲル状)または粉末、粒
状いずれでも可能であり、その添加時期は、セメントと
のトライブレンド、混練水への溶解、一旦練り上ったセ
メント配合物への添加も可能である。 又、β−NSFまたはLi2またはM8FMjたはポリ
カルボン酸(塩)またはこれらを任意の組合せにより二
種以上の組合せとし、任意の配合割合としたものと高重
合ポリアクリル酸はあらかじめ混合しておいてもよい。 又、一方をセメントに配合したのちあるいは一方をセメ
ントに配合して練っておいてから他方を配合してもよい
。 又他のセメント添加剤(材)たとえばコンクリート減水
剤、空気連行剤、流動化剤、防水剤、膨張剤(材)、グ
ラスファイバー、スチールファイバー、フライアッシュ
、高炉スラグ等との併用も可能である。 本発明に、かかるセメント添加剤を配合したコンクリー
トは通常のコンクリートを硬化せしめる方法で硬化する
ことが可能であり、水蒸気養生やオートクレーブ養生等
の方法を用いても硬化することができる。 本発明に係るセメント添加剤を用いたときの効果はコン
クリートの流動性を一定に保つことができる点がその最
も特徴的な点であり、本発明による添加剤をコンクリー
トに添加しておくだけで、流動性を一定に保つことがで
きるのは本願が本発明において初めて開示するところの
ものである。このような特徴的な性卵をコンクリートに
付与し得るのは前述の如く、β−NSFまたはLSまた
はMSFまたはポリカルボン酸(塩)の少なくとも一種
とM!、50000〜3oooooo  の高重合ポリ
アクリル酸を併用して始めて可能となるものである。 セメント配合物の流動性保持時間により本発明のセメン
ト添加剤量を決定することができ、通常の使用量はセメ
ント重量に対し固型分で0.05〜2%である。 本発明により、コンクリートの流動性を一定に保つこと
が可能になったことから、本発明に係るセメント添加剤
は種々の用途に具体的に用いられる。たとえばコンクリ
ートのボンズ圧送助剤として用いられる。セメント配合
物はポンプ圧送により打設されることが多くなってきて
いるが、前述の如く、作業の昼休み、段どりかえ、機械
故障等によるポンプ圧送の一時中断がなされる場合、中
断時間が長びくと圧送配管中のコンクリートの流動性が
低下し、圧送再開時の圧送圧が急激に上昇したり、閉塞
するなどの問題が生じている。 °  しかじ本発明にかかるセメント添加剤を添加する
とコンクリートの流動性は一定に保たれて、流動性の低
下は防止され、ポンプ圧送中断後。 圧送再開時の圧送圧の上昇を防止することが可能になっ
て、ボング圧送作栗の効率を著しく高めることを可能な
らしめるのである。 又、他の例としては、遠心力締固め助剤として用いるこ
とができる。遠心力締固め成形法はモルタル、コンクリ
ート、石綿セメント混合物などセメント含有物質を回転
による遠心力を利用してセメント2次表品を成形、製造
する方法であるが、本発明に係るセメント添加剤を用い
て遠心力締固め成形すると、成形前のコンクリートの流
動性を長く保持できるので、製品仕上げが容易となり、
またノロの発生防止、廃水の清澄化に有効である。 更に他の例としては、セメントミルク、又はモルタルの
グラフト用助剤、トレミー管により打設されるセメント
配合物、水中コンクリート、連続地中壁用コンクリート
などの流動性保持と材料分離防止などの用途にも有効で
ある。 本発明による高重合ポリアクリル酸の分子量はポリアク
リル酸やポリスチレンスルホン酸等を基準物質とし、ゲ
ルパーミッションクロマトグラフィーにより求められる
ものである。 分子量が30000以下となるとセメント粒子の分散効
果が大きくなり、流動化直後の流動性は優れるが、経時
変化により流動性の著しい低下がみられる。 〔発明の効果〕 以上のごとき方法によりコンクリート、モルタル又はペ
ーストの流動性の経時による低下を防止し、その施工性
、作業性を改善することが可能となった。 〔実施例〕 以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕 β−ナフタリンスルホン酸、ホルムアルデヒド高縮合物
ナトリウム塩Aと重合度の異なるポリメタクリル酸ナト
リウム塩Bとの配合物をコンクリートに添加し、スラン
プの経時変化を測定し、コンクリートの流動性低下防止
効果について検討した。 使用材料は下記の通りである。 ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物ナトリ
ウム塩(Al : 30 C110%水溶液の粘度(ウ
ベローデ粘度計にて測定)が1,18 cpsを示す縮
合物 ポリアクリル酸(BI MWが約6000、f2000.20000.5ooo
o、70000.400000である6種類のポリメタ
クリル酸ナトリウム塩セメント:普通ポルトランドセメ
ント 細骨材:紀)用度(比重=2.58.粗粒率=2.76
)粗骨 材:日高月産(比重=2.61.粗粒率=6.
