JPS6118313B2 - - Google Patents
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- JPS6118313B2 JPS6118313B2 JP21044882A JP21044882A JPS6118313B2 JP S6118313 B2 JPS6118313 B2 JP S6118313B2 JP 21044882 A JP21044882 A JP 21044882A JP 21044882 A JP21044882 A JP 21044882A JP S6118313 B2 JPS6118313 B2 JP S6118313B2
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 9
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 1
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ソケツトあるいはスイツチなどの
電気機器の端子接続装置に関し、特に電線の接続
作業を簡略化したものに係る。
電気機器の端子接続装置に関し、特に電線の接続
作業を簡略化したものに係る。
従来、この種の電気機器に圧着端子付電線を接
続する場合、端子金具から端子ねじを一端外し、
この端子金具に圧着端子を配設したのち取外した
端子ねじを取付けなけねばならず、また圧着端子
を取外す場合にも端子ねじを端子金具から取外さ
なければならないため作業が非常に煩雑になるだ
けでなく、電線の電気機器への接続作業もしくは
取外し作業の際に端子ねじを粉失する憂いがあつ
た。
続する場合、端子金具から端子ねじを一端外し、
この端子金具に圧着端子を配設したのち取外した
端子ねじを取付けなけねばならず、また圧着端子
を取外す場合にも端子ねじを端子金具から取外さ
なければならないため作業が非常に煩雑になるだ
けでなく、電線の電気機器への接続作業もしくは
取外し作業の際に端子ねじを粉失する憂いがあつ
た。
この問題を解決するために実公昭53−28067号
に示されているような方法があつたが、この種の
装置においては端子を固着するためのねじを支持
し且つ端子金具と交差して摺動自在に支持された
可動部材をつるまきバネによつて常時外方へ押圧
する構造であつたから、つるまきバネが常時可動
部材を押圧しており、ねじを端子金具の雌ねじに
ねじ込むときにバネを復元力に抗してねじを押圧
しながら電線を固着しなければならず、したがつ
て多数の端子接続装置が集設される場合にあつて
は個々に電線をバネの復元力に抗して固着する作
業を併うためその作業が非常に煩わしくなる欠点
があつた。
に示されているような方法があつたが、この種の
装置においては端子を固着するためのねじを支持
し且つ端子金具と交差して摺動自在に支持された
可動部材をつるまきバネによつて常時外方へ押圧
する構造であつたから、つるまきバネが常時可動
部材を押圧しており、ねじを端子金具の雌ねじに
ねじ込むときにバネを復元力に抗してねじを押圧
しながら電線を固着しなければならず、したがつ
て多数の端子接続装置が集設される場合にあつて
は個々に電線をバネの復元力に抗して固着する作
業を併うためその作業が非常に煩わしくなる欠点
があつた。
この発明は上述の点に鑑みたもので、電線の接
続作業および取外し作業を容易にするとともに、
端子ねじの紛失を防止する電気機器の端子接続装
置を提供することにある。
続作業および取外し作業を容易にするとともに、
端子ねじの紛失を防止する電気機器の端子接続装
置を提供することにある。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図乃至第3図はこの発明の第一実施例
に係り、ソケツトの端子接続装置を示すものであ
る。図において、1はモールド絶縁物からなるソ
ケツト単体で、中央部に基台11を有し、その長
手方向の両側端には段状に端子台12a,12b
が設けられて、各端子台12a,12bの背面側
には隔壁13がそれぞれ各端子台12a,12b
の高さに応じて段状に立設されている。そして、
前記基台11にはリレーあるいはタイマ等の挿込
端子(図示せず)の挿脱様の凹孔11a,11
a,11b,11bを前面側に寄せて設けてあ
り、凹孔11aと両側端の上段に設けた端子台1
2aとはそれぞれ凹孔底面と端子台表面とを結ぶ
凹孔11cにより連結され、同様に凹孔11bと
両側端の下段端子台12bとは凹孔底面と端子台
表面とを結ぶ凹孔11dにより連結されており、
前記各凹孔11a,11bおよび11c,11d
はともに全面側に開口されている。3および4は
端子金具で、凹孔11aおよび11bを嵌入する
受栓端子31および41を一端に形成し、他端に
