JP4896664B2 - 回転電機用回転子 - Google Patents

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Description

本発明は、中心部にシャフトが貫通する貫通孔が設けられた略円筒状の積層鉄心を備え、この積層鉄心の外周部の周方向に沿って略円弧状の磁石が複数配設されてなる回転電機用回転子に関する。
従来、この種の回転電機用回転子において、回転子鉄心の外周部に沿って略円弧状の磁石を複数配設する場合、回転子鉄心の表面と磁石の接合部に接着剤を塗布することで磁石を固定している。しかし、磁石を固定するための接着剤は製造上の管理が難しく、例えば、回転子鉄心として略円板状の鋼板を積層した積層鉄心を用いる場合は、接着剤の塗布前に鉄心表面を十分に洗浄しても、接着材の硬化を阻害する油性分などの硬化阻害物質が積層鉄心の隙間に残存し易く、これが接着剤塗布後に積層隙間の奥から染み出てきて接着硬化を阻害し、回転電機の回転中に磁石が剥がれるといった問題を生じる。
そこで、この問題に対処するため、従来技術では、回転子鉄心の固定子との対向面に薄肉部を残して磁石を装着する磁石装着穴を設け、この磁石装着穴に磁石を軸方向から挿入して固定したものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術では、回転子鉄心の外周部から突出する突起部を設け、磁石を軸方向からこれらの突起部間に挿入して磁石を固定している(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−309591号公報 特開2001−169485号公報
しかし、特許文献1のものでは、磁石を覆う薄肉部が磁石から発生した磁束の経路に位置しているため、固定子との対向面の距離(エアーギャップ)が増大し、エアーギャップに生じる磁束が低下することから、磁石のもつ磁力特性を十分に発揮させることができない問題が生じる。また、薄肉部を薄くする場合でも、板厚以下の厚さにすることは鉄心プレスを用いる製法においては非常に難しい問題がある。
また、特許文献2においては、磁石表面に磁石から発生する磁束の経路を阻害する部分がないものの、突起部間に磁石を軸方向から挿入するために必要な僅かな隙間を確保する必要がある。このため、磁石挿入後は、その隙間により磁石が振動して破損することを防ぐために、磁石と回転子鉄心との間に樹脂部材を挿入して隙間を充填する必要が生じる。このため、製造工程が複雑になるとともに、部材が増えてコストが増大するばかりでなく、樹脂部材は磁石のバックヨーク側の磁路中に存在することになるため、樹脂部材の厚さ分により、磁石の特性を十分発揮できない問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、磁石の特性を十分に発揮することができ、また、簡易な製造工程によって磁石を確実に固定することができ、しかも安価な回転電機用回転子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、中心部にシャフトが貫通する貫通孔が設けられた略円筒状の積層鉄心を備え、この積層鉄心の外周部には周方向に沿って略円弧状の磁石が複数配設された回転電機用回転子において、次の構成を採用している。
すなわち、本発明では、上記積層鉄心は、周方向に沿って複数に分割されてなる鉄心片を集合した鉄心片群を軸方向に沿って多数積層して構成され、上記各鉄心片の内には、上記シャフトの挿通穴が形成された穴形成鉄心片と、互いに隣接する磁石間に位置してその両側の磁石に当接する磁石係止用の爪状突起部が形成された突起部形成鉄心片とが含まれており、上記穴形成鉄心片は、各層の鉄心片群に必ず少なくとも一つ設けられる一方、上記突起部形成鉄心片は、互いに隣接する磁石間に少なくとも一つの上記爪状突起部が介在されるようにいずれかの層の鉄心片群に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、シャフトを積層鉄心の貫通孔に圧入するだけで、複数の磁石を積層鉄心の外周部に確実に固定することができる。このため、従来のように接着剤を用いたり、磁石を覆う薄肉部を設けたりする必要がない。また、突起部間に磁石を軸方向から挿入することなく磁石を固定できるため、突起部間に磁石を挿入するための余分な隙間を必要とせず、隙間を充填するための樹脂部材や接着剤を別途必要としない。そのため、磁石の特性を十分に発揮しつつ、長期にわって確実に磁石を積層鉄心に固定でき、しかも、簡易な製造工程によって磁石の固定ができるので、安価な回転電機用回転子を提供することが可能となる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における回転電機用回転子の全体を示す斜視図、図2は同回転子を軸方向から見た平面図、図3は積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図、図4は積層鉄心を構成する鉄心片の積層状態を示す斜視図である。
