JPS61179293A

JPS61179293A - 装炭制御法

Info

Publication number: JPS61179293A
Application number: JP1963785A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Higaki; 檜垣　孝広; Katsuhiro Matsuura; 松浦　勝博
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-02-04
Filing date: 1985-02-04
Publication date: 1986-08-11
Anticipated expiration: 2009-11-09
Also published as: JPH0689332B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、コークス炉装炭車から装入炭を排出して炉内
へ装入するための装炭制御法に関するものである。

（従来の技術）第３図に示すように、コークス炉１の炉頂には、室炉２
内に装入炭３を装入するための４個又はそれに近い個数
の装入口４がコークス炉炭化室毎に設けられ、又、炉頂
上には、前記装入口４と同数のホッパー５を備えた装炭
車６がコークス炉長子方゛向に移動可能に配置されてい
る。

装炭車６の各ホッパー５から装入炭３を装入口４を通し
て室炉２内に装入する場合、第３図に示す状態で装炭を
完了する必要があるが、装炭に際してホッパー内詰まり
、装入口詰まり、又は第４図に示す棚吊り詰まりが随時
発生する。

ホッパー内詰まりは、装入炭３がホッパー５内中、上部
に残って装入口４に落ちない現象であり、装入炭の湿度
が高くて装入炭が粘性で塊り状に固まることによって発
生するものである。

このホッパー内詰まりは、人力又は機械式にホッパー５
を揺動させることで解消されている。

装入口詰まりは、装入炭３がホッパー５からの落下過程
で装入口４内に滞留し、これが増大することで室炉２内
に落ちなくなる現象で、装入炭の落下速度が装入口４で
変化することにより発生するものである。この装入口詰
まりも、装入炭の湿度による粘性が発生の大きな要因を
占めている。装入口詰まりは、人力又は機械式に装入口
４から滞留した装入炭を落下させることで解消されてい
る。

棚吊り詰まりは、装入炭３が室炉２内から装入口４を通
してホッパー５までつながる現象で、装入炭の湿度の違
いで各ホッパー５の排出量（装入炭重量７秒）に違いが
出て、室炉２内へ早く装炭された側の石炭が遅く装炭さ
れて積層頂点レベルの低い側へ流れ込むことで排出量の
遅いホッパー５内に装入炭３を残しなから装炭できなく
なることによって発生するものである。

この棚吊り詰まりは、コークス押出機に対して均し指示
を与えてレベラロツド全室炉２内、へ通すことにより解
消されている。

上記の炭詰まり（ホッパー内詰まり、装入口詰まり、棚
吊り詰まり）が発生すると、その解消までの間装炭車は
高温の炉内ガスに晒されて焼損するおそれがあるため、
従来では、炭詰まりの予防策として次のような装炭法が
採られていた。

（１）ホッパーの開閉を個別操作手動運転方式で行ない
、運転手順を操作員の技量に任かせる方法。

（２）各ホッパーの装入切出し開始をタイマーで区分す
るいわばシーケンシャルチャージ法。

（３）各ホッパー量を各装入口毎の理想的な装炭量に合
わせる方法。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、前記従来の装炭法では、いずれも装入炭の湿度
が炭詰まりの原因であると把握していないため、炭詰ま
りの発生を確実に予防できず、炭詰まりが発生すると（
特に雨天時）、その都度装炭車操作員・炉頂作業員は、
適確な処置で重大事故とならないよう、悪条件のもと復
旧努力をしていた。

又、従来の装炭法は、−見、炭詰まりの３状態の内、棚
吊り詰まりの有効な対応策となりうるようであるが、し
かし次のような不具合を生じる。

つまり、（１）の方法では、ホッパー操作員の運転技量
で炭詰まりの頻度が決まってしまう。熟練技術を要する
ことは悪条件下よりの肉体労働の開放という省力化指向
に反するものである。