端子台12aおよび12bに導出される端子ねじ
取付部32および42を形成している。端子ねじ
取付部32および42は、その略中央部に端子ね
じ5の螺合されるねじ孔32aおよび42aが螺
設されている。また、端子ねじ取付部32および
42の先端部分を下方へ直角に折曲して垂直片3
3および43を延出させ、垂直片33および43
の内側一部に固定バネ受部33aおよび43aを
凹設している。また、端子金具3および4の各垂
直片33および43と対向する側壁と端子ねじ取
付部間にまたがつて切欠条溝34および44を穿
設しており、後述する可動部材6の取り付けおよ
び案内用としている。可動部材6は断面略〓状の
導電金具からなり、押圧片61の略中央部に抜け
止め部(図示せず)を有する端子ねじ5を取り付
けるとともに、押圧片61から下方へ略直角に垂
直片62を延出させている。垂直片62はその幅
L1を前記条溝43および44の幅L2よりも若干
細くL1<L2となるよう形成している。また、垂
直片62の下端部には他の部分よりも幅広の矩形
状のストツパ63を形成し、このストツパ63の
内側壁に可動バネ受部63aを凹設している。7
は圧縮バネで、矩形状板材の中央部に窓孔71を
穿ち両横の条板72,73の隣接対応部位におい
て山と谷とが逆になるように形成している。この
圧縮バネ7は一端74を固定バネ受部33aに他
端75を可動バネ受部63aに各々保持させるよ
うにしている。可動部材6の端子金具3および4
への取り付けは、可動部材6の垂直片62の側面
Aを条溝34および44に対向させた状態、すな
わち第2図を参照して説明すると、可動部材6を
図示の状態から端子ねじ5を中心に時計方向に略
90度回転させた状態で、条溝34および44に挿
入したのに、元の状態に復帰させて取り付ける。
したがつて、取り付け後において可動部材6は端
子ねじ取付部32および42上に形成された水平
条溝34aおよび44aの内側面に沿つて上下可
動的に支持されるとともに、ストツパ63によつ
て端子金具3および4から離脱が防止される。第
1図に示す実施例のソケツトは、上述のように構
成されたソケツト単体1をその前面開口側を同一
方向にして、任意数のソケツト単体1を集設して
任意の極列のソケツトを得るようにしたものであ
り、最終端に位置するソケツト単体1を端板8に
て閉塞させてソケツトを完成させるものである。
する。第1図乃至第3図はこの発明の第一実施例
に係り、ソケツトの端子接続装置を示すものであ
る。図において、1はモールド絶縁物からなるソ
ケツト単体で、中央部に基台11を有し、その長
手方向の両側端には段状に端子台12a,12b
が設けられて、各端子台12a,12bの背面側
には隔壁13がそれぞれ各端子台12a,12b
の高さに応じて段状に立設されている。そして、
前記基台11にはリレーあるいはタイマ等の挿込
端子(図示せず)の挿脱様の凹孔11a,11
a,11b,11bを前面側に寄せて設けてあ
り、凹孔11aと両側端の上段に設けた端子台1
2aとはそれぞれ凹孔底面と端子台表面とを結ぶ
凹孔11cにより連結され、同様に凹孔11bと
両側端の下段端子台12bとは凹孔底面と端子台
表面とを結ぶ凹孔11dにより連結されており、
前記各凹孔11a,11bおよび11c,11d
はともに全面側に開口されている。3および4は
端子金具で、凹孔11aおよび11bを嵌入する
受栓端子31および41を一端に形成し、他端に
端子台12aおよび12bに導出される端子ねじ
取付部32および42を形成している。端子ねじ
取付部32および42は、その略中央部に端子ね
じ5の螺合されるねじ孔32aおよび42aが螺
設されている。また、端子ねじ取付部32および
42の先端部分を下方へ直角に折曲して垂直片3
3および43を延出させ、垂直片33および43
の内側一部に固定バネ受部33aおよび43aを
凹設している。また、端子金具3および4の各垂
直片33および43と対向する側壁と端子ねじ取
付部間にまたがつて切欠条溝34および44を穿
設しており、後述する可動部材6の取り付けおよ
び案内用としている。可動部材6は断面略〓状の
導電金具からなり、押圧片61の略中央部に抜け
止め部(図示せず)を有する端子ねじ5を取り付
けるとともに、押圧片61から下方へ略直角に垂
直片62を延出させている。垂直片62はその幅
L1を前記条溝43および44の幅L2よりも若干
細くL1<L2となるよう形成している。また、垂
直片62の下端部には他の部分よりも幅広の矩形
状のストツパ63を形成し、このストツパ63の
内側壁に可動バネ受部63aを凹設している。7
は圧縮バネで、矩形状板材の中央部に窓孔71を
穿ち両横の条板72,73の隣接対応部位におい
て山と谷とが逆になるように形成している。この
圧縮バネ7は一端74を固定バネ受部33aに他