この実施の形態1の回転電機用回転子は、略円筒状の積層鉄心1を備え、この積層鉄心1の中心部に設けられた貫通孔2にシャフト3が挿通されている。また、積層鉄心1の外周部には周方向に沿う複数箇所(本例では6箇所)に略円弧状の磁石5が等間隔に配置され、各磁石5が後述する爪状突起部16を多数積層してなる突起部4の間に固定されている。
上記の積層鉄心1は、周方向に沿って複数に分割(本例では磁石5の数と同数の6分割)されてなる各鉄心片11a〜11fが集合されてなる略円板状の鉄心片群11を軸方向に沿って多数積層して構成されている。そして、各層の互いに隣接する上下の鉄心片は各鉄心片11a〜11fに設けたかしめ部15によって一体的に連結固定されている。したがって、各鉄心片11a〜11fは、図4に示すように、周方向において鉄心片同士が分離可能である一方、積層方向(軸方向)に沿って一体化されている。
そして、各層の鉄心片群11に含まれる6つの鉄心片11a〜11fには、互いに隣接する磁石5間に位置してその両側の磁石5に同時に当接する磁石係止用の爪状突起部16が個別に設けられている。そして、この爪状突起部16が多数積層されることで前述の突起部4が構成されている。また、6つの鉄心片11a〜11fの内の一つの鉄心片11aには挿通穴17が形成されている。そして、これらの挿通穴17の積層方向の集合によって前述の貫通孔2が構成されている。
したがって、各層の鉄心片群11に含まれる6つの鉄心片11a〜11fの内、一つの鉄心片11aが特許請求の範囲における突起部形成鉄心片と穴形成鉄心片とを兼用し、残りの5つの鉄心片11b〜11fが特許請求の範囲における突起部形成鉄心片となっている。さらに、各層の鉄心片群11は、挿通穴17を中心として周方向に沿って60度毎に位置がずれた状態で配置されている。これにより、本例では、周方向に互いに位置をずらせて配置された6層分の鉄心片群11を1単位として、これが積層方向に同じ状態で繰り返される。
次に、上記構成の回転電機用回転子において、積層鉄心1に磁石5を固定する手順について、図5を参照して説明する。
まず、積層鉄心1を6つの部分6a〜6fに分割する(以下、分割された各部を分割積層鉄心という)。この場合、分割積層鉄心6a〜6fを構成する積層方向(軸方向)の鉄心片同士は、かしめ部15によって互いに一体化されている。これにより、各分割積層鉄心6a〜6fは、互いに中心から離れる方向に引き出し可能であるため、隣接する分割積層鉄心の突起部4間の隙間を広げることができる(同図(a)参照)。
そこで、次に、このように広げられた突起部4の隙間に磁石5を配置する(同図(b)参照)。そして、各分割積層鉄心6a〜6fを中心方向に同時に押し戻すことで、各磁石5が隣接する突起部4間に隙間なく位置決めされる(同図(c)参照)。続いて、貫通孔2にシャフト3を圧入する(同図(d)参照)。これにより、6つの分割積層鉄心6a〜6fが一体化されて積層鉄心1として構成され、同時に各磁石5が突起部4間に強固に固定される(同図(e)参照)。
このように、この実施の形態1によれば、シャフト3を貫通孔2に圧入するだけで、複数の磁石5を積層鉄心1の外周部に確実に固定することができる。このため、従来のように接着剤を用いたり、磁石5を覆う薄肉部を設けたりする必要がない。また、突起部4間に磁石5を軸方向から挿入することなく磁石5を固定できるため、突起部4間に磁石5を挿入するための余分な隙間を必要とせず、隙間を充填するための樹脂部材や接着剤を別途必要としない。そのため、磁石5の特性を十分に発揮しつつ、長期にわって確実に磁石5を積層鉄心1に固定でき、しかも、簡易な製造工程によって磁石5の固定ができるので、安価な回転電機用回転子を提供することが可能となる。
なお、この実施の形態1では、積層鉄心1を構成する各層の鉄心片群11は、全て磁石5の数に対応させて6分割された鉄心片11a〜11fで構成したが、この構成に限らず、例えば図6に示すように、上から1層、3層、5層、…の各奇数層の鉄心片群11は、6分割された鉄心片11a〜11fからなるが、2層、4層、6層、…の各偶数層の鉄心片群12は、Y字形をした一つの鉄心片12aと、扇形をした3つの鉄心片12b〜12dとの4分割されたものを使用することも可能である。この構成の場合にも、図7に示すように3つの分割積層鉄心、例えば6a,6c,6eを互いに中心から離れる方向に引き出すことで、各分割積層鉄心6a〜6fの突起部4間の隙間を広げて各隙間に磁石5を装着することができる。
実施の形態2.