67)コンクリートの調合を表−1に示す。 表−1コンクリートの調合 実験にHtoo4傾胴型ミキサを用い、表−1に示す調
合のコクリートを501製造した。 全材料をミキサに同時に投入し3分間混練した。 練り上り後直ちにスランプを測定し、以後30分毎にス
ランプを測定した。この間コンクリートは1分間に4回
転するアジテータ中に保管した。スランプ測定はJIS
 A 1 + Q tに従った。 添加剤はAおよび6種類のBを各々単独で使用するもの
とAとBを重量比75対25で配合した合計13種類と
した。 測定結果を表2に示す。 測定結果から本発明による添加剤を使用した%ji@4
11 、12 、15においてはスランプの経時変化が
きわめて少なく線上960分後においてもスランプ値が
20(n以上で、スランプ比が95%と高い値を示して
いる。 これに対し、他のサンプルにおいては60分後のスラン
プ値が17(至)以下と低く施工性及び作業性が低下し
ている。 以上の冥験結果よシコンクリートの流動性を長時間保持
するためにはMWが50000以上のテンプルBとテン
プルAとからなる配合物においてのみその効果が認めら
れる。 尚、サンプルBについては下記のごとく重合しサンプル
を得た。 温度計、攪拌機、滴下ロート、ガス導入管及び還流冷却
器を備えたガラス製反応容器に水200部全仕込み攪拌
下に反応容器173を窒素置換し、窒素雰囲気下で75
℃まで加熱した。 次いでメタクリル酸172部と過硫酸アンモニウム5部
、水50部の水溶液及び2メル力プトエタノール7部、
水50部の水溶液を別々な滴下ロートよシ同時に滴下し
く75℃〕、更に2部の過硫酸アンモニウムを水10部
に溶解させたものを加え90分間熟成した。 更に過酸化水素50部を加え120分間沸点にて熟成後
、カセインーダ水浴液にて中和を行ない(α−0,7部
重合体水溶液を得た。 このサンプルのMWt−ゲルパーミッションクロマトグ
ラフィーで求めたところ1Jr6000金得た。 以上の方法と同様の方法によシM W 12000゜2
0000、!10000,70000.400000を
得た。 但し2メルカプトエタノールの量は各々4部、3部、2
部、1部および0.2部とした。 〔実施例2〕 β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物ナ
トリウム塩Aと共重合組成および重合度の異なる重合物
B、Oとの配合物をコンクリートに添加し、実施例1と
同様の方法によシコンクリートの流動性低下防止効果に
ついて検討した。 β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物ナ
トリウム塩(^] 実施例1で使用したものと同一物 ポリアクリル酸(B) MWが7000.55000である2種類ノメタクリル
酸−アクリル酸メチル共重合物のナトリウム塩 ポリアクリル酸(C) MWが10000.52000である2a類のマレイン
酸−ヒドロキシエチルアクリレート−メタクリル酸三元
共重合物のナトリウム塩添加剤はA及び2s類のa、c
l各々単独で使用するものと、AとB、^とOf重量比
3対1で配合した合計9種類とした。 測定結果を表3に示す。 測定結果よシ本発明による添加剤を使用した実@47,
9においてはスランプの経時変化がきわめて少なく線上
960分後においてもスランプ値が20dl1以上でス
ランプ比が95%と高い値を示している。 以上の結果よシ
〔実施例5〕
β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物ナ
トリウム塩とリグニンスルホン酸塩を50対50で配合
したサンプルA及びポリカルボン酸塩とβ−ナフタリン
スルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物ナトリウム塩を5
0対50で配合したサンプルB及びポリカルボン酸塩と
リグニンスルホン酸塩を50対50で配合したサンプル
GとMWが異なるポリアクリル酸塩りとの配合物をコン
クリートに添加し、実施例1と同様の方法によシコンク
リートの流動性低下防止効果について検討した。 サンプル(A):β−ナフタリンスルホン酸ホルムアル
デヒド高縮合物(花王石鹸【株]製、マイティ150)