端75を可動バネ受部63aに各々保持させるよ
うにしている。可動部材6の端子金具3および4
への取り付けは、可動部材6の垂直片62の側面
Aを条溝34および44に対向させた状態、すな
わち第2図を参照して説明すると、可動部材6を
図示の状態から端子ねじ5を中心に時計方向に略
90度回転させた状態で、条溝34および44に挿
入したのに、元の状態に復帰させて取り付ける。
したがつて、取り付け後において可動部材6は端
子ねじ取付部32および42上に形成された水平
条溝34aおよび44aの内側面に沿つて上下可
動的に支持されるとともに、ストツパ63によつ
て端子金具3および4から離脱が防止される。第
1図に示す実施例のソケツトは、上述のように構
成されたソケツト単体1をその前面開口側を同一
方向にして、任意数のソケツト単体1を集設して
任意の極列のソケツトを得るようにしたものであ
り、最終端に位置するソケツト単体1を端板8に
て閉塞させてソケツトを完成させるものである。
次にこの発明によるソケツトへの電線接続作業
について説明する。第1図の左上段の端子台12
aは電線を接続していない状態を示している。バ
ネ7の復元力のため可動部材6のストツパ63が
端子ねじ取付部32に当接する上限位置にあり、
端子ねじ5の可動部材6の押圧片61から脱落せ
ず、ねじ先端がねじ孔32aに対向している。第
1図の左下段の端子台12bは電線9を接続した
状態を示している。端子ねじ取付部42と押圧片
61が電線9を挟着し、可動部材6は下限近くま
で下降している。第3図に示すように可動部材6
の上限位置におけるねじ5の先端と端子ねじ取付
部32,42の上面との間隔をl1とし、そのとき
の可動バネ受部63aと固定バネ受部33a,4
3a上下方向長さをl2としたとき、l1>l2を満足
する場合は、第3図a図に示す上限位置と、第3
図b図に示す下降位置の2位置において可動部材
6が安定保持される。この2位置の間に圧縮バネ
7の長さが最小になる中立点が存在し、可動部材
がその中立点よりも上方にあるときはバネによる
可動部材に上向きの力が作用し、可動部材が中立
点よりも下方にあるときはバネにより可動部材に
下向きの力が作用する。
について説明する。第1図の左上段の端子台12
aは電線を接続していない状態を示している。バ
ネ7の復元力のため可動部材6のストツパ63が
端子ねじ取付部32に当接する上限位置にあり、
端子ねじ5の可動部材6の押圧片61から脱落せ
ず、ねじ先端がねじ孔32aに対向している。第
1図の左下段の端子台12bは電線9を接続した
状態を示している。端子ねじ取付部42と押圧片
61が電線9を挟着し、可動部材6は下限近くま
で下降している。第3図に示すように可動部材6
の上限位置におけるねじ5の先端と端子ねじ取付
部32,42の上面との間隔をl1とし、そのとき
の可動バネ受部63aと固定バネ受部33a,4
3a上下方向長さをl2としたとき、l1>l2を満足
する場合は、第3図a図に示す上限位置と、第3
図b図に示す下降位置の2位置において可動部材
6が安定保持される。この2位置の間に圧縮バネ
7の長さが最小になる中立点が存在し、可動部材
がその中立点よりも上方にあるときはバネによる
可動部材に上向きの力が作用し、可動部材が中立
点よりも下方にあるときはバネにより可動部材に
下向きの力が作用する。
そのため、使用者は第3図a図の状態に引き上
げておいて電線を挿入し、可動部材6を押え込む
と直ちにb図の状態になり、b図の状態でバネ7
の復元力が電線を挟着する向きに作用し、ねじを
締めてゆく間もバネ7の力に抗することなく作業
を行うことができ、しかもねじの締結中、バネ7
の力がねじを締める向きに作用しつづけているの
で、振動等によりねじが緩むおそれがない。
げておいて電線を挿入し、可動部材6を押え込む
と直ちにb図の状態になり、b図の状態でバネ7
の復元力が電線を挟着する向きに作用し、ねじを
締めてゆく間もバネ7の力に抗することなく作業
を行うことができ、しかもねじの締結中、バネ7
の力がねじを締める向きに作用しつづけているの
で、振動等によりねじが緩むおそれがない。
第4図乃至第6図はこの発明の第二実施例に係
り、スイツチの端子接続装置を示すものである。
図において、101は押ボタンスイツチ本体、1
02は支持体で可動接触子103を窓孔内に押圧
用バネ104にて可動的に支持している。a,a
は前記可動接触子103の両側部に取り付けられ
た可動接点、105は前記支持体102をスイツ
チ本体101に上下可動的に保持する保持バネ、
106は端子金具で一端に固定接点bを取り付け
るとともに他端に端子ねじ取付部161を導出さ
せてなり、スイツチ本体101の下側部対称位置
において端子金具106,106の各固定接点
b,bが前記可動接点a,aと対向するように固
着される。端子ねじ取付部161はその略中央部