図8は本発明の実施の形態2における回転電機用回転子の斜視図、図9は同回転子の積層鉄心の1層分の鉄心片群を取り出して示す平面図、図10は積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図であり、図1ないし図5に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2の回転電機用回転子は、積層鉄心1を構成する各層の鉄心片群13は、実施の形態1の場合と同様に6つの鉄心片13a〜13fからなるが、互いに隣接する磁石5間に配置される爪状突起部16は、磁石5の数よりも少なく、6つの鉄心片13a〜13fの内の一つの鉄心片(本例では、穴形成鉄心片)13aのみに設けられている。そして、各層の鉄心片群13は、挿通穴17を中心として周方向に沿って60度毎に位置がずれた状態で配置されている。
このように配置することにより、図8に示すように、各々の磁石5間には積層方向に連続的に爪状突起部16が配置されず、各磁石5間には6層分につき一つの爪状突起部16が配置され、これを1単位として積層方向に同じ状態で繰り返される。
回転子側の磁石5と固定子側の図示しないティースとの対向面間の距離等、エアーギャップの幾何関係によっては、積層鉄心1の爪状突起部16に隣接する磁石5間の磁束の一部が無駄に流れる場合があり、この流れは磁石5の磁力を十分に有効に作用させない。
これに対して、この実施の形態2では、各磁石5間の軸方向の一部にのみ爪状突起部16が配置されるようになるため、磁束の無駄な流れを最小限に抑えつつ、各磁石5を確実に固定することができるという利点が得られる。
なお、この実施の形態2では、挿通穴17を形成した鉄心片13aに同時に爪状突起部16を形成しているが、この鉄心片13a以外の鉄心片13b〜13fの一つに爪状突起部16を形成してもよい。
また、この実施の形態2では、図10に示したように、各層の鉄心片群13を周方向に沿って60度毎に位置をずらして規則正しく配置したが、爪状突起部16は、磁石5を安定して固定できる数だけ互いに隣接する各磁石5間に介在されればよいので、必ずしも各層の鉄心片群13ごとに一つずつ爪状突起部16を設ける必然性はなく、互いに隣接する磁石5間に少なくとも一つ(好ましくは複数)の爪状突起部16が介在されるように、いずれかの層の鉄心片群13の内のいずれかの鉄心片に爪状突起部16を設けることが可能である。
実施の形態3.
図11は本発明の実施の形態3における回転電機用回転子の斜視図、図12はこの実施の形態3において使用される磁石5を示す斜視図であり、図8ないし図10に示した実施の形態2と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態2では、各々の磁石5間には各層ごとに爪状突起部16が配置されずに、各磁石5間の軸方向の一部にのみ爪状突起部16が配置されるようにしている。そこで、この実施の形態3では、実施の形態2のような構成を前提とした上で、図12に示すように、各磁石5の周方向の幅を広くするとともに、磁石5の周方向の両側面部に爪状突起部16に嵌合する凹部5aが形成されている。
これにより、互いに隣接する磁石5が幅広になって密接するようになるため、磁石5の有効な磁束を増やすことができ、これによってより一層特性の優れた回転電機を得ることが可能となる。
実施の形態4.
図13は本発明の実施の形態4における回転電機用回転子の積層鉄心の1層分の鉄心片群を取り出して示す平面図であり、図8ないし図10に示した実施の形態2と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態4では、実施の形態2と同様に、各層の鉄心片群13を構成する鉄心片13a〜13fの内の一つの鉄心片13aに爪状突起部16が設けられているが、本例の特徴は、この爪状突起部16の根元において鉄心片13aをU字状に切り欠いて薄肉部18が形成されており、これによって爪状突起部16が弾性をもつように構成されていることである。また、図示のように、爪状突起部16自体もU字状に一部を切り欠けば、周方向に対してさらに弾性を持たせることができる。
周方向の2つの爪状突起部16の間に確保される磁石設置空間に対して、磁石5の厚さや幅方向寸法が大きくばらついた場合、磁石5のまわりに隙間が空いたり、また、磁石5の周辺部において、爪状突起部16との接触具合によって応力が集中する場合があり、最悪、磁石5の一部が破損して脱落する恐れがある。
これに対して、この実施の形態4のように、爪状突起部16の根元を一部切り欠いて薄肉部18を形成すると、磁石5に対して爪状突起部16を弾性的に接触させることができるため、常に隙間のない状態で磁石5を固定でき、磁石5を応力集中のない状態で確実に固定することが可能となる。
なお、図13に示した構成に限らず、例えば図14に示すように、爪状突起部16の根元において鉄心片1を円弧状に一部切り欠いて薄肉部18を形成することも可能であり、同様な作用効果を奏することができる。
実施の形態5.