とリグニンスルホン酸塩(ボレガード(株〕製、ウルト
ラジンNAP)を50対50で配合したもの。 サンプル(B1:ポリカルボン酸塩(日本ゼオン(株)
製、ワーク50o)とβ−ナフタリンスルホン酸ホルム
アルデヒド高縮合物(花王石鹸(株〕製、マイティ15
0)1に50対50で配合したもの。 サンプル(C):ポリカルボン酸塩(日本ゼオン(株)
製、ワーク500〕とリグニンスルホン酸塩(ボレガー
ド(株〕製、ウルトラジンNAS )t−50対50で
配合したもの。 ポリアクリル酸塩(D) MWが6000.70000でおる2種類のポリメタク
リル酸ナトリウム塩 添加剤はA、B、C及び2種類のDを各々単独で使用す
るものとAと2種類のDf5対1で配合したものとMW
70000のDとBまたはCを1対2で配合した合計9
種類とした。 測定結果を表4に示す。 測定結果より本発明による添加剤を使用した実験JE7
,8.9においては、スランプの経時変化がきわめて少
なく線上り60分後においてもスランプ値が20CIa
以上でスランプ比が96%と高い値を示している。 以上の結果より高重合ポリアクリル酸は種々の分散剤と
組み合せても、その機能をそこなうことなく良好な結果
を与えることが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)重量平均分子量30000〜3000000
    の高重合ポリアクリル酸又はその塩0.1〜50重量%
    および (b)β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮
    合物又はその塩、またはリグニンスルホン酸又はその塩
    、またはメラミンスルホン酸塩ホルムアルデヒド高縮合
    物又はその塩、または下記ポリカルボン酸又はその塩(
    i)〜(xi)の少なくとも一種99.9〜50重量%
    からなることを特徴とするセメント添加剤。 (i)(メタ)アクリル酸のホモポリマー又はその塩 (ii)(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エス
    テルのコポリマー又はその塩 (iii)(メタ)アクリル酸と酸アミド及びこれらの
    エステル類のコポリマー又はその塩 (iv)(メタ)アクリル酸と他の共重合可能な親水性
    モノマーのコポリマー又はその塩 (v)(メタ)アクリル酸と共重合可能な疎水性モノマ
    ーのコポリマー又はその塩 (vi)(メタ)アクリル酸とα,β−不飽和ジカルボ
    ン酸のコポリマー又はその塩 (vii)α,β−不飽和ジカルボン酸のホモポリマー
    又はその塩 (viii)α,β−不飽和ジカルボン酸とα,β−不
    飽和ジカルボン酸エステルのコポリマー又はその塩 (ix)α,β−不飽和ジカルボン酸とC_2_〜_8
    のアルケンのコポリマー又はその塩 (x)α,β−不飽和ジカルボン酸と共重合可能な親水
    性モノマーのコポリマー又はその塩 (xi)α,β−不飽和ジカルボン酸と共重合可能な疎
    水性モノマーのコポリマー又はその塩 2、(a)高重合ポリアクリル酸が下記(i)〜(vi
    )のポリマー又はその塩の1種又は2種以上から成る特
    許請求の範囲第1項記載のセメント添加剤 (i)(メタ)アクリル酸のホモポリマー (ii)(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エス
    テルのコポリマー (iii)(メタ)アクリル酸と酸アミド及びこれらの
    エステル類のコポリマー (iv)(メタ)アクリル酸と他の共重合可能な親水性
    モノマーのコポリマー (v)(メタ)アクリル酸と共重合可能な疎水性モノマ
    ーのコポリマー (vi)(メタ)アクリル酸とα,β−不飽和ジカルボ
    ン酸のコポリマー 3、高重合ポリアクリル酸又はその塩が重量平均分子量
    30000〜500000のポリアクリル酸又はその塩
    である特許請求の範囲第1項記載のセメント添加剤
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