に端子ねじ107の螺合されるねじ孔161aが
螺設されている。また、端子ねじ取付部161の
先端部分を直角に折曲して垂直片162とし、こ
の垂直片162の内側端部に固定バネ受部162
を凹設している。また、前記垂直片162と対向
する側壁と端子ねじ取付部161間にまたがつて
切欠条溝163を穿設しており、後述する可動部
材108の取り付けおよび案内用としている。可
動部材108は断面略〓状の導電金具からなり、
押圧片181の略中央部に抜け止め部(図示せ
ず)を有する端子ねじ107を取り付けるととも
に、押圧片181から略直角に垂直片182を延
出させている。垂直片182はその幅L1を前記
条溝163の幅L2よりも若干細くL1<L2となる
よう形成している。また、垂直片182の下端部
には他の部分よりも幅広の矩形状のストツパ18
3を形成し、このストツパ183の内側壁に可動
バネ受部183aを凹設している。109は圧縮
バネで、矩形状板材の中央部に窓孔191を穿ち
両横の条板192,192の隣接対応部位におい
て山と谷とが逆になるように形成している。この
圧縮バネ109は一端193を固定バネ受部16
2aに他端194を可動バネ受部183aに各々
保持させるようにしている。可動部材108の端
子金具106への取り付けは、可動部材108の
垂直片182の側面Aを条溝163に対向させた
状態、すなわち第5図を参照して説明すると、可
動部材108を図示の状態から端子ねじ107を
中心に時計方向に略90度回動させた状態で条溝1
63を挿入したのち、元の状態に復帰させて取り
付ける。したがつて、取り付け後において可動部
材108は端子ねじ取付部161上に形成された
水平条溝163aの内側面にそつて上下可動的に
支持されるとともに、ストツパ183によつて端
子金具106からの脱離が防止される。
り、スイツチの端子接続装置を示すものである。
図において、101は押ボタンスイツチ本体、1
02は支持体で可動接触子103を窓孔内に押圧
用バネ104にて可動的に支持している。a,a
は前記可動接触子103の両側部に取り付けられ
た可動接点、105は前記支持体102をスイツ
チ本体101に上下可動的に保持する保持バネ、
106は端子金具で一端に固定接点bを取り付け
るとともに他端に端子ねじ取付部161を導出さ
せてなり、スイツチ本体101の下側部対称位置
において端子金具106,106の各固定接点
b,bが前記可動接点a,aと対向するように固
着される。端子ねじ取付部161はその略中央部
に端子ねじ107の螺合されるねじ孔161aが
螺設されている。また、端子ねじ取付部161の
先端部分を直角に折曲して垂直片162とし、こ
の垂直片162の内側端部に固定バネ受部162
を凹設している。また、前記垂直片162と対向
する側壁と端子ねじ取付部161間にまたがつて
切欠条溝163を穿設しており、後述する可動部
材108の取り付けおよび案内用としている。可
動部材108は断面略〓状の導電金具からなり、
押圧片181の略中央部に抜け止め部(図示せ
ず)を有する端子ねじ107を取り付けるととも
に、押圧片181から略直角に垂直片182を延
出させている。垂直片182はその幅L1を前記
条溝163の幅L2よりも若干細くL1<L2となる
よう形成している。また、垂直片182の下端部
には他の部分よりも幅広の矩形状のストツパ18
3を形成し、このストツパ183の内側壁に可動
バネ受部183aを凹設している。109は圧縮
バネで、矩形状板材の中央部に窓孔191を穿ち
両横の条板192,192の隣接対応部位におい
て山と谷とが逆になるように形成している。この
圧縮バネ109は一端193を固定バネ受部16
2aに他端194を可動バネ受部183aに各々
保持させるようにしている。可動部材108の端
子金具106への取り付けは、可動部材108の
垂直片182の側面Aを条溝163に対向させた
状態、すなわち第5図を参照して説明すると、可
動部材108を図示の状態から端子ねじ107を
中心に時計方向に略90度回動させた状態で条溝1
63を挿入したのち、元の状態に復帰させて取り
付ける。したがつて、取り付け後において可動部
材108は端子ねじ取付部161上に形成された
水平条溝163aの内側面にそつて上下可動的に
支持されるとともに、ストツパ183によつて端
子金具106からの脱離が防止される。
次に電線接続作業について説明する。第4図の
右側の端子ねじ取付部161は電線を接続してい
ない状態を示している。バネ109の復元力のた
め可動部材108のストツパ183が端子ねじ取
付部161に当接する下限位置にあり、端子ねじ
107が可動部材108の押圧片181から脱離
せず、ねじ先端がねじ孔161aに対向してい
る。第4図の左側の端子ねじ取付部161は電線
110を接続した状態を示している。端子ねじ取