図15は本発明の実施の形態5における回転電機用回転子の全体を示す斜視図、図16は同回転子を軸方向から見た平面図、図17は積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図であり、図1ないし図5に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態5の特徴は、積層鉄心1の軸方向の上下端に各磁石5の軸方向端面に当接するスラスト規制部材としての鉄心片群19がそれぞれ設けられていることである。すなわち、上下の各鉄心片群19は、積層鉄心1を構成する鉄心片群11と類似した形状の6個の鉄心片19a〜19fからなり、各鉄心片19a〜19fに設けた突起部21が各磁石5の軸方向の端面に当接するように形成されている。これにより、各磁石5は周方向の移動のみならず軸方向への移動も規制されるため、積層鉄心1に対して各磁石5をより一層確実に固定することが可能となる。
なお、この実施の形態5ではスラスト規制部材として鉄心片群19を設けているが、スラスト規制部材を各磁石5の軸方向端面に当接する単純な円板や正多角形板で構成することも可能である。また、この実施の形態5の構成は、実施の形態2〜4の構成を備えたものに対しても適用可能である。
本発明は上記の各実施の形態1〜5に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の変形を加えることが可能である。例えば、上記の各実施の形態1〜5では、積層鉄心1に6個の磁石5を配置しているが、本発明はこのような磁石5の数に限定されるものではなく、複数個の磁石5を配置したものに適用することが可能である。
本発明の実施の形態1における回転電機用回転子の全体を示す斜視図である。 同回転子を軸方向から見た平面図である。 同回転子の積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図である。 同回転子の積層鉄心を構成する鉄心片の軸方向に沿った積層状態を示す斜視図である。 同回転子において、積層鉄心に磁石を固定する手順の説明図である。 本発明の実施の形態1の積層鉄心の変形例において積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図である。 図6の回転子の積層鉄心を周方向に分割した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における回転電機用回転子の斜視図である。 同回転子の積層鉄心の1層分の鉄心片群を取り出して示す平面図である。 同回転子の積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における回転電機用回転子の斜視図である。 この実施の形態3において使用される磁石を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4における回転電機用回転子の積層鉄心の1層分の鉄心片群を取り出して示す平面図である。 本発明の実施の形態4の回転電機用回転子の積層鉄心の1層分の鉄心片群の変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態5における回転電機用回転子の全体を示す斜視図である。 同回転子を軸方向から見た平面図である。 同回転子の積層鉄心を各層ごと分解した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 積層鉄心、2 貫通孔、3 シャフト、5 磁石、5a 凹部、11 鉄心片群、
11a〜11f 鉄心片、12 鉄心片群、12a〜12a 鉄心片、13 鉄心片群、
13a〜13f 鉄心片、15 かしめ部、16 爪状突起部、17 挿通穴、
18 薄肉部、19 鉄心片群(スラスト規制部材)。

Claims (5)

  1. 中心部にシャフトが貫通する貫通孔が設けられた略円筒状の積層鉄心を備え、この積層鉄心の外周部には周方向に沿って略円弧状の磁石が複数配設された回転電機用回転子において、上記積層鉄心は、周方向に沿って複数に分割されてなる鉄心片を集合した鉄心片群を軸方向に沿って多数積層して構成され、上記各鉄心片の内には、上記シャフトの挿通穴が形成された穴形成鉄心片と、互いに隣接する磁石間に位置してその両側の磁石に当接する磁石係止用の爪状突起部が形成された突起部形成鉄心片とが含まれており、上記穴形成鉄心片は、各層の鉄心片群に必ず少なくとも一つ設けられる一方、上記突起部形成鉄心片は、互いに隣接する磁石間に少なくとも一つの上記爪状突起部が介在されるようにいずれかの層の鉄心片群に設けられていることを特徴とする回転電機用回転子。
  2. 上記突起部形成鉄心片は、各層の鉄心片群内に含まれ、かつ、上記磁石の個数以下の個数分設けられていることを特徴とする請求項1記載の回転電機用回転子。
  3. 上記磁石にはその周方向の側面部に上記爪状突起部に嵌合する凹部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の回転電機用回転子。
  4. 上記爪状突起部の根元には上記鉄心片の一部を切り欠いた薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の回転電機用回転子。
  5. 上記積層鉄心の軸方向の上下端には、上記各磁石の軸方向の端面に当接するスラスト規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の回転電機用回転子。
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