（２）の方法では、装入炭の湿度により各ホッパーから
の切出し速度に違いがでるので、各ホツノ（−の装入排
出開始を区分できない。

（３）の方法では、装入車の制限寸法から理想的なホッ
パー量を設計できず、近似的な配列、配量とならざるを
得ない。これをホッパー配分の不備としてとらえて均し
作業で対応することもできるが、コークス押出機の均し
装置をその使用目的から外れて使用することになり、又
、コークス炉全体操業の流れを乱すことになる。

本発明は、前記従来の問題点を一挙に解決するためにな
されたもので、炭詰まりの３状態（棚吊り詰まり等）の
すべての解消に有効な装炭制御法を提供することを目的
とする。

（問題点を解決するための手段）本発明の装炭制御法は、装炭車のホッパー出口に設けら
れた排出ゲート部の開度調節により装入炭の排出量を制
御する装炭制御法であり、装入炭の湿度を検出し、その
検出値で求まる装入炭の安息角と流動係数でそれぞれに
対応した炉内石炭積層に関する均等装入排出量と装入口
で装入炭が滞留しない最大排出量とを求め、その小さい
値の方で標準の排出量制御パターンを補正した後、この
補正された排出量制御パターンで前記排出量を制御する
。かかる排出量制御を各ホッパーごとに個別に行なうこ
とにより、各ホッパーからの装入炭が装入口内を滞留す
ることなく通過するようにしたことを特徴とする。

（実施例）以下その詳細を第１図及び第２図により説明する。

第１図は本発明実施用装置の一例を示す。

同図中１はコークス炉、２は装入炭３が装入される室炉
、４は該室炉２の装入口である。５はホッパー、６は装
炭車である。７は演算装置、８は該装置７に接続された
動力制御装置、９は該装置８に接続された排出駆動装置
で、いずれも装炭車６に設けられている。１０はホッパ
ー５の出口に設けられ、かつ排出駆動装置９に連結され
た排出ゲートで、該排出ゲー）　１０の回動によりホッ
パー出口開度を調節できる構成となっている。１１は装
入炭３の湿度を検出する湿度検出器で、ホッパー５に設
置されるか、又は地上側の石炭塔や石炭配合室等に設置
されており、前記演算装置７に通信装置等を介して接続
されている。

第２図は演算装置７による装入口詰まり予防の制御フロ
ーを示す。

前記演算装置７には、動力制御装置８を介して切出ゲー
ト１０を回動させてホッパー出口開度を調節することに
よって一定湿度の装入炭３の排出量（重量７秒）を制御
するための標準の排出量制御パターンＡと、装入炭３の
湿度に対応した安息角及び流動係数と、安息角に対応し
た炉内石炭積層に関する均等装入排出量Ｐ及び流動係数
に対応した、装入口４で装入炭３が滞留しない最大の排
出量Ｑと、両排出量ｐ＋Ｑに対応した排出量補正パター
ンＢとが予め入力されている。装入炭３の湿度が湿度検
出器１１により検出され、その検出信号が演算装置７に
入力されて、この入力した装入炭３の湿度が排出量パタ
ーンＡをとるときの湿度と異なるとき、該湿度に対応し
た安息角及び流動係数が求められ、次いでこれらにそれ
ぞれ対応した排出量Ｐ＋Ｑが求められて比較され、その
小さい値の方で標準パターンＡが補正される。具体的に
は、排出量補正パターンＢが求められ、この補正パター
ンＢと前記標準パターンＡとが合成される。このため、
この合成パターンＣに従い動力制御装置８に制御信号が
出力されることにより、各ホッパー５ごとに個別に装入
炭の排出量が制御されると、装入炭３は装入口４で滞留
せずに室炉２内に装入されることになる。