付部161と押圧片181が電線110を挟着
し、可動部材108は上限位置にある。第6図に
示すように可動部材108の下限位置におけるね
じ107の先端と端子ねじ取付部161の下面と
の間隔をl1とし、そのときの可動バネ受部183
aと固定バネ受部162aの上下方向長さl2とし
たとき、l1>l2を満足する場合は、第6図a図に
示す下限位置と第6図b図に示す上限位置の2位
置において可動部材108が安定保持される。こ
の2位置の間に圧縮バネ109の長さが最小にな
る中立点が存在し、可動部材がその中立点よりも
下方にあるときはバネにより可動部材に下向きの
力が作用し、可動部材が中立点よりも上方にある
ときはバネにより可動部材に上向きの力が作用す
る。
右側の端子ねじ取付部161は電線を接続してい
ない状態を示している。バネ109の復元力のた
め可動部材108のストツパ183が端子ねじ取
付部161に当接する下限位置にあり、端子ねじ
107が可動部材108の押圧片181から脱離
せず、ねじ先端がねじ孔161aに対向してい
る。第4図の左側の端子ねじ取付部161は電線
110を接続した状態を示している。端子ねじ取
付部161と押圧片181が電線110を挟着
し、可動部材108は上限位置にある。第6図に
示すように可動部材108の下限位置におけるね
じ107の先端と端子ねじ取付部161の下面と
の間隔をl1とし、そのときの可動バネ受部183
aと固定バネ受部162aの上下方向長さl2とし
たとき、l1>l2を満足する場合は、第6図a図に
示す下限位置と第6図b図に示す上限位置の2位
置において可動部材108が安定保持される。こ
の2位置の間に圧縮バネ109の長さが最小にな
る中立点が存在し、可動部材がその中立点よりも
下方にあるときはバネにより可動部材に下向きの
力が作用し、可動部材が中立点よりも上方にある
ときはバネにより可動部材に上向きの力が作用す
る。
そのため使用者は第6図a図の状態に引き下げ
ておいて電線を挿入し、可動部材108を押え、
込むと直ちにb図の状態になり、b図の状態でバ
ネ109の復元力が電線を挟着する向き作用し、
ねじを締めてゆく間もバネ109の力に抗するこ
となく作業を行うことができ、しかもねじの締結
後においても、バネ109の力がねじをしめる向
きに作用しつづけているので、振動等によりねじ
が緩むおそれがなく、信頼性の高い端子接続装置
が得られる。また、この発明によれば、電線接続
時において端子ねじが脱離して紛失するおそれも
なく、また電線の接続作業および取外し作業がき
わめて容易となる。なお、圧縮バネの形状は図示
例に限らず、(a)板バネ、(b)板バネの中央縦方向に
スリツトを穿つたもの、(c)ループ状線材バネ、(d)
両端が自由端をなす線材バネ、(e)二重巻き線材バ
ネ、(f)長方形線材バネ等種々な形状・構造により
実施することができ。
ておいて電線を挿入し、可動部材108を押え、
込むと直ちにb図の状態になり、b図の状態でバ
ネ109の復元力が電線を挟着する向き作用し、
ねじを締めてゆく間もバネ109の力に抗するこ
となく作業を行うことができ、しかもねじの締結
後においても、バネ109の力がねじをしめる向
きに作用しつづけているので、振動等によりねじ
が緩むおそれがなく、信頼性の高い端子接続装置
が得られる。また、この発明によれば、電線接続
時において端子ねじが脱離して紛失するおそれも
なく、また電線の接続作業および取外し作業がき
わめて容易となる。なお、圧縮バネの形状は図示
例に限らず、(a)板バネ、(b)板バネの中央縦方向に
スリツトを穿つたもの、(c)ループ状線材バネ、(d)
両端が自由端をなす線材バネ、(e)二重巻き線材バ
ネ、(f)長方形線材バネ等種々な形状・構造により
実施することができ。
第1図はこの発明の第一実施例に係るソケツト
の端子接続装置を示す正面図、第2図は同要部分
解斜視図、第3図は同作用説明図、第4図はこの
発明の第二実施例に係るスイツチの端子接続装置
を示す正面図、第5図は同要部分解斜視図、第6
図は同作用説明図である。 1……ソケツト単体、12a,12b……端子
台、11a,11b,11c,11d……凹孔、
3,4,106……端子金具、31,41……受
栓端子、32,42,162……端子ねじ取付
部、32a,42a,161a……ねじ孔、3
3,43,162……垂直片、33a,43a,
162a……固定バネ受部、6,108……可動
部材、61,181……押圧片、62,183…
…垂直片、63,183……ストツパ、63a,
183a……可動バネ受部、7,109……圧縮
バネ、101……押ボタンスイツチ本体、102
……支持体、103……可動接触子、5,107
……端子ねじ。
の端子接続装置を示す正面図、第2図は同要部分
解斜視図、第3図は同作用説明図、第4図はこの