尚、第１図に示す如く、各ホッパー５ごとに個別に秤量
器１２を設けると共に、装炭車６に、該秤量器１２がそ
れぞれ接続された落下量変化演算器１３を設け、秤量器
１２によりホッパー５内残炭量を連続的に検出し、その
検出信号が入力される落下量変化演算器１３により残炭
量の変化を判断し、変化がない場合をホッパー内詰まり
と評価してホッパー５に付属された揺動機を運転すれば
、ホッパー内詰まりの検出・解消が無人で確実に行なえ
る。また、第３図に示すように、秤量器１２が接続され
、かつ図示しない湿度検出器１１が接続された炉内装入
炭量演算器１４を装炭車６に設け、該演算器１４により
、装入炭３の湿度で求まる安息角と（ホッパー初期量−
残炭量）で各ホッパー５ごとに求まる炉内実装炭量とか
ら室ｆ２内の石炭の積層度合いをシュミレーションし、
そこで積層頂点のレベルを評画し、これと残炭量から硼
吊り詰まりを予測する。棚吊り詰まりが予測される場合
、最も積層頂点レベルの高い装入口４に対応したホッパ
ー５の排出ゲート部を絞って装入炭３の排出量を少くず
れば、装入口詰まり、棚吊り詰まりの予防が無人で確実
にできる。この処理そのものは演算装置７又は動力制御
装置８に排出量の減指令を与えることで可能である。

（発明の効果）以上の通り本発明は、装入口詰まりを装入炭の湿度の問
題であることに着目して装入炭の湿度を検出し、その検
出値で装入炭の安息角及び流動係数を求め、これらに蒸
いて谷ホッパーからの装入炭排出量を求めて制御するの
で、装入口詰まりを確実に予防でき、従って装入口詰ま
り、ホッパー内詰まり及び棚吊り詰まりを解消及び／又
は予防することができることと相俟って装炭作業の無人
化、自動化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施用装置を備えた装炭車とコークス炉
とを装炭作業時の状態で示す概要図、第２図は同装置中
の演算装置による装入口詰まり予防の制御フロー図、第
３図、第４図は正常な装炭完了状態と棚吊り詰まり状態
を示す断面図である。１・・・コークス炉、２・・・室炉、３・・・装入炭、
４・・・装入口、５・・・ホッパー、６・・・装炭車、
７°°。演算装置、８・・・動力制御装置、９・・・排出駆動装
置、１０・・・排出ゲート、１１・・・湿度検出器、１
２・・・秤量器、１３・・・落下量演算器６第１図手続補正書１．事件の表示　２ρ−ｔ−／ｆＫ３つ昭和６０年２月
４日提出の特許願（１）２、発　明　の名称装炭制御法３、補正をする者事件との関係　　特許出願人０７　　（２釦）住友重機械工業株式会社氏名４、復代理人イブ５、補正命令の日付　　自発補正昭和　　　年　　　月　　　日　（発送日）６、補正に
より増加する発明の数７、補正の対象　明細書８、補正の内容　　別紙の通り′ １）明細書の特許請求の範囲の欄を次の通り訂正する。「　装炭車のホッパー出口に設けられた排出ゲート部の
開度調節により装入炭の排出量を制御する装炭制御法で
あり、装入炭の湿度な検出し、その検出値で求まる装入
炭の安息角と流動係数でそれぞれ対応した炉内石炭積層
に関する均等装入排出量と装入口で装入炭が滞留しない
最大排出量とを求め、その小さい値の方で標準の排出量
制御パターンを補正し、この補正された排出量制御パタ
ーンで前記排出量を制御することを特徴とする装炭制御
法。」２）明細書第６頁第１１行目〜第１２行目ケ次の
通り訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）装炭車のホッパー出口に設けられた排出ゲート部
の開度調節により装入炭の排出量を制御する装炭制御法
であり、装入炭の湿度を検出し、その検出値で求まる装
入炭の安息角と流動係数でそれぞれ対応した炉内石炭積
層に関する均等装入排出量と装入口で装入炭が滞留しな
い最大排出量とを求め、その小さい値の方で標準の排出
量制御パターンを補正し、この補正された排出量制御パ
ターンで前記排出量を制御する。かかる排出量制御を各
ホッパー個別に行なうことを特徴とする装炭制御法。