発明の第二実施例に係るスイツチの端子接続装置
を示す正面図、第5図は同要部分解斜視図、第6
図は同作用説明図である。 1……ソケツト単体、12a,12b……端子
台、11a,11b,11c,11d……凹孔、
3,4,106……端子金具、31,41……受
栓端子、32,42,162……端子ねじ取付
部、32a,42a,161a……ねじ孔、3
3,43,162……垂直片、33a,43a,
162a……固定バネ受部、6,108……可動
部材、61,181……押圧片、62,183…
…垂直片、63,183……ストツパ、63a,
183a……可動バネ受部、7,109……圧縮
バネ、101……押ボタンスイツチ本体、102
……支持体、103……可動接触子、5,107
……端子ねじ。
Claims (1)
- 1 端子ねじの螺合されるねじ孔を螺設した端子
ねじ取付部の一端側から延出され、前記端子ねじ
取付部と直交する垂直片の内側の一部に固定バネ
受部を凹設する一方、前記端子ねじ取付部の他端
側から延出され、前記垂直片と対向する側壁、該
側壁と前記端子ねじ取付部との間にまたがつて切
欠条溝を形成してなる端子金具と、断面略〓状か
らなり、押圧片の略中央部に抜け止めを有する端
子ねじを取付けるとともに、前記押圧片から略直
角に垂直片を延出し、該垂直片の端部に他の部分
より幅広の矩形状のストツパを形成し、該ストツ
パの内側壁に可動バネ受部を凹設してなる可動部
材、該可動部材の前記可動バネ受部が前記固定バ
ネ受部に対向するように、前記端子金具の切欠条
溝に対して前記可動部材の垂直片を嵌入取付ける
とともに、前記固定バネ受部及び可動バネ受部間
に圧縮バネを介挿して、前記可動部材を前記端子
金具の切欠条溝の内側面に沿つて上下可動となる
よう弾撥的に保持させるようにしてなり、且つ前
記可動部材を前記端子金具に保持した状態におい
て、前記端子金具のねじ孔に対して前記端子ねじ
の先端が対向位置するようにしてなることを特徴
とする端子接続装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21044882A JPS5999686A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 端子接続装置 |
EP83111905A EP0112512B1 (en) | 1982-11-29 | 1983-11-28 | Wire terminal connector |
US06/555,728 US4519668A (en) | 1982-11-29 | 1983-11-28 | Wire terminal connector |
DE8383111905T DE3370254D1 (en) | 1982-11-29 | 1983-11-28 | Wire terminal connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21044882A JPS5999686A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 端子接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5999686A JPS5999686A (ja) | 1984-06-08 |
JPS6118313B2 true JPS6118313B2 (ja) | 1986-05-12 |
Family
ID=16589494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21044882A Granted JPS5999686A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 端子接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5999686A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4896664B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2012-03-14 | 三菱電機株式会社 | 回転電機用回転子 |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP21044882A patent/JPS5999686A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5999686A (ja) | 1984-06-08 |
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